3代目フィットの内装(2017年6月マイナーチェンジモデル)
このページでは、2017年6月30日のマイナーチェンジで改良された3代目フィットの内装を紹介します。3代目フィットは2020年1月をもって生産終了となっており、現在は中古車市場のみでの入手となります。国内コンパクトカーの代表格として長年愛され続けた3代目フィットは、2001年の登場直後に33年間トヨタのカローラが守り続けた年間販売台数1位の座を奪取。2013年3月末時点では200万台の累計販売台数を記録し、ホンダ車最速の記録を樹立しました。
3代目フィットのシートは5種類+オプション1種類の全6種類
3代目フィットの内装は標準装備の5種類のシートと、オプション設定のブラック×ブラウン1種類を合わせた計6種類を用意。ベーシックなブラック、オレンジアクセントのコンビシートなど、シートの種類ごとに全く違う雰囲気を楽しめるのが特徴です。
ブラックはフィットのベーシックなシート
13G・F/13G・L Honda SENSING/13G・S Honda SENSINGグレードに採用されるシンプルなファブリックのブラックシートです。飽きのこないデザインで、性別・年代を問わず幅広いユーザーに合うカラーに仕立てられています。
手触りの良い柔らかい素材で長時間のドライブでも疲れにくく、通気性も優れているためムレる心配も少ないシートです。
ブラック(コンビシート)は縦ラインのデザインがオシャレなシート
HYBRID・L Honda SENSING/15XL・Honda SENSINGグレードに採用されるコンビシートは、背面・座面中央部にブラックのファブリック、側面にプライムスムースを組み合わせた構成です。縦に流れる線状のファブリックデザインが特徴的です。
サイドのプライムスムースが良いアクセントとなり、高級感と滑らかな触り心地が長時間のドライビングをサポートします。
ブラック×オレンジラインはフィットRS専用に用意された特別なシート
RS Honda SENSINGグレード専用のシートで、ブラックのファブリックにオレンジのステッチが入るスポーティなデザインです。走る楽しさを感じさせる配色ながら上品さも兼ね備え、内装のアクセントとして人気のシートです。
座面と背面はファブリックを使用しているため、スポーティな運転時のシートの滑りも少なく快適です。
ニュアンスブラックはブラウンにも見える個性的なシート
HYBRID/HYBRID・Fのグレードに採用される織物長の柄を活かしたブラックのファブリックシートです。遠くから見るとブラウンにも見える個性的な仕上がりで、ハイブリッド仕様車専用の特別感を演出しています。
繊細な折り目は高級車のような佇まいで、ハイブリッドの静かな走りとマッチした上質な雰囲気をつくり出しています。
ブラック×グレーラインは高級感のあるシート
HYBRID S Honda SENSINGグレードに採用されるシートで、ブラックのファブリックにグレーのラインがアクセントとなっています。ハイブリッド最上級グレードにふさわしい高級感と座り心地を備えた先進的なシートです。
座面・背面だけでなくサイドの張り出し部にもグレーのラインが入り、シティユースにぴったりのクールな仕上がりです。
落ち着いた特別感があるプレミアムブラウン・インテリア(オプション)
HYBRID・L Honda SENSING/15XL・Honda SENSINGグレードにオプション設定されていたのが「プレミアムブラウン・インテリア」です。ウルトラスエードとブラウンのプライムスムースを組み合わせたシートで、ステアリングやドアパネルなども特別仕様に変更されるパッケージオプションでした。3代目フィットは現在生産終了のため、新車でのオプション選択はできません。
フィットの室内の広さの秘密はホンダ独自の「センタータンクレイアウト」
ホンダのフィットが大ヒットした要因のひとつが室内の広さです。ホンダはこの技術を「センタータンクレイアウト」として特許を取得しています。通常は後席の下にある燃料タンクを前席の下に移動させることで、室内長1,935mm・室内幅1,450mm・室内高1,280mmという驚きの広さを実現しています。
| スイフト | マツダ2(旧デミオ) | ヤリス(旧ヴィッツ) | フィット | |
|---|---|---|---|---|
| 室内長 | 1,910mm | 1,805mm | 1,920mm | 1,935mm |
| 室内幅 | 1,425mm | 1,445mm | 1,390mm | 1,450mm |
| 室内高 | 1,225mm | 1,210mm | 1,240mm | 1,280mm |
※デミオは現行MAZDA2、ヴィッツは現行ヤリスに車名変更されています。数値は3代目フィット発売当時のものです。
広い室内を活かした3代目フィットの4つのシートアレンジ
センタータンクレイアウトで広い室内を確保した3代目フィットは、シートアレンジも豊富に用意されていました。キャンプ・旅行・日常の買い物など用途に合わせて使い分けることで、コンパクトカーらしからぬ積載量を発揮します。なお、4代目フィットも同様のシートアレンジ(ユーティリティモード・ロングモード・トールモード)を採用しています。
自転車も載せられるファミリーユースに嬉しいユーティリティー・モード
後席を畳むことでラゲッジルームと一体となるユーティリティー・モードは、高さ82cm・長さ160cmの自転車も楽々積めるほどの広大な容量が特徴です。テントや寝袋など多くの荷物を積むキャンプシーンでも活躍します。
長尺荷物の持ち運びに便利なロング・モード
助手席と助手席後部を倒すことで248cmの長さを確保できるロング・モードになります。スキーやスノーボード、サーフボードなどアウトドア用品の積載に便利なシートアレンジです。
高さのある荷物も載せられるトール・モード
後席を跳ね上げると高さ128cmのトール・モードになります。背の高い植物や機材も難なく積め、左右独立して跳ね上げられるため、片側をトール・モード、もう片側をロング・モードにするなど組み合わせも可能です。ファミリーでの使用時は子どもの着替えスペースとしても活用できます。
ドライブ中の休憩や車中泊にも便利なリフレッシュ・モード
前席のヘッドレストを倒すことで後席と一体となるリフレッシュ・モードです。ドライブ中の休憩や車中泊にも便利で、後席はリクライニング機能付きなので快適な姿勢に調整できます。
収納の多さもフィットの魅力
フィットはコンパクトカーでありながらミニバン並みの豊富な収納スペースを備えており、ファミリーカーとしての実用性も高い点が魅力です。普段の外出だけでなく旅行や長距離ドライブでも活躍します。
使いやすい工夫があるフィットのセンターコンソール
小物だけでなくノートなどの長物も収納できるセンターコンソールは、ドライバーからも助手席からも使いやすい設計が特徴です。
ドリンク収納にぴったりのフロントコンソールボックス
シフトノブ前のフロントコンソールはドリンクが2つ入る仕様で、さらに前方に小物用の収納スペースも備えています。
大きめの書類を収納する助手席のグローブボックス
助手席前面には横幅のあるグローブボックスを装備。長めの書類も格納でき、車検証入れなどの収納に困りません。
スマートフォンやドリンクを固定できるドリンクホルダー
フロントの送風口にはスマホやドリンクを固定できるホルダーがあります。日常的に使うスマートフォンの置き場所に便利な装備です。
フィットをファミリーカーにする方も嬉しいドアポケット・ボトルホルダー
フロントのドアには収納ポケットとボトルホルダーを装備。ドリンクホルダーが充実しているため、ファミリーでの使用にも十分対応できます。
書類を入れるのに便利な収納力十分のシートバックポケット
助手席背面にはバックポケットがあり、少量の書類やパンフレットなどを収納できます。2024年9月の一部改良では全グレードに助手席シートバックポケットが標準装備化されています(4代目フィット)。
フィットにはハンガーをかけられるコートフックを装備
後席右側にはハンガーをかけられるフックを装備。着替えやジャケットの収納に役立つ実用的な装備です。
収納力の高いラゲッジルームアンダーポケット
ラゲッジルームの床下にも収納が備わっており、グレードによって仕様が異なりますが、どのグレードも十分な収納力を持っています。
洗練された使いやすいフィットのドライビングコンソール
フィットのドライビングコンソールは誰が使っても直感的に操作できる使いやすさを追求しています。コックピットのメーター類はシンプルで視認性が高く、初めて運転する方でも迷わない設計です。
エアコンの送風にはプラズマクラスターを装備し、快適な車内環境をサポートします。
寒い日も快適なシートヒーターはドライバー席・助手席の両方に装備されており、同乗者にも配慮した設計です。
ワンタッチでエンジンを始動できるパワースイッチも装備。必要十分な機能をしっかり備えたコンパクトカーです。
フィットはコストパフォーマンスの高い1台
コンパクトカーは装備が少なく内装もシンプルというイメージを持たれることがありますが、フィットはグレードごとに個性的なシートを用意し、高い質感を実現しています。現行4代目フィットは2024年9月の一部改良でオートリトラミラー・全席オートパワーウィンドウなど利便性の高い装備が全グレード標準化され、コストパフォーマンスはさらに向上しています。広い室内・豊富な収納・充実した安全装備と、ファミリーカーとしても十分な実力を持つ1台です。
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