ホンダ・レジェンドの内装の特徴は?頂点に立つプレミアムカーならではの装備やデザイン
ホンダ・レジェンド(Legend)は1985年に登場して以来、Honda車のフラグシップカーとして君臨してきた4ドアセダンの高級車です(2代目までは2ドアハードトップクーペとして販売)。なお、5代目レジェンドは2022年1月に販売終了しており、現在は中古車市場のみでの入手となります。後継モデルは設定されていません。
2018年2月のマイナーチェンジでレジェンドの内装デザインは外装とともに刷新され、よりプレミアム感の高いインテリアへと進化しました。先進安全システム「Honda SENSING(ホンダ センシング)」の機能拡充も実施されています。本記事では5代目レジェンド後期型の内装を、コックピット・シート・ラゲッジルーム・収納・安全機能・オーディオなどの観点から詳しく解説します。
HONDAレジェンドのコックピットは先進装備が充実した機能美あふれる空間
質感の高さにとことんこだわったレジェンドのコックピット内装
ホンダのレジェンドはHybrid EXのみのモノグレード構成です。コックピットは先進セダンにふさわしい機能的で美しいディテールが随所に盛り込まれており、乗り込むたびに所有感を高めてくれます。

インパネガーニッシュも高級感あふれるデザインでエレクトリックギアセレクターは操作性も高い
レジェンドのエレクトリックギアセレクターは「P・N・Dのスイッチは押す」「Rのスイッチは引く」など、人間の直感に沿った操作設計により指一本でのスムーズなシフト操作を実現しています。

スポーティな走り味が楽しめるSPORTモードスイッチとパドルシフト
SPORTモードスイッチを設定すれば、レスポンスの良い爽快な走り味が楽しめます。MT車のようなダイレクトなシフトチェンジを可能にするパドルシフトも搭載されており、走りへの集中を高めます。


メーター機器類はグラフィカルにわかりやすく多彩な情報をドライバーに伝える
視認性に優れた2眼メーターとマルチインフォメーションディスプレイが、安全運転をしっかりサポートします。ドライバー席正面にはヘッドアップディスプレイを配置しており、少ない視線移動で走行中に必要な情報を把握できます。
何らかの危険を感知した際には振動で危険を伝えるリアクティブフォースペダル
リアクティブフォースペダルは走行情報をペダルの反力でドライバーに伝え、危険を感知した際には振動で警告し衝突回避操作を促します。クルーズ中はペダルの踏み過ぎを抑えてエコな運転にも貢献する実用的な機能です。
スマホ感覚で操作が可能なタッチパネル式オンデマンド・マルチユース・ディスプレイ
7インチの高精細タッチパネル式オンデマンド・マルチユース・ディスプレイで、オーディオやエアコンを直感的に操作できます。エアコン設定は2モード登録でき、乗る人によって快適な室内環境を即座に切り替え可能です。またグローブボックスやトランクをパスワードでロックするバレットモード設定や、目的地・電話番号を素早く呼び出せるショートカット機能も搭載されています。
スムーズで快適なドライブをアシストするHondaインターナビ
Hondaインターナビは専用通信機器を介し、インターナビ・プレミアムクラブの情報を通信費無料で利用できるリンクアップフリーに対応しています。高精度な渋滞予測でスムーズなドライブをアシストしました。
レジェンドのシートは全4色の本革仕様!ベンチレーションや8ウェイパワーシートも標準装備

レジェンドのプレミアムブラックのシートインテリア
レジェンドのディープブラウンのシートインテリア
レジェンドのグレーストーンのシートインテリア
レジェンドのシーコースト・アイボリーのシートインテリア
シートカラーはプレミアムブラック・ディープブラウン・グレーストーン・シーコースト・アイボリーの4タイプが設定されていました。インテリアシートには手に吸い付くような触り心地の本革素材を採用し、運転席と助手席にはシートの通気性を高めるベンチレーション機能も搭載されています。梅雨時や夏場の蒸れを抑え、快適なドライブをサポートします。
インパネ・センターコンソールのガーニッシュ・ドア周りには、各インテリアカラーにマッチした木目調パネルが採用され、統一感のある洗練されたデザインとなっています。ルーフ色もプレミアムブラックとディープブラウンはブラック、グレーストーンはグレー、シーコースト・アイボリーはアイボリーとシートカラーに対応した設定です。

レジェンドに標準装備される8ウェイパワーシートとドライビングポジション・メモリー
運転席と助手席にはそれぞれ8ウェイパワーシートを標準装備しており、シートの高さ・リクライニング角度・スライド量を電動でコントロールできます。運転席には2名分のドライビングポジションを記憶できるドライビングポジション・メモリーも付いており、複数人で乗り回す場合にも即座に最適なポジションへ戻せます。
プレミアムな空間が広がるレジェンドのリヤシートは大切なゲストを丁寧にもてなしてくれる
後部座席はゆったりとした室内空間が広がり、足を組んでも窮屈さを感じないゆとりある設計です。大切なゲストを温かくもてなせるプレミアムな居住空間が魅力のひとつです。
リクライニングとスライドの操作はドライバー席やリヤシート側からも可能
助手席にはドライバー席やリヤシート側からシートのリクライニング・スライド操作を行えるリモートコントロールスイッチが装備されており、後席に座ったまま助手席を前方へ倒してくつろぐことも可能です。
ホンダレジェンドのラゲッジルームは414Lの荷室容量でゴルフバッグも積載可能

積載力のあるレジェンドの荷室容量は414Lを確保している
荷室容量は414Lで、大きなゴルフバッグも問題なく積載可能です。床下にはトランクアンダーボックスを備えており、工具や細かな小物の収納にも対応しています。パワートランクを標準装備しているため、スイッチ一つでトランクリッドを自動で閉じることができ、荷物で手がふさがっている際や力の弱い方にも便利です。
車内の居住性を妨げないレジェンドの便利な収納ポイント
サングラスボックスはドライバーも同乗者も取り出しやすい位置に設置
ルームミラー上部にはサングラスボックスを設置しており、運転席からも助手席からも手が届きやすい位置にあります。
グローブボックスはLEDライトと電気式ロックリリース付き
グローブボックスにはLEDライトと電気式ロックリリースを採用しており、夜間の探し物や貴重品の管理にも安心して活用できます。


レジェンドにはセンターコンソール付近の収納装備もしっかり備えられている
センターコンソール部分にはセンターホルダー・ドリンクホルダー・アームレスト付きスリーアクセスコンソールが設置されており、フロント席での使い勝手を高めています。


リヤシートにもドリンクホルダーやシートバックポケット、コンソールボックスを配置
後部座席にはリヤ用ドリンクホルダー・運転席および助手席シートバックポケットが装備されており、後席の同乗者もゆったりと過ごせる収納環境が整っています。コンソールボックスには細かな小物類の収納が可能です。
レジェンドは先進安全システム「ホンダ・センシング」を標準装備しセーフティサポートカーSワイドに認定
独自の先進安全システム「ホンダ・センシング」を標準装備し高い安全性能を有するレジェンド
レジェンドHybrid EXは、政府が普及を推進するセーフティサポートカーSワイドに該当します。ミリ波レーダーと単眼カメラを組み合わせた「ホンダ・センシング」を標準搭載し、以下の10の安全機能を有しています。
- 衝突軽減ブレーキ(CMBS)
- 誤発進抑制機能
- 歩行者事故低減ステアリング
- 路外逸脱抑制機能
- 車線維持支援システム(LKAS)
- 標識認識機能
- 先行車発進お知らせ機能
- アダプティブ・クルーズ・コントロール(ACC)
- オートハイビーム
- 後方誤発進抑制機能
その他、衝突リスクを感知してシートベルトを引き込むE-プリテンショナーやエアバッグシステムも採用されており、予防安全・衝突安全の両面からドライバーと同乗者を守る設計となっています。
世界的オーディオブランドKrell(クレル)と共同開発したサウンドシステムを標準装備

米国の有名オーディオブランド「クレル」と共同開発したシステムを採用
Krellはアメリカの世界屈指のオーディオメーカーです。レジェンドにはKrellと共同開発したオーディオシステムを標準搭載しており、0.01dB単位でのイコライジングによってコンサート会場のような臨場感あふれるシャープでクリアな音質を車内で再現します。フラグシップセダンならではの贅沢な音響体験です。
ホンダのフラグシップカー レジェンドの内装は特別感に満ちたラグジュアリーかつ実用的なデザイン

5代目ホンダ・レジェンドの内装は、本革シートや木目調パネルなど高品質な素材を随所に採用し、シンプルでありながら品格を備えたフラグシップセダンにふさわしいデザインに仕上げられていました。コックピットはスポーティな走り味が楽しめるパドルシフトやSPORTモードスイッチを有しつつ、リアクティブフォースペダルやヘッドアップディスプレイなど実用的な先進機能も充実。ホンダ・センシングの標準装備による高い安全性能と、Krellとのコラボレーションによる上質なオーディオ体験が、ほかのセダンとは一線を画す魅力を生み出していました。
ホンダ・レジェンドは2022年1月に販売終了し、日本国内のホンダブランドから大型高級セダンが姿を消しました。現在は中古車市場での入手のみとなりますが、完成度の高い乗り味とラグジュアリーな内装は今なお高く評価されており、コレクターズアイテムとしての価値も高まっています。




















