スバルがエクシーガ・クロスオーバー7の後継モデルを開発中?アセントとフォレスターの中間モデル
スバルはエクシーガ・クロスオーバー7の生産・販売を2018年に終了しましたが、フォレスターより大きく北米で販売されているアセントより小さいボディサイズの7人乗りSUVを開発しているという噂があります。フォレスターより大きくアセントより小さいサイズのSUVといえば、レガシィアウトバックがありますがステーションワゴンも兼ねている5人乗りのため追加モデルではないと考えます。
エクシーガの販売が終わったため2018年の時点でスバルには3列シート7人乗りのファミリーカーがありません。北米ではアセントが販売されていますが、全長は5メートル・全幅が1.93メートルある大きさでは日本の道路では大きすぎる場所も多々あります。
そのため、エクシーガ・クロスオーバー7の後継モデルとしてレガシィアウトバックサイズの3列シート7人乗りSUVを開発しているものと考えます。そこで、ボディサイズや搭載エンジンなどを予想しました。クロスオーバー7の後継モデルはどのような車となるのかチェックしてみましょう。
新型エクシーガはSUVとなりアセントとフォレスターの中間サイズ
新型として開発の噂があるエクシーガの後継モデルは、北米で展開しているアセントとフォレスターの中間サイズで3列シートの7人乗りSUVになると噂されています。フォレスターよりも大きいサイズといえば、全長4.82mのレガシィアウトバックがありますが、それよりもひと回り小さいサイズでクロスオーバー7と同様のサイズ感になると考えます。
新型エクシーガ | アセント | フォレスター | |
---|---|---|---|
全長 | 4,750mm | 5,000mm | 4,625mm |
全幅 | 1,850mm | 1,930mm | 1,815mm |
全高 | 1,750mm | 1,820mm | 1,715mm |
新しくなるエクシーガ・クロスオーバー7は、アセントよりも小さくフォレスターよりも大きいと噂されていて、販売終了になったクロスオーバー7のボディサイズに似た感じになると考えます。クロスオーバー7ではヘッドライトが旧型のデザインですが、アウトバックやフォレスターのようにデイタイムランニングライトが外側を囲ったデザインになるでしょう。
新型エクシーガのシートは、2:2:3のセカンドシートをキャプテンシートとしてサードシートをベンチシートとする7人乗りを採用すると考えていて、セカンドシート同士の真ん中に空間があるためサードシートへのアクセスもしやすくなります。
エクシーガの後継モデルには2.4Lの直噴エンジンのFA24が搭載される可能性もある
エクシーガ・クロスオーバー7の後継モデルの搭載エンジンは北米のアセントに積まれているFA24エンジンを採用する可能性もあります。エクシーガに搭載されていたエンジンはFB25ですが、排気量は下がっていますがターボが装備されているためフル乗車してもパワフルな走行性能を持ちます。
型式 | FA24 |
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種類 | 水平対向4気筒直噴ターボ |
排気量 | 2,387cc |
最高出力 | 193kW/5,600rpm |
最大トルク | 375Nm/2,000~4,800rpm |
エクシーガ・クロスオーバー7が搭載していたFB25型と比べると、出力は50kW・トルクは150Nmほど向上しています。FB25エンジンはレガシィアウトバックのほかにも国外向けフォレスターに搭載されていて、エクシーガ後継モデルはアウトバックよりも小さいモデルですので、FB25型も続投される可能性もあります。
クロスオーバーモデルもあるエクシーガのモデルチェンジ遍歴
エクシーガはスバルが販売していた乗用車で、のちにクロスオーバーSUVタイプも登場したモデルです。これまで7人乗りの車種は他社からOEM供給を受けていましたが、多人数乗りの乗用車を自車開発したのがエクシーガです。
エクシーガ YA型/2008年~2018年
2008年6月、「7シーターパノラマツーリング」をコンセプトに、エクシーガが販売を開始しました。スバル車には珍しくMT設定がありません。「シアターレイアウト」を採用し、3列目シートに行くにしたがって座席が高くなり、前席での見晴らしを良くしています。
2009年9月、マイナーチェンジで走行性能と環境性能を大幅に向上。先進運転システムの「EyeSight」を搭載した「2.0GT EyeSight」を新たに設定。同時に特別仕様車「2.0i S-style」を発売。10月、限定300台の特別仕様車「2.0GT tuned by STI」を発表。11月には「リバティ・エクシーガ」としてオーストラリアで販売を開始。グレードは「2.5i」と「2.5i Premium」の2グレード設定です。12月、新グレードの「2.5i-S」「2.5i-Sアルカンターラセレクション」を追加。EJ25型エンジンを搭載しています。
2010年5月には2.0Lターボ車を、8月にはCタイプを一部改良。12月、スポーティな質感の特別仕様車「2.0i-S LIMITED」、上質感を高めた仕様の「2.0GT LIMITED」を発売。
2011年6月、マイナーチェンジを実施。フロントフェイスや内装を変更してスポーティ感が増したモデルになりました。グレード体系も変更となり、「2.0i」「2.0i-S」「2.5i-S」「2.0GT」「2.0GT EyeSight」、アルカンターラセレクションの「2.5i-S」「2.0GT」となりました。12月には充実仕様の特別仕様車「2.0i-S Advantage Line」・「2.5i-S Advantage Line」を発売。
2012年7月、マイナーチェンジを実施し、燃費性能が向上しました。「EyeSight」はバージョン2になり、「i-S」とターボ車「2.0GT」を廃止し、「2.0i-L」を復活。アルカンターラセレクションは「2.5i EyeSight」「2.0GT EyeSight」の設定になりました。併せて300台限定の「tS」を発売。9月、特別仕様車「2.5i spec.B EyeSight」を発表。12月、「2.0i」と「2.0i-L」の生産を終了。
2013年8月、一部改良でインテリアカラーの仕様変更と共に、特別仕様車「2.5i EyeSight S Package」を発売。
2014年7月、一部改良で仕様向上と2.5L車のグレードを「2.5i EyeSight」と「2.5i spec.B EyeSight」に集約。同時に特別仕様車「AIRBREAK」を発表。
2015年4月、販売を終了します。
2015年4月、エクシーガクロスオーバー7を発売し、ミニバンからクロスオーバーSUVへと転換しました。SUVらしい力強さを表現したスタイルで、「2.5i EyeSight」のみのモノグレード展開となりました。12月には特別仕様車「Modern Style」を発表、翌年1月に販売を開始。
2016年10月、「スバル・1000」の発売50周年記念第5弾の特別仕様車「Active Style」を発売。専用撥水ファブリックと合成皮革シートや、インパネ加飾に丹&ブラックレザー調素材などを採用。
2017年3月、一部改良でボディカラーの入れ替えが実施されました。併せて特別仕様車「X-BREAK」を発表。
2018年3月、販売を終了しました。
エクシーガのモデル | 販売年表 |
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YA型 | 2008年~2018年 |