おすすめのエンジンオイル

エンジンオイルの選び方とおすすめ23選、粘度と規格の見方も解説

エネオス・カストロール・モービルなどの石油メーカーから、トヨタ・ホンダ・日産などの純正オイルまで23製品を化学合成・部分合成・鉱物油のクラス別に紹介。ディーゼル専用オイルやDPF対応の選び方も解説します。

エンジンオイル23選!化学合成・部分合成・鉱物油クラスごとのおすすめブランドを紹介

エンジンオイルには化学合成油(全合成油)・部分合成油・鉱物油の3種類があり、それぞれ性能と価格が異なります。各メーカーや車種ごとにエンジンオイルの交換時期が定められていますが、どのオイルを選べばいいか迷う方も多いでしょう。

カー用品店にはトヨタ・ホンダ・日産などの純正オイルのほか、エネオスやシェル・モービルなどの石油メーカー、カストロールやワコーズなどのケミカルメーカーから多くの製品がラインナップしています。

化学合成油は性能が高い分コストも高め、鉱物油は必要十分な性能でリーズナブルというように、クラスごとに特徴が異なります。自分の車に合うオイルは、車の取扱説明書に純正オイルの品番や推奨粘度(例:0W-20など)が記載されているので、まずそちらを確認しましょう。

エンジンオイルの粘度表記の読み方|0W-20の数字は何を意味するのか

オイル選びでまず押さえたいのが粘度表記です。「0W-20」の「W」はWinter(冬)の頭文字で、前の数字が低温時の流動性、後ろの数字が高温時の粘り強さを表します。

前の数字は小さいほど低温で固まりにくく、エンジン始動時の抵抗が減ります。0Wと5Wでは、氷点下での始動性に差が出るため、寒冷地では0Wが選ばれる傾向があります。後ろの数字は大きいほど高温時に油膜が厚くなり、高回転や高負荷での保護性能が高まります。ただし粘り気が増すぶん、抵抗も大きくなって燃費には不利に働きます。

粘度表記の読み方

  • 前の数字(0W・5W・10Wなど):小さいほど低温での始動性が良い
  • 後ろの数字(16・20・30・40など):大きいほど高温時の油膜が強い
  • 0W-16や0W-20:省燃費を重視した最近のエコカー向け
  • 5W-30や10W-30:幅広い車種で使える標準的な粘度
  • 5W-40や10W-50:高出力エンジンやスポーツ走行向け

迷ったときの基準は単純で、取扱説明書に書かれた指定粘度を選べば問題ありません。指定より硬いオイルを入れると燃費が落ち、始動時の抵抗が増えます。逆に指定より柔らかいオイルは、高温時に油膜が保てず保護性能が下がります。粘度は好みで変えるものではなく、エンジンの設計に合わせて決められている数値です。

例外として、走行距離が10万kmを超えた車や、オイル消費が目立ち始めた車で、ワンランク硬い粘度に変えると症状が落ち着くケースがあります。ただしこれは応急的な対処で、エンジン内部の摩耗が進んでいるサインでもあるため、点検とあわせて判断するのが確実です。

API規格とJASO規格の見方|SPとSQの違いを押さえておく

缶に記載された規格も、オイル選びの判断材料になります。ガソリンエンジン用で広く使われるのがAPI規格で、アルファベット2文字で表記されます。長く主流だったのがSP(2020年運用開始)で、現在はその上位にあたるSQが加わりました。

API SQとILSAC GF-7は2025年3月31日からライセンスが始まり、すでに多くの製品が認証を取得しています。SQはSPと比べて燃費性能の要求が引き上げられ、低速プレイグニッション(LSPI)への保護も強化されました。LSPIは直噴ターボエンジンで起きやすい異常燃焼で、SQでは新油だけでなく劣化したオイルでの試験も加わっています。

ILSAC規格は粘度によって2つに分かれる点が新しい変更です。GF-7Aは0W-20・5W-20・0W-30・5W-30・10W-30といった従来の粘度が対象で、認証マークは星形の「スターバースト」です。GF-7Bは0W-16専用で、盾形の「シールド」マークが使われます。これは超低粘度オイルが指定外の車両に入れられるのを防ぐための区別で、マークの形を見れば判断できます。

API SQにはさらに0W-8や0W-12という超低粘度グレードも含まれますが、これらは指定された車種以外では使えません。規格は新しいほど性能が高いため、SP指定の車にSQのオイルを入れること自体は問題ありませんが、粘度は必ず指定どおりにしてください。

ディーゼル車では国内独自のJASO規格が基準になります。乗用車のクリーンディーゼル向けはDL-1で、DPFの目詰まりを防ぐために灰分や硫黄分が抑えられています。ガソリン用オイルやDPF非対応のオイルを入れると、排ガス浄化装置の性能低下につながります。

エンジンオイルの化学合成油(全合成油):性能最重視の方に向いた高性能オイル

カストロールエッジとモービル1は化学合成油の代表的な人気オイル

化学合成油(全合成油)はエンジンオイルの中で最も高い性能基準を持ち、洗浄性・省燃費性・耐熱性・エンジン保護性能のすべてにおいて優れています。価格は3種類の中で最も高い傾向がありますが、過酷な使用条件や高性能エンジンを搭載した車には特に向いています。

価格差を納得して選べるかは使い方次第です。高温にさらされるターボ車や、サーキット走行を含む使い方では、熱による劣化の進みにくさが寿命の差として表れます。一方、通勤と買い物が中心で指定粘度どおりに交換している車なら、鉱物油や部分合成油でも必要な性能は満たせます。主要な石油メーカー・純正オイルの化学合成油をチェックしていきましょう。

TAKUMIの「HIGH QUALITY series」は5タイプの粘度をラインナップするハイパフォーマンスモデル

TAKUMIはプロドライバーの意見や実験データを積極的に製品開発へ反映しているメーカーです。ハイパフォーマンスモデルの「HIGH QUALITY series」は、5W-20・5W-30・5W-40・10W-30・10W-40の5種類の粘度をラインナップしています。

ベースオイルにHIVIを採用し、潤滑・冷却・密封性能を高水準で実現。加速フィーリングの向上や静粛性アップにも貢献します。5W-40や10W-40といった高温側の粘度が厚いグレードが揃っているため、年式の経過したターボ車や油温が上がりやすい使い方にも対応できます。

エネオスの化学合成油「サスティナ」は全国のスタンドでオイル交換できる

エネオス独自の技術を結集したフラッグシップモデルがサスティナです。全国のエネオスガソリンスタンドでオイル交換できるのが大きな利点で、省燃費車向けの0W-20をはじめ5W-20・5W-30、サーキット走行向けの0W-50までラインナップしています。給油のついでに交換を済ませられるため、整備工場の予約が取りにくい時期でも対応しやすいのが実用面での強みです。

カストロールエッジは液体チタン配合のプレミアム全合成油

カストロールの全合成油ラインナップがエッジです。省燃費車向けの0W-16からスポーツ走行に最適な10W-60まで幅広い粘度を揃えており、エンジンの性能や省燃費性に合わせて選ぶことができます。液体チタン技術により油膜の強度を高めているのが特徴です。0W-16から10W-60まで1つのシリーズでカバーしているため、所有する車が複数あっても銘柄を揃えやすくなります。

シェルヒリックスHX7は化学合成ベースオイルを使った省燃費・エンジン保護オイル

シェルヒリックスHX7は、高粘度指数の化学合成ベースオイルを採用した製品です。洗浄性能・エンジン保護性能に加え、省燃費性能も高いバランスの取れたオイルで、突出した一点を狙うより全体の水準を揃えたい場合に扱いやすい構成になっています。

モービル1はモータースポーツでも実績のある化学合成フラッグシップオイル

モービル1は、フラッグシップスポーツカーの純正オイルやモータースポーツへの採用実績でも知られる信頼性の高い化学合成油です。省燃費車向けの0W-16・0W-20から高性能スポーツカー向けの5W-50まで幅広くラインナップし、SUVや過酷な走行環境でも高いエンジン保護性能を発揮します。

トヨタ純正キャッスルオイルは通販でも購入でき、DIYでのオイル交換にも対応

トヨタ純正オイルのキャッスルは、各トヨタ車のエンジン特性に合わせて開発されたガソリンエンジンオイルです。0W-16・0W-20のラインナップは化学合成油ベースで作られており、省燃費性能と高いエンジン保護性能を両立しています。通販でも購入できるため、DIYでのオイル交換にも対応できます。

純正オイルを選ぶ利点は、規格と粘度の適合を調べる手間がない点です。ハイブリッド車やアイドリングストップ車のようにエンジンの始動と停止を繰り返す車では、常温での流動性が燃費に影響するため、指定された低粘度グレードをそのまま使うのが確実です。

ホンダ純正「ウルトラGOLD」はハイパワーエンジン向けの5W-40化学合成オイル

ホンダ純正のウルトラオイルシリーズの中で最上位グレードに位置するウルトラGOLDは、ハイパワーエンジンに最適な5W-40の化学合成オイルです。高温下でもオイルとしての性能を維持するため、スポーツ走行や夏場の過酷な使用にも適しています。

スズキ純正「エクスターF」は製造工場と同スペックの化学合成オイル

スズキ純正のエクスターFは、スズキの製造工場で使用されているエンジンオイルと同等スペックで作られています。スズキエンジン専用に開発された摩耗調整剤入りの化学合成オイルで、0W-20と5W-30をラインナップ。省燃費性とエンジン保護性を高いレベルで両立しています。

スバル純正スタンダードオイルは化学合成ベースで洗浄性が高く低温始動性にも優れる

スバルの純正スタンダードオイルは、省燃費グレードの0W-20であっても化学合成ベースで製造されており、非常に高い洗浄性能を持っています。低温始動性も良好なため、寒冷地でのエンジン始動にも安定した性能を発揮します。水平対向エンジンはシリンダーが横を向く構造上、オイルの管理が性能維持に直結するため、指定された銘柄と粘度を守る意味が大きい車種です。

日産純正「ストロングセーブX」は省燃費対応0W-20の化学合成油

日産純正の化学合成油ストロングセーブXは、省燃費性能・エンジン保護性能・洗浄性能を高いレベルで実現しています。日産車のエンジン特性に合わせて設計されているため、燃費性能に優れた日産車との相性が抜群です。

エンジンオイルの鉱物油:旧車・コスト重視の方に向いたスタンダードオイル

鉱物油ベースのエンジンオイルはオイルとして必要な性能を備えつつ、化学合成油や部分合成油よりも価格が安いのが特徴です。交換頻度を上げて常に新しい状態を保つという使い方とは相性が良く、日常使いでコストを管理したい場合の現実的な選択肢になります。

旧車に鉱物油が選ばれるのは、洗浄性の違いによるものです。洗浄性の高いオイルに切り替えると、長年エンジン内部に堆積していた汚れが落ち、それが詰まりかけていた隙間を通してにじみとして表面化する場合があります。オイルがパッキンを傷めるというより、すでに劣化していた箇所が見えるようになる現象です。年式の古い車でオイルの銘柄を大きく変える際は、交換後しばらく漏れの有無を確認しておくと安心できます。

TAKUMIの「STANDARD series」は旧型車エンジン向けに開発された鉱物油ベースのオイル

TAKUMIの「STANDARD series」は粘度10W-40の鉱物油ベースオイルで、パッキンなどへのダメージを与えにくい添加剤を配合しています。現行車よりもピストンのクリアランスが大きい旧型車を意識した設計で、硬めに設定された粘度により年式の古いエンジンの動作性能を長く維持できます。

カストロールGTX DCターボは10W-30のロングセラースタンダードオイル

カストロールのスタンダードオイルGTX DCターボは粘度10W-30で、20年以上販売されてきたロングセラー製品です。ガソリン車・ディーゼル車の両方に使えるオールマイティなオイルで、ターボ車にも対応しています。コストを抑えて実績のあるオイルを使いたい方に向いています。

エネオスモーターオイルはリーズナブルに交換できる鉱物油スタンダードオイル

エネオスのラインナップの中でもリーズナブルな鉱物油がエネオスモーターオイルです。10W-30の粘度をラインナップしており、全国各地のエネオスガソリンスタンドでリーズナブルな料金でオイル交換できます。化学合成油と比べて1Lあたりの費用を大幅に抑えられるため、日常使いのコストを重視したい方に向いています。

モービルスーパー1000は省燃費から高走行距離車まで対応する幅広い粘度ラインナップ

モービルスーパー1000シリーズは価格を抑えたスタンダードクラスでありながら、0W-20・5W-30・10W-30と幅広い粘度を揃えています。耐摩耗性にも優れており、走行距離を重ねたエンジンでも性能を発揮してくれます。価格帯を抑えながら信頼性の高いブランドのオイルを使いたい方におすすめです。

エンジンオイルの部分合成油:性能とコストパフォーマンスを両立したバランス型オイル

部分合成油は鉱物油と化学合成油をブレンドしたエンジンオイルで、鉱物油の弱点である酸化しやすさを補いながら、洗浄性能・省燃費性能を向上させています。全合成油より価格が抑えられ、鉱物油よりも性能が高いというバランスの良さが魅力です。日常的な使用に十分な性能を持ちつつ、コストも管理したい方に向いています。

年間走行距離が1万km前後で、指定の交換サイクルを守る使い方なら、このクラスで不足を感じる場面はほとんどありません。迷った場合の無難な選択肢として機能します。

カストロールマグナテックはハイブリッド車・アイドリングストップ車・SUV向けラインナップも充実

カストロールの部分合成油マグナテックは、省燃費性能に加えて耐酸化性能も高く、長い期間使用しても性能が安定しているのが特徴です。スタンダードなマグナテックのほかに、ハイブリッド車やアイドリングストップ車向けの「マグナテックハイブリッド」、SUV向けの「マグナテックSUV」もラインナップしており、様々な車種に対応しています。

エネオスの部分合成油「ファインモーターオイル」は全国スタンドで交換できる幅広い粘度ラインナップ

エネオスの部分合成油ファインモーターオイルは、エコカー推奨の0W-16から欧州車向けの5W-40まで幅広い粘度をラインナップしています。全国展開のエネオスガソリンスタンドでオイル交換ができるため、引越し後や旅先でも同じオイルを継続して使用できるのが安心です。

モービルスーパーには省燃費向け3000・多走行車向けハイマイレージ・ターボ車向け2000などが充実

モービルスーパーの部分合成油は用途別にシリーズが分かれています。エコカー向けの3000シリーズには0W-16・0W-20、ターボ車・欧州車向けの2000シリーズには5W-30・10W-40が用意されています。また走行距離が60,000km以上の車向けに「ハイマイレージ」シリーズもラインナップしており、過走行車のエンジン状態を保護するのに向いています。

ディーゼルエンジンにはディーゼル専用エンジンオイルを使用する必要がある

ディーゼルエンジンはガソリンエンジンと異なり、スパークプラグを持たず燃料を圧縮して自然着火させる仕組みです。燃費がよくトルクがある一方、不完全燃焼によりエンジン内部にススが溜まりやすいという特徴があります。ガソリン用オイルをディーゼルエンジンに使用すると、ディーゼルエンジンに必要な清浄分散性が不足し、故障やトラブルの原因になります。必ずディーゼル専用オイルを使用しましょう。

クリーンディーゼル車にはDPF(ディーゼル微粒子捕集フィルター)が装着されており、DPF非対応のオイルを使用すると排ガス浄化装置の劣化につながります。灰分の多いオイルはフィルターに残留物を蓄積させ、再生処理の頻度を増やす原因になります。DPF搭載車か否かを必ず確認してオイルを選んでください。

TAKUMIの「CLEAN DIESEL series」はDPF搭載車にも対応し低燃費・長寿命を実現

TAKUMIの「CLEAN DIESEL series」はDPF搭載車両にも使用できるディーゼル専用オイルです。SAE粘度0W-30・5W-30・10W-40・15W-40など各地域の気候に対応した粘度を揃えており、TAKUMI独自の添加剤により洗浄効果を高め、低燃費化とロングライフ化を実現しています。

カストロールのディーゼルオイルはマグナテック(部分合成)とGTX(鉱物油)の2クラス

カストロールのディーゼルエンジンオイルは、部分合成油のマグナテック(10W-40)と鉱物油のGTX(10W-30)の2ラインナップがあります。マグナテックのほうがより高い温度でも安定した性能を維持するため、高温環境での使用や過酷な走行が多いディーゼル車には特にマグナテックが向いています。

エネオスのディーゼルオイルはDPF搭載車と非搭載車で2種類が用意されている

エネオスのディーゼルオイルはDPF搭載のクリーンディーゼル車向けに5W-30、DPF非搭載の旧型ディーゼル車向けに10W-30という2ラインナップです。自分の車がDPF搭載かどうかを取扱説明書や車検証で確認してから選ぶと確実です。

マツダのディーゼルオイルエクストラSKYACTIV-DはスカイアクティブDエンジン専用設計

マツダのクリーンディーゼル技術「スカイアクティブD」エンジンに最適化されたエンジンオイルがディーゼルオイルエクストラSKYACTIV-Dです。0W-30と0W-20の2粘度をラインナップしており、車種によって推奨粘度が異なるため、取扱説明書で指定されている粘度を必ず確認してから選んでください。

日産のディーゼルオイルS21スペシャルはDPF搭載のキャラバン・商用車向け部分合成オイル

日産のディーゼルエンジンはNV350キャラバンやアトラスなどの商用車に多く採用されています。S21スペシャルはモリブデンを配合した部分合成オイルで、燃費性能向上に加えてエンジン騒音も抑える効果があります。ガソリン車より音が気になりやすいディーゼル車に適したオイルです。

ガルフ「プロガードハイパーディーゼル」は次世代クリーンディーゼルにも対応した米国ブランドオイル

アメリカのオイルブランド・ガルフのディーゼルオイルは、乗用車向けディーゼルオイル規格のDL-1に適合した5W-30です。DPF搭載車にも対応しており、最新のクリーンディーゼルエンジンを搭載した車種にも安心して使用できます。

エンジンオイルの交換時期はどれくらいが目安か

どのオイルを選ぶかと同じくらい重要なのが、交換のタイミングです。自動車メーカーが指定する標準的な目安は、国産のガソリン自然吸気車で15,000kmまたは1年ごと、ターボ車で5,000kmまたは6か月ごととされています。ディーゼル車は車種による幅が大きく、5,000kmから20,000km、期間では6か月から1年が目安です。

軽自動車では、小型・普通車より短い10,000kmまたは6か月を指定するメーカーもあります。オイルパンの容量が小さく、同じ距離を走ってもオイル1Lあたりの負担が大きくなるためです。

交換時期の目安(走行距離または期間のいずれか早いほう)

  • ガソリン自然吸気車:15,000kmまたは1年(シビアコンディションでは7,500kmまたは6か月)
  • ガソリンターボ車:5,000kmまたは6か月(シビアコンディションでは2,500kmまたは3か月)
  • 軽自動車:10,000kmまたは6か月を指定するメーカーもある
  • ディーゼル車:5,000〜20,000km、6か月〜1年
  • 輸入車:メンテナンスインジケーターの点灯時期に従う車種が多い

注意したいのがシビアコンディションの扱いです。悪路走行や山道の多い使用だけでなく、短距離の繰り返しもこれに該当します。エンジンが温まりきらないうちに停止する使い方では、燃焼で生じた水分がオイルに残りやすく、劣化が早まるためです。通勤が片道数kmという使い方は、距離が短くてもシビアコンディションに当てはまります。

走行距離が伸びていなくても、オイルは空気に触れて酸化します。年間3,000kmしか走らない車でも、1年を目安に交換しておくとエンジン内部の状態を保ちやすくなります。

オイルフィルター(オイルエレメント)は、オイル交換2回につき1回の交換が一般的な目安です。フィルターが目詰まりすると、汚れを取り切れないオイルがそのまま循環します。必要なオイル量は軽自動車で3L前後、小型・普通車で4L前後が目安で、フィルターを同時に交換する場合は0.2〜0.3L程度多く必要になります。缶の容量を選ぶ際の参考にしてください。

エンジンオイルは車種・走行状況に合ったものを選ぶことがエンジンを守る基本

エンジンオイルには化学合成油(全合成)・部分合成油・鉱物油の3クラスがあり、化学合成に近づくほど高性能・高価格になる傾向があります。また、クラスだけでなく粘度の選択も重要です。最近のエコカーや省燃費車には0W-16や0W-20が推奨されますが、走行距離の多い車ややや年式の古い車では5W-30のほうがエンジンにやさしいケースもあります。

規格については、API SPに加えて2025年3月から新しいSQが運用されており、ILSAC GF-7A・GF-7Bとあわせて認証マークの形で粘度の対象が区別されるようになりました。各自動車メーカーの指定規格は車の発売当時の最新規格が基準になっているため、必ず取扱説明書の指定規格を確認してから選ぶことが重要です。新しい規格のオイルを入れること自体は問題ありませんが、規格よりも「車が指定する粘度と規格を守ること」を優先してください。

ディーゼル車の場合は必ずディーゼル専用オイルを使用し、DPF搭載の有無も確認したうえで対応品を選びましょう。基本的には取扱説明書に記載されている純正オイルや推奨粘度・規格に従えばトラブルは起きにくいので、まずそちらを確認することを強くおすすめします。

オイルのブランドや種類を変えると運転フィーリングに違いを感じることもあります。交換のたびに少しずつ試して、自分の車と走り方に合ったお気に入りのオイルを探してみてください。