eKワゴンの維持費

eKワゴンの年間維持費はいくら?2WD・4WD別に全費用を徹底解説

三菱eKワゴンの維持費はいくら?2WD車は約33.4万円、4WD車は約34.6万円。各費用の計算根拠とともに、購入前に知っておきたい年間コストの全容を解説。

eKワゴンの年間維持費はいくら?2WD・4WD別に全費用を徹底解説

eKワゴンの維持費|2WD車と4WD車の年間費用を徹底試算

eKワゴンの年間維持費の概算値を求めます。三菱自動車と日産自動車の合弁会社NMKVが企画・開発した4代目eKワゴンは、軽自動車では初となる高速道路同一車線運転支援技術「MI-PILOT(Mitsubishi Intelligent-PILOT:マイパイロット)」をメーカーオプションで設定可能とするなど、先進安全装備の充実した軽トールワゴンです。

衝突安全強化ボディ「RISE(ライズ)」による剛性強化、吸音材・遮音材の配置による静粛性向上など、全方位にわたって高い完成度を誇る同車について、軽トールワゴンクラスでトップレベルの低燃費を誇る2WD車と、雪道での安定走行を実現する4WD車のそれぞれの年間維持費を詳しく試算しました。

4代目「eKワゴン」の特徴とグレード別の車両価格

白とライトブルーの2台のeKワゴン

フルモデルチェンジによってプラットフォームやエンジン等の主要パーツを刷新した4代目eKワゴンは、フロントガラスの見開き角をワイドにする、アクセルペダルの踏込角度を最適化するなど、運転のしやすさを徹底的に追求しています。

衝突被害軽減ブレーキシステム等をパッケージングした「三菱e-Assist」を採用し、フロントカメラで前方車両・歩行者を検知して衝突の危険性があれば警報と自動ブレーキ制御を行う「FCM」も搭載。安全性の面でも高い評価を得ています。

約13km/h以下の減速時からエンジンを自動停止させるコーストストップ機能付きの「AS&G(オートストップ&ゴー)」等を採用することで、WLTCモードで2WD車21.2km/L・4WD車18.2km/Lという優れた燃費性能を実現しています。

eKワゴン主要諸元
駆動 2WD 4WD
全長 3,395mm
全幅 1,475mm
全高 1,640mm 1,660mm
ホイールベース 2,495mm
燃費(WLTCモード) 21.2km/L 18.2km/L
燃料 無鉛レギュラーガソリン
乗車定員 4名
車両重量 830kg 890kg
エンジン BR06 DOHC12バルブ・3気筒
総排気量 0.659L
タイヤサイズ 155/65R14

国が推奨する自動車安全コンセプト「サポカーSワイド」の対象車でもあるeKワゴンは、ベーシックモデルの「M」と上級モデルの「G」の2グレードを展開しています。

グレード「M」は、タイヤアングルガイド等を表示するマルチインフォメーションディスプレイ、電動格納式ヒーテッドドアミラー、ラゲッジアンダーボックスを標準装備します。

グレード「G」は、タッチパネル式フルオートエアコンやIRカット/99%UVカットガラス(フロントドア)を追加。メーカーオプションとして、後方視界をクリアに確認できるデジタルルームミラーも設定可能です。

eKワゴンの年間維持費は2WD車が約33.4万円・4WD車は約34.6万円

三菱EKワゴンのフロントビュー

法律によって支払い額が定められている自動車税や、年間走行距離1万kmを基準に算出した燃料代等を内訳として年間維持費を概算した結果、2WD車は約33.4万円、4WD車は約34.6万円となりました。自宅などに駐車スペースを確保できる場合は駐車場代が不要となり、さらに維持費を抑えられます。

駆動 2WD 4WD
自動車税 10,800円 10,800円
燃料代 73,160円 85,095円
駐車場代 120,000円 120,000円
車検代 20,870円 20,870円
任意保険料 79,500円 79,500円
諸経費 29,750円 29,750円
合計金額 334,080円 346,015円

eKワゴンを自家用乗用車として利用する場合の自動車税は10,800円

車を所有していれば支払い義務の生じる自動車税(軽自動車税)は、軽自動車であれば用途区分・新規登録年月を基準に税額が決まります。2015年4月1日以降に新規登録した自家用軽自動車の税額は年間10,800円です。eKワゴンはこの区分に該当するため、自動車税は10,800円として計算します。

なお、年度途中に新規登録した場合は翌月から翌年3月までの月割課税、エコカー減税の適用車は翌年度分の軽減措置といった制度もありますが、恒常的には適用されないためここでは一律10,800円として扱います。

用途区分 総排気量 税額
自家用乗用軽自動車 660cc以下(2015年4月1日以降) 10,800円
660cc以下(2015年3月31日以前) 7,200円
営業用乗用軽自動車 660cc以下(2015年4月1日以降) 6,900円
660cc以下(2015年3月31日以前) 5,500円

※新規検査から13年が経過した車両については、軽自動車税に20%の税率が上乗せされる「経年車重課」が適用されます。

年間走行距離を1万kmに設定した場合のeKワゴンの燃料代は2WD車が約7.3万円・4WD車は約8.5万円

セルフ給油中の男性

燃料代は「燃費」「年間走行距離」「燃料価格」の3項目から概算できます。利用頻度や道路環境、国際情勢などによって変動しますが、以下のモデルケースを基に算出しました。

年間走行距離の目安

  • 通勤・通学(往復30km×120日=3,600km)
  • 週1度のお買い物(往復30km×52週=1,560km)
  • 月1度のレジャー(往復400km×12回=4,800km)
  • 合計:3,600km+1,560km+4,800km=9,960km → 切り上げて10,000km

eKワゴンの年間燃料代(概算値)の算出

年間燃料消費量

  • 「2WD車」:10,000km ÷ 21.2km/L = 約472L
  • 「4WD車」:10,000km ÷ 18.2km/L = 約549L

1年間にかかる燃料代

  • 「2WD車」:472L × 155円/L = 73,160円
  • 「4WD車」:549L × 155円/L = 85,095円

※WLTCモードのカタログ燃費は実燃費に近いため、2WD車21.2km/L・4WD車18.2km/Lをそのまま適用
※ガソリン価格は資源エネルギー庁の調査をもとに155円/Lと設定(ガソリン価格は市況により変動します)

月極駐車場を1万円で契約した場合の年間駐車場代は12万円

駐車場代は月極料金の全国相場である1万円を基準として、年間12万円と試算しました。ただし、駐車場代は個人差が最も大きい費用項目です。自宅に駐車スペースがあれば無料、月極駐車場を利用する場合でも都市部と地方では月数万円の差が生じます。実際の購入計画に活用する際は、ご自身の駐車場料金に置き換えて再計算することをお勧めします。

全国主要都市の月極駐車場の相場

  • 東京(23区):30,000円
  • 大阪市:25,000円
  • 横浜市:17,000円
  • 名古屋市:11,000円
  • 福岡市:11,000円
  • 札幌市:10,000円
  • 全国平均:10,000円

軽自動車であるeKワゴンの車検代は1年換算で約2.1万円

ボンネットを開けてエンジンオイルをチェックしている様子

車検代は、法律で支払い額が定められた「法定費用」と、依頼先によって異なる「代行手数料・整備費用」を合算して算出します。

eKワゴンの法定費用(新車購入時)
自賠責保険料(37ヶ月) 24,010円
重量税 7,500円
印紙代 1,100円
合計 32,610円

法定費用の合計(32,610円)に代行手数料・整備費用の3万円を加えると、eKワゴンの車検代は62,610円となります。新車購入後の初回車検は3年後のため、1年換算では約20,870円です。

軽自動車であるeKワゴンを新車で購入した場合の重量税は7,500円

重量税は、軽自動車の場合は車両重量に関わらず車検の有効期間分を一律で負担する仕組みです。新車購入時(3年分)の場合、エコカー本則税率が適用されれば7,500円となります。

自動車重量税(軽自動車・新車購入時3年分)
エコカー外 エコカー
税率 減税無し 本則税率 25%減税 50%減税 75%減税
3年自家用(新車購入時) 9,900円 7,500円 5,600円 3,700円 1,800円
2年自家用(継続審査) 6,600円 5,000円 3,700円 2,500円 1,200円

※新規登録から13年・18年経過で重量税が加算されます。
※エコカー減税は燃費基準の達成度に応じて適用されます(適用基準は段階的に見直しが行われています)。

eKワゴンを新車で購入した場合の自賠責保険料は24,010円

加入が義務づけられている自賠責保険は、人身事故発生時の被害者救済を目的とした強制保険です。新車購入時は37ヶ月加入となります。2023年4月1日以降の契約から保険料が改定され、軽自動車37ヶ月の保険料は24,010円となっています(2025年度も同額)。

軽自動車の自賠責保険料(2023年4月1日以降)
軽自動車 保険期間
37ヵ月 36ヵ月 25ヵ月 24ヵ月 13ヵ月 12ヵ月 1ヵ月
24,010円 23,520円 18,040円 17,540円 11,950円 11,440円 5,740円

※新車購入時は37ヶ月加入が一般的です。
※車検を通すには自賠責保険への加入が必要です。
※沖縄・離島は除く

eKワゴンの車検を指定工場に依頼した場合の印紙代は1,100円

印紙代(自動車検査登録印紙)には、車検の適合性を公的機関に認定してもらう際の手数料が含まれます。指定工場(車検を自社で完結できる工場)に依頼する場合は軽自動車・普通車を問わず一律1,100円です。

指定工場 1,100円(一律)
認定工場 軽自動車:1,400円
5ナンバー:1,700円
3ナンバー:1,800円

対人賠償無制限・車両保険あり等の条件で見積もったeKワゴンの任意保険料は約8万円

任意保険に加入義務はありませんが、自賠責保険ではカバーできない物損事故等に備えて大多数のドライバーが加入しています。保険料はドライバーの年齢や運転履歴・特約の内容によって異なります。以下の条件で見積もりました。

  • 年齢26歳以上
  • 年間走行距離11,000km以下
  • 対人賠償:無制限
  • 対物賠償:無制限
  • 10等級
  • ゴールド免許保有

eKワゴンの任意保険料の見積り額

  • 「2WD・4WD車」:79,500円(34,500円)

※()内は車両保険なしの金額

実費に近い見積り額を把握したい場合は、ご自身の条件に合わせて保険会社の無料見積もりサービスを活用することをお勧めします。年齢や等級、車両保険の有無によって保険料は大きく変動します。

eKワゴンの状態を維持するための諸経費は年間29,750円

諸経費の内訳はオイル・エレメント交換代と新品タイヤの購入費用です。バッテリーやエアコンフィルターの交換が必要な場合はその費用も加算してください。

eKワゴンの諸経費
タイヤ交換 16,250円
オイル・エレメント交換 13,500円
諸経費合計 29,750円
新品タイヤを4年サイクルで購入した場合の1年間の積立金は約1.6万円

eKワゴン前部のサイドビュー

タイヤは経年劣化によりゴムがひび割れし、路面との摩擦でトレッドが磨耗していく消耗品です。eKワゴンの走行性能と静粛性を維持するためには、適切なタイミングでの交換が不可欠です。平均的な交換サイクルである4年を基準に費用を試算しました。

eKワゴンのタイヤサイズは「155/65R14」です。夏タイヤはヨコハマ「BluEarth AE-01」、冬タイヤはブリヂストン「BLIZZAK VRX2」を購入するケースを想定しています。

eKワゴンの新品タイヤ購入費用(年間換算:16,250円)の内訳

  • 夏タイヤ「BluEarth AE-01」4本セット:26,000円
  • 冬タイヤ「BLIZZAK VRX2」4本セット:39,000円
  • 合計:65,000円 → 年換算:16,250円(65,000÷4)
eKワゴンのオイル・エレメント交換費用は年間13,500円

eKワゴンが搭載するBR06エンジンの性能を維持するには、エンジンオイルを定期的に交換する必要があります。三菱自動車は半年に1度または5,000km走行ごとの交換を推奨しているため、ここでは年2回のオイル交換と年1回のエレメント交換を実施するものとして計算します。

「eKワゴン」のオイル・エレメント交換費用13,500円の内訳

  • オイル交換(年2回):5,000円×2=10,000円
  • エレメント交換(年1回):2,000円×1=2,000円
  • 作業工賃:500円×3=1,500円
  • 合計:13,500円

※費用はディーラーやガソリンスタンドなど依頼場所によって異なります。オイル交換5,000円・エレメント交換2,000円は平均的な金額を設定しています。

eKワゴンの登場で軽ハイトワゴン市場のシェア争いは激化

eKワゴン

三菱自動車はeKワゴンと同時に、SUVテイストのクロスオーバーモデル「eKクロス」も発売しました。両車の上級モデルには衝突被害軽減ブレーキシステム等をパッケージングした三菱e-Assistが標準装備されるほか、高速道路同一車線運転支援技術「MI-PILOT(マイパイロット)」をメーカーオプションで設定可能とするなど、先進安全装備の充実ぶりがユーザーから高い評価を受けています。

充実した安全装備と軽トールワゴントップクラスの低燃費を両立したeKワゴンの登場により、N-BOXなど人気モデルがひしめく軽ハイトワゴン市場における競争はさらに激化しています。