シトロエンの新型C5エアクロスSUVがついに日本へ上陸!スペック・エクステリア・インテリアなど
2019年5月28日、シトロエン初となるミドルサイズSUVの「シトロエンC5エアクロスSUV」が日本市場での販売をスタートしました。C5エアクロスSUVは2015年にコンセプトカーとして発表された「AIRCROSS(エアクロス)」にインスパイアされたモデルです。元々2017年に中国で販売されていましたが、今回ついに日本でもデビューの日を迎えることとなりました。
新型C5エアクロスSUVにはシトロエン伝統のサスペンション「ハイドロニューマチック」を現代版へと進化させた「プログレッシブ・ハイドローリック・クッション」を採用しており、快適な乗り心地を実現。その他、先進安全装備やハイセンスなインテリアカラーにも注目です。
シトロエンC5エアクロスSUVにハイブリッドモデルが登場!
シトロエンが、C5エアクロスSUVをベースとしたPHVモデル「C5エアクロスSUVハイブリッド」を2020年前半にヨーロッパで発売することを明らかにしました。
C5エアクロスSUVハイブリッドに搭載されるパワートレインは、最大出力180hpの直噴1.6リッター直列4気筒ガソリンターボに最大出力109hpを発揮するモーターを組み合わせ、トランスミッションは8速ATを設定。
また、独自のハイドロサスペンション「プログレッシブ・ハイドローリック・クッション」を採用することで、魔法の絨毯のような乗り心地を実現しています。
蓄電容量13.2kWhのリチウムイオンバッテリーはリアシートのフロア下部に配置しています。家庭用のコンセントで約7時間となりますが、出力7.4kWの充電器を使用することで約2時間での充電が可能です。
車内にはタッチスクリーンとデジタルインストルメントパネルフルデジタルメーターを搭載し、先進性に満ちたコックピットを演出。安全装備については、20種類もの先進運転支援システムを装備することで安全運転に貢献します。
新型シトロエンC5エアクロスSUVの基本スペックをチェック!
新型シトロエンC5エアクロスSUVのボディサイズは全長4,500mm、全幅1,850mm、全高1,710mmで、車両重量は1,640kg(ナッパレザーパッケージ装着車の場合1,670kg)です。
トランスミッションは最新世代の8速AT、エンジンにはターボチャージャー付直列4気筒DOHC(ディーゼル)を採用し、最高出力177psを発揮します。パワフルでスムーズな加速と「魔法の絨毯」のような滑らかな乗り心地を実現しています。
全長 | 4,500mm |
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全幅 | 1,850mm |
全高 | 1,710mm |
ホイールベース | 2,730mm |
最低地上高 | 190mm |
最小回転半径 | 5.6m |
車両重量 | 1,640kg(ナッパレザーパッケージ装着車は1,670kg) |
乗車定員 | 5名 |
トランスミッション | 8速AT |
エンジンレイアウト | 直列4気筒 |
駆動方式 | 前輪駆動 |
総排気量 | 1,997cc |
燃料供給装置 | 電子制御式燃料噴射 |
最高出力 | 130kW(177ps)/3,750rpm |
最大トルク | 400Nm/2,000rpm |
燃料・タンク容量 | 軽油・52L |
燃料消費率 | WLTCモード(国土交通省審査値):16.3km/L |
市街地モード(WLTC-L):13.8km/L | |
郊外モード(WLTC-M):15.9km/L | |
高速道路モード(WLTC-H):18.1km/L | |
主要燃費向上対策 | コモンレール式筒内直接噴射 |
アイドリングストップ | |
電動パワーステアリング | |
タイヤサイズ | 235/55R18 |
ホイールサイズ | 18インチ |
シトロエン新型C5 Aircross SUVのエクステリアはフランス車らしい個性あふれるデザイン
シトロエンC5エアクロスSUVのボディカラーはバイトーンルーフカラーを含め9色がラインナップしています。モノトーンカラーはブラン バンキーズ・グリ プラチナム・ノアール ペルラネラ・ブルー チジュカ・ルージュ ボルカーノ・ブランナクレの6種類、バイトーンルーフカラーはグリ プラチナム・ブルー チジュカ・ブラン ナクレの3種類です。ルーフカラーにはノアール ペルラネラが採用されています。
シトロエンC5エアクロスSUVのモノトーンカラー
- ブラン バンキーズ
- グリ プラチナム(59,400円高)
- ノアール ペルラネラ(59,400円高)
- ブルー チジュカ(59,400円高)
- ルージュ ボルカーノ(59,400円高)
- ブラン ナクレ(70,200円高)
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ブラン バンキーズ -
グリ プラチナム(59,400円高) -
ノアール ペルラネラ(59,400円高) -
ブルー チジュカ(59,400円高) -
ルージュ ボルカーノ(59,400円高) -
ブラン ナクレ(70,200円高)
シトロエンC5エアクロスSUVのツートンルーフカラー
- グリ プラチナム×ノアール ペルラネラ(89,400円高)
- ブルー チジュカ×ノアール ペルラネラ(89,400円高)
- ブラン ナクレ×ノアール ペルラネラ(100,200円高)
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グリ プラチナム×ノアール ペルラネラ(89,400円高) -
ブルー チジュカ×ノアール ペルラネラ(89,400円高) -
ブラン ナクレ×ノアール ペルラネラ(100,200円高)
SUVらしい堂々とした佇まいに、エアバンプやダブルシェブロンなどのシトロエンらしい個性的なディテールを覗かせるC5エアクロス。男性から女性まで親しみやすいエクステリアデザインで、ドライバーのおしゃれ心をくすぐります。
新型シトロエンC5エアクロスのインテリアはラグジュアリーかつ先進性に満ちた車内空間
新型シトロエン C5 Aircross SUVはSHINEとSHINEナッパレザーパッケージの2タイプが展開しており、それぞれシートデザインが異なります。
標準仕様のSHINEにはライトandダークグレーのハーフレザーシートが、SHINEナッパレザーパッケージにはブラウン×ブラックのナッパレザーシートを標準装備しています。アドバンストコンフォートシートと呼ばれる独自のシート構造により、乗員の身体を包み込むように支え、ロングドライブでの疲労軽減につなげています。
なお、SHINEナッパレザーパッケージにはナッパレザーシートのほか、以下の特別装備が搭載されています。特にドライバー席の装備が充実しており、運転がより楽しく快適になる先進機能や質感の高いインテリアデザインが運転手の所有欲を強く刺激します。
- アルミペダル
- ツートーン ナッパレザー革巻ステアリングホイール
- フロントシートヒーター
- パノラミックサンルーフ(電動メッシュサンシェード付)
- 運転席マルチポイントランバーサポート
新型C5エアクロスのコックピットはSUVらしくがっしりとタフな作りですが、それでいて品の良さを兼ね備えた美しいデザインとなっています。インパネ周りがごちゃごちゃとしておらず、運転中でも見やすく視認性に優れた12.3インチのデジタルインストルメントパネルが搭載されています。
8インチのタッチスクリーンは操作性が高く、Apple Car Play・Android Autoに対応しています。センターコンソールにはワイヤレスチャージャーが設置されており、ケーブルにつながなくても充電ができるのもポイントです。
シトロエンC5エアクロスSUVのフロントサイドガラスは2重ラミネート構造となっており、優れた静粛性を有しています。
また、高性能のエアクオリティシステム・アクティブカーボンフィルターを搭載することで、花粉やPM2.5のような小さな不純物を排除してクリーンな社内環境を維持します。
シトロエンC5エアクロスSUVに搭載されるグリップコントロールはぬかるんだ道などの悪路にも対応します。急斜面での走行安定性を保つヒルディセントコントロール機能つきです。
シトロエンC5エアクロスSUVは事故のリスクを軽減する多彩な先進安全装備を備える
新型シトロエン C5 エアクロスは先進安全装備も充実しています。衝突軽減ブレーキやトラフィック左院インフォメーション、エレクトリックパーキングブレーキなど、事故を防ぐたくさんの技術がこの一台に詰め込まれています。なお、標準仕様とナッパレザーパッケージに搭載される先進安全装備は全て共通です。
新型シトロエンC5エアクロスSUVのリアシートは3席独立しており荷室スペースも広々!
新型シトロエンC5エアクロスはデザインや走りだけでなく、随所に散りばめられたユーティリティの高さも重視したこだわりの1台です。ラゲッジルームは通常時で580l、後部座席を最前方へとスライドすると670l、後部座席を折りたたんだ時では最大1,630lの荷室容量を確保しています。シトロエンC5エアクロスのリアシートは3席とも独立しているため、乗る人数や荷物のサイズに合わせてシートアレンジできます。
また、足を動かすだけでテールゲートを開けられるハンズフリー機能を全グレードに標準装備している点も、新型シトロエンC5エアクロスSUVの大きな魅力です。買い物やレジャーシーンではもちろん、小さな子供のいる家庭でも頼れるファミリーカーとして活躍してくれます。
新型C5エアクロスを含むシトロエンSUVの今後の躍進に期待が高まる!
シトロエン新型C5 AIRCROSS SUVはもともと中国に投入されていたモデルですが、ここ数年で欧州、そして日本へと市場を広げてきました。歴史の浅い新型車ですが、未だSUVブームが続いている日本市場において次世代SUVとしてのポジションを確立し、性別や年齢を問わず多くのユーザー層を取り込んでいくことでしょう。
独自に進化を遂げたシトロエンの先進技術と、フランス車らしい上質かつユニークなデザインを融合した新型シトロエンC5エアクロスSUV。2019年夏にはコンパクトSUVのC3エアクロスの発売も控えており、C5エアクロスを含め、今後のSUVラインナップがどのように進化を遂げていくのか楽しみです。