シトロエンC3(3代目)の内装を徹底解説!シートデザイン・コックピット・ラゲッジルーム・安全装備
シトロエンC3は、2002年より販売がスタートしたコンパクトハッチバックです。全長3,995mm・全幅1,750mm・全高1,495mmというサイズで、欧州Bセグメントのコンパクトカーとして長年人気を集めてきました。
本記事で解説するのは、2017年に日本市場に投入された3代目シトロエンC3です。なお、この3代目モデルは2024年に国内向け販売を終了しており、後継モデルとして2025年11月に第4世代の「C3 HYBRID」が日本でも発売されています。3代目C3の購入を検討する場合は中古車市場での入手が現実的な選択肢となります。
3代目シトロエンC3はベースグレードのC3 FEELと、装備がより充実した上級グレードのC3 SHINEの2モデル構成で展開されていました。グレード別の内装の違いにも触れながら、コックピット・シートデザイン・ラゲッジルーム・先進安全装備を詳しく解説します。また、特別仕様車「C3 COLORADO EDITION」や限定車「C3 JCC+」「C3 SAINT JAMES」の内装についても紹介します。
3代目シトロエンC3の欧州向け改良モデル:アドバンストコンフォートシートと充実した安全装備
シトロエンC3
3代目C3は欧州市場向けに2020年6月に改良モデルが発表・発売されました。この改良によって内外装ともに大きく進化しています。日本では3代目C3の国内最終限定車として、2024年6月に「Merci!(メルシー!)」が70台限定で発売されました。
改良版C3に採用されるアドバンストコンフォートシート
多彩なインテリアカラーが揃うC3
改良版C3のシートには、身体をやさしく包み込むアドバンストコンフォートシートを設定。内装カラーは質感の高いブラックを基本とし、オプションではエメラルドカラーやテックウッドカラーの内装も選択できました。
大容量の荷室や多彩な収納を備える改良版C3の車内
内装は収納スペースが豊富で使い勝手の良い設計となっており、ラゲッジルームは300Lの容量を確保していました。先進安全装備については以下の機能を備えており、このうちフロントパーキングアシスタンスが改良時の新機能として追加されました。
改良版シトロエンC3に搭載される先進安全システム
- フロントパーキングアシスタンス(改良時追加)
- アクティブセーフティブレーキ
- ヒルスタートアシスト
- ドライバーアテンションアラート
- レーンディパーチャーウォーニング
- 制限速度設定機能付きクルーズコントロール/スピードリミッター
- バックカメラ
- コーヒーブレークアラート
- インテリジェントハイビーム
- スピードリミットインフォメーション
- ブラインドスポットモニター
特別仕様車「SAINT JAMES(セントジェームス)」の内装:マリンテイストの爽やかなデザイン
シトロエンC3「セントジェームス」
2019年6月に販売された特別仕様車「SAINT JAMES(セントジェームス)」は、フレンチカジュアルを代表するファッションブランド「SAINT JAMES」とのコラボレーションモデルです(現在は販売終了)。マリンテイストのデザインが内外装に反映されており、爽やかで個性的な雰囲気が特徴でした。
シトロエンC3セントジェームスはボーダーパイピング入りオリジナルフロアマットが特別装備となる
内装はスポーティなブラックカラーでまとめられ、ブルー×白のボーダーパイピングがあしらわれたオリジナルフロアマットが特別装備として用意されていました。黒のインテリアに差し色のボーダーが映える、センスのよいコーディネートです。
シトロエン・ミラースクリーンやコネクテッドカムを標準装備するシトロエンC3セントジェームス
Apple CarPlayとAndroid Autoに対応する「シトロエン ミラースクリーン」も使用でき、スマートフォンのアプリを車載画面でそのまま操作できます。走行中の映像を撮影・共有できる車載カメラ「コネクテッドカム」も装備。安全装備にはアクティブセーフティブレーキやヒルスタートアシストが搭載されていました。
シトロエンC3のインテリアカラー:グレーとアーバンレッドの2パターン
CITROËNC3の内装色グレーとアーバンレッド、どちらの色もそれぞれの魅力がある
シトロエンC3の内装カラーはグレードによって異なります。FEELグレードの全ボディカラーと、SHINEグレードのサーブル・アーモンドグリーン・コバルトブルー・オレンジパワーに設定されているのが、メタリックな質感がスタイリッシュなグレーのインテリアです。
SHINEグレードのブランバンキーズ・ノアールペルラネラ・ルージュルビには、赤のパターンが目を引くアーバンレッドのインテリアが設定されていました。ボディカラーと内装の組み合わせによって、同じ車種でもがらりと印象が変わる点がC3の魅力のひとつです。
シトロエンC3のコックピット:機能性とデザイン性を高次元で両立した空間
シトロエンC3のコックピット設計は必要最低限の加飾のみを取り入れ、機能的で美しいデザイン
シトロエンC3のコックピットは、誰が乗っても直感的に操作しやすいよう、スイッチ類のレイアウトが工夫されています。余計な装飾を排したシンプルなデザインは、見た目の美しさと使いやすさを両立しています。
7型タッチスクリーンはシトロエン独自の「ミラースクリーン」機能を搭載。スマホと連携してCar PlayやAndroid Autoが使用可能
コックピット中央には、Apple CarPlayとAndroid Autoに対応した7インチタッチスクリーンを標準装備しています。カーナビ・ラジオ・音楽再生のほか、音声入力による通話・メッセージ操作にも対応しており、走行中でも安全に多様な機能を利用できます。輸入車初心者にとっても扱いやすい設計です。
角の取れたデザインがモダンなシトロエンC3の内装インテリア
外装のデザイン言語を踏襲した丸みのあるディティールがシトロエンC3の内装の特徴です。旅行かばんをイメージしたというドアストラップの丁寧なステッチワークからは、細部へのこだわりが感じられます。コンパクトな車内でもフランス車ならではの上品な雰囲気が漂います。
シトロエンC3のラゲッジルーム:コンパクトカーらしからぬ300Lの荷室容量
シトロエンC3の荷室スペースは300Lでたくさんの荷物を載せられる
シトロエンC3のラゲッジスペースは300Lの荷室容量を確保しており、コンパクトカークラスとしては十分な積載量です。レジャーやショッピングなど荷物が多くなるシーンでも頼りになります。また荷室のほか、大型のグローブボックスや各所の収納ポケットなど、室内全体の収納性にも優れた設計となっていました。
シトロエンC3の先進安全装備:全車標準搭載の充実した安全システム
シトロエンは先進技術を駆使した安全装備でドライバーや同乗者の身の安全をしっかり守る
シトロエンC3は全グレードに多くの先進安全技術を標準装備していました。アクティブセーフティブレーキ・ヒルスタートアシスタンス・レーンデパーチャーウォーニング・ドライバーアテンションアラート・スピードリミットインフォメーションが全車に搭載されており、日常のドライブから長距離移動まで安心して走行できる環境が整っていました。
上級グレードのSHINEにはさらにブラインドスポットモニターとバックカメラも追加されており、駐車時や車線変更時の安全性もより高められていました。輸入コンパクトカーとしてはトップクラスの安全装備を誇るモデルでした。
シトロエンC3 SHINEに標準装備の「コネクテッドカム」:走行中の思い出を記録・共有
ドライブがもっと楽しくなる「コネクテッドカム」は、標準装備ではシトロエンC3が世界初採用となるツール
上級グレードのSHINEには、ルームミラー一体型のカメラ「コネクテッドカム」を世界で初めて標準装備したモデルとして注目を集めました。16GBの大容量メモリーとGPSを搭載しており、走行中の動画や写真を手軽に記録できます。
専用スマートフォンアプリをダウンロードすることで、撮影したファイルをスマートフォンへダイレクトに転送でき、ワンクリックでSNSへのシェアも可能です。ドライブの思い出を気軽に残したい方にとって、実用性の高い装備でした。
特別仕様車「C3 COLORADO EDITION(コロラド・エディション)」の内装:テップレザーが織りなす落ち着いたブラウン
赤い岩がそびえるコロラドの大地にインスパイアされたシトロエンC3 COLORADO EDITIONの内装は、シックで大人の魅力あふれるデザイン
2018年8月に販売されたシトロエンC3 COLORADO EDITION(コロラド・エディション)は、コロラドの雄大な自然からインスピレーションを得たデザインが特徴の特別仕様車です(現在は販売終了)。サイドボディを保護するエアバンプを備えつつ、テップレザーとファブリックを組み合わせたコンビシートで高級感あふれるインテリアに仕上げられていました。
SHINEグレードと同様にコネクテッドカムを標準搭載しており、アクティブセーフティブレーキ・ヒルスタートアシスタンス・インテリジェントハイビームなどの先進安全装備も充実していました。
限定100台「C3 JCC+」の内装:カラフルで個性的なファッションカー
シトロエンC3 JCC+はジャン=シャルル・ド・カステルバジャックとの2度目のコラボで誕生した限定車
限定100台で販売されたシトロエンC3 JCC+は、フランス人デザイナー、ジャン=シャルル・ド・カステルバジャックが手がけたアートカーです(現在は販売終了)。EV「E-メアリ」に続く2度目のコラボレーションとして実現し、内外装ともにセンスフルな色遣いが施された唯一無二の1台でした。
シトロエンC3 JCC+にはエクステリアからインテリアまでセンスフルな色遣いが採用されている
外装に負けないファッショナブルなインテリアが特徴で、インパネ周りやシートの色遣いも絶妙です。シートは見た目の美しさだけでなく座り心地も優れており、ロングドライブでも快適に過ごせる設計でした。
CITROËNC3のベースモデルと同じく収納性も高いシトロエンC3 JCC+
300Lのラゲッジ容量・大型グローブボックス・センターコンソールなど、収納性はベースモデルと同等水準を維持。コネクテッドカムやミラースクリーン、12種類のドライバーサポート機能など装備面も充実しており、デザインと機能性の両方で満足度の高い限定モデルでした。
シトロエンC3(3代目)の内装はコスパの高い質感と個性が魅力。後継の新型C3 HYBRIDも注目

3代目シトロエンC3は輸入コンパクトカーとしては手の届きやすい価格帯ながら、チープな印象を感じさせない質感の高い内外装デザインで多くのファンを獲得しました。日本市場への導入以来累計1万台以上を販売したシトロエンのトップセールスモデルとして、その実力と人気を証明しました。
COLORADO EDITIONやJCC+、SAINT JAMESなど個性豊かな特別仕様車・限定車も数多くラインナップされており、通常モデルとは異なる専用デザインの内装がオーナーの所有欲を満たしてくれるのも大きな魅力でした。3代目C3を中古で検討する際は、グレードによるシートカラーや装備の違いをしっかり確認してから選ぶことをおすすめします。
後継となる第4世代の新型「C3 HYBRID」は2025年11月6日に日本でも発売されており、アドバンストコンフォートシートや48Vマイルドハイブリッドを搭載した次世代モデルとして注目を集めています。





















