シトロエンC3の内装の特徴は?シートデザイン・コックピット・ラゲッジルーム・安全装備など
2002年より販売開始されているシトロエンC3は、全長3,995mm・全幅1,750mm・全高1,495mmのコンパクトカーです。同社で過去に販売されていたシトロエンC2とはプラットフォームを共有しており、グループ会社から販売されていたプジョー・207とも共通しているパーツがあります。
シトロエンC3はベースグレードのC3 FEEL、装備がより充実した上級グレードのC3 SHINEの2モデル構成です。グレードごとの違いにも触れつつ、シトロエンC3の内装を解説していきます。また、特別仕様車の「C3 COLORADO EDITION(コロラド・エディション)」や、デザイナーのジャン=シャルル・ド・カステルバジャックとコラボした限定100台販売の「C3 JCC+」の内装にも触れていきます。
シトロエンC3の改良モデルが2020年6月に欧州市場でデビュー!
シトロエンC3
シトロエンは4代目を迎えるC3を2020年6月にフランスで発売すると発表しました。シトロエンC3は2016年にデビューし、2017年7月に日本市場に投入されていますが、現時点で日本市場への導入時期は未定とのこと。今回の本格改良によって、C3は内外装ともに大きく進化しました。
改良版C3に採用されるアドバンストコンフォートシート
多彩なインテリアカラーが揃うC3
改良版C3のシートには快適で座り心地のよいアドバンストコンフォートシートを設定。内装カラーは質感の高いブラックを採用し、オプションではエメラルドカラーやテックウッドカラーの内装もセレクト可能です。
大容量の荷室や多彩な収納を備える改良版C3の車内
シトロエンC3の内装は収納スペースが豊富で使い勝手の良い作り。ラゲッジルームは300Lの容量を確保しています。
なお、先進安全装備については以下の機能を備えます。このうち、フロントパーキングアシスタンスは新機能です。
改良シトロエンC3に搭載される先進安全システム
- フロントパーキングアシスタンス
- アクティブセーフティブレーキ
- ヒルスタートアシスト
- ドライバーアテンションアラート
- レーンディパーシャーウォーニング
- 制限速度設定機能付きクルーズコントロール/スピードリミッター
- バックカメラ
- コーヒーブレークアラート
- インテリジェントハイビーム
- スピードリミットインフォメーション
- ブラインドスポットモニター
シトロエンC3の特別仕様車「SAINT JAMES(セントジェームス)」の内装はマリンテイストを取り入れた爽やかなデザイン
シトロエンC3「セントジェームス」が2019年6月10日より販売スタート
プジョー・シトロエン・ジャポン株式会社は2019年6月10日、シトロエンC3の新たな特別仕様車として「SAINT JAMES(セントジェームス)」を発売しました。
シトロエンC3セントジェームスはボーダーパイピング入りオリジナルフロアマットが特別装備となる
SAINT JAMESはフレンチカジュアルでおなじみのファッションブランドで、今回のシトロエンC3セントジェームスではそのファッショナブルなデザインが内外装ともに反映されています。
特別仕様車シトロエンC3セントジェームスの内装はスポーティーなブラックカラーでまとめられています。
特別装備として爽やかなブルー×白のボーダーパイピングがあしらわれたオリジナルフロアマットが用意されており、黒のインテリアのアクセントになっています。
シトロエン・ミラースクリーンやコネクテッドカムを標準装備するシトロエンC3セントジェームス
シトロエンC3セントジェームスでは、Apple Car PlayやAndroid Autoに対応する「シトロエン ミラースクリーン」というコネクテッド機能が使用できます。スマホのアプリをスマホと同じ感覚で操作可能です。コネクテッドカムは走行中の出来事を撮影・共有できる車載カメラです。写真や動画で大切な人との思い出を残すことができます。
安全装備には、アクティブセーフティブレーキやヒルスタートアシストが搭載されています。
シトロエンC3のインテリアカラーはグレーとアーバンレッドが設定
CITROËNC3の内装色グレーとアーバンレッド、どちらの色もそれぞれの魅力がある
シトロエンC3の内装カラーはグレードによって異なります。FEELグレードの全色とSHINEのサーブル・アーモンドグリーン・コバルトブルー・オレンジパワーに設定されるのは、メタル感がスタイリッシュなグレーのインテリアです。
SHINEグレードのブランバンキーズ・ノアールペルラネラ・ルージュルビには赤のパターンがパッと目を引くアーバンレッドのインテリアが設定されています。
シトロエンC3のコックピットは一切の無駄を取り払い機能性とデザイン性の両立を図っている
シトロエンC3のコックピット設計は必要最低限の加飾のみを取り入れ、機能的で美しいデザイン
CITROËNC3のコックピットを見てみると、誰が乗ってもわかりやすく操作しやすいようスイッチ類のレイアウトが工夫されています。もちろん実用性だけでなく、デザインの良さもバランスよく両立しているのがポイントです。
7型タッチスクリーンはシトロエン独自の「ミラースクリーン」機能を搭載。スマホと連携してCar PlayやAndroid Autoが使用可能
シトロエンC3はカーナビアプリのCar PlayやAndroid Autoに対応する7インチのタッチスクリーンを標準装備しており、スマートフォンとの連携が強化されています。カーナビ機能のほか、ラジオや音楽を聴いたり通話・メッセージのやり取りを音声入力機能で行ったりと、車内での快適性を向上させてくれます。
角の取れたデザインがモダンなシトロエンC3の内装インテリア
外装に合わせた丸みのあるディティールが特徴のシトロエンC3。旅行かばんをイメージしたというドアストラップの丁寧に施されたステッチからは、職人の強いこだわりが感じられます。
シトロエンC3のラゲッジルームは300Lの荷室容量を確保
シトロエンC3の荷室スペースは300Lでたくさんの荷物を載せられる
シトロエンC3のラゲッジスペースは、コンパクトカーながらもしっかり300Lの荷室容量が確保されています。レジャーシーンやショッピングなどでも大活躍してくれること間違いありません。 また、荷室のほか大型のグローブボックスも搭載されており、優れた収納性を有します。
ベースグレードでもさまざまな先進安全システムが充実しているシトロエンC3
シトロエンは先進技術を駆使した安全装備でドライバーや同乗者の身の安全をしっかり守る
シトロエンC3には多くの先進安全技術が詰め込まれています。アクティブセーフブレーキ・ヒルスタートアシスタンス・レーンデパーチャーウォーニング・ドライバーアテンションアラート・スピードリミットインフォメーションはシトロエンCアの全車に標準装備されています。
さらに上級グレードとなるSHINEグレードには、ブラインドスポットモニターやバックカメラも搭載されます。
シトロエンC3のSHINEはルームミラーに「コネクテッドカム」を備える
ドライブがもっと楽しくなる「コネクテッドカム」は、標準装備ではシトロエンC3が世界初採用となるツール
上級グレードのSHINEはルームミラー部に「コネクテッドカム」を標準装備しています。コネクテッドカムは16GBの大容量メモリーとGPSが搭載されているルームミラー一体型のカメラで、走行中に動画や写真を保存することができます。ちなみに、コネクテッドカムを標準装備としたのはシトロエンC3が初のモデルとされています。
コネクテッドカム専用のアプリをスマホにダウンロードしておけば、アプリを通じてコネクテッドカムで撮影したファイルをダイレクトに受け取れます。ワンクリックでTwitterやFacebookなどのSNSに共有することも可能です。
シトロエンC3 COLORADO EDITION(コロラド・エディション)の内装はテップレザーを贅沢に使用した落ち着きのあるブラウンカラー
赤い岩がそびえるコロラドの大地にインスパイアされたシトロエンC3 COLORADO EDITIONの内装は、シックで大人の魅力あふれるデザイン
シトロエンC3 COLORADO EDITION(コロラド・エディション)は2018年8月に販売された特別仕様車です。コロラドに広がる雄大な自然をイメージして開発されたシトロエンC3 COLORADO EDITIONは、ドアパンチから車体を守る剛健なエアバンブなどはそのままに、テップレザーとファブリックのコンビシート内装をプラスした高級感あふれるインテリアが特徴です。
通常モデルのSHINEグレードと同様、コネクテッドカムを標準搭載しています。アクティブセーフティブレーキやヒルスタートアシスタンス、インテリジェントハイビームなどの先進安全装備もしっかり備わっています。
シトロエンC3 JCC+の内装はカラフルなデザインで個性を求めるドライバーにおすすめ
シトロエンC3 JCC+はジャン=シャルル・ド・カステルバジャックとの2度目のコラボで誕生した限定車
限定100台発売のシトロエンC3 JCC+は、ジャン=シャルル・ド・カステルバジャックがデザインを手がけるおしゃれなファッションカーです。ジャン=シャルル・ド・カステルバジャックとのコラボはEVの「E-メアリ」のアートカーでも行われており、今回で2度目の実現となります。
シトロエンC3 JCC+にはエクステリアからインテリアまでセンスフルな色遣いが採用されている
シトロエンC3 JCC+の内装は外装に負けないファッショナブルなデザインで、インパネ周りやシートの色遣いも絶妙です。シートは見た目だけでなく座り心地もよく、ロングドライブでも快適に過ごせます。
CITROËNC3のベースモデルと同じく収納性も高いシトロエンC3 JCC+
300Lのラゲッジ容量や大きなグローブボックス、センターコンソールなど収納スペースはベースモデルと同じくしっかりと備わっています。
その他、コネクテッドカムやミラースクリーン、多彩な12種類のドライバーサポートなど装備も充実しています。デザインも機能性も満足できるおすすめの限定モデルです。
シトロエンC3の内装はお値段以上の質感の高さで多くのユーザーを満足させてくれる
輸入車の中でも手を出しやすいリーズナブルな価格帯で、日本国内での売り上げも好調とされているシトロエンC3。それでいてチープな印象は感じさせず、内装も外装も質感の高い魅力的なデザインとなっています。他のオーナーと被りやすい国産車ではなく、おしゃれな外車に手を伸ばしてみたいという方にもおすすめのモデルです。
特に、シトロエンC3の特別仕様車や限定車の内装にはおしゃれな専用デザインが設定されているので、個性的な車を求めるオーナーの所有欲もしっかり満たしてくれることでしょう。シトロエンC3向けのパーツや似合うホイールを探してみて、自分好みにカスタムを楽しむのもおすすめです。