アクアのタイヤ～純正タイヤサイズ14インチ・15インチ・17インチの低燃費/スポーツタイヤおすすめ14選

初代10系アクアにおすすめの操縦安定性が高く低燃費性能や運動性能に優れたタイヤ

初代アクア（10系）は、コンパクトな車体に1.5L小型ハイブリッドシステムを搭載し、優れた燃費効率と軽快な走行性能を両立したモデルです。このモデルに装着されていた純正タイヤのサイズは、主要なものが「185/60R15」「185/60R16」「195/45R17」の3種類です。ここからは、これらの純正タイヤサイズごとに、初代アクアの特性を最大限に引き出す、おすすめのタイヤを紹介していきます。

初代アクアの全グレードに搭載されているハイブリッドシステムは、その経済性が最大の魅力です。そのため、転がり抵抗性能とウェットグリップ性能のバランスに優れた低燃費タイヤを選ぶことで、アクアの燃費性能をさらに高めることができます。一方で、GR SPORTなどのスポーティなグレードにお乗りの場合は、操縦安定性やコーナリング性能を重視したグリップ力の高いスポーツタイヤを選択することで、よりアグレッシブな運転の楽しさを享受することが可能です。

アクアの15インチ純正サイズ185/60R15のおすすめタイヤ

はじめに紹介するのは、アクアの次のグレードに標準装備されている185/60R15タイヤです。

ダンロップ（DUNLOP）の「ル・マン ファイブ」はサイレントテクノロジーが実現する静粛性に優れた快適性能とともに「AA」の高い低燃費性能を発揮

DUNLOP LE MANS V 185/60R15 84H

ヨダンロップ ルマン ファイブの溝壁のギザギザが溝を通過する空気との摩擦を減らしてパターンノイズを低減

ダンロップ LE MANS V（ル・マン ファイブ）は、「快適な車内空間」の実現に焦点を当てた高性能な低燃費タイヤです。このタイヤは、独自の「SHINOBIテクノロジー」と、タイヤ内部に搭載された特殊吸音スポンジ「サイレントコア」という二大技術を採用しています。これらの技術が連携することで、走行中に発生するロードノイズや、路面の凹凸が原因となる不快な振動を効果的に抑制します。これにより、車内での会話がしやすい、非常に高い静粛性と、しなやかな乗り心地を提供します。

LE MANS Vは、ただ快適性を追求するだけでなく、タイヤの長寿命化（ロングライフ）にも配慮した設計を施しています。トレッドパターンのアウター側（OUT側）の剛性を高めることにより、走行中に発生しやすい偏摩耗（タイヤの一部だけが異常に摩耗すること）を効果的に抑制します。偏摩耗の抑制は、タイヤの交換時期を延ばすことにつながり、車の維持費の低減に貢献します。快適性、静粛性、経済性のすべてを求めるアクアのドライバーにとって、非常にバランスの取れた選択肢となります。

ファルケン（FALKEN）の「ジークス ZE914F」はグリップ力の高いスポーティな走りと優れた静粛性の快適性能を併せ持ち低燃費性能にもしっかり配慮

FALKEN ZIEX ZE914F 185/60R15 84H

ファルケン ジークス ZE914Fのパターン剛性の最適化によりリニアなハンドリングとしなやかな乗り心地を両立

ファルケンの ZIEX ZE914 F（ジークス ゼットイーキューイチヨン エフ）は、「スポーティな走り」と「快適な乗り心地」という相反する要素を高次元で両立することを目指して開発されたオールラウンドな低燃費タイヤです。このタイヤは、転がり抵抗を抑えることで低燃費性能を確保しつつ、特にドライ路面での確かなグリップ力と、雨天時でも高い安定性を発揮する優れたウェットグリップ性能を実現しています。

また、ZIEX ZE914 Fは、日常の快適な運転にも深く配慮しています。走行時のノイズを効果的に低減する設計により、優れた静粛性を提供し、長距離の移動でもドライバーと同乗者の疲労を軽減します。さらに、路面からの衝撃を吸収するしなやかな乗り心地を実現することで、普段使いに最適なバランスの取れたタイヤとなっています。アクアのようなコンパクトカーに装着することで、スポーティなフィーリングと快適な移動の両方を享受できます。

アクアの16インチ純正サイズ185/60R16のおすすめタイヤ

続いては、アクア「クロスオーバー」「特別仕様車 クロスオーバー グラム」に標準装備されている185/60R16タイヤです。おすすめは、操縦安定性が高く乗り心地に優れた低燃費タイヤです。

グッドイヤー（GOODYEAR）の「エフィシェントグリップ コンフォート」はノイズを抑えた進化した静粛性と上質な乗り心地に低燃費性能「AA」を実現

GOODYEAR EfficientGrip Comfort 185/60R16 86H

グッドイヤー エフィシェントグリップ コンフォートの非対称パターンがハンドリング性能と路面追従性を向上

グッドイヤー EfficientGrip Comfort（エフィシェントグリップ コンフォート）は、その名の通り、高い快適性を追求したプレミアムなコンフォートタイヤです。このタイヤは、ハイレベルな静粛性と上質な乗り心地を実現するために設計されており、ロードノイズを大幅に抑制し、路面からの不快な振動を効果的に吸収します。その結果、ドライバーや同乗者に、まるでワンランク上の車に乗っているかのような静かで快適な移動時間を提供します。

また、EfficientGrip Comfortは、快適性だけでなく、環境性能と経済性も兼ね備えている点が特長です。低燃費タイヤのラベリング制度で優れた低燃費性能を示す「AA」グレードを獲得しており、アクアの燃費効率をさらに向上させます。加えて、耐摩耗性（ロングライフ性能）も高く設計されているため、タイヤ交換の頻度を減らし、維持費の低減に貢献します。シャープなハンドリング性能も持ち合わせており、プレミアムで快適な走りが日々の運転をより楽しいものにしてくれるはずです。

ブリヂストン（BRIDGESTONE）の「プレイズ PXII」はサイド部の剛性の強化によりふらつきや偏摩耗に配慮した疲れにくい快適な操縦安定性を実現

BRIDGESTONE Playz PXII 185/60R16 86H

ブリヂストン プレイズ PXIIのエッジの巻き込み変形を制御するチャンファリングによりフラットな接地を実現

ブリヂストンの Playz PXII（プレイズ ピーエックスツー）は、「疲れにくい」という要素を安全性能の一つとして捉え、ドライバーの負担軽減を追求して開発された低燃費タイヤです。運転中にドライバーが路面の変化や風の影響などで無意識に行っている細かなハンドル修正操作を、タイヤの優れた操縦安定性が軽減します。これにより、運転操作に伴う疲労の蓄積を抑え、長距離運転でも疲れにくい快適なドライブを実現します。

また、Playz PXIIは、コンパクトカーであるアクアの使われ方を考慮した設計も特徴です。特に、狭い場所での小回りや駐車時の据え切り操作は、タイヤに大きな負担をかけ、偏摩耗を引き起こす原因となります。Playz PXIIは、これらのコンパクト車にありがちな使用状況においても、偏摩耗が起こりにくいよう設計を最適化しています。疲れにくさによる安全性向上と、タイヤを長く使える経済性を両立させており、日常的にアクアを運転される方におすすめできるタイヤです。

アクアの17インチ純正サイズ195/45R17のおすすめタイヤ

最後に紹介するのは、アクア「G GRスポーツ 17インチパッケージ」に標準装備されている195/45R17タイヤです。おすすめは、運動性能の高いヨコハマやブリヂストンのスポーツタイヤです。

ヨコハマ（YOKOHAMA）の「アドバン フレバ V701」はハンドリングとグリップ力に優れたスポーティータイヤでありながら高い静粛性や低燃費性能を発揮

YOKOHAMA ADVAN FLEVA V701 195/45R17 85W XL

ヨコハマ アドバン フレバ V701のショルダー部のワイドな横溝がコーナリング時のダイレクトな操作感を実現

ヨコハマ ADVAN FLEVA V701（アドバン フレバ ブイナナマルイチ）は、ドライバーに「楽しいハンドリング」を提供することをコンセプトにしたストリートスポーツタイヤです。このタイヤの大きな特長は、スポーティな走行性能に加え、日本のタイヤラベリング制度で最高グレードの「a」を獲得している高いウェットグリップ性能です。雨天時でも安心して、思い通りの走行ラインをトレースできる確かなグリップ力を発揮します。

また、ADVAN FLEVA V701は、フラッグシップモデルであるADVAN Sport V105から受け継いだ技術を投入しています。これにより、高速域での高い直進安定性と、軽快でダイレクト感のある優れた操縦安定性を両立しています。これらの高性能により、ドライバーの意思を忠実に反映したスポーツドライビングを実現します。さらに、スポーツタイヤでありながら、優れた低燃費性能も兼ね備えており、アクアのようなエコカーのポテンシャルを引き出す魅力的な選択肢といえます。

ブリヂストン（BRIDGESTONE）の「ポテンザ アドレナリン RE003」はドライ・ウェット路面で高レベルの操縦安定性やハンドリングレスポンスを実現

BRIDGESTONE POTENZA Adrenalin RE004 195/45R17 81W

ブリヂストン ポテンザ アドレナリン RE004の剛性を高めたワイドなセンターリブが初期応答性をクイックに

ブリヂストンの POTENZA Adrenalin RE004（ポテンザ アドレナリン アールイー ゼロ ゼロ フォー）は、POTENZAブランドが持つスポーティな運動性能を、より幅広い車種のドライバーに提供するために開発されたストリートスポーツタイヤです。このタイヤは、トレッドパターンや構造の設計を見直すことで高い剛性を確保しており、これによりドライ路面はもちろん、ウェット路面においても高いレベルで操縦安定性を実現します。アクアのようなコンパクトカーでも、軽快で思い通りのハンドリングを楽しめます。

また、RE004は、その高い運動性能だけでなく、タイヤの長寿命化にも配慮した設計が特徴です。接地圧を均一化する独自の技術により、走行中のタイヤにかかる圧力を均等に分散させます。この均一な接地圧が、安定したコーナリング性能に貢献するとともに、偏摩耗（タイヤの一部だけが異常に摩耗すること）の発生を抑制し、優れた耐偏摩耗性を発揮します。これにより、スポーツ走行を楽しみながらも、タイヤを長く使えるという経済性も両立させている魅力的な選択肢です。

アクアのサマータイヤ選びの参考になる純正タイヤサイズと純正ホイールサイズの一覧表

アクアをおしゃれにカスタムするならまずは足元から

トヨタのアクアは、標準モデルだけでなく、クロスオーバースタイルやエアロスタイルなど多様なパッケージが用意されており、さらにモデリスタやTRD（現：トヨタカスタマイジング＆ディベロップメント）といったメーカーからもカスタマイズカーが発売されています。しかし、本格的なカスタムはハードルが高いと感じる方や、手軽に愛車の印象を変えたいと考える方には、市販のタイヤやホイールへの交換から始めることが非常におすすめです。

特に、見た目のインパクトが大きいカスタムとして知られる「インチアップ」は、ホイールが大きくなることで視覚的なカッコよさが増し、タイヤの扁平率が下がることで操縦安定性などの運動性能が向上するという効果があります。しかし、アクアのような燃費性能を重視したハイブリッド車の場合、インチアップによって重量が増加したり、転がり抵抗が変わったりすることで、燃費効率が低下する可能性があります。そのため、燃費性能を維持したい場合は、純正サイズ内での高性能タイヤや軽量ホイールへの交換を検討することが賢明です。

アクアのホイールについては、こちらのアクアにおすすめのアルミホイール15選をご覧ください。エンケイの軽量ホイールや、ホットスタッフのスポーティなホイールなどのおすすめを紹介しています。