BMW Z4の内装はグレードごとにどう違う?気になる装備やデザインの差をチェック
2年ぶりのモデル復活を果たしたBMWのオープンスポーツZ4が、2019年3月25日に日本国内での販売を開始しました。従来モデルよりも大きめのサイズとなり、プラットフォームはトヨタ・スープラと共有。基本性能の大幅な向上を実現しています。
モデルチェンジし第3世代となったBMW Z4の内装について、コックピットやシートタイプなどを中心に詳しく解説します。日本で販売されるのはZ4 sDrive20i Standard・Z4 sDrive20i Sport・Z4 sDrive20i M Sport・Z4 M40iの4モデルとなりますので、これらグレード間における装備差などにも注目していきます。
BMW Z4のコックピットはデザイン性に優れ先進装備を充実させた至れり尽くせりの設計
BMW Z4のコックピットは、ディテールから質感の高さが感じ取れる洗練されたデザインです。視認性の高いメーター類や操作しやすいスイッチなど、スポーツ走行を本気で楽しむ人のための運転環境が万全に整っています。ステアリングはチルト・テレスコピック機構つきで細かくドライビングポジションの設定が可能です。
さらに注目すべきはBMW Z4に搭載される多彩なドライビング・アシスト・システムです。以下のようなあらゆる運転支援機能を駆使して、オーナーの安全かつ快適なドライブを実現します。
- 車線逸脱警告システム
- 衝突回避・被害軽減ブレーキ付き前車接近警告機能
- クロス・トラフィック・ウォーニング
- 後車衝突警告機能
- パーキング・アシスト(Standardを除くモデルに標準装備)
- ストップ&ゴー機能付きアクティブ・クルーズ・コントロール(Standardのみブレーキ機能付きクルーズ・コントロールを標準装備)
- ヘッドアップ・ディスプレイ(M40iのみ標準装備。Standard未装着・SportsとM Sportsはオプション装備)
- AI音声会話システムBMWインテリジェント・パーソナル・アシスタント
また、BMW Z4はドライバーの世界を広げるコネクティビティ技術も強化。BMWオペレーティングシステムではタッチ・音声認識により走行中もスムーズな操作が可能となっています。
BMWコネクテッド・アプリではスマートフォンやスマートウォッチから車両にアクセスし、市マインダーの設定やナビゲーションへの目的地送信といった機能が使用できます。FMラジオや音声ストリーミング機能付きのBMWライブ・コクピットでは、自分好みにシステムのカスタマイズが可能です。
BMW Z4のシート内装とトリムの組み合わせを日本に導入される4グレード別にチェック!
BMW Z4の内装シートはいずれも高級感のあるレザーシートが装備されますが、グレードごとに異なるタイプのものが設定されています。
エントリーモデルにはヴァーネスカ・レザー・ブラックのみの設定となりますが、SportやM Sport、M40iなどの上級グレードはそれぞれ以下の通り複数のデザインが設定されます。
Standard | Sport | M Sport | M40i | |
---|---|---|---|---|
ヴァーネスカ・レザー・ブラック | 〇 | – | – | – |
ヴァーネスカ・レザー・ブラック/ブラック | – | 〇 | 〇 | 〇 |
ヴァーネスカ・レザー・マグマ・レッド/ブラック | – | 〇 | 〇 | 〇 |
ヴァーネスカ・レザー・コニャック/ブラック | – | 〇 | 〇 | 〇 |
ヴァーネスカ・レザー・アルカンタラ・コンビネーション・ブラック/ブラック | – | – | 〇 | 〇 |
ヴァーネスカ・レザー・アイボリー・ホワイト/ブラック | – | – | – | 〇 |
また、Z4はインテリアカラーだけでなく、トリムもモデルごとに異なります。スタンダードモデルはクォーツ・シルバー・マット・トリム、SportとM Sportには艶やかなハイグロス・ブラック・トリム、最上級グレードのM40iにはアルミニウム・メッシュ・エフェクト・トリムが標準設定となり、それぞれ質感の高さが感じられるインテリアとなっています。
BMW Z4のラゲッジルームは281Lの荷室容量が確保
BMW Z4の荷室スペースは、オープン時とクローズ時のいずれも281Lの容量が確保されています。先代モデルのBMW Z4のトランクと比べるとかなり拡大されており、小旅行や買い物などの普段使いでも活躍してくれます。
Z4の内装は美しさと機能性を兼ね備えた魅力あふれるインテリア
BMW Z4の内装デザインはベースモデルから上級モデルまで一貫されており、どのモデルを選んでも後悔しない仕上がりとなっています。安全装備にも最新技術を取り入れ、車載コネクティビティの強化、ラゲッジルームの実用性をアップするなど大きな進化を遂げています。
卓越した走行性能は言うまでもありませんが、あらゆる面において従来型よりもパワーアップしたZ4は、間違いなく多くのドライバーを虜にするでしょう。