WRX S4のマフラー

WRX S4のマフラーおすすめ社外品10選 VAG型に適合する車検対応モデルとマフラーカッター

FA20 DIT搭載WRX S4のマフラー交換ガイド。事前認証制度や近接排気騒音の基準、テール本数の選び分け、取付工賃の目安を押さえつつ、おすすめ社外マフラー10機種とドレスアップ向けマフラーカッターを比較します。

WRX S4のマフラーとしておすすめの社外品をピックアップ!

WRX S4(DBA-VAG型)に適合する社外マフラーを、STI、柿本、フジツボ、ガナドール、HKSなど人気メーカーから幅広く紹介します。VAG型は2.0L水平対向4気筒の直噴ターボ「FA20 DIT」を積むAWDスポーツセダンで、2014年8月の登場から2021年1月で販売を終え、現在は2.4L FA24型を積むVBH型へと世代交代しています。中古中心の選択になりますが、社外マフラーの流通は依然として豊富です。

純正は左右4本出しのため、テールエンドがチタンカラーになるだけでもスポーティーさは大きく増します。左右2本出しやシングル出しに替えればリアビューの印象は一変し、イメチェン効果は抜群です。素材やパイプ径、テールの色・形、アイドリングから加速までの音量・音質、パワーやトルクの変化を、それぞれの製品ごとに解説します。

VAG型WRX S4のマフラーの選び方と車検対応の基準とは

結論から言えば、VAG型のマフラー選びで最初に確認すべきは「車検に通る認証品かどうか」です。WRX S4(VAG)は2014年8月以降に生産された車両で、2010年4月以降の生産車に適用される「交換用マフラーの事前認証制度」の対象に入ります。社外マフラーには、加速走行騒音と近接排気騒音を確認したことを示す「性能等確認済表示」の認証プレートが必要で、プレートにはJQR・JATA・JARI・JMCAいずれかの確認機関名と識別番号、原動機型式が刻印され、サイレンサー部などに溶接されています。

見落とされがちなのは、メーカー独自のJASMA認定だけでは不十分で、この認証プレートが付いていない製品は基本的に車検を通せないという点です。製品ページに「車検対応」とあっても、対象がVAG型(2010年4月以降生産)かどうかは必ず確認したいところです。

音量の基準は、近接排気騒音が平成10年規制で96dB以下(フロントエンジン車)、加速走行騒音が82dB以下です。近接排気騒音は、最高出力回転数の75%までエンジンを回し、テール出口から45度後方0.5mにマイクを置いて測定します。数値だけではイメージしにくいため目安を挙げると、90dB台前半はカラオケ店内に近い音圧、95dBを超えるとガード下の騒々しさに近づきます。表のdB値が90dB前後の製品は「車検対応の中ではしっかり主張する音量」、83〜85dB前後は「純正+アルファの上品な音量」と読み替えると選びやすくなります。

テール本数の選び分けも実用的な判断軸です。純正同様の左右4本出しは見た目の一体感が高く、左右2本出しは大口径テールで迫力を出しやすく、シングル出しは軽量化に振りやすい構成です。整備性の観点では、リアピースのみ交換タイプは脱着が短時間で済み、センターパイプ付きのフルキットほど工賃と作業時間が増えやすい傾向があります。取付工賃は持ち込みで7,500円前後から、製品によっては15,000円程度かかる事例も見られ、購入店での取付に比べ持ち込みは割高になりがちです。中古車で社外マフラー装着済みの個体は、認証プレートの欠落や腐食があると車検時に再発行や交換が必要になるため、現車の刻印確認をおすすめします。

もう一点、購入前に見落とされがちなのが適合の違いです。同じVA系でもWRX STI(VAB/EJ20)専用設計の製品はS4(VAG/FA20)に装着できないことがあり、逆にS4専用品をSTIに付けられないケースもあります。型式とエンジン型式(DBA-VAG/FA20)での適合確認が安全です。

クイックなレスポンスを体感できるSTIのハイパフォーマンスマフラー

STI(スバルテクニカインターナショナル) パフォーマンスマフラー 低背圧

加速性能を向上させたSTIパフォーマンスマフラー

適合型式 DBA-VAG
適合エンジン FA20
適合年式 2014.8~
テール径 95φ
近接排気騒音 車検対応
価格

STI純正開発のパフォーマンスマフラーは、通気抵抗を約16%低減し、純正比で約1.9kgの軽量化を図った低背圧モデルです。スバル本体のスポーツブランドが車種専用に煮詰めているため、フィッティングや耐久性で不安が少なく、初めての社外マフラーでも選びやすい一本です。

サウンドはWRX S4に合わせて調律されており、低回転では落ち着いた低音、踏み込むと水平対向らしい乾いた音が乗ってきます。スラッシュカットの95φテールは間近で見ると面の仕上げが整っており、純正然とした上質感があります。爆音を求める人には物足りない一方、同乗者との会話や長距離での快適性を崩したくない人、保証や車検対応を最優先したい人に特に向きます。なお、後述のスバル純正エキゾーストフィニッシャーとは同時装着できません。

パワーやトルクアップを実感できる真円テールの社外マフラー

ガナドール バーテックススポーツ

画像はGANADOR Vertex sportsのブルーテール仕様

適合型式 DBA-VAG
適合エンジン FA20
適合年式 2014.8~
素材 ステンレス(テールのみチタン製やオールチタニウム製もラインアップ)
パイプ径 60φ
テール径 85φサークル
近接排気騒音 83dB
価格 131,494円~(2026年調べ)

GANADOR Vertex sportsは、ポリッシュテール、チタニウム製ブルーテール、フルチタン製テールの3種類をそろえたリアピース交換タイプです。独自のP.B.Sシステムにより、純正比でパワー+9.3PS、トルク最大幅+3.8kgf·m(3150rpm時)とデータ上もはっきり変化が出ています。リアピース交換式なので、センターまで替えるフルキットに比べて取付時間が短く済むのも実用面の利点です。

真円型の85φサークルテールはシングルで主張しすぎず、ブルーテール仕様を目の前にすると焼き色の発色が鮮やかで上品な印象を受けます。近接排気騒音83dBは純正より4dB大きい程度で、冷間始動時にやや音が立つものの保安基準はクリア。低中速トルクの増加を体感したいが音量は控えめにまとめたい人に刺さる一本です。

力強い重低音を奏でるスパルタンな4本出しスポーツマフラー

トラスト GReddy パワーエクストリームR DD

デュアルサイレンサー採用パワーエクストリームR DD

適合型式 DBA-VAG
適合エンジン FA20
適合年式 2014.8~
素材 ステンレス、チタン
パイプ径 70φ-60φ×2-50φ4
テール径 90φ
近接排気騒音 89dB
価格 188,100円(2026年調べ)

GReddy パワーエクストリームR DDの「DD」は、かつて人気を集めた「ダイナミック・デュアルマフラー」を指し、そのリメイクの意味が込められています。完全ストレートレイアウトで、リアピースに4つの小径サイレンサーを備えるのが構造上の特徴です。

スパルタンなルックスから想像どおり、力強く迫力のある重低音を奏でます。近接排気騒音89dBは車検対応の中ではしっかり主張する部類で、街中でも存在感が出ます。比較すると、同じく迫力系のEXAS EVO Tuneが大口径テールの見た目で勝負するのに対し、こちらは小径4本サイレンサーの音作りで差別化されています。静粛性を重視する人より、見た目と音圧で4本出しを楽しみたい人に向きます。

焼き色グラデーションがWRX S4のリヤをスポーティーに彩る

ジーピースポーツ エグザスエボチュ-ン VAG WRX S4

WRX S4専用リアピース交換タイプEXAS EVO Tune

適合型式 DBA-VAG
適合エンジン FA20
適合年式 2014.8~
素材 ステンレスSUS304、チタン
パイプ径 50Φ
テール径 90Φ
近接排気騒音 89db
価格 146,520円(2026年調べ)

GP SPORTS EXAS EVO Tuneは、リアピース交換タイプの4本出しで、JQR認証を取得した車検対応マフラーです。ここで注意したいのが適合で、本製品はWRX STI(VAB)には適合しないWRX S4(VAG)専用品です。型式違いで流用できない典型例なので、中古購入時も適合表示の確認が欠かせません。

純チタン材の90Φテールエンドは、目の前にすると青・紫・黄のグラデーションが層になって発色し、4本そろうとリアの情報量が一気に増します。S4専用設計ゆえにフィッティングが素直で、見た目の華やかさを最優先したい人に向く一方、控えめな音量を望む人には89dBはやや主張が強めです。

エレガントなルックスとレーシーなサウンドを融合した社外マフラー

ブリッツ ニュルスペックVS Quad

大人のカスタムにおすすめBLITZ NUR VS Quad

適合型式 DBA-VAG
適合エンジン FA20
適合年式 2014.8~
素材 オールステンレス(SUS304)
パイプ径 80φ-60φ×2
テール径 89.1φ
近接排気騒音 83dB
価格 147,961円(2026年調べ)

BLITZ NUR VS Quadは、丁寧に磨き込んだSUS304ステンレスのシルバーテールが特徴のオールステンレス製です。手を当てると分かるほど面が整えられており、派手な発色に頼らず質感で見せるタイプです。落ち着いた大人のカスタムを志向するWRX S4オーナーに支持されています。

近接排気騒音83dBはガナドールと並ぶ控えめな部類ながら、エンジン始動時や加速時には乾いた重低音がしっかり立ち上がります。チタン焼き色の華やかさよりも、シルバーの端正なリアビューと静かめのサウンドを両立したい人に向く選択です。

ブラックステンレステールが個性的なスポーツマフラー

プローバ VA系ステンマフラー

WRX S4のリヤを引き締めるPROVAスポーツマフラー

適合型式 DBA-VAG
適合エンジン FA20
適合年式 2014.8~
素材 ステンレス
パイプ径 70.0Φ-60.5Φx 2-77.0Φx 2 x R/L
近接排気騒音 87~88db
価格 194,810円(2026年調べ)

スバル車のチューニングを手がけるPROVAのVA系用スポーツマフラーで、製造は老舗の藤壷技研工業(フジツボ)が担っています。製造元が確かなため、溶接やフランジ精度といった作りの面で安心感があります。

テールにブラックステンレスを採用し、他とは一線を画す引き締まったリアビューを作れるのが最大の個性です。JQR認定品ながら音は意外に大きめで、低音重視のたくましいサウンドに振られています。シルバーやチタンテールが多いVAG用マフラーの中で、黒系で差をつけたい人に特に刺さります。価格帯は本記事の中でも上位なので、見た目の独自性に投資できる人向けです。

ボクサーエンジンならではの音を楽しめるWRX S4用マフラー

ゼロスポーツ ワールドリーガー for WRX S4 (VAG)

ボクサーサウンドを味わえるZERO SPORTSマフラー

適合型式 DBA-VAG
適合エンジン FA20
適合年式 2014.8~
素材 ステンレス、チタン
パイプ径 50.8φ
テール径 93φ
近接排気騒音 83dB
価格 134,954円(2026年調べ)

ZERO SPORTSのワールドリーガー for WRX S4(VAG)は、テールにチタンを用いた2ピース構造の車検対応マフラーです。重量は約10kgで、純正比およそ66%の軽量化を達成しています。バネ下に近い後方の重量が軽くなることで、リアの収まりが軽快になりやすいのも実用面のメリットです。

スバル車専門ブランドだけあって、水平対向ターボらしいボクサーサウンドの作り込みに強みがあります。近接排気騒音83dBと音量は控えめで、日常域で純正とは違う響きをさりげなく楽しめます。爆音より音質、毎日の通勤や長距離でも疲れない上質な音を求める人に向く一本です。

大口径テールが迫力満点な左右2本出しマフラー

フジツボ オーソライズS

大口径テール採用の2本出しフジツボAUTHORIZE S

適合型式 DBA-VAG
適合エンジン FA20
適合年式 2014.8~
素材 オールステンレス
パイプ径 50.8φ
テール径 117φラウンドスラッシュ
近接排気騒音 81dB
価格 94,710円(2026年調べ)

FUJITSUBO AUTHORIZE Sは、117φの大口径テールでWRX S4の後ろ姿に迫力を与える左右2本出しです。低中速トルクを犠牲にしない設計で、街乗りと高速のどちらも扱いやすくまとまっています。

注目すべきは近接排気騒音81dBという数値で、本記事の中でも最も静かな部類に入ります。「見た目には迫力が欲しいが、こもり音や車内に響く爆音は避けたい」という人に最適です。価格も10万円を切り、初めての本格的な社外マフラーとして手を出しやすい点も魅力です。比較すると、迫力と音圧を求めるならGReddy DDやEXAS、静粛性と見た目の両立ならこのオーソライズSという住み分けになります。

極薄ステンレスでチタン並の軽さを追求したスポーツマフラー

HKS ハイパワー スペックL

軽さと安さを両立させたHKS Hi-Power SPEC-L

適合型式 DBA-VAG
適合エンジン FA20
適合年式 2014.8~
素材 ステンレスSUS304
パイプ径 65-50φx 2
テール径 94φ
近接排気騒音 82dB
価格 98,406円(2026年調べ)

HKS Hi-Power SPEC-Lは、パイプ材0.8mm、サイレンサー0.5mmの超薄型ステンレスで大幅な軽量化を実現したモデルです。本体重量10.4kgは純正の約半分で、チタンマフラーに迫る軽さを、チタンより圧倒的に安い価格で得られるのが最大の強みです。「軽さは欲しいが数十万円のチタンには手が出ない」という人の現実的な答えになります。

テールのカーボンカバーが後ろ姿を引き締め、近接排気騒音82dBと音量は控えめ。始動時や加速時にはスポーツマフラーらしい低音が乗りますが、基本はジェントルな性格です。なお薄肉ステンレスは軽さと引き換えに、長期使用では飛び石や凍結防止剤による腐食が出やすい傾向があるため、洗車時の下回りの水洗いがコンディション維持に効きます。

心地良いエキゾーストを奏でる左右2本出しマフラー

柿本レーシングレグ・ゼロロクアール デュアル センター付

WRX S4に似合う2本出しマフラー柿本Regu.06 & R

適合型式 DBA-VAG
適合エンジン FA20
適合年式 2014.8~
素材 オールステンレス
パイプ径 60-50W
テール径 100φ
近接排気騒音 87dB
価格 142,120円(2026年調べ)

柿本改 Regu.06 & R Dualセンター付は、カールテールとチタンフェイスを組み合わせた砲弾型の左右2本出しです。センターパイプまで含むフルキットのため、リアピースのみ交換タイプより取付工賃と作業時間はかかりますが、その分排気の流れを一新できます。

音質面の評価が高く、「心地良い」と感じさせる音作りが人気の理由です。近接排気騒音87dBは中庸で、音量よりも音質を重視する層から支持されています。車検対応のまま上質なエキゾーストを楽しみたい人、見た目は2本出しで十分という人に向きます。

WRX S4はマフラーカッターでドレスアップもOK!

純正マフラーの音や性能に不満はなく、見た目だけを引き締めたいなら、被せて装着するマフラーカッターが手軽でおすすめです。車検や保証への影響を抑えつつ印象を変えられるため、初めてのドレスアップにも向きます。WRX S4にマッチングする人気のマフラーカッターを紹介します。

SUBARU純正マフラーカッターは自然でエレガントなドレスアップにおすすめ

スバル純正 WRX STIエキゾーストフィニッシャー

WRX S4にカスタム可能な純正エキゾーストフィニッシャー

適合型式 DBA-VAG
素材 ステンレス
価格 23,830円(2026年調べ)

スバル純正のエキゾーストフィニッシャーは、上品に輝くテールエンドでリアの迫力を自然に底上げしてくれる純正オプションです。間近で見ると面の合わせやメッキの均一さに純正らしい安心感があり、やり過ぎないドレスアップを好む人に向きます。社外品のような冒険はしたくないが、純正の素っ気なさは解消したいという人に最適です。なお、STIパフォーマンスマフラーには装着できません。

内部にブラック塗装を施したWRX S4用マフラーカッター

ライダーハウス WRX S4 マフラーカッター ユーロタイプ90mm

純正マフラーが目立ちにくいライダーハウスの人気商品

適合型式 DBA-VAG
素材 ステンレスSUS304
価格

RIDERS HOUSEのユーロタイプは、90φのスラッシュカットテールで、先端が内側に入り込むデザインが特徴です。内部に耐熱ブラック塗装を施すことで、被せた際に純正マフラーが奥に隠れて目立ちにくく、後付け感が出にくい設計になっています。

目の前にするとブルーの焼き色の輝度が高く、ひときわ目を引きます。耐久性に優れるSUS304ステンレスに耐熱塗装と水抜き穴を備え、装着後の劣化に配慮されている点も実用的です。手軽さは保ちつつ、いかにも「カッターを付けた」風には見せたくない人に向きます。

スラッシュカットがおしゃれなスバル車用マフラーカッター

オートプロデュースA3 マフラーカッター

デュアルタイプのWRX S4適合マフラーカッター

適合型式 DBA-VAG
素材 オールステンレス
価格

オートプロデュースA3のマフラーカッターは、スチールにステンレス箔を巻くのではなく、丸ごとステンレスを使ったオールステンレス製で、質感と耐食性に優れます。90φのスラッシュカットテールがスタイリッシュで、純正の延長のような自然な迫力を演出します。

装着には純正マフラー先端のカットが必要な点には注意が必要です。被せるだけのタイプと違い後戻りしにくいため、純正に戻す可能性がある人より、長く使う前提でしっかり仕上げたい人に向きます。作業に不安がある場合は、カット込みで店舗に依頼するのが確実です。

WRX S4はマフラー交換で純正マフラーとは違う乗り心地に!

アイサイトで安全性能を高めつつ、2.0L水平対向4気筒の直噴ターボ「FA20 DIT」(最高出力300PS、最大トルク400N·m)でスポーティーな走りを楽しめるのがVAG型WRX S4です。社外スポーツマフラーへ交換すれば、純正とは違うレスポンスや加速の表情、そして水平対向らしいエキゾーストノートを引き出せます。

選ぶ際は見た目だけでなく音が重要な要素です。大音量のマフラーは最初こそ楽しめても、同乗者との会話や長距離移動では負担になりがちです。近接排気騒音のdB値を目安に、自分がどんな場面でも「心地良い」と感じられる音量と音質を基準に選ぶと失敗しにくくなります。まずはテール本数とデザインで好みを絞り、次にdB値で音量帯を合わせ、最後に認証プレートの有無と適合型式(DBA-VAG/FA20)を確認するという順番が、後悔の少ない選び方です。