初代ヴェゼルの内装は上質を極めた美しいインテリアに注目!コクピットやシートデザイン
3代目フィットをベース車両として開発されたホンダ・ヴェゼルの内装を、コックピット・シート・ラゲッジルーム・安全性能・おすすめの純正アクセサリーなどに注目して徹底解説します。
2018年2月15日にマイナーチェンジを行い、内装の質感アップと装備の強化を図ったヴェゼル。2019年1月31日にはターボモデルとして「VEZEL TOURING・Honda SENSING」が追加されました。
新設定されたVEZEL TOURING・Honda SENSINGのデザインにも触れながら、ヴェゼルの内装が従来型からどのように変化したのかまとめていきます。
ヴェゼルのコックピットはエレガントで心地よい運転環境が整っている
ホンダ・ヴェゼルのTOURING Honda SENSINGのコックピット画像
ヴェゼルのコックピットは、各グレードのシートに合わせたインパネが特徴のスタイリッシュなデザインです。スイッチ周りが整然とまとめられていて操作性に優れています。
エコアシスト・コーチング機能・ECONモードで快適なエコドライブを実現
エコアシスト・コーチング機能・ECONモードはヴェゼルの全モデルに標準装備されています。ヴェゼルでの低燃費運転を頼もしく支援してくれます。
本革巻のハンドルは高級感があり握り心地も良い
ハイブリッドホンダセンシングとG ホンダセンシングを除くヴェゼル全グレードに、本革巻ステアリングホイールが標準装備されます。手に良く馴染むのでハンドリングも軽快になります。
フルオートのエアコンはヴェゼル全車に標準装備される
ヴェゼルに標準搭載されるフルオートエアコンディショナーは車内の温度調整だけでなく、空気を綺麗に保つ効果があります。なお、フルオートエアコンは全グレードに標準設定となっています。
最新の地図を表示しルートを探索するHonda インターナビはメーカーオプションで装備可能
ホンダ独自のインターナビは、ハイブリッドホンダセンシングとG ホンダセンシング以外の全車両にメーカーオプションで装着できます。Apple Car Playにも対応しており、ハンズフリー通話や音楽再生、メッセージのやりとりも可能です。
ホンダ・ヴェゼルの後部座席はゆったりとした開放的な空間が広がる
ヴェゼルはリアシートに座るゲストへの配慮も忘れない
ヴェゼルは、フロントシートはもちろんのことリアシートや後方の居住性にもこだわっています。
足元にゆとりを持たせ、身長の高い人でも足を組んでくつろげるほどのスペースを確保。さらに、上級セダンにも採用されている遮音性の高いフロアカーペットを使用することで、より快適な乗り心地を実現しています。
ヴェゼルのシートデザインはブラックやブラウンで洗練されたデザイン
HYBRID Honda SENSING/HYBRID X Honda SENSING/G Honda SENSING/X Honda SENSINGのシート
HYBRID Honda SENSING/HYBRID X Honda SENSING/G Honda SENSING/X Honda SENSINGの4グレードにはブラックのファブリックシートが標準装備されます。スポーティでシックなデザインです。
HYBRID Z Honda SENSINGに標準装備となるのは2種類のコンビシート
パッションブラックとジャズブラウンのコンビシートはHYBRID Z Honda SENSINGに標準装備されるシートです。このうち、パッションブラックはHYBRID X Honda SENSINGとX Honda SENSINGにメーカーオプションで適用可能なデザインとなっています。
HYBRID RS Honda SENSINGとRS Honda SENSINGのコンビシート
ウルトラスエードを使ったグレーのコンビシートはHYBRID RS Honda SENSINGとRS Honda SENSINGの2グレードに標準装備となります。ウルトラスエードの柔らかな触り心地がポイントです。
TOURING Honda SENSINGにはTOURINGモデル専用のシートが用意されている
TOURING Honda SENSINGには、ダークグレーのウルトラスエードにブラウンカラーを組み合わせたコンビシートが標準設定されます。専用装備ならではのプレミアムな魅力がドライバーの所有欲を満たしてくれます。
TOURING Honda SENSINGとHYBRID Z Honda SENSINGに装備できるメーカーオプションの本革シート
高級感のある本革シートは、TOURING Honda SENSINGと上級グレードのHYBRID Z Honda SENSINGにのみメーカーオプションでの適用が可能です。TOURING Honda SENSINGはブラックとブラウンのどちらかを、HYBRID Z Honda SENSINGにはブラックのみを装備できます。
ヴェゼルのラゲッジルームは通常時でも393Lの荷室容量を確保!シートアレンジも多彩
大きくて広いヴェゼルのラゲッジスペースはレジャーや買い物シーンで大活躍してくれる
テールゲート開口部が大きく荷物を積みやすいヴェゼル。荷室スペースは5人が乗車した状態でも393Lを確保しており、低床フロアなので重い荷物もスムーズに積載できます。
荷物に合わせてさまざまなシートアレンジが可能なホンダ・ヴェゼル
ヴェゼルは、ホンダ独自の「センタータンクレイアウト」と呼ばれる特許技術を取り入れたことで空間効率が大幅にアップ。大きな自転車やサーフボードのような長尺物を乗せるのも容易となりました。
ヴェゼルの車内にはいたるところに収納スペースが配置
ヴェゼル車内のコンソール周りの収納は特に充実している
マルチユーティリティドリンクホルダーは、ドリンクの容量によって底面の高さを調整できるのが便利です。アームレスト付きコンソールボックスはコインケースなどの小物類を置くのに役立ちます。フロントコンソールポケットはLED照明付きで夜間の使用もスムーズです。
衣類の収納に便利なコートフックはリア右側に配置されている
右側の後部座席に設置されるコートフックはヴェゼル全車に標準装備。スーツやコートなどがシワにならないよう、スマートに保管することができます。
ヴェゼルは全モデルにHonda SENSINGを標準搭載
ホンダ・ヴェゼルは先進安全機能ホンダセンシングを搭載するセーフティ・サポートカーS<ベーシック+>に該当
ヴェゼルは全グレードにHonda SENSINGを標準装備しています(グレード別で装備しない仕様も用意されています)。Honda SENSINGの内容は以下の8つです。
- 衝突軽減ブレーキ(CMBS)
- 誤発進抑制機能
- 歩行者事故低減ステアリング
- 路外逸脱抑制機能
- ACC(アダプティブ・クルーズ・コントロール)
- LKAS(車線維持支援システム)
- 先行車発進お知らせ機能
- 標識認識機能
Honda SENSINGに加え衝突安全性能を高めたヴェゼル。小さな子供も安心して乗せられる
衝突安全の面においては、連続容量変化タイプのエアバッグシステムとISOFIX対応のチャイルドシートを固定するアンカレッジ(固定金具)を標準装備しています。チャイルドシートはディーラーオプションで購入可能です。
ヴェゼルの内装をレベルアップする純正アクセサリーをピックアップ!
ヴェゼルの内装を彩るLEDイルミネーションはホワイトとブルーの2タイプがラインナップ
センターコンソールやドア周り、足元を明るく照らすLEDのイルミネーションは、ヴェゼルの内装のドレスアップにぴったりのアクセサリーです。ライトカラーはホワイトとブルーのどちらかを選択できます。
「VEZEL」のロゴが幻想的に光るドアステップガーニッシュ
スタイリッシュなドアステップガーニッシュは乗降時につく傷や汚れからドアステップを保護する役割もあります。LEDイルミネーションなしのタイプも販売されています。
アルミ製のスポーツペダルがヴェゼルの高級感を高めてくれる
銀色に美しく輝くスポーツアルミペダルも、ヴェゼルの内装カスタムにおすすめのアイテムのひとつ。本格的なスポーツ走行が楽しめるヴェゼルの力強い走りをさらに後押ししてくれそうです!
ヴェゼルのHYBRID用とガソリン車用の本革製セレクトノブ
本革ステアリングと合わせてコーディネートしたいセレクトノブは、ハイブリッド車用・ガソリン車用の2タイプが用意されています。手触りの良い、高級感のある本革製です。
本物のレザーに近いビジュアルの合成皮革シートカバー
合成皮革のシートカバーで内装をガラリと変えてみるのも良いでしょう。シートカラーはガソリン車・ハイブリッド車ともにブラックとタンの2色が展開しており、まるで本革のような高級感があります。
ヴェゼルの内装は上質なSUVにふさわしい品のあるインテリアを採用
小型SUVのホンダ・ヴェゼルの内装は、洗練されたデザインとユーティリティの高さを兼ね備えています。黒やブラウンの内装は誰もが親しみやすく、独自のカスタムを楽しみやすいシンプルな作りです。コックピットには先進装備が充実しておりドライバーが運転しやすい設計となっています。
安全装備としてHonda SENSINGを備え荷室スペースも大容量を確保するなど、使い勝手の良さもヴェゼルの大きな魅力です。
老若男女問わず幅広いユーザー層を確保するホンダ・ヴェゼルは、今後もコンパクトSUVの代表車種として国産メーカーの乗用車ランキング上位にとどまることが予想されます。
ヴェゼルの内装から人気の秘密を探る グレードごとに選べる内装や人気の内装
ホンダが2013年から販売しているクロスオーバーSUVのヴェゼルは、コンパクトカーのフィットをベースとして作られている車です。
2016年2月のマイナーチェンジでは、「シティブレーキアクティブシステム」からパワーアップした安全装備の「ホンダセンシング」を搭載しています。ガソリンエンジンの他に、ハイブリッドエンジンがあり、どちらもFFの2WDとリアルタイム4WDのラインナップを揃えています。
ハイブリッドの2WDモデルは、燃費が27.0km/h(JC08モード)もあり、エコカー減税の対象車になります。安全装備の充実と燃費の良さを両立し、都会的なクロスオーバーSUVスタイルを持つヴェゼルの内装やグレード別に設定できるシート素材や、多彩なシートアレンジ、人気のインテリアカラーを紹介します。
ヴェゼルはSUV販売台数3年連続1位の大人気車種(2014年-2016年)
ホンダが販売するヴェゼルは、2014年度(還暦・年度ともに)から3年連続で新車販売台数ナンバーワンに輝いた車です。
グレード体系は、ガソリン車では、ベースグレードの「G・Honda SENSING」、ホンダセンシングを搭載した「X・Honda SENSING」、走りを追求した「RS・Honda SENSING」の3種類あり、燃費がいいハイブリッド車では、ベースグレードの「HYBRID」、快適装備が充実した「HYBRID X・Honda SENSING」、上級グレードの「HYBRID Z・Honda SENSING」、走行性能に重点を置いた「HYBRID RS・Honda SENSING」の4種類あります。
2WD(FF) | 4WD | |
---|---|---|
G・Honda SENSING | 2,075,000円 | 2,291,000円 |
X・Honda SENSING | 2,165,000円 | 2,381,000円 |
RS・Honda SENSING | 2,475,000円 | – |
HYBRID・Honda SENSING | 2,460,000円 | 2,676,000円 |
HYBRID X・Honda SENSING | 2,539,000円 | 2,755,000円 |
HYBRID Z・Honda SENSING | 2,710,000円 | 2,926,000円 |
HYBRID RS・Honda SENSING | 2,810,000円 | – |
ヴェゼルは、都会の街中が似合うコンパクトなクロスオーバーSUVで、住宅街などでもサイズ感を気にすることなく走ることが出来ます。また、排気量は1,500ccなので自動車税も34,500円とそこまでかからないところも嬉しいポイントです。
全長 | 4,295mm |
---|---|
全幅 | 1,770mm |
全高 | 1,605mm |
室内長 | 1,930mm |
室内幅 | 1,485mm |
室内高 | 1,265mm |
ホイールベース | 2,610mm |
最低地上高 | 185mm |
定員 | 5人 |
排気量 | 1,496cc |
使用燃料 | レギュラーガソリン |
タンク容量 | 40リットル |
車両重量 | 1,270kg |
燃費 | 27.0km/L |
ヴェゼルのグレード別に設定されている内装パターンは6種類ある
ヴェゼルの内装は6種類用意されていて、グレード別で設定される内装パターンが違います。
「ブラック」は、黒を基調としたパネルにファブリック素材を使っているベースの内装パターンです。
「パッションブラック」は、ソフトな素材を使った黒基調のインテリアカラーで、座面と背もたれにクロスデザインのファブリックとプライムスムースレザーのコンビシートを使用しています。
「ジャズブラウン」は、柔らかいレザーを使ったインテリアに、センターコンソール・クラスター・ドアトリムに明るいブラウンをあしらったデザインです。「パッションブラック」とシート素材は同じですが、ファブリックの色使いが茶色系統に変更されています。
「ウルトラスエード」は、手触りのいいスエード素材を使った内装パターンで、RSグレードだけが選択できる特別なインテリアカラーです。シートは、座面と背もたれの部分にスエード素材を使い、他の部分は合皮を使ったコンビシートです。
「ブラックレザー」は、メーカーオプションでのみ選択できるインテリアパターンで、高級感あふれる室内空間になります。クラスター・センターコンソール・ドアトリムにも本革があしらわれ、手触りの質感も満足感の高い上質なデザインです。
「ブラックレザー(ブラック×アイボリー)」は、上級グレードのHYBRID Z・Honda SENSINGのみ選択できるメーカーオプションで、ブラックの本革シートの他に、クラスター・センターコンソール・ドアトリムにホワイトレザーがあしらわれています。
B | PB | JB | US | BL | BL(アイボリー) | |
---|---|---|---|---|---|---|
G・Honda SENSING | ○ | |||||
X・Honda SENSING | ○ | ● | ||||
RS・Honda SENSING | ○ | |||||
HYBRID・Honda SENSING | ○ | |||||
HYBRID X・Honda SENSING | ○ | ● | ||||
HYBRID Z・Honda SENSING | ○ | ○ | ● | ● | ||
HYBRID RS・Honda SENSING | ○ |
※B=ブラック、PB=パッションブラック、JB=ジャズブラウン、US=ウルトラスエード、BL=ブラックレザー
※○=標準装備、●=メーカーオプション
ヴェゼルのラゲッジはコンパクトサイズSUVではトップレベルの快適性も備えている
ヴェゼルの荷室は、コンパクトSUVとは思えないほど広くとられています。ゴルフバッグも積みやすく、大きな開口部で荷物が積みやすく、地上からの高さもSUVの中では低いので重い荷物も積み込みが簡単にできます。
また、狭くなりがちなリアシートの足元空間は広くとられていて、座る部分の奥行も十分なスペースがあり、身体が大きい人でも窮屈な姿勢をとる必要がありません。フロアアンダーカバーや遮音性の高いフロアカーペットなどを使っているので、室内は上級セダン並みの静粛性があります。
ヴェゼルの内装の特徴であるシートアレンジは4種類
シートアレンジの方法は4種類あり、5人乗車できるノーマルモードの他にも多彩なアレンジ方法があります。
「ノーマルモード」は、5人乗車できるスペースに加えて広めのラゲッジスペースがあるので、5人分の手荷物などを楽々積むことができます。
「ユーティリティモード」は、後部座席を全て倒して最大容量荷物が積めるようにしたシートアレンジです。サイズによりますが、マウンテンバイクも前輪を外し2台分積むことができます。
「トールモード」は、後部座席の座面を跳ね上げて使う方法で床面から天井までの広い空間ができるので、観葉植物など背の高い荷物も積むことができます。また、座りながら横を向くことが出来るのでスキーブーツなどを履く時も楽々装着することができます。
「ロングモード」は、後部座席と助手席を倒して荷室からフロントまでかかる長尺物を積載できるようにしたモードです。運転席と後部座席で2名乗車することが出来て、サーフボードやスノーボードなどを積んで移動することが出来ます。
ヴェゼルの内装で1番の人気インテリアカラーは「ジャズブラウン」
ヴェゼルの中でも人気の内装は、「ジャズブラウン」です。やはり運転席のドアを開けた瞬間、目に飛び込んでくる明るいブラウンの色味は満足感があります。「ジャズブラウン」を選択できるグレードは、「HYBRID Z・Honda SENSING」のみですが、上級グレードだけが選ぶことができるインテリアカラーのため特別感があります。
ヴェゼルの内装はクラス最高峰の上質な空間が迎えてくれる
ヴェゼルは、手頃な価格帯のコンパクトクロスオーバーSUVですが、上質な室内空間が満足感を与えてくれます。メーカー純正のナビを装着すれば、シフトレバー下にあるUSBソケットやHDMIソケットを使うことができ、スマホの充電などに役立ちます。
ドリンクホルダーを備えたセンターコンソールや、手触りのいいシートやステアリングなど、至るところにユーザーのことを考えた思いやりが散りばめられているヴェゼルの内装は上質で「買って良かった」という気持ちにさせてくれます。
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