三角表示板のおすすめ商品 ~ TSマーク付きなど選ぶ際のポイントや使い方も紹介
高速道路を走行中、停車している車両の後部に、赤い三角形の形をした目立つアイテムが置かれているのを見た事があるという方は多いはず。「今は持ってないけど、自分も万が一の事態に備えて買っておいた方がいいのだろうか?」と迷っている方も沢山いらっしゃるはず。
高速道路で車を緊急停止させる場合には、法律によって設置義務が科されている三角表示板を選ぶ際のポイントや使い方、おすすめ商品も多数紹介していきます。
高速道路で何らかの事情で車を緊急停止させる場合には、三角表示板を後方に設置する義務が伴う怠った場合には普通車であれば6,000円の罰金が取られ違反点数として1点が引かれる
道路交通法の第七十五条の十一では、多数の車が100km/hに近い速度で移動している高速道路で、タイヤのパンク等の理由により、車を緊急停止させる場合には、二次被害が起こるリスクが高いため、後続車に対して自車が停止状態であることを、知らせなければならない義務を課しています。
自動車の運転者は、故障その他の理由により本線車道若しくはこれに接する加速車線、減速車線若しくは登坂車線(以下「本線車道等という。」又はこれらに接する路肩若しくは路側帯において当該自動車を運転することができなくなったときは、政令で定めるところにより、当該自動車が故障その他の理由により停止しているものであることを表示しなければならない。
道路交通法施行規則(夜間用停止表示機材)第九条の十七では、停止表示に用いるべき板状の器材には、道路に垂直に立てる事が出来るなどの要件を課しています。
板状の停止表示器材にあつては、次に該当するものであること。
イ:別記様式第五の五に定める様式の中空の正立正三角形の反射部若しくは蛍光反射部を有するもの又は別記様式第五の六に定める様式の中空の正立正三角形の反射部を有するものであること。
ロ:夜間、二百メートルの距離から前照灯で照射した場合にその反射光を照射位置から容易に確認できるものであること
ハ:反射光の色は、赤色であること
二:路面上に垂直に設置できるものであること。
高速道路で車を緊急停止させる場合に、必要となる板状の停止表示器材としての利用を想定して、各メーカーが開発した三角表示板は以下の規格を満たしています。
三角表示板に求められる規格
- 正立正三角形の反射部を備えている
- 200m離れた所からでも後続車は反射光によって確認できる
- 反射光の色は赤色である
- 道路の上に垂直に立てられる
高速道路で車を緊急停止させている際に、三角表示板を設置しなければ「故障車両表示義務違反」が科されて、普通車の場合には反則金として6,000円を支払わなければならない
何らかの理由があるにせよ、高速道路に車を停止させるという行為は、衝突事故などの二次被害のリスクが高いため、法律によって表示義務が課されています。
必要な条件下であるにも関わらずに表示義務を怠り、三角表示板を設置しなかった場合には、「故障車両表示義務違反」が科されてしまって、普通車の場合には反則金として6,000円の支払い義務が生じ、違反点数として1点が引かれてしまいます。
反則金 | 違反点数 | |
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大型車 | 7,000円 | 1点 |
普通車 | 6,000円 |
三角表示板は新車時には標準装備されないが車種によっては専用の積載スペースを設けている
三角表示板は積載する義務は自体はないため、国産車では標準装備されないケースがほとんどですが、ランドクルーザー プラドなどの車種は、ドライバーが自身で用意する事を想定して、専用の積載スペースを用意しております。
それら該当車の取扱説明書には、三角表示板の使い方などに関する項目が設けられている。
ランドクルーザー プラドは、三角表示板を収納するためのスペースをバッグドア内側に設けているので、実際に三角表示板を積載してみる。
取扱説明書に記載されている手順に従いダイヤルをOPEN側に回して、現れたスペースに三角表示板を収納し両端をベルトで固定。
高速道路を利用する際には、沢山の荷物をラゲッジスペースに積載する機会が多いので、走行中にアクシデントが発生し、車を緊急停車せざるを得ない状況となった場合には、専用のスペースに三角表示板を収納しておけば、スムーズに取り出せる気がした。
三角表示板を選ぶ際のポイントは「TSマーク認定品」「夜間時の視認性アップに貢献するLEDライト付き」「日常で使える機能性が充実している」商品であるかどうか
三角表示板は、法律により規定要件が定められている為、外観的な特徴の差別化を図りにくくて、実店舗を訪問してみたり、ECサイトを覗いてみれば、類似性が高い商品が数多く「どれを買えばいいの?」と迷ってしまう方も多いはずです。
このセクションでは、三角表示板を選ぶ際のポイントを紹介します
国家公安委員会が課した過酷な試験をクリアした使用する際の安全性の高いTSマーク認定品
三角表示板は、緊急停止している車の後方に設置したとしても、強風の影響を受けて倒れてしまっては意味がありません。国家公安委員会が商品の安全性を確保するために課している、強風テスト等の試験をクリアした証として表記が許されるTSマークの認定を受けている三角表示板は、使用時の安全性が高いです。
三角表示板は使う機会が限れているからと購入を躊躇されている方にはスマホへの充電が行えるなどの機能性が充実しているタイプの商品をお薦め
三角表示板の必要性は感じてはいるけれども、使う機会は限られているからと考えて購入を迷っている方は多くいらっしゃるはず。そんな方には、スマホへの充電が行えたり、持ち手が付いていてアウトドアシーンでも利用できる機能性が充実しているタイプの商品をお勧めします。
夜間時の視認性をアップさせるためにLEDライトを反射板に散りばめて遠くからでも確認できる
高速道路等を走行している際に、車を緊急停止させなければならないトラブルが起きてしまうのは、夜間時かもしれません。反射板の周りにLEDライトを散りばめているタイプであれば、ライトを点灯させれば、発せられる光が遠くまで届いて、後続車が確認しやすいため、二次被害を防ぐ効果が高まります。
三角表示板おすすめ商品11選 ~「TSマーク認定」「LEDライト付き」「機能性が充実」しているタイプの人気アイテムをピックアップしました
エマーソンやエーモン工業などのメーカーが販売している、TSマークの認定を受けている、LEDライトが付いていて夜間時の視認性が高い、ソーラー充電が可能などの機能性が充実しているタイプも含めて、三角表示板のおすすめ商品を紹介します
「三角停止板6640」は新構造スタンドで特許を取得したエーモン工業の人気商品
メーカー | エーモン工業 |
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ケースサイズ | 幅436mm×高116mm×奥行き50mm |
材質 | 本体:ABS / 反射板:アクリル/おもり:スチール・PP / ゴム足:EPDM / ケース:PP |
TSマーク(国家公安委員会認定品)取得の「6640 三角停止板」は、風の影響を受けにくくする新スタンド構造を実現させて、風速18m/sもの強い風が吹きつけてきても、設置後に倒れずに立っていられる安定性を備えます。
自宅から近いホームセンターやカー用品店でも販売されていたエーモン工業の「三角停止板6640」を購入して組み立てて使ってみた
エーモン工業の「三角停止板 6640」は、自宅から車で3分ほどの距離にあるホームセンターや、カー用品店でも販売されている注目商品。
自分は三角表示板を持っていなかったが、最近はライブ観戦の遠征などで高速道路を利用する機会も増えてきたので、この機会に購入してみた。
三角停止板6640のケース裏面には、使用する際の一連の流れが表示されていて親切。停止車両から50m以上離して設置したら、安全な場所へと非難し、スマホあるいは高速道路に設置されてある非常電話を使って救援を要請する。一連の流れを前もって把握しておくと緊急時に焦らずに対応しやすい。
三角停止板6640のケースの左右に配置されている凹凸部を、指でやや強めに押すとケースは開封。中にはビビッドで色鮮やかな本体が機能的に収納されていた。
ケース裏面に記載されている使用法の手順に従い、先ずは反射パーツの2辺を互いに連結できるようにスライドさせ、隙間がなくなり、角度が形成された状態となったらジョイント部分をしっかりとハメ込んで接合させた。
本体上部構造の三角形パーツの取り付け作業は終了したので、次は土台となるスタンド部を完成させる。スタンドと本体とが直角になるよう回転させれば、各点が等間隔となり平面に置いた際の安定感が向上します。
エーモン工業の三角表示板の組み立て作業は、数分程度で終わって初めてのトライでも簡単に行えた。完成した本体を机の上に置いてみた。平面に対して、各4点が隙間なく接しているので安定した設置状態だと言えます。
近所にある駐車場を利用させてもらって、夜間時の三角停止板の警告効果を試してみた。外で三角表示板の本体を組み立てるのは、家の中とは状況が違っていた為に、多少は苦労した。
家にあったLEDライトの光を三角停止板にあてて、その効果を確認してみた。ハザードランプを点滅しているだけでは、なかなか前方部で車が停車している事は把握しにくいが、三角表示板を設置していれば、三角形の形状にも意識が向いて、前方部に停止している車がいる事を確認しやすくなる。
より遠くから進行方向で起きているアクシデントを、より早いタイミングで後続車が知る事が出来れば、危険を回避する運転行動へと繋げられるので、エーモン工業の三角表示板の有効性を確認した。
「EM-351 エマーソン 三角停止表示板 (ケース入)」は本体に耐久性が強いABS樹脂を使っている
メーカー | エマーソン |
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本体サイズ | 収納時:418mm×40mm×103mm 使用時:432mm×405mm×366mm |
材質 | 本体:ABS / 反射板:アクリル 脚:スチール |
重量 | 1.5kg |
EM-351 エマーソン 三角表示板(ケース入)は、本体にABS樹脂・脚の部分にはスチール素材を用いて耐久性を引きあげて、国家公安委員会が課している基準をクリアした認定商品。重量は1.5kgと軽量なのも魅力。
「LEDワークライト USB充電式 DL-500TJ」は三角表示板として利用する以外にも投光器やモバイルバッテリーとしてもマルチに使える
メーカー | DAISHIN |
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本体サイズ | W225mm×H205mm×D52mm |
本体重量 | 約580g |
DAISHINの「LED ワークライト USB充電式」は、高速道路上での車の緊急停止を後続車に知らせる三角表示板として利用する以外にも、電源を確保できない暗い場所に照らして作業する時に用いる投光器、スマホへの充電を行えるモバイルバッテリーとしても便利に使えるお勧め商品です。
三角停止表示板に蛍光安全ベストなども付属される「EM-310 エマーソン 自動車用保安セット」は車内に保管しておけば移動時の安心感は高まる
メーカー | ニューレイトン株式会社 |
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本体サイズ | 幅470mm×高さ175mm×奥行き73mm |
本体重量 | 3.0kg |
セット品 | 三角停止表示板 / タイヤストッパー(2個)/ 蛍光安全ベスト / 軍手 / 収納ケース |
「EM-310 エマーソン 自動車用保安セット」には、三角停止表示板以外にも、蛍光安全ベストなどが付属されているので、高速道路だけではなくて一般道を走行中に起きたトラブルにもスムーズに対応出来るので、緊急時に備えて車内に保管しておけば安心。
EU規格適合品の「三角停止表示板 WT-100」はリーズナブルな価格も魅力的なおすすめ商品
メーカー | メルテック 大自工業株式会社 |
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本体サイズ | 使用時:W438mm×H440mm×D375mm 折り畳み時:W440mm×H148mm×D25mm |
重量 | 約530g |
材質 | 本体:ABS / リフレクター:アクリル/ 土台:スティール(ゴム付) |
三角停止表示板 WT-100は、使用時に辺同士を連結させる際には吸着力の強いストッパーを用いて接合させるEU規格適合のリーズナブルな価格帯も魅力的な、大自工業株式会社が開発したお勧め商品です。
「PR-1900TS デルタサイン 三角停止板」は高性能反射板を使用して後続車への視認性を引き上げる
メーカー | キャットアイ |
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本体サイズ | 429mm×401mm |
重量 | 約1.42kg |
キャットアイが開発した「デルタサイン 三角停止板」は、反射効果が優れた高性能反射板を配置させて後続車に対する視認性を引き上げます。TSマーク認定品の同商品は、耐久性も魅力としており、車を乗り換えても使い続けられます。
三角表示板 DOBOC43 収納ケース付きは軽量&コンパクトなので車内に保管しておいても邪魔にならない
メーカー | NAVIC |
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本体サイズ | 幅445mm×奥行き145mm×高さ35mm |
材質 | 本体:ABS / 反射板:アクリル / ケース:PP : ケース / ゴム足:EPDN |
重量 | 800g |
NAVICの三角表示板DOBOC43は軽量コンパクトなので、車内にかさばらずに保管できて便利。同商品は、本体の2辺を広げて、先端部に設けられている、引っ掛け部に連結させれば簡単に組み立てられます。
キャリアハンドルが付いていてスマホへの充電が行える「ワークライト WL-TCR」は日常生活でも便利に使える三角表示板
メーカー | BLACKWOLF |
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本体サイズ | 幅205mm×高さ42mm×奥行180mm |
製品重量 | 363g |
「ワークライト WL-TCR」は同一な外観になりがちな、三角表示板の商品群の中では、一際目立つスタイリッシュなデザインが魅力的な商品。角度を変えられる持ち手が付いていて、モード切り替えスイッチを押せば、4パターンのライトモードへと切り替え可能な同商品は、夜間時のウォーキングなどのシーンでも便利に使えます。
トライアングルの三角停止板は使用しない時にはケースに入れてコンパクトに折り畳めるので便利
メーカー | トライアングル |
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本体サイズ | 組立時 415mm×435mm 収納時 450mm×160mm×33mm |
重量 | 850g |
トライアングルの三角停止板は、使用しないときには450mm×160mm×33mmのサイズにコンパクトに折り畳んでケースに収納できて、車内にも保管しときやすいサイズ感も魅力的なお勧め商品です。
PR-1900停止表示板は昼夜兼用でききて国家公安委員会認定品なので安心して持ち続けられる
メーカー | 信栄物産 |
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本体サイズ | 三角形の一辺430mm、高さ405mm |
重量 | 1.45kg(ケース入り) |
PR-1900停止表示板は3辺各部で等間隔にライトを配置させて、夜間時の視認性を引き上げます。使用しない時にはコンパクトに折り畳み可能な同商品は、TSマークも取得しており、高速道路を利用する際には万が一に備えて積載しておけば安心感は高まります。
車用 三角表示板 COB LEDは太陽光充電ができて5つの点灯モードを備えているので災害時やアウトドアシーンでも使える商品
楽天などのECサイトで販売されている人気商品「車用 三角表示板 COB LED」は、夜間時の使用に効果を発揮するLEDライトを設置して、三角停止板としての機能性を高めます。太陽光によるソーラー充電やUSBケーブルを使っての充電も行える同商品は、LEDランプと蛍光灯による5パターンの点灯モードを可能としているので、夜釣りやキャンプなどのアウトドアシーンでも使えると評判です。
三角表示板は高速道路走行時のアクシデントに対応できる。日常生活でも使える便利な機能性を備えている商品も増えてきたので用意しておこう
三角表示板は使う機会が限られているので、持っていないというドライバーの方が割合的には多いかもしれませんが、高速道路では停止車両が、三角表示板を設置していなかった事が理由によって生じてしまった事故が多発しております。
高速道路を利用する機会の多いドライバーには、万が一の事態に対処できるために三角表示板の準備を推奨します。最近は、緊急時だけではなくて、日常生活でも使える機能性を備えた商品も登場しておりますので、皆さんのニーズに合ったタイプの三角表示板を用意しておきましょう。