ティアナと相性の良いホイールの選び方
ティアナは2003年にプレミアムセダンとして登場し、3代目にあたるL33型は2014年2月にフルモデルチェンジしました。日本仕様は2019年末に生産を終え、2020年7月に販売を終了しています。全長4880mm、全幅1830mm、ホイールベース2775mmという堂々とした体格と、初代から続く「モダンリビング」の世界観は、現在も中古車市場で高い支持を集めています。
L33型は北米市場を意識した力強いエクステリアと、無重力姿勢の研究から生まれたスパイナルサポートシートを組み合わせ、長距離でも疲れにくい室内を実現しました。車両重量はグレードによって1460kgから1480kgで、この重さがもたらす直進時の落ち着きと静粛性が、大人のためのセダンとして評価されてきた理由です。
純正ホイールは16インチと17インチの2種類です。ここから18インチや19インチへ大径化すると、サイドビューの印象は大きく変わります。全幅1830mmという幅広いボディに対して純正の16インチはタイヤハウスの隙間が目立ちやすく、ホイールを1インチから2インチ上げるだけで車体とのバランスが整うのは、このクラスのセダンならではの特徴です。
インチアップを行う際は、外径の変化とタイヤのロードインデックスに注意してください。ティアナのキャラクターに合わせるなら、細かいメッシュや多本スポークのように線の細いデザインが収まりよくまとまります。ここからは純正サイズを整理したうえで、16インチから20インチまでのアルミホイールを具体的に見ていきます。
ティアナにマッチングするアルミホイールのサイズとP.C.D.
| ホイールピッチ(P.C.D.) | 114.3mm |
|---|---|
| ホール数 | 5H |
| リム径 | 16インチ/17インチ/18インチ/19インチ/20インチが多い |
| リム幅 | 6.5J/7J/7.5J/8Jが多い |
| インセット | 46mm~55mm周辺が多い |
| 純正タイヤサイズ | 「215/60R16」「215/55R17」 |
ティアナのホイール規格は、P.C.D.が114.3mm、ホール数が5穴です。通販サイトやメーカーの適合表では「5H-114.3」と表記されるため、この並びで絞り込むと検索が早くなります。国産のセダンやSUVで広く使われている規格のため、選べるホイールの母数は非常に多くなります。
純正のリム幅は16インチが7.0J、17インチが7.5Jで、インセットはいずれも50mmです。社外ホイールでは46mmから55mm前後が扱いやすい範囲になります。インセットの数字が小さいほどホイールは外側へ出るため、純正の50mmから45mmに変えると、左右それぞれ5mmずつフェンダー側へ近づく計算です。
タイヤサイズから探す場合は、16インチが215/60R16、17インチが215/55R17です。中古で購入した個体では前オーナーがすでにインチアップしている場合があるため、装着中のタイヤ側面の表記か、運転席ドア開口部のラベルで実際のサイズを確認してから選ぶと間違いがありません。
ここからは16インチ、17インチ、18インチ、19インチを中心に、大型セダンの足元に似合う社外アルミホイールを紹介します。
美しさと力強さの両方が感じ取れるホムラシリーズの売れ筋商品
<ティアナ>RAYS HOMURA 2×9<ホイール>
| リム径 | 19inch |
|---|---|
| インセット | 38mm/45mm |
| リム幅 | 8.0J/8.5J |
| カラー | グロッシーブラック/リムエッジDMC(HL) スパークプレーテッドシルバー/リムエッジDMC |
| 値段 | 41,700円/1本~(2026年調べ) |
| 参考 | レイズ[ホイールメーカー一覧] |
レイズ(RAYS)の「HOMURA 2×9」は、9つの交点を持つメッシュ構造を採用したアルミホイールです。細身のスポークがリムエンドまで届き、コンケイブ形状によって中心部が奥へ落ち込むため、間近で見ると写真以上に立体的な陰影が出ます。線の細さがティアナのなだらかなキャラクターラインと競合せず、足元だけが浮くことがありません。
カラーはグロッシーブラック/リムエッジDMCとスパークプレーテッドシルバー/リムエッジDMCの2種類です。リムのエッジ部分にダイヤモンドカットが入るため、暗色を選んでも輪郭が消えず、夜間でもホイールの外径が視認できます。ボディカラーがダーク系なら黒、明るい系ならシルバーというのが素直な組み合わせです。
ティアナへの適合は19インチで、リム幅8.0J(インセット38mm・45mm)と8.5J(インセット38mm・45mm)から選べます。純正17インチの7.5Jから8.5Jへ広げると、タイヤの選択肢は245/40R19あたりが中心になり、外径は純正17インチとほぼ同等に収まります。ただし8.5Jのインセット38mmはフェンダーとの余裕がほとんど残らないため、ノーマル車高のままなら8.0Jの45mmから検討するのが現実的です。
リムオーバーデザインで足元に存在感を与える
<ティアナ>エンケイ RS05<ホイール>
| リム径 | 16inch/17inch/18inch |
|---|---|
| インセット | 35mm/38mm/40mm/42mm/45mm/48mm/50mm |
| リム幅 | 7.0J/7.5J/8.0J |
| カラー | キアロシルバー SBC |
| 値段 | 43,100円/1本~(2026年調べ) |
| 参考 | エンケイ[ホイールメーカー一覧] |
エンケイの「RS05」は、細身の多本スポークを放射状に配したアルミホイールです。エンケイ独自のMATプロセス製法によってリム部分を鍛え、鋳造ホイールとしては軽い部類に仕上がっています。バネ下重量が減ると、路面のうねりに対してタイヤが素早く戻るため、高速巡航時の修正舵が減ります。車両重量が1460kgを超えるティアナでは、この差が体感として出やすくなります。
スポーク本数が多く開口部が広い構成のため、ブレーキ周りの通風を妨げません。カラーはキアロシルバーとSBCの2色で、いずれも彩度を抑えた仕上げです。派手さではなく質感で見せるタイプのため、純正の落ち着いた雰囲気を保ったまま足元だけ質を上げたい場合に噛み合います。
サイズは16インチ7.0J(インセット38mm・45mm・48mm)、17インチ8.0J(インセット35mm・42mm・48mm)、18インチ7.5J(インセット50mm)、18インチ8.0J(インセット40mm・45mm・48mm)と幅があります。純正16インチ車が18インチ8.0Jへ上げる場合はタイヤも225/45R18前後へ変わり、ホイール代とタイヤ代の両方が発生します。逆に18インチ7.5Jのインセット50mmは純正のインセットと同じ数値で、出面を変えずに大径化だけを狙える組み合わせです。
スポークがキラキラとダイヤモンドのように煌めくラグジュアリーなホイール
<ティアナ>KYOHO AME シャレンXR-75 モノブロック<ホイール>
| リム径 | 18inch/19inch |
|---|---|
| インセット | 38mm/45mm/48mm/55mm |
| リム幅 | 7.5J/8.0J |
| カラー | ダイヤモンドフィニッシュ ブラウンドブラック |
| 値段 | 81,300円/4本~(2026年調べ) |
| 参考 | KYOHO[ホイールメーカー一覧] |
共豊コーポレーション(KYOHO)の「AME シャレンXR-75 モノブロック」は、エッジの立ったスポークを幾重にも重ねた構成のアルミホイールです。遠目には太い5スポークに見え、近づくと細いフィンが層になっているのが分かります。駐車場で歩み寄ったときに印象が切り替わるタイプで、写真だけでは伝わりにくい面白さがあります。
モノブロック(1ピース)構造でスポークがリムエンドまで到達しているため、実際のインチ数より一回り大きく見えます。カラーはダイヤモンドフィニッシュのブラウンドブラック1色で、黒に茶を含ませた深い色調です。ブラックやダークメタルグレーのボディに合わせると、単純な黒よりも温度感のある足元にまとまります。
ティアナへの適合サイズは、18インチ7.5J(インセット48mm・55mm)、18インチ8.0J(インセット38mm・45mm)、19インチ7.5J(インセット48mm・55mm)、19インチ8.0J(インセット38mm・45mm)です。インセット55mmは純正の50mmより内側へ入るため、フェンダーとの隙間はむしろ広がります。ツライチを狙うなら45mm前後、干渉を避けて確実に収めたいなら48mm以上という使い分けになります。
力強く品のあるメッシュが特徴的なレオニスの人気モデル
<ティアナ>ウェッズ レオニス MX<ホイール>
| リム径 | 17inch/18inch |
|---|---|
| インセット | 42mm/47mm/50mm/53mm |
| リム幅 | 6.5J/7.0J |
| カラー | ハイパーシルバースリー/SCマシニング BMCミラーカット パールブラックミラーカット/チタントップ |
| 値段 | 22,231円/1本~(2026年調べ) |
| 参考 | ウェッズ[ホイールメーカー一覧] |
ウェッズのレオニスシリーズから登場した「MX」は、複雑に交差するメッシュデザインのアルミホイールです。ミラーカットモデルには奥行きのあるクリア塗装を採用しており、切削面の上に透明な層が乗ることで、単純な鏡面とは違う深みが出ます。光が回り込むとスポークの縁だけが明るくなり、輪郭が浮き上がります。
カラーはハイパーシルバースリー/SCマシニング、BMCミラーカット、パールブラックミラーカット/チタントップの3種類です。レオニスはウェッズの中でも流通量の多いシリーズで、入手しやすく在庫も見つけやすいという実務的な利点があります。今回紹介する中では価格帯が抑えめの部類に入り、4本そろえるときの負担が小さく済みます。
ティアナへの適合サイズは、17インチ6.5J(インセット53mm)、17インチ7.0J(インセット42mm・47mm・53mm)、18インチ7.0J(インセット47mm・53mm)です。6.5Jは純正17インチの7.5Jより1J狭いため、タイヤの選択肢は215幅が中心になります。純正の乗り心地を維持したまま見た目だけ変えたい場合は17インチ、扁平率を下げてシャープに見せたい場合は18インチという分け方になります。
オフセットが豊富でティアナのインチアップにもおすすめ
<ティアナ>マルカサービス ユーロスピードBL10<ホイール>
| リム径 | 17inch/18inch |
|---|---|
| インセット | 35mm/38mm/40mm/45mm/48mm/50mm/55mm |
| リム幅 | 7.0J/8.0J |
| カラー | ブラックポリッシュ |
| 値段 | 11,529円/1本~(2026年調べ) |
| 参考 | マルカサービス[ホイールメーカー一覧] |
マルカサービスの「ユーロスピード BL10」は、中心部からリムエンドへ直線的に伸びる10本スポークのアルミホイールです。スポークの側面に削り込みを入れることで、正面から見たときの厚みを保ちながら、斜めからは細く見えるという二面性を持たせています。装飾を足さない構成のため、数年後に見ても古びません。
カラーはブラックポリッシュの1色です。黒地に切削面が入る仕上げは、ブレーキダストが付いても目立ちにくく、洗車の間隔が空きがちな使い方でも印象が崩れにくくなります。今回紹介する中では最も手が届きやすい価格帯で、夏用と冬用の2セットを組むときの一方に回すという選び方もできます。
サイズは17インチ7.0J(インセット40mm・50mm・55mm)、18インチ7.0J(インセット38mm)、18インチ8.0J(インセット35mm・45mm・48mm)です。18インチ8.0Jのインセット45mmから48mmは、L33のオーナーが実際に選ぶことの多い組み合わせで、ノーマル車高でもフェンダー内に収まりやすい範囲になります。インセット35mmは大きく外へ出るため、車高調整とセットで考えるサイズです。
世界でも高い評価を受けるBBSジャパンが製造するアルミ鍛造ホイール
BBS ジャパン RF
| リム径 | 17inch/18inch |
|---|---|
| インセット | 45mm/48mm/50mm |
| リム幅 | 7.0J/7.5J |
| カラー | ダイヤモンドシルバー ダイヤモンドブラック |
| 値段 | 86,240円/1本~(2026年調べ) |
| 参考 | BBS[ホイールメーカー一覧] |
BBSブランドの鍛造ホイールを製造しているのは、富山県に拠点を置くBBSジャパンです。「RF」は鍛造1ピース構造で、細身の5本クロススポークを採用しています。鍛造は素材を圧縮して組織を密にする製法で、同じ強度を確保しながら肉厚を薄くできるため、軽さと剛性が両立します。
1本あたりの重量が軽くなると、サスペンションが路面追従に使うエネルギーが減り、段差を越えたあとの収まりが早くなります。1470kg前後の車重を持つティアナでは、直進安定性を損なわずに乗り味を軽くできるという方向で効きます。カラーはダイヤモンドシルバーとダイヤモンドブラックの2色です。
適合サイズは、17インチ7.0J(インセット48mm・50mm)、17インチ7.5J(インセット45mm)、18インチ7.5J(インセット45mm・50mm)です。今回紹介する中では価格が最も高い部類で、デザインだけを求めるなら他に選択肢はあります。走りの質まで含めて足元を作り込みたい場合や、長く使う前提で1セットに投資したい場合に向く一本です。縁石でリムを傷めると修復が難しい点は、購入前に理解しておきたいところです。
レースでも愛用されるボルクレーシングが設計した軽量の鍛造ホイール
RAYS CE28N 10 SPOKE DESIGN
| リム径 | 16inch/17inch/18inch |
|---|---|
| インセット | 42mm/43mm/44mm/48mm/50mm |
| リム幅 | 7.0J/7.5J/8.0J |
| カラー | ブロンズ(BR) フォーミュラシルバー/ダイヤモンドカットリム(FD) |
| 値段 | 53,200円/1本~(2026年調べ) |
| 参考 | レイズ[ホイールメーカー一覧] |
レイズのフラッグシップブランドであるボルクレーシングの中で、軽さを最優先に設計された鍛造1ピースホイールが「CE28N」です。10スポークの断面を細く絞りながら必要な部分だけ肉を残す設計で、同サイズの鋳造ホイールと比べて明確に軽く仕上がっています。
足元が軽くなると、発進時のアクセル初期の反応や、ブレーキを緩めたときの車体の収まりが変わります。ティアナのように車重があり、かつ静かに走らせる場面が多い車では、軽快さよりも「揺れが早く収まる」という形で恩恵が出ます。カラーはブロンズと、フォーミュラシルバー/ダイヤモンドカットリムの2種類です。
適合サイズは、16インチ7.0J(インセット42mm・48mm)、17インチ7.5J(インセット43mm・50mm)、17インチ8.0J(インセット44mm)、18インチ7.5J(インセット43mm・50mm)です。純正16インチ車がそのままのタイヤサイズで軽量化だけを狙うなら16インチ7.0Jが選べます。一方で、スポーク本数が少なく直線的な造形はスポーツ寄りの印象が強いため、あくまで上質さを優先したい場合はメッシュ系のほうが合います。
6本のスポークが足元をたくましく支えるインパルの人気アイテム
チームインパル レーシングライン GT-06
| リム径 | 18inch/19inch |
|---|---|
| インセット | 42mm/49mm |
| リム幅 | 7.0J/7.5J/8.0J |
| カラー | マットブラック/ポリッシュ スパークルシルバー/ポリッシュ NEWグロスガンメタリック/ポリッシュ |
| 値段 | 45,815円/1本~(2026年調べ) |
| 参考 | インパル[ホイールメーカー一覧] |
日産車のチューニングとドレスアップを長年手掛けてきたインパルの「レーシングライン GT-06」は、リムエンドまで鋭く伸びるツインスポークが特徴のアルミホイールです。日産車向けのエアロパーツやマフラーを展開してきたブランドのため、同社のパーツで外装をまとめている場合は足元まで統一感が取れます。
カラーはマットブラック/ポリッシュ、スパークルシルバー/ポリッシュ、グロスガンメタリック/ポリッシュの3色です。いずれもリムにポリッシュが入るため、暗色を選んでも外径の輪郭が残ります。マットブラックは艶消しのぶん、硬いブラシで擦ると光沢差が出るので、洗車時はスポンジを使うと表面を保ちやすくなります。
ティアナへの適合は、18インチ7.0J(インセット49mm)、18インチ7.5J(インセット42mm)、19インチ8.0J(インセット42mm)です。18インチ7.0Jのインセット49mmは純正17インチの7.5J・インセット50mmに近く、出面をほとんど変えずに1インチ上げられる組み合わせになります。19インチ8.0Jのインセット42mmは外へ出る方向のため、フェンダーとの隙間を実測してから判断するのが安全です。
繊細なフィンデザインがティアナの上質感を引き立てる
レアマイスター ティニャネロ
| リム径 | 18inch/19inch |
|---|---|
| インセット | 38mm/47mm/48mm/53mm |
| リム幅 | 7.5J |
| カラー | パールブラック/リムポリッシュ パールブラック/ブロンズクリア パールブラック/ブラッククリア パールブラック/レッドクリア |
| 参考 | レアマイスター[ホイールメーカー一覧] |
レアマイスターの「ティニャネロ(TIGNANELLO)」は、細いフィン状のスポークを密に並べたアルミホイールです。1本あたりが細いぶん本数で見せる構成で、真横から見たときの情報量が多く、大柄なセダンの側面に対して足元が負けません。パールブラックをベースに、リムの処理でバリエーションを付けています。
カラーはリムポリッシュ、ブロンズクリア、ブラッククリア、レッドクリアの4種類です。リムポリッシュは明るく輪郭を出す方向、ブラッククリアは全体を沈める方向で、同じディスクでも印象がはっきり分かれます。ブロンズクリアやレッドクリアは正面からはほぼ黒く見え、光が当たる角度でだけ色が現れる控えめな差し色になります。
ティアナへの適合は、18インチ7.5J(インセット38mm・48mm・53mm)、19インチ7.5J(インセット47mm・53mm)です。フィンの隙間が狭いため、洗車ではブラシの先が奥まで届きにくくなります。ブレーキダストを溜めたくない場合は、購入と同時にホイールコーティングを施工しておくと維持の手間が減ります。
植物のように枝分かれするスポークが印象的なレアマイスターの売れ筋アイテム
レアマイスター キャンティ
| リム径 | 18inch/19inch |
|---|---|
| インセット | 47mm/53mm |
| リム幅 | 7.0J/7.5J |
| カラー | マットブラック/リムポリッシュ ガンメタマットポリッシュ ブロンズクリア BMCポリッシュ |
| 参考 | レアマイスター[ホイールメーカー一覧] |
レアマイスターの「キャンティ(CHIANTI)」は、センターから枝分かれしながらリムエンドへ伸びるスポークが特徴のアルミホイールです。1本のスポークが途中で分岐して面を作るため、回転方向を感じさせる動きのある見え方になります。停車中でも表情が出るタイプで、静的な印象になりがちなセダンの足元に変化を与えます。
カラーはマットブラック/リムポリッシュ、ガンメタマットポリッシュ、ブロンズクリア、BMCポリッシュの4色です。BMCポリッシュは鏡面に近く明るい方向、マット系は光沢を抑えて落ち着かせる方向と、選ぶ色で仕上がりの温度が変わります。軽自動車から大型セダンまで幅広い車種向けにサイズを展開しているシリーズで、装着例を探しやすいのも判断材料になります。
ティアナへの適合は、18インチ7.0J(インセット47mm・53mm)、19インチ7.5J(インセット47mm)です。19インチの7.5Jはタイヤが235/40R19あたりになり、純正17インチの外径に近い範囲へ収まります。ただし扁平率が40まで下がるとサイドウォールの厚みは半分近くになり、路面の目地を拾う頻度は明確に増えます。後席に人を乗せる機会が多い使い方では、18インチで止めておくほうが満足度は保ちやすくなります。
枝分かれした20本のスリムスポークがすらりと伸びた品のあるデザイン
<ティアナ>トピー アヌヴィアス ネリッチ<ホイール>
| リム径 | 17inch/18inch/19inch |
|---|---|
| インセット | 38mm/45mm/48mm/53mm/55mm |
| リム幅 | 7.0J/8.0J/8.5J |
| カラー | ガンメタリックミラーポリッシュ |
| 参考 | トピー[ホイールメーカー一覧] |
トピー実業の「アヌヴィアス ネリッチ(ANEVIAS NERICH)」は、細いスポークを二層に重ねたダブルメッシュ構造のアルミホイールです。手前のスポークと奥のスポークで明るさが変わるため、平面的にならず、大径サイズでも間延びしません。ガンメタリックミラーポリッシュの1色展開で、暗さと輝きを同時に持たせた仕上げになっています。
スポークがリムを覆うリムオーバーデザインのため、同じインチ数の一般的なホイールより大きく見えます。視覚的にタイヤの厚みを薄く見せる効果もあり、実際のインチアップ幅を抑えたまま印象だけを引き上げたい場合に効きます。
サイズは17インチ7.0J(インセット38mm・48mm・55mm)、18インチ7.0J(インセット38mm・48mm・55mm)、18インチ8.0J(インセット38mm)、19インチ8.0J(インセット38mm・45mm・53mm)、19インチ8.5J(インセット38mm・45mm・53mm)です。19インチ8.5Jのインセット38mmは、ノーマル車高では収まりが厳しくなる組み合わせのため、車高を調整する前提で検討するサイズになります。
シンプルな造形でセダンに合わせやすいマルカサービスのヴァーテックワン
VERTEC ONE Eins.1
| リム径 | 17inch/18inch |
|---|---|
| インセット | 38mm/48mm/50mm/55mm |
| リム幅 | 7.0J/8.0J |
| カラー | ダークハイパーシルバー/リムDC |
| 参考 | マルカサービス[ホイールメーカー一覧] |
マルカサービスの「VERTEC ONE Eins.1(ヴァーテックワン アインスワン)」は、5本スポークを基本に細部へエッジを立てたアルミホイールです。要素を足さない構成のため主張が強すぎず、純正の雰囲気を保ったまま質感だけを上げたい場合に扱いやすくなります。実際に目の前にすると、スポーク側面の面取りが細かく入っているのが分かります。
カラーはダークハイパーシルバー/リムDCの1色です。ディスクは暗めのシルバーで落ち着かせ、リムにはダイヤモンドカットを入れて輪郭だけを明るくしています。ボディカラーがブリリアントシルバーやダークメタルグレーの個体では、車体と足元が同系色でつながり、全体が一体の塊に見えます。
ティアナへの適合サイズは、17インチ7.0J(インセット38mm・48mm・55mm)、18インチ7.0J(インセット50mm)、18インチ8.0J(インセット38mm・48mm)です。18インチ7.0Jのインセット50mmは純正のインセットと同じ数値で、出面を一切変えずに1インチから2インチ上げられる組み合わせになります。車検や日常の取り回しでリスクを増やしたくない場合、この数値を基準に選ぶと判断が簡単になります。
シックな色合いが上品なCOBBYおすすめの大口径ホイール
<ティアナ>ロジャム スレイヴ<ホイール>
| リム径 | 18inch/19inch |
|---|---|
| インセット | 42mm/50mm |
| リム幅 | 7.0J/7.5J |
| カラー | グロスカット |
| 参考 | ロジャム[ホイールメーカー一覧] |
ロジャムの「スレイヴ(Slave)」は、10本のメインスポークの背後にサブスポークを配した二層構造のアルミホイールです。中心部を角度を付けて落とし込んでいるため、正面から覗くと奥へ吸い込まれるような深さが出ます。単純な平面ディスクと比べて、同じインチ数でも重量感のある見え方になります。
カラーはグロスカットの1色で、切削面に光沢のあるクリアを重ねた仕上げです。ティアナのようにボディサイズが大きい車では、足元にある程度の面積と輝きがないと車体に負けてしまいます。その意味で、面で見せるタイプのこのデザインは相性が取りやすい方向といえます。
適合サイズは、18インチ7.0J(インセット42mm・50mm)、19インチ7.5J(インセット42mm・50mm)です。インセット50mmを選べば純正と同じ出面のまま大径化でき、42mmを選べば左右それぞれ8mmずつ外へ出ます。8mmの差はフェンダーとの隙間の見え方が変わる幅で、ツライチを狙う場合の基準になります。
アスリートのように引き締まったフォルムがティアナを格上げ
<ティアナ>ワーク エモーション RSα<ホイール>
| リム径 | 17inch/18inch |
|---|---|
| インセット | 50mm |
| リム幅 | 7.0J/7.5J |
| カラー | フォースゴールドマシニング グローリーブラックマシニング ハイパーシルバーマシニング |
| 参考 | ワーク[ホイールメーカー一覧] |
ワーク(WORK)の「エモーション RSα(アールエスアルファ)」は、センターからリムエンドまで直線的に伸びる10本スポークの1ピースホイールです。マシニング加工でスポーク表面に細かい切削目を入れており、単色でも光の受け方に変化が生まれます。飾りを足さない造形のため、流行に左右されにくい設計です。
カラーはフォースゴールドマシニング、グローリーブラックマシニング、ハイパーシルバーマシニングの3色です。ゴールドはボディがホワイトやブラックのときに効き、シルバーは純正の延長線上でまとめたい場合に選びやすくなります。スポーク間が広く開いた形状のため、洗車時にスポンジが奥まで届き、日常の手入れは楽な部類に入ります。
ティアナへの適合は、17インチ7.0J(インセット50mm)、18インチ7.5J(インセット50mm)です。どちらも純正と同じインセット50mmで、出面を変えずにサイズだけを変更できます。純正17インチ車が18インチ7.5Jへ上げれば、リム幅は据え置きのまま扁平率だけが下がり、変化を最小限に抑えたインチアップになります。
フィンタイプのディスクフェイスがラグジュアリーなホイール
<ティアナ>ロジャム オルタネイティヴ<ホイール>
| リム径 | 18inch/19inch/20inch |
|---|---|
| インセット | 45mm/48mm/50mm |
| リム幅 | 7.0J/7.5J/8.0J/8.5J |
| カラー | グロスカット |
| 参考 | ロジャム[ホイールメーカー一覧] |
ロジャムの「オルタネイティヴ(Alternative)」は、センター部から複雑に枝分かれするフィン状のスポークが特徴のアルミホイールです。メインスポークから分岐したサブスポークがリムへ向かって広がるため、見る角度によってスポーク本数の印象が変わります。グロスカットの1色展開で、切削面が光を細かく拾います。
今回紹介する中では唯一20インチまで設定があり、大径化を突き詰めたい場合の選択肢になります。ティアナは全高1470mm、最低地上高130mmという低めの姿勢を持つため、20インチを履かせるとフェンダーの隙間がほぼ埋まり、サイドビューの重心が下がって見えます。
適合サイズは、18インチ7.0J(インセット50mm)、19インチ7.5J(インセット50mm)、20インチ8.0J(インセット48mm)、20インチ8.5J(インセット45mm)です。20インチではタイヤが245/35R20あたりとなり、サイドウォールの厚みは純正16インチの3分の1近くまで薄くなります。乗り心地の変化は明確に出るうえ、タイヤの銘柄も限られてくるため、見た目を最優先する用途に絞って検討するサイズです。
孔雀の羽をイメージした黒のメッシュホイールでティアナが美しく輝く!
BADX LOXARNY PAVONE
| リム径 | 17inch/18inch |
|---|---|
| インセット | 42mm/48mm/55mm |
| リム幅 | 7.0J/7.5J |
| カラー | ガンメタ/ポリッシュ ブラック/リムポリッシュ |
| 参考 | BADX [ホイールメーカー一覧] |
BADXの「ロクサーニ パヴォーネ(LOXARNY PAVONE)」は、イタリア語で孔雀を意味する名の通り、センターから扇状に広がるメッシュデザインを採用したアルミホイールです。スポークの密度が中心付近で高く、外側へ行くほど間隔が開く構成のため、視線が自然にリムへ導かれます。
カラーはガンメタ/ポリッシュとブラック/リムポリッシュの2種類です。どちらも暗色にポリッシュを組み合わせており、汚れが目立ちにくい一方で輪郭は保たれます。メッシュ系は隙間が細かく洗いにくい形状のため、ホイール用の細いブラシを1本用意しておくと維持が楽になります。
ティアナへの適合は、17インチ7.0J(インセット48mm・55mm)、18インチ7.5J(インセット42mm・48mm・55mm)です。18インチ7.5Jのインセット48mmは純正17インチの7.5J・インセット50mmに近く、リム幅も同じため、タイヤの外径だけを合わせれば違和感なく移行できます。純正の乗り心地を大きく崩さずに大径化したい場合の基準として使えるサイズです。
ワイルドな見た目で男らしい足元を演出するホイール
<ティアナ>MKW MK-76<ホイール>
| リム径 | 16inch/18inch |
|---|---|
| インセット | 42mm/50mm |
| リム幅 | 7.0J |
| カラー | ミルド マシンブラック |
| 参考 | MKW[ホイールメーカー一覧] |
アメリカ市場でオフロード系ホイールを展開してきたMKWの「MK-76」は、スポークに緩やかな曲線を取り入れたアルミホイールです。同ブランドの直線的で武骨なモデルとは方向性が異なり、セダンのなだらかなボディラインとも噛み合います。リムエンドにはダイヤカット加工が入り、暗い車体色でも足元の輪郭が残ります。
カラーはミルド マシンブラックの1色です。黒地に切削面を残す仕上げで、ブレーキダストが付いても目立ちにくく、洗車の頻度を上げにくい使い方でも印象が保たれます。派手さで勝負するタイプではないため、周囲と差を付けつつ落ち着かせたい場合に噛み合います。
ティアナへの適合は、16インチ7.0J(インセット42mm・50mm)と18インチ7.0J(インセット42mm・50mm)です。16インチを選べば純正の215/60R16をそのまま使え、タイヤ代をかけずにホイールだけで印象を変えられます。扁平率60のサイドウォールが残るため、ティアナ最大の持ち味であるしなやかな乗り心地を損なわない点も、この選び方の利点です。
ダイナミックに伸びた太いスポークデザインがティアナにマッチ
<ティアナ>コスミック ヴェネルディ レヴォルテ<ホイール>
| リム径 | 18inch/19inch |
|---|---|
| インセット | 38mm/40mm/45mm/48mm/50mm |
| リム幅 | 7.0J/7.5J/8.5J |
| カラー | ブラックミラーフィニッシュ |
| 参考 | コスミック[ホイールメーカー一覧] |
コスミックの「ヴェネルディ レヴォルテ(VENERDi REVOLTE)」は、10本のスポークがリムエンドまで伸びるアルミホイールです。ディスク中央部を大きく落とし込んだコンケイブ形状のため、正面から見たときの奥行きが深く、リムの立ち上がりがはっきり見えます。ブラックミラーフィニッシュの1色展開で、黒でありながら鏡面に近い反射を持ちます。
コンケイブ形状は、リム幅が広いサイズほど効果が強く出ます。ティアナのように全幅1830mmの車では、足元に厚みのある造形を入れても全体のバランスが崩れにくく、こうした立体的なホイールを受け止められます。
適合サイズは、18インチ7.0J(インセット50mm)、18インチ7.5J(インセット40mm・50mm)、19インチ7.5J(インセット38mm・48mm)、19インチ8.5J(インセット45mm)です。19インチ8.5Jのインセット45mmは、純正17インチ(7.5J・インセット50mm)と比べてリム幅が1J広く出面も外へ出るため、フェンダーとの余裕は大きく減ります。ノーマル車高で確実に収めたい場合は、18インチ7.5Jのインセット50mmから検討するのが安全です。
ドレスアップにぴったりのピアスボルトのデコレーションが華やかなデザイン
<ティアナ>BADX ロクサーニ EX バイロンアベンジャー<ホイール>
| リム径 | 17inch/18inch/19inch |
|---|---|
| インセット | 38mm/45mm/48mm/53mm/55mm |
| リム幅 | 7.0J/7.5J/8.0J |
| カラー | ブラックメタリック/ポリッシュ |
| 参考 | BADX[ホイールメーカー一覧] |
BADXの「ロクサーニ EX バイロンアベンジャー」は、鋭いV字スポークとリム際のピアスボルト風装飾を組み合わせたアルミホイールです。ブラックメタリックの地と磨き上げたポリッシュ面の明暗差がはっきりしており、遠目でもデザインの輪郭が読み取れます。装飾のあるホイールの中では線が整理されており、派手さと上品さの折り合いが取れています。
ピアスボルト風の意匠は締結部品ではなく装飾のため、点検や整備の対象にはなりません。ただし細かい凹凸が増えるぶん、洗車での汚れの落としにくさは上がります。ホイール表面のコーティングを併用すると、輝きを保ちやすくなります。
ティアナへの適合は、17インチ7.0J(インセット48mm・55mm)、18インチ7.0J(インセット48mm・53mm)、18インチ7.5J(インセット48mm・55mm)、19インチ7.5J(インセット55mm)、19インチ8.0J(インセット38mm・45mm)です。インセット53mmや55mmは純正の50mmより内側へ入るため、フェンダーとの干渉を避けたい場合の安全側の選択になります。逆に19インチ8.0Jのインセット38mmは大きく外へ出るサイズで、車高調整を前提に考える組み合わせです。
ティアナの足回りをエレガントにインチアップする18インチのホイール
WEDS Kranze Graben 680EVO
| リム径 | 18inch |
|---|---|
| インセット | 38mm/48mm/55mm |
| リム幅 | 7.5J |
| カラー | SBC/ポリッシュ ブラック/ポリッシュ ブロンズクリア |
| 参考 | WEDS [ホイールメーカー一覧] |
ウェッズ(WEDS)の上位ブランドから登場した「クレンツェ グラベン 680エボ(Kranze Graben 680EVO)」は、3ピースモデルで培った意匠を1ピース構造に落とし込んだアルミホイールです。スポークが複数の平面で構成されており、正面と斜めで見え方が切り替わります。1ピースのため3ピースより軽く、価格も抑えられるという実務的な利点があります。
カラーはSBC/ポリッシュと、ブラック/ポリッシュ ブロンズクリアの2種類です。ポリッシュ面が広く取られているため、洗車直後の反射は非常に強く出ます。逆に汚れが乗ると輝きが鈍りやすいので、ホイールの手入れを楽しめる方に向く仕上げです。
ティアナへの適合は18インチ7.5J(インセット38mm・48mm・55mm)です。リム幅7.5Jは純正17インチと同じで、インセット48mmを選べば純正に近い出面のまま1インチ上げられます。38mmはツライチ寄り、55mmは内側へ引っ込める方向と、同じホイールで3通りの出面を選べる構成になっています。
ティアナの純正ホイールのスペックとハブ径
ティアナの純正ホイールサイズは16インチと17インチです。L33型は2014年の登場時にXE、XL、XVの3グレード構成で、17インチアルミホイールが与えられたのはXVでした。2016年4月にXVナビAVMパッケージとXLナビAVMパッケージが追加され、以降は4グレード構成となり、17インチはXVナビAVMパッケージが装着しています。中古車を検討する際は、年式によってグレード名と装着ホイールの対応が変わる点に注意してください。
| リム径 | 16inch | 17inch |
|---|---|---|
| インセット | 50mm | 50mm |
| リム幅 | 7.0J | 7.5J |
| ボルト穴数 | 5穴 | 5穴 |
| P.C.D(ピッチ) | 114.3mm | 114.3mm |
| ハブ径 | 66φ | 66φ |
| タイヤサイズ | 215/60R16 | 215/55R17 |
| タイヤ外径 | 664mm | 668mm |
| ナットサイズ | M12×P1.25 | M12×P1.25 |
16インチと17インチの外径差は4mmで、1インチ違ってもタイヤ全体の大きさはほぼ同じです。インチアップの基本的な考え方が、そのまま純正の設定に表れています。ハブ径は66mmで、社外ホイールの多くは複数車種に対応させるため中心穴を大きめに取っています。この隙間をハブリングで埋めると中心が出しやすくなり、高速走行時の微振動を抑えられます。ハブボルトが荷重を受け持つ設計のため必須の部品ではありませんが、大径ホイールに交換したあとにステアリングの振れが気になる場合は試す価値があります。
ティアナのグレード別純正タイヤサイズとホイールサイズ一覧表
| ティアナのグレード | ホイールサイズ | タイヤサイズ | 型式 |
|---|---|---|---|
| 2.5 XV | 17インチ X 7.5J(+50) | 215/55R17 | L33 |
| 2.5 XV ナビAVMパッケージ | 17インチ X 7.5J(+50) | 215/55R17 | L33 |
| 2.5 XE | 16インチ X 7.0J(+50) | 215/60R16 | L33 |
| 2.5 XL | 16インチ X 7.0J(+50) | 215/60R16 | L33 |
| 2.5 XL ナビAVMパッケージ | 16インチ X 7.0J(+50) | 215/60R16 | L33 |
17インチが与えられるのは上位のXV系のみで、それ以外は16インチです。全長4880mm、全幅1830mmという体格に対して16インチはホイールアーチの隙間が目立ちやすく、インチアップの効果が視覚的に分かりやすいのはXE、XL、XLナビAVMパッケージの3グレードになります。
ティアナのインチアップは何インチまで可能か
ティアナでインチアップを検討する場合、タイヤサイズの目安は次のように移り変わります。16インチが215/60R16、17インチが215/55R17、18インチが225/45R18または235/45R18、19インチが235/40R19または245/40R19、20インチが245/35R20です。1インチ上げるごとにリム径が25.4mm増えるため、扁平率を下げてタイヤの厚みを削り、外径を純正の660mm台に収めるという考え方になります。
外径をそろえる理由は、スピードメーターの表示と実際の速度をずらさないためです。純正16インチの外径は664mm、17インチは668mmで、その差は4mmに収まっています。ここから大きく外れる組み合わせを選ぶと、車検の速度計試験で問題になる可能性が出てきます。
もうひとつ、ティアナで特に重要になるのがタイヤのロードインデックス(荷重指数)です。車両重量は1460kgから1480kgで、17インチ純正の215/55R17には94Vが指定されています。インチアップ時にこれを下回るタイヤを選ぶと、乗車人数が多い場面や荷物を積んだ状態での安全余裕が削られます。幅が広くなっても扁平率が下がると空気容積は減るため、サイズだけでなくタイヤ側面のロードインデックス表記を必ず確認してください。
実際に選ばれる頻度が高いのは18インチと19インチです。18インチであれば8.0Jのインセット45mmから48mm前後が、ノーマル車高でもフェンダー内に収まりやすい範囲になります。19インチでは7.5Jが扱いやすく、8.0J以上になるとリム幅と出面の両方で余裕が減っていきます。
インチアップで得られるのは、見た目の変化とステアリングを切った直後の応答の鋭さです。一方で失われるものもはっきりしています。扁平率が下がるほど路面の目地や段差を拾いやすくなり、ティアナの持ち味である静かで滑らかな乗り味は薄まります。タイヤの価格も上がり、交換サイクルまで含めた維持費は18インチ、19インチと上がるごとに膨らみます。乗り心地を優先するなら17インチ、見た目と実用のバランスを取るなら18インチという整理になります。
ホイール交換前に確認したいナットと車検の基準
ティアナのハブボルトはM12×P1.25です。国産車では日産を含む一部メーカーがこのピッチを採用しており、他社で使われるM12×P1.5とはネジ山の間隔が違います。ピッチが合わないナットを無理に締め込むとボルト側のネジ山を痛めるため、ホイールセットを中古で譲り受けた場合などは、付属ナットの表記を確認してから使用してください。
あわせて、ナットの座面形状にも注意が必要です。社外アルミホイールには、それぞれ指定された座面のナットがあります。純正ナットをそのまま流用できるかどうかは製品によって異なるため、購入時にホイール側の指定を確認し、必要であれば専用のナットを同時に手配しておくと、届いてから装着できないという事態を避けられます。
車検の面では、フェンダーからのはみ出しが最大の確認ポイントです。2017年6月の保安基準改正により、乗車定員9人以下の乗用車では、車軸中心から前方30度・後方50度の範囲において、最外側がタイヤとなる部分の突出量が10mm未満であれば突出していないものとみなされます。ただし緩和されたのはタイヤ部分だけで、ホイールのリムやホイールキャップ、ホイールナットのはみ出しは一切認められていません。ツライチを狙ってインセットを詰める場合、この10mmの余裕はホイールには適用されないという前提で数値を決める必要があります。
もうひとつ確認しておきたいのがJWL刻印です。国内で乗用車に使用するアルミホイールには、国土交通省が定める強度基準であるJWLの表示が必要で、これに加えてVIA(日本車輌検査協会)の登録マークが入っている製品もあります。海外通販や個人売買で入手した安価なホイールには刻印のないものが混ざるため、装着前にホイール裏側の表示を確認しておくと安心です。
ティアナのホイール選びで後悔しやすいパターン
ホイール選びの失敗は、装着してからしばらく経って表面化します。ティアナで挙がりやすいのは次のようなケースです。
- 見た目だけで19インチや20インチを選び、この車の持ち味である静かでしなやかな乗り味が薄れて後悔する
- ロードインデックスを確認せずにタイヤを組み、4人乗車や長距離での余裕が不足する
- インセットを詰めすぎて、ノーマル車高のままではフェンダーとの隙間が確保できない
- ポリッシュ面の広いデザインを選んだものの、洗車が追いつかず輝きが鈍る
- 純正ホイールを処分してしまい、スタッドレス用のセットを一から買い直すことになる
17インチ車であれば、冬用に16インチへインチダウンするという手もあります。リム径が小さいぶんタイヤの選択肢が広がって価格も抑えられ、雪道では接地面が細くなることでグリップの面でも有利に働きます。純正16インチのホイールを中古で調達すれば、サイズを迷う必要もありません。
逆に、こうしたホイール交換が強く刺さるのは、ボディサイズに対して足元が物足りなく感じている場合です。全幅1830mmという横幅に対し、純正16インチはホイールアーチの上側に隙間が残ります。ここを18インチで埋めるだけで、車体の重心が下がって見え、セダンとしての姿勢が引き締まります。
ティアナには上質感あふれるホイールが最適
大型セダンであるティアナには、線の細いメッシュや多本スポークのように、密度で見せるアルミホイールがよく合います。モダンリビングをコンセプトに作り込んだ室内の質感に対して、足元だけが単純な造形だとバランスを欠きます。大口径化やコンケイブ形状の採用は、その差を埋める有効な手段です。
ホイールの選択ひとつで、セダンらしい落ち着いた風格を強めることも、スポーティーな躍動感を足すこともできます。暗色系は足元を締めて車体を大きく見せ、明るいシルバー系は軽やかにまとめます。どちらを選ぶかは、ボディカラーとの関係と、日々どれくらい手入れに時間をかけられるかで決めると迷いません。
選び方の順序としては、まず自分の車が16インチか17インチかを確認し、インチアップするかどうかを決め、そのうえでリム幅とインセットを絞り、最後にデザインと色に進むという流れが確実です。P.C.D.114.3mm、5穴、ハブ径66mmという規格は全グレード共通のため、選べる範囲は非常に広く取れます。あとはロードインデックスと車検適合の2点を押さえておけば、装着後に困る場面はほとんど起きません。