ターボ搭載の軽自動車まとめ!燃費・価格などを比較
エンジンに過給機と呼ばれる装置を取りつけることで、よりパワーを引き出し走ることができます。その過給機の1つに「ターボ」があり、タービンを回し空気をコンプレッサーで圧縮することで、排気量以上のパワーをエンジンが引き出せるというものです。
以前ではスポーツカーなどに搭載されていましたが、燃費が悪くなるなどのデメリットがありました。ですが、最近では燃費悪化も緩和され、自然吸気エンジン(NA)と同等の燃費性能を誇っている車種もあります。
普通車に比べて小排気量でパワーがないと言われる軽自動車は、ターボチャージャーを搭載することで1.0Lエンジン並みのパワーを引き出すこともできます。
そこで、軽自動車と相性がいいターボチャージャーを搭載した車種を紹介します。スポーティモデルだけではなく、軽自動車のミニバンともよばれるスーパーハイトワゴンにも普及しているターボエンジンの車種はどのようなものがあるのか、確認しておいてください。
コペン/ダイハツはターボエンジンを搭載して普通車顔負けの運動性を持つ2シーターオープンスポーツの軽自動車
ダイハツが販売するコペンは、2シーターオープンタイプの軽自動車で、2WDのCVTオートマ・5速マニュアルのトランスミッションを搭載しています。自然吸気のエンジンはなく、全グレードでターボエンジンを搭載し、CVTの燃費は19.2km/L、5速マニュアルの燃費は18.6km/Lあります。
また、Dスポーツでは2017年9月からコペンRobe用のフルカーボン外装キットを限定30セットで販売し、値段は95万円です。純正の外装キットよりも軽い外装になるので、コペンの車重870kgを切り更に軽量化ができます。
全長 | 3,395mm |
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全幅 | 1,475mm |
全高 | 1,280mm |
室内長 | 910mm |
室内幅 | 1,250mm |
室内高 | 1,040mm |
総排気量 | 0.658cc |
車両重量 | 870kg |
ホイールベース | 2,230mm |
最低地上高 | 110mm |
最小回転半径 | 4.6m |
乗車定員 | 2名 |
ボディカラー | 全8~9色 |
燃費 | 25.2km/L(MTモデル:22.2km/L) |
キャストアクティバ・スタイル/ダイハツはスタイル良し・運動性能良しのターボエンジン搭載の軽自動車
キャストアクティバ・スタイルは、2015年9月より販売している軽トールワゴンで、SUVスタイルの「アクティバ」、洗礼された都会的な「スタイル」に味付けされています。ともにターボエンジンを搭載しているグレードは「Gターボ“SA3”」というグレードで、トランスミッションはCVT、駆動方式は2WDと4WDが用意されています。
15インチアルミホイール、LEDのヘッドライトとフォグランプ、リヤコンビネーションランプなどが標準装備され、安全装備である「スマアシ2」が搭載されています。気になる燃費は、両車ともに2WDが27.0km/L、4WD車が25.0km/Lで、NA車との燃費差は2WDで3km/L、4WDで1.8km/L落ちています。
全長 | 3,395mm |
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全幅 | 1,475mm |
全高 | 1,630mm(スタイル:1,600mm) |
室内長 | 2,005mm |
室内幅 | 1,320mm |
室内高 | 1,245mm |
総排気量 | 0.658cc |
車両重量 | 840kg |
ホイールベース | 2,455mm |
最低地上高 | 180mm(スタイル:150mm) |
最小回転半径 | 4.7m |
乗車定員 | 4名 |
ボディカラー | 全15色 |
燃費 | 27.0km/L(4WD:25.0km/L) |
キャストスポーツ/ダイハツはエアロパーツを装着したキビキビした走りが特徴の軽自動車
アクティバ・スタイルの登場から遅れること1ヶ月、2015年10月にキャストスポーツが発売されました。エアロパーツを装着して低重心なフォルム、MOMOステアリングに2WD車は専用チューニングのスポーティサスペンションと16インチアルミホイール、4WD車は15インチのアルミホイールを標準装備しています。
ターボエンジンを搭載したグレードのみの構成で、燃費は2WDが24.8km/L、4WD車が24.6km/Lとほぼ変わりません。安全装備のスマアシ2がアクティバ・スタイルと同様に装備されているので安心して運転をすることができます。
全長 | 3,395mm |
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全幅 | 1,475mm |
全高 | 1,600mm |
室内長 | 2,005mm |
室内幅 | 1,320mm |
室内高 | 1,245mm |
総排気量 | 0.658cc |
車両重量 | 850kg |
ホイールベース | 2,455mm |
最低地上高 | 150mm |
最小回転半径 | 4.7m |
乗車定員 | 4名 |
ボディカラー | 全7色 |
燃費 | 24.8km/L(24.6km/L) |
ムーヴ・ムーヴカスタムRS/ダイハツは安全装備も充実した安全で力強い軽自動車
2014年にフルモデルチェンジして6代目となったムーヴは、カスタムモデルだけではなく標準モデルにもターボエンジンを搭載しています。標準モデルでは、「Xターボ」グレード、カスタムモデルでは「RS」グレードに搭載されていて、それぞれ2WDと4WDモデルが用意されています。
Xターボ、RSグレードともに燃費は、2WDで27.4km/L、4WDで25.6km/Lあります。自然吸気のNAエンジンと比べると、2WDでは3.6km/L、4WDでは2km/L数値が低くなっています。キャストと同様に安全装備のスマアシ2が搭載されているグレードもあり、安心して運転をすることができます。
全長 | 3,395mm |
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全幅 | 1,475mm |
全高 | 1,630mm |
室内長 | 2,080mm |
室内幅 | 1,320mm |
室内高 | 1,280mm |
総排気量 | 0.658cc |
車両重量 | 830kg(RS:850kg) |
ホイールベース | 2,455mm |
最低地上高 | 150mm |
最小回転半径 | 4.4m(RS:4.7m) |
乗車定員 | 4名 |
ボディカラー | 全11色 |
燃費 | 27.4km/L(4WD:25.6km/L) |
タント・タントカスタム/ダイハツはターボエンジン搭載で坂道やエアコンを付けながら走行しても十分なパワーがある
2013年にフルモデルチェンジして3代目となったタントとタントカスタムには、標準モデルとカスタムモデルともにターボエンジンを搭載していて、「Xターボ」グレード、「RS」グレードにそれぞれ用意されています。トランスミッションはCVTの、2WDと4WDモデルがあります。
燃費は、タント・タントカスタムともに2WDが26.0km/L、4WDが24.6km/Lで、NAエンジンとの燃費差は2WDで2km/L、4WDで1.2km/Lです。キャストやムーヴよりも1歩先に進んだ最新の安全装備のスマアシ3が搭載されていて、歩行者に対しても衝突回避支援ブレーキがきくようになりました。
全長 | 3,395mm |
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全幅 | 1,475mm |
全高 | 1,750mm |
室内長 | 2,200mm |
室内幅 | 1,350mm |
室内高 | 1,365mm |
総排気量 | 0.658cc |
車両重量 | 940kg(タントカスタム:960kg) |
ホイールベース | 2,455mm |
最低地上高 | 145mm |
最小回転半径 | 4.4m(タントカスタム:4.7m) |
乗車定員 | 4名 |
ボディカラー | 全12色(タントカスタム:全8色) |
燃費 | 26.0km/L(4WD:24.6km/L) |
ウェイク/ダイハツはボディサイズが大きくても力強い走りができて低燃費なのも嬉しい軽自動車
2014年11月から販売しているウェイクは、全高1,835mmをほこるスーパーハイトワゴンで、室内高も1,455mmと軽自動車の中で1番高い室内空間を実現しています。四角いボディはシティユースにもアウトドアユースにも似合うデザインです。
ターボエンジンを搭載しているグレードは、「GターボSA3」グレードで、特別仕様車のレジャーエディションもあります。Gターボグレードは14インチアルミホイール、レジャーエディションでは15インチアルミホイールを標準装備し、LEDヘッドライト・LEDフォグランプ、両側パワースライドドアも搭載しています。
これだけボディサイズが大きいと燃費も悪くなるイメージがありますが、2WDモデルでは23.8km/L、4WDモデルでは23.2km/Lも走ります。安全装備もムーヴやキャストに搭載されているスマアシ2が装備されているので安心して運転ができます。
全長 | 3,395mm |
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全幅 | 1,475mm |
全高 | 1,835mm |
室内長 | 2,215mm |
室内幅 | 1,345mm |
室内高 | 1,455mm |
総排気量 | 0.658cc |
車両重量 | 1,020kg(4WD:1,060kg) |
ホイールベース | 2,455mm |
最低地上高 | 140mm |
最小回転半径 | 4.7m |
乗車定員 | 4名 |
ボディカラー | 全14色 |
燃費 | 23.8km/L(4WD:23.2km/L) |
ワゴンRスティングレー/スズキのHYBRID Tはターボエンジンのパワーとハイブリッドの低燃費が融合した軽自動車
2017年2月にフルモデルチェンジしたワゴンRには、カスタムモデルの「スティングレー」に設定されていて、「HYBRID T」グレードのみの搭載です。15ンチアルミホイールを標準装備し、マイルドハイブリッドエンジンを搭載し、燃費は2WDモデルが28.4km/L、4WDモデルが27.0km/Lあります。NAエンジンとの差は2WDで5km/L、4WDで3.4km/Lの差が生まれています。
ターボエンジンを搭載しているHYBRID Tグレードには、パドルシフトが搭載されているので7速マニュアルモードでスポーティな走行や、カーブ前の減速でエンジンブレーキを使ったりなど、様々な活用法があります。
また、フロントカメラとサイドカメラ、バックカメラを使った全方位モニターが使えるので、上空からの見た目、サイドの確認などをモニター上で行うことができます。他にも人と車を検知するデュアルセンサーブレーキサポートが搭載されているので、安心して運転することができます。
全長 | 3,395mm |
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全幅 | 1,475mm |
全高 | 1,650mm |
室内長 | 2,450mm |
室内幅 | 1,355mm |
室内高 | 1,265mm |
総排気量 | 0.658cc |
車両重量 | 800kg(4WD:850kg) |
ホイールベース | 2,460mm |
最低地上高 | 150mm |
最小回転半径 | 4.6m |
乗車定員 | 4名 |
ボディカラー | 全6色 |
燃費 | 28.4km/L(4WD:27.0km/L) |
スペーシアカスタム・カスタムZ/スズキは両側スライドドア搭載で4人乗車でも十分なパワーを持つ軽自動車
2013年にパレットの後継モデルとして発売されたスペーシアは、両側スライドドアを搭載している軽自動車のファミリーカーとして人気の1台です。2013年6月にスペーシアカスタムが発売されました。
燃費は2WDが25.6km/L、4WDモデルが24.0km/Lです。
全長 | 3,395mm |
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全幅 | 1,475mm |
全高 | 1,785mm |
室内長 | 2,155mm |
室内幅 | 1,345mm |
室内高 | 1,410mm |
総排気量 | 0.658cc |
車両重量 | 950kg(4WD:950kg) |
ホイールベース | 2,460mm |
最低地上高 | 150mm(4WD:150mm) |
最小回転半径 | 4.6m |
乗車定員 | 4名 |
ボディカラー | 全12色 |
燃費 | 25.6km/L(4WD:25.6km/L) |
ハスラー/スズキが搭載するターボエンジンはアウトドアを自由に楽しめるパワーがある
スズキが販売するクロスオーバーSUVのハスラーは、2014年1月から新型車として販売され、2020年1月にはフルモデルチェンジを行いました。ターボエンジンが設定されているグレードは「X」と「G」で、トランスミッションはCVTのオートマのみです。
燃費は、2WDモデルが22.6km/L、4WDモデルが20.8km/Lあります。
全長 | 3,395mm |
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全幅 | 1,475mm |
全高 | 1,680mm |
室内長 | 2,215mm |
室内幅 | 1,330mm |
室内高 | 1,270mm |
総排気量 | 0.658cc |
車両重量 | 830kg(4WD:880kg) |
ホイールベース | 2,460mm |
最低地上高 | 180mm(4WD:175mm) |
最小回転半径 | 4.6m |
乗車定員 | 4名 |
ボディカラー | 全11色(J STYLE2:全7色) |
燃費 | 27.8km/L(4WD:26.2km/L) |
アルトターボRS・アルトワークス/スズキは普通車以上に速いターボエンジンを搭載したライトウェイトスポーツの代表格
2014年にフルモデルチェンジして8代目となったアルトに、2015年3月ターボモデルの「ターボRS」が、2015年12月には「ワークス」が発売されました。ターボRSは5AGS、ワークスには、MTと5AGSのトランスミッションが採用されています。
2WD | 4WD | |
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ターボRS(AT) | 25.6km/L | 24.6km/L |
ワークス(AT) | 23.6km/L | 22.6km/L |
ワークス(MT) | 23.0km/L | 22.0km/L |
燃費は、ターボRSの2WDが25.6km/L、4WDが24.6km/L、ワークス5AGSモデルの2WDが23.6km/L、4WDが22.6km/L、5速マニュアルの2WDが23.0km/L、4WDが22.0km/Lです。
それぞれの5AGS(AT)モデルには、安全装備のレーダーブレーキサポートが搭載されていて、5km/h~30km/hの速度で作動します。
全長 | 3,395mm |
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全幅 | 1,475mm |
全高 | 1,500mm |
室内長 | 2,040mm |
室内幅 | 1,255mm |
室内高 | 1,215mm |
総排気量 | 0.658cc |
車両重量 | 670kg(4WD:720kg) |
ホイールベース | 2,460mm |
最低地上高 | 155mm |
最小回転半径 | 4.6m |
乗車定員 | 4名 |
ボディカラー | 全3色(ワークス:全4色) |
燃費 | 25.6km/L(4WD:24.6km/L) |
ジムニー/スズキはオフロード走行もものともしないパワフルなターボエンジンが自慢の軽自動車
1970年から製造しているジムニーは、2018年に4代目へフルモデルチェンジして販売が続いています。3グレード展開で「XG」「Xl」「XC」グレードともにターボエンジンが設定されていて、トランスミッションは5速マニュアルと4速ATが搭載、駆動方式は4WDのみです。
燃費は、5速マニュアルが16.2km/L、4速オートマが13.2km/Lとなっています。
全長 | 3,395mm |
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全幅 | 1,475mm |
全高 | 1,725mm |
室内長 | 1,795mm |
室内幅 | 1,300mm |
室内高 | 1,200mm |
総排気量 | 0.658cc |
車両重量 | 1,030kg(4AT:1,040kg) |
ホイールベース | 2,250mm |
最低地上高 | 205mm |
最小回転半径 | 4.8m |
乗車定員 | 4名 |
ボディカラー | 全12色 |
燃費 | 16.2km/L(4AT:13.2km/L) |
ターボエンジンの軽自動車は、4人乗車でもグイグイ進む
自然吸気のNAエンジンと比べて燃費が悪く、価格も高くなりデメリットばかりが目立ちますが、ターボエンジンはアクセルをグッと踏むとグイグイ加速していくパワフルなエンジンですので、4人乗車していてもスピードに乗りやすく、ストレスなくドライブを楽しむことができます。
スズキとダイハツだけでも新車で購入できるターボエンジンを搭載した車種は11種類もあるので、好みや使い方に応じて選ぶことができます。ぜひ、自分の趣味にピッタリ一致するターボモデルの軽自動車を見つけてください。