2019年マイナーチェンジ前のシャトルの内装は?コックピットやシートデザインに注目してみよう
ホンダのシャトル(SHUTTLE)は5ナンバーサイズのステーションワゴンです。「安全に、先進の技術で人や荷物を夢の場所へと運ぶスペースシャトル」というコンセプトのもと、フィットシャトルの後継車種として2015年に登場しました。
5ナンバー車ですが室内空間は広々としていて居住性が高く、荷室もかなりの容量を確保しています。そのため仕事や趣味、レジャーユース・車中泊まで幅広い用途で活躍し、根強いファンも多い人気のクルマです。シート内装やコックピットのデザインも洗練され高級感が感じられます。
気になるHONDAシャトルの内装を、室内空間・コックピット・シートデザイン・安全性能等に触れながら詳しくまとめました。
リビングルームのようなリラックスできる室内空間が広がるホンダシャトル
シャトルは室内が広く家族で使うファミリーカーとしても人気の車
シャトルは、開放的で広々とした室内空間と5ナンバーサイズの乗り回しやすさを両立した車です。乗り心地の良さと高い静粛性をとことん追求しました。フロントシートはハイデッキセンターコンソールによってそれぞれ独立しています。リアシートではなくフロントシートの下に燃料タンクを配置するパッケージング技術を使い、空間効率を向上し広々とした室内を実現しています。
後席にも余裕があり大人が足を組んでも快適
リアシートは足を組んでも膝周りにかなりの余裕があるHONDAシャトル。リクライニング機構によって居住性を向上し、どの席に座ってもリラックスでき、ドライブを最大限に楽しむ環境が整っています。
シャトルのコックピットはスッキリとしたシンプルなデザインで使いやすい
シンプルな内装は全年齢の方に好評で触り心地や使い勝手も工夫されている
シャトルのコックピットは全体的にスッキリとしたデザインで、機能性を重視した使い勝手の良い作りです。ステアリングやシフトレバーは握り心地を考えて作られており、エアコン部分も操作のしやすい設計です。エアコンには空気を綺麗に保つプラズマクラスターやアレルフリー高性能脱臭フィルターを搭載しています。
パッと見るだけで必要な情報を確認できるコクピットの単眼メーター
表示する情報数は必要最低限に絞り、視認性の高い大きな単眼メーターを搭載しています。低燃費運転になるとメーターの光がホワイトから緑へと切り替わります。メーターの右側には車速などを表示するマルチインフォメーション・ディスプレイを配置。情報の内容はステアリングに設置してあるボタンで切り替えが可能です。
ドリンクホルダーと深く収納力の高さが特徴のセンターコンソール
運転席と助手席の間にはドリンクホルダーとアームレストのついたハイデッキセンターコンソールが設置されています。こちらはシャトルの全タイプに搭載されています。
シャトルの上級ハイブリッドモデルにはステンレス製のスポーツペダルを装備
ステンレス製スポーツペダルはHYBRID X Honda SENSINGとHYBRID Z Honda SENSINGの2グレードに標準装備されています。ラバー製の突起がペダルのグリップ力を高め、操作性をアップしています。
シャトルのシート内装は上質感あふれるカラーラインナップ
シャトルのシート内装を覗いてみると、流麗なシャトルのエクステリアにマッチする上質なデザインとなっています。グレードごとに設定されている5つのシート内装の特徴を見ていきましょう。
ベーシックなブラック(ファブリック)はシンプルで親しみやすい
ブラックのファブリックシートを使ったシャトルの内装
オーソドックスなブラックカラーのファブリックシートはG・Honda SENSINGとHYBRID・Honda SENSINGに適用されます。サラサラとした素材で通気性に優れており、湿気の多い季節も快適な座り心地を保ちます。
ブラック(コンビシート)はプライムスムースのしっとり感がやみつきに
プライムスムースのブラックコンビシートを使ったシャトルの内装
しっとりとした手触りが特徴のプライムスムースとファブリックシートを使ったブラックのコンビシートは、HYBRID X・Honda SENSINGに適用されるシートです。上質感のある見た目と耐久性を両立しています。
ナチュラルで優しい色合いが魅力のアイボリー(コンビシート)
アイボリーのコンビシートを使ったシャトルの内装
室内空間を広く明るく見せてくれるアイボリーのコンビシートです。ブラック(コンビシート)と同じくHYBRID X・Honda SENSINGに対応します。
ワンランク上の室内空間を演出するシックなクラッシーブラック(コンビシート)
クラッシーブラックのコンビシートを使ったシャトルの内装
HYBRID Z・Honda SENSINGグレードに適用されるエレガントな雰囲気漂うクラッシーブラックのコンビシート。ブラックの木目調パネルが高級感をさらに引き立て、大人の魅力が感じられます。
落ち着きのある茶色のインテリアが他のグレードと差をつけるリゾーターブラウン(コンビシート)
リゾーターブラウンのコンビシートを使ったシャトルの内装
クラッシーブラックと同様HYBRID Z・Honda SENSINGに対応するリゾーターブラウン(コンビシート)は、こげ茶とキャメルカラーの2トーンデザインがおしゃれ。ドアパネルやインパネの木目調パネルの組み合わせがスタイリッシュです。
シャトルのリアシートを倒せば最大1,141Lの荷室容量が出現!
シャトルの最大荷室容量は1,141Lあり奥行が180cmまであるので車中泊もできる
シャトルの荷室容量は通常時で570Lを確保しています。さらに後部座席を倒してしまえば、容量は1,141Lにまで拡大します。床面の奥行はおよそ184cmと非常に広々としています。
日常で使う荷物はもちろんレジャーで使う大量の荷物もたっぷり収納できる
後部座席を倒さずに5名が乗っている状態でも、9.5インチのゴルフバッグやキャリーケースを余裕で載せることができるシャトル。カーペット地のフラットな床面なので、傷つけたくない荷物を積むときも安心です。
地上から荷室までは54cmで足腰に負担の少ない丁度良い高さ
ホンダ・シャトルはテールゲートから地上までの高さを54cmに設定しています。そのため重い荷物も持ち上げずに済み、足腰へかかる負担も軽減されます。
荷物の汚れを気にせず載せられる荷室下スペース
床下の荷室スペースはワイパブルと呼ばれる樹脂仕様で、園芸用品など濡れていたり汚れが気になるような荷物も安心して載せられます。ベビーカーのように、背が高く固定して積みたい荷物を載せるのにも使えるスペースです。
荷室内の後方両サイドにもラゲッジルームアンダーボックス(サイド)を設置しています。こちらはハイブリッドモデルとガソリン車とでデザインや容量に違いがあります。
マルチユースバスケットはリアシートのヘッドレスト部に収納されている
HYBRID X Honda SENSINGとHYBRID Z Honda SENSINGにのみ装備されているマルチユースバスケットはリアシート後方部に設置してあります。使わない時には折りたたんでおくことができます。
シャトルのラゲッジやルームランプなどの室内灯にLEDを採用
LEDランプはラゲッジルームのほか、フロントマップランプとルームランプにも採用されています。クリアなホワイトカラーの光が室内を明るく照らすので、夜間の使用も安心できます。
ホンダセンシングを全グレードに標準搭載しハイレベルな安全性能を誇るシャトル
HONDAシャトルは、衝突軽減ブレーキや歩行者事故低減ステアリング、車線維持支援システムなど8つの安全先進機能がセットになったホンダセンシングを全車に標準装備しています。これによりシャトルの全グレードが、国が定めるセーフティ・サポカーのベーシック+区分に該当します。
子どもや乗員を守る衝突安全性能が高いのもシャトルが人気の理由
その他、チャイルドシートの安全性を高める「i-Sizeチャイルドシート対応 ISOFIXロアアンカレッジ+トップテザーアンカレッジ」や、頭や首へのダメージを軽減する「頚部衝撃緩和フロントシート・頭部衝撃保護インテリア」を標準装備するなど、シャトルはベースモデルを選択した場合でも高い衝突安全性能レベルを約束します。
シャトルの内装は仕事から遊びまで使い方無限大!
シャトルの内装はスッキリとした高級感のある作りで、ビジネスなどで運転するにもおすすめの車です。大きな荷室やシートアレンジの豊富さという点では、レジャーユース向きとも言えます。全てのグレードにホンダセンシングを標準装備し、エコな走りで環境に優しく平成32年度燃費基準にも対応しています。
上質な内装デザインに走行性能、充実した安全性能と、様々な要素をバランスよく維持しているシャトルは、全てのドライバーにとって公私ともに頼もしいパートナーとなってくれます。
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