5代目セレナ(C27型)の内装 ミニバンならではの快適設計
こちらのページでは、2016年8月から2022年11月まで販売されていた5代目セレナ(C27型)の内装を紹介します。C27型は現行C28型へとフルモデルチェンジ済みですが、中古車市場では今も多数流通しており、購入を検討している方の参考になれば幸いです。
室内長3,240mm・室内幅1,545mmという広々とした室内空間と、豊富なシートアレンジがC27型の大きな魅力でした。シートデザインやコクピット、先進安全装備などを中心に紹介します。
セレナが一部改良!内装デザインはほぼ変わらず安全装備が強化(C27型・2019年8月改良)
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セレナのインストルメントパネル -
セレナの2列目シート
2019年8月1日に5代目セレナ(C27型)がマイナーチェンジされました。内装デザインの変更は特にありませんでしたが、360°セーフティアシスト(全方位運転支援システム)を全車に標準装備化するなど、安全面が大幅に強化されました。具体的には、前方に「アダプティブLEDヘッドライトシステム」、後側方に「RCTA(後退時車両検知警報)」「インテリジェント BSI(後側方衝突防止支援システム)」「BSW(後側方車両検知警報)」を新搭載し、多方向での安全運転支援が実現しました。
セレナは広々とした室内空間で家族皆が快適に過ごせる(C27型)
C27型セレナの内装の最大の魅力はその広さです。室内長3,240mm・室内幅1,545mmというミニバントップクラスの広さを持ち、1列目・2列目・3列目のどの席でもくつろいで過ごせる空間を実現しました。
3列目シートはクッションに厚みをもたせて座り心地を強化。座面幅にもゆとりがあり、座面高をアップさせて視線の位置を高くすることで開放的な空間を演出していました。
ガソリン車とe-POWER車それぞれのシート装備(C27型)
ガソリン車には「スマートマルチセンターシート」が標準装備されており、2列目シートのスライド機構を活用することで、より便利なシートアレンジが可能でした。なお、C27型ではS-HYBRIDモデルも設定されていましたが、現行C28型ではS-HYBRIDは廃止され、ガソリン車とe-POWERの2本立てとなっています。
e-POWER車にはアームレスト付きのキャプテンシートが装備されていました。背もたれパッドが長時間ドライブでも安定した姿勢をサポートし、身体への負担を軽減します。
乗る人や目的に合わせて様々なシートアレンジが可能なセレナ(C27型)
ガソリン車に標準装備のスマートマルチセンターシートを設置すれば2列目に3人が乗車でき、最大8人乗りが可能でした(e-POWER車の場合は7人乗り)。
グレード別に設定されたセカンドシートのロングスライドを使用することで、大人が脚を伸ばせるほどのスペースが生まれ、横スライドを使用すれば最大690mmのスライド量となりました。
運転席と2列目シートを近づけるベビーケアモードは、子育て中の場面でドライバーが安心して運転に集中できる設計です。2列目の後部にはベビーカーなどかさばる荷物も余裕で置けます。
3列目への移動に便利な2列横スライドウォークインモードは、1列目中央にスマートマルチセンターシートをセットし、さらに2列目シートを横にスライドすることで通路スペースにゆとりが生まれます。
6人で短期間の旅行なら、全てのシートに2人ずつ乗るシートアレンジが便利です。荷室も確保できるため、1泊程度のおでかけにもぴったりでした。
2列目シートを前方へスライドし、スマートマルチシートを後方へセットすれば、3列目シート用のテーブルとしても活用できました。
バラエティーに富んだセレナ(C27型)のシート地と内装色
C27型セレナハイウェイスターシリーズの内装は、ジャカード織物にトリコットを使用した上質感のあるグレージュと、同素材を組み合わせたブラックから選択できました。
セレナシリーズのシートや内装は2トーンカラーがおしゃれな織物×トリコットのフェザーグレーと、シックな織物×トリコットのブラックでした。
メーカーオプションではブラウンカラーで統一されたプレミアムインテリアと防水シートが設定されていました。防水シートはオーテック扱いのメーカーオプションです。
セレナ(C27型)のコクピットデザインはガソリン車とe-POWERで2種類
ガソリン車のC27型セレナのメーター部は白系イルミネーションで視認性が高く、スイッチ類もシンプルかつ機能的なデザインでした。
e-POWERのC27型セレナはディスプレイが青系の光で照らされ、ガソリン車と比べてより先進的なイメージを持たせていました。
先進安全装備を充実させたセレナ(C27型)
C27型セレナには各種先進安全装備が用意されていました。
車や人の存在を検知して衝突リスクをドライバーに知らせるインテリジェントエマージェンシーブレーキは、ドライバー自身がブレーキを踏めない緊急時に作動し、衝突防止やダメージ軽減を図るものです。
LDW(車線逸脱警報)はブザーや警告表示で対向車線への逸脱を防ぎ、インテリジェント LI(車線逸脱防止支援システム)はドライバーが車線内を走行する操作をサポートしていました。
セレナでの駐車操作をサポートするメーカーオプション(C27型)
インテリジェントパーキングアシストは、駐車枠を指定するとセレナが自動でハンドルを操作して枠内への駐車をサポートするシステムです。縦列駐車や車庫入れなど様々なシーンに対応していました。
インテリジェントアラウンドビューモニターは、車両を上から見下ろした視点をディスプレイに表示することで、駐車操作をスムーズにサポートします。車の周辺を移動する人や自転車を検知する機能も備えていました。
踏み間違い衝突防止アシストは、踏み間違い時にブレーキ操作を制御し、障害物への過度な加速と衝突を防止する安全機能です。
高速道路の運転を快適にする「プロパイロット」(C27型)
「プロパイロット」は高速道路での同一車線自動運転支援技術で、ミニバンクラスへの搭載は世界初とされていました。プロパイロットスイッチを押すだけで車間距離と車線中央走行をキープし、ロングドライブのストレスを軽減しました。なお、現行C28型ではプロパイロットが全車標準装備化されており、最上級グレード「LUXION」にはより高度な「プロパイロット2.0」が搭載されています。
乗降のしやすさを考えたセレナ(C27型)のスライドドア
両手が塞がった状態でもインテリジェントキーを携帯していれば、スライドドア下に足を差し入れるだけでオートドアが開閉します。Wセンサー方式と挟み込み防止機能も備え安全性も確保されていました。
全ドア連動ロック機能では、スライドドアのフルオープン時に車内のロックを施錠するとスライドドア以外のドアが一斉にロックされ、スライドドアをクローズすると全ドアがロックされます。
ドアストップ機能でスライドドアを任意の位置で一時停止でき、悪天候時の雨・雪の吹き込みを最小限に抑えたり、暑い日にエアコンの冷気をできるだけ逃さずに乗り降りできます。
乗員が乗り降りしやすいその他の快適装備(C27型)
3列目への乗降のしやすさにもこだわり、チャイルドシート装着時でも3列目に乗り込めるシートベルト内蔵シート、フットペダル、サードシート用助手席側オートスライドドアスイッチを装備していました。
2列目シートを横スライドさせることで3列目への通路スペースを確保。子どもはもちろん大人でもスムーズに3列目にアクセスできる設計でした。
小さな子どもがいても安心なオプションアイテム(C27型)
架装オプションのロングステップはドアの開閉に連動。ステップイルミネーションが夜間の乗降をやさしい光でサポートします。
乗降用グリップはオーテック扱いのディーラーオプション(セーフティパックA・Bとe-POWER車には取り付け不可)です。運転席・助手席の乗り降りに便利な装備でした。
充電に便利なUSBソケットも充実(C27型)
スマートフォンや子どものポータブルゲーム機の充電に使えるUSB充電ソケットは全車の運転席に設置。さらに2列目・3列目にもそれぞれ2個の充電ソケットをグレード別に設定していました。
変わりやすい室内温度を快適に保つセレナ(C27型)の装備
セカンドシートの強い日差しを遮るサンシェードを全車に標準装備していました。暑い日も寒い日も快適なドライブを楽しめるよう配慮された設計です。
全席クイックコンフォートヒーター付きシートや、ステアリング用ヒーターはメーカーオプションで装着可能でした。席ごとに温度調整できるオートデュアルエアコンはグレード別の設定でした。
使い勝手の良さを追求したセレナ(C27型)の収納・ラゲッジルーム
バックドアに加えてハーフバックドアも装備されており、後方スペースが狭いときや荷物を上から取り出したいときに大活躍します。開閉が楽で女性にも扱いやすい設計です。
3列目シートはコンパクトに格納できるため、ラゲッジルームの広さをしっかり確保。低位置格納式を採用しているので後方の視界を遮らず、リヤサイドガラスから外の様子が運転中もはっきりと見えます。
荷室も広いC27型セレナはレジャーグッズの積み込みも楽々
アウトドア好きのファミリーに嬉しい大容量の荷室設計でした。大きなサーフボードや折りたたみ自転車、キャンプグッズなど重量がある大きな荷物も余裕で積み込める容量を誇り、ファミリーのレジャーユースに応えていました。
セレナの内装は家族みんなに嬉しい快適設計
セレナ(C27型)の内装は、3列目への乗降しやすさへの配慮やハーフバックドアの設置など、ファミリー向けミニバンとしての使い勝手をとことん追求した設計でした。小さな子どもも乗せやすく大人数にも対応するセレナは、多くの子育て世代に選ばれ続けてきたモデルです。現行モデルはC28型へとフルモデルチェンジされていますが、中古車市場ではC27型も豊富に流通しています。購入を検討する際は、C27型とC28型の装備の違いも確認してみることをおすすめします。
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