ルーミーのモデルチェンジ最新情報|2026年9月に一部改良を予定、現行型を継続販売中
ルーミーは、2016年11月からトヨタが販売している両側スライドドア採用のコンパクトトールワゴンです。ダイハツ・トールからOEM供給を受ける車種で、トヨタには販売店違いでフロントグリルなどが異なる兄弟車タンクもありましたが、2020年9月のマイナーチェンジでタンクは廃止され、ルーミーへ一本化されました。スバルも同じダイハツ製をジャスティの車名で販売しています。
現在のルーミーは、2024年12月の一部改良を受けた仕様を継続販売中です。ダイハツの認証不正問題による一時的な出荷停止を経て販売を再開しており、2026年9月7日には安全・利便装備を中心とした一部改良が予定されています。当初計画されていたフルモデルチェンジはダイハツ不正の影響で延期され、次期型は2027年6月以降の登場が見込まれ、シリーズ初のハイブリッドとしてe-SMART HYBRIDの搭載が有力視されています。
次期ルーミーは2027年6月以降にフルモデルチェンジか|シリーズ初のe-SMART HYBRID搭載が有力
ルーミーの次期型は、もともと2023年度内(実質的に2024年頃)のフルモデルチェンジが予定されていました。しかし、OEM供給元であるダイハツの認証不正問題で新車開発の日程が全面的に見直され、次期トール/ルーミーの発売は2027年6月以降へ後ろ倒しになる見込みです。一部には2026年秋に大がかりなハイブリッド化を伴うビッグマイナーチェンジがあるとの見方もありますが、後述のとおり2026年9月の改良は装備中心の一部改良にとどまるとみられ、e-SMART HYBRIDやプラットフォーム刷新を伴う本格的な刷新は2027年のフルモデルチェンジに持ち越されると考えられます。
最大のトピックは、パワートレインの刷新です。ダイハツ・ロッキーやトヨタ・ライズに採用されている1.2L水冷直列3気筒エンジン+モーターのハイブリッド「e-SMART HYBRID」が、次期ルーミーにも載るとみられます。これはエンジンを発電に専念させ、走行はモーターが担うシリーズハイブリッドで、力強い加速と静粛性、そして燃費の大幅な改善が期待できる方式です。燃費はロッキー/ライズの水準を上回り、WLTCモードで30km/L近辺を狙うとの見方もあります。
プラットフォームには、ダイハツの新世代基盤「DNGA」の採用が見込まれます。現行型はDNGA非採用のため車両重量が重めですが、DNGA化によって軽量化と乗り心地の向上が図られると予想されます。安全装備も刷新される見込みで、パノラミックビューモニターやブラインドスポットモニターなど、上位クラス並みの快適・安全機能の拡充が期待されます。
なお、本記事は以前、ルーミーへのハイブリッド搭載の可能性は低いと見立てていました。当時はダイハツ製の小型車にハイブリッドの設定がなかったためですが、その後ロッキー/ライズにe-SMART HYBRIDが展開され、次期ルーミーへの採用も現実味を帯びています。見立ては撤回し、ハイブリッド化を有力とみる立場に改めます。次期型のガソリン車はおおむね180万円台〜、ハイブリッドは210万円台〜が目安になるとみられますが、いずれも正式発表前のため、断定は避けます。
2026年9月7日に一部改良を予定|電動パーキングブレーキ拡大・サイドエアバッグ全車標準化へ
直近では、2026年9月7日にルーミーの一部改良が予定されています。兄弟車のトール、スバル・ジャスティも同時改良となる見込みで、フルモデルチェンジではないものの、安全装備と利便性を底上げする内容です。
ポイントは大きく3つです。まず、これまでエアロ仕様の「カスタム」系のみに標準採用されていた電動パーキングブレーキ(EPB)+オートブレーキホールド(ABH)が、標準顔の「G-T」「G」グレードにも設定され、エントリーの「X」を除いて選べるようになるとみられます。あわせて、全車速追従機能付ACCやステアリングスイッチといった運転支援装備も、これらのグレードで選択可能になる見込みです。次に、SRSサイドエアバッグが全車標準装備となり、衝突安全の底上げが図られます。さらにスマートアシストの機能も強化されるとみられます。
もう一つの注目点が、これまで標準装備だった9インチディスプレイオーディオがメーカーオプション扱いへ変更される点です。ユーザーが好みの純正ナビなどを選びやすくなるとともに、装備を外した分だけ一部グレードの価格引き下げにも寄与するとみられます。いずれもメーカーの正式発表前ですが、複数の情報で日付・内容が一致しており、実施される可能性は高いと考えられます。
| グレード | 駆動方式 | 値段 |
|---|---|---|
| X | 2WD(FF) | 1,742,400円~ |
| 4WD | 1,918,400円~ | |
| G | 2WD(FF) | 1,939,300円~ |
| 4WD | 2,115,300円~ | |
| G-T | 2WD(FF) | 2,065,800円~ |
| カスタム G | 2WD(FF) | 2,118,600円~ |
| 4WD | 2,294,600円~ | |
| カスタム G-T | 2WD(FF) | 2,257,200円~ |
※上表は2024年12月改良モデルの価格です。2026年9月の一部改良後は、ディスプレイオーディオのオプション化などにより一部グレードで価格が見直されるとみられます。
2024年12月の一部改良|9インチディスプレイオーディオとバックカメラを全車標準化
現行ルーミーは、2023年から2024年にかけて大きな波にさらされました。2023年12月、ダイハツの認証不正が全車種規模へ拡大したことを受けて、ルーミーも出荷が一時停止。2024年3月15日に国土交通省が出荷停止の指示を解除し、順次生産・出荷を再開しました。
その後、2024年11月から適用された新しい保安基準(後退時車両直後確認装置の装着義務化)に旧仕様が対応しきれず、いったん2024年10月末に旧モデルの生産を終了。あらためて対応を済ませた一部改良モデルが、2024年12月9日に発売されました。この改良では全グレードに9インチのディスプレイオーディオとバックカメラが標準装備となり、後退時の安全性と使い勝手が高められています。あわせて価格改定も行われ、エントリーのXで174万円台からという設定になりました。
ルーミーのボディカラーは全10種類|兄弟トール・ジャスティにはないクールバイオレットクリスタルシャインを設定
ルーミーのボディカラーは、モノトーン8種類、2トーン2種類の全10種類です。兄弟車のトールとジャスティにはないクールバイオレットクリスタルシャインをモノトーンに設定する一方、ブラックマイカメタリック×レーザーブルークリスタルシャインやブラックマイカメタリック×ターコイズブルーマイカメタリックの2トーンは設定しない、という組み合わせで差別化されています。
トヨタ ルーミーのボディカラー一覧
- レーザーブルークリスタルシャイン(33,000円高)
- ターコイズブルーマイカメタリック
- クールバイオレットクリスタルシャイン(33,000円高)
- プラムブラウンクリスタルマイカ(33,000円高)
- ファイアークォーツレッドメタリック
- ブライトシルバーメタリック
- パールホワイト3(33,000円高)
- ブラックマイカメタリック
- ブラックマイカメタリック×ファイアークォーツレッドメタリック(55,000円高)
- ブラックマイカメタリック×パールホワイト(77,000円高)
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レーザーブルークリスタルシャイン(33,000円高) -
ターコイズブルーマイカメタリック -
クールバイオレットクリスタルシャイン(33,000円高) -
プラムブラウンクリスタルマイカ(33,000円高) -
ファイアークォーツレッドメタリック -
ブライトシルバーメタリック -
パールホワイト3(33,000円高) -
ブラックマイカメタリック -
ブラックマイカメタリック×ファイアークォーツレッドメタリック(55,000円高) -
ブラックマイカメタリック×パールホワイト(77,000円高)
ルーミーは小型トールワゴン4兄弟で最多販売の人気車
ルーミー、タンク、トール、ジャスティの4車種のなかでは、ルーミーがもっとも販売台数の多い売れ筋モデルでした。一般社団法人日本自動車販売協会連合会のデータでは、2020年1月の登録車ブランド通称名別順位で第9位(6,193台)、2月には第8位(7,682台)とトップ10入りしており、発売から数年が経っても人気が衰えていない様子がうかがえます。当時の兄弟車タンクも2020年1月4,893台、2月6,159台と大きな差はなく、「両モデルとも人気車」といえる水準でした。
その後、ダイハツの認証不正による出荷停止で一時は販売順位を大きく落としましたが、生産再開後は再び上位の常連へ復帰しています。改良を受けながら販売を続けるロングセラーとして、コンパクトトールワゴン市場での存在感は健在です。
現行型ルーミーのスペックと実力・モデルチェンジ遍歴
現行型ルーミーのスペック解説|幅広い世代が使いやすい小型トールワゴン
ルーミーは、全長3,700×全幅1,670×全高1,735mmとボディサイズはコンパクトながら、室内の広さは抜群で、多彩なシートアレンジに対応します。両側スライドドアと低床フロアの組み合わせで、子どもからお年寄りまで乗り降りしやすく、若年層からファミリー、子育てを終えた世代まで幅広く使えるのが魅力です。
| 全長 | 3,700mm(カスタム3,725mm) |
|---|---|
| 全幅 | 1,670mm |
| 全高 | 1,735mm |
| 室内長 | 2,180mm |
| 室内幅 | 1,480mm |
| 室内高 | 1,355mm |
| ホイールベース | 2,490mm |
| 最小回転半径 | 4.6m(カスタムG-T4.7m) |
| 車両重量 | 1,070~1,100kg |
搭載エンジンは1.0LのNA(ノンターボ)とターボの2種類で、トランスミッションは全車CVTです。現行型はガソリン車のみのラインアップで、ハイブリッドは設定されていません。
| エンジン型式 | 1KR-FE | 1KR-VET |
|---|---|---|
| エンジン種類 | 直列3気筒DOHC | 直列3気筒DOHCインタークーラー付ターボ |
| 総排気量 | 0.996L | 0.996L |
| 最高出力 | 51kW/6,000rpm | 72kW/6,000rpm |
| 最大トルク | 92Nm/4,400rpm | 140Nm/2,400~4,000rpm |
| 燃費(JC08モード) | 24.6km/L | 21.8km/L |
| トランスミッション | CVT | CVT |
総排気量1.0L(1,000cc)クラスは、コンパクトカーのなかでも「リッターカー」と呼ばれる人気ジャンルです。日本では総排気量1.0L以下の自動車税が25,000円と、登録車ではもっとも安い区分になります。1.0Lを超えると30,500円となり、約5,000円の差が生じます(2019年10月以降の新規登録車の税額)。
ライバル・スズキ ソリオとの比較|燃費で先行される現行型、次期型のハイブリッド化がカギ
ルーミーがよく比較されるのが、スズキ・ソリオです。ソリオはマイルドハイブリッドを設定して燃費面で一歩先行しており、この点では現行ルーミー(ガソリンのみ)がやや不利といえます。現行ルーミー(2WD)の燃費はJC08モードでNAが24.6km/L、ターボが21.8km/Lという水準です。
もっとも、販売台数ではルーミーがソリオを大きく上回ってきました。使い勝手やデザインの選べる兄弟展開など、燃費以外の総合力で支持を集めてきたモデルだといえます。燃費面の差については、前述のとおり次期型でe-SMART HYBRIDが搭載されれば一気に縮まる、あるいは逆転する見込みで、ここが次期モデルの最大の見どころになりそうです。
「広々」を意味するルーミーのモデルチェンジ遍歴
ルーミーはLiving=居住性とDriving=走りを組み合わせた「1LD-CAR」をコンセプトに掲げる、トヨタのトールワゴン型コンパクトカーです。ダイハツ・トールのOEMで、デザインが異なるタンクは姉妹車でしたが、2020年9月のマイナーチェンジでタンクが販売終了となり、ルーミーへ一本化されました。
ルーミー M900A/M910A型:2016年~
2016年11月、ダイハツ・トールからOEM供給を受けて初代ルーミーが誕生しました。グレードは普及モデルの「X」、上級の「G」、エアロ仕様の「カスタムG」、ターボの「カスタムG-T」を用意。2017年12月には「スマートアシストⅡ」を装備した「ウェルキャブ助手席リフトアップシート車」を追加しました。
2018年11月には一部改良を実施し、予防安全機能を「スマートアシストⅡ」から「スマートアシストⅢ」へ刷新。全車がスマートアシストⅢ搭載となり、サポカーSワイドにも適合しました。同時にグレード体系を整理し、「G”S”」「カスタムG”S”」を「G」「カスタムG」へ統合。特別仕様車「G”Cozy Edition”」も設定しています。
2020年9月には「使える!動ける広い部屋!」をキャッチフレーズにマイナーチェンジを実施。フロント周辺のデザインが変更され、「X”S”」は「X」へ統合、兄弟車タンクはこのタイミングで廃止されました。
その後、2023年12月にはダイハツの認証不正問題の影響で出荷を一時停止。2024年3月15日に出荷停止指示が解除され、生産・販売を再開しました。さらに2024年10月末に旧モデルの生産を終え、新保安基準に対応した一部改良モデルを2024年12月9日に発売。9インチディスプレイオーディオとバックカメラを全車標準化しました。そして2026年9月7日には、電動パーキングブレーキ+オートブレーキホールドの中間グレードへの拡大、SRSサイドエアバッグの全車標準化、ディスプレイオーディオのオプション化などを柱とする一部改良が予定されています。
| ルーミーのモデル | 販売年表 |
|---|---|
| M900A/M910A型 | 2016年11月~(2018年11月一部改良/2020年9月マイナーチェンジ/2024年12月一部改良/2026年9月一部改良予定) |
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ルーミー -
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ルーミー カスタムG-T -
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