プロボックスの内装

プロボックスの内装を徹底解説 コックピットからシート・ラゲッジ・安全装備まで

プロボックスの内装が気になる方へ。グレード別のシート素材の違いやAC100Vコンセントの有無、業務利用に便利なインパネテーブルや引き出し式テーブルの実用性、400kgの積載能力を誇るラゲッジルームまで具体的に解説しています。

プロボックスの内装をコックピットや装備に注目して紹介!

プロボックスの内装を解説します。プロボックスはトヨタが販売するビジネスユーザー向けのライトバンで、2018年にはハイブリッドモデルが商用車として初めて追加され、2022年のグレード整理・AC100Vコンセント標準装備化、2024年4月のバックモニター内蔵自動防眩インナーミラー標準装備化と改良を重ねてきました。さらに2025年11月にはトヨタセーフティセンス3.0の搭載・全車速追従ACC全車標準装備・新形状ステアリングホイール導入・4.2インチマルチインフォメーションディスプレイ全車標準装備などを盛り込んだ大幅な一部改良が実施されています(本記事の写真は改良前のモデルを使用しています)。営業車として多くのビジネスシーンで活躍するプロボックスの内装について、シートやラゲッジルームの使い勝手、その他装備などを詳しく紹介していきます。

プロボックスのコックピットは実用的な作りでビジネスユースにぴったり

収納が豊富なプロボックスのコックピット

プロボックスのインパネ周りはシンプルで操作性に優れた作り

インパネテーブル・センターボックス・ショッピングフックなど多数の収納スペースを確保したコックピットは使い勝手がよく、長時間のビジネス利用に最適な設計です。運転席はヒップポイントを高く設定することで前方視界を広く確保するとともに、乗降性も向上しています。マルチホルダーの下部にはアクセサリーソケットとUSB充電端子が設置されており、スマートフォンの充電や各種電子機器への給電が可能です。また、F・GL・Gグレードには100W対応のAC100Vコンセントが標準装備されており、ノートパソコンなどの電源としても活用できます。

2025年11月の改良では、4.2インチマルチインフォメーションディスプレイが全グレードに標準装備され、各種操作スイッチを備えた新形状のステアリングホイールが導入されました。車内の雰囲気が乗用車に近い質感へと引き上げられています。なお、プロボックス「F」にはオーディオレスが標準装備となっていて、その他グレードもメーカーオプションで装備できます。

T-Connectナビ(NSZT-W68T)の画面(写真は改良前モデルのナビです)

エントリーナビ(NSCN-W68)の画面(写真は改良前モデルのナビです)

販売店装着オプションのナビにはT-Connectナビをはじめ、カーオーディオ・セーフティーモニター・ドライブレコーダー・ETC2.0ユニットなども用意されています。最新の装着可能オプションについてはディーラーへお問い合わせください。

2025年11月の改良以降、4.2インチカラーのマルチインフォメーションディスプレイが全グレードに標準装備となりました。外気温・燃費・航続可能距離などの情報がグラフィカルに表示され、視認性の高いコックピット環境が整っています。改良前のハイブリッド車では同様のスピードメーターとマルチインフォメーションディスプレイが搭載されていました。

エアコンはハイブリッド車にはプッシュ式のオートエアコン、ガソリン車にはダイヤル式のマニュアルエアコンが標準装備。どちらにもクリーンエアフィルターが標準装着されており、長時間車内での業務もクリーンな空気環境で行えます。

運転席にはワンタッチ式・挟み込み防止機能付きパワーウィンドウとバックドア連動のドアキー連動電気式ドアロックを装備。2025年11月の改良では助手席パワーウィンドウも全グレードに標準装備され、使い勝手がさらに向上しています。

AUX端子付きのAM/FMラジオはGL・GXグレードに標準装備。Fグレードはメーカーオプションで追加可能です(写真は改良前モデルです)。

トヨタ・プロボックスのシート内装はブラックで統一

プロボックスFの内装

プロボックスGLの内装

プロボックスの内装カラーは全グレードにブラックを採用しています。シート素材はFグレードには上級ファブリックを採用し、その他グレードは前席にファブリック・後席には塩ビを設定しています。汚れに強く、業務での使用後のメンテナンスも手軽に行える実用的な素材構成です。

Fグレードのシートには上下調整式のヘッドレストが装着されており、その他グレードはヘッドレスト一体式です。全グレードに運転席シート上下アジャスターを設定しており、ドライバーの体格に合わせた細かなポジション調整が可能です。ハイブリッドモデルにはメーカーオプションで運転席シートヒーターの装着も可能で、冬場の長距離ドライブでも快適に運転できます。なお2025年11月の改良では、新たな純正アクセサリーとしてシートプロテクトカバー(販売店オプション)が追加されています(Fグレードへの装着は不可)。

後席は足元にも十分な余裕があり、荷物の少ない長距離移動や同乗者が座る場面でも快適に過ごすことができます。商用車らしく実用性を重視した設計で、業務上の急な乗り合い移動にも対応します。

純正パーツのフルシートカバー

純正アクセサリーとして、プロボックス専用設計でしっかりフィットするフルシートカバーも用意されています。ブラックの内装にもよく馴染み、汚れやすい業務現場での使用にも安心して活用できます。

プロボックスはシートアレンジが多彩!ラゲッジルームの積載性も抜群

シートバック一体可倒式リヤシートはGL・GXグレードに標準装備。Fグレードにはシートバック一体可倒クッション引き起こし式リヤシートが標準装備されており、簡単な操作でフラットなスペースを作ることができます。なお、2列目のシートを倒す際はヘッドレストを外してから操作が必要です。

バックドア開口部はスクエア形状で、段ボールなどのビジネス用荷物の積み下ろしがスムーズに行えます。低床フロアで重い荷物も積みやすく、フル乗車時の荷室長は1,040mm、後席を倒すと1,810mmまで拡大可能です。床面がフラットになるため荷物を安定して積めます。積載可能重量は、ガソリンモデルの2名乗車時は400kg(5名乗車時250kg)、ハイブリッドモデルの2名乗車時は350kg(5名乗車時200kg)です。日常の業務はもちろん、車中泊にも活用するユーザーが増えており、フラット化したラゲッジに専用マットを敷く使い方が人気となっています。

ラゲージソフトトレイ

ラゲージマット

トランクマット(カーペットタイプ)

ラゲージルームネット

ラゲッジ用のアクセサリーとして、ソフトトレイ・マット・ネットなどがラインナップしており、荷室を目的に合わせてさらに使いやすくカスタマイズできます。

TOYOTAプロボックスは安全装備も充実!トヨタセーフティセンス3.0を全車に標準装備

2025年11月の一部改良でプロボックスはトヨタセーフティセンス3.0を全車に標準装備しました。従来比で大幅に機能が強化されており、政府が推奨するセーフティサポートカーにも該当します。主な安全機能は以下の通りです。

プロボックスに搭載されるトヨタセーフティセンス3.0の主な機能

  • プリクラッシュセーフティ(対車両・対歩行者・対自転車運転者・対自動二輪車〔昼間〕)
  • 全車速追従機能付アダプティブクルーズコントロール(ACC)
  • レーンディパーチャーアラート(LDA)
  • オートマチックハイビーム(AHB)
  • プロアクティブドライビングアシスト(運転状況に応じたリスクの先読み支援)
  • パーキングサポートブレーキ(全車標準装備)
  • 先行車発進告知機能
  • ヒルスタートアシストコントロール

特に今回の改良で注目されるのが、全車速追従ACCの全車標準装備化です。高速道路での長距離業務走行が多いプロボックスのユーザーにとって、アクセル・ブレーキ操作の負担を大幅に軽減する実用的な機能です。また、プリクラッシュセーフティに自動二輪車(昼間)の検知機能が新たに追加されたことで、交差点での安全性が大きく向上しています。なお、トヨタセーフティセンス非装着車のメーカーオプション選択は廃止されており、現行モデルは全車TSS 3.0標準装備となっています。

純正アクセサリーでは子どもの安全を守るシートも充実しています。ベビーシート/チャイルドシートとして使用できる「NEO G-Child baby」とジュニアシートが用意されており、プロボックスをファミリーカーとして活用するユーザーにも安心の設定です。

人気商用バンのプロボックスの内装は実用的でビジネスパーソンの頼れる味方となる一台

プロボックスの内装は、豊富な収納と高い操作性を持つインパネ周り・シンプルで実用的なシートデザイン・広大な積載スペースを誇るラゲッジルームと、まさにビジネスパーソンのために作り込まれた室内空間です。2025年11月の一部改良でトヨタセーフティセンス3.0と全車速追従ACCが全車標準装備となり、安全性能は現行商用バンクラスで最高水準に到達しています。

グレード選びのポイントとしては、コストを最優先するならG、オートエアコンやシートヒーターなど快適装備を充実させたいならハイブリッド車のGXが候補となります。なお、プロボックスはマツダにOEM供給された「ファミリアバン」も実質的に同一車種のため、中古車探しの際はあわせて検索してみると選択肢が広がります。