プジョー5008に限定車「Titanium Edition」が登場!7シートSUVの最新情報と全スペックを解説
2026年2月に3代目へとフルモデルチェンジし、ホイールベース2,900mmのラージSUVへと成長したプジョーの3列7シートSUV「5008」。そのラインナップに2026年11月3日、専用ボディカラー「チタニウムグレー」をまとう100台限定の「PEUGEOT 5008 GT Hybrid Titanium Edition」が設定されました。本記事では、この最新の限定車の中身と価格を詳しく追ったうえで、新型5008の進化点、エクステリア・インテリア、7人乗りならではのシートアレンジと荷室、48Vハイブリッドの走りまでをまとめて解説します。
プジョー5008の最新情報|限定車「5008 GT Hybrid Titanium Edition」を100台限定で発売
Stellantisジャパンは2026年11月3日、3列7シートSUV「PEUGEOT 5008 GT Hybrid」をベースとした限定車「PEUGEOT 5008 GT Hybrid Titanium Edition(チタニウム エディション)」を、全国のプジョー正規ディーラーで発売しました。設定台数は100台、メーカー希望小売価格は6,306,000円(税込)です。あわせてCセグメントSUVの3008にも同名の限定車が100台限定で設定され、2車種同時展開というかたちを採っています(3008については別ページで扱います)。
1. 光の角度で表情が移ろう専用色「チタニウムグレー」
この限定車の主役は、カタログモデルでは選べない専用色「チタニウムグレー」です。
- 金属を思わせる質感: 光の当たり方や見る角度によって明暗のトーンが繊細に移ろう仕立てで、金属の塊から削り出したかのような手触り感を視覚的に伝えます。
- ラージSUVとの相性: 5008の伸びやかで堂々としたボディに対しては、存在感と上質さを上乗せする方向に働きます。同じ色でも、シャープなファストバックを持つ3008ではより引き締まった精悍さに振れるとされ、1色で2台の個性を異なる方向へ引き立てる役割を担います。
- 既存4色との違い: 通常モデルのボディカラーは「アルタンス グレー」「ペルラネラ ブラック」「インガロ ブルー」「オケナイト ホワイト」の4色構成。グレー系はすでに1色ありますが、チタニウムグレーはより金属的なニュアンスを狙った別物として位置づけられます。
5008はボディ側面の面積が大きく、キャラクターラインの抑揚も効いたデザインです。濃色のソリッド系よりも、こうしたトーンが動くグレーのほうが面の起伏を読み取りやすく、写真よりも実車で効くタイプのカラーといえそうです。
2. 車名が示す「チタン」とプジョーの金属加工のルーツ
「Titanium Edition」というネーミングは、単なる色名の置き換えではなく、ブランドの出自に結び付けられています。
- 1810年創業の金属加工業: プジョーは自動車メーカーになる以前、製鉄・金属加工を生業として歩み始めました。その歴史に、軽さ・強度・耐久性を兼ね備えた先進素材であるチタンのイメージを重ねています。
- ライオンエンブレムの由来: ブランドを象徴するライオンは、かつてプジョーが手がけた鋸(のこぎり)の刃が備える強靭さ、切れ味の鋭さ、しなやかさを表すものとして誕生しました。
- 限定車としての位置づけ: 現代的に洗練された5008/3008のデザインに、ルーツ由来の物語性を上乗せした一台という組み立てになっています。
3. ベースは「GT アルカンターラパッケージ」、装備は上位グレード準拠
Titanium Editionは、5008 Hybridのラインナップ最上位にあたる「GT アルカンターラパッケージ」を土台としています。装備内容はベース車に準じており、専用色が付加価値の中心という構成です。
- パワートレイン: 1.2L直列3気筒ガソリンターボに電動モーターを組み合わせた48Vハイブリッド。発進から低速域をモーターが受け持つため出足は滑らかで、条件が整えば100%電動走行に入る場面もあります。
- PEUGEOT Panoramic i-Cockpit®: 弧を描く21インチのパノラミックカーブドディスプレイと小径ステアリングの組み合わせ。視認性と操作性を両立しつつ、ドライバーを囲い込むような先進的なコックピットを形づくります。
- シート&快適装備: ブラックアルカンターラ®/ブラックテップレザーシートを中心に、フロント電動調整シート、シートヒーターなどを装備。3ゾーン独立調整式オートエアコンも備わります。
- 足もと: 19インチアロイホイール[YARI]を装着し、タイヤサイズは225/55 R19です。
4. 価格と主要諸元
ベースとなるGT アルカンターラパッケージの6,140,000円(税込)に対し、Titanium Editionは6,306,000円(税込)。差額は166,000円で、同時発表の3008 Titanium Editionとまったく同額の上乗せです。内外装の仕立てごと変えるタイプの特別仕様車に比べ、カラーを一点突破で差別化した分、価格インパクトを小さくまとめた印象を受けます。
| 項目 | PEUGEOT 5008 GT Hybrid Titanium Edition |
|---|---|
| 発売日 | 2026年11月3日 |
| 設定台数 | 100 台(限定) |
| ベースグレード | GT アルカンターラパッケージ |
| ボディカラー | チタニウムグレー(本限定車専用色) |
| 全長 | 4,810 mm |
| 全幅 | 1,895 mm |
| 全高 | 1,735 mm |
| ホイールベース | 2,900 mm |
| 車両重量 | 1,740 kg |
| 乗車定員 | 7 名 |
| エンジン | 1.2 L 直列3気筒ガソリンターボエンジン |
| システム合計最高出力 | 107 kW / 145 ps |
| トランスミッション | 6速デュアルクラッチトランスミッション |
| 燃費(WLTCモード) | 18.4 km/L |
| ホイールサイズ | 19 インチアロイホイール[YARI] |
| タイヤサイズ | 225/55 R19 |
| メーカー希望小売価格(税込) | 6,306,000 円 |
5. 2026年の5008は限定車が相次ぐ(分析)
現行型5008は、日本発売からの1年足らずで立て続けにバリエーションを追加しています。
- 2026年2月19日: 3代目となる新型「5008 HYBRID」を発売。GT Hybrid(5,810,000円)とGT アルカンターラパッケージ Hybrid(5,990,000円)の2グレード構成でスタートしました。
- 2026年7月9日: 特別仕様車「5008 GT Hybrid Cielo(シエロ)」を100台限定で発売(6,386,000円/税込)。
- 2026年11月3日: 今回の「Titanium Edition」を100台限定で発売(6,306,000円/税込)。
注目したいのは、いずれもモデルチェンジや一部改良ではなく、カラーと内装の仕立てで鮮度を保つ手法に徹している点です。フルモデルチェンジから1年も経っていない若いモデルだけに、機構面へ手を入れる段階ではなく、限定車で話題を継ぎ足す局面と読むのが自然でしょう。台数が100台と小さいため、専用色を狙うなら早めの商談が現実的です。
プジョー5008は2026年2月にフルモデルChange|3代目の進化ポイント
現行の5008は、Stellantisジャパンが2026年2月19日に発売した3代目にあたります。日本では2013年に導入された初代から数えて3世代目。先代が評価されてきた広い居住空間と積載性、2列目シートの柔軟性を受け継ぎつつ、ボディを一回り拡大し、プジョー最新の世代へと一新されました。
1. 先代から一回り拡大したボディ
- サイズ: 全長4,810mm×全幅1,895mm×全高1,735mm、ホイールベース2,900mm。先代と比べて全長は170mm、全幅は55mm、全高は85mm、ホイールベースは60mm拡大しました。
- クラス感: 全長4.8m級に達したことで、寸法上はプレミアムDセグメントSUVに近い領域へ。3列目まで使い切る前提の7シーターとしては、素直に歓迎できる方向の拡大といえます。
- 取り回し: 最小回転半径は5.7m。サイズなりの数値で、都市部の駐車場では全幅1,895mmと合わせて事前の確認をおすすめします。
2. グレード構成と価格
日本仕様のパワートレインは48Vハイブリッドの1種類のみで、グレードは「GT Hybrid」と「GT アルカンターラパッケージ Hybrid」の2本立てというシンプルな構成です。発売時の価格は5,810,000円/5,990,000円でしたが、その後の価格改定を経て現在は以下の設定となっています。
| グレード | 乗車定員 | メーカー希望小売価格(税込) |
|---|---|---|
| 5008 GT Hybrid | 7 名 | 5,960,000 円 |
| 5008 GT アルカンターラパッケージ Hybrid | 7 名 | 6,140,000 円 |
| 5008 GT Hybrid Titanium Edition(100台限定) | 7 名 | 6,306,000 円 |
2グレードの価格差は180,000円。アルカンターラ®シートやフロント電動調整シート、シートヒーターといった快適装備の差を考えると、長く乗るなら上位グレードを選んでおきたいところです。実際、限定車がいずれもアルカンターラパッケージをベースとしている点からも、このグレードが実質的な主役であることがうかがえます。
プジョー5008のエクステリアの特徴
新型5008の外観は、3列7シートSUVでありながらミニバン的な実用一辺倒にならず、プジョーの新世代デザインを全身で表現しているのが特徴です。
1. 大型フレームレスグリルと新世代のフロントフェイス
- ボディ同色のグリッド: フロント中央には新ブランドエンブレムを据えた大型のフレームレスグリルを配置。ボディ同色で精緻に刻まれたグリッドパターンが、グリルとボディの境目をあいまいにし、塊感のある顔つきを生んでいます。
- ライオンの爪痕: 縦方向に伸びる3本のLEDデイタイムランニングライトは、ライオンの爪痕がモチーフ。夜間はもちろん、昼間でも一目でプジョーと識別できるサインになっています。
- マトリクスLEDヘッドライト: 走行状況に応じて配光を自動制御するマトリクスLEDヘッドライトを全グレードに標準装備します。
2. 伸びやかなサイドビューと19インチホイール
- プロポーション: ホイールベース2,900mmの長い軸距に対し、前後オーバーハングを抑えた構成。3列目まで備えながら間延びして見えないのは、水平基調のショルダーラインとルーフレールの効果が大きいといえます。
- 足もと: 19インチアロイホイール[YARI]を標準装備。タイヤは225/55 R19で、試乗記などではミシュランの「e-PRIMACY」が組み合わされていることが報告されています。
- リアまわり: リアにも立体造形の3本爪LEDランプを採用。横一文字のライティングシグネチャーと組み合わせることで、ワイド感を強調しています。
3. ボディカラー
通常モデルのボディカラーは、アルタンス グレー、ペルラネラ ブラック、インガロ ブルー、オケナイト ホワイトの4色展開。これに限定車専用のチタニウムグレーが加わるかたちです。選択肢としては多くありませんが、どの色もボディの造形を素直に見せる方向でまとめられています。
プジョー5008のインテリアと7シートの使い勝手
室内は3008と共通のデザインコードを採用しつつ、3列シートならではの空間設計が与えられています。
1. PEUGEOT Panoramic i-Cockpit®
- 21インチパノラミックカーブドディスプレイ: ダッシュボード上に浮かぶように配置された大型スクリーンが、ドライバー側へ緩やかに湾曲。メーター表示とインフォテインメントが一枚の面としてつながります。
- コンパクトステアリング: プジョーおなじみの小径ステアリングはディスプレイの下をくぐる配置。手首だけで操作できる軽快さは、5008のような大柄なボディでこそ効いてきます。
- i-Toggle: ダッシュボード中央には機能を割り当てられるタッチ式ショートカットを配置。使用頻度の高い機能を手元にまとめられます。
- PEUGEOT i-Connect Advanced: コネクテッドナビゲーション、ボイスコントロール、ChatGPTに対応。Apple CarPlay™/Android Autoのミラーリングも利用できます。
2. 2列目・3列目の独立可倒式シート
- 2列目: 40:20:40の3分割独立可倒式で、前後約15cmのスライドとリクライニング調整に対応。中央部分だけを倒して長尺物を積みつつ、左右には乗員を座らせるといった使い方ができます。
- 3列目: 50:50の独立可倒式。床下に格納できるため、使わないときにフラットな荷室を確保できます。
- 実用面の評価: 3列目は緊急用というより、短中距離なら実用になる水準。ただし大人が長時間過ごす前提なら、2列目のスライドで膝まわりを分け合う運用が現実的です。
3. シートアレンジ別の荷室容量
| シートアレンジ | 荷室容量 |
|---|---|
| 3列目使用時(7名乗車) | 約 259 L |
| 3列目格納時(5名乗車) | 約 748 L |
| 2列目・3列目格納時 | 最大 約 1,815 L |
7名乗車時の259Lはこのクラスでは標準的で、機内持ち込みサイズのスーツケースが数個という目安。一方、3列目を畳めば748Lまで広がるため、ふだんは5人乗りの大容量SUVとして使い、必要なときだけ7人乗りに切り替えるという運用が5008の本領といえます。
プジョー5008のパワートレインと走行性能
日本仕様の5008に設定されるのは、プジョー最新の48Vハイブリッドシステム1種類です。
1. 48Vハイブリッドシステムの構成
- エンジン: 1.2L直列3気筒ガソリンターボ(PureTech)。単体で最高出力100kW(136ps)/5,500rpm、最大トルク230Nm/1,750rpmを発生します。
- 電動モーター: 最高出力16kW(21.7ps)、最大トルク51Nm。6速デュアルクラッチトランスミッションに内蔵される方式です。
- システム合計: 最高出力107kW(145ps)。駆動用バッテリーは48V・0.9kWhで、低速域では100%電動走行も可能です。
- 燃費: WLTCモードで18.4km/L。1.7トン級・7人乗りのラージSUVとしては十分に優秀な数値で、外部充電が不要な点も日常使いでは気楽です。
2. 足まわりと走りの印象
- サスペンション: フロントがマクファーソンストラット式、リアがトーションビーム式。駆動方式は前輪駆動(FF)です。
- キャラクター: モーターアシストにより発進直後からトルクが立ち上がるため、車重を感じさせにくいのが持ち味。小径ステアリングと相まって、サイズのわりに軽快な身のこなしを見せます。
- 割り切りポイント: リアがトーションビームであること、4WDの設定がないことは、雪国や悪路での使用を想定するなら確認しておきたい点です。
| 項目 | PEUGEOT 5008 GT Hybrid(主要諸元) |
|---|---|
| 型式 | 5AA-P74HN09 |
| 全長×全幅×全高 | 4,810 × 1,895 × 1,735 mm |
| ホイールベース | 2,900 mm |
| トレッド(前/後) | 1,615 mm / 1,615 mm |
| 車両重量 | 1,740 kg |
| 乗車定員 | 7 名 |
| 最小回転半径 | 5.7 m |
| エンジン | 1.2 L 直列3気筒DOHCターボ(1,199 cc) |
| エンジン最高出力 | 100 kW (136 ps) / 5,500 rpm |
| エンジン最大トルク | 230 Nm / 1,750 rpm |
| モーター最高出力/最大トルク | 16 kW (21.7 ps) / 51 Nm |
| システム合計最高出力 | 107 kW / 145 ps |
| 駆動用バッテリー | 48V 0.9 kWh |
| トランスミッション | 6速デュアルクラッチトランスミッション |
| 駆動方式 | 前輪駆動(FF) |
| サスペンション(前/後) | マクファーソンストラット式 / トーションビーム式 |
| 燃費(WLTCモード) | 18.4 km/L |
| 燃料タンク容量 | 55 L |
| ホイールサイズ | 19 インチアロイホイール[YARI] |
| タイヤサイズ | 225/55 R19 |
| 荷室容量 | 約 259 L(3列目使用時)/約 748 L(3列目格納時)/最大 約 1,815 L |
プジョー5008の今後の見通し
現行型5008は2026年2月に登場したばかりで、マイナーチェンジや一部改良の公式アナウンスは出ていません。当面は、Cielo、Titanium Editionと続いてきた限定車・特別仕様車による話題づくりが中心になるとみられます。
- BEVの動向: 欧州では5008にも100%電気自動車(BEV)の「E-5008」が設定されています。日本では現時点で導入が発表されていませんが、兄弟車の3008が2025年7月にハイブリッドで先行し、2026年2月にBEV「E-3008」を追加した流れを踏まえると、5008でも同様の展開があるかどうかが今後の注目点です。
- ラインナップの厚み: 現在は2グレードのみというシンプルな構成。価格帯を下げたエントリーグレードが設定されるかどうかも、販売面では気になるところです。
- 購入タイミング: 限定車はいずれも100台規模のため、専用色や専用装備を狙う場合は発表直後の動きが鍵になります。一方、通常グレードであれば急ぐ理由は薄く、装備内容と下取り条件をじっくり比較する余地があります。
3列7シートの輸入SUVという枠で見ると、5008は600万円前後という価格帯でライバルに対し競争力があり、燃費18.4km/Lという数値も日常使いでは効いてきます。デザイン性と実用性を両立させたいファミリー層にとって、有力な選択肢であり続けそうです。