プジョー408のモデルチェンジ情報:発光エンブレムで顔つき一新、新型「408 GT HYBRID」は559万円で発売
ステランティス ジャパンは2026年6月25日、プジョーのファストバックスタイルのクロスオーバー「408 GT HYBRID」に最新型を投入し、全国のプジョー正規ディーラーで販売を開始しました。メーカー希望小売価格は5,590,000円(税込)です。今回の改良は車種全体を一から刷新するフルモデルチェンジではなく、デザインを中心に磨き上げたマイナーチェンジにあたります。本記事では、最大のトピックであるエクステリアの刷新を軸に、内装や走行性能、先進安全装備、そして価格・主要諸元まで、新型「408 GT HYBRID」の見どころを順に解説します。
プジョーが最新デザインを纏った新型「408 GT HYBRID」を発売
PEUGEOT 408 GT HYBRID
新型「408 GT HYBRID(ヨンマルハチ ジーティー ハイブリッド)」は、セダンの伸びやかさとSUVの力強さを併せ持つ独創的なファストバックスタイルが身上のモデルです。2023年7月に日本デビューした408のラインアップに連なる一台で、今回はフロントとリアのデザインを中心に最新のデザイン言語を反映し、より際立つ個性と存在感を獲得しました。
フロントでは、グリル中央にブランド最新の「発光エンブレム(イルミネーテッド・エンブレム)」を配し、先進性と力強さを際立たせています。ライオンの爪痕をモチーフにしたライトシグネチャーはリアと呼応する一体的な意匠へと進化し、ヘッドライトとグリルに連続性を持たせることで顔まわり全体のまとまりが高められました。リアエンドには、プジョーとして初めて赤く点灯する「PEUGEOT」の発光レタリングを採用し、夜間の存在感を一段と高めています。足元には新デザインの19インチアロイホイールを履き、グリルやフロントリップスポイラー、リアバンパーにブラックパーツを効かせることで、ボディ全体を引き締めたダイナミックなスタイルに仕上げました。
パワートレインは、最高出力100kW(136ps)・最大トルク230Nmの1.2ℓ直列3気筒ガソリンターボに48Vハイブリッドシステムを組み合わせたユニットを搭載します。電動モーターを内蔵する6速デュアルクラッチトランスミッションと組み合わせ、発進時の静かで力強い加速と中高速域での伸びやかさを両立。WLTCモードで20.4km/ℓという良好な燃費をマークします。ボディカラーは、光の当たり方で表情を変える新色「フレア・グリーン」を含む全4色を用意しました。
セダンから独創的クロスオーバーへ——世代を重ねて変貌を続けたプジョー408の系譜
プジョー408は、世代を重ねるごとのモデルチェンジで姿を大きく変えてきた、ラインアップのなかでも異色のモデルです。かつては特定地域向けの実用的なミディアムセダンでしたが、現在はセダンとSUVの魅力を高い次元で融合した、どのカテゴリーにも属さない「新種」のクロスオーバーへと進化し、ブランドの革新性を象徴する存在となっています。
初代:新興国市場を狙った戦略的ミディアムセダン
408の歴史は、2010年に中国で発表された初代から始まりました。小型ハッチバック「308」をベースに開発された上級ミディアムセダンで、中国や南米、ロシアなどの新興国市場を主なターゲットとしています。ベース車よりホイールベースを延長し、ゆとりある後席と約562ℓの大容量トランクを確保するなど、実用性を重んじる市場のニーズに応える一台として親しまれました。ちなみにプジョーは、車名末尾の数字をモデルチェンジのたびに増やしていた従来の命名則を2012年に改め、以降は新興国向けを「1」、その他を原則「8」とする方式へ移行しています。408はこの変更より前に登場したため、新興国向けでありながら末尾は「8」のまま受け継がれました。
2代目:プラットフォーム刷新と中国市場での深化
2014年の北京モーターショーで2代目が発表されました。新世代プラットフォーム「EMP2」を採用し、ホイールベースの長い308SWをベースに、主に中国市場向けへ最適化された世代です。欧州向け308と部品の約70%を共用しながら、伝統的な4ドアセダンのスタイルと洗練された質感を両立。2018年にはフロントフェイスやリアバンパー、テールランプを変更したフェイスリフトを実施し、同市場での存在感を保ち続けました。
3代目:クロスオーバーへの劇的な変貌と日本上陸
2022年10月のパリモーターショーで発表された現行の3代目は、それまでのセダンスタイルから流麗なファストバックのシルエットを持つクロスオーバーへと劇的な変貌を遂げました。この大胆なモデルチェンジによって、プジョーは408を「セダンの派生モデル」と位置づけつつ、SUVのような力強さを備えた「新種」として世界に提示。欧州では2022年11月に発売され、ガソリンの1.2ℓ直列3気筒(130ps)に加え、180psと222psのプラグインハイブリッドが設定されました。日本市場へは2023年7月に上陸し、その後48Vハイブリッドの「408 GT HYBRID」も加わっています。こうして歴代のモデルチェンジで磨かれてきた個性が、最新型の完成度の高さにも息づいています。
独創のファストバックスタイルを研ぎ澄ませた新型「408 GT HYBRID」のエクステリア
PEUGEOT 408 GT HYBRID
新型「408 GT HYBRID」は、セダンの品格とSUVの力強さを融合させたプジョー独自のファストバックスタイルが持ち味です。カテゴリーの枠に収まらないワイド&ローなシルエットは、ひと目で見る者を惹きつける存在感を放ちます。今回のマイナーチェンジでは最新のデザイン言語を反映し、細部の意匠刷新によってその個性をさらに際立たせました。
ライオンの爪痕をモチーフにした最新のライトシグネチャー
プジョーのアイデンティティである「ライオンの爪痕」を表したライトシグネチャーは、フロントとリアが呼応する統一感のあるデザインへ進化しました。フロントには鋭い「かぎ爪」を思わせるLEDデイタイムランニングライトを配し、リアには立体的に光る3D LEDコンビネーションランプを採用。ヘッドライトとフロントグリルに連続性を持たせることで、顔つき全体に強い一体感を生み出しています。
ブランド初、光による革新的な演出
エクステリア最大のトピックは、ブランド初となる光の演出です。フロントグリル中央には自ら光を放つ「発光エンブレム(イルミネーテッド・エンブレム)」を採用し、ブランドの誇りを先進的に表現しました。さらにリアエンドには、プジョー車として初めて赤く点灯する「PEUGEOT」の発光レタリングを導入。夜間でも一目で新型408と分かる、強い視覚的インパクトを与えます。
ダイナミズムを強調するディテールとエアロダイナミクス
PEUGEOT 408 GT HYBRID
テールへ向けて美しく傾斜するルーフラインの後端には、独特な形状のリアスポイラーが備わり、空力性能の向上に貢献しています。足元には精悍さを際立たせる新デザインの19インチアロイホイールを装備。グリル、フロントリップスポイラー、リアバンパーに効かせたブラックパーツが、170mmの最低地上高を持つボディを引き締め、よりスポーティで洗練されたスタイルを実現しました。
個性を彩るボディカラー・バリエーション
ボディカラーは、新型408の独創性を際立たせる全4色をラインナップ。なかでも新色の「フレア・グリーン」は、光の加減で多彩な表情を見せるダイナミックな色調で、本モデルを象徴するカラーとして設定されています。
- フレア・グリーン(新色・有償ペイント)
- オケナイト・ホワイト(有償ペイント)
- エリクサー・レッド(有償ペイント)
- ペルラ・ネラ・ブラック
革新的なコックピットと上質な居住性を両立した新型「408 GT HYBRID」のインテリア
PEUGEOT 408 GT HYBRID
PEUGEOT 408 GT HYBRID
新型「408 GT HYBRID」のインテリアは、プジョー独自の設計思想「i-Cockpit」を核に、ドライバーが運転に没入できる先進デジタル技術と、乗員全員が快適に過ごせる上質な空間を高い次元で融合しています。モダンに仕立てられたキャビンは、直感的な操作性とクラスを超えた居住性を備え、移動の時間そのものを洗練された体験へと変えます。
没入感を高める「PEUGEOT i-Cockpit」
PEUGEOT 408 GT HYBRID
PEUGEOT 408 GT HYBRID
PEUGEOT 408 GT HYBRID
ドライバー正面には、プジョー独自の「i-Cockpit」が配置されます。軽快なハンドリングを生む小径スポーツステアリングホイールと、その上方に位置する「3Dデジタルヘッドアップインストルメントパネル」により、視線移動を抑えながら必要な情報を素早く読み取れます。GTグレードに採用された3D表示は、重要な情報を手前に浮かび上がらせ、視認性を高めています。
直感操作を追求したインフォテインメント
PEUGEOT 408 GT HYBRID
中央の10インチタッチスクリーンの下部には、デジタルショートカット機能「i-Toggle(アイ・トグル)」が備わり、ナビやエアコン、メディアなど頻用機能をスマートフォンのように直感的にカスタマイズして操作できます。最新のインフォテインメントシステムは対話型AIとの連携にも対応し、音声でのインタラクティブな操作を可能にしています。
快適性を極めたシートと広大な居住空間
PEUGEOT 408 GT HYBRID
PEUGEOT 408 GT HYBRID
PEUGEOT 408 GT HYBRID
PEUGEOT 408 GT HYBRID
2,790mmのロングホイールベースを活かし、室内にはゆとりあるスペースが確保されています。ラゲッジルームは通常時536ℓ、最大1,611ℓ(VDA方式)という大容量を誇ります。シート素材には肌触りの良いアルカンターラとテップレザーのコンビネーションを採用。GTグレードのフロントシートには、肩から腰を支える「マルチポイントランバーサポート」やシートヒーター、2ポジションメモリー付の電動シートが備わり、長距離でも疲れにくい設計です。
クリーンな環境と実用性を支える先進装備
PEUGEOT 408 GT HYBRID
車内の空気環境にも配慮し、標準装備の「エアクオリティシステム」が空気を常時モニターして自動で循環を行います。実用面では、リアバンパー下で足を動かすだけで開閉できる「ハンズフリー電動テールゲート」や、センターコンソールのワイヤレス充電、複数のUSB-Cポートなど、現代のライフスタイルに欠かせない装備が充実しています。
48Vハイブリッドがもたらす、新型「408 GT HYBRID」の軽快でしなやかな走り
PEUGEOT 408 GT HYBRID
新型「408 GT HYBRID」は、環境性能とドライビングプレジャーを高い次元で両立する48Vハイブリッドシステムを搭載します。プジョー伝統のしなやかな足回りとスポーティなレスポンスを保ちながら、都市部のゼロエミッション走行からロングドライブの伸びやかな加速まで、あらゆるシーンで「走る悦び」を味わえる仕上がりです。
効率とパワーを両立したハイブリッドユニット
走行性能の核となるのは、最高出力100kW(136ps)・最大トルク230Nmの1.2ℓ直列3気筒ガソリンターボエンジンと、最高出力15kW(20ps)・最大トルク51Nmの電動モーターの組み合わせです。発進時はモーターによる静かで力強いトルクを供給し、市街地の低速走行では走行時間の約50%以上をモーターのみの「ゼロエミッション走行」でまかなうことが可能です。自己充電型のため外部充電は不要で、WLTCモードで20.4km/ℓという良好な燃費を実現しています。
駆動力を途切れさせない6速DCT(e-DCS6)
トランスミッションには、電動モーターを内蔵したコンパクト設計の6速デュアルクラッチトランスミッション(e-DCS6)を採用。変速時の駆動力の途切れを最小限に抑え、滑らかで洗練された加減速を実現します。中高速域ではエンジンが主役となり、ターボならではの伸びやかで爽快なフィールを楽しめます。
プジョー伝統のハンドリングと安定性
小径スポーツステアリングを核とする「i-Cockpit」により、直感的で軽快なハンドリングを提供します。ワイド&ローなボディと大径ホイール、ブラックホイールアーチの組み合わせは、視覚的な力強さと優れた走行安定性を両立。サスペンションはフロントにマクファーソンストラット式、リアにトーションビーム式を採用し、プジョー伝統の「猫足」と評されるしなやかな乗り心地を実現しました。さらに「スポーツ」「ノーマル」「エコ」の3つのドライブモードを備え、スポーティな走りから効率重視まで自在に切り替えられます。
全方位のセンシングで「走る悦び」を支える、新型「408 GT HYBRID」の安全性能
PEUGEOT 408 GT HYBRID
新型「408 GT HYBRID」は、ドライバーがドライビングプレジャーを存分に味わえるよう、全方位のセンシング技術をアップデートした最新世代のADAS(先進運転支援システム)を搭載しています。プジョーの安全思想は、事故を防ぐだけでなく運転中のストレスを軽減し、走りの愉しさを最大限に引き出すことに主眼を置いています。多くの運転支援機能を標準装備し、都市部から高速道路まで高い安心感を提供します。
ストレスフリーなドライブを実現する先進の運転支援
長距離走行でドライバーの負担を軽減する機能が充実しています。
- アクティブクルーズコントロール(ストップ&ゴー機能付):前走車との車間を自動で保ち、渋滞時には停車までサポートします。停車後3秒以内に前走車が再発進すれば自動で追従し、それ以上経過した場合もワンタッチで設定速度へ復帰できます。
- レーンポジショニングアシスト/レーンキープアシスト:車線内のポジションを維持し、ドライバーの好みに応じて車線内の位置取りを調整できます。
- ブラインドスポットモニターシステム(ロングレンジ):斜め後方の死角にいる車両を検知し、安全な車線変更を支援します。
- リアクロストラフィックアラート:後退時に左右から接近する車両を検知し、警告します。
視認性を高め、直感的に情報を伝えるインターフェース
安全な運転は正確な情報把握から始まります。新型408は視覚的なサポート機能も強化されています。
- 360°ビジョン:計4つのカメラで車両周辺の状況を10インチタッチスクリーンに鮮明に映し出し、狭い場所での駐車や取り回しを支援します。
- マトリックスLEDヘッドライト:対向車や前走車を眩惑させることなく、常に最適な前方視界を確保します。
- 3Dデジタルヘッドアップインストルメントパネル:速度などの重要情報を3Dで手前に浮かび上がらせ、視線移動の負担を軽減します。
万一に備えた多層的な保護機能
事故を未然に防ぐだけでなく、発生時の被害を抑える機能も徹底されています。
- アクティブセーフティブレーキ(被害軽減ブレーキ):衝突の危険を察知するとブレーキを作動させ、回避または被害軽減を図ります。
- ポストコリジョンセーフティブレーキ:万一の衝突後に自動でブレーキを作動させ、二次被害を防ぎます。
- アクティブボンネット:歩行者との衝突時にボンネットを持ち上げ、硬いパーツとの接触を和らげて歩行者を保護します。
- 充実の基本安全装備:6エアバッグやEBD付ABS、ESC(エレクトロニック・スタビリティ・コントロール)など、確かな基本性能で乗員を守ります。
新型「408 GT HYBRID」の価格と主要諸元
PEUGEOT 408 GT HYBRID
新型「408 GT HYBRID」は、48Vハイブリッドシステムと充実の安全・快適装備を備えたモノグレード構成で導入されました。洗練された独創的なファストバックスタイルを支える、効率的かつダイナミックなスペックが与えられています。
価格とグレード構成
グレード展開とメーカー希望小売価格は以下のとおりです。
| グレード | パワートレイン | 希望小売価格(税込) |
|---|---|---|
| PEUGEOT 408 GT HYBRID | 1.2ℓ直列3気筒ガソリンターボ + 48Vハイブリッド | 5,590,000円 |
主要諸元
主要な諸元は以下のとおりです。
| 項目 | スペック |
|---|---|
| 全長 × 全幅 × 全高 | 4,700 × 1,850 × 1,500 mm |
| ホイールベース | 2,790 mm |
| 最低地上高 | 170 mm |
| 乗車定員 | 5名 |
| エンジン | 直列3気筒1.2ℓDOHCターボ |
| エンジン最高出力 | 100kW(136ps)/ 5,500rpm |
| エンジン最大トルク | 230Nm / 1,750rpm |
| モーター最高出力 | 15kW(20ps)/ 4,264rpm |
| モーター最大トルク | 51Nm / 750〜2,499rpm |
| トランスミッション | 6速デュアルクラッチ(e-DCS6) |
| 燃料消費率(WLTCモード) | 20.4 km/ℓ |
| 駆動方式 | 前輪駆動(FF) |
| ラゲッジ容量(VDA方式) | 通常時 約536ℓ/最大 約1,611ℓ |
| タイヤサイズ | 205/55 R19 |
| ホイール | 19インチアロイホイール |























