パジェロのタイヤ

パジェロのタイヤおすすめ12選 17インチと18インチ別の選び方

パジェロのタイヤは何を基準に選ぶのか。未舗装路を走る頻度で決まるタイプの違い、2,300kg級の車重に必要なロードインデックス、M+S表記とスノーフレークマークの差を整理し、純正サイズ別におすすめ12銘柄とホイールセット3種を比較しています。

パジェロのタイヤおすすめ12選 17インチと18インチ別の選び方

パジェロにおすすめのコンフォートタイヤや低燃費タイヤなど12選

ここで紹介するのは、パジェロの純正タイヤサイズである「265/65R17」と「265/60R18」に適合するSUV向けタイヤです。この2サイズは、クリーンディーゼル車のV98W型やガソリン車のV93W型など、4代目パジェロの主力グレードが標準装着していました。同じ「ロング」でもグレードによって17インチと18インチに分かれるため、まず自分の車の純正サイズを確認することが出発点になります。

4代目パジェロは、5人乗りのショートボディと7人乗りのロングボディが用意されていましたが、後期にはロングボディ(V98W/V93W型)が販売の中心となり、ショートボディは先に姿を消しました。国内向けの生産は2019年8月に終了しているため、現在流通しているのはすべて中古車です。年式の古い個体や一部の特別仕様車では265/70R16を履くグレードもあるので、17インチ・18インチという前提で探す前に現車のサイズを見ておいてください。

パジェロのタイヤの選び方 オンロード・オールテレーン・マッドテレーンの違い

パジェロに履けるタイヤは、大きく3タイプに分かれます。舗装路での快適性と静粛性を重視したハイウェイテレーン(H/T)系、舗装路と未舗装路の両方をこなすオールテレーン(A/T)、そして泥濘地や岩場に特化したマッドテレーン(M/T)です。選び方の軸は「未舗装路を年に何回走るか」という1点に尽きます。

年に数回のキャンプ場の砂利道程度であれば、H/T系で十分に対応できます。A/Tは見た目の押し出しとオフロード性能を得る代わりに、舗装路でのロードノイズが増え、転がり抵抗も大きくなります。M/Tはさらに極端で、高速道路の巡航では会話の声を張る必要が出る場面もあります。週末の林道走行が目的であればM/Tの価値は大きいものの、通勤と買い物が主体のパジェロにM/Tを履かせると、後悔しやすいのは静粛性と燃料代の部分です。

もう1つ外せないのがロードインデックス(LI/荷重指数)です。パジェロは大柄で重く、ファイナルエディション(3.2Lディーゼル・ロング)の車両重量は2,340kgあります。265/65R17の純正指定はLI112で1本あたり1,120kg、265/60R18はLI110で1,060kgを支えられる設定です。純正より低いLIのタイヤを選ぶと車検に通らないだけでなく、7人乗車とルーフキャリアへの積載が重なったときにタイヤ側の余裕がなくなります。サイズだけ合っていてもLIが足りない製品は選択肢から外してください。

オフロード志向で選ばれるLTタイヤ(小型トラック用規格)は、乗用車用タイヤとは荷重と空気圧の関係そのものが異なります。同じサイズ表記でも規定の荷重を出すための空気圧が違うため、装着時は必ずタイヤメーカーの規格表に沿った設定を販売店で確認してください。見た目の好みで選んで空気圧を乗用車用のまま入れると、本来の耐荷重性能が出ません。

パジェロ GR/エクシードの純正サイズ「265/65R17」のタイヤおすすめ

はじめに紹介するのは、エントリーグレードの「GR」と、装備が充実した「エクシード(EXCEED)」が標準装着していた265/65R17のタイヤです。舗装路の快適性を重視したオンロードタイヤ、オンとオフのバランスが取れたオールテレーンタイヤ、本格的なオフロード走行に対応するマッドテレーンタイヤの順に紹介します。なおこのサイズの外径はおおむね776mmで、後述する別サイズを選ぶ際もこの数値が基準になります。

ブリヂストン(BRIDGESTONE)の「デューラー H/L 850」は低燃費性能などのSUVに求められる全ての性能をグレードアップしたハイウェイラグジュアリー

BRIDGESTONE DUELER H/L 850 265/65R17 112H

パジェロにおすすめのBRIDGESTONE DUELER H/L 850 265/65R17 112Hの夏タイヤブリヂストン デューラー H/L 850の中央から外側にかけて配置した大きめのブロックがSUV特有の偏摩耗を抑制

車種 パジェロ
メーカー ブリヂストン
ブランド デューラー H/L 850
タイヤサイズ 265/65R17
タイヤ外径 776mm
タイヤの種類 SUV用サマータイヤ(M+S)
ロードインデックス 112
速度記号 H
値段 23,790円~(2026年調べ)

ブリヂストンのDUELER H/L 850(デューラー エイチエル ハチゴーゼロ)は、舗装路での静粛性と乗り心地を重視したSUV用ハイウェイテレーンタイヤです。中央から外側にかけて大きめのブロックを配置することで接地圧を分散し、重量級SUVで起きやすい偏摩耗を抑えています。トレッド面を間近で見ると、溝の本数が絞られてブロックが大きく取られており、A/Tタイヤとの設計思想の違いがはっきりわかります。

パジェロのように重心が高く車重のある車では、直進時のふらつきと路面からの突き上げが疲労に直結します。H/L 850はその2点を抑える方向に振られており、高速道路を使った長距離移動が多い使い方に向きます。M+S規格に適合しているため浅い雪であれば対応しますが、これは後述するスノーフレークマークとは別物です。本格的な雪道では別途スタッドレスタイヤを用意してください。

ヨコハマ(YOKOHAMA)の「ジオランダー H/T G056」は中・大型SUVの快適性や耐摩耗性能を高めてハイウェイテレーンらしい静かで安定した高速走行を実現

YOKOHAMA GEOLANDAR H/T G056 265/65R17 112H

パジェロにおすすめのYOKOHAMA GEOLANDAR H/T G056 265/65R17 112Hの夏タイヤヨコハマ ジオランダー H/T G056のブロック内部の3Dサイプが互いに支え合って強力なトラクションを発揮

車種 パジェロ
メーカー ヨコハマ
ブランド ジオランダー H/T G056
タイヤサイズ 265/65R17
タイヤ外径 776mm
タイヤの種類 SUV用サマータイヤ(M+S)
ロードインデックス 112
速度記号 H
値段 16,500円~(2026年調べ)

ヨコハマのGEOLANDAR H/T G056(ジオランダー エイチティ ジーゼロゴーロク)は、重量級SUVの高速走行時の静粛性と安定性を両立させたハイウェイテレーンタイヤです。接地形状をより長く均一にすることでウェット性能と操縦安定性を高め、耐摩耗性も確保しています。ブロック内部には3Dサイプが刻まれ、ブロック同士が互いに支え合うことで、制動時にトレッドがよれるのを防いでいます。

ここで紹介している265/65R17の銘柄の中では価格が抑えられている部類で、走行距離がそれほど伸びないパジェロの足元を純正相当の性能で維持したいという条件に合います。プレミアムSUVタイヤのような上質さを期待して買うと物足りなさが残りますが、4本分の予算を抑えつつ安全マージンを確保するという目的であれば、無理のない選択肢になります。

ダンロップ(DUNLOP)の「グラントレック PT3」はSUVの走りを楽しむための優れた操縦安定性やウェット性能と低燃費や摩耗ライフなどの環境性能を両立

DUNLOP GRANDTREK PT3 265/65R17 112H

パジェロにおすすめのDUNLOP GRANDTREK PT3 265/65R17 112Hの夏タイヤダンロップ グラントレック PT3のセンター部の3本のリブを等間隔に配置することで操縦安定性能がアップ

車種 パジェロ
メーカー ダンロップ
ブランド グラントレック PT3
タイヤサイズ 265/65R17
タイヤ外径 775mm
タイヤの種類 SUV用サマータイヤ(M+S)
ロードインデックス 112
速度記号 H
値段 28,434円~(2026年調べ)

ダンロップのGRANDTREK PT3(グラントレック ピーティースリー)は、舗装路での使用をメインとするオンロード向けSUVタイヤです。接地圧分布を均一化することで直進時とコーナリング時の接地感を高め、車線変更をスムーズにします。センター部に3本のリブを等間隔で配置したパターンが、高重心のパジェロで起きやすいふらつきを抑える方向に働きます。

PT3は2014年に登場したロングセラーですが、2023年2月に後継の「GRANDTREK PT5」が発売されています。PT5はPT3で好評だったコンパウンドを引き継ぎつつプロファイルを変更し、接地面積を8%拡大することで操縦安定性能を12%向上させました。ショルダーのラグ溝を約30%狭くしてパターンノイズも抑えています。価格を優先するならPT3、雨天時の安心感まで含めて選ぶならPT5という整理になります。なおPT3・PT5ともM+S規格には適合しますが、ラベリング制度上の低燃費タイヤではありません。

ヨコハマ(YOKOHAMA)の「ジオランダー A/T G015」はパジェロの走りにおいて過酷なオフロードを走破する高い運動性能とオンロードでの快適性能を両立

YOKOHAMA GEOLANDAR A/T G015 265/65R17 112H

YOKOHAMA GEOLANDAR A/T G015  265/65R17 112Hヨコハマ ジオランダーA/T G015のピラミッド状の3Dサイプがドライでの剛性とウェットでのエッジ効果を発揮

車種 パジェロ
メーカー ヨコハマ
ブランド ジオランダー A/T G015
タイヤサイズ 265/65R17
タイヤ外径 776mm
タイヤの種類 オールテレーンタイヤ
ロードインデックス 112
速度記号 H
値段 28,100円~(2026年調べ)

ヨコハマのGEOLANDAR A/T G015(ジオランダー エイティ ジーゼロイチゴ)は、運動性能と快適性能に高い耐久性を加えたオールテレーンタイヤです。オフロードや浅雪でトラクションを発揮しながら、舗装路ではウェット性能と静粛性を確保しています。トレッド面に手を当てると、ブロック内部に刻まれたピラミッド状の3Dサイプが指先で確認でき、この形状がドライでの剛性とウェットでのエッジ効果を両立させています。

A/Tの中では舗装路寄りのバランスで、カットやチッピングへの耐性を確保しているため、未舗装の林道を走った後もブロックの欠けが出にくい設計です。街乗りが8割、残りがアウトドアという使い方のパジェロに対して、見た目の押し出しと日常の扱いやすさの落としどころとして機能します。逆に、舗装路での静粛性を最優先するならH/T系のほうが満足度は高くなります。

トーヨータイヤ(TOYO TIRES)の「オープンカントリー A/T プラス」はオンロードでの応答性とオフロードでの操作性によりパジェロの走破性を高める

TOYO TIRES OPEN COUNTRY A/T plus 265/65R17 112S

TOYO TIRES OPEN COUNTRY A/T plus 265/65R17 112Sトーヨータイヤ オープンカントリー A/T plusのジグザグになったブロックによりトラクション性能がアップ

車種 パジェロ
メーカー トーヨータイヤ
ブランド オープンカントリー A/T プラス
タイヤサイズ 265/65R17
タイヤ外径 776mm
タイヤの種類 オールテレーンタイヤ
ロードインデックス 112
速度記号 S

トーヨータイヤのOPEN COUNTRY A/T plus(オープンカントリー エーティー プラス)は、ドライ路面でもマッド路面でも走行性能を発揮するオールテレーンタイヤです。非対称トレッドパターンにより、オンロードでは静粛性と操縦安定性を確保し、オフロードではパターンが強力なトラクションを発揮します。機能性と力強さを両立したデザインは、ヨーロッパをはじめとする海外市場でも支持を集めています。

このA/T plusは、2022年7月に国内で発売された「OPEN COUNTRY A/T III」へ移行しています。A/T IIIの最大の違いはスノーフレークマークを取得している点で、冬用タイヤ規制の扱いが変わります。降雪地域を走る機会があるパジェロオーナーにとっては、この差が選択を決める材料になります。詳しくは後述の規制の項目をご確認ください。

続いてはマッドテレーンタイヤです。純正サイズに適合するマッドテレーンタイヤが少ないことから、同じ17インチの次のような245/70R17タイヤがおすすめです。

BFグッドリッチ(BFGoodrich)の「マッドテレーン T/A KM3」は過酷な悪路で強力な走破性を発揮してパジェロに本格的なオフロード性能をもたらす

BFGoodrich Mud-Terrain T/A KM3 LT245/70R17 119/116Q LRE RBL

パジェロにおすすめのBFGoodrich Mud-Terrain T/A KM3 LT245/70R17  119/116Q LRE RBLのタイヤBFグッドリッチ マッドテレーン T/A KM3の厚くて広いショルダーゾーンが外傷によるダメージからタイヤを守る

車種 パジェロ
メーカー BFグッドリッチ
ブランド マッドテレーン T/A KM3
タイヤサイズ LT245/70R17
タイヤ外径 782mm
タイヤの種類 マッドテレーンタイヤ
ロードインデックス 119/116
速度記号 Q
ロードレンジ E

BFグッドリッチのMud-Terrain T/A KM3(マッドテレーン ティーエー ケイエムスリー)は、泥濘地での走破性を追求した本格的なマッドテレーンタイヤです。障害物を乗り越える際に柔軟に対応する専用コンパウンドを採用しており、岩場や凹凸の激しい路面でも路面に追従します。ショルダーのブロックを間近で見ると、トレッド面から側面へ回り込むように立ち上がっており、この厚みが外傷からタイヤを守ります。

外径782mmは純正の776mmに対して約0.8%大きく、スピードメーターの表示誤差が問題になりにくい範囲に収まります。ただし速度記号はQで、160km/hまでの走行を前提にした設計です。また転がり抵抗が大きいため燃料消費が増え、舗装路ではパターンノイズが明確に増えます。オフロード走行が主目的でなければ、このタイヤのメリットを受け取る場面は限られます。LTタイヤに該当するため、装着時は荷重と空気圧の対応関係を販売店で確認してください。

ミシュラン(MICHELIN)の「プレミアLTX」はふらつきの少ないフラットライド感と優れた高速安定性やウェットグリップのアクティブコンフォートが魅力

MICHELIN Premier LTX 265/65R17 112H

パジェロにおすすめのMICHELIN Premier LTX 265/65R17 112Hの夏タイヤミシュラン プレミア LTXのショルダー部の横溝が摩耗後に拡大することで排水性を確保して駆動性能をキープ

車種 パジェロ
メーカー ミシュラン
ブランド プレミア LTX
タイヤサイズ 265/65R17
タイヤ外径 776mm
タイヤの種類 SUV用サマータイヤ(M+S)
ロードインデックス 112
速度記号 H

ミシュランのPREMIER LTX(プレミア エルティエックス)は、快適な乗り心地と走行安定性を融合させたアクティブコンフォートSUVタイヤです。高重心なSUV特有のふらつきを抑えるためにタイヤ剛性を高める設計を採用しており、高速域でも安定した走行性能を発揮します。

このタイヤの特徴的な構造がショルダー部の横溝で、摩耗が進むにつれて溝幅が拡大する設計になっています。新品時だけでなく摩耗後半でも排水性を保つという発想で、使用期間の後半に雨天性能が落ちにくくなります。走行距離が伸びるパジェロで、交換直前まで性能の落ち込みを抑えたいという場合に効いてくる部分です。国内での流通量は限られているため、購入を検討する際は取り扱いの有無を先に確認してください。

パジェロ スーパーエクシードの純正サイズ「265/60R18」のタイヤおすすめ

続いては、最上級グレード「スーパーエクシード(SUPER EXCEED)」が標準装着していた265/60R18のタイヤです。外径は約775mmで、265/65R17とほぼ同じ大きさになります。プレミアムSUVの走りを重視したオンロードタイヤに加えて、オールテレーンタイヤとマッドテレーンタイヤを紹介します。

ブリヂストン(BRIDGESTONE)の「アレンザ 001」はドライ・ウェット路面でハイレベルの運動性能を発揮しながら高い低燃費性能やライフ性能を発揮

BRIDGESTONE ALENZA 001 265/60R18 110V

パジェロにおすすめのBRIDGESTONE ALENZA 001 265/60R18 110Vの夏タイヤブリヂストン アレンザ 001の角を丸くして最適化した3本のリブの接地圧が高まりウェットグリップが向上

車種 パジェロ
メーカー ブリヂストン
ブランド アレンザ 001
タイヤサイズ 265/60R18
タイヤ外径 775mm
タイヤの種類 SUVタイヤ/低燃費タイヤ
ロードインデックス 110
速度記号 V
値段 33,790円~(2026年調べ)

ブリヂストンのALENZA 001(アレンザ ゼロゼロワン)は、プレミアムSUV向けに開発されたハイパフォーマンスタイヤです。運動性能を重視した設計でありながら、転がり抵抗性能A・ウェットグリップ性能bを獲得しており、ここで紹介している265/60R18の銘柄の中で唯一、ラベリング制度上の低燃費タイヤに該当します。間近で見ると、センターの3本リブの角が丸く落とされているのがわかり、この形状がリブ端の接地圧を高めてウェットグリップにつなげています。

速度記号がVの240km/h対応で、ここで紹介している中では最も高い設定です。高速道路を使う頻度が高いパジェロで、車重に対してタイヤ側の余裕を確保したい場合に向きます。価格は18インチの中で最上位に位置するため、年間走行距離が短い使い方では燃費差で価格差を埋めるのは難しく、走りの質を買うという位置付けになります。

ファルケン(FALKEN)の「ジークス S/TZ05」は高級SUVの街中から高速道路までのスタビリティに優れたファッショナブルで快適なクルージングを演出

FALKEN ZIEX S/TZ05 265/60R18 110V

パジェロにおすすめのFALKEN ZIEX S/TZ05 265/60R18 110Vの夏タイヤファルケン ジークス S/TZ05の連続性のあるソリッドセンターリブが高速走行時のハンドリング性能を高める

車種 パジェロ
メーカー ファルケン
ブランド ジークス S/TZ05
タイヤサイズ 265/60R18
タイヤ外径 778mm
タイヤの種類 SUV用コンフォートタイヤ(M+S)
ロードインデックス 110
速度記号 V
値段 29,480円~(2026年調べ)

ファルケンのZIEX S/TZ05(ジークス エスティーゼットゼロゴ)は、静粛性とウェットグリップ性能を両立させたSUV用コンフォートタイヤです。ショルダー部のトレッド剛性を高める設計により、ドライ路面でもウェット路面でも安定したハンドリング性能を発揮します。連続性のあるソリッドセンターリブが、高速走行時の直進安定性を支えています。

立体的なパターンデザインはSUVの足元をドレスアップする方向に振られており、265/60R18はこのタイヤの国内初期発売サイズです。パジェロのような大柄なボディとの相性を考えて設計された経緯があります。なおメーカーはサマー性能に加えて浅雪への配慮を明記する一方で、高速道路等の冬タイヤ規制では通行できない場合があることも公式に案内しています。冬季の走行計画がある場合は、この点を前提に装備を組んでください。

ブリヂストン(BRIDGESTONE)の「デューラー A/T 001」はオン・オフロードでパジェロに求められる高い走破性と快適性を両立して燃費や摩耗にも配慮

BRIDGESTONE DUELER A/T 001 265/60R18 114S XL

BRIDGESTONE DUELER A/T 001 265/60R18 114S XLブリヂストン デューラー A/T 001の主溝がトラクションを発揮し浅雪・泥道で直進性やコーナリングを高める

車種 パジェロ
メーカー ブリヂストン
ブランド デューラー A/T 001
タイヤサイズ 265/60R18
タイヤ外径 775mm
タイヤの種類 オールテレーンタイヤ
ロードインデックス 114
速度記号 S

ブリヂストンのDUELER A/T 001(デューラー エーティー ゼロゼロワン)は、舗装路から未舗装路まで幅広いステージでトラクション性能と走行距離性能を発揮するオールテレーンタイヤです。独自のトレッドゴムにより転がり抵抗を低減しており、A/Tタイヤとしては燃料消費への配慮がなされています。

注目したいのはロードインデックスが114と設定されている点で、純正の110(1,060kg)を上回る1,180kgに対応します。エクストラロード(XL)規格のため指定空気圧が純正と異なり、乗用車用の標準値のまま入れると本来の荷重能力が出ません。7人乗車やルーフキャリアへの積載が日常的なパジェロでは、この余裕が効いてくる一方、空気圧管理を含めて扱う前提のタイヤになります。

ファルケン(FALKEN)の「ワイルドピーク M/T01」はダートからガレ場までのオフロードで発揮する強力なトラクションがパジェロをリアルオフローダーに

FALKEN WILDPEAK M/T01 LT245/75R16 120/116Q

FALKEN WILDPEAK M/T01 LT245/75R16 120/116Qファルケン ワイルドピーク M/T01の階段状のブロックがマッドやロックのオフロード路面で走破性を高める

車種 パジェロ
メーカー ファルケン
ブランド ワイルドピーク M/T01
タイヤサイズ LT245/75R16
タイヤ外径 777mm
タイヤの種類 マッドテレーンタイヤ
ロードインデックス 120/116
速度記号 Q

ファルケンのWILDPEAK M/T01(ワイルドピーク エムティゼロワン)は、泥濘地や砂利道で強力なグリップ性能を発揮するマッドテレーンタイヤです。泥を効率的に排出する主溝とアグレッシブなサイドウォールが組み合わさり、トラクション性能を確保します。階段状に段差をつけたブロックが、岩場でのエッジとして機能します。

サイズはLT245/75R16で、18インチから16インチへのインチダウンとなります。外径777mmは純正775mmとほぼ同じで、スピードメーターの誤差はほとんど生じません。16インチまで落とすことで選べるマッドテレーンタイヤの種類が大きく増えるのが、このサイズを選ぶ理由です。ただしブレーキキャリパーとの干渉やホイールの適合は車両ごとに確認が必要で、18インチ純正ホイールのままでは装着できません。

ダンロップ(DUNLOP)の「グラントレック AT3」はシティユースのオンロード性能にオフロードでの強力なトラクションを発揮してパジェロの走りを爽快に

DUNLOP GRANDTREK AT3 265/60R18 110H

DUNLOP GRANDTREK AT3 265/60R18 110Hダンロップ グラントレック AT3のセンターリブとミドルブロックの一体化により優れた高速操縦安定性を確保

車種 パジェロ
メーカー ダンロップ
ブランド グラントレック AT3
タイヤサイズ 265/60R18
タイヤ外径 775mm
タイヤの種類 オールテレーンタイヤ
ロードインデックス 110
速度記号 H

ダンロップのGRANDTREK AT3(グラントレック エーティースリー)は、舗装路から未舗装路まで対応するオールテレーンタイヤです。センターリブとミドルブロックを一体化させることでパターン剛性を高め、高速走行時の操縦安定性を確保しています。接地圧を均一にする設計により偏摩耗を抑え、ライフ性能を高めています。

AT3は2009年発売の長寿モデルで、2021年に後継の「GRANDTREK AT5」が登場しています。12年ぶりの世代交代となったAT5では、オンロードでの快適性とオフロード性能の両立が見直され、サイズによってはアウトラインホワイトレター仕様も選べます。足元の見た目にこだわるパジェロであれば、現行のAT5まで含めて比較したほうが選択肢が広がります。

18インチに適合するマッドテレーンタイヤは種類が限られるため、インチダウンという選択肢があります。前述のLT245/75R16のように、ロードインデックスに余裕があり外径がほぼ同じサイズを選べば、純正の走行フィーリングを大きく崩さずにマッドテレーンタイヤの選択肢を広げられます。

パジェロにおすすめの17/18/20インチのサマータイヤ・ホイールセット3選

次に紹介するのは、サマータイヤとホイールのセットです。純正サイズの265/65R17と265/60R18のほか、インチアップ向けの265/50R20のセットを取り上げます。タイヤとホイールを別々に買うより、サイズの組み合わせで迷わずに済むのがセット商品の利点です。

パジェロの純正サイズに適合する17インチのケンダ「クレバーH/P」とキョウホウ「ザインSS」のタイヤ・ホイールセット

KENDA KLEVER H/P KR15&KYOHO SEIN-SS

KENDA KLEVER H/P KR15&KYOHO SEIN-SSシンプルな色とデザインのキョウホウのザインSSとオールシーズン使えるケンダのクレバーH/Pのセット

車種 パジェロ
タイヤ ケンダ クレバーH/P KR15
ホイール キョウホウ ザインSS
サイズ 265/65R17

ケンダのSUV・4×4用タイヤ「KR15 クレバー H/P(KLEVER H/P)」と、共豊(キョウホウ)のアルミホイール「ザインSS(SEIN-SS)」を組み合わせた4本セットです。KR15 クレバー H/Pはハンドリングレスポンスと燃費性能を確保しながら、高速域での静粛性にも配慮したタイヤです。

ザインSSは軽量でありながら力強いスポークデザインを持ち、専用色のメタルフレークシルバーは泥はねなどの汚れが目立ちにくいという実用面の利点もあります。目の前にすると装飾を抑えた落ち着いた見え方で、純正の雰囲気を大きく変えずに足元を新しくしたい場合に扱いやすい組み合わせです。

パジェロの純正サイズに適合する18インチのトーヨータイヤ「プロクセスT1スポーツSUV」とMLJ「エクストリームJ」のタイヤ・ホイールセット

TOYO TIRES PROXES T1 Sport SUV&MLJ XTREME-J

TOYO TIRES PROXES T1 Sport SUV&MLJ XTREME-Jフラットブラックがタフで無骨な印象のMLJのエクストリームとドライ性能に優れたトーヨータイヤのプロクセスT1スポーツSUVのセット

車種 パジェロ
タイヤ トーヨータイヤ プロクセスT1スポーツ SUV
ホイール MLJ エクストリームJ
サイズ 265/60R18

トーヨータイヤのSUV向けプレミアムスポーツタイヤ「プロクセスT1スポーツSUV(PROXES T1 Sport SUV)」と、MLJのアルミホイール「エクストリームJ(XJ04)」を組み合わせた4本セットです。プロクセスT1スポーツSUVはドライ路面でのコーナリング性能とウェット性能を重視した設計で、SUVにスポーティな走りをもたらします。

エクストリームJは8つの窓を持つアメリカンエクストリーム系のデザインで、フラットブラックの塗装が無骨な印象を強めます。純正の落ち着いた足元から、オフロードテイストの外観へ振りたい場合に効果が大きい組み合わせです。一方でスポーツ志向のタイヤと黒系ホイールの組み合わせは汚れが目立ちにくい反面、細かな傷が見えにくく点検を怠りやすいため、定期的な目視確認を習慣にしてください。

パジェロのインチアップにおすすめのデリンテ「DS8」とTWG「メイヘム メタル8015」の20インチタイヤ・ホイールセット

DELINTE DS8&TWG MAYHEM METAL 8015 265/50R20

DELINTE DS8&TWG MAYHEM METAL 8015 265/50R20力強いメッシュデザインのTWGメイヘム メタル8015とドライ・ウェット性能に優れたデリンテのDS8のセット

車種 パジェロ
タイヤ デリンテ DS8(限定)
ホイール TWG メイヘムメタル8015
サイズ 265/50R20

デリンテのSUV向けタイヤ「DS8(限定)」と、TWGのアルミホイール「メイヘム メタル8015(MAYHEM METAL 8015)」を組み合わせた4本セットです。DS8はドライ性能に加えてウェット性能や浅雪性能を備え、高速域での操縦安定性も確保しています。メイヘム メタル8015は力強いメッシュデザインと高い剛性を持つオフロードホイールです。

265/50R20の外径は約773mmで、純正の775mmから2mm小さくなるだけです。20インチへのインチアップでも外径がほぼ変わらないため、スピードメーターの誤差はごくわずかに収まります。その代わり扁平率が60から50へ下がり、サイドウォールの高さが約159mmから約133mmへと26mm程度低くなります。段差を越えたときの当たりは確実に硬くなるため、未舗装路を走る機会があるパジェロでは、見た目と乗り心地のどちらを優先するかを決めてから選んでください。

パジェロの純正タイヤサイズと純正ホイールサイズのグレード別一覧

パジェロのタイヤ

パジェロのグレード タイヤサイズ 型式 ホイールサイズ
4WD・3.0・ショート・VR-Ⅰ・5AT 265/65R17 V83W 17インチ X 7.5J(+46)
4WD・3.0・ロング・GR・5AT 265/65R17 V93W 17インチ X 7.5J(+46)
4WD・3.0・ロング・EXCEED・5AT 265/65R17 V93W 17インチ X 7.5J(+46)
4WD・3.2D・ショート・VR-Ⅱ・5AT 265/60R18 V88W 18インチ X 7.5J(+46)
4WD・3.2D・ロング・GR・5AT 265/65R17 V98W 17インチ X 7.5J(+46)
4WD・3.2D・ロング・EXCEED・5AT 265/65R17 V98W 17インチ X 7.5J(+46)
4WD・3.2D・ロング・SUPER EXCEED・5AT 265/60R18 V98W 18インチ X 7.5J(+46)

グレード表はあくまで新車時の標準装着サイズです。パジェロはすべて中古車として流通しているため、前オーナーがインチアップやインチダウンをしている個体が少なくありません。表だけで判断せず、現車で確認してください。

最も確実なのは、装着されているタイヤのサイドウォールに刻印された表記を読む方法です。「265/65R17 112H」であれば、タイヤ幅265mm、扁平率65%、ラジアル構造、リム径17インチ、ロードインデックス112、速度記号Hという意味になります。あわせて運転席ドアを開けた車体側のラベルを見れば、新車時の純正サイズと指定空気圧が記載されています。現車のサイズとラベルの記載が食い違っていれば、過去にサイズ変更されている個体です。

中古のパジェロで見落とされやすいのが、4本の銘柄と製造年週がそろっているかという点です。サイドウォールの4桁の数字は前2桁が週、後2桁が年を示します。溝が残っていても製造から年数が経っているタイヤはゴムが硬化しており、2,300kg級の車体を止める性能は新品時と同じではありません。納車前に4本すべてを確認しておくと、交換時期の見通しが立てやすくなります。

M+S表記とスノーフレークマークの違い 冬用タイヤ規制で走れるのはどれか

ここで紹介しているオンロード向けタイヤの多くは、サイドウォールに「M+S」または「M&S」の表記があります。マッド&スノーの略で、浅い雪や荒れた路面である程度のグリップを確保できることを示すものです。ただしこの表記は、冬用タイヤとして法的に扱われることを保証するものではありません。

高速道路で冬用タイヤ規制が発令された区間を通行できるのは、サイドウォールにSTUDLESSやSNOWの文字がある冬用タイヤか、スノーフレークマーク(スリーピークマウンテンスノーフレーク、3PMSF)を取得したタイヤです。このマークは雪上グリップの試験に合格した証で、M+S表記だけのタイヤには付きません。M+Sのみのタイヤで規制区間に入ろうとすると、通行できない場合があります。

本記事で紹介しているタイヤの中では、後継モデルのOPEN COUNTRY A/T IIIがスノーフレークマークを取得しています。A/Tタイヤだから冬も走れるという判断は成り立たないため、装着予定のタイヤがどちらに該当するかは、購入前にサイドウォールの刻印か製品情報で確認してください。

さらに厳しいのがチェーン規制です。2018年12月14日から全国の高速道路の一部区間で導入された措置で、スタッドレスタイヤを含む冬用タイヤを装着していても、タイヤチェーンがなければ通行できません。オールシーズンタイヤやA/Tタイヤであればなおさらです。パジェロは車重があるぶん雪上での安心感は得やすいものの、規制そのものはタイヤの種類で判断されます。冬季にスキー場や山間部へ向かう予定があるなら、チェーンの携行まで含めて準備してください。

パジェロのタイヤ交換時期の目安と交換費用の相場

交換の判断材料は残り溝、経過年数、外観の3つです。道路運送車両の保安基準では乗用車の残り溝の限度は1.6mmで、これを下回るとスリップサインが露出して車検に通りません。ただし1.6mmは限界値であり、安全に走れる下限ではありません。ウェット路面での排水性能は残り溝4mm前後から低下が目立ちはじめるため、2,300kg級の車体を支えるパジェロでは早めのラインで判断するのが現実的です。

経過年数も重要です。溝が残っていてもゴムは硬化していきます。製造から5年を超えたタイヤは、残り溝にかかわらず専門店で点検を受けてください。サイドウォールのひび割れ、トレッド面の一部だけが減る偏摩耗、走行中の振動の増加は、いずれも交換を前倒しする材料になります。特にパジェロは前後で荷重配分が変わりやすく、走行距離が伸びてくると前輪のショルダー側から減りが進みやすくなります。

交換工賃の相場は、17インチから18インチの大型SUVサイズで、脱着・組み替え・バランス調整・廃タイヤ処分料を含めて4本あたり1万円前後から2万円程度です。乗用車サイズより高くなるのは、タイヤが重く扁平率も低いため組み替えに手間がかかるためです。さらにLTタイヤやマッドテレーンタイヤは構造が硬く、店舗によっては割り増しになります。タイヤ本体の価格だけで比較すると、総額で見たときに想定と差が出やすい部分です。

摩耗を均一にするためのローテーションは、5,000kmから10,000km走行ごと、または半年に1回が目安です。パジェロはスペアタイヤを標準で搭載しているため、5本ローテーションという運用も選べます。ただしスペアタイヤを組み込む場合は、銘柄と摩耗状態をそろえておかないと意味がありません。長期保管していたスペアタイヤは、製造年週を確認してから使用を判断してください。

ファイナルエディションで幕を閉じた4代目と7年ぶりに復活する新型パジェロ

タイヤ

三菱自動車は2019年4月24日、パジェロに特別仕様車「FINAL EDITION」を設定し、700台の限定モデルとして発売しました。国内向けパジェロの生産は同年8月をもって終了し、1982年の初代発売から37年の歴史に区切りがつきました。海外向けの生産も2021年に終了しています。

ファイナルエディションは、3.2Lディーゼルターボ(最高出力190ps、最大トルク441N・m)を搭載するエクシードをベースに、ルーフレールと電動ロングサンルーフを標準装備した仕様です。ロングボディの7人乗りで、車両重量は2,340kg、車両本体価格は453万600円(消費税8%込み)でした。標準装着タイヤは265/65R17で、本記事の17インチのタイヤがそのまま適合します。

2,340kgという車重は、タイヤ選びの前提として意識しておきたい数値です。純正の265/65R17 112Hは4本で4,480kgの荷重に対応する計算で、7人乗車に荷物を加えても余裕があります。逆に言えば、サイズだけを合わせてロードインデックスの低いタイヤを選ぶと、この余裕が一気に失われます。中古車として購入した個体で、前オーナーが選んだタイヤのLIが純正を下回っていないかは、一度確認しておく価値があります。

パジェロの最終モデルに関する詳細については、こちらのパジェロのファイナルエディションをご覧ください。装備や価格、ボディカラーなどの詳細情報をご確認いただけます。

そして2026年9月2日、三菱自動車は5代目となる新型パジェロを世界初公開しました。2026年度はタイを皮切りに日本とオーストラリアへ投入され、2027年度以降はASEAN・中南米・中東など世界約100か国へ順次展開されます。国内では約7年ぶりの復活です。

新型はピックアップトラック「トライトン」のラダーフレームをベースに、キャビンと前後サスペンションを専用開発しています。パワートレインは4N16型2.4L直列4気筒クリーンディーゼルターボ(最高出力204PS、最大トルク480N・m)と新開発の8速ATの組み合わせで、走行状況に応じて操縦性・走破性・安定性を統合制御するS-AWCを採用します。ボディサイズは全長4,920mm、全幅1,925mm、全高1,910mm、ホイールベース2,870mmで、3列7人乗りです。日本仕様のグレード構成や装着タイヤサイズは正式発表の段階で明らかになります。