アウトランダーPHEVが一部改良 装備機能をグレードアップし車体色を追加
三菱アウトランダーPHEVが2019年9月12日に一部改良し、同日に新型を発売しました。今回のアウトランダーPHEVの改良では、ボディカラーの新色追加やオーディオやナビ装備の充実化が図られています。
2020年4月1日には、三菱自動車の英国部門がアウトランダーPHEVの英国販売台数が5万台に達したと公表。2014年に英国市場へ投入されて以来、イギリスだけでなく、世界的に人気の高いPHEVモデルとして認知されています。
3代目アウトランダーPHEV特別仕様車「BLACK Edition」を追加と一部改良を2022年10月6日に実施
新型アウトランダーが発売後約1年のタイミングで一部改良を実施。
改良内容は、オートブレーキホールドのメモリー化(エンジン再始動でもブレーキホールドONの状態を保持)や車内Wi-Fiの設定、リモートでドアロック&アンロック可能にすることでユーザビリティーを向上。
さらに北米市場で発表されていた、Gグレードをベースにしたブラック基調が特徴の特別仕様車BLACK EDITION(ブラックエディション)を追加。
アウトランダーPHEV 特別仕様車BLACK Edition(ブラックエディション)の装備
- ブラック フロントグリル
- ブラック スキッドプレート(フロント&リア)
- ブラック ドアミラー
- グロスブラック センターピラー
- ブロスブラック クォーターピラー
- 専用ブラック塗装 20インチアルミホイール
- ブラック 天井色
- レーザーエッチング加工 専用シフトパネル
- BLACK Edition専用色 チタニウムグレーメタリック&ブラックマイカ
ボディカラーにはレッドダイヤモンド&ブラックマイカ、スターリングシルバーメタリック&ブラックマイカの2色を新たに設定し、販売価格は4,621,100円から5,485,700円に。
特別仕様車ブラックエディションの販売価格は5人乗りが5,047,900円、7人乗りが5,139,200円です。
アウトランダーPHEVが一部改良とグレード整理を実施
アウトランダーPHEVがグレード整理を行い、Sエディション、Gプレミアムパッケージ、Gプラスパッケージ、Gの4グレードに見直しました。特別仕様車のブラックエディションの販売は継続しています。
また、一部改良では安全装備のe-Assist(eアシスト)の機能のうち、レーンチェンジアシスト機能付の後側方車両検知警報システムと、後退時車両検知警報システム(RCTA)を全てのグレードで標準装備しています。
その他にも車両接近通報OFFスイッチを廃止して、通報音の音量や音質を最適化することで、より安全で快適なドライブを楽しめるようになりました。
グレード | 価格 |
---|---|
G | 4,364,800円~ |
Gプラスパッケージ | 4,637,600円~ |
Gプレミアムパッケージ | 4,991,800円~ |
Sエディション | 5,294,300円~ |
ブラックエディション | 4,468,200円~ |
アウトランダーPHEVに特別仕様車BLACK Edition(ブラックエディション)を設定
アウトランダーPHEVにブラックカラーが特徴的な特別仕様車BLACK Edition(ブラックエディション)を2020年6月4日に追加。足回りにビルシュタイン製の高性能ショックアブソーバーを採用するなど本格的な特別仕様車になっています。
アウトランダーPHEV 特別仕様車ブラックエディションの装備
- ブラックメッキのフロントグリル
- ブラックマイカのスキッドプレート
- ピアノブラックのロントフォグランプベゼル
- ブラック塗装の18インチアルミホイール
- レッドステッチの本革巻ステアリングホイール
- レッドステッチの前後コンビネーションシート
- レッドステッチのメーターフード
- ブラックのヘッドライニング
- ブラックのトリム
- ピアノブラックのセレクターレバー
- ブラックカーボン調のドアトリムオーナメント
- アルミペダルのアクセル&ブレーキ
- ビルシュタイン社製の高性能ショックアブソーバー
ブラックエディションのボディカラーはモノトーンのブラックマイカ、2トーンのチタニウムグレーメタリック&ブラックマイカ、レッドダイヤモンド&ブラックマイカ、ホワイトパール&ブラックマイカの4種類を用意。
販売価格は4,413,200円からです。
アウトランダーPHEV 特別仕様車ブラックエディションのボディカラー
- チタニウムグレーメタリック&ブラックマイカ
- レッドダイヤモンド&ブラックマイカ
- ホワイトパール&ブラックマイカ
- ブラックマイカ
アウトランダーPHEVは2020年内のフルモデルチェンジが予想されているため、今回発売された特別仕様車のブラックエディションが最後の特別仕様車になる可能性が高いでしょう。
また2020年6月8日にはトヨタから初のSUVモデルRAV4 PHVが発売、アウトランダーPHEVとの販売台数勝負も楽しみです。
アウトランダーPHEVに鮮やかな新色レッドダイヤモンドを追加
新型アウトランダーPHEVのボディカラーに新色として登場したのは「レッドダイヤモンド」。エネルギッシュでありながらもエレガントな深みのある赤色です。
新型アウトランダーPHEVでは、アウトランダーPHEV専用設計のオーディオシステムである「ミツビシパワーサウンドシステム」を設定。AndroidやiPhoneと連携可能な「スマートフォン連携ナビゲーション」も新設定されています。8インチのディスプレイに搭載されるスマートフォン連携ナビゲーションは高い視認性・操作性があります。
また、新型アウトランダーPHEVの助手席にはG Limited Edition以外の全グレードにパワーシートを標準装備。2列目のシートの構造の見直しを行い、より快適な座り心地を追求しています。
-
ボンネットを開けた状態のアウトランダーPHEV レッドダイヤモンド -
アウトランダーPHEVのエンジンルーム -
大容量のアウトランダーPHEVのラゲッジスペース
グレード | G Limited Edition | G | G Plus Package | G Premium Package | S Edition |
---|---|---|---|---|---|
駆動方式 | 4WD | ||||
価格 | 3,939,100円〜 | 4,309,800円〜 | 4,582,600円〜 | 4,991,800円〜 | 5,294,300円〜 |
アウトランダーPHEVに特別仕様車「ALL BLACKS Edition」が新設定
三菱アウトランダーPHEVに、ラグビーニュージーランド代表チーム「ALL BLACKS」公認の特別仕様車として「ALL BLACKS Edition」が登場します。発売は2019年10月31日から、100台限定で用意されます。
今回、ベース車両となるのはルビーブラックパールのボディカラーに身を包んだ”G Plus Package”グレード。メッキ加飾やブラック塗装を施した精悍なエクステリアで、インテリアについてもブラックで統一します。
また、本モデル専用のオプションセット「ALL BLACKS Complete Package」をラインナップ。専用デザインのエンジンフードエンブレムやエアダム、デカールなどが用意されています。
エンジン | 2.4L MIVEC DOHC 16バルブ 4気筒+ツインモーター |
---|---|
駆動方式 | 4WD |
価格 | 4,825,700円 |
専用パッケージディーラーオプション価格 | 162,646円 |
車両本体価格+専用パッケージディーラーオプション価格 | 4,988,346円 |
アウトランダーPHEVが2018年8月にマイナーチェンジ!EVシステムが向上した
三菱自動車が販売するプラグインハイブリッド車のアウトランダーPHEVは、2018年8月にマイナーチェンジを行いました。また日本でマイナーチェンジする前に先行して2018年3月6日から開催されたジュネーブモーターショー2018で、2019年モデルのアウトランダーPHEVが世界初披露されています。
2018年8月23日にマイナーチェンジが行われたアウトランダーPHEVは、どのように進化したのでしょうか?さっそくアウトランダーPHEV マイナーチェンジモデルのエクステリアやインテリア、搭載エンジンや搭載装備、発売日や価格帯などをチェックしておきましょう。
アウトランダーPHEVが米国NHTSAから最高の安全評価5つ星を獲得!
三菱は、2020年モデルのアウトランダーPHEVが米国の運輸省道路交通安全局(NHTSA)から、総合評価で最高ランクにあたる5つ星を獲得したと発表しました。
前面衝突(運転席側) | ★★★★ |
---|---|
前面衝突(助手席側) | ★★★★ |
側面衝突(前席) | ★★★★★ |
側面衝突(後席) | ★★★★★ |
ポール衝突 | ★★★★ |
横転テスト | ★★★★ |
横転リスク | 13.7% |
側面衝突は前席も後席も5つ星で、それ以外でも4つ星が並んでします。
その他、衝突予防技術の死角警告、車両逸脱警報(LDW)、前走車との適切な距離を保つアダプティブクルーズコントロール(ACC)、ハイビームとロービームを自動で切り替えるオートマチックハイビーム(AHB)、歩行者検知付き前方衝突軽減(FCM)などが評価されています。
アウトランダーPHEVがアセアン初販売!「世界一売れているPHEV」として熟成が進む
三菱は、2019年7月18日開催の「第27回インドネシア国際オートショー」にアウトランダーPHEVを出展し、同国での販売を開始すると発表しました。ASEAN(東南アジア諸国連合)へは初の投入となります。
基本は電気自動車でありながら、長距離走行時はガソリンと電気のハイブリッド車にもなるプラグインハイブリッド車アウトランダーPHEV。
最近ではCO2排出量の少なさから、本格的な環境対策が求められているASEAN諸国にもニーズが拡大しつつあり、世界50ヶ国以上で販売されています。
災害時の電源車となることから地震の多い日本での注目も増しており、「世界一売れているプラグインハイブリッド」として、今後ますます熟成が進むでしょう。
アウトランダーPHEVのマイナーチェンジは2018年8月23日に行われてEVシステムやS-AWCの強化が目玉となった
2018年8月23日に行われたアウトランダーPHEVのマイナーチェンジは、EVシステムの向上やS-AWCの性能向上が行われ、走行性能だけではなく快適性もパワーアップしています。
アウトランダーPHEVのマイナーチェンジ内容
- EV走行の航続可能距離が65kmに伸びた
- エンジン排気量を2.4Lに拡大
- S-AWCに「SNOW」と「SPORT」モードが追加
- ショックアブソーバーとステアリングギアの改良
- ハイビームにLEDを採用
- フロントシートのホールド性が向上
- 上級グレードの本革シートをダイヤキルトデザインに変更
- フロアコンソール後部にエアコン吹き出し口の増設
- 運転席のパワーウィンドウスイッチを全席オート化
特にフロントシートのホールド性が向上したことや上級グレードの本革シートがダイヤキルティングになり高級感が増したインテリアになっています。エンジン排気量も2.4Lにパワーアップしていて、ショックアブソーバーとステアリングギアを改良、EVでの走行距離も伸びているためドライブフィーリングも良くなっています。
また、フロントシートだけではなく本革シートのデザイン変更はリアシートまで行われているのはもちろんのこと、フロアコンソールの後部にエアコン吹き出し口を増設したため、冷たい風や暖房も効率よく車内全体に届けることができます。
アウトランダーPHEVのエクステリアはマイナーチェンジによりフロントグリルを一新
2018年8月23日に行われたアウトランダーPHEVのマイナーチェンジでは、エクステリアの大幅な変更は加えられませんが、LEDヘッドライトやフォグライト、ラジエーターグリル、フロントとリヤのスキッドプレートのデザインが変更されています。
フロント周りでは、グリルデザインが台形のパーツが向い合せになって上下に分かれているデザインになっていて、フォグランプは小さくなり周りにメッキパーツが加飾されています。ナンバープレート下のフロントスキッドプレートは、台形の中に2つ四角いデザインが追加されているのが見えます。
サイドビューは、前期のアウトランダーPHEVと同様で手を加えている部分は少ないと感じられます。ホイールデザインは、スポーク本数の多いフィンタイプで軽快な走りを予感させるスポーティなイメージを与えてくれます。
ボディサイズは全長4,695mm、全幅1,800mm、全高1,710mm、ホイールベース2,670mmになっていて、マイナーチェンジ前の大きさと変わりありません。
リアビューは、アウトランダーPHEVのエンブレムが右側に移動し、リヤスキッドプレートの開口部が少なくなりガッシリとした印象になりました。
全長 | 4,695mm |
---|---|
全幅 | 1,800mm |
全高 | 1,710mm |
ホイールベース | 2,670mm |
トレッド(前) | 1,540mm |
トレッド(後) | 1,540mm |
最低地上高 | 190mm |
マイナーチェンジにより質感も向上したアウトランダーPHEVのインテリア
インテリアは、新形状の本革シートやエッジが効いたオーナメントパネルの採用によって質感が向上しています。ほかにもパワーメーターの表示がモーターとエンジンで状況が分かるように改善され、機能性が上がっています。
マイナーチェンジ前後のインテリアを比べると、シートの模様が違っているのが分かります。他にも、全体的にシックなブラックに仕上げられているので落ち着きのあるインテリアになっています。ディスプレイには三菱純正のスマートフォン連携オーディオの画面が表示されていて、アップルのカープレイやGoogleのアンドロイドオートに対応しています。
アウトランダーPHEVはマイナーチェンジで2.0Lエンジンを2.4Lエンジンに変更
マイナーチェンジ前のアウトランダーPHEVには4B11の2.0Lエンジンが搭載されていますが、ガソリン車のアウトランダーに搭載されている2.4Lの4B12エンジンにパワーアップされます。マイナーチェンジ前のアウトランダーPHEVは2.0Lの税金ですが、マイナーチェンジ後では2.4Lの税金になる点に注意が必要です。
MC後 | MC前 | |
---|---|---|
型式 | 4J12 | 4B11 |
種類 | 直列4気筒MIVEC | 直列4気筒MIVEC |
排気量 | 2,359cc | 1,998cc |
最高出力 | 124KW/6,000rpm | 87KW/4,500rpm |
最大トルク | 220Nm/4,200rpm | 186Nm/4,500rpm |
自動車税 | 45,000円 | 39,500円 |
マイナーチェンジ前のアウトランダーPHEVには、2.0Lのエンジンが搭載されているので自動車税は39,500円ですが、マイナーチェンジ後では2.4Lにパワーアップするので自動車税は45,000円になります。
アウトランダーPHEVは、ガソリンエンジンのほかにハイブリッドシステムも搭載したPHEVで、バッテリーだけのEV走行もできる1台です。2018年8月のマイナーチェンジでは、駆動バッテリーとエンジンを改良しシステムの向上を図っています。
駆動バッテリーでは容量を15%向上させて、最高出力やジェネレーターやリヤモーターの出力も10%向上させることにより、モーター走行ならではの力強い走りに更なる磨きがかかっています。
バッテリー出力が向上したことで、後輪のモーターの出力も10kW向上し、EV航続距離は65kmまでのびEVで走れる最高速度は135km/hまで拡大しました。これにより通勤や買い物などの日常的な運転のほとんどはEVのみで可能になり、より実用的なPHEVになったと言えるでしょう。
「e-assist」を搭載したアウトランダーPHEV 安全装備は継続して採用し全車標準装備になった
fかかくアウトランダーPHEVには安全装備の「e-assist」が搭載されていて、オートマチックハイビームやレーダークルーズコントロール、衝突被害軽減ブレーキシステムなどが備わっています。2018年のマイナーチェンジでは、衝突被害軽減ブレーキシステム(FCM)と、前方と後方の誤発進抑制機能を全車標準装備しサポカーSワイドに該当しています。
アウトランダーPHEV搭載のe-assist機能
- オートマチックハイビーム(AHB)
- レーダークルーズコントロール(ACC)
- 衝突被害軽減ブレーキシステム(FCM)
- 車線逸脱警報システム(LDW)
- 後側方車両検知警報システム(BSW/LCA)
- 後退時車両検知警報システム(RCTA)
- 誤発進抑制機能(前進・後退)(UMS)
2017年2月のマイナーチェンジで安全装備のe-assistが改良され、オートマチックハイビームや歩行者検知機能を追加、衝突回避性能を向上しています。
アウトランダーPHEVのマイナーチェンジは2018年8月で価格帯は393万円からになった
アウトランダーPHEVのマイナーチェンジは2018年8月23日に行われ、エクステリアの変更、パワートレインの改良などが行われるので価格は20万円ほどアップしました。
G Limited Edition | 3,939,840円 |
---|---|
G | 4,182,840円 |
G Plus Package | 4,479,840円 |
G Premium Package | 4,793,040円 |
S Edition | 5,090,040円 |
Mが廃止になりG Limited Editionが標準グレードになりました。マイナーチェンジ後のアウトランダーPHEVには安全装備のe-Assistが標準装備され全車サポカーSワイドになったのが嬉しいポイントです。
アウトランダーPHEVは趣味の幅を広げてくれる1台
2018年8月にマイナーチェンジが行われ、エクステリアやパワートレインの向上が行われるアウトランダーPHEVは、ガソリンを使ったハイブリッド走行とモーターを使ったEV走行ができる車で、S-AWCの4WDシステムが備わっている車です。
PHEVやPHVといえば2WDしか設定がない車種が多い中4WDシステムを搭載している貴重な車種で、雪道はもちろん、キャンプ場に向かう砂利道でも難なく進んでいくことができます。
1500Wまでの外部電源を使うことができるので、キャンプ場での家電製品はもちろんのこと、災害時にも役立ちます。バッテリーはエンジンを回してガソリンを消費することで充電しながら家電製品を使うことができるので、ガソリンさえあればいつまでも充電切れを起こさずに使うことができます。