ノアのモデルチェンジ

ノアがフルモデルチェンジで次世代ハイブリッド搭載クラスNo.1の低燃費へ

新型ノアのフルモデルチェンジに関する最新情報。2022年1月13日に発売した新型モデルは世界最高レベルの熱効率をクリアするダイナミックフォースエンジンを搭載し、新タイプの無段変速機を組み合わせ、TNGAを採用してミニバンクラスNo.1の低燃費を達成。

2022年にフルモデルチェンジした新型ノアはミニバンクラス最高レベルの低燃費WLTCモード23.4km/Lを達成

トヨタを代表するミニバン ノアのモデルチェンジが2022年1月13日に実施、従来の5ナンバーから3ナンバーにボディサイズを拡充することで便利に進化。
アドバンスドドライブ(自動車専用道路の渋滞時ハンズオフ可能)と次世代トヨタセーフティセンスを搭載し安全性能も大幅に強化、プラットフォームにはミニバン専用GA-Cプラットフォームを採用、第5世代ハイブリッドシステムを装備してミニバン最高レベルのWLTCモード23.4km/Lを実現、ノアのモデルチェンジ情報です。

ノアが2025年夏頃ヴォクシーとともにマイナーチェンジ(一部改良)を実施か

ノアへマイナーチェンジ(一部改良)を2025年夏頃に実施する噂。
安全装備の拡充やボディカラー整理、ZとGを廃止するなどグレード整理も実施する可能性があり、2022年モデルチェンジ後初めての特別仕様車追加も予想されます。
ノアには3代目モデルまで設定していたW×Bという人気の特別仕様車があり、4代目モデルにもW×Bを設定するのではないかと期待されています。

90系ノアは2022年1月13日にミニバン専用TNGA-Cプラットフォームを採用し登場

新型ノアは全てのボディタイプで3ナンバーを採用

トヨタ・ノアが、TNGA-Cのミニバン専用プラットフォームを採用して、低重心ボディの剛性に優れたミニバンとして2022年1月13日に登場。ノアは水平基調の3本の大型メッキグリルを採用し、キープコンセプトながら存在感を強めた、いわゆるオラオラ顔を全面に出したモデルチェンジに。

エスクァイアやヴォクシーと統合するという情報もありましたが、ヴォクシーは現行モデルと同様に独立した車種として販売され、同じく兄弟車のエスクァイアは2021年12月で廃止が決定。
一時はノアに統合する、もしくはヴォクシーに統合する、という噂もありましたが、それぞれの車種でイメージが出来上がっているため、2車種とも継続販売することになりました。

90系ノアのパワートレインは、ハリアーやRAV4にも搭載する2.0Lダイナミックフォースエンジンを搭載。ハイブリッドエンジンは第5世代の1.8L次世代ハイブリッドシステムの2種類のエンジンを採用します。
燃費性能は大幅に向上し、セレナe-POWERやステップワゴンのようなライバル車種よりも低燃費になり、ガソリンモデルでWLTCモード15.1km/L、ハイブリッドモデルで23.4km/Lを達成。
安全装備についても、最新のトヨタセーフティセンスを搭載して、ハイブリッドモデルには4WD(E-Four)を設定します。レーンチェンジアシスト(ウインカーで車線変更する機能)やステアリング操作やシフト操作を自動化する駐車機能のアドバンスドパークをオプションで用意。

90系ノア S-Zハイブリッドのスペック
全長 4,695mm
全幅 1,730mm
全高 1,895mm
ホイールベース 2,850mm
室内長 2,805mm
室内幅 1,470mm
室内高 1,405mm
車両重量 1,670kg
最小回転半径 5.5m
最低地上高 140mm
乗車定員 7人乗り
総排気量 1.797L
エンジン最高出力 72kW(98ps)/5,200rpm
エンジン最大トルク 142Nm(14.5kgm)/3,600rpm
フロントモーター最高出力 70kW(95ps)
フロントモーター最大トルク 185Nm(18.9kgm)
リヤモーター最高出力 30kW(41ps)
リヤモーター最大トルク 84Nm(8.6kgm)
WLTCモード燃費 23.0km/L
使用燃料 無鉛レギュラーガソリン
タンク容量 52L

90系ノアは従来あった標準ボディの5ナンバーサイズから、全てのグレードで3ナンバーになり、第5世代になる新技術を投入したハイブリッドシステム(THS2)を搭載、燃費性能や走行性能を向上。
渋滞時の運転を支援するアドバンスドドライブ、2列目にはオットマンやシートヒーターなど、豪華な機能や装備も設定します。

ノアのフルモデルチェンジ年表
2001年11月 初代ノア誕生
2004年8月 マイナーチェンジで後期型へ
2007年6月 2代目ノア誕生
2010年4月 マイナーチェンジで後期型へ
2014年1月 3代目ノア誕生
2017年7月 マイナーチェンジで後期型へ
2022年1月13日 4代目ノア誕生

90系ノアのグレードは、標準ボディとエアロボディに分かれており、標準ボディはエントリーグレードのX、中間グレードのG、上位グレードのZの3種類を用意。エアログレードは中間グレードのS-G、上位グレードのS-Zの2種類を用意。

2025年トヨタ ノアの販売価格一覧
グレード エンジン 駆動方式 値段
X ガソリン 2WD 2,670,000円~
4WD 2,868,000円~
ハイブリッド 2WD 3,050,000円~
4WD 3,270,000円~
G ガソリン 2WD 2,970,000円~
4WD 3,168,000円~
ハイブリッド 2WD 3,320,000円~
4WD 3,540,000円~
Z ガソリン 2WD 3,240,000円~
4WD 3,438,000円~
ハイブリッド 2WD 3,590,000円~
4WD 3,810,000円~
S-G ガソリン 2WD 3,040,000円~
4WD 3,238,000円~
ハイブリッド 2WD 3,390,000円~
4WD 3,610,000円~
S-Z ガソリン 2WD 3,320,000円~
4WD 3,518,000円~
ハイブリッド 2WD 3,670,000円~
4WD 3,890,000円~

90系ノアのボディカラーはモノトーンカラー6色設定 ヴォクシーにはないレッドマイカメタリック設定

ノアは2トーンカラーを設定せず全て1トーンのモノトーンカラー6色を設定。
ヴォクシーがマッシブグレーを設定するのに対して、ノアはヴォクシーにはないレッドマイカメタリックを上位グレードのS-GとS-Zで選択可能です。
ノアはホワイトパールクリスタルシャインが一番人気のカラーですが、今回のモデルチェンジで押し出しの強いエクステリアに変更されたことで、ダーク系カラーも人気を集めています。

90系ノアのボディカラー一覧

  • ホワイトパールクリスタルシャイン(33,000円高)
  • メタルストリームメタリック
  • アティチュードブラックマイカ
  • スパークリングブラックパールクリスタルシャイン(33,000円高)
  • グリッターブラックガラスフレーク(33,000円高)
  • レッドマイカメタリック(S-G、S-Zグレードのみ選択可)
  • ホワイトパールクリスタルシャイン(33,000円高)
  • メタルストリームメタリック
  • アティチュードブラックマイカ
  • スパークリングブラックパールクリスタルシャイン(33,000円高)
  • グリッターブラックガラスフレーク(33,000円高)
  • レッドマイカメタリック(S-G、S-Zグレードのみ選択可)

ノアのインテリアは重厚な質感のブラックと車内が明るくなるフロマージュを設定

ノアのインテリアカラーは重厚感のあるスポーティなブラック内装と明るくクリーンなイメージのフロマージュを設定。
シートはXとGとZで違いがあり、エントリーグレードのXはダークグレーのファブリックシート、中間グレードのGとS-Gがブラックとフロマージュの上級ファブリック、上位グレードのZとS-Zがブラックの合成皮革+ファブリックのコンビシートを採用。
天井色もグレードにより違い、XとGがライトグレー、Zがブラックを採用します。

ノアは標準ボディとエアロボディの2つのエクステリアが特徴です。
エアロボディはどのカラーを選択してもフロントグリルがメッキになるのですが、標準ボディはカラーによりフロントグリルも同色になります。
同色グリルはノアのイメージもガラリと変えられるので、エアロボディにないカラー選びの楽しみとなっています。

ノアは世界最高レベルの熱効率を実現する2.0Lエンジンとモーターを組み合わせた第5世代ハイブリッドシステムを採用

ノアは2017年にフルモデルチェンジが行われて誕生した10代目カムリも導入する「ダイナミックフォースエンジン(Dynamic Force Engine)」をハイブリッドシステムに組み合わせます。

90系ノアに搭載される新開発の2.0Lのダイナミックフォースエンジンは、世界初のレーザーピットスカートピストンなどの最先端技術を搭載することで、世界最高レベルの熱効率40%を実現。

ノアのハイブリッドモデルは、同エンジンにトヨタの第5世代ハイブリッドシステム(THS2)を組み合わせて、新開発の無段変速機を搭載させるなどして、ライバル車である日産のセレナよりも更なるエコ性能を獲得。

新型ノアは第2世代トヨタセーフティセンスを搭載して予防安全性能を大幅に向上

2022年にフルモデルチェンジが行われて誕生した新型ノアは、高精度なミリ波レーダーと単眼カメラを用いる事で、予防安全性能を大幅に向上させる第2世代のトヨタセーフティセンスを搭載。

家族を乗せて走行する機会の多いミニバンにとって、安全システムの充実は消費者の購買意欲を刺激するためには重要です。

第2世代のトヨタセーフティセンスと、現行ノアが搭載するトヨタセーフティセンスCを比較すれば、パッケージングされるPCSは対車両に対する作動域が広げられ、歩行者や自転車に対しても自動ブレーキシステムが作動します。

第2世代では、LTA(レーントレーシングアシスト)やRSA(ロードサインアシスト)などの新機能も加わり走行中の安全性は大幅に強化されます。

4代目ノアは新型「無段変速機(CVT)」を搭載して更なるスムーズでストレスのない走りに

トヨタの先進技術を導入して完成させる新型「無段変速機(CVT)」を搭載して更なるスムーズでストレスのない走りになりました。

トランスミッションの基本性能は「伝達効率」「エンジン高効率領域での動作性」「高応答変速」です。新型CVTは発進用ギヤを採用し・プーリーを小型化するなどして、それら基本性能を向上すると考えられます。

新型CVTを搭載することで、従来型のウィークポイントであった発進時のショックは解消され、変速がスムーズとなりシームレスな加速が実現されます。また機械損失が減少するために、従来型CVTよりも6%もの低燃費が達成されます。

4代目ノアはTNGA思想のミニバン専用GA-Cプラットフォーム採用

4代目90系ノアは、「TNGA(Toyota New Global Architecture)」思想のミニバン専用GA-Cプラットフォームを導入、腰高のため車体がブレやすいというミニバンのデメリットを改善。
「低重心化」「高剛性化」「静粛性の向上」「居住空間の拡充」などが実現されました。

ヴォクシーと同様プラットフォームを変更することで剛性が向上、高速走行でもブレの無いカッチリしたハンドリングになることで、長距離ドライブでも疲れにくくなり目的地のレジャーも思い切り楽しめるでしょう。

ノアはオットマン標準装備 快適な居住空間に

2022年にフルモデルチェンジが行われて誕生した90系ノアは、乗員の快適性を向上するためにオットマンを標準装備、快適な居住空間が魅力です。

ノアは家族にとって最も身近なファーストクラスのような乗り心地を目指して、内装に力を入れているミニバンです。

足をゆったりと伸ばすことで乗車のストレスを軽減できるため、オットマンを利用すれば、自分の足を最もリラックスできて疲れにくい状態にできます。

居住空間が広いほど、パーソナルスペースは拡がるため各人のリラックス度は向上します。ミニバンは大人数で乗車する機会の多い車であるため、居住空間の広さも消費者心理に影響を与えます。

4代目ノアは寒冷地のユーザーの期待に応えてハイブリッドモデルへ4WDをラインナップ

4代目ノアは、北海道や北陸地方など寒冷地で暮らすユーザーの期待に応えてハイブリッドモデルに4WDをラインナップ。

80系はガソリン車に2WDと4WDをラインナップしていましたが、ハイブリッド車は2WDのみ、ボディが大きくて車両重量のあるミニバンを、冬でもストレスなく運転を行うためには4WDが理想的なので待ちに待った追加に。

寒冷地では燃料代が節約できるハイブリッド車を希望しながらも、冬の運転の事を考えると4WD走行が可能なガソリン車を選んでしまうケースが多くあります。
そのため90系ノアのハイブリッド車に4WDもラインナップし、寒冷地を中心として新たな顧客獲得を狙います。

ヴォクシーと兄弟車のノアのモデルチェンジ遍歴

ノアはトヨタが販売しているミニバンで、ヴォクシーとは兄弟車になります。先代モデルは「タウンエースノア」「ライトエースノア」で後輪駆動でした。

ノア初代 R60G型(2001年~2007年)

2001年11月、タウンエースノアの後継種として、FFになって初代ノアが登場しました。
2022年7月、特別仕様車「Xナビスペシャル」を発売。8月に、新グレード「X/Vセレクション」「S/Vセレクション」「L/Gセレクション」を追加設定。12月、特別仕様車「X S-Edition」を発売。
2003年5月、特別仕様車「X エルセオエディション」を発表。8月、一部改良。
2004年8月、マイナーチェンジでフロントバンパーやヘッドランプ、テールランプを変更。内装ではメーターやエアコンパネルを変更しました。
2005年4月、特別仕様車「X Limited」を発売。8月、一部改良で環境性能を向上し、特別仕様車「X Limited」を新仕様で発売されました。
2006年8月、特別仕様車「X Special Edition」を発売。
2007年6月、2代目と入れ替わりのため販売を終了しました。

ノア 2代目 R70G/W/R型(2007年~2014年)

2007年6月、フルモデルチェンジで2代目に進化。
2008年6月、aeroグレードの「S」をベースにした特別仕様車「S G Edition」を発売。
2010年4月、マイナーチェンジを実施。6月、「TOYOTA G SPORTS」シリーズの発売を開始。9月、「X"Smart Edition"」を再販。
2011年5月、「G SPORT」シリーズを一部改良で専用スポーティシートを採用。トヨタカローラ店のチャンネル創立50周年を記念した特別仕様車「Si"Rayish」を発表。
2012年9月、特別仕様車「X”G Edition”」を発売。2013年4月、特別仕様車「X”Special Edition”」を発売。
2014年1月、3代目と入れ替わりのため販売を終了しました。

ノア 3代目 R80G/W型(2014年~2021年)

2014年1月、ガソリン車をフルモデルチェンジ。ハイブリッド車は2月に発売になりました。
2015年4月、特別仕様車「X”Delight Plus”」を発売。ハイブリッド仕様の「HYBRID Si」を追加設定しました。
2016年4月、特別仕様車「Si "G’s"」を、7月には「Si "W×B"」を発売しました。
2017年7月、マイナーチェンジを実施。9月は「Si”GR SPORT”」を追加し、11月には特別仕様車「Si "W×B"」を発売。
2019年1月、一部改良と同時に特別仕様車「Si”W×B Ⅱ”」を発売。翌年2020年10月、特別仕様車「Si”W×B Ⅲ”」を発売しました。
2021年9月、4代目と入れ替わりのため、オーダーストップになりました。

ノア 4代目 R90W型(2022年~)

2022年1月、フルモデルチェンジで4代目に。グレード体系は「X」「G」「Z」「S-G」「S-Z」の設定になります。ボディカラーにはノア専用色の設定もされました。

ノアのモデルチェンジ遍歴
ノアのモデル 販売年表
初代 R60G型 2001年~2007年
2代目 R70G/W/R型 2007年~2014年
3代目 R80G/W型 2014年~2021年
4代目 R90W型 2022年~
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