日産ムラーノとは?ボディサイズや燃費などのスペックや新車価格を調査
日産ムラーノとは、日産自動車が生産・販売している大型のクロスオーバーSUVです。「世界一美しいSUV」としても知られるムラーノは、かつて約11年間にわたり日本でも販売されていましたが、2015年に日本国内の販売を終了しています。海外では4代目モデルが2025年に北米市場で発売されるなど、グローバルでの販売は継続されています。
日産ムラーノの歴史をたどりながら、基本スペックやその美しいエクステリア・インテリア、気になる新車価格などをチェックしてみましょう。
日産ムラーノの歴史・車名の由来はイタリアの「ムラーノ島」から命名
ムラーノは元々、北米市場向けの車種でした。「ムラーノ」という車名はイタリアのヴェネツィアにあるムラーノ島に由来しています。この島はベネチアングラスの名産地であり、「人の五感に訴える美しさ」と「手作りの温かみ」がこの車のコンセプトと共通しているとされています。
2002年の北米販売直後から日本市場への投入を望む声が多く寄せられ、2003年の東京モーターショーに参考出品されたところ予想を超える反響があったため、2004年から日本でも販売が開始されました。日本での総販売台数は約3〜4万台に達しましたが、2015年に日本国内での販売を終了しています。
| 車種名 | 日産ムラーノ |
|---|---|
| 車名の由来 | イタリアのヴェネツィアにあるムラーノ島(ベネチアングラスの名産地) |
| 日本販売期間 | 2004年〜2015年(約11年間) |
| 日本販売に至った経緯 | 2002年販売直後に日本市場への要望が急増。2003年東京モーターショー参考出品を経て国内発売へ |
| 日本での総販売台数 | 約3〜4万台 |
| 現在の状況 | 日本での販売は終了。海外(北米・中国)では4代目モデルが継続販売中 |
初代ムラーノ(Z50型)は個性的なエクステリアが魅力で世界中から高く評価された
初代モデルのムラーノは世界80ヵ国で2002年から2008年まで販売されました。プラットフォームやサスペンションなどのパーツには高級大型セダンである日産ティアナと共通のものが使用されています。ボディサイズは全長4,770mm×全幅1,880mm×全高1,685mmで、3.5L V6エンジンと2.5L直列4気筒エンジン(日本仕様)が搭載されました。
ムラーノはエクステリアデザインの評価が非常に高く、2004年には日本国内においてもグッドデザイン賞を受賞しています。販売終了までに50万台が売られ、うち42万台が北米市場での販売でした。
| 世代 | 初代ムラーノ(Z50型) |
|---|---|
| 販売期間 | 2002年〜2008年 |
| 販売地域 | 世界80ヵ国 |
| ボディサイズ | 全長4,770mm×全幅1,880mm×全高1,685mm |
| エンジン | 3.5L V6(北米・日本)、2.5L直列4気筒(日本仕様のみ) |
| デザイン評価 | 2004年にグッドデザイン賞受賞 |
| 総販売台数 | 約50万台(うち北米42万台) |
2代目ムラーノ(Z51型)は日本の最終モデルで2.5Lの4WDなどがラインナップ
2代目のムラーノは2008年から2015年まで、北米をはじめ世界170ヵ国で販売されました。ボディサイズは全長4,845mm×全幅1,885mm×全高1,700mmと初代より一回り大きくなり、プラットフォームは2代目ティアナのホイールベースを50mm延長したものを採用しています。燃費性能が初代より向上しており、3.5L V6と2.5L直列4気筒エンジンをラインナップ。初代では3.5L車のみが4WDでしたが、当初日本仕様は全車4WDとなっています(後にFF 2.5L車を追加)。日本国内での販売は2015年4月に終了しており、現在は中古車市場での流通のみとなっています。
| 世代 | 2代目ムラーノ(Z51型) |
|---|---|
| 販売期間 | 2008年〜2015年(日本国内は2015年4月販売終了) |
| 販売地域 | 北米を中心に世界170ヵ国 |
| ボディサイズ | 全長4,845mm×全幅1,885mm×全高1,700mm |
| エンジン | 3.5L V6・2.5L直列4気筒 |
| 駆動方式 | 4WD(当初は全車。後にFF 2.5L車を追加) |
3代目ムラーノ(Z52型)は日本で販売されていないが海外で継続販売した人気モデル
2013年の北米国際オートショーでコンセプトカー「レゾナンス」を公開し、2014年から販売されたのが3代目Z52型ムラーノです。レゾナンスの要素を感じさせるボディデザインと、ラウンジ感を重視した開放的なインテリアが特徴で、2015年にはムラーノ初のハイブリッドモデルが中国・アメリカで販売されました。3代目は日本には導入されませんでした。なお、3代目は4代目(2025年モデル)の登場に伴い生産終了しています。
| 世代 | 3代目ムラーノ(Z52型) |
|---|---|
| 販売期間 | 2014年〜2024年頃(4代目登場に伴い終了) |
| 販売地域 | 北米・中国(日本への導入なし) |
| ハイブリッドモデル | 2015年にムラーノ初のハイブリッドモデルが登場 |
4代目ムラーノ(2025年モデル)が10年ぶりのフルモデルチェンジで北米登場
2024年10月16日(現地時間)に世界初公開された4代目ムラーノは、約10年ぶりのフルモデルチェンジとなります。米国テネシー州スマーナ工場で生産され、2025年初頭に米国・カナダで発売されました。パワートレインには日産のVC(可変圧縮比)ターボ技術を採用した2.0L VCターボエンジンを搭載し、最高出力241馬力・最大トルク353Nmを発揮。先進運転支援システムの全車標準装備や「プロパイロット1.1」によるハンズフリー運転にも対応しています。日本への再導入については現時点で公式な発表はありません。
| 世代 | 4代目ムラーノ(2025年モデル) |
|---|---|
| 世界初公開 | 2024年10月16日 |
| 北米発売 | 2025年初頭(米国・カナダ) |
| エンジン | 2.0L VCターボエンジン(241馬力・353Nm) |
| 主な装備 | プロパイロット1.1(ハンズフリー運転対応)、セーフティシールド360、64色アンビエントライト、マッサージ機能付フロントシート |
| 生産拠点 | 米国テネシー州スマーナ工場 |
| 日本発売 | 未定(現時点で公式発表なし) |
ムラーノはボリューミーで美しいエクステリアが特徴で広く上質なインテリアも魅力的
写真は3代目ムラーノのエクステリアで、歴代モデルと同様に流れるような美しいフォルムが特徴的です。4代目ではアリアに似たクーペ風のスリークなスタイリングに進化し、車幅いっぱいに広がるテールライトやルーフマウントのウィングスポイラーを採用するなど、よりモダンなデザインとなっています。
空力性能を向上させ燃費を改善するアクティブグリルシャッターを採用しています。
落ち着きのある上質なインテリアもムラーノの大きな魅力です。カシミアやグラファイト、モカなどインテリアカラーによっても違った印象になります。4代目では64色のアンビエントライトやマッサージ機能付きシートが装備され、上質さがさらに高まっています。
後席にはエアコンとシートヒーターを完備し、同乗者への配慮も行き届いています。
| エクステリアの特徴 | 歴代モデルから継承する流れるような美しいフォルム。4代目はクーペ風スタイリングに進化 |
|---|---|
| 空力性能 | ラジエーター前に自動開閉するアクティブグリルシャッターを装備し燃費向上 |
| インテリア | 広く上質で落ち着きのあるデザイン。カシミア・グラファイト・モカなどカラーで印象が変化 |
| 後席機能 | エアコンとシートヒーター完備 |
| 4代目の進化点 | 64色アンビエントライト、マッサージ機能付きシート、メーター+インフォテインメント一体型大型ディスプレイ |
ムラーノのボディサイズ・燃費・エンジン・安全装備などのスペック(3代目参考)
以下は3代目ムラーノ(2018年頃のモデル)のスペックです。日産ムラーノのボディサイズは全長4,887mm、全幅1,915mm、高さ1,722mm、乗車定員は最大5名です。
エンジンは3.5リッターV型6気筒エンジンで、最大出力は260hp/6,000rpm、最大トルクは240lb-ft/4,400rpm、トランスミッションにはエクストロニック CVTを採用しています。燃費は市街地では8.9km/L、高速道路では11.9km/Lとなっており、大型SUVとしてはやむを得ない水準です。安全面では全グレードに正面衝突防止の自動ブレーキ機能が標準装備されていました。
なお、4代目(2025年モデル)では2.0L VCターボエンジン(241馬力)に刷新されており、先代から出力・安全装備ともに大幅に向上しています。
| ボディサイズ | 全長4,887mm、全幅1,915mm、全高1,722mm |
|---|---|
| 乗車定員 | 最大5名 |
| エンジン | 3.5L V型6気筒エンジン |
| 最大出力 | 260hp/6,000rpm |
| 最大トルク | 240lb-ft/4,400rpm |
| トランスミッション | エクストロニック CVT |
| 燃費(市街地) | 8.9km/L |
| 燃費(高速道路) | 11.9km/L |
| 安全装備 | 全グレードに正面衝突防止の自動ブレーキ機能を標準装備 |
ムラーノのボディカラーは落ち着きある色から個性的な色まで全部で7色(3代目参考)
以下は3代目ムラーノ(2018年モデル)のボディカラーラインナップです。4代目では新たなカラー展開に刷新されており、ツートーンカラーも設定されています。
- CAYENNE RED(カイエンレッド)
- MAGNETIC BLACK(マグネティックブラック)
- GUN METALLIC(ガンメタリック)
- JAVA METALLIC(ジャバメタリック)
- BRILLIANT SILVER(ブリリアントシルバー)
- PEARL WHITE(パールホワイト)
- ARCTIC BLUE METALLIC(アークティックブルーメタリック)
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CAYENNE RED(カイエンレッド) -
MAGNETIC BLACK(マグネティックブラック) -
GUN METALLIC(ガンメタリック) -
JAVA METALLIC(ジャバメタリック) -
BRILLIANT SILVER(ブリリアントシルバー) -
PEARL WHITE(パールホワイト) -
ARCTIC BLUE METALLIC(アークティックブルーメタリック)
「世界一美しいSUV」ムラーノは4代目で大幅進化 日本再上陸にも期待
ベネチアングラスの産地であるイタリアのムラーノ島が由来のムラーノ。その名の通りガラス工芸品のような美しい外観と内装が大きな魅力で、日本でも根強いファンを持つモデルです。日本市場では2015年に販売を終えていますが、北米では4代目が2025年に発売され、2.0L VCターボエンジンやプロパイロット1.1、64色アンビエントライトなど大幅な進化を遂げています。
日本への再導入については公式な発表はありませんが、国内のラグジュアリーSUV需要の高まりを背景に期待する声は多くあります。並行輸入という選択肢もあり、最新の4代目モデルを日本で所有したい場合には輸入専門業者への相談が一つの方法です。