MIRAIの内装

MIRAIの内装を徹底解説 コックピットからシート・安全装備・ラゲッジまで

ミライの内装が気になる方へ。初代モデルのウォームホワイト・ブルーホワイト・ブルーブラックの3色展開からシートヒーター・ステアリングヒーターなどの快適装備、荷室容量361L・ゴルフバッグ3個分の積載性能まで具体的に解説しています。

トヨタミライの内装は未来感あふれる室内空間が広がる!デザイン・装備

トヨタMIRAI(ミライ)の内装を、コックピット・インパネ周り・シート・安全装備・ラゲッジスペースなどに注目して解説します。

ミライは水素と空気中の酸素を化学反応させて発電し、その電気でモーターを駆動するFCEV(燃料電池自動車)です。2014年に初代が登場し、2020年12月にはプラットフォームをFR化した2代目へとフルモデルチェンジを実施しました。現行の2代目は改良を重ね、グレードは「G」と「Z」の2グレード体系(価格は741万4,000円〜821万5,900円、2025年12月改良時点)となっています。本記事では初代ミライおよびその開発最終段階として公開された「MIRAI Concept」の内装を中心に紹介しながら、現行2代目との変化についても触れていきます。

東京モーターショー2019に登場した「MIRAI Concept」の内装は落ち着いたブラックカラーで寛げる室内

東京モーターショー2019出展車の「MIRAI Concept」

2019年10月の東京モーターショーに出展された「MIRAI Concept」は、2020年12月に発売された2代目トヨタミライの開発最終段階のコンセプトモデルです。初代の4名乗りから5名乗りへと乗車定員を拡大し、居住性を大幅に向上させることが示されました。

東京モーターショー2019に出展されたMIRAI Conceptの内装(コックピット・センターコンソール周り)

MIRAI Conceptの内装はシックなブラックを基調とし、ブロンズカラーのメッキ加飾を施した上質なデザインが特徴です。センタークラスターには12.3インチのワイドモニターとインパネが組み込まれており、多彩な走行・車両情報を視認性高く表示します。このデザイン思想は現行2代目へそのまま受け継がれています。

TOYOTAミライ(初代)のコックピットはドライバー主体の作りで快適装備を備える

トヨタミライのコックピット(ウォームホワイト)

トヨタミライのコックピット(ブルーホワイト)

トヨタミライのコックピット(ブルーブラック)

グラフィックメーターとマルチインフォメーションディスプレイは照度コントロール付き

初代トヨタミライ(2014年〜2020年、現在は生産終了)のコックピットは、高輝度シルバー加飾やメッキ加飾を散りばめた上質なデザインです。ステアリングベゼル・センタークラスター・ドアスイッチ周り・コンソールには幾何学調パネルを採用し、先進的な雰囲気を演出していました。センター部には視認性の高い4.2インチTFTカラーグラフィックメーターとマルチインフォメーションディスプレイを搭載し、走行情報をグラフィカルに表示しました。

電動インバーターコンプレッサー・湿度センサー付きの左右独立温度コントロールフルオートエアコン

初代ミライのエアコンは左右独立で温度を個別調整できる設計で、静電式ヒーターコントロールパネルによるタッチ・スライド操作で直感的にコントロールできました。パネル上部の走行モードスイッチでは「エコモード」と「パワーモード」をワンタッチで切り替えることができ、アクセルレスポンスとエアコンの効き具合を一括して変更できる便利な仕様でした。

また、初代ミライのステアリングホイールにはヒーターを搭載。静電式ヒーターコントロールパネルのスイッチをタッチすると加熱を開始し、30分後に自動オフへ切り替わります。寒冷地でのドライブも快適に過ごせる装備です。

現行の2代目ミライでは、12.3インチの大型ディスプレイオーディオ(コネクティッドナビ対応)Plusに進化し、高精細HDワイドディスプレイや車内Wi-Fiも標準装備されるなど、コックピットの先進性がさらに向上しています。

トヨタミライ(初代)のシートカラーは爽やかで開放感あふれるウォームホワイトが標準設定

トヨタミライに標準設定されるウォームホワイトの内装色

トヨタミライのブルーホワイトの内装色

トヨタミライのブルーブラックの内装色

排出ガスを出さないクリーンなイメージを持つ初代トヨタミライの内装色には、清潔感のあるウォームホワイトが標準設定されていました。注文時の指定でブルーホワイトとブルーブラックも選択でき、シート素材には合成皮革を採用。前席にはシートヒーターを備え、冬場の快適なドライブをサポートしていました。

トヨタミライは後部座席もゆったりとした作りで乗員全員がくつろげる

初代ミライのリヤシートは2人掛けのゆったりとした造りで、おもてなしの心を感じさせるデザインでした。シートヒーターの調整スイッチも装備され、アームレストにはプッシュ式カップホルダー2個と小物入れボックスを設置していました。なお現行2代目では5名乗りへと拡大され、後席の居住性も大幅に向上しています。

トヨタMIRAIは多彩な先進安全装備を有し万が一の事故に備える

現行2代目ミライは予防安全パッケージ「Toyota Safety Sense」を全グレードに標準装備しています。2023年12月の改良で安全機能がステップアップし、主な搭載機能は以下の通りです。

現行ミライに搭載されるToyota Safety Senseの主な機能

  • プリクラッシュセーフティ(対車両・対歩行者・対自転車運転者、昼夜対応)
  • レーントレーシングアシスト(LTA)
  • レーダークルーズコントロール(全車速追従・カーブ速度抑制機能付)
  • ロードサインアシスト(RSA)
  • オートマチックハイビーム(AHB)
  • プロアクティブドライビングアシスト
  • ドライバー異常時対応システム

その他、先行車発進告知機能・インテリジェントクリアランスソナー・ブラインドスポットモニター・ドライブスタートコントロールなども標準装備。さらに高速道路での渋滞時にハンズオフ走行を支援する「トヨタチームメイト[アドバンストドライブ(渋滞時支援)]」や、スマートフォンからの遠隔操作にも対応した「アドバンストパーク(リモート付)」もZグレードに設定されています。安全・運転支援の面でも現行ミライはプレミアムカーとして最高水準の装備を誇っています。

ミライのラゲッジルームは荷室容量361Lを確保!9.5インチゴルフバッグなら3個も積める

初代トヨタMIRAIの荷室容量は361Lで、9.5インチサイズのゴルフバッグ3個分の収納スペースを確保していました。荷室高554mm・荷室幅最大1,612mm・奥行き最大728mmとなっており、セダンタイプながらキャビンのゆとりと実用的な積載性を両立していました。セダンは一般にSUVやミニバンより荷室が狭くなりがちですが、初代ミライはその点でも実用性を意識した設計となっていました。

トヨタMIRAIは購入前に水素ステーションの場所を確認することが重要

ミライを購入・検討する上で重要なのが、近隣の水素ステーションの有無です。現行2代目ミライのナビゲーションシステム(ディスプレイオーディオ・コネクティッドナビ対応Plus)では、スマートフォンの無料カーナビアプリ「moviLink」との連携(2025年12月改良以降対応)により、ルート検索時に水素ステーションの立ち寄り提案や営業時間の確認が可能です。また、水素ステーションは首都圏・中京圏・関西圏・九州圏を中心に整備が進んでいますが、地方ではまだ少ない地域もあるため、購入前にディーラーへ近隣状況を確認しておくことをおすすめします。

トヨタミライは内外装・基本性能ともに進化を重ねたプレミアムFCEV

トヨタミライは2014年の初代登場から改良を重ね、2020年12月に2代目へフルモデルチェンジ。FR化・5人乗り化・航続距離の大幅延伸(最大約850km)など、あらゆる面で進化を果たしました。内装は初代の先進的なデザインを継承しながら、2代目では12.3インチの大型ディスプレイオーディオや車内Wi-Fi、高度運転支援システムのアドバンストドライブなど、プレミアムセダンとしての装備をさらに充実させています。

運転手もゲストも快適にドライブを楽しめる居住性の高さ、全グレードに標準装備されたToyota Safety Senseによる高い安全性、そしてゼロエミッションのFCEVという先進性が、ミライの大きな魅力です。購入を検討する場合は、近隣の水素ステーション状況の確認と合わせて、ディーラーでの試乗や詳細説明を受けることをおすすめします。