自動運転技術を提案するコンセプトカー「LS+コンセプト」を世界初公開
10月25日から行われている第45回東京モーターショー2017にてレクサスが世界初公開した「LS+コンセプト」は将来の実用化を目指した自動運転技術を提案する全く新しいコンセプトカーです。
これまでレクサスは自動運転技術に繋がる予防安全システム「LEXUS SAFETY SYSTEM+」を進化してきましたが2020年前半には一般道での自動運転を実現する新しいシステム「Urban Teammate」の実用化も名言しました。未来を見据えたフラッグシップセダンレクサスLS+コンセプトを紹介します。
レクサスの先見性を象徴する近未来的なエクステリア
2020年の自動運転実用化を体現するのが第45回東京モーターショー2017で世界初公開されたLS+コンセプトです。
先進的で威厳のあるデザインを持つLS+コンセプトはレクサスの先見性を象徴するモデルとして開発、先鋭(Leading-edge)と精妙(finesse)の造語であるレクサスのデザイントロフィー「L-finesse」を基礎とした次世代デザインを採用しています。
ドイツ御三家BMWのフラッグシップセダンなどに採用されている、自動開閉するフロントグリル「アクティブ・エア・ストリーム」のような機能を、大型スピンドルグリルに採用している点も注目です。
2020年の実用化を見据えたレベル3の自動運転技術を搭載
2020年前半までに目指す一般道自動運転技術「Urban Teammate」はレベル4の自動運転技術ですが、LS+コンセプトではレベル3の高速道路自動運転技術「Highway Teammate」を採用しています。
自動車専用道路や高速道路では認知・判断・操作をシステムが操作し、今まではドライバーが行っていたレーンチェンジ、車線・車間維持、分流を入り口から出口まで完全に自動化しています。
また、レクサスではビッグデータ(周辺の道路状況など)を用いたソフトウェア更新でAI(人工知能)に学習させ、車自身が成長する新しい時代の到来を提案しています。
EVで先頭を走るテスラモーターズも、「ソフトウェア更新で自動運転を実現できるようにアップデートする」としているため、将来的には車を乗りかえることなく全ての車に自動運転技術が搭載される、ということも可能となるのかもしれません。
レクサスが発表したLS+コンセプトが自動運転実現の指標
世界的に見るとアウディのA8やメルセデス・ベンツのSクラス、そして2017年10月19日に発売されたレクサス新型LSが自動運転の先頭を走っています。
今回初公開されたLS+コンセプトは一般道までの自動運転レベル4を実現するための可能性を示唆した世界初のコンセプトカーです。2020年前半に実現を目指すレクサスの先進性と覚悟が見られるLS+コンセプトカーの今後が楽しみです。