レクサスRXのモデルチェンジ

レクサスRX 次期マイナーチェンジは2026年末~2027年前半か 純ガソリン廃止の可能性と現行668万~903万円

レクサスRXのモデルチェンジはいつ? 次のビッグマイナーチェンジは2026年末~2027年前半との観測で、新型ES譲りの内装と次世代PHEV、純ガソリンRX350廃止の可能性を根拠付きで整理しました。

レクサスRX 次期マイナーチェンジは2026年末~2027年前半か 純ガソリン廃止の可能性と現行668万~903万円

レクサスRXの最新モデルチェンジ情報 現行5代目は2025年2月の一部改良が最新 次期改良は2026年末~2027年前半か

ミドルサイズSUVのレクサスRXは、レクサスブランドで最量販を続けるコアモデルです。現在のRXは2022年11月18日に発売された5代目で、公式に実施された最新の商品改良は2025年2月27日の一部改良。2026年7月時点でそれ以降の国内向け公式発表はなく、現行のまま販売が続いています。ただし2026年に入って改良版とみられるテストカーの目撃が相次いでおり、次の大きな動きは近いと見られます。

5代目RXのモデルチェンジ情報を中心に、直近の動きから順に整理します。

レクサスRXの次期改良は2026年末~2027年前半か 新型ES譲りのコックピットと次世代PHEV、純ガソリン廃止の可能性

2026年に入り、欧州のニュルブルクリンク周辺などで、カモフラージュを施したRXの開発車両が捉えられています。レクサスからの公式アナウンスは一切ありませんが、これが次のビッグマイナーチェンジ版であるという見方が有力です。時期については2026年末から2027年前半にかけてという観測が出ており、レクサス販売店の現場でも2026年秋以降との声がささやかれています。

内容として挙がっているのは、次の4点です。いずれも公式未発表であり、現時点では観測の域を出ない点をお断りしておきます。

次期改良で取り沙汰されている内容

  • 2026年6月11日に発売された新型ESや、EVの新型TZに採用された新世代インフォテインメントの展開(助手席側を含む大型ディスプレイ構成)
  • スピンドルグリルを持たない「スピンドルボディ」の進化版へのフロントデザイン刷新
  • RX450h+のPHEVシステムを、新型RAV4に搭載された次世代プラグインハイブリッドへ換装
  • 純ガソリンのRX350を整理し、HEVとPHEVへ集約する可能性

純ガソリン廃止の見立てには一定の根拠があります。トヨタのカローラクロスが2025年の改良で純ガソリンを落としたこと、レクサスが2035年に西欧などで新車のCO2を大幅に削減する計画を掲げていること、そしてRXの電動車比率が2022年11月の発売以降グローバル累計で50%を超えていること。この3点を重ねると、価格が最も安いRX350を残す理由は薄れつつあります。
一方で、日本市場ではRX350が事実上のエントリーグレードとして668万円という価格を担っており、これを失うとRXの入口が760万円まで跳ね上がります。NXとの価格帯の重なりを考えると、廃止は北米・欧州から先行し、日本は据え置かれるという展開も十分あり得ると見ています。

その次にあたる6代目へのフルモデルチェンジは、2027年以降との予想が出ています。専門誌のスクープでは、全長4,950mm前後、パワートレインはPHEVを中心に据える構想が伝えられています。レクサスは2021年の説明会で2035年までのBEV専用ブランド化を掲げましたが、トヨタ自身が2025年5月の決算会見でBEV販売計画の見直しに言及しており、次期RXがBEV専用になるとは考えにくい状況です。なお2027年は初代RXの発表から30年という節目にあたり、この符合に注目する向きもあります。

なお2026年に入ってからのRXは、多くの販売店で新規受注をオーダー枠で管理する状態が続いています。納期はグレードにより3~6か月程度が目安で、一時期の年単位という状況からは大きく改善しました。改良を待つか現行を買うかで迷う方は、この受注枠の動きが一つの判断材料になります。

北米では2026年モデルを2025年8月22日に発表 RX450h+の選択肢拡充とおくだけ充電の標準化

日本に先行して、北米レクサスは2025年8月22日にRXの2026年モデルを発表しました。変更点は3つで、PHEVのRX450h+に装備を整理した新たなグレードを追加して選択肢を広げたこと、ブラック基調の外装やオレンジのブレーキキャリパーを特徴とする「Appearance Package」をF SPORT系でも選べるようにしたこと、そしてワイヤレス充電を全モデルへ標準装備したことです。デザイン変更はなく、年次改良としては小幅な内容にとどまりました。

日本仕様は北米モデルイヤーと必ずしも連動しません。2025年2月27日の日本向け一部改良は北米の2025年モデルに相当する内容で、DRSの設定拡大やF SPORTのホワイト内装、静粛性対策など、北米のリリースには明記されなかった独自の作り込みが加えられていました。したがって北米の2026年モデルの変更が、そのまま日本へ来るとは限りません。Appearance Packageについては、次の日本向け改良のタイミングで導入される可能性があると見ています。

レクサスRXにMORIZO RRが設定されるという噂 2026年7月時点で公式発表はなし

2025年5月、自動車専門誌のスクープとして、RXにハイパフォーマンスモデル「MORIZO RR」が設定されるのではないかという話が浮上しました。伝えられた内容は、GRヤリスやGRカローラ譲りの1.6L直3ターボを積むLBX MORIZO RRとは異なり、次期GRスープラ/セリカ向けとされる新世代2.0L直4ターボにモーターを組み合わせたPHEVを積み、システム総出力600psを狙うというもの。フロントには大開口グリルを与える、という予想も添えられていました。

ただし、そこから1年以上が経過した2026年7月時点でも、トヨタ・レクサスからの公式発表はありません。海外法人によるティザーの類も確認できず、この話は噂の段階にとどまっています。
背景として、2025年11月にRC Fが生産を終え、レクサスの高性能モデルはRX500h“F SPORT Performance”、IS500“F SPORT Performance”、そしてLBX MORIZO RRという構成になりました。「F」の看板が実質的に細っていくなかで、その受け皿をMORIZO RRに求めるという読み筋には説得力があります。一方で、RX500hがすでに“F SPORT Performance”を名乗っている以上、同じ車種に2つのハイパフォーマンス表記を併存させる形は整理が難しく、実現するとすればグレード体系の見直しとセットになるはずです。次期改良まで動きがないと見るのが自然でしょう。

レクサスRX 2025年2月27日一部改良 DRSの設定拡大や12.3インチフル液晶メーターの全車標準化

2025年に一部改良したレクサスRXのエクステリア取り回しや高速安定性を向上するDRSの設定を拡大

レクサスは2025年2月27日、RXの一部改良を実施して発売しました。RXの改良としては5代目で最初のもので、内容は走り・静粛性・装備の3方向に及びます。

まず走りでは、それまでRX500h専用だったDynamic Rear Steering(DRS)を、RX450h+とRX350hのAWD車にも設定拡大。低速での取り回し性と高速での操縦安定性を高め、Sportモード選択時には同相転舵領域を中速域まで広げて旋回時の応答性も改善しました。アブソーバー減衰力、AVS制御定数、EPS制御定数といったシャシーのセッティングも最適化し、車両の上下挙動を抑えたフラットな乗り心地を狙っています。RX500hは駆動力特性を変更し、低開度域でのアクセルコントロール性と、減速初期の応答性を高めました。

静粛性では、ダッシュインナーサイレンサーの目付量アップ、インストルメントパネルへの吸音材追加でエンジンノイズを低減。さらにリヤドアガラスをアコースティックガラスとし、リヤボディ周りに制振材・吸音材を追加して後席まわりの騒音を抑えています。RX500hではエンジン制御の見直しに加え、ASC(アクティブサウンドコントロール)のチューニングを刷新し、Sportモードで減速時のサウンドを追加しました。

インテリアはフロントコンソール前部に室内イルミネーションを追加して輝度を高め、RX500h“F SPORT Performance”とRX350“F SPORT”には内装色ホワイトを新設定。装備面では液晶メーターを12.3インチフル液晶へ変更して全車標準とし、RX350“F SPORT”には「Lexus Teammate」の「アドバンストパーク(リモート機能付)」を標準装備しました。“version L”系には切削光輝入りの21インチアルミホイールがメーカーオプションで加わっています。

レクサスRXの販売価格一覧(2025年2月27日一部改良後)
グレード エンジン 駆動方式 値段
RX350 version L ガソリンターボ 2WD(FF) 6,680,000円~
AWD 7,090,000円~
RX350 F SPORT AWD 7,130,000円~
RX350h version L ハイブリッド 2WD(FF) 7,600,000円~
AWD 8,110,000円~
RX450h+ version L AWD 8,870,000円~
RX500h F SPORT Performance AWD 9,030,000円~

この価格は2026年1月現在のレクサス公式価格表でも据え置かれており、一部改良から1年以上、値上げは行われていません。原材料費や物流費の上昇が続くなかでは踏みとどまっている方ですが、次期改良では装備の底上げとセットで価格が動くという見方が優勢です。

レクサスRXのボディカラーはF SPORT専用色含め全11色

RXにはFスポーツ専用のホワイトノーヴァガラスフレークとヒートブルーコントラストレイヤリングを設定、version L専用色はソニッククォーツ、ソニックチタニウム、レッドマイカクリスタルシャイン、テレーンカーキマイカメタリック、ディープブルーマイカで全11色から選択可。
RXの全てのグレードで選択できるヒートブルーコントラストレイヤリングと金属質感表現のソニックカッパーは165,000円のオプションカラーです。

レクサスRXのボディカラー一覧

  • ソニッククォーツ
  • ソニックチタニウム
  • ソニッククロム
  • ソニックイリジウム
  • グラファイトブラックガラスフレーク
  • レッドマイカクリスタルシャイン
  • ソニックカッパー(165,000円)
  • テレーンカーキマイカメタリック
  • ディープブルーマイカ
  • ホワイトノーヴァガラスフレーク(Fスポーツ専用)
  • ヒートブルーコントラストレイヤリング(Fスポーツ専用、165,000円)
  • レクサスRXのソニッククォーツソニッククォーツ
  • レクサスRXのソニックチタニウムソニックチタニウム
  • レクサスRXのソニッククロムソニッククロム
  • レクサスRXのソニックイリジウムソニックイリジウム
  • レクサスRXのグラファイトブラックガラスフレークグラファイトブラックガラスフレーク
  • レクサスRXのレッドマイカクリスタルシャインレッドマイカクリスタルシャイン
  • レクサスRXのソニックカッパーソニックカッパー(165,000円)
  • レクサスRXのテレーンカーキマイカメタリックテレーンカーキマイカメタリック
  • レクサスRXのディープブルーマイカディープブルーマイカ
  • レクサスRXのホワイトノーヴァガラスフレークホワイトノーヴァガラスフレーク(Fスポーツ専用)
  • レクサスRXのヒートブルーコントラストレイヤリングヒートブルーコントラストレイヤリング(Fスポーツ専用、165,000円)

レクサスRXが2023年7月27日の一部改良でハイブリッドシステム搭載のRX350hを追加ラインナップ

2023年一部改良後のレクサスRXのエクステリアRX350h version Lを新たにグレード追加したレクサスRX

レクサスRXは2022年にフルモデルチェンジしましたが、2023年7月27日の一部改良で、バイポーラ型ニッケル水素電池を採用するハイブリッドシステム(HEV)搭載グレードのRX350hを追加しました。
北米市場では既に設定されていたグレードで、国内ユーザーが待ちに待ったラインナップ追加になりました。発売時に「部品の供給状況を見て投入を目指す」とされていた予告が、8か月あまり遅れて実現した形です。

RX350hは2.5L直4エンジン(A25A-FXS型)とモーターの組み合わせで、2WD(FF)とAWDを設定。AWDには後輪をモーターで駆動するE-Fourを採用し、前後の駆動力配分を100:0~20:80の範囲で制御します。この一部改良ではエクステリア・インテリアの変更はなく、RX350hの新グレード追加のほか、ワイヤレス充電エリアの拡大、アドバンスドリモートパーク(Advance Remote Park)機能の拡充、走行時のアンビエントライトの改良を実施しました。

結果として、RX350hはRXの中で最も燃費に優れるグレードとなり、2025年2月の改良後の数値でWLTCモード20.3km/L(FF)/18.7km/L(AWD)を達成しています。RX350のガソリンターボが11.8km/L(FF)ですから、その差は歴然です。RXの主力がここへ移ったのは自然な流れでした。

レクサスRXがモデルチェンジして2022年11月18日から発売

LEXUSはクロスオーバーSUVの上位モデルであるレクサスRXのモデルチェンジを行い、2022年11月18日から発売することを発表いたしました。

モデルチェンジした5代目レクサスRXモデルチェンジした5代目レクサスRX

5代目レクサスRXは、内外装の刷新を行い、GA-Kプラットフォームとマルチリンク式サスペンションによる高い運動性能、高剛性ボディと軽量化を両立し、快適な乗り心地と静粛性を両立したラグジュアリークロスオーバーSUVに仕上がっています。
また、今回のモデルチェンジに合わせ走りを追求した「RX500h“F SPORT Performance”」を導入し、四輪駆動力システムに「DIRECT4」、新開発のハイブリッドシステムの「2.4L-T HEV」、走行時の車両姿勢のコントロールを行うブレーキ車両姿勢制御、高いハンドリングと高速での安定感を実現する大舵角後輪操舵システムDynamic Rear Steeringなどが搭載されています。

パワートレーンのラインナップには新しく追加されたRX500hの「2.4L-T HEV DIRECT4」、クラストップレベルのEV航続距離と加速性能を持つRX450h+の「2.5L PHEV E-Four」、力強い走りを実現したRX350の「2.4L-T AWD/FF」が用意されました。
2022年11月18日の発売日時点では、人気モデルになると見られていたRX350hの設定はありません。トヨタは部品の供給状況を見て投入を目指すと発表しており、前述のとおりRX350hは2023年7月27日に追加されています。

モデルチェンジした5代目レクサスRXのエクステリアモデルチェンジした5代目レクサスRXのエクステリア

5代目レクサスRXの外装の刷新では、2022年6月のワールドプレミアですでに公開済みではありましたが、大きな特徴としてフロントアイデンティティである「スピンドルグリル」から「スピンドルボディ」へと改められており、リアのデザインもより先進的な横一文字のランプのデザインへと改良が加えられています。
インテリアでは、走りの楽しさを最大化させるコックピットをテーマに、開放感ある広がりと乗員が包み込まれる空間を演出、品格のあるインテリアカラーに仕上がっています。

モデルチェンジした5代目レクサスRXのインテリアモデルチェンジした5代目レクサスRXのインテリア

発売当初の販売方法は一般販売と抽選販売の2種類で、一般販売は生産計画に基づく各販売店のオーダー上限台数となるため、年単位の納期となる可能性がありました。
抽選販売では初めてLEXUSを購入する方に500台の抽選販売枠を用意し、抽選の受付期間は2022年11月18日から2022年12月22日まででした。なお2026年時点では生産体制が安定し、納期はグレードにより3~6か月程度まで短縮しています。

5代目レクサスRXのグレードは4種類 最上位パフォーマンスも設定

5代目RXはパワートレイン毎に4種類のグレードを設定。
人気のFスポーツはRX350に設定して、最上位モデルになるRX500hにはFスポーツパフォーマンスを設定。パフォーマンスグレードは4WD駆動のダイレクト4のみで2WD(FF)駆動は設定しません。

また5代目レクサスRXには、2022年9月1日に発売した新型クラウンと同じバイポーラ型ニッケルバッテリーを搭載。
従来のハイブリッドバッテリーと比較すると、高出力で燃費性能も高いことから、その後トヨタ/レクサスのハイブリッドで採用が広がっています。

5代目RXの発表・発売時期について、2022年11月18日から500台限定で抽選予約を開始しました。
また一番人気になる可能性が高いと見られていた2.5Lハイブリッドシステム搭載のRX350hは、発売時期が通常よりも遅く設定されました。これは人気グレードを大量受注した場合の長納期化を避けるためとも言われていましたが、結果としてRX350hの追加は2023年7月まで持ち越されています。

発売当初は受注枠が設けられ、既存のレクサスオーナーの販売枠と、レクサス車を初めて購入する新規販売枠で分けられ、最終的には抽選販売になりました。
レクサスディーラーにより販売方法が異なる可能性もあるため、購入予定の方は早めに行動するのが良いかもしれません。

RXの新型モデルを2022年6月1日にワールドプレミア 新世代エンジンとモーターを組み合わせたDIRECT4を発表

2022年6月1日に世界初公開したレクサスRXのエクステリア次世代ハイブリッドシステムのDIRECT4とPHEVを新たに設定した5代目レクサスRX

新型RZを発表した2022年4月20日、同時に発表されたのが5代目レクサスRXを示唆する内容です。2022年5月18日には新たなティザーイメージを公開、2022年6月1日に5代目レクサスRXを初公開し、2022年11月18日に日本で発売しました。
5代目レクサスRXはパワートレインに新世代エンジンとモーターを組み合わせたDIRECT4システム、そして新型NXにも新設定したPHEV(プラグインハイブリッド)など、最終的に4種類をラインナップしています。

5代目レクサスRXのパワートレイン

  • 2.4L-T HEV DIRECT4(RX500hに設定するハイブリッドエンジン)
  • 2.5L PHEV E-Four(RX450h+に設定するプラグインハイブリッドエンジン)
  • 2.5L HEV E-Four/FF(RX350hに設定するハイブリッドエンジン。2023年7月追加)
  • 2.4L-T AWD/FF(RX350に設定するガソリンエンジン)

5代目レクサスRXはスピンドルボディをコンセプトとする、全く新しい複雑な形状のスピンドルグリル一体造形のスピンドルボディ、象徴的なL字のヘッドライト、一文字のテールランプで塊感あるエクステリアを表現。

5代目RXのボディサイズを4代目RXと比較すると、全長は変わらず、全幅が25mm拡大、全高は10mm低くなり、よりワイド&ローを強調するスタイルに変更。
ホイールベースは60mm拡大して居住性が向上しています。

5代目レクサスRX「RX500h」の主要スペック(2025年2月一部改良後)
全長 4,890mm
全幅 1,920mm
全高 1,700mm
室内長 1,915mm
室内幅 1,615mm
室内高 1,205mm
ホイールベース 2,850mm
車両重量 2,100kg
最小回転半径 5.5m
最低地上高 195mm
総排気量 2.393L
エンジン最高出力 202kW(275PS)/6,000rpm
エンジン最大トルク 460Nm(46.9kgm)2,000-3,000rpm
フロントモーター最高出力 64kW(87PS)
フロントモーター最大トルク 292Nm(29.8kgm)
リヤモーター最高出力 76kW(103PS)
リヤモーター最大トルク 169Nm(17.2kgm)
WLTCモード燃費 14.3km/L
仕様燃料 無鉛プレミアムガソリン
乗車定員 5名
タイヤスペック 235/50R21

5代目レクサスRX発表前のモデルチェンジについての噂まとめ

5代目のレクサスRXが2022年11月18日に発売されました。
この5代目RXは2021年にモデルチェンジした2代目NXに次いで、パワートレインにプラグインハイブリッドを追加したことで、先進性を向上しました。

また先代RXで設定されていた3列シート仕様を廃止したことで、より広く室内空間を使えるようになっています。
モデルチェンジ時期が遅れる可能性も指摘されていた5代目RXですが、発売前に噂されていた情報と、それが実際どうなったのかをまとめました。

レクサスRXのモデルチェンジ時期が遅れるという噂もあった

5代目RXのモデルチェンジは2022年に実施されると言われる一方で、2023年以降に遅れるという噂もありました。
背景にはレクサスNXの納期長期化や当時の部品不足があり、発表しても納車までに時間がかかることから、モデルチェンジ時期を後ろ倒しにするのではないかという見方です。

当時の自動車業界では納車待ちの長期化が深刻で、レクサスではフラッグシップオフローダーのLXが4年待ちになることを発表していました。
結論としては、この噂は外れました。5代目RXは予定どおり2022年6月1日に世界初公開され、11月18日に日本で発売されています。ただし「納期が長期化する」という懸念そのものは的中しており、発売直後は抽選販売と受注枠での管理となり、RX350は一時オーダー停止に陥りました。遅れたのはモデルチェンジではなく、納車の方だったわけです。

RXのフルモデルチェンジで3列シートを廃止か パワートレインは4種類を設定してPHEVを追加する可能性も

2022年にフルモデルチェンジするRXは、4代目モデルのRX450hLに設定する3列シート仕様を廃止するという情報がありました。
RX450hLは2017年にボディを延長して追加したグレードでしたが、販売数が見込めなかったのが理由です。

また5代目RXのパワートレインは4種類あるという情報もありました。
2021年にフルモデルチェンジした2代目NXにはガソリンエンジンとハイブリッドシステム、そしてプラグインハイブリッドのPHEVが設定されており、RXにも純ガソリン、ハイブリッド、PHEVの設定が期待されていました。

この2つの予想はいずれも的中しました。5代目RXは3列シートを持たない5人乗り専用となり、パワートレインはRX350/RX350h/RX450h+/RX500hの4種類に落ち着いています。
なお、失われた3列シートSUVの役割は、2023年に北米で発表された新型車「TX」が引き継ぎました。RXのロングボディで無理に3列目を作るのではなく、専用設計の別車種を用意するという解決策です。ただしTXは日本未導入で、国内のレクサスで3列シートを求めるならLMかLXという選択になります。ここは国内ユーザーにとって空白のままです。

5代目レクサスRXのフルモデルチェンジはLF-1 Limitless(LF-1リミットレス)がヒントと言われた

5代目RXの情報がまだ少なかった頃、2018年1月にデトロイトモーターショーで公開されたコンセプトモデル「Lexus LF-1 Limitless」が、フルモデルチェンジ後のRXになるのではないかと言われていました。

次期RXの噂があったLF-1 Limitlessのフロントビュー

LF-1 Limitlessのリヤビュー

LF-1 Limitlessの内装

Lexus LF-1 Limitlessはレクサスの新しい方向性を提案するフラッグシップSUVとして登場し、最先端の自動運転技術や次世代デザインを採用、電気自動車(EV)や燃料電池(FCV)を含めた様々なパワートレインを想定していました。ボディサイズは全長5,014×全幅1,986×全高1,605mm、ホイールベース2,974mmです。

当時はレクサスのフラッグシップがセダンのLS、クーペのLC、SUVのLXという構成で、SUVの新たなフラッグシップとしてLF-1が該当することになる、と見られていました。国内の2016年累計販売数が2,845台のLXよりも、同年に17,679台を販売したRXにフラッグシップを設定する可能性は大いにあり得る、というのが当時の読みでした。

結論から言えば、この予想は外れています。LF-1 Limitlessは2018年の公開から8年が経過した2026年7月時点でも市販化されておらず、5代目RXにそのデザインが直接反映されることもありませんでした。5代目RXが選んだのはLF-1の日本刀的なシャープさではなく、グリルを面と一体化させる「スピンドルボディ」という別方向の答えです。RXがフラッグシップSUVに昇格することもなく、その座はLXが守り続けています。
外れた理由を振り返ると、LF-1がGA-L(FRベース)を前提とした構想だったのに対し、RXはGA-K(FFベース)のまま進化したという、そもそもの土台の違いが大きいと考えられます。プレミアムSUVでFR系フラッグシップという方向性は、結果としてLXやGXが担い、LF-1が想定した席は用意されなかった、というのが実態でしょう。

レクサスRXの魅力は大迫力のエクステリア

夜道を走るレクサスRX

RXの魅力は迫力のエクステリアです。かつてはトヨタのハリアーとプラットフォームが共通でしたが、4代目モデルでは全くの別車種となり、ボディサイズはひと回り大きく、近くで見ると圧倒されるほどの強烈なインパクトがあります。

レクサスの代名詞スピンドルグリルがフロントマスクを華やかに表現し、遠目からもレクサスと分かる存在感がありました。なお5代目ではグリルとボディを一体化させたスピンドルボディへ移行し、「グリルで主張する」という文法自体が過去のものになっています。

ベースグレードの価格は500万円を超え、値引きも一切しないレクサスですが、4代目の発売後1ヶ月の受注状況は目標の18倍となる9,000台を記録するなど、当時から人気の高さがうかがえました。RXは1998年の販売開始から2024年12月末までに、約95の国と地域で累計約400万台を販売しています。

豪華な内装はグレードにより13色を選択(4代目当時)

RXの豪華な素材が使われた内装

内装も豪華なのがRXの特徴で、4代目ではグレードによりファブリックシートと本革シート、セミアニリン本革シートとFスポーツ限定の本革シートの4種類が用意されていました。カラーも全13色用意され、世界中の自動車メーカーを含めトップクラスの質感を持っています。

4代目レクサスRXのインテリアカラー
グレード シート インテリアカラー
RX450hL
RX450h“versionL”
RX300“versionL”
セミアニリン 本革 ノーブルブラウン
リッチクリーム
ブラック
アイボリー
オーカー
RX450h“F SPORT”
RX300“F SPORT”
“F SPORT”専用本革 “F SPORT”専用 ブラック
“F SPORT”専用 ブラック&アクセントホワイト
“F SPORT”専用 フレアレッド
RX450h
RX300
本革(メーカーオプション) ブラック
アイボリー
オーカー
ファブリック ブラック
アイボリー

特にセミアニリン本革は、メルセデスベンツやフェラーリも採用する最高級品を贅沢に使用しているため、車両価格以上の満足度が味わえます。5代目でもセミアニリン本革シートは“version L”に受け継がれ、2025年2月の改良ではF SPORT系にホワイトの内装色が加わりました。

レクサスRXの予防安全技術も最高品質

レクサスの予防安全技術

4代目レクサスRXはレクサスの予防安全技術「レクサス セーフティシステム+」を全グレードで標準装備していました。4つの予防安全システムをパッケージングしたシステムで歩行者や対車両からの危険を予防します。

レクサス セーフティシステム+の内容(4代目当時)

  • 歩行者検知機能付きプリクラッシュセーフティシステム
  • レーダークルーズコントロール
  • レーンキーピングアシスト
  • オートマチックハイビーム

フルモデルチェンジ前は「LSに搭載されている最新技術のレクサス セーフティシステム+Aへグレードアップして全グレードに標準装備するのでは」と予想していました。この読みはおおむね当たりました。5代目RXは全車に最新世代のLexus Safety System +を標準装備し、緊急時操舵支援やドライバー異常時対応システム、フロントクロストラフィックアラートといった機能を備えています。

当時のレクサス セーフティシステム+Aの内容

  • アクティブ操舵回避支援
  • 歩行者注意喚起
  • Lexus Co Drive
  • 道路逸脱対応
  • ドライバー異常時停車支援システム
  • 上下2段式アダプティブハイビームシステム
  • フロントクロストラフィックアラート
  • ロードサインアシスト

加えて5代目では、高度運転支援技術「Lexus Teammate」のアドバンストパーク(リモート機能付)が用意され、2025年2月の改良でRX350“F SPORT”にも標準装備されました。名称こそ「+A」ではありませんでしたが、中身は当時の予想を上回る内容で実現したと言えます。

4代目レクサスRXのスペック

躍動感溢れるレクサスRXの走り

4代目レクサスRXは車重がガソリンモデルで1,900kg、ハイブリッドモデルで2,030kgを越える重量級SUVでしたが、直列4気筒2.0LガソリンターボエンジンやV型6気筒3.5Lハイブリッドエンジンの評判はとても高い評価を得ていました。

加えて燃費性能もトップレベルで、ハイブリッドモデルのRX450hでJC08モード燃費18.2km/L~18.8km/Lを達成しています。
5代目ではV6が姿を消し、最上位のRX500hでも2.4L直4ターボ+モーターという構成になりました。排気量では下がりましたが、システム出力371psは4代目RX450hの313psを大きく上回っており、ダウンサイジングと電動化で性能を引き上げるという方向転換が明確に表れています。

高級クロスオーバーSUVの先駆車 レクサスRXのモデルチェンジ遍歴

RXはトヨタが展開している高級車ブランド、レクサスが販売している大型の高級クロスオーバーSUVです。2005年には高級クロスオーバーSUVとして世界初となるハイブリッドモデルが登場しました。
なお初代と2代目は日本国内では「トヨタ・ハリアー」として販売されており、「レクサスRX」として日本へ導入されたのは3代目からです。

レクサスRX

レクサスRX初代 XU10型(1998年~2003年)

1997年末に日本でトヨタ・ハリアーとして発売され、1998年3月から北米などへレクサスRX300として輸出が始まりました。登場直後から北米市場では爆発的な人気モデルになります。搭載エンジンは3,000cc V型6気筒エンジンで、FFとAWDの設定がありました。

レクサスRX 2代目 XU30型(2003年~2009年)

2003年のモデルチェンジで登場した2代目は、当初はV型6気筒3.3Lエンジン(3MZ-FE型)を搭載する「RX330」でしたが、のちに新開発の3.5Lエンジン(2GR-FE型)へ置き換えられ、名称も「RX350」に変更されました。北米市場では変わらない人気で生産が追い付かず、2003年9月からはカナダ・オンタリオ州のTMMCでの生産も始まっています。
2005年、北米でハイブリッドモデル「RX400h」を発売。翌年2006年にはヨーロッパとアジアでも発売されました。日本ではこれもハリアーハイブリッドとして販売されています。

レクサスRX 3代目 AL10型(2009年~2015年)

日本では2009年1月19日に発表され、同日から3代目の「RX350」が販売開始。ハイブリッドモデルの「RX450h」は4月より販売を開始しました。グレード展開は「標準」「Version S」「Version L」「Version L・Air suspension」のラインナップです。9月には「RX450h」にFF仕様を追加しました。
2010年8月には2.7Lエンジンを搭載している「RX270」を追加設定。
2012年4月、マイナーチェンジを実施。「スピンドルグリル」の採用と、LEDクリアランスランプ、テールランプに「L」の文字をあしらったデザインが全グレードに標準装備されました。また、「Version S」とRX350の「Version L・Air suspension」を廃止し、スポーティグレード「F SPORT」を「RX450h」と「RX350」のAWD車に新設しました。
2014年7月、特別仕様車「Radiant Aero Style」を発売しました。

レクサスRX 4代目 AL20型(2015年~2022年)

2015年10月、フルモデルチェンジで4代目になりました。ターボ搭載車の「RX200t」、ハイブリッドシステムを搭載する「RX450h」で、「標準仕様」「F SPORT」「version L」のラインナップです。
2016年8月、仕様変更で「F SPORT」に2WDモデルの追加とボディカラーの追加も実施されました。
2017年12月、一部改良で「RX200t」を「RX300」に変更。ロングバージョンの「RX450hL」が追加設定されました。
2018年8月、レクサスブランド国内累計販売数50万台達成記念の特別仕様車「Black Sequence」を設定しました。
2019年8月にマイナーチェンジを実施。利便性の向上や安全性能の強化など。
2020年7月、一部改良で安全装備を充実。燃費性能も向上しました。
2021年6月、LEXUSに所属契約をしているプロゴルファーの松山英樹選手がメジャー初制覇し、これを記念した特別限定車「HIDEKI MATSUYAMA EDITION」を10台限定で発売。11月には特別仕様車「Black Tourer」「Elegant Tourer」を発売しました。

レクサスRX 5代目 ALA10/ALH10型(2022年~)

2022年6月1日にワールドプレミアを行い、11月18日にフルモデルチェンジした5代目を発売。「RX350」には「F SPORT」と「version L」が、「RX450h+」では「version L」のみ、「RX500h」には「F SPORT Performance」が設定されました。3列シート仕様は廃止され、5人乗り専用となっています。
2023年7月27日、一部改良を実施し、日本仕様車に2.5Lハイブリッドの「RX350h」を追加。「version L」のみの設定で、2WD(FF)とAWDを用意しました。
2025年2月27日、一部改良を実施。DRSをRX450h+/RX350hのAWD車へ設定拡大し、静粛性と乗り心地を向上。12.3インチフル液晶メーターを全車標準化し、F SPORT系に内装色ホワイトを追加しました。
2026年7月時点で、これ以降の国内向け公式発表はありません。

レクサスRXのモデルチェンジ遍歴
レクサスRXのモデル 販売年表
初代 XU10型(日本ではハリアー) 1998年~2003年
2代目 XU30型(日本ではハリアー) 2003年~2009年
3代目 AL10型 2009年~2015年
4代目 AL20型 2015年~2022年
5代目 ALA10/ALH10型 2022年~現在