レクサスNXのモデルチェンジ情報 一部改良や次期モデルについても考察
レクサスが販売するミドルサイズクロスオーバーNXのモデルチェンジ情報を紹介。 2021年に発売した2代目モデルは次世代レクサスを象徴するモデルで、パワートレインにプラグインハイブリッド(PHEV)を搭載するなど話題に。内外装やスペック、次期モデルの予想なども解説します。
レクサスNXへ新グレードOVERTRAIL(オーバートレイル)を設定する一部改良を2024年2月29日発表
ムーンデザートはオーバートレイル専用のボディカラー
オーバートレイルはアウドドア色の強い特別仕様車
オーバートレイルでしか設定されない専用インテリアカラーのモノリス
ジオレイヤーはオーバートレイル専用のオーナメントパネル
レクサスNXの一部改良が2024年2月29日に発表、同日発売。
今回の一部改良では新たなグレードのOVERTRAIL(オーバートレイル)を設定、2024年に発売するレクサスGXにも設定予定のグレードでオフロード感がたっぷりのラギッドなグレードに。オーバートレイル専用カラーのムーンデザート、専用オーナメントパネルのジオレイヤー、インテリアカラーのモノリスもオーバートレイル専用です。
レクサスNX OVERTRAIL(オーバートレイル)の装備
- 専用ボディカラー ムーンデザート
- 専用235/60R18オールテレインタイヤ
- マットブラック塗装 専用18インチアルミホイール
- マットブラック塗装 専用スピンドルグリル
- ブラック ドアウィンドゥフレームモールディング
- ブラック ルーフレール
- ブラック 専用ドアハンドル
- ブラック塗装ガーニッシュ ドアミラー
- 専用内装色モノリス
- 専用オーナメントパネル ジオレイヤー
その他モデルのボディカラーはブレージングカーネリアンコントラストレイヤリングと入れ替わりで新色のソニックカッパーを追加。
待望の12.3インチ液晶メーターの採用は見送りされる一方で、ディスプレイオーディオは9.8インチから14インチディスプレイオーディオPlusにアップデート、NX350h F SPORTとNX350 F SPORTには3眼フルLEDヘッドランプが標準化、NX450h+ version L・NX350h version L・NX250 version Lにはカラードフェンダーアーチモールを標準化するなど充実した一部改良になっています。
レクサスNX 2024年一部改良の内容
- ボディカラー ソニックカッパー追加
- 内装色ソリスホワイト(version Lに追加)
- 内装色ソリスホワイト(オーバートレイル以外に追加)
- インパネセンターボックスに充電用USB Type-Cを2個追加
- リヤアウトサイドハンドルに照明追加
- フロントガラス下の助手席側にVINナンバー追加
- Advanced Park+パーキングサポートブレーキ追加(NX350 F SPORT)
- 14インチディスプレイオーディオPlusに変更(NX350h、NX250)
- 三眼フルLEDヘッドランプ+アダプティブハイビームシステムに変更(NX350h F SPORT、NX350 F SPORT)
- フェンダーアーチモール標準化(NX450h+ version L、NX350h version L、NX250 version L)
- おくだけ充電のQi機能向上
- パノラマルーフをオプション設定(NX450h+)など
2024年レクサスNX一部改良後の販売価格は4,850,000円から7,585,000円。新たに追加された特別仕様車OVERTRAIL(オーバートレイル)の販売価格は6,506,000円から7,725,000円です。
グレード | 駆動方式 | 値段 |
---|---|---|
NX250 | 2WD(FF) | 4,850,000円~ |
AWD | 5,120,000円~ | |
NX250 version L | 2WD(FF) | 5,686,000円~ |
AWD | 5,956,000円~ | |
NX350 OVERTRAIL | AWD | 6,506,000円~ |
NX350 F SPORT | AWD | 6,306,000円~ |
NX350h | 2WD(FF) | 5,500,000円~ |
AWD | 5,770,000円~ | |
NX350h OVERTRAIL | AWD | 6,876,000円~ |
NX350h F SPORT | 2WD(FF) | 6,406,000円~ |
AWD | 6,676,000円~ | |
NX350h version L | 2WD(FF) | 6,376,000円~ |
AWD | 6,646,000円~ | |
NX450h+ OVERTRAIL | AWD | 7,725,000円~ |
NX450h+ F SPORT | AWD | 7,585,000円~ |
NX450h+ version L | AWD | 7,495,000円~ |
NXのボディカラーはオーバートレイル専用カラーのムーンデザートを含む11色
NXのボディカラーはモノトーンカラーのみで12色設定。
オーバートレイルには専用カラーのムーンデザート、Fスポーツにも専用カラーのヒートブルーコントラストレイヤリング、ホワイトノーヴァガラスフレークを設定。
ソニックカッパーとヒートブルーコントラストレイヤリング以外のボディカラーは無償カラーとなっています。
レクサスNXのボディカラー一覧
- ソニッククォーツ
- ソニックチタニウム
- ソニッククロム
- ブラック
- グラファイトブラックガラスフレーク
- マダーレッド
- ソニックカッパー(165,000円高)
- テレーンカーキマイカメタリック
- セレスティアルブルーガラスフレーク
- ホワイトノーヴァガラスフレーク(Fスポーツ専用カラー)
- ムーンデザート(オーバートレイル専用カラー)
- ヒートブルーコントラストレイヤリング(Fスポーツ専用カラー、165,000円高)
ソニッククォーツ
ソニックチタニウム
ソニッククロム
ブラック
グラファイトブラックガラスフレーク
マダーレッド
ソニックカッパー(165,000円高)
テレーンカーキマイカメタリック
セレスティアルブルーガラスフレーク
ホワイトノーヴァガラスフレーク(Fスポーツ専用カラー)
ムーンデザート(オーバートレイル専用カラー)
ヒートブルーコントラストレイヤリング(Fスポーツ専用カラー、165,000円高)
NXがフルモデルチェンジ後初めての一部改良を2023年3月に実施 カラー配色や車両剛性向上など
インテリアのカラーリングを刷新し華やかになった新型NX
NXが2021年のフルモデルチェンジから初めてになる一部改良を2023年3月1日に実施。
改良内容はインテリアカラーの配色見直し、パノラミックビューモニターや予防安全装備の標準化なども盛り込んだ、商品力の向上です。
走行面ではサスペンションを最適なセッティングに見直すことで乗り心地がより改善され、空力バランスの調整・車両剛性の向上で安定感も増しています。
2023年レクサスNX一部改良の内容
- パノラミックビューモニター標準化
- パーキングサポートブレーキなど予防安全装備の標準化
- 一部装備オプション化
- 前後録画機能デジタルインナーミラーオプション設定
- サスペンション調整
- 車両剛性向上
- インテリアカラーの刷新 配色の見直しなど
レクサス新型NXが2021年10月7日発売 進化したスピンドルグリルやパワートレインにPHEVを採用
レクサス初のPHEVを設定する2代目の新型レクサスNX
新型NXは「次世代LEXUS」の第一弾として2021年10月7日に発売。バックドアに配置していたL字のロゴを刷新して「LEXUS」のバッヂに置き換えたことで、新世代レクサスの覚悟と意気込みが伝わってきます。
新型NXのボディサイズは先代モデルと比較すると、全長+20mm、全幅+20mm、全高+15mm、ホイールベース+30mmで若干サイズアップしています。特にホイールベースの延長により室内空間は広くとられていて、快適さが向上しています。
全長 | 4,660mm |
---|---|
全幅 | 1,865mm |
全高 | 1,640mm |
ホイールベース | 2,690mm |
エンジン | 2.5L 直列4気筒プラグインハイブリッドシステム(PHEV) |
2.5L 直列4気筒ハイブリッドシステム | |
2.5L 直列4気筒自然吸気 | |
2.4L 直列4気筒ターボ | |
タイヤサイズ | 235/50R20 |
235/60R18 |
新型NXは4種類のエンジンを軸に、2WD(FF)とAWDの駆動方式により6種類のパワートレインが用意されているのも特徴です。次世代レクサスを象徴するPHEVを初めて設定したのも大きなトピックです。
18.1kWhのPHEVはクラストップレベルの走行距離を可能にした、RAV4 PHVと同じ実用的な仕様ということで期待できます。
ガソリンエンジンモデルにはシームレスな加速を実現するダイレクトシフト8AT(Direct Shift-8AT)を採用。ガソリンエンジンのAWD駆動のモデルには電子制御フルタイムAWDを採用して、パワフルな運動性能を可能にしています。
グレード構成は標準グレード、Fスポーツ、バージョンLで、Iパッケージは廃止されました。
2021年レクサス新型NXの6種類のパワートレイン
- 2.5L PHEV E-Four(A25A-FXSエンジンとTHS2プラグインシステムとリヤモーター)
- 2.5L HEV E-Four(A25A-FXSエンジンとTHS2ハイブリッドシステムとリヤモーター)
- 2.5L HEV FF(A25A-FXSエンジンとTHS2ハイブリッドシステム)
- 2.4L-T AWD(新開発T24A-FTSエンジン)
- 2.5L AWD(A25A-FKSエンジン)
- 2.5L FF(A25A-FKSエンジン)
新型NXのエクステリアはキープコンセプトですが、生命線とも言えるスピンドルグリルのデザインに縦縞パターンが追加されているのに注目です。リヤコンビネーションランプも、レクサスUXやトヨタハリアーと同じように、一文字のデザインを採用。
インテリアの注目装備は高解像度の14インチ大型ワイドタッチディスプレイの採用です。車載DCMを活用して交通情報など様々な便利機能を使う事が出来るのも特徴で、新型NXでは新たにWebブラウザ機能を追加したことで、気になるニュースなどを即座に調べることも可能に。
レクサス初の新機能として、スマートフォンがキーになるデジタルキーを採用することや、e-ラッチシステムというドアハンドルの開閉を電気制御するシステムを搭載。
新型NXの先行予約は2021年8月19日から開始していて、10月7日に正式発表して発売。
新型NXのワールドプレミアを2021年6月12日からオンラインで発表
新型NXのワールドプレミア予告と同時に発表されたディザーイメージ
レクサスNXの新型モデルを2021年6月12日午後12時からワールドプレミアするとレクサス公式から発表されました。NXは2021年にフルモデルチェンジすると言われていて、発表時期としては適切だと言われています。
「新世代レクサスの幕開けへ。」というキャッチコピーとともにツイッターにも画像が投稿されています。
新型レクサスNXのグレードはNX250、NX350、NX350h、NX450h+の4種類がラインナップすると言われています。レクサスマークもロゴから「LEXUS」の文字列に変更されるなど、楽しみなモデルになるでしょう。
レクサス新型「NX」に特別仕様車「Carfted Edition」を豪州で発売
レクサス新型「NX」に特別仕様車「Carfted Edition」が豪州で登場
レクサスは豪州において、レクサスのサブコンパクトSUVモデルの新型「NX」をベースに、ブラックのアクセントを随所に施した特別仕様車「NX Crafted Edition」を発売しました。
ガソリンモデルの「NX300」と、HVモデルの「NX300h」の2WDとAWDの両方に設定可能となっていて、ブラックのアクセントをフロントグリルやサイドミラーキャップに施し、18インチのアルミホイールはダブル5スポークタイプでメカニカル加工が施され、鮮やかで目を引くデザインになっています。
インテリアはブラックで落ち着いた印象で、以下が標準装備されています。また、販売価格は約4,650,000円からとなっています。
レクサス「NX Crafted Edition」の標準装備
- サテライトナビゲーション
- 10スピーカーオーディオシステム
- タイヤ空気圧センサー
- 電動テールゲート
- キーレスエントリー
- イルミネーション付きスカッフプレート
- 360度アラウンドビューモニター
レクサス「NX Crafted Edition」に標準装備されるLexus Safety System+
- アクティブクルーズコントロール
- 車線逸脱警報システム
- 自動緊急ブレーキ
- ブラインドスポットモニター
- リヤクロストラフィックアラート
- アダプティブLEDヘッドライト
レクサス新型「NX」フルモデルチェンジの新情報入手!刷新されたシャシーとエンジンで生まれ変わる!
2019年5月に一部改良されたレクサスNXがどうフルモデルチェンジで生まれ変わるか!?
2019年5月6日に後期型に一部改良が行われたレクサス「NX」は、2021年にフルモデルチェンジを控えています。
デトロイトモーターショー2018で発表されたコンセプトカー「Lexus LF-1 Limitless」が新型「NX」のヒントになっている
どのようなエクステリアになるのか気になるところですが、デトロイトモーターショー2018で発表されたコンセプトカー「Lexus LF-1 Limitless」がヒントになると予想できます。
フラッグシップ・クロスオーバーでありながら、先進技術の自動運転と電気自動車、贅沢さやラグジュアリーを提案するコンセプトカーです。
デトロイトモーターショー2018で発表されたコンセプトカー「Lexus LF-1 Limitless」がどのように新型「NX」に反映されるのか
直接的に「NX」をほのめかすコンセプトではありませんが、薄型でシャープなヘッドライトや、目をひくスピンドルグリル、低重心の増したスタイリングなどは、新しい「NX」が影響を受けるであろうポイントが多々見受けられます。
これまで採用されていたシャシーよりも軽く、さらに曲げやねじりに強くなる上、ドライビングや安全性のアップ、室内空間もより広くなるなど、価値のある変更点ばかりです。
エンジンはレクサスESやRAV4にすでに採用されている、新世代2.5L直噴ガソリンエンジン「ダイナミックフォースエンジン」を搭載、さらに、新開発されたHVシステムの「THS 2」を合わせたハイブリッドモデルも設定されるでしょう。
トランスミッションは8速AT、4WDでは性能がアップしたダイナミックコントロールAWDとE-Fourが搭載されます。
また、レクサス全車に予防安全パッケージの「Lexus Safety System +」が標準装備されていますので、新型「NX」にも搭載されるのは明らかですが、「Lexus Safety System +」は2019年4月に機能が追加されています。
現在、レクサスLSに搭載されているのはより機能が充実した「Lexus Safety System +A」ですが、新型「NX」に搭載される安全予防パッケージにも、いくつか新機能が追加されることを心待ちにしたいと思います。
レクサス初のコンパクトクロスオーバーSUV レクサスNXのモデルチェンジ遍歴
NXはトヨタが展開している高級ブランドのレクサスが販売しているコンパクトクロスオーバーSUVです。「Premium Urban Sport Gear」をコンセプトに開発されました。モデル名に使われる「t」はターボ、「h」はハイブリッド。「h+」はプラグインハイブリッドを意味します。
レクサスNX 初代 AZ10型/2014年~2021年
2014年7月、レクサスNXの販売が開始されました。「NX200t」と「NX300h」が設定され、「標準仕様」「I Package」「F SPORT」「version L」の仕様が各グレードに設定されました。
2015年ボディカラーの設定を変更。
2016年8月、一部改良でボディカラーの変更と、インテリアカラーの「F SPORT専用ブラック」を変更。全車LTE通信に対応しました。11月には特別仕様車「Urban Style」を発売。
2017年9月、マイナーチェンジで全長を拡大し、フェイスマスクを変更。全車標準装備でパワーバックドアが設定され、「F SPORT」と「version L」に「ハンズフリーパワーバックドア」を標準昭美しました。また、2.0Lターボエンジン搭載車「NX200t」のモデル名を「NX300」に変更しました。
2018年8月、一部改良と特別仕様車「Black Sequence」を発売。
2019年4月、一部改良で予防安全パッケージを強化。「アクティブコーナリングアシスト」を全車に標準装備しました。
2020年1月、特別仕様車「Bronze Edition」を発売。7月には一部改良と共に、特別仕様車「Spice&Chic」「Cool& Bright」を発売。
レクサスNX 2代目 AZ20型/2021年~
2021年11月、フルモデルチェンジで2代目になります。次世代LEXUSの第一弾モデルとして、走行性能やデザイン、先進技術を前面刷新しています。レクサス初となるプラグインハイブリッドモデルの「NX450h+」、ガソリンモデルの「NX250」「NX350」、ハイブリッドモデルの「NX350h」のラインナップです。
2023年3月、一部改良でボディ剛性を向上。インテリアではカラー配色を刷新。安全面も強化されました。
2024年2月、一部改良でボディ剛性強化や足回りにチューニングを施しました。静粛性と走行性能が向上していると共に、新グレードとして「OVERTRAIL」を追加しました。
レクサスNXのモデル | 販売年表 |
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初代 AZ10型 | 2014年~2021年 |
2代目 AZ20型 | 2021年~ |