レクサスESのモデルチェンジ

レクサスESがフルモデルチェンジで2026年6月11日発売:デザイン・ボディカラー・グレード・価格など

8代目レクサスESは何が変わったのか。今回のモデルチェンジで追加されたBEVや新開発プラットフォーム、デザインの進化点を旧モデルと比較しながら、変更点をわかりやすく整理して紹介します。

レクサスESのモデルチェンジ最新情報:変更点と新装備を解説

レクサスの基幹セダン「ES」が、2026年6月11日に8代目へとフルモデルチェンジを果たしました。歴代モデルチェンジで磨かれてきた静粛性と快適性を継承しつつ、ESとして初のバッテリーEV(BEV)を設定し、次世代電動車ラインアップの先陣を切るモデルへと生まれ変わっています。本記事では、新型ESの発売概要から歴史、エクステリア・インテリア・走行性能・安全性能までを、最新情報をもとに詳しく解説します。

レクサス新型「ES」発売、初のBEV設定と全面刷新で新世代電動セダンへ

レクサス新型ES

レクサスは2026年6月11日、グローバル基幹モデルであるセダン「ES」を全面刷新し、全国のレクサス店を通じて発売しました。8代目となる新型ESは、「DISCOVER CONFIDENCE」を開発テーマに掲げ、レクサスの次世代電動車ラインアップの先陣を切るモデルとして、伝統的な静粛性と乗り心地を磨き上げるとともに、最新の電動化技術による大幅な進化を遂げています。今回のフルモデルチェンジにおける最大の注目点は、従来のハイブリッド車(HEV)に加え、ESとして史上初となるバッテリーEV(BEV)が新たにラインアップされたことです。

デザイン面では、次世代BEVのデザインテーマ「Provocative Simplicity」に着想を得た、クリーンで流麗なプロポーションを実現しています。フロントフェイスには電動化の未来を新解釈した「スピンドルボディ」を採用し、セダンとしてのエレガントさを深化させました。インテリアは「モダンリビング」のような空間を目指し、人の操作をさりげなく支える世界初の「レスポンシブヒドゥンスイッチ」や、昼夜で表情を変える「バンブーレイヤリング(面発光)」などの最新技術をレクサスとして初採用しています。また、後席の快適性を極めた新パッケージ「Rr Comfort package」がBEVモデルのES350eに設定され、リクライニングやオットマンなどによる上質な移動体験を提供します。

走行性能においては、専用開発されたTNGAプラットフォーム(GA-K)の採用と徹底した体幹強化により、ドライバーの意図に忠実で安定感のある走りを実現しました。BEVモデルには、前後に駆動モーターを配置し、4輪の駆動力を緻密に制御するAWDシステム「DIRECT4」を搭載したES500eを設定し、高次元の操縦安定性とフラットな乗り心地を両立しています。安全装備についても、進化した予防安全技術「Lexus Safety System +」や、渋滞時の運転支援・リモート駐車を可能にする「Lexus Teammate」を積極的に採用し、全方位での安心・安全が図られています。

ラインアップと価格については、2.5Lハイブリッドシステムを搭載する「ES350h」、前輪駆動BEVの「ES350e」、4輪駆動BEVの「ES500e」の3つのパワートレーンが用意されました。メーカー希望小売価格は7,900,000円から9,200,000円(税込)となっており、多様な電動車の選択肢を提供することで、カーボンニュートラル社会の実現と新たなラグジュアリー体験の両立を目指しています。

レクサス「ES」の歩み、ブランドを支え続ける「エグゼクティブ・セダン」の軌跡

レクサス新型ES

レクサス「ES」は、1989年のブランド創設当初からフラッグシップセダンの「LS」と共にラインアップされている、レクサスの歴史を支えるグローバル基幹モデルです。車名は「Executive Sedan(エグゼクティブ・セダン)」の頭文字に由来しており、上質な乗り心地と静粛性、そして広い室内空間を兼ね備えたセダンとして、これまでに世界80以上の国と地域で販売されてきました。

北米での誕生と「ウィンダム」としての日本時代

1989年1月、デトロイトで開催された北米国際オートショーで、レクサスブランドの立ち上げと同時に初代「ES250」が発表されました。ブランド発足時にLSの1車種のみとなることを避けるため、営業的な見地からエントリーモデルとしての役割を担って登場したのが始まりです。この初代モデルは「トヨタ・カムリプロミネント」をベースに細部をモディファイして開発されました。その後、1991年に登場した2代目から2001年発売の4代目までは、日本国内においてはトヨタブランドの高級セダン「ウィンダム」として販売され、レクサスブランドを支える重要な一翼を担い続けました。

グローバル最量販モデルへの成長と日本初導入

2006年に登場した5代目、および2012年の6代目は、左ハンドル仕様のみの設計となったことなどから、日本国内での販売は見送られ、北米や中国を中心とした海外市場専用モデルとなっていました。この期間、ESは「RX」と並ぶレクサスの最量販車種へと成長し、特に北米市場では長期にわたって基幹車種としての地位を確立しました。そして2018年、7代目モデルの登場とともに、日本市場でも初めて「レクサス・ES」として導入されることになりました。

次世代レクサスの幕開けを象徴する最新世代へ

新たなレクサスを体現する8代目ES

2025年上海モーターショーで8代目レクサスESを世界初公開

2026年6月、ESは8代目となる新型モデルへとフルモデルチェンジを果たしました。この最新モデルは、レクサスが次世代に向けて掲げる「“DISCOVER” ―誰の真似もしない―」というブランドメッセージのもと、電動化ラインアップの先陣を切るモデルとして全面刷新されました。歴代のモデルチェンジで継承してきた静粛性や快適性という伝統的な価値を再定義しながら、レクサスの新たなデザインと技術を体現する次世代セダンとして、その歴史をさらに深化させています。

伝統のエレガンスを深化、電動化時代の美しさを体現した新型「ES」のエクステリア

レクサス新型ES

2026年6月にフルモデルチェンジを果たしたレクサス新型「ES」は、次世代BEVのデザインテーマ「Provocative Simplicity(挑発的なシンプルさ)」に着想を得た、クリーンで流麗なプロポーションを実現しています。デザインコンセプトに「Clean Tech × Elegance」を掲げ、歴代ESが築いてきたセダンとしての気品を磨き上げるとともに、機能的価値と情緒的価値を高い次元で融合させました。床下へのバッテリー搭載と室内の居住性を両立させる全高をベースにしながら、セダンが最も美しく見えるプロポーションが追求されています。

レクサス新型ES

レクサス新型ES

レクサス新型ES

レクサス新型ES

レクサス新型ES

電動化の未来を象徴する「スピンドルボディ」と独創的なフロントフェイス

レクサス新型ES

新型ESのフロントフェイスには、レクサスの電動化の未来を新解釈した「スピンドルボディ」が採用されました。正面の造形に加え、フード面からバンパーコーナーへと連続する平面形状でエッジの効いたスピンドルを表現しています。低いノーズから始まるボディラインと、セダンらしい水平軸のフェンダーとの高低差により、大胆で低く構えた独創的なイメージを構築しました。

また、次世代レクサスのデザインアイコンとして「ツインLシグネチャーランプ」を新たに採用しています。これは内向きのデイタイムランニングランプと外向きのターンランプを組み合わせたもので、独自性を際立たせるとともに視覚的な機能性も高めています。なお、ハイブリッドモデル(HEV)では冷却性能を確保するため、アッパー部に薄型のグリルを備える専用設計となっています。

低重心で躍動感あふれるサイドプロポーションと流麗なリヤフォルム

レクサス新型ES

サイドビューは、全高の高さを感じさせない引き締まった印象を与える「平面立体嵌合」により、低重心で躍動感のあるプロポーションを実現しています。タイヤ位置を1mm単位で調整し、張り出したショルダー部やトランクレスな印象を与えるワンモーションシルエットによって、力強いスタンスが表現されました。また、縦横に大きく取られたサイドガラスも、ESならではの個性を引き立てています。

レクサス新型ES

レクサス新型ES

リヤフォルムは、リヤタイヤからトランクエンドへと抜ける塊の動きにより、ESらしい流麗さを表現しています。ボディ後方の傾斜角やバンパー平面の絞り込みを最適化することで、走りの良さを想起させるスタンスを実現すると同時に、空力性能を向上させ燃費・電費性能にも貢献しています。リヤコンビネーションランプには、発光するLEXUSロゴと一体化した一文字の「リヤLシグネチャーランプ」を採用し、ワイドで安定感のある後ろ姿を演出しています。

デザインと機能を両立した足回りと開放的なルーフ

レクサス新型ES

足回りには、静粛性と乗り心地をさらに高めるために新開発された「ES専用タイヤ」が装着されています。ホイールは、セダンにふさわしい質感の19インチアルミホイールに加え、BEVモデルにはダイナミックな2重構成の21インチアルミホイールや、軽量で重層的なマルチスポーク造形の21インチアルミホイールが設定されました。一部のホイールには、空力性能を高めつつブレーキ冷却機能も備えた独自の「エアロホイールカバー」が組み合わされています。

屋根部分には、広いガラス開口面積を持つ「パノラミックルーフ(チルト&アウタースライド方式)」を採用しました。これは開放感とゆとりある頭上空間を提供するだけでなく、速度可変制御による滑らかな開閉動作によってESならではの上質さを表現しています。

彩り豊かな全7色のボディカラーバリエーション

新型ESのボディカラーには、車両の造形を美しく引き立てる全7色がラインアップされています。

  • レクサス新型ESのボディカラー・ホワイトノーヴァガラスフレーク〈083〉
  • レクサス新型ESのボディカラー・ソニックチタニウム〈1J7〉
  • レクサス新型ESのボディカラー・ソニッククロム〈1L1〉
  • レクサス新型ESのボディカラー・ソニックイリジウム〈1L2〉
  • レクサス新型ESのボディカラー・ソウ〈1M9〉
  • レクサス新型ESのボディカラー・グラファイトブラックガラスフレーク〈223〉
  • レクサス新型ESのボディカラー・ソニックカッパー〈4Y5〉
  • ホワイトノーヴァガラスフレーク〈083〉
  • ソニックチタニウム〈1J7〉
  • ソニッククロム〈1L1〉
  • ソニックイリジウム〈1L2〉
  • ソウ(蒼)〈1M9〉
  • グラファイトブラックガラスフレーク〈223〉
  • ソニックカッパー〈4Y5〉(メーカーオプション)

特に新規設定色の「ソウ(蒼)〈1M9〉」は、BEVのクリーンなイメージを表現したカラーで、ハイライトにブルーエフェクトが現れるソリッドライクな質感が特徴です。また、力強い金属質感を持つ「ソニックカッパー」は有償のメーカーオプションとして用意されています。

“モダンリビング”を体現、最新技術と日本の美意識が融合した新型「ES」のインテリア

レクサス新型ES

2026年6月に登場したレクサス新型「ES」のインテリアは、「DISCOVER CONFIDENCE」をテーマに、移動の体験価値を追求した“モダンリビング”のような空間へと進化を遂げました。デザインコンセプトには「Clean Tech × Elegance」を掲げ、歴代モデルが培ってきたエレガントさを磨き上げつつ、視界の良い開放的なアッパー部と人を包み込むようなロア部を組み合わせた、シンプルかつクリーンな室内空間を創出しています。先進テクノロジーを内装に溶け込ませることで、機能性と情緒的価値が高い次元で融合されています。

  • レクサス新型ESのインテリアカラー・セミアニリン本革/ホワイト
  • レクサス新型ESのインテリアカラー・セミアニリン本革/ブラック
  • レクサス新型ESのインテリアカラー・セミアニリン本革/ヘーゼル

世界初の「レスポンシブヒドゥンスイッチ」と直感的なコックピット

新型ESの最も象徴的な技術の一つが、世界初採用となる「レスポンシブヒドゥンスイッチ」です。これは物理スイッチをステアリングやインストルメントパネルと同化させたもので、手をかざすことで機能アイコンが点灯し、必要なスイッチが浮かび上がるという新しい体験を提供します。静電タッチパネルのようなスッキリとした見た目ながら、押した際のクリック感をしっかりと体感することができ、日本の「おもてなしの心」をテクノロジーで表現しています。

ドライバーの正面には、新開発の平面メーターを採用した12.3インチTFT液晶メーターと、奥行き感があり目の負担を軽減する「斜め表示」を採用したカラーヘッドアップディスプレイが配置されています。センターには14インチの大型ディスプレイオーディオを備え、ウィジェットによるカスタマイズやクイックコントロールにより、走行中でも直感的な操作が可能です。また、一方向操作方式のエレクトロシフトマチックを採用し、すっきりとしたコックピットデザインを実現しています。

昼夜で表情を変える「バンブーレイヤリング」と彩り豊かなイルミネーション

レクサス新型ES

室内を彩るオーナメント加飾には、レクサス初となる「バンブーレイヤリング(面発光)」が導入されました(“version L”および“Rr Comfort package”に標準装備)。昼は質感豊かな竹の表情を見せ、夜は面発光技術によって素材の裏側から柔らかい光が透過するという二面性を持っており、空間に温かみと奥行きを与えます。

さらに、「インテリアイルミパッケージ」は、美しい自然現象から着想した14色のテーマカラーや50色のカスタムカラーに加え、時間とともに色が変化するダイナミックカラーなど、6つの世界観を演出します。メーターサイドやドアスピーカー、足元など、室内各所にのびやかなシルエットの照明が配され、乗員を優しく包み込みます。パワースイッチをONにするたびに起動するイルミネーション演出も、走りへの高揚感を高めるおもてなしの一つです。

後席を「特等席」に変える新設定の“Rr Comfort package”

バッテリーEV(BEV)モデルのES350eには、後席の快適性を極限まで高めた「Rr Comfort package」が新たに設定されました。このパッケージでは、快適な膝角度で脚を伸ばせる電動オットマンやリクライニング機能、助手席の前倒し機能が装備され、セダンならではの広い室内を最大限に活用した上質な移動体験を提供します。

また、後席左右にはシートバックおよびシートクッション内の空気袋によって心身をリフレッシュさせる「リフレッシュシート」機能を搭載。3席独立温度調整オートエアコンや、充電用USB Type-Cを備えた後席アームレスト内のコントロールパネルにより、どの席に座っても自分好みの快適な環境を作り出すことができます。

快適なドライビングを支える最新装備とサウンド

フロントシートは、骨盤と肩甲骨を支える分割構造を採用し、ドライバーがクルマの挙動を正確に把握できる理想的な運転姿勢をサポートします。また、モーターの作動速度を最適化することで、シート調整時の動き出しや停止もじんわりと滑らかに行えるよう質感にこだわっています。冬場の快適性を高めるため、運転席・助手席の膝元をこたつのように素早く暖める「輻射ヒーター」も採用されました。

音響面では、パワースイッチON時のオープニングや各種警告音に、耳へのやさしさと認知しやすさを両立した「レクサスコミュニケーションサウンド」を新規開発。さらに、ソフトウェアプラットフォーム「Arene(アリーン)」の活用により、購入後もソフトウェアアップデートを通じて機能が継続的に進化するSDVとしての側面も備えています。

次世代の走りを具現化、電動化技術と体幹強化がもたらす新型「ES」の走行性能

レクサス新型ES

2026年6月にフルモデルチェンジを果たしたレクサス新型「ES」は、レクサス独自の乗り味である「Lexus Driving Signature」をさらなる高みへと引き上げました。開発テーマ「DISCOVER CONFIDENCE」のもと、すべての乗員にリビングで過ごすような快適な時間を提供することを目指し、徹底的な体幹強化と電動化技術の活用によって、ドライバーの意図に忠実で安定感のある走りを実現しています。特に、初のバッテリーEV(BEV)の設定に合わせ、プラットフォームからパワートレーンまでを一新したことで、従来のセダンの枠を超えた新しいドライビング体験を提示しています。

徹底した「体幹」の強化と専用プラットフォームの採用

レクサス新型ES

新型ESは、専用開発されたTNGAプラットフォーム(GA-K)を採用し、BEVとハイブリッド車(HEV)の両パワートレーンに最適化された骨格を実現しました。走行性能の土台となるボディ剛性を徹底的に磨き上げ、短ピッチスポット溶接や構造用接着剤の適材適所への採用、フロントおよびリヤエンドの剛性強化を実施しています。特に、フロントピラーインナーの一部品化やリヤ環状構造の採用により、骨格振動を低減し、路面の細かな凹凸を伝わりにくくすることで、すっきりとした乗り味と優れた操舵応答性を両立しました。また、BEVでは電池保護部材を剛性部材として活用し、HEVには専用の補強を施すことで、どちらのパワートレーンでもレクサスらしい一貫した乗り味を実現しています。

  • レクサス新型ESの剛性
  • レクサス新型ESの剛性
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多彩な電動パワートレーンと革新の四輪駆動力制御「DIRECT4」

レクサス新型ES

レクサス新型ES

パワートレーンは、効率を突き詰めたハイブリッドと、力強い走りのBEVが用意されています。

  • ES350h(HEV):新開発の2.5L直列4気筒ハイブリッドシステムを採用し、小型・軽量化と低損失化を図りました。システム最高出力182kW(248PS)を発揮し、前輪駆動(FWD)に加え、後輪をモーターで駆動する「E-Four(電気式4輪駆動方式)」も設定されています。
  • ES350e/ES500e(BEV):モーター、トランスアクスル、インバーターを一体化した「eAxle」を搭載しています。FWDのES350eに対し、4輪駆動のES500eはフロント167kW、リヤ88kWのモーターを搭載し、システム最高出力252kW(342PS)、0-100km/h加速5.5秒という圧倒的な動力性能を誇ります。

さらにES500eには、4輪の駆動力を緻密に制御するAWDシステム「DIRECT4」が採用されました。発進・直進加速時の車両ピッチング抑制や、コーナリング時の接地荷重に応じた最適なトルク配分により、フラットな乗り心地と、狙い通りのラインをトレースできる上質なコントロール性を提供します。

AIと後輪操舵がもたらす高度な操縦安定性

レクサス新型ES

足回りには、フロントにマクファーソンストラット式、リヤには歴代ES初となるマルチリンク式サスペンションを採用しました。

  • NAVI・AI-AVS:人工知能(LSTM)を活用して路面状態を推定し、減衰力を自動で調整するリニアソレノイド式AVSを採用。凹凸のある路面での快適な乗り心地と、旋回時のフラットな安定感を高い次元で両立しています。
  • ダイナミックリヤステアリング(DRS):車速に応じて後輪を最大4度転舵させる後輪操舵システムを搭載(“version L”等に標準)。低速域での取り回しの良さと、高速域での軽快なハンドリング、優れた車両安定性を実現しました。

五感を刺激する「インタラクティブマニュアルドライブ」

ES500eには、BEVの走りに操る楽しさを加える「インタラクティブマニュアルドライブ」が新たに採用されました。これは仮想の8速トランスミッションと仮想パワーターゲットを持ち、パドルシフト操作によって小気味よい変速フィールを体験できる機能です。加速・減速に連動してスピーカーから出力される専用のサウンドや、タコメーターを模した「シフトガイドメーター」により、ドライバーはBEVでありながらクルマとの深い対話を堪能することができます。

極限まで突き詰められた静粛性と空力性能

歴代ESの象徴である静粛性もさらなる進化を遂げました。高遮音ドアガラスの採用やドアミラー形状の最適化に加え、吸音材・遮音材・制振材の配置を部位ごとにチューニングすることで、自然でバランスの取れた音響空間を創出しています。また、空力性能においては、フロントバンパーのポンツーン形状や床下のフルカバー化(BEV)、独自のエアロホイールカバーなどの採用により、空気抵抗を低減しつつ、走行時の接地感や直進安定性を向上させています。

交通事故死傷者ゼロを目指す「人間中心」の思想、新型「ES」が提示する先進安全性能の全貌

レクサス新型ES

2026年6月に発売されたレクサス新型「ES」は、モビリティ社会の究極の願いである「交通事故死傷者ゼロ」を掲げ、最新の先進安全技術を惜しみなく投入しています。新型ESでは、人間中心の考え方に基づき、より広く、より遠くまで対象物を認識できる次世代の「Lexus Safety System +」を全車に採用しました。一般道などの複雑な環境下でも継続的な運転支援を提供できるよう、センサーの利用可能範囲を大幅に拡大することで、安心感の向上と運転負荷の低減を高い次元で両立させています。

事故シーンを先読みして回避を支援する「Lexus Safety System +」の進化

レクサス新型ES

新型ESに搭載された予防安全パッケージ「Lexus Safety System +」は、ミリ波レーダーと単眼カメラの改良により、検知性能を飛躍的に高めています。

  • プリクラッシュセーフティ(PCS):交差点での出会い頭の車両や、右左折時に横断する歩行者・自転車を検知する機能を追加し、より広い車速域で衝突回避を支援します。さらに、ドライバーの回避操舵をきっかけに車線内での操舵をアシストする「緊急時操舵支援」も備えています。
  • プロアクティブドライビングアシスト(PDA):「歩行者の横断」や「飛び出しの可能性」といったリスクをシステムが先読みし、危険に近づきすぎないようにステアリングやブレーキ操作をさりげなくサポートします。また、先行車やカーブに対する減速支援も行い、日常的な運転シーンでの安心感を高めています。
  • レーダークルーズコントロール(全車速追従機能付):単眼カメラの検知範囲拡大により、割り込み車などの認識性能が向上しました。ウインカー操作と連動した予備加速・減速や、カーブ速度抑制機能により、スムーズな高速走行を支えます。

渋滞から駐車までを自動で支援する「Lexus Teammate」

レクサス新型ES

高度運転支援技術「Lexus Teammate」の採用により、特定の走行シーンにおけるドライバーの負担を大幅に軽減しています。

  • Advanced Drive(渋滞時支援):高速道路等での渋滞時(0-40km/h)、ドライバーが周囲を監視しているなど一定の条件を満たせば、システムが認知・判断・操作を支援し、ハンズオフ走行を可能にします。
  • Advanced Park(リモート機能付):カメラと超音波センサーを融合し、並列駐車や縦列駐車の全操作を車両が支援します。さらに、専用アプリ「Remote Park」をインストールしたスマートフォンを操作することで、車外から遠隔で駐車・出庫ができるリモート機能も搭載されました。

ドライバーの異変や周囲の死角を徹底的に見守る安全装備

レクサス新型ES

新型ESは、走行中だけでなく停車中や降車時まで、全方位での安全確保にこだわっています。

  • ドライバーモニター/ドライバー異常時対応システム:ドライバーの状態を常時確認し、脇見や居眠りの兆候があれば注意喚起を行います。また、走行中にドライバーの無操作状態が続いた場合は、車線内に停車し、ハザードや救命要請を自動で行うことで事故の被害を最小限に抑えます。
  • 安心降車アシスト(SEA):降車時、ブラインドスポットモニターのセンサーを用いて後方からの自転車や車両を検知し、衝突の恐れがある場合にはドアオープンを制御して注意を促します。
  • パノラミックビューモニター(3Dビュー付):車両を透かしたような視点で周囲を確認できる機能を備え、目視しにくい死角の安全確認を強力にサポートします。
  • ドライブレコーダー(全周囲):車両に備え付けのカメラを流用し、前後左右360度を常時録画します。BEVモデルでは、車両電源OFF後も最大2時間の録画を行う「駐車中常時録画」も設定されています。

ソフトウェアアップデートにより「進化し続ける安全」

新型ESは、ソフトウェアプラットフォーム「Arene(アリーン)」の活用により、購入後も機能が進化するSDV(Software Defined Vehicle)としての側面を持っています。無線通信(OTA)を通じて「Lexus Safety System +」などの安全ソフトウェアを最新の状態に更新することが可能で、常に世界トップレベルの安全性能を維持し続けることができます。

レクサス新型「ES」のラインアップと主要諸元:BEVとHEV、選べる次世代の選択肢

レクサス新型ES

2026年6月11日に発売された8代目となるレクサス新型「ES」は、レクサスの次世代電動車ラインアップの先陣を切るモデルとして全面刷新されました。今回のフルモデルチェンジでは、歴代初となるバッテリーEV(BEV)が新たにラインアップに加わり、進化したハイブリッド(HEV)とともに、ユーザーの多様なニーズに応えるマルチパスウェイの選択肢を提供しています。新型ESは、全長5.1mを超える流麗なプロポーションと、広い室内空間を両立させ、ラグジュアリーセダンとしての価値をさらに高めています。

グレード一覧とメーカー希望小売価格

新型ESは、2.5Lハイブリッドシステムを搭載する「ES350h」、前輪駆動(FWD)BEVの「ES350e」、4輪駆動BEVの「ES500e」の3つのパワートレーンを軸に、全7種類のパッケージが用意されています。

モデル パッケージ エンジン / パワーユニット 駆動方式 価格(10%税込)
ES350h (標準仕様) 2.5L 直列4気筒ハイブリッド FWD 7,900,000円
ES350h (標準仕様) 2.5L 直列4気筒ハイブリッド AWD(E-Four) 8,100,000円
ES350e (標準仕様) BEVシステム FWD 7,900,000円
ES350e “version L” BEVシステム FWD 8,800,000円
ES350e “Rr Comfort package” BEVシステム FWD 9,200,000円
ES500e (標準仕様) BEVシステム AWD(DIRECT4) 8,300,000円
ES500e “version L” BEVシステム AWD(DIRECT4) 9,200,000円

主要諸元とパフォーマンス

専用開発されたTNGAプラットフォーム(GA-K)を採用し、BEVとHEVの両パワートレーンに最適化された骨格を実現しています。特にBEVモデルは、一充電で600kmを超える航続距離と、強力な加速性能を両立しています。

項目 ES350h ES350e ES500e
全長 5,140mm 5,140mm 5,140mm
全幅 1,920mm 1,920mm 1,920mm
全高 1,555mm 1,560mm 1,560mm
ホイールベース 2,950mm 2,950mm 2,950mm
車両重量 1,830kg – 1,890kg 2,100kg – 2,160kg 2,200kg – 2,240kg
システム最大出力 182kW (248PS) 165kW (224PS) 252kW (342PS)
0-100km/h加速 7.5秒 – 7.7秒 8.0秒 5.5秒
WLTCモード走行距離/燃費 24.8km/L – 25.4km/L 670km 636km

タイヤ・ホイールサイズ

新型ESでは、静粛性と上質な乗り心地を追求するため、専用開発されたタイヤが採用されました。標準の19インチに加え、BEVモデルには意匠性と空力性能を追求した21インチが設定されています。

タイヤサイズ ホイールサイズ 設定・適応
235/55R19 101V 19×8J アルミホイール 全車標準装備(エアロホイールカバー付)
235/45R21 101W 21×8½J アルミホイール ES500eにメーカーオプション(エアロカバー付)
235/45R21 101W 21×8½J アルミホイール ES350eにメーカーオプション(ダークグレー塗装等)

レクサス新型ES向け「MODELLISTA」アイテムが発売、新デザインコンセプトを初具現化

レクサス新型ES用「MODELLISTA」カスタマイズアイテム

株式会社トヨタカスタマイジング&ディベロップメントは、2026年6月11日の新型レクサスESの発表に合わせ、モデリスタブランドのカスタマイズラインナップを発売しました。今回の製品は、モデリスタの新しいデザインコンセプトである「GEOMETRICAL organic(幾何学的×有機的=近未来的な造形)」を初めて具現化したアイテム群となっています。

このカスタマイズラインナップは「Elegant(エレガント)」「Future(フューチャー)」「Simplicity(シンプリシティー)」をコンセプトに、シャープなラインと流れるような曲線を融合させた、上質で洗練されたアドバンストラグジュアリースタイルを提案しています。

レクサス新型ES用「MODELLISTA」カスタマイズアイテム

大きな特徴として、フロントからサイド、リヤへと連続する「ブラックライン」を配することで、伸びやかで低重心かつ重厚感のある佇まいを表現しています。特にサイドスカート(イルミネーション付)は、室内イルミネーションのカラーと連動し、レインフォレストからヒートブルーへとグラデーション変化する発光演出を採用しており、先進的でエモーショナルな世界観を演出します。また、空力性能にも寄与するフィン形状を備えたミラーカバーや、足元に圧倒的な存在感を与える21インチ鍛造アルミホイールなどが設定され、新型ESの静謐で上質な移動体験をさらに引き立てる内容となっています。

「MODELLISTA PACKAGE」および「MODELLISTA PARTS」の価格と主要諸元

新型ES用のカスタマイズアイテムは、エアロパーツをセットにした「MODELLISTA アドバンストラグジュアリーパッケージ」と、個別に装着可能な「MODELLISTA PARTS」で構成されています。

レクサス新型ES用「MODELLISTA PACKAGE」

レクサス新型ES用「MODELLISTA PARTS」

以下に、主要なアイテムの仕様とメーカー希望小売価格をまとめました。フロントスポイラー、サイドスカート(イルミネーション付)、リヤスカート、ミラーカバーは、単品ではなくパッケージとしての提供となります。

MODELLISTA PACKAGE(アドバンストラグジュアリーパッケージ)

商品名 主要諸元・特徴 メーカー希望小売価格(税込)
アドバンストラグジュアリーパッケージ(素地) フロントスポイラー+サイドスカート(イルミネーション付)+リヤスカート+ミラーカバーのセット。樹脂(PP)製の素地仕上げ。 596,200円
アドバンストラグジュアリーパッケージ(塗装済) 上記セットの純正カラー塗装済。設定色はホワイトノーヴァガラスフレーク〈083〉、ソニッククロム〈1L1〉、グラファイトブラックガラスフレーク〈223〉。 642,400円

MODELLISTA PARTS(単品設定アイテム)

商品名 主要諸元・特徴 メーカー希望小売価格(税込)
21インチ鍛造アルミホイールセット(セキュリティロックナット付) 1台分(4本)。21×8.5Jインセット40。ダークプレミアムメタリック色。伸びやかなスポークデザインを採用。 956,450円
21インチ鍛造アルミホイール(単品) 1本分。ダークプレミアムメタリック色。 236,500円
セキュリティロックナット(単品) 単品設定。 10,450円
ツートーンサイドモール 樹脂(ABS)製。ピアノブラックとマットガンメタリックのコントラストでサイドビューにアクセントを付与。 110,000円

補足事項:

  • パッケージ塗装済の設定色:ホワイトノーヴァガラスフレーク〈083〉、ソニッククロム〈1L1〉、グラファイトブラックガラスフレーク〈223〉が用意されています。
  • ホイール装着について:本商品にタイヤは含まれません。19インチ装着車に装着する場合は、別途タイヤ(235/45R21、エクストラロード(XL)規格)が必要となります。21インチアルミホイール装着車は標準装着のタイヤが使用可能です。
  • 製品保証:レクサス販売店での取付日から3年間、または走行距離60,000kmまでの保証が付帯します。

レクサスESのモデルチェンジ遍歴

ESはトヨタが展開する高級ブランドのレクサスが、カムリプロミネントのレクサス版として販売した大型高級セダンです。プレミアムDセグメントの位置づけです。

レクサスES初代 VZV21L(1989年~1991年)

1989年8月、「ES 250」が登場。高級スポーツセダンという位置づけで1991年7月まで販売されました。

レクサスES 2代目 VCV10L/MCV10L(1991年~1996年)

1991年9月、2代目ESが登場しました。日本ではトヨタブランドの初代ウインダムです。サイズが拡大され、丸みのある外観になりました。2代目人気は大いに高く、レクサスでは最多販売車種となりました。
1993年、フロントグリルのデザインとエンジンが変更になった1994年モデルを発表。
1995年にはランプ系のデザインが変更され、1996年、COACHとのコラボの特別仕様車「コーチ・エディション」を発売。コーチ製のカバンセットが添えられていました。

レクサスES 3代目 MCV20L(1996年~2001年)

1996年、シャープで軽快なイメージになって3代目になりました。1997年には1998年モデルが発売され、安全装備が充実しました。
1999年に小規模なフェイスリフトを受けて2000年モデルが発売され、フロントフェイスの刷新がされました。
2001年、2代目に続いて「コーチ・エディション」の設定と、「プラチナム・エディション」が設定されました。

レクサスES 4代目 MCV30L/MCV31L(2001年~2006年)

2001年、ハードトップからセダンに変更して4代目になりました。スポーティ感はなくなり、より高級感のある豪華な仕上がりになっています。
2003年、3.3Lエンジンを搭載する「ES 330」が、2004年には特別モデルの「スポーツデザイン」が追加されました。
2004年発表の2005年モデルではフェイスリフトを受け、インテリアの装備も充実。2005年には特別仕様車「ブラックダイヤモンド・エディション」を発売。

レクサスES 5代目 GSV40L(2006年~2012年)

2006年4月、北米で販売が開始されました。モデル名は「ES 350」。2009年11月の広州モーターショーで直列4気筒2.4Lエンジンを搭載した「ES 240」が公開されました。

レクサスES 6代目 GSV60L/AVV60L(2012年~2018年)

2012年4月、スピンドルグリルを採用したモデルがニューヨーク国際オートショーで発表され、2013年10月、香港で販売が開始されました。「ES 350」「ES 300h」「ES 250」のラインナップです。
2015年4月、フェイスリフトを受けた2016年モデルが発表され「ES 200」が新たに加わりました。

レクサスES 7代目 AXZH10型(2018年~2026年)

2018年9月、北米市場と中国で、快適で上質な乗り心地になった7代目ESの販売を開始。北米向けは「ES 300h」「ES 350」、中国市場向けは「ES 300h」「ES 200」「ES 260」のラインナップです。10月には日本にも導入されて販売を開始。日本仕様は「ES 300h」のみで標準仕様の他、「F SPORT」「version L」がラインナップされています。
2022年7月には一部改良と同時に、特別仕様車「ES300h ”Graceful Escort”」が発売しました。

レクサスES 8代目 AXZH20系/XXZM20系(2026年~)

2025年上海モーターショーで世界初公開され、2026年6月11日に日本での販売が開始されました。
新世代のスピンドルボディ、ツインLシグネチャーランプなどを採用する新たなレクサスの先陣を切る革新的なモデルで、次世代BEVのデザインテーマ「Provocative Simplicity」に着想を得た新しいデザインを体現。開発コンセプトは「DISCOVER CONFIDENCE」を掲げ、新開発のTNGAプラットフォーム「GA-K」を採用しています。
パワートレーンはHEVとBEVを設定し、グレードは2.5L直列4気筒エンジンを搭載するHEVの「ES350h」(FWD:AXZH21/AWD:AXZH26)、BEVの「ES350e」(FWD:XXZM21)、「ES500e」(AWD:XXZM26)の3グレードを用意。BEVの航続距離はES350eが670km、ES500eが636km(WLTCモード)です。標準仕様と「version L」に加え、リクライニング・オットマン・助手席前倒し機能などで後席装備を充実させた新パッケージ「Rr Comfort package」も新設定されました。
ボディサイズは全長5,140mm×全幅1,920mm×全高1,555mm(BEVは1,560mm)、ホイールベースは2,950mmあり先代モデルから一回り拡大、フラッグシップのLSにも迫る迫力と先進性を手に入れています。
内装には世界初となる「レスポンシブヒドゥンスイッチ」や「インテリアイルミパッケージ」、レクサス初採用の「バンブーレイヤリング(面発光)」など最新技術を積極的に採用しています。

レクサスESのモデルチェンジ遍歴
レクサス・ESのモデル 販売年表
初代 VZV21L 1989年~1991年
2代目 VCV10L/MCV10L 1991年~1996年
3代目 MCV20L 1996年~2001年
4代目 MCV30L/MCV31L 2001年~2006年
5代目 GSV40L 2006年~2012年
6代目 GSV60L/AVV60L 2012年~2018年
7代目 AXZH10型 2018年~2026年
8代目 AXZH20系/XXZM20系 2026年~

レクサスESの写真

  • 8代目ESのツインLシグネチャーランプ
  • BEVのクリーンなイメージを表現する新色のSOU(蒼)