ハリアーのモデルチェンジ

ハリアー 2026年8月3日一部改良でガソリン車廃止・HEV中心へ 5代目フルモデルチェンジは2027年以降か

ハリアーの一部改良はいつ?2026年8月3日にガソリン車を廃止しハイブリッド中心へ。エントリーは439万円台に上昇見込みで、PHEVの扱いは流動的。5代目フルモデルチェンジは2027年以降が有力とみられ、RAV4基準の進化が期待されます。

ハリアーは4代目が集大成へ 2026年8月の一部改良でガソリン車を廃止しHEV中心に、5代目は2027年以降か

トヨタ ハリアーは2020年に4代目へフルモデルチェンジし、新プラットフォーム「TNGA(GA-K)」を採用したスタイリッシュなクーペSUVへと進化しました。第2世代のトヨタセーフティセンスや、熱効率に優れる「ダイナミックフォースエンジン」を搭載し、押し出し感の強いデザインで人気を集めています。
その後、2022年のPHEV追加、2025年6月の一部改良(特別仕様車ナイトシェード設定)を経て、登場から6年目を迎えました。現行80系は2026年1月に新規受注を終え、2026年8月3日には現行型として最後とみられる一部改良でガソリン車を廃止し、HEV中心のラインナップへ移行する見込みです。5代目へのフルモデルチェンジは2027年以降が有力視されています。ここでは最新の動きから、4代目の内容や歴代の歩みまでを整理していきます。

ハリアーの5代目フルモデルチェンジは2027年以降が有力 全高を抑えたクーペSUVをさらに強調か

ハリアーの次期モデル(5代目)へのフルモデルチェンジは、2027年以降が有力とみられています。現行80系は2026年8月の一部改良が最後の商品改良になるとされ、その後に全面刷新を迎える流れです。
指針となるのは、2025年12月に日本で6代目へフルモデルチェンジしたRAV4の動きです。次期ハリアーにも、RAV4がトヨタ初採用した車載OS「アリーン(Arene)」や最新のトヨタセーフティセンス、12.9インチクラスの大型ディスプレイオーディオなどが順次展開されるとみられます。ただしアリーンについては、フルモデルチェンジの目玉として温存されるとの見方もあり、搭載時期は不透明です。
パワートレインは、6代目RAV4と同様に純ガソリンを廃し、次世代のハイブリッドとPHEVを中心に据えると予想されます。スクエアなデザインで走破性を打ち出すRAV4がE-Four(4WD)主体なのに対し、都会的なスタイルを強めるハリアーにはFF(2WD)の設定が残る可能性もあります。エクステリアは現行よりさらに全高を抑えたクーペSUV路線を強めるとの見方が出ています。
一方で、次期ハリアーをクラウンスポーツと統合するのでは、という噂も一部にありますが、確度は高くなく、現時点では観測の域を出ません。

ハリアーが2026年8月3日に一部改良を実施予定 ガソリン車を廃止しHEV中心のラインナップへ

ハリアーは2026年8月3日に、現行4代目として最後とみられる一部改良を発売する予定です(先行受注は6月下旬に開始)。最大のポイントはパワートレインの整理で、ガソリン車を廃止し、ハイブリッド(HEV)を中心とする構成へと集約されます。これはRAV4やカローラクロスなど、トヨタ全体で進む電動化・ガソリン車整理の流れに沿ったものです。
PHEVの扱いについては情報が分かれており、HEVのみへ一本化するという見方と、PHEVは上位のZグレードのみを残すという見方があり、正式発表が待たれます。いずれにせよ、ガソリン車の廃止にともないエントリー価格は従来の371万円台(ガソリンFF)から439万円台(HEV)へと引き上げられる見込みです。

装備面では、これまでメーカーオプション(HEVで45,100円)だったアクセサリーコンセント(AC100V・1,500W)が全車標準装備となります。ボディカラーは新色「ニュートラルブラック」を設定し、従来の「ブラック(202)」は廃止される見通しです。特別仕様車ナイトシェードは、フロントロアグリルをPHEVと同じメッシュ意匠へ変更するなど質感を高めるとされています。物価や物流費の高騰を背景に、HEVを含めて10万円前後の値上げも見込まれています。
なお現行80系は2026年1月に新規受注を終えており、この2026年8月の改良が現行型として最後の商品改良になるとの見方が有力です。安全面ではアドバンスト ドライブなどトヨタの最新運転支援の採用も取り沙汰されていますが、詳細は正式発表を待つ段階です。

ハリアーが2025年6月11日に一部改良を実施 標準装備を充実し特別仕様車ナイトシェードを追加

ダーク仕様のヘッドランプやブラック塗装の前後ロアバンパーなどを備えるハリアー特別仕様車ナイトシェード

4代目ハリアーは、2020年のフルモデルチェンジから約5年を経た2025年6月11日に一部改良を実施しました。
2022年にはPHEVの追加やディスプレイオーディオの大型化などが行われていましたが、2025年はグレードのスリム化が進み、エントリーグレードのSが廃止に。ボディカラーも8色からプレシャスブラックパール・ブラック・プラチナホワイトパールマイカ・グレーメタリックの4色へ集約されました。
あわせてPHEVにはコストパフォーマンス重視の新グレードGを追加。予防安全装備トヨタセーフティセンスの最新化や、ステアリングヒーターの標準化などでグレードごとの装備を充実させています。

ハリアーは2020年の発売以来、特別仕様車の設定がありませんでしたが、この改良で4代目として初めて、Z・Z Leather Packageをベースにした特別仕様車Night Shade(ナイトシェード)が追加されました。

ハリアー特別仕様車Night Shade(ナイトシェード)の装備

  • ダーク仕様 ブラックレフ プロジェクター式LEDヘッドランプ
  • ブラックメタリック塗装 フロントアッパーグリル
  • 艶あり黒塗装 フロントロアグリル
  • 艶あり黒塗装 フロントバンパーロア
  • 艶あり黒塗装 ロッカーモール
  • 艶あり黒塗装 リヤバンパーロア
  • ブラック塗装 車名エンブレム
  • ブラック塗装 カーボンニュートラルバッジ
  • ブラック塗装 225/55R19タイヤ&19×7Jアルミホイール

2025年ハリアー一部改良の内容

  • プリクラッシュセーフティの検知範囲拡張
  • 車線逸脱抑制機能付きレーンディパーチャーアラート(LDA)追加
  • 安心降車アシスト(SEA)と後方車両接近警報付きブラインドスポットモニター(BSM)追加
  • プロアクティブドライビングアシスト(PDA)追加
  • ステアリングヒーターとシートヒーター(運転席・助手席)を全グレード標準化
  • 12.3インチ ディスプレイオーディオを全グレード標準化
  • 寒冷地仕様を全グレード標準化
  • おくだけ充電とデジタルキーをZグレード(PHEV車)、Z Leather Packageで標準化
ハリアーのスペック(諸元)
  ガソリン ハイブリッド プラグインハイブリッド
全長 4,740mm
全幅 1,855mm
全高 1,660mm
ホイールベース 2,690mm
室内長 1,880mm
室内幅 1,520mm
室内高 1,215mm
車両重量 1,570kg-1,600kg 1,650kg-1,690kg 1,920kg-1,950kg
最小回転半径 5.5m-5.7m 5.7m
最低地上高 195mm 190mm
エンジン型式 M20A-FKS型 直列4気筒 A25A-FXS型 直列4気筒
エンジン総排気量 1.986L 2.487L
エンジン最高出力 125kW(170PS)/6,600rpm 131kW(178PS)/6,700rpm 130kW(177PS)/6,000rpm
エンジン最大トルク 203Nm(20.7kgm)/4,600rpm-4,800rpm 221Nm(22.5kgm)/3,600rpm-5,200rpm 219Nm(22.3kgm)/3,600rpm
フロントモーター型式 3NM 5NM
フロントモーター最高出力 88kW(120PS) 134kW(182PS)
フロントモーター最大トルク 202Nm(20.6kgm) 270Nm(27.5kgm)
リヤモーター型式 4NM
リヤモーター最高出力 40kW(54PS)
リヤモーター最大トルク 121Nm(12.3kgm)
乗車定員 5名
使用燃料 無鉛レギュラーガソリン
タンク容量 55L
WLTCモード燃費 15.6km/L-15.8km/L 22.4km/L-22.7km/L 20.5km/L
一充電走行距離(EV) 93km
トヨタ ハリアーの販売価格一覧(2026年8月の改良前)
グレード エンジン 駆動方式 値段
G ガソリン 2WD(FF) 3,710,300円~
4WD 3,910,500円~
ハイブリッド 2WD(FF) 4,301,000円~
4WD 4,521,000円~
Z ガソリン 2WD(FF) 4,180,000円~
4WD 4,380,200円~
ハイブリッド 2WD(FF) 4,770,700円~
4WD 4,990,700円~
Z Leather Package ガソリン 2WD(FF) 4,500,100円~
4WD 4,700,300円~
ハイブリッド 2WD(FF) 5,090,800円~
4WD 5,310,800円~
Z(プラグインハイブリッド) ハイブリッド(PHEV) 2WD(FF) 6,260,100円~
特別仕様車 Z
Night Shade(ナイトシェード)
ハイブリッド 2WD(FF) 4,870,800円~
4WD 5,090,900円~
特別仕様車 Z Leather Package
Night Shade(ナイトシェード)
2WD(FF) 5,190,900円~
4WD 5,410,900円~
PHEV G ハイブリッド(PHEV) 4WD 5,470,300円~
PHEV Z ハイブリッド(PHEV) 4WD 6,260,100円~

※上表は2026年8月3日の一部改良前のラインアップです。改良後はガソリン車が廃止され、HEV中心(PHEVの扱いは流動的)へと集約される見込みです。

ハリアーのボディカラーは全4色 パワートレインによって選べる色が異なる

ハリアーは2025年の一部改良でボディカラーを整理しました。
プレシャスブラックパール・ブラック・プラチナホワイトパールマイカ・グレーメタリックという、トヨタ車のなかでは控えめな4色展開です。
色の設定はグレードではなくパワートレインで分かれており、ガソリンモデルとハイブリッドモデルがグレーメタリック以外の3色、プラグインハイブリッドモデルがブラック以外の3色を選べます。
2トーンカラーは用意されず、すべてモノトーンというシンプルな構成が特徴です。なお2026年8月の改良では、新色ニュートラルブラックが加わり、従来のブラック(202)は入れ替わる見込みです。

ハリアーのボディカラー一覧

  • プレシャスブラックパール(55,000円高)
  • ブラック(ガソリン・ハイブリッド専用)
  • プラチナホワイトパールマイカ(38,500円高)
  • グレーメタリック(プラグインハイブリッド専用)
  • プレシャスブラックパール(55,000円高)
  • ブラック(ガソリン・ハイブリッド専用)
  • プラチナホワイトパールマイカ(38,500円高)
  • グレーメタリック(プラグインハイブリッド専用)

新型ハリアーが発売1か月で月販目標の14倍以上・約45,000台を受注(2020年当時)

4代目ハリアーは、発表時点の2020年6月17日ですでに20,000台を突破していたとされ、2020年7月17日にはトヨタが、発売1か月の予約が月販目標3,100台の14倍以上にあたる約45,000台に達したと発表しました。

期待の新型だけに予約が殺到し、当時は最上級のLeather Packageやトヨタ初採用の調光パノラマルーフ、新色プレシャスブラックパールを選ぶと2020年内の納車が難しいとされていました。

発注するディーラーによって納期が変わるという話もあり、当時は早めの予約が推奨されていました。

4代目新型ハリアーが2020年4月13日に公式発表 全長と全幅を延長したクーペSUVに

4代目ハリアーは先代より全長・全幅を拡大し、全高を抑えたクーペSUVに

4代目ハリアーのプラットフォームは、カムリやRAV4と同じTNGA-Kを採用。これにより全長は先代(3代目)より15mm、全幅は20mm拡大しました。
全高は30mm低くし、ホイールベースを30mm延長しつつフロントノーズを短くすることで、低くワイドに構えた運転しやすいグローバルモデルらしいスタイルとなっています。

上が点灯時、下が非点灯時のヘッドライト。L字が重なり合う流麗なデザイン

先代に装備されていた流れるウインカー「シーケンシャルターンランプ」は採用されず、点滅式となりました。このウインカーは昼間のデイタイムランニングライトとウインカーを兼ねるターンシグナルシステムで、欧州車やマイナーチェンジ後のC-HRに近いライティングです。
リアにはレクサスUXにも通じる一文字のリアコンビネーションランプを配し、優雅で大胆なデザインが特徴です。

グレード体系も刷新され、従来のエレガンス/プレミアム/プログレスを廃して、ベースの「S」、中位の「G」、最上位の「Z」を設定。GとZには本革を用いた「Leather Package」も用意し、それぞれに2WD(FF)と4WDを設けました。
トヨタ車で初採用となる調光ガラスムーンルーフや、前後ドラレコ付きデジタルインナーミラーも注目の装備でした。

新型ハリアー(4代目)の主要装備一覧

  • シートヒーター+シートベンチレーション
  • 前後ドラレコ付きデジタルインナーミラー
  • 調光式ムーンルーフ
  • 12.3インチ大型ワイドディスプレイ
  • ITSコネクト
  • 電動パーキングブレーキ+ブレーキホールド
  • 電動パワーシート
  • キック式パワーバックドア
  • 電動チルト+テレスコピックステアリング
  • ディスプレイオーディオ
  • 車載DCM

4代目のエクステリア上の変化として、3代目まで装着されていたチュウヒのエンブレムが廃止され、トヨタエンブレムへ変更された点が挙げられます。
「ハリアー=チュウヒのエンブレム」という印象が強いだけに、トヨタ販売チャネル統合の第一号車種、そしてフラッグシップSUVとして生まれ変わる象徴として、あえて伝統のトヨタエンブレムをまとったのかもしれません。

  • ハリアーハイブリッドZ
  • ハリアーハイブリッドZ
  • ハリアーハイブリッドZ
  • ハリアーハイブリッドZ
  • ハリアーハイブリッドZ
  • ハリアーハイブリッドZ
  • ハリアープラグインハイブリッドZ
  • ハリアープラグインハイブリッドZのスペック
  • ハリアープラグインハイブリッドZ
  • ハリアープラグインハイブリッドZ

ハリアーは国産車初となる調光パネル採用のパノラマルーフを搭載

上がシェードを開いた状態、下が調光している状態

4代目ハリアーには、国産車で初めて電動シェード付きの調光パネルパノラマルーフが採用されました。最上級グレード「Z」のオプション装備で、使われる調光パネルはレクサスの高級ミニバンLMにも採用される「瞬間調光ガラスUMU」とみられます。

前後の映像を録画できるドライブレコーダーを兼ねたデジタルインナーミラー

そのほかにも、ナビゲーションディスプレイの大型化、インテリアカラーへのブラウン新設定、前後の映像を録画できるデジタルインナーミラーの採用などが変更点です。
タイヤは「G」グレードに18インチ、「Z」グレードに19インチを設定し、18インチの新車装着タイヤにはダンロップのSUV用「GRANDTREK PT30」を採用。全高を抑え、全幅・全長を広げたワイド&ローのシルエットが特徴です。

ハリアーのインテリアカラーはブラック・ブラウン・グレーとファブリック・合皮・本革を設定

ハリアーの内装素材はファブリック(合皮併用)と本革の2種類です。ファブリックの内装カラーはブラック×ブラック、ブラック×ブラウン、グレー×グレーの3種類、本革はブラック×ブラック、ブラック×ブラウンの2種類を設定しています。
3代目にあったディープボルドーとダークサドルタンの内装カラーは廃止されました。

新型ハリアーの内装カラー一覧

  • ブラック×ブラック(ファブリック+合皮)
  • ブラック×ブラウン(ファブリック+合皮)
  • グレー×グレー(ファブリック+合皮)
  • ブラック×ブラック(本革)
  • ブラック×ブラウン(本革)

「馬の鞍」をイメージしたセンターコンソールで一体感を表現した高級感のあるインテリア

馬の鞍をイメージした存在感のあるセンターコンソールや、力強いインストルメントパネルなど、国産を代表するラグジュアリーSUVにふさわしい内装が特徴です。
ドアトリムには、エクステリアでは外された「チュウヒ」のマークが刻印されているのも見どころです。

新型ハリアーに3列シートモデルの噂があったが採用されず

ハリアーのモデルチェンジをめぐっては3列シート化の情報も流れましたが、ボディサイズの都合から3列シートは設定されませんでした。

プラットフォームがRAV4と同じTNGA-Kであること、従来からのハリアーらしいシルエットを踏襲するとノーズが長く3列分のスペースを確保しにくいこと、全高を先代より30mm低い1,660mmに抑えたことなどが、3列シートを採用しなかった理由と考えられます。

新型ハリアーはフルモデルチェンジで夜間歩行者にも対応する第2世代「トヨタセーフティセンス」を採用

4代目ハリアーは、カメラやレーダーの性能向上で検知機能を大幅に強化した第2世代の「トヨタセーフティセンス(Toyota Safety Sense)」を標準装備しました。

第2世代のトヨタセーフティセンスは、2017年12月にマイナーチェンジしたアルファード/ヴェルファイアに初搭載されたもので、プリクラッシュセーフティ(PCS)が昼夜を問わず歩行者に対応し、昼間なら自転車にも対応します。

「BSM連動式レーントレーシングアシスト(LTA)」や「ロードサインアシスト(RSA)」が加わり、レーンディパーチャーアラート(LDA)もアップグレードされ、予防安全性能が大きく向上しています。

新型(4代目)ハリアーのトヨタセーフティセンスの機能一覧

  • 昼・夜歩行者 昼自転車対応 衝突回避支援型プリクラッシュセーフティ
  • ステアリング制御型 レーンディパーチャーアラート
  • アダプティブハイビームシステム(AHS)
  • 全車速追従型レーダークルーズコントロール
  • BSM連動式レーントレーシングアシスト(LTA)
  • ロードサインアシスト(RSA)
  • カーブ速度抑制機能
  • 先々行車検知
  • ブラインドスポットモニター(BSM)
  • ドライバー異常時対応システム
  • リヤクロストラフィックオートブレーキ
  • インテリジェントクリアランスソナー
  • パーキングサポートブレーキ
  • オートマチックハイビーム(AHB)

新型(4代目)ハリアーのその他の予防安全装備一覧

  • インテリジェントパーキングアシスト
  • ドライブスタートコントロール
  • ヒルスタートアシストコントロール
  • 前後ドライブレコーダー付きデジタルインナーミラー
  • パノラミックビューモニター(床下透過表示機能付)
  • 電動パーキングブレーキ
  • シースルービュー
  • ブレーキホールド

新型ハリアーはトヨタの新開発プラットフォームTNGAを採用して乗り心地を向上

4代目ハリアーは「TNGAプラットフォーム(GA-K)」を採用し、2015年12月発売の4代目プリウスから順次展開してきたTNGAにより、「車体の軽量化」「低重心化」「剛性アップ」を実現しています。

このGA-Kは、カムリやRAV4にも使われる骨格で、乗り心地とドライバーの意図どおりの走りを両立する、国内外で評価の高いプラットフォームです。4代目は先代のフワフワとした乗り味から、しっかりとした乗り心地へと進化しました。

4代目ハリアーのパワートレインは「ダイナミックフォースエンジン」と「ハイブリッド」でターボは廃止

4代目ハリアーのガソリンモデルは、最大40%に達する高い熱効率を実現し、燃費を約20%改善しながらパワーを約10%高めた、トヨタ新開発の直列4気筒2.0L直噴「ダイナミックフォースエンジン(Dynamic Force Engine)」とダイレクトシフトCVTを組み合わせています。

このエンジンは高い環境性能も備え、当時の新型カムリや新型RAV4にも採用されました。

さらに2.5Lのダイナミックフォースエンジンとリダクション機構付きTHS2を組み合わせたハイブリッドも用意。電池にはGSユアサ製のEHW4Sをトヨタとして初採用し、従来比で10%以上の軽量化と20%以上の小型化を達成しています。
3代目にあったターボモデルは廃止されましたが、それに劣らない動力性能を備えたパワートレインです。

4代目ハリアーはS・Gに8インチのディスプレイオーディオ、Zに12.3インチのTコネクトナビを標準装備

4代目ハリアーは、15代目クラウンと同様にスポーティな雰囲気とする「8インチディスプレイオーディオ+6スピーカー」をSとGに標準装備し、「12.3インチTコネクトSDナビ+JBLプレミアムサウンド」をZに標準装備(Gはメーカーオプション)しました。

ディスプレイオーディオでは、以前はオプションだったAndroid AutoやApple CarPlayが標準機能となり、使い勝手が向上しています。
また、MyTOYOTAアプリをスマートフォンに入れると、エンジン始動やエアコンの起動が可能になり、別途エンジンスターターを用意する必要がなくなる点も便利です。

ハリアーのライバルはアウトランダーPHEV・RAV4・フォレスター

ハリアーは、強力なライバルがひしめくミドルサイズSUVに属します。
PHEVを設定するためアウトランダーPHEVやRAV4が競合となり、2025年に6代目へフルモデルチェンジしたフォレスターは待望のストロングハイブリッドS:HEVを設定してきました。

アウトランダーPHEVは2024年のマイナーチェンジでEV航続距離100kmを達成

アウトランダーPHEVは三菱の主力ミドルサイズSUVで、充電できるプラグインハイブリッドを核とします。
ダイナミックシールドのエクステリアに先進的なインテリア、予防安全のe-Assistや運転支援マイパイロットも設定。
2024年のマイナーチェンジで、EV航続距離を従来の70kmから100km超へと延ばし、ハリアーより長いEV走行を実現しています。

RAV4はハリアーと同じPHEVシステムを搭載 2025年12月に6代目へフルモデルチェンジ

RAV4はハリアーと同じGA-Kプラットフォームを持つミドルサイズSUVです。
ボディサイズやパワートレイン、PHEVの性能も近く、都市型のハリアーに対してRAV4はラギッドなアウトドア派という位置づけです。
2025年12月には6代目へフルモデルチェンジし、コア・アドベンチャー・GRスポーツの3タイプを展開。2026年2月にはPHEVも追加されました。車載OS「アリーン」や最新のトヨタセーフティセンスを採用しており、これらの技術は次期ハリアーへの展開も見込まれます。

フォレスターは2025年のモデルチェンジで弱点の燃費を克服した勢いのあるミドルサイズSUV

フォレスターはスバルの主力車種で、常時駆動のAWDによる高い悪路走破性が持ち味です。
2025年のモデルチェンジで水平対向ハイブリッドS:HEVを設定し、弱点だった燃費を大きく改善。
エクステリアもより精悍になり、販売を伸ばしています。
ハリアーのようなPHEVはありませんが、安全性・走破性・燃費が高い次元でまとまった強力なライバルです。

チュウヒのエンブレムをまとっていたハリアーのモデルチェンジ遍歴

ハリアーはトヨタの高級中型クロスオーバーSUVで、3代目までは「チュウヒ」のエンブレムが象徴でした。高級クロスオーバーSUVの先駆けとなったモデルです。

ハリアー初代 SXU/ACU/MC1#(1997年~2003年)

1997年12月、初代ハリアーが登場しました。2WDと4WDが用意されています。
1999年6月、イタリアのカロッツェリア、ザガート社とのコラボによる特別仕様車「ハリアーザガート」を発売。
2000年のマイナーチェンジでエンジンを2,200ccの直列4気筒から2,400ccの2AZ-FE型に変更。
2003年2月、2代目と入れ替わりで販売を終了しました。

ハリアー 2代目 ACU・MCU・GSU3#(2003年~2013年)

2003年2月、フルモデルチェンジで販売を開始。2005年からはハイブリッド仕様も追加されました。
2006年1月の一部改良では新開発の3,500cc・2GR-FEを採用し装備も充実。トヨペット店50周年記念として、ザガート社とのコラボ特別仕様車「ハリアーザガート」を250台限定で発売しました。
2008年1月には高級感を高めた特別仕様車「ハリアー240G Lパッケージ アルカンターラ プライムバージョン」を、2009年8月には特別仕様車「240G Lパッケージ・Limited」を発売。
2013年10月、販売を終了しました。

ハリアー 3代目 ZSU6#W/ASU6#W/AVU65W(2013年~2020年)

2013年11月に発表し、12月にガソリン車、2014年1月にハイブリッド車が3代目へ移行しました。
2014年12月にGAZOO Racingがチューニングした「ELEGANCE”G’s”」を設定(2015年1月発売)。
2015年6月の一部改良では特別仕様車「PREMIUM Style MAUVE」と「PREMIUM Advanced Package・Style MAUVE」を設定。
2016年6月には特別仕様車「PREMIUM Style ASH」と「PREMIUM Advanced Package・Style ASH」を設定。
2017年6月のマイナーチェンジで「8AR-FTS」型ターボを新設定し、安全装備の向上やデザイン変更を実施。グレード体系を見直して「GRAND」を廃止、「PREMIUM Advance Package」を「PROGRESS」へ改称し、「PREMIUM」「PROGRESS」に「Metal and Leather Package」を設定しました。同年9月には「ELEGANCE”GR SPORT”」を追加。
2018年9月に特別仕様車「PROGRESS Style BLUEISH」、2019年7月に特別仕様車「PREMIUM Style NOIR」を発売。
2020年6月、4代目と入れ替わりで販売を終了しました。

ハリアー 4代目 MXUA8#/AXUH8#/AXUP85(2020年~)

2020年6月、フルモデルチェンジで4代目になりました。グレード体系は「S」「G」「Z」で、ガソリン車・ハイブリッド車共通。GとZには「Leather Package」を設定しています。
2022年秋には一部改良にあわせてプラグインハイブリッド車を追加し、2023年にも商品改良を実施しました。
2025年6月11日の一部改良では、エントリーの「S」を廃止してPHEVに「G」を追加、4代目で初の特別仕様車「ナイトシェード」を設定し、ボディカラーを4色へ整理しました。
2026年1月に現行モデルの新規受注を終了。2026年8月3日には現行型として最後とみられる一部改良を予定し、ガソリン車を廃止してHEV中心へ集約、アクセサリーコンセントを全車標準化するとされています。5代目フルモデルチェンジは2027年以降が有力です。

ハリアーのモデルチェンジ遍歴
ハリアーのモデル 販売年表
初代 SXU/ACU/MC1# 1997年~2003年
2代目 ACU・MCU・GSU3# 2003年~2013年
3代目 ZSU6#W/ASU6#W/AVU65W 2013年~2020年
4代目 MXUA8#/AXUH8#/AXUP85 2020年~(5代目フルモデルチェンジは2027年以降か)
  • ハリアー ハイブリッド(前)
  • ハリアー ハイブリッド(左斜め前)
  • ハリアー ハイブリッド(左斜め前)
  • ハリアー ハイブリッド(横)
  • ハリアー ハイブリッド(斜め後ろ)
  • ハリアー ハイブリッド(後ろ)
  • ハリアー ハイブリッド(斜め後ろ)
  • ハリアー ハイブリッド(右斜め前)
  • ハリアー ハイブリッド(右斜め前)
  • 3代目ハリアー
  • 3代目ハリアー
  • 3代目ハリアー
  • 3代目ハリアー
  • 3代目ハリアー
  • 3代目ハリアー ハイブリッド PREMIUM Metal and Leather Package
  • 3代目ハリアー ハイブリッド PREMIUM Metal and Leather Package
  • 3代目ハリアー ハイブリッド PREMIUM Metal and Leather Package