エスクードのタイヤはどのブランドがいい?SUVタイヤ・A/Tでラインナップ
エスクードはスズキが販売するSUVで、フルモデルチェンジした4代目からはラダーフレームを持たないモノコックボディのクロスオーバーSUVとなり、燃費性能が向上しています。オンロード寄りのスタイリッシュなデザインになった4代目エスクードには、社外ホイールでのインチアップもおすすめです。
純正ホイールや社外ホイールで足元をカスタマイズしたあとは、タイヤにも着目することで、さらなる燃費向上や、見た目をオフローダー寄りに変えることができます。燃費性能に優れたエコタイヤや、オンロードもオフロードも得意なオールテレーンタイヤなど、ブランドごとに純正サイズ対応のタイヤや、インチダウンでの適合サイズをご紹介します。
ホイール交換の参考になるエスクードの純正タイヤサイズ
エスクードの純正タイヤサイズは、1.6Lモデル、1.4Lターボモデルともに「215/55R17」が標準で装着されています。グレード設定のないワングレードでのラインナップのため、他の純正タイヤサイズは存在しません。
| タイヤサイズ | 215/55R17 |
|---|---|
| ホイールサイズ | 17インチ |
| インセット | 50mm |
| リム幅 | 6.5J |
| タイヤ外径 | 668mm |
| タイヤの種類 | サマータイヤ |
4代目のエスクードは、ハンガリーのマジャールスズキで生産され日本へ輸入されているモデルです。そのため、ヨーロッパで主流のタイヤが新車装着されていることが多く、新車外しのエスクードにはコンチネンタルの「コンチエココンタクト5」などが装着されている事例が見られます。
街乗り性能の高いオールシーズンに近いSUVタイヤ
YOKOHAMA GEOLANDAR SUV 215/55R17 94V
街乗り性能の高いオールシーズンタイヤならヨコハマタイヤ ジオランダー SUV
| 車種 | エスクード(YE21S・YEA1S) |
|---|---|
| メーカー | ヨコハマタイヤ |
| ブランド | ジオランダー SUV |
| タイヤサイズ | 215/55R17 |
| タイヤ外径 | 668mm |
| タイヤの種類 | オールシーズン |
| ロードインデックス | 94 |
| 速度記号 | V |
| 悪路走破性 | ★★★ |
| 静粛性 | ★★★★ |
| 燃費 | ★★★ |
| 耐久性 | ★★ |
ヨコハマタイヤが販売する「ジオランダー SUV」は、オンロード性能を重視した低燃費SUVタイヤです。オンロードでは低燃費タイヤ並みの性能を持ち、「M+S(マッドアンドスノー)」の表記もあるため、軽い砂利道や、初冬の降雪路(夏タイヤでの走行が禁止されていない程度)でも限定的な走破性があります。ただし、本格的な雪道に対応したスタッドレスタイヤではありませんのでご注意ください。
街乗りでの性能を追求したSUVタイヤですので、高速道路での安定性や静粛性は、本格的なオフロードタイヤであるオールテレーンタイヤなどに比べて非常に優れています。
ふらつきを抑えエスクードの走行バランスを保つミニバン専用低燃費タイヤ
TOYO TRANPATH ML 215/55R17 94V
ふらつき難い夏タイヤを探している方におすすめのトーヨータイヤ トランパス ML
| 車種 | エスクード(YE21S・YEA1S) |
|---|---|
| メーカー | トーヨータイヤ |
| ブランド | トランパス ML |
| タイヤサイズ | 215/55R17 |
| タイヤ外径 | 668mm |
| タイヤの種類 | 低燃費タイヤ |
| ロードインデックス | 94 |
| 速度記号 | V |
| 悪路走破性 | ★★ |
| 静粛性 | ★★★★ |
| 燃費 | ★★★★★ |
| 耐久性 | ★★★★ |
トーヨータイヤが販売するミニバン専用タイヤ「トランパス ML」には、エスクードの純正サイズである215/55R17のラインナップがあります。転がり抵抗係数は「AA」、ウェットグリップ性能は「b」の低燃費タイヤです。
このタイヤは、車重が重く背の高いミニバン特有のふらつきを抑制するために設計されています。クロスオーバーSUVであるエスクードも、通常のセダンなどに比べると重心が高いため、この「ふらつきにくい安定感」は長距離運転や高速道路での安心感につながるメリットとなります。ただし、ミニバン専用のため、オフロード性能は期待できません。
エスクードに適合するSUVタイヤ・オールシーズンタイヤ
4代目のエスクードは、以前のモデルで採用されていた「ビルトイン・ラダーフレーム」ではなく、完全なモノコックボディとなり、オンロード向けのクロスオーバーSUVとなりました。そのため、SUV専用の燃費が良い乗用タイヤであるSUVタイヤや、日常使いに便利なオールシーズンタイヤがおすすめです。
エスクードを街乗りメインに使うならオンロード向けに開発された低燃費タイヤがおすすめ
BRIDGESTONE Playz PX-RVⅡ 215/55R17 94V
オフロードは苦手だがオンロード性能はトップレベルのブリヂストン プレイズ PX-RVⅡ
| 車種 | エスクード(YE21S・YEA1S) |
|---|---|
| メーカー | ブリヂストン |
| ブランド | プレイズ PX-RVⅡ |
| タイヤサイズ | 215/55R17 |
| タイヤ外径 | 668mm |
| タイヤの種類 | 低燃費タイヤ |
| ロードインデックス | 94 |
| 速度記号 | V |
| 悪路走破性 | ★ |
| 静粛性 | ★★★★ |
| 燃費 | ★★★★★ |
| 耐久性 | ★★★★ |
| 値段 | 17,470円~(2025年調べ) |
ブリヂストンが販売する「プレイズ PX-RVⅡ」は、ミニバン・RV専用の低燃費タイヤで、エスクードの「215/55R17」のサイズラインナップに適合しています。
エコピアやプレイズは低燃費タイヤに分類され、完全にオンロード向けの街乗りタイヤです。このタイヤの「RV」という名称はミニバンや背の高い車向けであることを示しており、ふらつきを抑える設計が採用されています。そのため、クロスオーバーSUVであるエスクードの操縦安定性が向上し、長距離運転での疲労軽減にも貢献します。転がり抵抗係数は「A」、ウェットグリップ性能は「b」の性能を持っています。駐車場の砂利道など軽いオフロード以外の不整地への乗り入れは避けてください。
摩耗耐性が高く長く使えるコスパの良さが魅力的な夏タイヤ
DUNLOP LE MANS V 215/55R17 94V
静粛性が高くエスクードの乗り心地をさらに快適にしてくれるダンロップ ルマン V
| 車種 | エスクード(YE21S・YEA1S) |
|---|---|
| メーカー | ダンロップ |
| ブランド | ルマン V |
| タイヤサイズ | 215/55R17 |
| タイヤ外径 | 668mm |
| タイヤの種類 | 低燃費タイヤ |
| ロードインデックス | 94 |
| 速度記号 | V |
| 悪路走破性 | ★★ |
| 静粛性 | ★★★★ |
| 燃費 | ★★★★★ |
| 耐久性 | ★★★★ |
| 値段 | ~ |
ダンロップの「ルマン V」は、静粛性と乗り心地を追求した低燃費コンフォートタイヤで、エスクードの純正サイズ「215/55R17」がラインナップされています。転がり抵抗係数は「AA」、ウェットグリップ性能は「b」です。路面からの衝撃を吸収し、不快なパターンノイズを低減する設計が採用されているため、エスクードの乗り心地をさらに快適にしてくれます。従来モデルに比べて耐摩耗性も高められているため、ロングライフでコストパフォーマンスも優れています。
エスクードに適合するオールテレーンタイヤ
オールテレーンタイヤ(A/Tタイヤ)とは、オンロード走行をメインとしつつ、林道や山道などの本格的なオフロードも走行できるよう設計された全地形対応タイヤです。クロスオーバーSUVであるエスクードを、見た目も走破性もオフローダー寄りにしたい方に最適なタイヤです。
ただし、エスクードの純正サイズである「215/55R17」には、国内主要メーカーのA/Tタイヤのラインナップがほとんどありません。そのため、A/Tタイヤを装着する場合は、後述の通り15インチや16インチなどにインチダウンを行い、同時にホイールも購入する必要があります。その分、SUVタイヤなどに比べてトータルコストがかかることになります。
15インチにインチダウンして装着できるA/Tタイヤ
BRIDGESTONE DUELER A/T 001 205/70R15 96S
耐摩耗性も高く性能と価格のバランスがとれたブリヂストン デューラー A/T 001
| 車種 | エスクード(YE21S・YEA1S) |
|---|---|
| メーカー | ブリヂストン |
| ブランド | デューラー A/T 001 |
| タイヤサイズ | 205/70R15 |
| タイヤ外径 | 668mm |
| タイヤの種類 | オールテレーン |
| ロードインデックス | 96 |
| 速度記号 | S |
| 悪路走破性 | ★★★ |
| 静粛性 | ★★★ |
| 燃費 | ★★★ |
| 耐久性 | ★★★ |
| 値段 | 16,900円~(2025年調べ) |
ブリヂストンのオールテレーンタイヤには、「215/55R17」のサイズがなく、タイヤ外径が変わらず純正サイズに最も近い「205/70R15」のサイズが適合します。エスクード純正の17インチホイールには取り付けができないため、このサイズを履くためには新たに15インチホイールを購入する必要があります。
トレッド面に入ったストレートの溝が排水性能を高めていて、雨の日のオンロードでも安心して走行できます。サイドにはオフロードでのトラクション性能を高める構造を採用しており、従来製品よりも耐摩耗性や転がり抵抗が向上しているため、ロングライフで燃費性能も改善されています。
16インチにインチダウンして装着できるA/Tタイヤ
YOKOHAMA GEOLANDAR A/T G015 215/60R16 95H
エスクードの足元に物足りなさを感じたらヨコハマタイヤ ジオランダー A/Tで迫力をプラスするのもおすすめ
| 車種 | エスクード(YE21S・YEA1S) |
|---|---|
| メーカー | ヨコハマタイヤ |
| ブランド | ジオランダー A/T |
| タイヤサイズ | 215/60R16 |
| タイヤ外径 | 664mm |
| タイヤの種類 | オールテレーン |
| ロードインデックス | 95 |
| 速度記号 | H |
| 悪路走破性 | ★★★★ |
| 静粛性 | ★★★ |
| 燃費 | ★★ |
| 耐久性 | ★★★ |
| 値段 | 21,590円~(2025年調べ) |
ヨコハマのオールテレーンタイヤにも、「215/55R17」のサイズがなく、外径は純正サイズ(668mm)よりわずかに小さくなりますが、「215/60R16」のサイズが純正サイズに近いA/Tタイヤになります。エスクードの17インチホイールには装着できないため、新たに16インチホイールも購入する必要があります。
「M+S(マッドアンドスノー)」のラベルがついたオールテレーンタイヤで、夏タイヤとしての使用はもちろん、初冬の降り始めの雪であれば十分に走破できる性能を持っています。オンロードでは排水性や耐摩耗性を高め、オフロードでは耐久性を高めたパターンを採用しており、寿命も長く使えるのが特長です。
【エスクード】夏タイヤ交換する前に確認する純正タイヤサイズとホイールサイズ一覧

| グレード | タイヤサイズ | 型式 | ホイールサイズ |
|---|---|---|---|
| 1.6 4WD | 215/55R17 | DBA-YE21S | 17インチ X 6.5J |
| 1.4 ターボ 4WD | 215/55R17 | CBA-YEA1S | 17インチ X 6.5J |
4代目エスクードには街乗りSUVタイヤかオールテレーンタイヤがおすすめ

4代目のエスクードはハンガリーのマジャールスズキで生産しているモデルで、3代目に採用されていたラダーフレームではなく、モノコックボディのクロスオーバーSUVとなりました。純正タイヤサイズは「215/55R17」で、ミニバン用に設計されているエコタイヤの装着も選択肢の一つとなります。
オールテレーンタイヤは、エコタイヤやSUVタイヤのようにオンロード向けではなく、オフロードも走行できるように設計されているため、クロスオーバーSUVのエスクードをオフローダーのルックスに変えることができます。
しかし、4代目エスクードは本格的なオフロード走行を前提としたラダーフレームを装備していません。そのため、衝撃に弱く、車体が大きくねじれたり、ジャンプしたりするような過酷な道を走行すると、車体にゆがみが生じるリスクが高まります。安全性の観点からも、旧型のような本格的なオフロード車として使うのはおすすめできません。車の特性とご自身の使用用途に合ったタイヤやルックスで、タイヤ選びを楽しんでください。















