デミオ(MAZDA2)のフルモデルチェンジは2022年 エクステリアはキープコンセプトでスカイアクティブXやロータリーEVエンジン搭載か
MAZDA2のフルモデルチェンジは2022年に実施される予定で、2018年8月に実施したビッグマイナーチェンジ版が最終型になると考えられます。新しいMAZDA2ではエクステリアは魂動デザインをキープコンセプト、インテリアも現行モデルの質感を引き継ぎ上質なものになると予想します。
搭載されるエンジンは、アクセラに続きスカイアクティブXや次世代のレンジエクステンダーのロータリーエンジンを搭載すると考えます。新しいエンジンを搭載することで価格上昇は確実になると思いますが、具体的な値段はいくらくらいになるのでしょうか?MAZDA2のフルモデルチェンジで変わるエクステリアやインテリア、搭載エンジンや価格帯などをチェックしていきましょう。
マツダ新型デミオとトヨタ新型ヤリスが兄弟車になるという噂も
日本市場では新型デミオと新型ヤリスが兄弟車になる可能性は低い
現在開発が進んでいる新型デミオですが、トヨタの新型ヤリスと兄弟車になるという噂もありました。
同じプラットフォームで生産することでコストを削減し、フロントだけではなく、ボディ全体も同じデザインになる、ということでしたが、トヨタのヤリスは2020年2月に一足先にフルモデルチェンジ。マツダのデミオと兄弟車にはなりませんでした。
デミオは独自開発されフロントマスクはMX-30のようなシャープな顔つきになるとのことです。マツダ2の発売日については2022年に発売すると噂されています。また欧州市場で発売するMAZDA2は、ヤリスのOEMモデルを投入するという情報もまだあるようです。
新型デミオがSUVになる可能性も マツダ2(海外のデミオの名前)が大型化するCX-3の受け皿に
デミオが将来SUVにある可能性が出てきました。これはマツダのデザイン部門のトップである前田氏が今後のマツダ2(日本名デミオ)の動向についてインタビューを受けたときの発言で、「SUVにシフトすることも出来る」としたことが要因になっています。
インタビューの中では「何が起こるか分からない」とも発言しているため確定情報ではありませんが、近い将来デミオのフルモデルチェンジのタイミングに全高を上げたSUVにシフトする可能性がでてきました。
またCX-3が大型化する、という噂もあり、小型SUVが消滅することでコンパクトクラスのデミオのSUV化が現実味を帯びてきていることもあるでしょう。
スズキのハスラーやジムニーなど軽クラスのSUVも大ヒットしているため、デミオのSUV化はありえる話だと考えます。
デミオのフルモデルチェンジが行われてもエクステリアはキープコンセプト
フルモデルチェンジする次期デミオはキープコンセプトになる可能性がある
2014年より魂動デザインを取り入れていままでにないルックスを手に入れたデミオは、SUVのCXシリーズのヒットを追い風に順調に売上を伸ばしてきた車種です。年次改良では回を追うごとに質感が増していき、UVカットのほかにIRカットもするガラスを採用するなど快適装備もアップグレードしています。
2022年にモデルチェンジするであろう5代目デミオでも魂動デザインを継続して採用すると考えられ、CX-5がモデルチェンジしてキープコンセプトで発表されたように、デミオもデザインを深化させて新型デミオを発表すると考えられます。
基本的なボディタイプは変わらず5ドアのハッチバックで、海外仕様ではセダンタイプもラインナップすると予想します。全長とホイールベースが延長され室内空間が広くなる可能性もあります。
インテリアは2018年8月のビッグマイナーチェンジで行われた質感を引き継ぐと予想
デミオは上位グレードのCX-3やアクセラにも引けをとらない上質な内装が魅力
マツダのデミオはコンパクトカーでエントリークラスながらも、CXシリーズやアクセラに負けない上質なインテリアをラインナップしています。2022年に発売される可能性がある新型デミオでも上質な室内の雰囲気を受け継ぐものと考えられます。
最上級グレードのL Packageにはホワイトレザーとブラックレザーが用意されていて、TouringやXD・13Sでもピアノブラックなどのシックで落ち着いた加飾が行われています。電動パーキングブレーキなどの快適装備も搭載されているのでドライバーは先進的な体験をすることができます。
搭載するエンジンはスカイアクティブXでアクセラに続く第2弾の搭載車に その他にもレンジエクステンダー式のロータリーエンジンがラインナップする可能性も
スカイアクティブXを搭載したプロトタイプ
スカイアクティブXはマツダ3が第1弾で、フルモデルチェンジする新型デミオが第2弾になると考えられ、1番排気量の小さいエンジンが搭載されると予想します。またマツダがすでに開発しているレンジエクステンダー式のロータリーエンジンを新型デミオに搭載するという情報もあります。
スカイアクティブXはガソリンエンジンで、従来のスパークプラグを用いた点火ではなくディーゼルエンジンのように圧縮着火するHCCIと呼ばれる方式のエンジンです。まさにガソリンエンジンの出力とディーゼルエンジンのトルクを持つ夢のようなエンジンで市販車の発売を心待ちにしている人も多いでしょう。
アクセラに搭載されると見られているスカイアクティブXは2.0Lですので、デミオクラスになると1.5Lか1.3LあたりのSKYACTIV-Xエンジンが積まれるのではないかと考えます。
すでにテストを行っているレンジエクステンダー式のロータリーエンジンは、日産のeパワーのようなエンジンは発電のみに使用して、モーター走行をする仕組みです。eパワーはコンパクトカーのノートに搭載され大ヒットしているモデルなので、新型デミオにも搭載される可能性はとても高いと考えます。
新型デミオの価格帯はスカイアクティブXやロータリーEVを搭載することで少し上昇すると考えられる
1.3Lガソリンエンジンのデミオはベースグレードで139万円になっていて、2018年のマイナーチェンジで1.5Lエンジンを搭載しました。安全装備もCX-3の装備にアップグレードされ、夜間歩行者も認識するアドバンスト・スマート・シティ・ブレーキ・サポートなどが搭載されるなど安全装備もパワーアップしています。
さらにモデルチェンジ・スカイアクティブXやレンジエクステンダー式のロータリーエンジンを搭載すると、数万円の価格上昇に収まらない可能性もあり、数十万の値上がりになると考えられます。マツダのデミオはエントリーモデルとしての役割も担っているためSKYACTIV-GやSKYACTIV-Dのエンジンは残し、上位グレードにスカイアクティブXやロータリーEVを搭載するものと予想します。
スカイアクティブX | 200万 |
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スカイアクティブX Touring | 210万 |
スカイアクティブX L Package | 215万 |
モデルチェンジした5代目デミオは2022年に誕生か 次世代エンジンのスカイアクティブXやロータリーEVを搭載する注目モデル
2022年にフルモデルチェンジの噂があるマツダのMAZDA2(デミオ)は、魂動デザインを引き継いだキープコンセプトのエクステリア、CXシリーズやアクセラなどに負けない上質な空間と安全装備、ガソリンエンジンとディーゼルエンジンのいいとこどりをしたスカイアクティブXやレンジエクステンダーのロータリーエンジンなど、話題の技術が盛りだくさんの内容です。
デミオはマツダのエントリーモデルの役割も担っているため、ガソリンエンジンやディーゼルエンジンは残しておきスカイアクティブXは最上位モデルとして君臨することとなるでしょう。CX-3がモデルチェンジして魂動デザインが深化したように、デミオのデザインも深化して成熟した大人のコンパクトカーとなるに違いありません。