MAZDA2がマイナーチェンジ!新モデルは2019年9月12日発売
2019年7月18日、マツダは2014年9月より発売しているコンパクトカー4代目デミオDJ型の商品改良(マイナーチェンジ)と、車名変更を発表しました。
2019年9月12日発売の新型モデルからは、海外と同じ「MAZDA2(マツダ・ツー)」の車名となり、1996年より20年以上わたって使われてきた「デミオ」の車名は消滅しました。
マツダは2019年5月にフルモデルチェンジしたアクセラを「MAZDA3」として発売、8月にマイナーチェンジしたアテンザは「MAZDA6」へ車名変更、「ロードスター(海外名MX-5)」を除き、グローバル車名の統一に一区切りがついた形です。
2019年9月12日より発売を開始したMAZDA2のエクステリア、インテリア、パワートレインなどの特徴を見ていきましょう!
MAZDA2が爽やかな特別仕様車Sunlit Citrus(サンリットシトラス)を設定 一部改良ではエンジン出力を調整して環境性能を向上
MAZDA2が2021年6月24日に一部改良を実施。SKYACTIV-G 1.5エンジンを採用するグレードの圧縮比を12から14に高めることでWLTCモード燃費を6.8%向上しました。
マツダ独自の技術Diagonal Vortex Combustion(ダイアグナルボーテックスコンバスチョン)も環境性能の向上に寄与しています。
その他にはワイヤレス充電のQi、Apple CarPlayワイヤレス充電をオプション設定、AWD駆動のモデルにワイパーデアイサーを標準設定して、ボディカラーに新色のプラチナクォーツメタリックを追加しました。
今回の一部改良にあわせて、特別仕様車Sunlit Citrus(サンリットシトラス)を設定。グレージュにシトラスをプラスした専用インテリアと、グランリュクスの専用シートで爽やかなイメージになっています。
専用キーシェルとフロアマットはインテリアカラーにあわせた、存在感のあるアイテムが付属します。
2021年MAZDA2特別仕様車サンリットシトラスの装備
- グレージュ&シトラス 専用インテリア
- グランリュクス 専用シート
- 専用キーシェル
- 専用フロアマット
- 360°ビューモニター
安全装備の360°ビューモニターを標準装備しているので、運転が苦手な方も快適なドライブが楽しめる特別仕様車です。
MAZDA2特別仕様車サンリットシトラスの販売価格は1,969,000円から2,442,000円になっています。
グレード | 駆動方式 | 販売価格 |
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15S 特別仕様車 サンリットシトラス | 2WD(FF) | 1,969,000円~ |
4WD | 2,189,000円~ | |
XD 特別仕様車 サンリットシトラス | 2WD(FF) | 2,222,000円~ |
4WD | 2,442,000円~ |
MAZDA2がお得な装備をプラスした特別仕様車のブラックトーンエディションを追加
MAZDA2にブラックをテーマにした特別仕様車ブラックトーンエディション(Black Tone Edition)を追加しました。ベースになるグレードはプロアクティブで、ドアミラーやフロントグリルをグロスブラックに塗装した重厚な雰囲気が特徴のモデルです。
MAZDA2特別仕様車ブラックトーンエディションの装備
- グロスブラックのドアミラー
- グロスブラックのフロントグリル
- 185/60/R16ブラックメタリック塗装のアルミホイール
- フロントとリアのメッキロアバンパー加飾
- シャークフィンアンテナ
- マフラーカッター
- レッドステッチシート加飾
- シルバーとダークレッドのエアコンルーバーベゼル
- 本革巻ステアリング、シフトノブ、パーキングブレーキ
- AT車にパドルシフト
- MRCC
- SBS
- LAS
特別仕様車ブラックトーンエディションの販売価格は、ガソリンモデルの15S Black Tone Editionが1,798,000円から2,007,000円、ディーゼルモデルのXD Black Tone Editionが2,065,000円から2,274,000円になります。
MAZDA2に特別仕様車SMART EDITION(スマートエディション)を追加
MAZDA2に360°モニターやフルオートエアコンなどを標準装備した特別仕様車スマートエディションを追加しました。ベース車両は15Sと15Sプロアクティブで、今回追加した特別仕様車のスマートエディションは安全装備と快適装備が充実したモデルになっています。
15Sスマートエディションの装備
- リアダークガラス
- 6:4分割リアシート
- アドバンストキーレスエントリーシステム
- フルオートエアコン
- スーパーUVカットガラス+IRカットガラス
- シャークフィンアンテナ
- 360°ビュー・モニター
15Sプロアクティブスマートエディションの装備
- スマートブレーキサポート+マツダレーダークルーズコントロール
- レーンキープアシストシステム
- アダプティブLEDヘッドライト
- シャークフィンアンテナ
- 360°ビューモニター
2020年5月28日から販売開始して、車両価格は15Sスマートエディションで1,598,000円から、15Sプロアクティブスマートエディションで1,807,000円からです。
MAZDA2の特別仕様車White Comfort(ホワイトコンフォート)が2020年が5月13日発売 ボディカラーに新色のポリメタルグレーメタリックも追加
MAZDA2(マツダ2)が車名を変更してから初めての特別仕様車「White Comfort(ホワイトコンフォート)」を2020年4月9日から予約、2020年4月下旬から発売することを発表しました。
特別仕様車ホワイトコンフォートは上質なマツダ3の上質な内装に「ピュアホワイトレザー」と「グランリュクス」を使用した非日常感の心地いいインテリアをコンセプトにしています。
MAZDA2特別仕様車ホワイトコンフォートの装備
- ホワイトコンフォート専用シート
- スチールブルー エアコンルーバーベゼル
- 専用インパネデコレーションパネル
- 専用コンソールサイドデコレーション
- 専用ドアトリム
- 専用ドアアームレスト
- 専用ドアアームレストロアパネル(ディーゼルモデルに標準装備)
- CD/DVDプレーヤー+地上デジタルTVチューナー(ディーゼルモデルに標準装備)
- シャークフィンアンテナ(ディーゼルモデルに標準装備)
ホワイトコンフォートは「15S L Package」をベースにしたガソリンモデルと「XD L Package」をベースにしたディーゼルモデルをベースにして、それぞれに2WD(FF)と4WDを設定。
またMAZDA3などにも採用されているボディカラー「ポリメタルグレーメタリック」を追加しました。
グレード | 駆動方式 | 販売価格 |
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15S L Package | 2WD(FF) | 2,167,000円~ |
4WD | 2,376,000円~ | |
XD L Package | 2WD(FF) | 2,491,500円~ |
4WD | 2,700,500円~ |
欧州市場で改良新型MAZDA2が2019年12月に発売!
改良新型のMAZDA2が、2019年12月13日に欧州市場で発売されました。
スカイアクティブ・ビークル・アーキテクチャーと呼ばれる車両構造技術により、高い基本性能と上質な乗り心地を実現した新型MAZDA2。エクステリアは最新の魂動デザインを取り入れ、フロントグリルやLEDヘッドランプのデザインを刷新し、グリルはメッシュパターンとすることで上質でラグジュアリーな印象としています。ホイールは16インチの高輝度アルミを装着します。
新型MAZDA2のインテリアはカラーや素材の見直しを図ることで質感をアップ。Apple Car PlayやAndroid Auto対応のマツダコネクトを搭載し、自動減光式ルームミラーやステアリングヒーターなどの快適装備も充実しています。
また、欧州向け改良新型のMAZDA2では「マツダMハイブリッド」を新たに設定。パワートレインは1.5L直列4気筒ガソリンエンジンの「SKYACTIV-G」に6速MTを組み合わせます。
エンジンのチューニングは標準仕様となる最大出力75ps/6000rpm、最大トルク13.8kgm/3800rpm、0~100km/h加速11.7秒、最高速170km/hのものと、さらに高出力を発揮する最大出力90ps/6000rpm、最大トルク15.1kgm/4000rpm、0~100km/h加速9.7秒、最高速183km/hの2タイプが用意されています。
さらに、車の安定性を高める車両運動制御技術「G-ベクタリング・コントロール・プラス」も搭載します。
マイナーチェンジ版MAZDA2セダンがメキシコ市場に登場!
メキシコ市場で、MAZDA2をベース車両としたコンパクトセダンの「MAZDA2セダン」がデビューを迎えました。価格はおよそ146万円から。メキシコではコンパクトクラスのモデルは非常に人気が高く、今回発売されたMAZDA2セダンも売れ筋モデルとなることが予想されます。
MAZDA2セダンはクロームアクセントを散りばめたラグジュアリーなエクステリア。グリルデザインも刷新し、より洗練された印象となっています。アルミホイールも新デザインを採用し、15インチまたは16インチのアルミホイールを装備できます。
車内にはApple Car Play・Android Auto対応のマツダ・コネクトインフォテインメントシステムを搭載します。
MAZDA2セダンのパワートレインは一種類のみで、最高出力110ps/6,000rpm、最大トルク141Nm/4,000rpmを発生させる1.5リッター直列4気筒SKYACTIV-Gエンジンに、トランスミッションは6速MTまたは6速ATが選べます。
イギリス市場でMAZDA2が2019年11月末より発売!ライバル車はプジョー208
イギリス市場において、2020年モデルのMAZDA2が2019年11月末より発売されることが明らかになりました。パワートレインは1.5リッターSkyactiv-Gガソリンエンジンのみ、価格はおよそ209万円から。従来から大きく進化し、高い安定性と優れたハンドリング性能を備えた車両運動制御技術GVC Plus(G-ベクタリング コントロール プラス)を搭載し、走行性能を高めています。
MAZDAの魂動デザインを反映したエクステリアデザインは、新型になってより洗練されています。ワイドなシグネチャーウィングがスポーティーな印象を与えます。
足回りには存在感のある16インチアルミホイールを装着。リヤスタイルについてもバンパーのデザインが新設計となっています。
インテリアにはインパネ周りやトリムなどにラグジュアリーな素材を採用。キャビンにもより静粛性に優れた新素材を導入するなどの変更が加えられています。
欧州部門が改良新型MAZDA2の情報を発表!発売は2020年初頭を予定
MAZDAの欧州部門が、改良新型MAZDA2を2020年初頭に発売することを明らかにしました。
エクステリアにはフロントマスクを中心に新しい魂動デザインを反映させ、インテリアは素材・カラーの組み合わせの見直すことで全体的な質感アップに努めています。その他、Apple Car Play・Android Autoに対応したマツダコネクト、自動減光式ルームミラー、ステアリングヒーター等の快適装備を有します。
改良後の新型MAZDA2は、次世代の車両構造技術「SKYACTIV-VEHICLE ARCHITECTURE(スカイアクティブ ビークル アーキテクチャー)」を採用。車との一体感と快適な乗り心地が味わえます。
パワートレインには「SKYACTIV-G」の1.5リットル直列4気筒ガソリンエンジン、トランスミッションに6速MTを設定。最大出力は75hpと90hpの2つのチューニングがラインナップします。
90hpでは「マツダMハイブリッド」が設定され、改良新型のマツダMハイブリッドではトランスミッションは6速ATとなります。
さらに改良後のMAZDA2は先進運転支援システム(ADAS)を導入し、ドライブ中の運転手の負担を軽減。車両挙動の安定感・悪路走破性を向上するテクノロジー「G-ベクタリング コントロール プラス(GVCプラス)」で、従来の「G-ベクタリング コントロール」よりもさらに高い安定化効果を実現します。
MAZDA2のエクステリアは上質感を追求!フロント周りはシンプルかつエレガント
MAZDA2は、現在ラインアップされているマツダ車のエントリーモデルであり、広く一般にマツダブランドをPRする役割を与えられた車です。グローバル車名を採用した新型「MAZDA2」のコンセプトは、「日常を豊かにする上質なパーソナルカー」とマツダは表現しています。
デミオからの具体的な変更点としては、フロントグリルがフラットバーからメッシュになった点がもっとも大きいでしょう。
また、マツダ車全体のコンセプトである「魂動」デザインに基づき、シグネチャーウィング(5ポイントグリルの下からヘッドライドにつながるライン)を突出させ、毎日見ても飽きない立体的な造形美を実現。デミオでは躍動的だったフロントフォグランプ周辺をシンプルにした結果、エレガントな存在感を発揮しています。
ボディカラー以下の10色がラインアップされています。
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スノーフレイクホワイトパールマイカ -
ジェットブラックマイカ -
ジェットブラックマイカ -
ディープクリムゾンマイカ -
マシーングレープレミアムメタリック -
ソウルレッドクリスタルメタリック -
ディープクリスタルブルーマイカ -
ディープクリスタルブルーマイカ -
ソニックシルバーメタリック -
セラミックメタリック
MAZDA2のインテリアはモダンで居心地の良い空間!静寂性の高さもポイント
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MAZDA2 XD L packageのコックピット -
MAZDA2 XD PROACTIVE S Packageのコックピット -
MAZDA2 XD PROACTIVEのコックピット
MAZDA2は、コンセプトが「上質なパーソナルカー」と言うだけあり、居心地の良い落ち着いなデザインが特徴。素材が持つ質感にマッチするカラーを慎重に吟味して設定したため、モダンで居心地の良い空間が広がっています。
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MAZDA2 XD L packageのインテリア -
MAZDA2 XD PROACTIVE S Packagのインテリア -
MAZDA2 XD PROACTIVEのインテリア
収納スペースなど機能性も高いですが、特に力を入れたのはドライバーと同乗者が会話を楽しみやすい静寂性。人間の音の聞こえ方を研究し、天井の内張部には吸音材を効果的に使用、走行時のロードノイズ対策にはマッドガード採用など、ドライバーが特に不快に感じる音を低減できるように設計されています。
MAZDA2は「スカイアクティブビークルアーキテクチャー」を採用し、誰もが運転しやすい車へ!
MAZDA2は、新型MAZDA3と同じ「SKYACTIV-VEHICLEARCHITECTURE(スカイアクティブ ビークル アーキテクチャー)」を新たに採用しており、人が自分の体を動かすように自然に扱える車を目指して開発されています。
例えば、自然と背骨がS字を描き適切なドライビングポジションとれるシート、ドライバーにも同乗者にもストレスを与えない快適な乗り心地を実現した新サスペンションなどは、こうした設計思想・車両構造技術に基づくものです。
また、ハンドル操作に対してトルク制御し、タイヤに適切な荷重を伝える「G-ベクタリング コントロール プラス(GVCPlus)」は、車の挙動を安定させ、ドライバーの負担を軽減、乗り心地を向上させています。
4代目デミオDJ型登場時に話題となったオルガン式アクセルペダルもそのまま採用されており、ドライバーが疲れにくく、運転しやすい車を目指してより一層改良が進められています。
MAZDA2はドライバーをサポートする安全機能もさらに充実
MAZDA2は、ドライバーがアクセルやブレーキを踏まなくても、前走車との適切な車間距離を保つ「マツダ・レーダー・クルーズ・コントロール(MRCC)」を全車速追従機能付で採用。
他にも、ドライバーのミスによる車線逸脱を回避する「レーンキープアシストシステム(LAS)」や夜間視認性を大幅に向上させる「アダプティブ・LED・ヘッドライト(ALH)」を設定し、安全機能を拡充しています。
MAZDA2のエンジン種類とグレード別価格一覧表!価格は154~261万円!
MAZDA2は、1.5Lのガソリンエンジン「SKYACTIV-G」と1.5Lのクリーンディーゼル「SKYACTIV-D 」の2種類を搭載。トランスミッションは、15MBを除き、6速MTと6速ATが選択可能です。
更に車両減速時の運動エネルギーを回収して再利用する「ELOOP(減速エネルギー回収システム)」をディーゼルエンジンに加え、新たにガソリンエンジンにも展開。実燃費と環境性能の両方が向上しています。
エンジン種類 | MAZDA2グレード | 駆動方式 | 販売価格 |
---|---|---|---|
SKYACTIV-G 1.5 | 15S | 2WD | 1,573,000円~ |
4WD | 1,782,000円~ | ||
15S PROACTIVE |
2WD | 1,694,000円~ | |
4WD | 1,903,000円~ | ||
15S PROACTIVE S Package |
2WD | 1,903,000円~ | |
4WD | 2,112,000円~ | ||
15S L Package |
2WD | 2,090,000円~ | |
4WD | 2,299,000円~ | ||
15MB | 2WD | 1,650,0005円 | |
SKYACTIV-D 1.5 | XD PROACTIVE |
2WD | 1,991,000円~ |
4WD | 2,200,000円~ | ||
※XD PROACTIVE S Package |
2WD | 2,156,000円~ | |
4WD | 2,365,000円~ | ||
XD L Package |
2WD | 2,458,500円~ | |
4WD | 2,667,500円~ |
新型MAZDA2でもっとも安価なのはSKYACTIV-G 1.5の「15S」グレードで1,573,000円、最も高額なのはSKYACTIV-D 1.5の「XD L Package」の2,667,500円です。
新型デミオのマイナーチェンジ情報まとめ 2018年8月30日に行われた変更
2016年に年次改良を行い、上質なエクステリアやインテリアに進化したデミオは、2017年4月に安全装備の「i-ACTIVSENSE」を標準装備し、より安全な車へと進化しました。
2018年8月30日に行われたマイナーチェンジは、一体どのようなものが控えているのか?進化したデミオのエクステリアやインテリア、搭載装備や価格などを交えながら、予想されるフルモデルチェンジの情報も紹介します。
新型マツダ教習車に海外で販売する「デミオセダン」を導入
新型マツダ教習車に東南アジアのタイで生産しているデミオセダンを導入することが発表されました。この教習車モデルは現在マツダの教習車になっているアクセラに替わるもので、5ナンバーベースのコンパクトで運転しやすい教習車になります。
デミオセダンのエクステリアやインテリアは教習車に適したものに変更され、ヘッドアップディスプレイ(HUD)など必要性が少ない装備は外され簡素化しています。一般向けに販売しないのが残念ですが、一定の需要が見込めた時には市販化する可能性もあるでしょう。
デミオのマイナーチェンジは2018年8月30日!SKYACTIV-G 1.5を採用して内装の質感を向上
2018年8月30日に行われたデミオのマイナーチェンジはパワートレインが変更になり、360°モニターを上位グレードでオプション装備して、インテリアのドアトリムやインパネやシートにはグランリュクスと呼ばれるスエード調人工皮革を採用して内装の質感を向上しました。
フロントウインドウをスーパーUVカットガラス・IRカットガラスに変更して安全性を向上、アクセラなどの上位車種にも迫る質感と安全性を手に入れました。
また2018年のマイナーチェンジに合わせて特別仕様車ミストマルーンを設定しています。
2018年デミオのマイナーチェンジの内容
- 360°モニターを上位グレードに設定
- パワートレインをSKYACTIV-G 1.5に変更
- フロントウインドウにスーパーUVカット・IRカットガラスを採用
- インテリアにグランリュクスを採用して質感を向上
- 特別仕様車「ミストマルーン(Mist Maroon)」を設定
2018年のマイナーチェンジによる最大の変更点は今まで販売されていた1,300ccのガソリンエンジンは廃止になる替わりに1,500ccのガソリンエンジン「SKYACTIV-G 1.5」がラインナップされることです。
ディーゼルエンジンはそのままで手を加えられず1.5Lガソリンと1.5Lディーゼルの2本立てになります。
ヘッドライトやフロント周りを現行デミオのイメージを変えない程度にフェイスリフトすると考えられていましたが、エクステリアには手は加えられず、インテリアの質感向上だけされていますが、グランリュクスを採用したインテリアはアクセラやCX-3など上位クラスの車に迫る質感まで高められています。
マイナーチェンジでは従来の1.3Lガソリンエンジンから排気量をアップした1.5LのSKYACTIV-G1.5を入れ替える形で採用していますが、販売価格は据え置きになっています。内装の質感も大きく向上しているのでデミオの商品力がグッと増し、ライバルとの競争力も強くなったマイナーチェンジと言えそうです。
デミオのグレード | 駆動方式 | 販売価格 |
---|---|---|
15C | 2WD | 1,393,200円~ |
4WD | 1,598,400円~ | |
15S | 2WD | 1,490,400円~ |
4WD | 1,695,600円~ | |
15S ツーリング | 2WD | 1,733,400円~ |
4WD | 1,938,600円~ | |
15S ツーリング Lパッケージ | 2WD | 1,814,400円~ |
4WD | 2,019,600円~ | |
15S ミストマルーン | 2WD | 1,782,000円~ |
4WD | 1,987,200円~ | |
15S ノーブルクリムゾン | 2WD | 1,792,800円~ |
4WD | 1,998,000円~ | |
XD | 2WD | 1,814,400円~ |
4WD | 2,019,600円~ | |
XD ツーリング | 2WD | 2,014,200円~ |
4WD | 2,219,400円~ | |
XD ツーリング Lパッケージ | 2WD | 2,073,600円~ |
4WD | 2,278,800円~ | |
XD ミストマルーン | 2WD | 2,062,800円~ |
4WD | 2,268,000円~ | |
XD ノーブルクリムゾン | 2WD | 2,073,600円~ |
4WD | 2,278,800円~ |
2018年のマイナーチェンジに合わせて特別仕様車ミストマルーン(Mist Maroon)を追加
2018年に行われたデミオのマイナーチェンジに合わせて新たな特別仕様車「ミストマルーン(Mist Maroon)」が追加されました。
既存設定の「ノーブルクリムゾン(Noble Crimson)」と同様の16インチアルミホイールが設定され、インテリアはブラックやブラウンを使ったシックな内装となっています。
特別仕様車のミストマルーンもインテリアにグランリュクスを採用して、シート以外にも装飾されたブルーグレーステッチのアクセントが、シンプルながら豪華な大人の内装になっています。
2017年4月のマイナーチェンジ(一部改良)では「i-ACTIVSENSE」が標準搭載
マツダの安全技術である「i-ACTIVSENSE」は、自動ブレーキの「スマート・シティ・ブレーキ・サポート」、誤発進を抑制する「AT誤発進抑制制御」、死角にいる車を教えてくれる「ブラインド・スポット・モニタリング」、駐車時などに死角から近づく車を教えてくれる「リア・クロス・トラフィック・アラート」の4つの安全装備のことを差します。
デミオに搭載されている自動ブレーキ機能は、フロントガラスに設置した近赤外線センサーで、車や障害物を感知し4km~30km/hの速度で走行中、危険を察知したら自動的にブレーキをかけ被害を軽減するシステムです。
また、AT誤発進抑制制御(前進時)は、約10km/h以下の徐行運転や停車時に前方の障害物を検知し、RレンジとDレンジの入れ間違えによる前進の誤発進、ブレーキとアクセルの踏み間違いなどによる急加速を抑制してくれます。
ブラインド・スポット・モニタリングは、15km/h以上で走っている時に車両後方の約50mの範囲で接近している車両を検知し、サイドミラーに車がいることを表示してくれる機能です。その状態で車線変更をしようとウィンカーを作動させると、インジケーターの点滅と警告音で注意を促します。
駐車スペースからバックで出る時には、死角から接近してくる車両を教えてくれるので、安全に駐車場から出ることができます。
新型デミオのエクステリアは魂動デザインの躍動的なスタイル
新型デミオのエクステリアは、魂動デザインを取り入れた上質な仕上がりになっています。ボディカラーは全9色展開です。
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スノーフレイクホワイトパールマイカ(32,400円高) -
ソウルレッドプレミアムメタリック(43,200円高) -
ジェットブラックマイカ -
ディープクリスタルブルーマイカ -
チタニウムフラッシュマイカ -
エターナルブルーマイカ -
ソニックシルバーメタリック -
ディープクリムゾンマイカ -
マシーングレープレミアムメタリック(43,200円高)
特別塗装色として設定されている「ソウルレッドプレミアムメタリック」「マシーングレープレミアムメタリック」の2色は43,200円、「スノーフレイクホワイトパールマイカ」を選ぶと他のボディカラーより32,400円高くなります。
新型デミオのインテリアはマツダの上位クラスにも負けない上質さ
インテリアは、プレミアムコンパクトカーにも迫る上質さで、ハンドル・ダッシュボード・シートやドアトリム、シフトノブにいたるまで、きめ細かなおもてなし心が宿っています。
インテリアコーディネートは「ピュアホワイト」「ブラックレザー」「ドットファブリック」「ブラックファブリック」「ライトブラウン」の5種類用意されていて、それぞれ個性的な仕上がりです。
ピュアホワイトのインテリアカラーは、「L Package」で選択することができます。シート素材はクロスとレザーのコンビシートで、ホワイトカラーのシートやドアトリム、インテリアパネルは、車内の雰囲気をパッと明るくしてくれます。
ブラックレザーのインテリアカラーは、「L Package」で選択することができます。シート素材はグランリュクスとレザーのコンビシートで、座面などにグランリュクスが使われています。シート側面と同色のドアトリムやエアコンベゼル、インテリアパネルは、ブラックとブロンズの調和がとれたシックな色合いに仕上がっています。
ドットファブリックのインテリアカラーは、「Touring」グレードで選ぶことができます。シート素材はファブリックですが、ホワイトステッチとドットのインテリアパターンは、スタンダードですが飽きのこないスタイルになっています。
ブラックファブリックのインテリアカラーは、「XD・13S」グレードで選ぶことができます。シート素材はファブリックで、シート背面にはレトロな「千鳥格子」の模様が刻まれています。全てがブラックで統一されたインテリアは、引き締まった気持ちにさせてくれます。
ライトブラウンのインテリアカラーは、特別仕様車である「Tailored Brown」で選択することができます。スエード調皮革のグランリュクスで彩られたシートは、触るたびに満足感が混み上げてきます。また、ダイヤモンドキルティングをあしらい高級感もあります。
新型デミオの搭載されている安全装備の「i-ACTIVSENSE」の機能・その他の装備
新型デミオに搭載されている装備は、i-ACTIVSENSEの4つの安全装備だけではなく、いつでも見やすい視界を提供してくれる「アダプティブ・LED・ヘッドライト」、「車線逸脱警報システム」、「ドライバー・アテンション・アラート」、「マツダ・レーダー・クルーズ・コントロール」、「スマート・ブレーキ・サポート」などがメーカーオプションで搭載されています。
アダプティブ・LED・ヘッドライトは、LEDの特性を活かし部分消灯してハイビームを使っていても対向車や歩行者に眩しい思いをさせないヘッドライトです。また、LEDを照射する装置を11個に分け前走車や対向車、歩行者がいる場所を消灯することで、ドライバーからの認知率を高めてくれます。
車線逸脱警報システムは45km/h以上で作動するシステムで、車両が車線からはみ出そうになった時にドライバーに教えてくれるシステムで、ウィンカーが作動している時、アクセルを踏み加速している時などは作動しないよう工夫もされています。
ドライバー・アテンション・アラートは、65km/h以上で走行している時の動きを車が学習し、蛇行運転などいつもとは違う動きをしていると休憩を促してくれたり、居眠り運転などを防ぐよう警告をしてくれるシステムです。
マツダ・レーダー・クルーズ・コントロールは、約30km~100km/hの速度帯で使えるクルーズコントロールシステムで、レーダーで先行車を感知して速度差があると前方の車に合わせた速度・車間距離を保ち、前方に車がいなくなったら設定された速度まで加速し巡行をするシステムです。
スマート・ブレーキ・サポートは、約15km/h以上の速度で走行中に前方の車へ接近しすぎると警報を発し、衝突の危険があると判断した時はブレーキをかけて衝突を回避、または衝突してしまっても被害を軽減してくれるシステムです。
新型デミオのエンジンはガソリンエンジンの「SKYACTIV-G」とディーゼルエンジンの「SKYACTIV-D」がラインナップ
マツダのデミオには、ガソリンエンジンの「SKYACTIV-G」と、ディーゼルエンジンの「SKYACTIV-D」の2種類が用意されています。
ガソリンエンジンのラインナップは、ベースグレードの「13C・13S」、上級グレードの「Touring」、最上級グレードの「Touring L Package」、特別仕様車の「Tailored Brown」が用意されています。
デミオに搭載されているガソリンエンジンは、1,300ccの直列4気筒エンジンで最高出力は92PS、最大トルクは121Nmを発揮し、燃費はモデルによって20.6km/L~24.6km/Lと、少し差があります。
13C | 1,382,400円~ |
---|---|
13S | 1,479,600円~ |
13S Touring | 1,706,400円~ |
13S Touring L Package | 1,760,400円~ |
13S Tailored Brown | 1,738,800円~ |
また、ディーゼルエンジンのラインナップは、ベースグレードの「XD」、上級グレードの「XD Touring」、最上級グレードの「XD Touring L Package」、特別仕様車の「XD Tailored Brown」が用意されています。
デミオのディーゼルエンジンは、1,500ccの直列4気筒ターボエンジンで、最高出力は105PS、最大トルクは220~250Nmあります。燃費も22.8km/L~30.0km/Lを記録していて、ガソリンエンジンよりも燃費が良くトルクも2倍ほどありますが、車両価格は高くなる傾向にあります。
XD | 1,803,600円~ |
---|---|
XD Touring | 1,987,200円~ |
XD Touring L Package | 2,041,200円~ |
XD Tailored Brown | 2,019,600円~ |
2019年にはフルモデルチェンジで新型エンジン搭載か
マツダは、新世代ガソリンエンジン「SKYACTIV-X」などの次世代技術を2019年から導入すると発表しました。次世代エンジンの「SKYACTIV-X」は、圧縮着火をガソリンで行っているエンジンで、「SKYACTIV-G」に比べて20~30%の燃費向上、10%~30%のトルク向上が可能としています。
4代目のデミオは2014年から販売されていて、歴代のデミオは5年~7年でモデルチェンジを行っています。2019年には4代目デミオの販売から5年が経過し、そろそろモデルチェンジを行うのではないかと予想できます。
そこで、2019年から導入を予定しているガソリンエンジンである「SKYACTIV-X」を投入し、ディーゼルエンジンにも迫る燃費・トルクを実現した新型デミオの登場に期待したい。