日産「デイズ」のモデルチェンジ情報 特別仕様車・マイナーチェンジなど
日産の軽自動車「デイズ」と、そのカスタムモデルである「デイズハイウェイスター」のフルモデルチェンジが2019年3月28日に行われ同日発売しました。ホンダ「N‐BOX」などのライバル車と比較すると、販売が下落傾向にあるデイズはフルモデルチェンジをきっかけに巻き返しを狙います。
2013年6月に登場したデイズは、日産と三菱自動車との合弁会社であるNMKVによって共同開発された軽トールワゴンです。NMKVの基で開発される三菱のekワゴンとekカスタムは基本構造を同一とする兄弟車です。
日産の主力軽自動車デイズシリーズが登場してから、約6年のタイミングで実施するフルモデルチェンジによって誕生する新型モデルは、先進運転支援技術プロパイロットを搭載して軽自動車では最高クラスの安全性を実現します。なお、2019年11月にはこれらの先進技術が評価され、日本自動車研究者・ジャーナリスト会議主催の「2020年次RJCカー オブ ザ イヤー」を受賞しました。
新型デイズのエクステリアの特徴や販売価格等について紹介します。
デイズの一部改良は2024年6月10日法規対応とボディカラーの追加
デイズへ法規対応と新色バブルガムピンク×フローズンバニラパールルーフ2トーン、フローズンバニラパール×バブルガムピンクルーフ2トーンを追加する一部改良を2024年6月10日実施。
価格改訂も行いデイズの販売価格は1,437,700円から2,080,100円になりました。
デイズへマイナーチェンジを実施 2023年9月29日グリルパターン変更安全装備拡充など
デイズが2023年9月29日にマイナーチェンジを発表。
フロントのグリルデザインを水平基調の次世代Vモーションに変更することや、軽自動車で初めてBSW、RCTAを採用する360°セーフティアシストを搭載するなど安全面も強化。
ボディカラーの新色追加、LEDヘッドライトやステアリングヒーターの新規オプションなど選択の幅も広がります。
2023年マイナーチェンジ後のデイズの販売価格は1,437,700円から2,080,100です。
デイズに特別仕様車ファイントーンなどを追加する一部改良を2022年9月15日実施
デイズが一部改良を行い法規対応の燃費改善、ボディカラー整理、特別仕様車ファイントーンの設定を実施。
騒音規制・排ガスの法規対応によりカタログ燃費数値が2.0から2.8km/L改善、ボディカラーではモノトーンカラーのスパークリングレッドなど3色廃止して、2トーンカラーを1色入れ替えます。
2022年デイズ特別仕様車ファイントーンの装備
- インテリジェントアラウンドビューモニター
- 専用ボディカラー
- 専用インテリアカラー
- 専用シートカラー
特別仕様車のファイントーンは、マイルドハイブリッドのハイウェイスターXをベースに、アラウンドビューモニタ-を標準装備するお得なグレードで、内外装に専用カラーを設定しています。
デイズの販売価格は改良前から上昇しており、同時に一部改良したルークスも販売価格を改定。
新型デイズは2022年9月15日発表・発売しました。
新型デイズに初めての特別仕様車アーバンクロムを追加
デイズがフルモデルチェンジして初めての特別仕様車アーバンクロムを2021年1月14日に追加します。ベースモデルはハイウェイスターで、専用の漆黒メッキフロントグリルやブラックカラードアミラーなどを装備します。
デイズ特別仕様車アーバンクロムの販売価格は1,600,500円から1,915,100円です。
デイズが一部改良でプロパイロットにミリ派レーダーを採用 ボディカラーも3色新たに追加
日産の軽自動車デイズが2020年8月20日に一部改良を実施。安全装備やプロパイロットにミリ波レーダーを搭載して安全性能を向上、追加した安全装備は全てのグレードに標準装備します。
2020年デイズの改良で追加した安全装備
- インテリジェントFCW(前方衝突予測警報)
- インテリジェントDA(ふらつき警報)
- 先行車発進お知らせ
- 標識検知機能
- ロードリミッター付ダブルプリテンショナーシートベルトなど
今回の一部改良では、安全装備の他にボディカラーも追加されています。チタニウムグレーとブラックの2トーンカラー、アトランティックブルー、アメジストパープルのモノトーンカラーの3種類です。軽自動車でもトップクラスの全18種類のラインナップで選ぶ楽しみが増えました。
グレード | 駆動方式 | 販売価格 |
---|---|---|
S | 2WD(FF) | 1,327,700円~ |
4WD | 1,461,900円~ | |
X | 2WD(FF) | 1,380,500円~ |
4WD | 1,514,700円~ | |
ハイウェイスターX | 2WD(FF) | 1,567,500円~ |
4WD | 1,701,700円~ | |
ハイウェイスターX プロパイロットエディション |
2WD(FF) | 1,666,500円~ |
4WD | 1,800,700円~ | |
ハイウェイスターG ターボ | 2WD(FF) | 1,648,900円~ |
4WD | 1,783,100円~ | |
ハイウェイスターG ターボ プロパイロットエディション |
2WD(FF) | 1,747,900円~ |
4WD | 1,882,100円~ |
新型デイズとハイウェイスターのエクステリアはVモーションを強調した日産らしいスタイル
新型デイズとデイズハイウェイスターのエクステリアは日産のデザインアイコン「Vモーション」を強調した存在感のあるスタイルが魅力で、それぞれの個性を追求して差別化を強めました。
デイズはこのVモーションが中央に配置されコンパクトで可愛らしい印象を受けますが、デイズハイウェイスターはVモーションがワイドになり、ヘッドライトに触れる所まで広がります。グリルも大型化しているためワイルドでかっこいいスタイルになっています。
女性ユーザーからの支持率が高い「デイズ」は、キュートで可愛らしいヘッドライトや、親しみやすさを意識したフロングリルなどの個性をフルモデルチェンジで追求しています。
男性ユーザーから支持される「ハイウェイスター」は、シャープで鋭いヘッドライトのデザインや、攻撃的な大型アッパーグリル、躍動感を与える大胆なキャラクターライン、15インチ切削アルミホイールなどの個性をフルモデルチェンジによって強化しました。
フロントグリルのデザインアイコン「Vモーショングリル」を採用して、押し出しの強いダイナミックシールドをフロントグリルに採用する兄弟車の三菱ekワゴン・ekクロスとの差別化をさらに強めています。
X | ハイウェイスターX | |
---|---|---|
全長 | 3,395mm | |
全幅 | 1,475mm | |
全高 | 1,640mm | |
ホイールベース | 2,495mm | |
室内長 | 2,065mm | |
室内幅 | 1,340mm | |
室内高 | 1,270mm | |
車両重量 | 830kg | 840kg |
最小回転半径 | 4.5m | |
最低地上高 | 155mm | |
エンジン型式 | BR06 | BR06+SM21 |
総排気量 | 0.659L | |
エンジン最高出力 | 38kW(52ps)/6,400rpm | |
エンジン最大トルク | 60Nm(6.1kgm)/3,600rpm | |
モーター最高出力 | – | 2.0kW/1,200rpm |
モーター最大トルク | – | 40Nm/100rpm |
JC08モード燃費 | 29.4km/L | 29.8km/L |
WLTCモード燃費 | 21.2km/L | |
乗車定員 | 4名 | |
販売価格 | 1,325,160円~ | 1,469,880円~ |
新型デイスは新開発のプラットフォームを採用したことも大きなトピックです。軽自動車はボディサイズなどの規格が決まっているため、どの自動車メーカーも大きさに制限がかかっています。
2019年3月に発表された新型デイズとデイズハイウェイスターは、軽自動車規格のなかで最大限のキャビンスペースとラゲッジスペースを確保するため新たなプラットフォームを採用して後席のニールームを710mmに延長、荷室長も広くとり長時間のドライブも楽しく過ごせます。
新型デイズとデイズハイウェイスターはモデルチェンジで新色を追加 モノトーン13色と2トーン4色をラインナップ
フルモデルチェンジした新型デイズにはモノトーンカラーを、デイズハイウェイスターにはモノトーンカラーと2トーンカラーを設定します。従来モデルは13色設定でしたが、2トーンが新たに加わりカラフルなカラーラインナップになっているのが新型デイズの特徴的です。
軽自動車は販売台数が多いため、どうしても個性を出しにくいのが難点ですが、これだけカラーラインナップが豊富であれば他車とかぶらない、個性的なデイズを選ぶことができるでしょう。
新型デイズのボディカラー一覧
- ホワイト(デイズのみ設定)
- ブラック
- スパークリングレッド
- スターリングシルバー(デイズのみ設定)
- チタニウムグレー(ハイウェイスターのみ設定)
- オーシャンブルー
- ブロッサムピンク(デイズのみ設定)
- プレミアムパープル(32,400円高・ハイウェイスターのみ設定)
- ホワイトパール(32,400円高)
- アッシュブラウン(32,400円高・デイズのみ設定)
- ソーダブルー(32,400円高・デイズのみ設定)
- プレミアムオリーブ(32,400円高・デイズのみ設定)
- プレミアムサンシャインオレンジ(37,800円高)
- スパークリングレッド&ブラック(54,000円高・ハイウェイスターのみ設定)
- アッシュブラウン&フローズンバニラパール(64,800円高・ハイウェイスターのみ設定)
- ソーダブルー&アッシュブラウン(64,800円高・ハイウェイスターのみ設定)
- ホワイトパール&プレミアムサンシャインオレンジ(64,800円高・ハイウェイスターのみ設定)
-
ホワイト(デイズのみ設定) -
ブラック -
スパークリングレッド -
スターリングシルバー(デイズのみ設定) -
チタニウムグレー(ハイウェイスターのみ設定) -
オーシャンブルー -
ブロッサムピンク(デイズのみ設定) -
プレミアムパープル(32,400円高・ハイウェイスターのみ設定) -
ホワイトパール(32,400円高) -
アッシュブラウン(32,400円高・デイズのみ設定) -
ソーダブルー(32,400円高・デイズのみ設定) -
プレミアムオリーブ(32,400円高・デイズのみ設定) -
プレミアムサンシャインオレンジ(37,800円高) -
スパークリングレッド&ブラック(54,000円高・ハイウェイスターのみ設定) -
アッシュブラウン&フローズンバニラパール(64,800円高・ハイウェイスターのみ設定) -
ソーダブルー&アッシュブラウン(64,800円高・ハイウェイスターのみ設定) -
ホワイトパール&プレミアムサンシャインオレンジ(64,800円高・ハイウェイスターのみ設定)
新型デイズがモデルチェンジで加わった新色はモノトーンの「ソーダブルー」と2トーンカラーの「スパークリングレッド&ブラック」「アッシュブラウン&フローズンバニラパール」「ソーダブルー&アッシュブラウン」「ホワイトパール&プレミアムサンシャインオレンジ」です。
特に2トーンカラーは新型デイズになってから加わったため、新型を象徴するイメージカラーになるでしょう。
新型デイズ・デイズハイウェイスターのインテリアカラーは全3種類
新型デイズは「SとX」「ハイウェイスター」「ハイウェイスターのオプション」の3種類が用意されています。デイズのSグレードとXグレードにはベージュとブラウンのファブリックシートが標準装備されていて、車内が明るくなる親しみやすいインテリアカラーになっています。
デイズハイウェイスターのインテリアはブルーとブラックのチェック模様を用いたデザインになっています。インストルメントパネルはブルーになり、運転席・助手席のドアトリムまでしっかりデザインされ高級感もある仕上がりになっています。
デイズハイウェイスターのみ選択できるオプションインテリアは、ブラウンをベースにしてブルーとブラックのラインを入れたシートが特徴的です。性別年齢問わずマッチするオシャレなデザインになっています。
新型デイズにオーテックから可愛らしいコンプリートカー「ボレロ」を設定
新型デイズの発表と同時にオーテックのコンプリートカーのボレロが設定されました。ブロッサムピンクやソーダブルーなどのパステルカラーとホワイトルーフを組み合わせた可愛らしさが特徴です。
専用のブラウンピンクインテリアはシートの背面と座面をピンクのストライプでデザイン、インストルメントパネルやハンドルはピンクとブラウンのコンビカラーになっています。ドアトリムはブラウンで統一されていて、可愛すぎない雰囲気になっています。
新型デイズ「ボレロ」の専用装備
- ダーククローム 専用フロントグリル
- ホワイトパール 電動格納式リモコンカラードドアミラー
- ホワイトパール アウトサイドドアハンドル
- ダーククローム 専用バックドアフィニッシャー
- ホワイト 専用14インチアルミホイール
- ステッチ付 専用ソフトレザー調/トリコットコンビシート
- ブラウンピンク 専用インストルメントパネル
- ブラウンピンク 専用本革巻ステアリング
- バニティミラー付 助手席サンバイザー
- メッキインサイドドアハンドル
- メッキボタン付シフトノブ
- メッキインナードアハンドル
- トリコットアイボリー無地 ドアトリムクロス
ボディカラーはボレロ専用の2トーンカラー「ブロッサムピンク&ホワイトパール」「ソーダブルー&ホワイトパール」「ブラック&ホワイトパール」の3色を含む全7色です。2トーンカラーは全てボレロ専用なので個性を表現するのにピッタリのカラーリングです。
新型デイズ「ボレロ」の専用2トーンボディカラー
- ブロッサムピンク&ホワイトパール(64,800円高)
- ソーダブルー&ホワイトパール(64,800円高)
- ブラック&ホワイトパール(64,800円高)
-
ブロッサムピンク&ホワイトパール(64,800円高) -
ソーダブルー&ホワイトパール(64,800円高) -
ブラック&ホワイトパール(64,800円高)
新型デイズのコンプリートカー「ボレロ」の販売価格は2WDで1,411,560円、4WDで1,543,320円です。オプション装備で360度見渡せるアラウンドビューモニターやSOSコールなどを設定できるため、初めて車を購入する方や運転が苦手な方のファーストカーにもおすすめできます。
新型デイズはプロパイロットなどをオプション設定 販売価格は10万円ほどアップ
2019年3月28日に発売したデイズの販売価格を現行モデルと比較すれば、標準装備を抑える両車のエントリーグレードでは、10万円アップとさほど大きな価格変動はありませんでした。
プロパイロットを標準装備するプロパイロットエディションも設定、販売価格は1,567,080円から1,778,760円になっています。ホンダのN-BOXに迫る価格帯ですが、軽自動車で初めて採用する自動運転支援技術のプロパイロットが搭載されることを考慮するとお得な価格設定になっています。
グレード | 駆動方式 | 旧型デイズ販売価格 | 新型デイズ販売価格 |
---|---|---|---|
J | FF | 1,157,760円~ | – |
S | FF | – | 1,273,320円~ |
4WD | 1,318,680円~ | 1,405,080円~ | |
X | FF | 1,306,800円~ | 1,325,160円~ |
4WD | 1,427,760円~ | 1,456,920円~ | |
ボレロ | FF | – | 1,411,560円~ |
4WD | – | 1,543,320円~ | |
ハイウェイスターX | FF | 1,442,880円~ | 1,469,880円~ |
4WD | 1,563,840円~ | 1,601,640円~ | |
ハイウェイスターX プロパイロットエディション |
FF | – | 1,567,080円~ |
4WD | – | 1,698,840円~ | |
ハイウェイスターG | FF | 1,509,840円~ | – |
4WD | 1,630,800円~ | – | |
ハイウェイスターG ターボ | FF | 1,520,640円~ | 1,549,800円~ |
4WD | 1,641,600円~ | 1,681,560円~ | |
ハイウェイスターG ターボ プロパイロットエディション |
FF | – | 1,647,000円~ |
4WD | – | 1,778,760円~ |
新型デイズの主要オプション装備と価格一覧
- インテリジェントアラウンドビューモニター(32,400円)
- プロパイロットエディション(86,400円~97,200円)
- 日産オリジナルナビ取付けパッケージ(27,000円)
- SOSコール(32,400円)
- プレミアムコンビネーションインテリア(32,400円)
- 寒冷地仕様(24,840円)
- 15インチタイヤ&アルミホイール(21,600円)
注目のオプション装備はミニバンのセレナ、SUVのエクストレイル、電気自動車のリーフなどに採用している自動運転支援技術のプロパイロットです。軽自動車では初めて採用する技術になるため期待が高まります。
フルモデルチェンジする新型デイズは運転支援技術の「プロパイロット(ProPILOT)」を装備して安全性を大幅に強化
2019年3月28日に発売する新型デイズは、自動運転レベル2をクリアする「プロパイロット(ProPILOT)」を装備、0kmから25kmでクルーズコントロールを使用すると停止と再発進を自動で行い、レーンの中央を走るように支援、一部条件を満たすエリア内において運転サポートを可能とすることで安全性を大幅に強化する見込みです。
軽自動車市場で圧倒的な販売台数を誇るホンダ「N‐BOX」の現行モデルは、車線維持支援システム等をパッケージングする先進の安全運転支援システムである「ホンダセンシング(Honda SENSING)」を標準装備します。
同時に発売する「デイズ ハイウェイスター」は、スズキのワゴンRスティングレーも装備するカスタムグレードの最近のトレンドである「サイド&カーテンエアバッグ」を全てのグレードで標準装備、安全性が向上しました。
新型デイズは車両重量を減らしてルノーが開発したエンジン「BR06」を採用 ハイブリッド搭載モデルの燃費は29.8km/L
デイズとekワゴンシリーズは、2016年4月に生じた燃費不正のネガティブなイメージから脱却するために、次期モデルチェンジでは燃費改善に積極的に取り組みます。
軽自動車に搭載するエンジンで優位性のあるダイハツやスズキに対抗するために、環境性能の優れた新型エンジンの開発も考えられましたが、日産と三菱が提携するルノーが開発した800ccの3気筒エンジンのBR08をダウンサイジングした日産製の「BR06」新型エンジンを搭載します。
また、2016年12月のマイナーチェンジで誕生したノートe‐POWERの売れゆきが予想以上に好調であった事から、今後デイズとデイズハイウェイスターからもエンジンを発電機として用いて高性能モーターを動力源とするパワートレインを搭載するモデルのラインナップも期待されます。
グレード | 駆動方式 | エンジン | 燃費 |
---|---|---|---|
S | FF | 自然吸気(NA) | JC08モード:29.4km/L (WLTCモード:21.2km/L) |
4WD | JC08モード:24.6km/L (WLTCモード:18.2km/L) |
||
X | FF | 自然吸気(NA) | JC08モード:29.4km/L (WLTCモード:21.2km/L) |
4WD | JC08モード:24.6km/L (WLTCモード:18.2km/L) |
||
ボレロ | FF | 自然吸気(NA) | JC08モード:29.4km/L (WLTCモード:21.2km/L) |
4WD | JC08モード:24.6km/L (WLTCモード:18.2km/L) |
||
ハイウェイスターX | FF | ハイブリッド | JC08モード:29.8km/L (WLTCモード:21.2km/L) |
4WD | JC08モード:25.4km/L (WLTCモード:18.8km/L) |
||
ハイウェイスターX プロパイロットエディション |
FF | ハイブリッド | JC08モード:29.8km/L (WLTCモード:21.2km/L) |
4WD | JC08モード:25.4km/L (WLTCモード:18.8km/L) |
||
ハイウェイスターG ターボ | FF | ターボ | JC08モード:25.2km/L (WLTCモード:19.2km/L) |
4WD | JC08モード:22.8km/L (WLTCモード:16.8km/L) |
||
ハイウェイスターG ターボ プロパイロットエディション |
FF | ターボ | JC08モード:25.2km/L (WLTCモード:19.2km/L) |
4WD | JC08モード:22.8km/L (WLTCモード:16.8km/L) |
新型デイズEV(電気自動車)は2021年末に発売する可能性が高い
日産は2019年に登場させる軽自動車をベースとするEVの販売計画を、2022年度末までに電動車の販売比率を40%まで高めるという経営方針を打ち出しています。
2019年に登場する軽自動車として可能性が最も高いのはデイズの新型モデルでした。2022年度末までに電動車の販売比率を40%まで高めるという数値目標を実現するためには、軽自動車にも電気の力で動く電動車をラインナップさせる必要があります。
兄弟車である三菱のekワゴンでも、EVモデルを発売するような主旨の発表がされたこともありましたが、新型デイズに電動車が追加設定されることはありませんでした。
噂されていたデイズEVの販売価格は3,000,000円前後、航続距離は200kmを超えて実用的な面においても魅力的な車なので2021年に動きがあることを期待しましょう。
日産デイズとデイズハイウェイスターの画像7枚
新型デイズの発表前に撮影されたスパイショットを紹介 浮き出るほど立体的なVモーショングリルが特徴
日産の新型デイズが欧州のスペインでスパイショットが撮影されました。ボディ全体を覆う厚めのカモフラージュですが、遠目からでもわかるほど立体的なフロントグリルのVモーションが特徴です。
日本独自規格の軽自動車が欧州でテスト走行すること自体が珍しく、フルモデルチェンジ後のデイズを考察できる貴重なスパイショットです。
現行モデルのデイズは日産と三菱の合併会社「NMKV」によりekワゴンと共同開発されていて、前回は三菱が主導を取り、今回フルモデルチェンジするデイズは日産が主導を取り開発することが分かっています。
同時に開発され市販する三菱のekワゴンとekクロスとはエクステリアのデザインが各々違うものになりますが、リアは共通するデザインを採用するでしょう。
新型デイズはプラットフォームやエンジンなど基本的な構造を一新しますが、軽自動車規格があるため、ボディサイズに変更はないと考えます。
フルモデルチェンジが実施されて新型デイズが誕生するのは2019年3月28日
2017年10月に行われた中期経営計画の発表の場で、三菱自動車の益子修CEOはデリカD5と軽自動車の新型モデルを2019年に登場させることを宣言しました。益子CEOが2019年の誕生を示唆した軽自動車は「ekワゴン」の新型モデルを指していて、その兄弟車である「デイズ」も同年にフルモデルチェンジします。
ライバルのスズキ「スペーシア」は2017年12月にフルモデルチェンジを実施してスーツケースをイメージさせるオシャレな内外装が特徴です。2017年8月1日マイナーチェンジを行ったダイハツ「ムーヴ」は一部グレードにスマートアシスト3を装備して安全性を強化しました。
2018年上半期も好調な販売が続くホンダ「N‐BOX」は、ACC(アクティブクルーズコントロール)等の運転サポートシステムをパッケージングする「ホンダセンシング」を標準装備した高い安全性が評価されています。
デイズの2018年上半期の販売台数はこれらのライバル車よりも少なく、対前年比においても減少傾向です。日産の主力軽自動車であるデイズは、2019年3月28日にフルモデルチェンジを実施して、自動運転レベル2をクリアするプロパイロットを搭載して商品力を向上、巻き返しを図ります。
ラインナップが噂されるデイズのEVモデルの発売は、そのタイミングから1年遅れた2025年以降になると考えます。
車名 | 販売台数 | 前年比 |
---|---|---|
ホンダ N‐BOX | 12万7548台 | 20.1%増 |
スズキ スペーシア | 7万9718台 | 38.0%増 |
ダイハツ ムーヴ | 7万4109台 | 2.7%増 |
ダイハツ タント | 7万1809台 | 10.9%減 |
日産 デイズ | 7万1778台 | 6.4%減 |
NMKVが開発したデイズのモデルチェンジ遍歴
デイズは日産が販売する軽トールワゴンです。NMKVが三菱のeKワゴンとの共同開発車として開発。初代は三菱が設計、製造を行っていましたが、2代目からは日産が設計して三菱が製造しています。
デイズ 初代 B21W(AA0)/2013年~2019年
2013年6月、デイズの販売が開始されました。「J」「S」「X」の3グレードを展開。スポーティタイプのデイスハイウェイスターは「ハイウェイスターJ」「ハイウェイスターX」「ハイウェイスターG」「ハイウェイスターGターボ」の4グレードを展開します。
2014年7月、一部改良で燃費性能を向上。アンテナをルーフアンテナへ変更とボディカラーの追加が実施されました。10月、特別仕様車「ハイウェイスター Vセレクション+Safety」を、12月には「ハイウェイスター Vセレクション+Safety Ⅱ」「ハイウェイスターX Vセレクション+Safety Ⅱ」を発売。
2015年10月、マイナーチェンジを実施し、安全性能の強化やクリルやインテリアの変更、ボディカラーの変更を施しました。また、「ハイウェイスターJ」を廃止し、オーテックジャパン扱いの「ボレロ」を新設定しました。
2016年7月、特別仕様車「X Vセレクション」を発売。
2017年4月、特別仕様車「X モカセレクション」「ハイウェイスターX プレミアムセレクション」を発売。
2018年5月、一部改良で安全性能を強化。ボディカラーの見直しが実施されました。
2019年3月、2代目と入れ替わりのため、販売を終了しました。
デイズ 2代目 B40W(AA1)/2019年~
2019年3月、フルモデルチェンジで2代目になったデイズは、日産の軽自動車では初となるプロパイロットヘルプネットが採用されています。グレード体系は初代同様に、「プロパイロットエディション」が採用されています。
2020年8月、一部仕様向上でミリ波レーダーが導入され、安全性能を強化しました。同年12月、特別仕様車「アーバンクロム」を発表。翌2021年1月に発売となりました。
2022年9月、一部仕様向上でインテリアの変更と燃費性能を向上。ボディカラーの変更が施されました。併せて特別仕様車「ファイントーン」が設定されました。
2023年9月、マイナーチェンジを実施。デジタルVモーションが導入されています。また、新仕様の特別仕様や「ハイウェイスター アーバンクロム」が復活設定されました。
デイズのモデル | 販売年表 |
---|---|
初代 B21W(AA0) | 2013年~2019年 |
2代目 B40W(AA1) | 2019年~ |
プロパイロットを搭載した新型デイズが登場すれば軽トールワゴンのシェア争いは面白くなる
2018年上半期の軽自動車の販売台数は、ホンダ「N-BOX」やスズキ「スペーシア」などの車高のある軽トールワゴンが上位を占めています。
室内スペースが広く、燃費が良くて、維持費が安く、安全装備も充実している軽トールワゴンの人気は今後も続きます。
日産の軽トールワゴン「デイズ」は、ライバル車であるN-BOXやスペーシアを意識してフルモデルチェンジを行います。2019年3月28日に新型を発表したデイズは、部分的自動運転を可能とするプロパイロットを搭載して、より魅力的な車へと進化して軽自動車市場のシェア争いをさらに面白くさせます。