CX-3のタイヤおすすめ～18インチ純正サイズのSUV/低燃費/コンフォートタイヤ

MAZDA CX-3の目的に合わせて選びたいおすすめの18インチタイヤ6選

MAZDA CX-3（マツダ シーエックススリー）のタイヤサイズは、全グレード共通で「215/50R18」が純正サイズとして採用されています。この18インチサイズのタイヤは、CX-3が持つ洗練されたデザインと走行性能を支える重要な要素です。

CX-3は、そのコンパクトなボディサイズでありながら、SUVらしい力強さとマツダ独自の「魂動デザイン」による美しいフォルムを兼ね備えています。搭載されるエンジンは、ガソリンエンジンとディーゼルエンジンがあり、以下の全グレードで標準装備されるタイヤサイズが「215/50R18」です。

ここでは、CX-3の純正タイヤサイズである「215/50R18」に対応する、SUVタイヤのほか、燃費性能を重視した低燃費タイヤ（エコタイヤ）や、快適な乗り心地を追求したコンフォートタイヤの3種類から、特におすすめのモデルをご紹介します。CX-3に求める走行性能や、ドライブの目的、走行シーンに合わせて、最適なタイヤのカテゴリを選ぶことができます。

CX-3におすすめの純正サイズ「215/50R18」のSUVタイヤ

CX-3の純正装着タイヤと同じカテゴリとして、まずおすすめするのはSUVタイヤです。近年のSUVタイヤは、舗装路（オンロード）走行を主眼においた製品と、未舗装路（オフロード）での走破性も考慮したオールテレーンタイヤ（全地形型タイヤ）などに細分化されています。

CX-3のようなコンパクトSUVの多くは、街乗りや高速道路などのオンロード走行を想定して設計されているため、タイヤもそれらの走行環境に合わせて高い操縦安定性や快適性、そして優れたウェットグリップ性能を発揮するモデルが適しています。オールシーズンタイヤの機能を持つM+S（マッド＆スノー）規格に対応したモデルも増えており、急な雪にも対応できる安心感をドライバーに提供します。CX-3には、特にオンロードでの軽快な走りを追求した次のようなSUVタイヤがおすすめです。SUVらしい力強い外観と、静かで快適な車内空間を両立させるタイヤ選びが重要になります。

ヨコハマ（YOKOHAMA）の「ジオランダー CV G058」はジオランダーの耐久性とブルーアースの燃費性能を受け継ぐ快適性能を重視した低燃費な都市型SUVタイヤ

YOKOHAMA GEOLANDAR CV G058 215/50R18 92V

ヨコハマ ジオランダーCV G058のセンターリブが柔軟性としっかり感を両立して高い操縦安定性やレスポンスを発揮

ヨコハマタイヤが提供する「GEOLANDAR CV G058（ジオランダー シーブイ ジーゼロゴハチ）」は、MAZDA CX-3のような都市型クロスオーバーSUV向けに開発された、高いバランス性能を持つSUVタイヤです。従来のオフロード（未舗装路）走行を重視したSUVタイヤとは異なり、街中での快適な走行や高速道路での長距離移動を主な使用シーンと想定しています。

このGEOLANDAR CV G058は、耐久性やウェット性能といったSUVタイヤに求められる基本性能を確保しつつ、特に静粛性能（静かさ）と高速安定性能を向上させている点が特徴です。これにより、CX-3のドライバーは、より上質な乗り心地と快適なキャビン空間を享受できます。さらに、浅雪程度の走行に対応できるM+S（マッド＆スノー）規格にも対応しているため、突然の降雪や泥濘路（でいろ）においても一定の走行性能を発揮し、高い安心感を提供します。

ブリヂストン（BRIDGESTONE）の「デューラー H/L 850」は低燃費性能に配慮しつつ優れた静粛性が上質な走りを実現するプレミアムSUVにふさわしいタイヤ

BRIDGESTONE DUELER H/L 850 215/50R18 92V

ブリヂストン デューラー H/L 850のセンター部の3D形状ブロックが周方向の剛性差を抑えて快適な乗り心地に

ブリヂストンの「DUELER H/L 850（デューラー エイチエル ハチゴーマル）」は、MAZDA CX-3をはじめとする都市型SUVのオーナーが重視する快適性能と静粛性を追求したオンロード（舗装路）専用のプレミアムSUVタイヤです。このタイヤは、SUVに求められる高い耐久性を確保しつつ、特に静かで快適な走行性能を実現するため、専用に設計されたトレッドパタンを採用しています。

DUELER H/L 850は、走行時に発生するノイズ（パタンノイズ）を大幅に低減し、車内空間の静かさを高めることで、長距離ドライブでも疲れにくい快適な移動をサポートします。また、タイヤの一部が不均一に摩耗する偏摩耗を抑制するブリヂストン独自の技術も採用しており、これによりタイヤ寿命の長寿命化（ロングライフ性能）にも配慮しています。このDUELER H/L 850は、オールシーズンタイヤの機能を持つM+S（マッド＆スノー）規格には対応しておらず、高い乾燥路性能とウェットグリップ性能に特化したサマータイヤとして、温暖な気候の地域での日常使用に最適なSUVタイヤです。

CX-3におすすめの純正サイズ「215/50R18」の低燃費タイヤ

続いておすすめするのは低燃費タイヤです。低燃費タイヤとは、グレーディングシステムで等級分けされた転がり抵抗性能がA/AA/AAA、ウェットグリップ性能がa/b/c/dのいずれかのタイヤのことです。CX-3には、次のようなダンロップとヨコハマの低燃費タイヤをおすすめします。

ダンロップ（DUNLOP）の「エナセーブ RV505」はふらつきの少ない優れた操縦安定性能に加えて「AA」の高い低燃費性能を発揮する長持ちする低燃費タイヤ

DUNLOP エナセーブ RV505 215/50R18 92V

ダンロップ エナセーブ RV505のアウト側の広くとったショルダー部がブロック剛性を高めてロングライフを実現

ダンロップが提供する「ENASAVE RV505（エナセーブ アールブイ ゴーマルゴ）」は、ミニバンや背の高いSUVであるMAZDA CX-3などに最適な、低燃費性能と操縦安定性を両立させたタイヤです。このタイヤは、日本のタイヤラベリング制度において、転がり抵抗性能で「AA」という優れたグレードを獲得しており、燃料消費の抑制に大きく貢献するエコタイヤとして位置づけられます。

ENASAVE RV505は、低燃費性能の高さに加えて、タイヤ寿命の長さ（ロングライフ性能）にも配慮した設計を採用しています。特に、CX-3のような重心の高いクロスオーバーSUVでは、走行中のふらつきが懸念されやすいですが、このタイヤは高剛性構造を取り入れることで、トレッド部（路面に接する部分）の不要な変形や動きを抑制します。その結果、優れた操縦安定性を発揮し、高速道路でのレーンチェンジやカーブ走行時においても、ふらつきを効果的に抑えて、ドライバーに快適で安心感のある乗り心地を提供します。

ヨコハマ（YOKOHAMA）の「ブルーアース RV-02」は専用ゴムが高いウェットグリップ性能を発揮する低燃費グレード「A/a」の雨に日も安心の低燃費タイヤ

YOKOHAMA BluEarth RV-02 215/50R18 92V

ヨコハマ ブルーアース アールブイ-02の非対称パターンの高い安定感によりSUVをしっかり支えて偏摩耗を抑制

ヨコハマタイヤの「BluEarth RV-02（ブルーアース・アールブイゼロツー）」は、MAZDA CX-3のような車高が高く、車重が重くなりがちなSUV（スポーツ・ユーティリティ・ビークル）向けに専用設計されたミニバン・SUV専用タイヤです。SUV特有の構造により制動距離が長くなったり、カーブでふらつきやすくなったりする傾向を考慮し、特に高い安全性能と操縦安定性を追求しています。

このBluEarth RV-02は、日本のタイヤラベリング制度でウェットグリップ性能の最高グレードである「a（エー）」を獲得しており、雨天時の濡れた路面（ウェット路面）でも高い排水性能と密着性を発揮し、短い制動距離でしっかりと車両を停止させます。また、快適な車内空間を実現するため、パタン設計にも工夫を凝らしており、5つの異なるピッチバリエーションを組み合わせた設計が、走行中に発生する不快なパターンノイズを効果的に抑制します。高いウェットグリップ性能と静粛性により、CX-3での安心感と快適性を高めるSUVタイヤです。

CX-3におすすめの純正サイズ「215/50R18」のコンフォートタイヤ

最後に、CX-3におすすめのコンフォートタイヤを紹介します。コンフォートタイヤとは、静粛性や乗り心地などの快適性能に優れたタイヤのことで、中には低燃費タイヤとして定義されるタイヤもあります。CX-3には、ブリヂストンとミシュランの次のようなタイヤがおすすめです。

ブリヂストン（BRIDGESTONE）の「レグノ GRV II」のサイレントテクノロジーにより会話や音楽が楽しめるほど高い静粛性を実現する快適性能の高いタイヤ

BRIDGESTONE REGNO GRV II 215/50R18 92V

ブリヂストン レグノ ジーアールブイ ツーは静粛性や低燃費性能に優れたSUV用コンフォートタイヤ

ブリヂストンの「REGNO GRV II（レグノ ジーアールブイ ツー）」は、MAZDA CX-3のようなクロスオーバーSUVのオーナーが、車内での快適な乗り心地と高い居住性を特に重視する場合に最適なプレミアムコンフォートタイヤです。このREGNOブランドは、極めて高い静粛性能を追求していることが最大の特徴であり、CX-3でのドライブをより上質で静かな空間へと変えます。

REGNO GRV IIは、走行中にタイヤのトレッド面から発生するパタンノイズや、路面との摩擦で生じるロードノイズを抑制するだけでなく、タイヤ内部の空洞で発生する「気柱管共鳴音（きちゅうかんきょうめいおん）」という特定の周波数のノイズまでも低減する特殊技術を採用しています。これにより、極めて静かな走りを実現します。さらに、この高い快適性に加えて、日本のタイヤラベリング制度において転がり抵抗性能「A」、ウェットグリップ性能「b」という優れた性能を発揮する低燃費タイヤでもあり、CX-3に求めるすべての性能を高次元でバランスさせています。

ミシュラン（MICHELIN）の「プライマシー 3」はノイズや振動の少ない優れた快適性としっかりした走りの操安性を併せ持つアクティブコンフォートタイヤ

MICHELIN PRIMACY 3 215/50R18 92W

ミシュラン プライマシー スリーはスポーツタイヤで使われるチャンファーデザインを採用して接地面を安定化

ミシュランの「PRIMACY 3（プライマシー スリー）」は、MAZDA CX-3をはじめとする乗用車やクロスオーバーSUVに向けて開発された、高い安全性、優れた高速安定性、そして快適な乗り心地を兼ね備えた高性能ツーリングタイヤです。このタイヤは、プレミアムカーのオーナーが求める高いレベルの走行性能と、日常使用での快適性を両立させることを目指しています。

PRIMACY 3は、路面への接地面積を最適化する設計により、乾いた路面や濡れた路面（ウェット路面）のどちらにおいても高いグリップ力を発揮し、CX-3の安全性を高めます。また、トレッドパタンの剛性バランスを調整することで、高級感のある快適な走りを実現するとともに、高速走行時のふらつきを抑え、優れた高速安定性能を発揮します。走行中に路面から伝わる突き上げなどの衝撃をしっかりと吸収することで、長距離運転における疲労を軽減し、安定感のある快適なドライブをドライバーに提供します。

CX-3の純正タイヤサイズ・ホイールサイズ一覧表

CX-3にSUV用タイヤ以外のタイヤを履かせていいの？

MAZDA CX-3は、MAZDA CX-5やMAZDA CX-8と同じクロスオーバーSUVのカテゴリーに属していますが、そのボディサイズはコンパクトカーであるMAZDA2と大きく変わらないコンパクトSUVです。そのため、CX-3の純正タイヤサイズである「215/50R18」は、一般的なSUV専用タイヤ以外にも、コンパクトカーやミニバン向けに開発されたタイヤのサイズとも重複するケースがあります。このため、CX-3のオーナーにとって、SUVタイヤと他のカテゴリのタイヤのどちらを選ぶべきか、迷うポイントとなるのではないでしょうか。

基本的に、クロスオーバーSUVであるCX-3に、必ずSUV専用タイヤを装着しなければならないという厳格なルールは存在しません。新車時に装着されていた純正タイヤサイズ（215/50R18）と同等のサイズであれば、用途が異なるミニバン専用タイヤや高性能な低燃費タイヤなどの使用も可能です。ただし、SUVは一般的に車重や重心が高いため、専用ではないタイヤを使用した場合、そのタイヤが持つ特性の違いにより、交換後に走行時の乗り心地や操縦安定性、そして燃費性能などが変化する可能性があるため、タイヤ選びの際には十分な注意が必要です。

特に重要な安全基準として、新しいタイヤに交換する際には、ロードインデックス（LI、荷重指数）の値が純正タイヤと同じか、それ以上である必要があります。CX-3の純正タイヤである「215/50R18」のロードインデックスは「92」です。したがって、CX-3に装着するタイヤは、この標準値であるロードインデックス「92」と同等か、あるいはそれよりも大きい数値のタイヤを選ぶことを強くおすすめします。これは、車両の安全な走行に必要な負荷能力を確実に維持するために不可欠な条件です。