CX-3のグレードはどれがいい?各モデルの価格・装備まとめ
マツダが販売するクロスオーバーSUVの「CX-3」はCXシリーズの中でも最小モデルです。日本ではCX-3とCX-5が発売済み、3列シートを備えたCX-8が2017年に発売しています。その中でも1番コンパクトなCX-3は、2015年2月に発売したモデルで、ディーゼルエンジンとガソリンエンジンの2種類が用意されていて、グレードが標準・上級・最上級と3種類用意されています。
CX-3の各グレードに搭載されている装備や価格帯、スペックなどを紹介します。新車や中古車でマツダCX-3を購入しようと思っているときはチェックしましょう。
CX-3 ガソリングレードのスペック
CX-3のガソリンエンジンは「SKYAVTIV-G 2.0」を搭載したモデルです。排気量は2,000ccで、最高出力は148PS、最大トルクは192Nmを発揮します。
型式 | SKYAVTIV-G 2.0 |
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種類 | 直列4気筒 |
排気量 | 1,997cc |
最高出力 | 148PS/6,000rpm |
最大トルク | 192Nm/2,800rpm |
燃料 | レギュラーガソリン |
タンク容量 | 48L |
ボディサイズは全長4,275mm、全幅1,765mm、全高1,550mmの乗員定員は5人です。燃費は、JC08モードで17.0km/L、新しい基準のWLTCモードで16.0km/Lです。
全長 | 4,275mm |
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全幅 | 1,765mm |
全高 | 1,550mm |
ホイールベース | 2,570mm |
最低地上高 | 160mm |
乗員定員 | 5人 |
車両重量 | 1,240kg |
最小回転半径 | 5.3m |
20S(ガソリン)
ガソリンモデルの「20S」は標準グレードでありながらも、LEDヘッドランプやフルオートエアコン、18インチアルミホイールなどを標準装備しています。トランスミッションはオートマチックのみで、駆動方式は2WDと4WDが用意されています。価格帯は2WDが210万円、4WDが233万円です。
20Sグレードの主な装備
- LEDヘッドランプ
- 215/50R18タイヤ
- 18インチアルミホイール
- 合皮ドアアームレスト(ブラック)
- フルオートエアコン
- クロスシート(ブラック/グレー)
20Sグレードでは安全装備も標準搭載していて、4つの危険認知支援技術、3つの衝突回避支援・被害軽減技術が搭載されています。
20Sに搭載されている安全装備
- ブラインドスポットモニタリング
- リアクロストラフィックアラート
- 車線逸脱警報システム
- ハイビームコントロールシステム
- アドバンストSCBS(前後)
- AT誤発進抑制制御(前後)
- リアパーキングセンサー
自車の死角に入っている車の存在を教えてくれる「ブラインドスポット・モニタリング」や車線からはみ出しそうになったら音で警報してくれる「車線逸脱警報システム」、バック駐車する時に便利な「リアパーキングセンサー」などの安全装備が標準装備されているので安心です。
20S PROACTIVE(ガソリン)
ガソリンモデルの上級グレード「20S PROACTIVE」には、標準グレードの装備に加えて快適装備が追加されています。トランスミッションはオートマチックのみ、駆動方式は2WDと4WD、価格帯は228万円(FF)・251万円(4WD)からになります。
20S PROACTIVEの主な標準装備
- アダプティブLEDヘッドライト
- 215/50R18タイヤ
- 18インチアルミホイール
- メーターフードトリム(合皮)
- 合皮ドアアームレスト(ダークレッド)
- アクティブドライビングディスプレイ
- フルオートエアコン
- 合皮クロスコンビシート(ブラック/ダークグレー)
20Sの装備に加えて、カラー表示のアクティブ・ドライビング・ディスプレイや、合皮のメーターフードトリムが追加されています。フロントドアのアームレストのカラーがダークレッドになり、LEDヘッドライトが照射範囲を自動でコントロールしてくれるアダプティブ・LED・ヘッドライトになります。
安全装備は20Sに装備しているものに加えて、交通標識認識システム、アダプティブ・LED・ヘッドライト、ドライバー・アテンション・アラートが標準装備され、マツダ・レーダー・クルーズ・コントロールとスマート・ブレーキ・サポートがメーカーオプションで設定できます。
20S L Package(ガソリン)
ガソリンモデルの最上級グレードである「20S L Package」は、上級グレードの装備に加えてLEDフォグランプ、ステアリングヒーター、運転席10ウェイパワーシートが標準装備されています。トランスミッションはオートマチックのみ、駆動方式は2WDと4WD、価格帯は253万円(FF)・276万円(4WD)からになります。
20S L Packageの主な標準装備
- アダプティブLEDヘッドライト
- LEDフォグランプ
- 215/50R18タイヤ
- 18インチアルミホイール
- ステアリングヒーター
- メーターフードトリム(合皮)
- 合皮ドアアームレスト(ダークレッド)
- アクティブドライビングディスプレイ
- フルオートエアコン
- レザースエードコンビシート(ピュアホワイト/ブラック)
安全装備では、上級グレードのPROACTIVEでメーカーオプションだった「マツダ・レーダー・クルーズ・コントロール」と「スマート・ブレーキ・サポート」が標準装備になっています。
CX-3 ディーゼルグレードのスペック
発売と同時に設定されたディーゼルエンジンの「SKYAVTIV-D」は、1,500ccのディーゼルエンジンでありながらも、トルクあふれる走りを体験させてくれる1台です。最高出力は105PS、最大トルクは270Nm、燃費は21.0~25.0km/Lです。
型式 | SKYAVTIV-D |
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種類 | 直列4気筒 |
排気量 | 1,498cc |
最高出力 | 105PS/4,000rpm |
最大トルク | 270Nm/1,600~2,500rpm |
燃料 | 軽油 |
タンク容量 | 21.0km/L~25.0km/L |
ボディサイズはガソリンモデルと同様で、全長は4,275mm、全幅1,765mm、全高1,550mm、ホイールベース2,570mm、最低地上高160mmです。
XD(ディーゼル)
CX-3ディーゼルモデルの標準グレードである「XD」は、ガソリンモデルの「20S」に相当するグレードで、標準装備に変わりはありませんが、トランスミッションはオートマチックの他に6速マニュアルが選べ、駆動方式は2WDと4WD、価格帯は240万円(FF)、263万円(4WD)からです。
XDの主な標準装備
- LEDヘッドランプ
- 215/50R18タイヤ
- 18インチアルミホイール
- 合皮ドアアームレスト(ブラック)
- フルオートエアコン
- クロスシート(ブラック/ダークグレー)
安全装備もガソリンモデルの20Sと同様に、ブラインドスポット・スポット・モニタリング、車線逸脱警報システム、ハイ・ビーム・コントロールシステムなどが標準装備されています。
XDに搭載されている安全装備
- ブラインドスポットモニタリング
- リアクロストラフィックアラート
- 車線逸脱警報システム
- ハイビームコントロールシステム
- アドバンストSCBS(前後、MTは後方のみ)
- AT誤発進抑制制御(前後、MTは後方のみ)
- リアパーキングセンサー
XD PROACTIVE(ディーゼル)
ディーゼルモデルの上級グレード「XD PROACTIVE」は、ガソリンモデルの「20S PROACTIVE」に相当するグレードです。トランスミッションはオートマチックと6速マニュアルが選べ、駆動方式は2WDと4WD、価格帯は2WDが260万円・4WDが282万円です。
XD PROACTIVEの主な標準装備
- アダプティブLEDヘッドライト
- 215/50R18タイヤ
- 18インチアルミホイール
- メーターフードトリム(合皮)
- 合皮ドアアームレスト(ダークレッド)
- アクティブドライビングディスプレイ
- フルオートエアコン
- 合皮クロスコンビシート(ブラック/ダークグレー)
XD PROACTIVEに搭載されている安全装備は20S PROACTIVEと少しだけ違い、マツダ・レーダー・クルーズ・コントロールとスマート・ブレーキ・サポートがメーカーオプションではなく標準装備になっています。
XD L Package(ディーゼル)
ディーゼルエンジンの最上級グレードである「XD L Package」は、ガソリンモデルの「20S L Package」に相当するグレードです。ホワイトレザーとスムースレザーのシートもガソリンモデルと同様に装備され、LEDヘッドライトのほかにLEDのフォグランプも標準装備されています。
XD L Packageの主な標準装備
- アダプティブLEDヘッドライト
- LEDフォグランプ
- 215/50R18タイヤ
- 18インチアルミホイール
- ステアリングヒーター
- メーターフードトリム(合皮)
- ・運転席10ウェイパワーシート
- 合皮ドアアームレスト(ダークレッド)
- アクティブドライビングディスプレイ
- フルオートエアコン
- レザースエードコンビシート(ピュアホワイト/ブラック)
安全装備も全ての機能が標準装備になっていて、ディーゼルモデルに限り上級グレードのPROACTIVEでも全て標準装備です。トランスミッションはオートマチックと6速マニュアル、駆動方式は2WDと4WD、価格帯は280万円(FF)・303万円(4WD)です。
CX-3 特別仕様車にはNoble Brownが設定
2016年11月から販売されている特別仕様車「Noble Brown」はディーゼルモデルが先に発売し、2017年6月にガソリンモデルにも設定されました。どちらも最上級グレードの「L Package」をベースとしたグレードで、各所に落ち着いた「ハバナブラウン」を配置しています。
標準装備や安全装備はL Packageと同様で、ガソリンモデルはオートマチックのみ、ディーゼルモデルにはオートマチックと6速マニュアルが搭載しています。駆動方式は2WDと4WD、価格帯は257万円から306万円です。
2WD | 4WD | |
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ガソリン・AT | 257万円 | 279万円 |
ディーゼル・AT | 284万円 | 306万円 |
ディーゼル・MT | 284万円 | 306万円 |
シートはハバナブラウンのナッパレザーを使用していて、座面と背面の一部にはディープレッドのグランリュクスが使われている豪華な仕様です。
Noble Brownの特別装備まとめ
- インパネデコレーションパネル(ハバナブラウン)
- メーターリング(ダークサテン)
- ドアトリム(ハバナブラウン)
- ドアアームレスト(ハバナブラウン)
- ニーレストパッド(グレー)
- 18インチアルミホイール(高輝度ダーク塗装)
最上級グレードのL Packageと数万円しか変わりませんが、シート素材にナッパレザーを使っていたり、全体的にハバナブラウンを使用するなど上品な室内空間を味わえます。
CX-3のおすすめグレードは、特別仕様車のNoble Brown
CX-3は標準グレードの「20S」「XD」でもLEDヘッドライトを標準装備しているなど快適装備が充実していますが、上質な空間や全ての安全装備を手に入れたいのなら「Noble Brown」がおすすめです。最上級グレードのL Packageをベースとしていて、価格差は数万円しか変わりません。
ホワイトレザーの明るい空間が良いのなら「L Package」、落ち着いたブラウンの大人な雰囲気がいいのなら「Noble Brown」がベストです。