CX-3のグレードはどれがいい?各モデルの価格・装備まとめ
マツダが販売するコンパクトクロスオーバーSUV「CX-3」は、2015年2月に日本で発売を開始し、SKYACTIVテクノロジーと「魂動デザイン」を全面採用したCXシリーズ最小モデルです。発売以来、上質なインテリアとスタイリッシュなエクステリア、ディーゼル・ガソリン2種のパワートレインで人気を集めてきましたが、2026年2月末をもって国内向け車両の生産を終了しました。現在は在庫車のみの販売となっており、今後は中古車市場での購入が中心となります。
本記事では、CX-3の旧グレード体系(発売時〜改良前)をベースに、各グレードの装備・価格・スペックを比較します。中古車でCX-3を検討している方のグレード選びにお役立てください。
CX-3 ガソリングレードのスペックと特徴

CX-3のガソリンエンジンは「SKYACTIV-G 2.0」を搭載したモデルです。排気量は2,000ccで、最高出力は148PS、最大トルクは192Nmを発揮します。ディーゼルに比べてエンジン音が静かで、ガソリン車ならではの扱いやすさが特徴です。
| 型式 | SKYACTIV-G 2.0 |
|---|---|
| 種類 | 直列4気筒 |
| 排気量 | 1,997cc |
| 最高出力 | 148PS/6,000rpm |
| 最大トルク | 192Nm/2,800rpm |
| 燃料 | レギュラーガソリン |
| タンク容量 | 48L |
ボディサイズは全長4,275mm、全幅1,765mm、全高1,550mmで乗員定員は5人です。燃費はJC08モードで17.0km/L、WLTCモードで16.0km/Lです。
| 全長 | 4,275mm |
|---|---|
| 全幅 | 1,765mm |
| 全高 | 1,550mm |
| ホイールベース | 2,570mm |
| 最低地上高 | 160mm |
| 乗員定員 | 5人 |
| 車両重量 | 1,240kg〜 |
| 最小回転半径 | 5.3m |
20S(ガソリン・標準グレード)

ガソリンモデルのベースグレード「20S」は、標準グレードでありながらLEDヘッドランプ・フルオートエアコン・18インチアルミホイールを標準装備しています。トランスミッションはオートマチックのみで、駆動方式は2WD(210万円)と4WD(233万円)が用意されています。
20Sグレードの主な装備
- LEDヘッドランプ
- 215/50R18タイヤ
- 18インチアルミホイール
- 合皮ドアアームレスト(ブラック)
- フルオートエアコン
- クロスシート(ブラック/グレー)
安全装備も充実しており、危険認知支援・衝突回避支援をカバーする以下の機能が標準装備されています。
20Sに搭載されている安全装備
- ブラインドスポットモニタリング(死角の車両を検知)
- リアクロストラフィックアラート
- 車線逸脱警報システム
- ハイビームコントロールシステム
- アドバンストSCBS(前後)
- AT誤発進抑制制御(前後)
- リアパーキングセンサー
「バック駐車時に後方の障害物を検知するリアパーキングセンサー」や「車線逸脱を音で警告する車線逸脱警報システム」など、日常使いに役立つ安全装備が一通り揃っています。コストを抑えつつ安全性を確保したい方に適したグレードです。
20S PROACTIVE(ガソリン・上級グレード)

ガソリンの上級グレード「20S PROACTIVE」は、標準グレードの装備に加えて快適・安全装備が充実しています。トランスミッションはオートマチックのみ、駆動方式は2WD(228万円)・4WD(251万円)です。
20S PROACTIVEの主な標準装備
- アダプティブLEDヘッドライト(照射範囲を自動コントロール)
- 215/50R18タイヤ
- 18インチアルミホイール
- メーターフードトリム(合皮)
- 合皮ドアアームレスト(ダークレッド)
- アクティブドライビングディスプレイ(カラー表示)
- フルオートエアコン
- 合皮クロスコンビシート(ブラック/ダークグレー)
20Sの安全装備に加えて、交通標識認識システム・ドライバーアテンションアラートが標準装備されます。マツダ・レーダー・クルーズ・コントロールとスマート・ブレーキ・サポートはメーカーオプションで追加可能です。内装の質感と安全装備のバランスが最も取れたグレードと言えます。
20S L Package(ガソリン・最上級グレード)

ガソリン最上級グレード「20S L Package」は、PROACTIVE の全装備に加えてLEDフォグランプ・ステアリングヒーター・運転席10ウェイパワーシートが標準装備されます。トランスミッションはオートマチックのみ、駆動方式は2WD(253万円)・4WD(276万円)です。
20S L Packageの主な標準装備
- アダプティブLEDヘッドライト
- LEDフォグランプ
- 215/50R18タイヤ
- 18インチアルミホイール
- ステアリングヒーター
- メーターフードトリム(合皮)
- 合皮ドアアームレスト(ダークレッド)
- アクティブドライビングディスプレイ
- フルオートエアコン
- レザースエードコンビシート(ピュアホワイト/ブラック)
- マツダ・レーダー・クルーズ・コントロール(標準装備)
- スマート・ブレーキ・サポート(標準装備)
PROACTIVEではオプション扱いだった「マツダ・レーダー・クルーズ・コントロール」と「スマート・ブレーキ・サポート」が標準装備になります。白基調のレザースエードコンビシートで室内の明るさも演出。フル装備を求める方に向いているグレードです。
CX-3 ディーゼルグレードのスペックと特徴

CX-3の発売当初から設定されていたディーゼルエンジン「SKYACTIV-D」は、1,500ccの排気量ながら最大トルク270Nmという力強い走りが魅力です。ガソリンモデルより高い燃費性能を誇り、長距離走行や高速道路での使用頻度が高い方に特におすすめです。燃費はJC08モードで21.0〜25.0km/Lです。
| 型式 | SKYACTIV-D 1.5 |
|---|---|
| 種類 | 直列4気筒 |
| 排気量 | 1,498cc |
| 最高出力 | 105PS/4,000rpm |
| 最大トルク | 270Nm/1,600〜2,500rpm |
| 燃料 | 軽油 |
| 燃費(JC08モード) | 21.0〜25.0km/L |
ボディサイズはガソリンモデルと共通です。なおディーゼルモデルのみ6速マニュアルトランスミッションが選択可能な点も大きな特徴です。
XD(ディーゼル・標準グレード)

ディーゼルの標準グレード「XD」は、ガソリンモデルの「20S」に相当する装備内容で、トランスミッションはATのほかに6速MTが選べます。駆動方式は2WD(240万円)と4WD(263万円)です。マニュアルを楽しみながらディーゼルの力強いトルクを体感できる唯一のグレードです。
XDの主な標準装備
- LEDヘッドランプ
- 215/50R18タイヤ
- 18インチアルミホイール
- 合皮ドアアームレスト(ブラック)
- フルオートエアコン
- クロスシート(ブラック/ダークグレー)
XDに搭載されている安全装備
- ブラインドスポットモニタリング
- リアクロストラフィックアラート
- 車線逸脱警報システム
- ハイビームコントロールシステム
- アドバンストSCBS(前後、MTは後方のみ)
- AT誤発進抑制制御(前後、MTは後方のみ)
- リアパーキングセンサー
安全装備はガソリンの20Sと同等内容です。ただしMT車では一部機能(SCBS・誤発進抑制)が後方のみの対応となる点に注意してください。
XD PROACTIVE(ディーゼル・上級グレード)

ディーゼル上級グレード「XD PROACTIVE」は、ガソリンの「20S PROACTIVE」に相当する装備内容です。トランスミッションはATと6速MT、駆動方式は2WD(260万円)・4WD(282万円)です。
XD PROACTIVEの主な標準装備
- アダプティブLEDヘッドライト
- 215/50R18タイヤ
- 18インチアルミホイール
- メーターフードトリム(合皮)
- 合皮ドアアームレスト(ダークレッド)
- アクティブドライビングディスプレイ
- フルオートエアコン
- 合皮クロスコンビシート(ブラック/ダークグレー)
ガソリンの20S PROACTIVEとの大きな違いは、マツダ・レーダー・クルーズ・コントロールとスマート・ブレーキ・サポートがオプションではなく標準装備となっている点です。同価格帯ならディーゼルのXD PROACTIVEのほうが安全装備の面でお得です。
XD L Package(ディーゼル・最上級グレード)

ディーゼル最上級グレード「XD L Package」は、ガソリンの「20S L Package」と同等の装備内容を持つ最上位モデルです。ホワイト系レザーとスムースレザーのシートやLEDフォグランプ、ステアリングヒーター、運転席10ウェイパワーシートが標準装備されています。トランスミッションはATと6速MT、駆動方式は2WD(280万円)・4WD(303万円)です。
XD L Packageの主な標準装備
- アダプティブLEDヘッドライト
- LEDフォグランプ
- 215/50R18タイヤ
- 18インチアルミホイール
- ステアリングヒーター
- メーターフードトリム(合皮)
- 運転席10ウェイパワーシート
- 合皮ドアアームレスト(ダークレッド)
- アクティブドライビングディスプレイ
- フルオートエアコン
- レザースエードコンビシート(ピュアホワイト/ブラック)
- マツダ・レーダー・クルーズ・コントロール(標準装備)
- スマート・ブレーキ・サポート(標準装備)
全ての安全装備が標準装備となっており、CX-3の中で最も充実した仕様です。中古車市場でも人気が高く、程度の良い個体はプレミアムが付く場合もあります。
CX-3 特別仕様車「Noble Brown」:上質なブラウンインテリアが特徴

特別仕様車「Noble Brown」は、ディーゼルモデルが2016年11月、ガソリンモデルが2017年6月に追加されました。最上級グレード「L Package」をベースに、各所に落ち着いた「ハバナブラウン」を配色した上品な仕様です。
標準装備・安全装備はL Packageと共通で、ガソリンモデルはATのみ、ディーゼルモデルはATと6速MTが選べます。駆動方式は2WDと4WDが用意され、価格帯は257万円〜306万円です。
| 2WD | 4WD | |
|---|---|---|
| ガソリン・AT | 257万円 | 279万円 |
| ディーゼル・AT | 284万円 | 306万円 |
| ディーゼル・MT | 284万円 | 306万円 |

シートにはハバナブラウンのナッパレザーを使用し、座面・背面の一部にはディープレッドのグランリュクスを採用した豪華な仕上がりです。インテリアのアクセントカラーもハバナブラウンで統一されており、L Packageと価格差は数万円程度ながら、室内の上質感は大きく向上しています。
Noble Brownの特別装備まとめ
- インパネデコレーションパネル(ハバナブラウン)
- メーターリング(ダークサテン)
- ドアトリム(ハバナブラウン)
- ドアアームレスト(ハバナブラウン)
- ニーレストパッド(グレー)
- 18インチアルミホイール(高輝度ダーク塗装)
CX-3のおすすめグレードは特別仕様車「Noble Brown」または「L Package」

CX-3は2026年2月末に国内向け生産を終了しており、現在は在庫車・中古車でのみ購入可能です。中古車でCX-3を選ぶ際は、以下のポイントを参考にしてください。
- 全ての安全装備を揃えたい・上質な内装にこだわりたい方には「Noble Brown」がおすすめ。L Packageとの価格差は数万円ながら、ナッパレザーシートやブラウンの統一インテリアで室内の満足度が大きく上がります。
- ホワイト系の明るい内装が好みなら「L Package」を選択。レザースエードコンビシートと全安全装備標準装備の最上級仕様です。
- コストを抑えつつ必要な安全装備を確保したいなら「PROACTIVE」グレードが選択肢になります。ディーゼルのXD PROACTIVEはクルーズコントロールも標準装備されており、ガソリン同等グレードよりお得です。
- マニュアルミッションを楽しみたいならディーゼルのXDまたはXD PROACTIVEを検討しましょう。6速MTはディーゼルモデルにのみ設定されています。
いずれのグレードも標準でLEDヘッドランプ・18インチアルミホイール・フルオートエアコンが備わっており、基本的な快適性はグレードを問わず確保されています。中古車市場では人気グレードほど流通量が多い傾向にあるため、予算と装備内容を照らし合わせながら最適な1台を探してみてください。























