新型カローラセダンとレビンが広州国際モーターショーで世界初披露!2019年春より北米・欧州から発売開始
2018年11月16日に中国で開催された広州モーターショーで世界初披露されたカローラセダンとレビンは、世界150ヶ国で販売するグローバル戦略車で、2019年春からアメリカ・欧州で販売を開始します。
スポーティモデルのレビンは中国市場で呼ばれているモデル名で、日本市場ではカローラスポーツとして販売しています。カローラセダンは高級感のあるミドルクラスのセダンで、日本でも道路環境に合わせて最適化したセダンとワゴンを2019年内に発売する予定とアナウンスされました。
それでは、さっそく中国の広州国際モーターショーで発表されたカローラセダンとレビンをチェックしていきましょう。
新型カローラセダンの米国価格が発表!3月より販売スタート!
新型カローラセダンの米国での販売価格が発表になりました。ベースとなる価格は19,500ドル、日本円にして約216万円で3月から販売開始となります。概観のコンセプトは「シューティングロバスト」。スポーティで低重心で安定感のある見た目で、たくましさとアクティブさの両方を持つ印象になっています。
新型カローラセダンの米国仕様車には、これまでとは違うコネクティビティを搭載しています。標準装備されるTFTマルチインフォメーションディスプレイは4.2インチですが、7インチのマルチインフォメーションディスプレイがオプションで選択できます。
ディスプレイ表示もアナログとデジタルの切り替えが可能になっており、ナビゲーションシステムやオーディオ、マルチメディアシステムだけではなく、燃費やタイヤの空気圧、ダイナミック・レーダー・クルーズ・コントロールなど、さまざまな情報を表示できます。
新型カローラセダンがヴェールを脱いだ!?海外向けと日本向けの違いは!?
新型カローラセダンの欧州向けモデルがベルギーで発表されましたが、日本国内では2019年内に登場予定です。海外モデルのカローラのベースをもとに開発され、2000年に発売された9代目以来、海外向けと日本向けが共通化されると言われています。
全長 | 4400mm |
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全幅 | 1695mm |
上記のサイズを見ると、現在国内で販売されているカローラスポーツよりも全幅が10mm小さくなっていますが、海外モデルのサイズよりも若干小型化して日本で販売するとの情報もあります。
噂の域を出ていませんが、一説では日本での新型カローラセダンのサイズは全長4495mm、全幅1745mmになるのではないかと言われていて、これでは5ナンバーの規定に収まらないため、小型化することでニーズに対応していくのではないかと予想します。
ブリスターフェンダーの幅を調整することで5ナンバーの規定になることは可能ですが、ボディサイズを削ることで海外仕様のカローラセダンとの見た目の印象が変わる可能性も出てきます。
こうしたことから、ユーザーの利便性を考慮した新型カローラセダンが、日本ではどのような姿で登場するのか期待されます。
カローラセダンはカローラアクシオの後継モデルか?2019年内にセダンおよびワゴンの発売を示唆
カローラセダンはTNGAのGA-Cプラットフォームを採用したセダン型のモデルで、キーンルックとメッキパーツを使った迫力のあるフェイスデザインです。モーターショー展示車のボディサイズは、全長4,640mm・全幅1,780mm・全高1,435mm・ホイールベース2,700mmで、日本仕様のカローラアクシオとはかけ離れたサイズ感です。
カローラセダン | カローラアクシオ | |
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全長 | 4,640mm | 4,400mm |
全幅 | 1,780mm | 1,695mm |
全高 | 1,435mm | 1,460mm |
ホイールベース | 2,700mm | 2,600mm |
広州国際モーターショーで発表されたカローラセダンは、日本のカローラアクシオに比べてワイドボディで全長も長くひと回り大きいサイズ感です。日本で発売するカローラセダンは2019年内にカローラスポーツをベースとして道路環境に合わせた日本専用仕様のセダンとワゴンを発売するとアナウンスしています。
ということは新型カローラアクシオとフィールダーは、いままで通り5ナンバーサイズになることも考えられます。それか中国では左ハンドルのため、日本の道路事情に合わせる=右ハンドルとして販売するという意味とも予想できます。
いずれにせよ新型カローラアクシオと新型カローラフィールダーは、2019年内に日本仕様が発売される予定であることが分かりました!
レビンが復活していた!?日本市場ではカローラスポーツだが中国市場ではレビンとして販売
中国市場でカローラスポーツはレビンとして販売されていて、カローラセダンとはフロントフェイスに違いがあります。レビンのヘッドライトはカローラスポーツと同様にカギ状になっていてフォグライトもフロントバンパー端ではなく、グリル内に寄った位置に設置されています。
ボディサイズは全長4,640mm・全幅1,780mm・全高1,435mm・ホイールベース2,700mmで、日本仕様のカローラスポーツとは違ったサイズ感になっています。
レビン | カローラスポーツ | |
---|---|---|
全長 | 4,640mm | 4,375mm |
全幅 | 1,780mm | 1,790mm |
全高 | 1,435mm | 1,460mm |
ホイールベース | 2,700mm | 2,640mm |
レビンのほうが全幅は10mm狭いですが、全長は長く・全高は低くなっていてホイールベースも60mm長い設計です。販売時期については、2019年央から中国市場で販売を開始するとアナウンスされていて、北米ではカローラハッチバック、日本ではカローラスポーツがレビンにあたるモデルです。
新型カローラセダン・レビンともにGA-Cプラットフォームを採用して最新のトヨタセーフティセンス・コネクティッド技術を搭載
新型レビンやカローラセダンには、TNGAプラットフォームのGA-Cプラットフォームが採用されていて、ほかの車種ではプリウスやプリウスPHV、C-HRに採用されています。低重心化により走行性能などが従来モデルより大幅にアップしています。
搭載するパワートレーンは2.0LダイナミックフォースエンジンにダイレクトシフトCVT・6速マニュアルなどを地域のニーズに合わせて組み合わせます。日本ではCVTのほうが人気ですが、欧州ではマニュアルのほうが人気など地域によって設定されるトランスミッションが変わると考えます。
また、カローラスポーツと同様に夜間の歩行者や昼間の自転車に対応するプリクラッシュセーフティを積んだ最新のトヨタセーフティセンスを搭載して安全性を高めています。特に見えにくい夜間の歩行者に対応していると、街灯のない夜にナナメ横断している人に気づきやすくなるなど事故の可能性が減るでしょう。
ほかにも、地域ごとにサービスを提供するコネクティッド技術を導入します。中国市場ではDCMによるジャスト・イン・タイムなサービスを提供する「トヨタコネクティッド」を全グレードに搭載し、アメリカではApple Car PlayやAmazon Alexaとの連携、欧州では急病時に車の位置情報を読み取り緊急車両を手配するサービスなど、様々な繋がるサービスを導入します。
新型カローラセダンは全世界で発売し新型レビンは中国市場で販売!アクシオ・フィールダー後継は2019年内に登場するかも
新型カローラセダンと新型レビンは2018広州国際モーターショーで世界初披露されたモデルで、2019年春にアメリカとヨーロッパで発売したあと、2019年半ばには中国市場でも販売を開始します。また、日本市場ではレビンをベースとした日本仕様のセダンとワゴンを2019年内に発売するとアナウンスされました。
レビンをベースとした日本仕様のセダンとワゴンといえば、カローラアクシオとカローラフィールダーのことを示唆していると予想し、新型アクシオとフィールダーは2019年内に発売される予定です。日本のユーザーや道路環境に合わせると発表しているため、右ハンドルになり5ナンバーサイズになるのではないかと予想します。
新しくTNGAプラットフォームを採用しただけではなく、新世代のトヨタセーフティセンスやコネクティッドサービスを搭載するなど先進的なモデルとなったカローラは世界に誇るグローバルカーです。日本仕様ではハッチバックのカローラスポーツが販売されていますが、セダンとワゴンが2019年内に発売される予定でカローラ3兄弟となります。
スポーティなカローラスポーツはグローバルモデルと同様に3ナンバーのワイドボディのまま発売されていますが、セダンとワゴンは5ナンバーの幅になって販売されると予想します。