ダイハツ コペンの内装はモデル間における違いに注目!コックピットやシートなど
コペン(COPEN)は2002年からダイハツで販売・製造されている軽自動車の2シーターオープンカーです。
2014年に発表された2代目となるコペンは「Robe(ローブ)」「XPLAY(エクスプレイ)」「Cero(セロ)」とテイストの異なる3つのスタイルがラインナップしており、それぞれ外装・内装・アルミホイールの3つを細かく選べる点が大きな魅力です。
ダイハツ コペンの内装を、Robe・XPLAY・Ceroのモデルごとに何がどう異なるのか、コペンのスポーツ性能をより高めた上級グレード「S」との装備差など、コックピット設計やシートデザイン、荷室などの詳細に触れながら紹介していきます。ダイハツ・コペンにおすすめのオプションやカスタムパーツについてもまとめていきます。
コペンGR SPORTが2019年10月15日にデビュー!
コペンGRスポーツの外装
2019年10月15日、トヨタとダイハツが共同開発した「コペンGRスポーツ」が登場しました。コペンGRスポーツは東京オートサロン2019で公開された「コペンGRスポーツ・コンセプト」の市販型車両で、GRシリーズでは初となる軽規格の2シーターオープンスポーツカーです。
コペンGR SPORTの内装デザイン
随所にGRシリーズのDNAが息づくコペンGR SPORTの内装。ブラックの内装カラーにスエード調のGR刺繍ロゴ入りレカロシートを標準装備します。
GR SPORT専用MOMO製ステアリングホイール
レッドのイルミネーションがアクセントの3眼メーターはハイコントラストで見やすい仕様。オートエアコンはプッシュ式を採用し、操作性に優れています。ピアノブラック調加飾のドアグリップやカードキーも特別感があります。
本革巻のステアリングホイールはMOMO製を装備。CVTにはパドルシフトがついています。
コペンのコックピットは「車を操る楽しさ」を強く体感できる人車一体の設計
ダイハツ・コペンはそれぞれ異なるデザインの自発光式3眼メーターを採用しています。Robeはブラックリングとシルバーヘアライン加飾、XPLAYはレッドグラフィック盤面にシルバーリング、Ceroはブラック盤面にシルバーリングの組み合わせなど、各グレードのイメージに合わせた個性あふれるデザインが設定されています。
3眼メーターは視認性に優れていて、CVT車には燃費の良い運転を支援するエコゲージがついています。アイドリングストップ時間や燃費情報もわかりやすく表示してくれます。
コペンのアクティブトップはスイッチ一つで簡単に開閉可能
コペンの装備の目玉となる電動開閉式ルーフ「アクティブトップ」は、開閉スイッチを起動しておよそ20秒でフルオープンになります。オープンカーならではの爽快で開放的な走りを楽しむことができます。
マニュアルもオートマチックもスポーティなシフトノブを採用
7速スーパーアクティブシフト付CVTと5速マニュアルトランスミッションはどちらもスポーティなデザインで、走りへの期待が高まります。CVT車にはブリッピング制御を採用しているので、シフトダウンがスムーズに行えます。
オートエアコンやスピーカーを搭載して快適なドライブが楽しめる
コペン全車に標準装備されているオートエアコンは、プッシュ式を採用しています。走行中の空調を常に快適にキープします。
ダイハツ・コペンには16cmスピーカー・ツィーター付きオーディオレスを搭載しています。ツィーターの位置が耳の高さに近いので、オープン走行中にもクリアな音質を届けてくれます。
ダイハツのコペンはSグレードだけの特別装備に注目!
レカロ製のスポーツシートはコペンSグレードだけの特別装備です。スポーツ走行時にかかるドライバーへの身体への負担を和らげるしっかりとした構造で、触り心地の良いスエード調の生地がインテリアの高級感を引き立てます。
MOMO製の本革巻きステアリングホイールはドライバーの手によく馴染みます(Sグレード以外の全車にメーカーオプションで装着可能)。CVT車には確かな操作感が味わえるパドルシフトが搭載されています。
パーキングレバーボタンやドアハンドル、レジスターノブにはメッキ加飾が施されています。スポーティなだけでなく、上質感のある室内空間を演出します。
コペンの内装色は黒!シートデザインはオプションを含めベージュ・ブラック・レッドの3カラーが展開
インパネ・トリムのカラーは全グレード共通して黒を基調としているダイハツ・コペンですが、スポーツシートについてはグレードごとにベージュとブラックが設定されています。メーカーオプションでレッドのフルファブリックやスエード調レカロシートの装備が可能です(レカロシートはRobe S・XPLAY S・Cero Sの専用装備)。
Robe・Ceroの標準内装「ベージュインテリアパック(上)」とXPLAYの標準内装「ブラックインテリアパック(中)」とコペンRobe S カラーフォーメーションtypeAの標準内装「レッドインテリアパック」 どのコペンもオプションで好きなインテリアを選択できる
Robe S・Cero Sの標準内装「ベージュインテリアパック(上)」とXPLAY Sの標準内装「ブラックインテリアパック(中)」とコペンRobe カラーフォーメーションtypeAの標準内装「レッドインテリアパック」 上位グレードのSもオプションで好きなインテリアを選べる
コペンRobeのスポーツシートはベースグレードがフルファブリック・ベージュ、メーカーオプションとなるカラーフォーメーションtypeAがフルファブリック・レッドを標準装備としています。標準仕様のRobeはフルファブリック・ベージュのほか、メーカーオプションとしてブラックとレッドを選択可能です。
Robe Sは専用装備としてスエード調のレカロシートが設定されており、それぞれベースグレードがベージュ、カラーフォーメーションtypeAがレッドになります。
コペンXPLAYの場合はフルファブリック・ブラックのスポーツシートが標準装備となります。メーカーオプションでベージュとレッドのフルファブリックシートの装着も可能です。
XPLAY Sはスエード調レカロシートのブラックが設定されています。スポーティなブラックのシートは、Robeに遊び心をプラスし、タフでアグレッシブなイメージに仕上げたXPLAYのエクステリアにもぴったり似合います。
コペンCeroのスポーツシートはフルファブリック・ベージュのスポーツシート、Cero Sにはスエード調レカロシートのベージュが装備されます。コペンRobeと同様、標準仕様のCeroではメーカーオプションでフルファブリックのブラックまたはレッドを装備できます。
コペンのラゲッジルームは意外と大きい!イージークローザー付きで開閉もラクラク
イージークローザーを装備してトランクの開閉も楽々
他の軽オープンカーと比べ、コペンは使い勝手の良さも評価されています。軽自動車でさらにオープンスポーツカーということで積載性は期待できないと思われがちですが、9型のゴルフバッグ1個や旅行カバンが余裕で載せられる荷室スペースを確保しています。イージークローザー機能搭載のトランクフードで開閉も楽に行えます。
ラゲージ以外の収納ポイントをチェックしていきましょう。グローブボックスはキーロックがついているセキュリティ面に配慮された設計です。ドアポケットとバックパネルにはメッシュタイプのポケットを配置。キーロック付きセンターコンソールにはカップホルダーが2個搭載されています。
オープンカーに対応した独自の安全性能で安心してドライブが楽しめる
横滑り防止機能(VSC)やデュアルSRSエアバッグを搭載して安全性能も高い
コペンは、横滑り防止機能(VSC)やアクセル操作をスムーズに行うためのTRC、デュアルSRSエアバッグなど様々な安全装備を備えています。事前の予防安全から万が一事故が起こってしまった際のダメージ軽減まで、シチュエーションごとの安全性を考えて作られています。
ダイハツ・コペンをよりスタイリッシュに!おすすめのカスタム用オプションパーツ
オプションパーツでシフトノブやステアリングをカスタマイズできる
シフトノブは温かみのある「ウッド」とスポーツマインドを刺激する重厚感たっぷりの「アルミ+カーボン」の2タイプがラインナップしています。どちらも全車に装着可能です。
COPENのロゴが入った4種類のインパネ
インパネはコペンCeroとCero Sの2グレード以外に対応するウッド調とカーボン調、コペンCeroとCero Sに装着可能なウッド調とレッドカーボン調が展開しています。いずれも左下部にCOPENのロゴが入っています。
ステアリングカバーやフロアイルミネーションなどもオプションで用意
本革調のシートカバーはスポーティなタンカラーとシックなブラックの2種類から選べます。Sグレードを除く全てのコペンに装着できます。
大がかりなカスタムは苦手という方には、フロアマットの交換やステアリングカバーの装着など手軽なものから始めてみるのもおすすめです。フロアマットはレッドとシルバー、ステアリングカバーは高機能ブラックとホワイトから選べます。
夜間のドライブの気分を盛り上げるフロアイルミネーションは全部で7色に切り替え可能です。
軽自動車と侮ることなかれ!コペンの内装は3つのスタイルが選べてカスタムでドレスアップも楽しめる
内装がバリエーション豊富となって選べる楽しさが加わり、より魅力的に生まれ変わったコペン。コペンのSグレードではレカロシートを特別装備しメッキ加工が施されるなど、軽自動車とは思えないほど上質なインテリアとなっています。
コペンは元々の内装も十分おしゃれではありますが、純正オプションアイテムのほか、社外品で内装をレザー化したりドアの内張りやインパネを自作するコペンオーナーも少なくありません。自分好みにカスタムパーツを合わせてドレスアップして車の個性を際立たせるのも、コペンとのカーライフの楽しみ方のひとつとも言えるでしょう。