カースピーカー25選!国内メーカーと海外ブランドのおすすめ車用スピーカー
カースピーカーのおすすめ商品を、ケンウッド、アルパイン、カロッツェリア(パイオニア)、クラリオンなどの日本メーカーと、JBL、キッカー、イートン、フォーカルなどの海外ブランドの両方からご紹介します。
コアキシャル(フルレンジ)タイプ、セパレートタイプ、ハイレゾ音源対応商品など、1万円未満の価格帯のものから、メーカー希望小売価格6万円台の商品まで幅広くまとめています。
カースピーカー選び方のポイント
カースピーカーを純正品から社外品に交換する際は、まずコアキシャルタイプかセパレートタイプのどちらを選ぶか検討しましょう。
コアキシャルタイプは装着が比較的容易で音のまとまりが良い
コアキシャル(Coaxial)とは「同軸」という意味で、低音域を担当するウーファーと、中高音域を出すツイーターが一体となっている同軸構造のモデルを指します。メーカーによっては、「フルレンジ」または「フルレンジ型」と呼ぶこともあります。
音のバランスが取りやすいのが最大の特長で、車の純正スピーカーの多くがこのコアキシャルタイプです。純正品から社外品に交換するだけでも、音質が向上したことを実感できます。
デメリットとしては、音の出口が一つであるため、音場感が得られにくく、純正スピーカーと同様にドア下部に装着することから臨場感に欠ける点が挙げられます。
セパレートタイプは臨場感ある細かい音の表現が可能
セパレートタイプは、低音を鳴らすウーファー(ミッドレンジ)と、中高音を鳴らすツイーターが別々のユニットとして存在します。2つ、または3つのユニットによって再生する音の役割が分担されているため、より細かい音の表現が可能で、コアキシャルに比べて臨場感が増します。
中高音を担当するツイーターは、ダッシュボード上やピラーなど耳に近い場所に設置することが多く、純正でツイーターが装備されている場合は交換も可能です。
ただし、ツイーターは置き場所によって聞こえ方が大きく変わるため、入念なサウンド調整が必要です。人の好みやメーカーの音響特性によっては、ツイーターから発せられる高音域を「キンキンする」と感じ、違和感や不快感を覚えることもあります。
セパレートは2WAYが主流だが、3WAYタイプも存在
カースピーカーの一般的なセパレートタイプは、ウーファーとツイーターで構成される2WAYが主流ですが、中にはさらに細かな音の表現が可能な3WAYタイプも存在します。
3WAYタイプは、ウーファー、ミッドレンジ(中音域)、ツイーターの3つのユニットで構成され、音域ごとの再現性をさらに高めることができます。より複雑な取り付け作業が必要になるケースもありますが、音の分離が向上し、音場表現が豊かになります。
ハイレゾ音源に対応したカースピーカーは「Hi-Res AUDIO」のロゴマークあり
ハイレゾ(ハイレゾリューションオーディオ)とは、CD(コンパクトディスク)を上回る情報量を持つ高解像度な音源を指します。高音質=情報量が多いということですから、ハイレゾ音源を最大限に味わうためには、ハイレゾ音源の再生に対応した機器が必要です。
日本メーカーが販売するカースピーカーの場合、ハイレゾ音源の再生に対応している機器には、一般社団法人日本オーディオ協会の「ハイレゾ対応マーク」(Hi-Res AUDIOロゴ)がついているケースが多いです。このロゴは、協会が定める技術基準を満たしている証であり、ロゴがないからといってハイレゾ音源の再生が一切できないわけではありませんが、車内で積極的にハイレゾ音源を聴きたい人はカースピーカー選びの参考にしてください。
日本メーカーのおすすめカースピーカー17選
カースピーカーのおすすめ品を紹介します。日本では、ケンウッドとアルパイン、そしてカロッツェリアをブランドとして展開するパイオニアの3社が特に有名です。
ビクタースタジオと共同開発したケンウッドのフラグシップ
ケンウッド 17cm 3wayセパレートカスタムフィット・スピーカーKFC-XS174S
ケンウッドのカスタムフィット・スピーカーのフラグシップモデルXSシリーズに、2020年新作モデルが登場しました。
KFC-XS174Sは、国内最先端のデジタルテクノロジーを誇る「ビクタースタジオ」と共同開発したカースピーカーです。トップエンジニアたちがサウンドチューニングを施した臨場感あふれる高音質が自慢の新フラグシップモデルで、「Tuned by Victor Studio」の表記が目印です。
ケンウッド初の2wayツィーターを採用し、中央にスーパーツィーター、その外周にツィーターを配置することで、細かく豊かな音の表現を可能にしています。これにより、高い再生周波数帯域を実現しています。
16cmのKFC-XS164Sも発売されており、ツィーターは単品でも購入可能です。
クリアな音質と豊かな音の広がりを両立させたカースピーカー
ケンウッド 17cmセパレートカスタムフィット・スピーカーKFC-RS174S
ケンウッドのカースピーカーでエントリーモデルに位置づけられていたRSシリーズ。2020年モデルでラインアップが一新され、RSシリーズとして初めてハイレゾ音源に対応しました。17cmのKFC-RS174Sと16cmのKFC-RS164Sは特に注目のモデルです。
KFC-RS174SとKFC-RS164Sは、ともに新設計のツイーターを採用し、ハイレゾサウンドに対応しています。スピード感のある低音と鮮やかな高音の広がりを実感できます。RSシリーズの特徴である「ダイヤモンドアレイパターン」も採用されており、クリアな音質も健在です。
画像・表のスペックは、KFC-RS174Sのものです。
最新音響テクノロジーで原音を忠実に再現する高級カースピーカー
カロッツェリア(パイオニア)17cmセパレート2ウェイスピーカーTS-V173S
| タイプ | セパレート(2WAY) |
|---|---|
| ハイレゾ対応 | 〇 |
| 再生周波数 | 31 Hz~65kHz(-10dB) |
| 定格入力 | 50W |
| 瞬間最大入力 | 180W |
TS-V173Sは、カロッツェリアのカースピーカーの最上位モデルです。「メーカー希望小売価格6万円台の商品」として、高級機の位置づけです。カーオーディオ界をリードしてきたカロッツェリアがハイレゾ音源に対応するため、最先端の音響テクノロジーを搭載し、2017年に発売しました。
再生周波数が31Hz~65kHzと非常に広いのは、ハイエンドモデルにふさわしい性能です。更に超高音域までクリアに響かせるツイーター、重厚な低音を奏でるウーファー、それぞれが独立したクロスオーバーネットワークで適切に駆動することで、カースピーカーとは思えないような音質を実現しています。
ダッシュボード置き型ツイーターの音質に注目!
カロッツェリア(パイオニア)17cmセパレート2ウェイスピーカーTS-C1730S
カロッツェリアのフラグシップVシリーズの次クラスに位置するCシリーズのセパレートタイプです。TS-C1730Sは、純正ツイーターがない車種でもダッシュボード上に手軽に取り付けできるツイーターが付属しており、聞こえ方を手で微調整できるのがポイントです。
専用設計されたツイーターは中高音域の音質に非常にこだわっており、口コミでの評価も上々です。純正位置との交換を希望される方には、埋め込みタイプで性能が同じTS-C1736Sがラインアップしています。
1万円未満で「ハイレゾ対応」の稀有なコアキシャルタイプ
カロッツェリア(パイオニア)17cmコアキシャル2ウェイスピーカーTS-F1740
Fシリーズはカロッツェリアのエントリーモデルですが、ハイレゾ音源に対応しているのが最大の特徴です。17cmのF1740以外に、16cmのF1640、10cmのF1040がラインアップ中です。
「ハイレゾ音源を聞くには高級スピーカーが必要」という常識を打ち破り、豊かな音色で車内を満たしてくれます。
再生周波数30 Hz~58kHz、バランスのとれたクリアな音質で、はじめて純正品から交換する人も違和感なく馴染めるカースピーカーです。トヨタ、日産、マツダ、スズキ、ホンダ車なら、セットのブラケットでそのまま取り付け可能です。
大口径18センチの振動板が力強いサウンドを奏でる
アルパイン 18cm セパレート2ウェイスピーカーX-180S
一般的なカースピーカーの主要サイズは17cmですが、このモデルは18cmという大口径サイズと言えます。アルパインの17cmスピーカーと比較すると、振動板面積は1.48倍にもなります。これにより、より迫力ある中低域サウンドを楽しめます。
再生周波数22Hz~66kHzと数字で見ても、深みのある低音がよく出ていることがわかります。さりげないゴールドの装飾もエレガントです。
バランスのとれた音が楽しめて取り付けも楽なコアキシャルタイプ
アルパイン 17cm コアキシャル2WAYスピーカーX-170C
アルパインで最高ランクに位置するXシリーズ。セパレートが中心のラインアップの中で、X-170Cは取り付けが簡単なコアキシャルタイプです。クリアでバランスのとれた音質が特徴で、ハイレゾ音源の再生にも対応しています。リアスピーカーとしてもおすすめです。
クリアな高音が魅力の低価格なセパレートタイプの売れ筋モデル
アルパイン17cmセパレート2ウェイ グレードアップスピーカーSTE-G170S
アルパイン・グレードアップシリーズ初のセパレートタイプSTE-G170Sです。セパレートタイプとしては比較的手頃な価格ですが、純正カースピーカーからの交換であればはっきりと音質の向上を認識できます。
クリアで伸びのある高音域が楽しめるため、特に女性ボーカルなどを聴くことが多い人にはおすすめのカースピーカーです。
音漏れしない車種専用設計のカースピーカーは外国車にも幅広く対応
ソニックデザイン ソニックプラス
ソニックプラスは、千葉県にある株式会社ソニックデザインのカースピーカーです。全国のカーディーラーやカー用品店などの取扱認定店で購入・取り付けが可能です。メルセデス・ベンツ、BMW、ミニ、アウディなど、輸入車にも幅広く対応しています。
ドアに確実にフィットする車種別専用設計で、「音漏れしない」と口コミでも評判です。純正のような見た目を保ちたいときにもおすすめです。
カースピーカーは大きく3つのグレードが存在します。参考として、プリウス50系ならスタンダードモデルのフロントスピーカーで38,500円~となっています。
臨場感あるボーカルサウンドが特長の3WAYタイプのカースピーカー
クラリオン 17cmセパレート3WAYスピーカーシステム(2本1組)SRT1733S
| タイプ | セパレート(3WAY) |
|---|---|
| ハイレゾ対応 | × |
| 再生周波数 | 28Hz~50kHz |
| 定格入力 | 40W |
| 瞬間最大入力 | 180W |
クラリオンSRT1733Sは、特にボーカル強化に注力したミッドレンジスピーカーを搭載した3WAYタイプのカースピーカーです。J-POPはもちろん、幅広い楽曲で、純正品との違いを実感できます。
ツイーターは簡単に角度を調整できる「バリアブルアングル構造」を採用しており、ホンダ・トヨタ・日産車なら同梱のブラケットが使用可能です。セパレートの3WAYタイプでありながら、価格が1万円台というのは非常に高いコストパフォーマンスです。
低音~高音までクリアに響かせるコアキシャルの3WAYタイプ
クラリオン17cmマルチアキシャル3WAYスピーカー(2 本1組)SRT1733
| タイプ | コアキシャル(3WAY) |
|---|---|
| ハイレゾ対応 | × |
| 再生周波数 | 28Hz~50kHz |
| 定格入力 | 40W |
| 瞬間最大入力 | 180W |
コアキシャルタイプですが、チタン蒸着MIPP ウーファーコーンに、3cmのミッドレンジと50kHZ再生まで対応するツイーターを組み込んだ3WAYタイプです。
セパレートタイプよりも装着が簡単でありながら、低音から高音までくっきりとしたサウンドを響かせます。
リアスピーカーとしてもおすすめ低価格な社外スピーカー
響音 2WAYコアキシャルスピーカー 16cm CH-226
| タイプ | コアキシャル |
|---|---|
| ハイレゾ対応 | × |
| 再生周波数 | 40~20000Hz |
| 定格入力 | 30W |
| 瞬間最大入力 | 75W |
「響音(KYOTO)」の16cmカースピーカーCH-226は、純正からの交換で十分に音質の違いを実感できる低価格な社外スピーカーです。特に目立った音響特性はありませんが、コストを抑えて音質向上を図りたい方や、リアスピーカー用として買い求めるユーザーも見受けられます。
パイオニアグローバルシリーズから登場した、ミニバン・輸入車にも取り付けやすい3WAYコアキシャルスピーカー
Pioneer 16.5cmコアキシャル3ウェイスピーカー TS-A1671F
「TS‐A1671F」は、2023年10月にPioneer(パイオニア)のハイグレードなグローバルシリーズ(Global Series)から新たにラインナップされた製品です。
コンパクトカーやミニバンなど、幅広い車種への取り付けやすさを特徴としています。16.5cmカーボンマイカコーンウーファーや4.2cmセルロースファイバーコーンミッドレンジなどのスピーカー構成パーツには、中音域の優れた定位感と音の広がりを実現するOpen & Smooth技術を導入しています。
ウーファー部にはロングボイスコイルなどのパーツを設けてリアルサウンドを追求し、振動板にゴールドフィルムを設置するなど、ドレスアップ効果と高級感を引き上げているカースピーカーです。
| タイプ | コアキシャル(3WAY構造) |
|---|---|
| ハイレゾ対応 | – |
| 再生周波数 | 37Hz~31,000Hz(-20dB) |
| 定格入力 | 70W |
| 瞬間最大入力 | 320W |
背面部防水仕様でドア内部にも安心して設置できるPioneer Global Seriesの高品質モデル
Pioneer 13cmコアキシャル3ウェイスピーカー TS-A1371F
Pioneer Global Seriesから2023年10月に新たにラインナップされた「TS‐A1371F」は、背面部が防水仕様となっているため、ドアトリムやトノカバーなど、雨や湿気の影響を受けやすい場所への取り付けも可能とするパイオニアの新商品です。
付属品も含む質量が0.69kgのコンパクト設計ながらも、13cmカーボンマイカコーンウーファーや1.1cmドームツイーターなどのスピーカー構成パーツを採用しています。振動板の振幅を緻密にコントロールする高性能磁気回路や、デジタルデータの信号を正確に再現するダンパーなどの技術を導入することで、幅広い再生周波数を実現する高性能モデルです。
| タイプ | コアキシャル(3WAY構造) |
|---|---|
| ハイレゾ対応 | – |
| 再生周波数 | 44Hz~52,000Hz(-20dB) |
| 定格入力 | 50W |
| 瞬間最大入力 | 300W |
音源に忠実な音を楽しめるハイレゾ対応カースピーカー
ケンウッド 17cmセパレートカスタムフィット・スピーカーKFC-XS1703
| タイプ | セパレート(2WAY) |
|---|---|
| ハイレゾ対応 | 〇 |
| 再生周波数 | 25Hz~48kHz(-10dB) |
| 定格入力 | 45W |
| 瞬間最大入力 | 180W |
KFC-XS1703はケンウッド自らが「最高音質」を謳う最上位モデルのハイレゾ対応カースピーカーです。ハイレゾ音源ではボーカルの息遣いがわかるほど一つ一つの音がクリアに聞こえ、車内が一気に臨場感あふれるライブ会場に変わります。
多くの国産車とメジャーな外国車で、純正位置へのツイーターの取り付けが可能です。適合車種はメーカー公式で確認できます。
臨場感ある楽器音を求める人におすすめのカースピーカー
ケンウッド 17cmセパレートカスタムフィット・スピーカーKFC-US1703
| タイプ | セパレート(2WAY) |
|---|---|
| ハイレゾ対応 | 〇 |
| 再生周波数 | 25Hz~40kHz(-10dB) |
| 定格入力 | 45W |
| 瞬間最大入力 | 180W |
ケンウッド最高ランクのXSに次ぐ、中間ランクに位置するカースピーカーがこのUSシリーズです。「躍動感」をテーマに商品開発が行われたセパレートモデルで、パワフルな低音が車内に響きます。
ドラムやベースなど楽器の音をよく聞きたい、ロック好きの人には特におすすめです。ハイレゾ音源にも対応しており、マルチブラケット標準装備で350種類以上の国産車に対応しています。
純正からの交換におすすめのコストパフォーマンスに優れたカースピーカー
ケンウッド 17cmカスタムフィットスピーカーKFC-RS173
| タイプ | コアキシャル |
|---|---|
| ハイレゾ対応 | × |
| 再生周波数 | 25Hz~30kHz | 定格入力 | 35W |
| 瞬間最大入力 | 160W |
RSシリーズは、ケンウッドのスピーカーの中ではエントリーモデルに位置し、カースピーカー市場全体でみても低価格なモデルです。
しかし、純正スピーカーからの交換であれば十分に音質の違いを体験できると口コミで人気があります。特許取得の「ダイヤモンドアレイパターン」により、クリアな音質を実現しています。
ダイハツ以外の国産車とフォルクスワーゲン車に対応しており、マルチブラケットが同封されている点もポイントです。別売りオプション不要で、コストパフォーマンスの高さが一層際立ちます。
海外ブランドのおすすめカースピーカー8選
アメリカ、ドイツ、イタリア、フランスなど、海外メーカーのカースピーカーを紹介します。海外製は国産ブランドとは音の表現が異なるため、オーディオ専門店などがある場合は聞き比べてみるのもおすすめです。
パワフルなUSサウンドが手頃な価格で楽しめるカースピーカー
KICKER CSC674
キッカーは米国のオーディオブランドで、CSC674は16.5cmのコアキシャルタイプのカースピーカーです。米国製スピーカーは個性が強いものが多く、キッカーは日本製に比べて「パワフルでメリハリのきいた音質」と評されることが多いブランドです。CSシリーズはエントリーモデルに位置し、純正からの交換におすすめです。
BMWにも採用されるドイツの高級オーディオメーカーのカースピーカー
ETON PRS-165.2 16cm 2WAYセパレートセット
イートンはドイツに本社と自社工場を持つ1983年創業のオーディオメーカーです。BMWの上級車種の純正オプションにも採用されています。
イートンはハイエンドモデルでは数十万円を超える商品もありますが、PRS-SERIESはセパレートタイプで、比較的価格も手ごろです。2WAYのPRS-165.2と3WAYのPRS-165.3がラインアップ中で、ツイーターには19mmのシルクドーム振動板を採用し、ナチュラルで心地よい高音を再生します。
艶のあるヨーロッパサウンドを響かせるおしゃれなカースピーカー
MACROM M2S-62
低音域もよく響き、艶のあるヨーロッパサウンドが楽しめます。見た目がおしゃれなので、ネットグリルなしでの装着がおすすめです。
マクロムは、イタリアのオーディオメーカーとして欧州で高い人気を誇るブランドです。創業はドイツですが、後に本社をイタリア・ミラノに移転しており、現在はイタリアブランドと見なされています。
マクロムM2S-62は、16cmの2WAYタイプのセパレートタイプ(コアキシャルの「M2C」も存在)です。ツイーターは25mmソフトドームタイプで、このクラスでは大口径サイズと言えます。
輸入車におすすめのフランス老舗オーディオメーカーの10センチスピーカー
FOCAL ES 100 K
国産車のカスタムフィットスピーカーは16cm・17cmが主流です。しかし、輸入車の純正カースピーカーは日本製に比べて薄型・小型なものが多いため、マッチングするスピーカーを探すのが一苦労というオーナーも多いでしょう。
フォーカルは、フランスの高級オーディオメーカーであり、輸入車にも適合するカースピーカーの取り扱いが豊富です。BMW車には、BMW専用キットが付属した「ES 100 K for BMW」が存在するため、装着が容易で、人気の社外スピーカーとなっています。
なお、フォーカルのオーディオは「明るく華やかな表現」と評されることが多く、特に女性ボーカルが得意と言われています。
日本とも所縁の深いアメリカの有名オーディオメーカーのカースピーカー
JBL STADIUM GTO 600C
| タイプ | セパレート |
|---|---|
| ハイレゾ対応 | – |
| 再生周波数 | 45Hz~25kHz(±3dB) |
| 定格入力 | 100W |
| 瞬間最大入力 | 300W |
JBLは、サムスンの子会社ハーマン・インターナショナル・インダストリーズが保有するオーディオブランドで、本社所在地はアメリカです。
フォードやトヨタの高級車にカーオーディオを供給しており、1980年代には日産のセドリック&グロリア、シルビアにJBLのカースピーカーがオプションで採用されたこともあります。
STADIUM GTO600CはJBLの中ではミドルクラスに位置し、JBLのスピーカーを初めて体験する人におすすめのモデルです。大口径の35mmウーファー・ボイスコイルを採用しており、力強いサウンドを再生します。
コンパクトサイズの米国有名メーカーのエントリーモデル
JBL CLUB 5020
| タイプ | コアキシャル(2WAY) |
|---|---|
| ハイレゾ対応 | – |
| 再生周波数 | 75Hz~20kHz |
| 定格入力 | 40W |
| 瞬間最大入力 | 120W |
JBLのエントリーモデルCLUBシリーズのコアキシャルタイプ5020です。振動板には紫外線対策を施したポリプロピレンを採用し、ツイーターには熱や振動に強いPEI素材を使用するなど、暑さ・寒さ・振動にさらされるカースピーカーの耐久性に配慮したモデルです。
米国大手JBLから新作カースピーカー6種類が2020年春登場!
JBL CLUB 322F
カリフォルニア発祥の世界的なオーディオブランドJBLが2020年にエントリーモデル「CLUB」シリーズの新作モデル6種類を発表しました。
2020年新作モデルは、これまでミドルクラスに採用されてきた「Stadium GTOシリーズ」のエッジ駆動型シルクドームツイーターなどを導入し、より質の良い高音を楽しめるよう全体的にレベルアップした仕様になっています。
2020年発売の新作モデルは、以下の6種類です。
- 3.5インチ2ウェイスピーカーCLUB 322F
- 4インチ2ウェイスピーカーCLUB422F
- 6.5インチ2ウェイスピーカーCLUB622
- 6.5インチセパレート2ウェイスピーカーCLUB602CTP
- 4×6インチ2ウェイスピーカーCLUB6422F
- 20mmシルクドームCLUB3412T
エントリーモデルCLUBシリーズの中でもっとも安価なCLUB 322Fの画像とスペックを記載しています。もっともハイグレードな「CLUB602CTP」でも価格は22,000円程度です。
| タイプ | 3.5インチ(89mm)2ウェイスピーカー |
|---|---|
| ハイレゾ対応 | – |
| 再生周波数 | 90Hz~20kHz |
| 許容入力 | 25W RMS |
| 瞬間最大入力 | 75W |
伸びやかで透明感ある中高音が心地良いカースピーカー
Infinity Kappa 62.11i
| タイプ | コアキシャル |
|---|---|
| ハイレゾ対応 | – |
| 再生周波数 | 45Hz~25kHz |
| 定格入力 | 75W |
| 瞬間最大入力 | 225W |
インフィニティは元NASAの物理学者が設立した、少し変わった歴史を持つ米国のオーディオブランドです。1968年の設立以降、優れた技術開発によって繊細な音の表現を実現してきました。
Kappaはインフィニティを代表するシリーズで、62.11iはウーファーとソフトドームツイーターを同軸配置したコアキシャルタイプのカースピーカーです。高音域に定評のあるブランドですが、ウーファーの振動板面積を拡大することで音圧を向上させる「PlusOneテクノロジー」を採用しています。
カースピーカーを交換して高音質な音を楽しもう!
普段から車内で音楽を楽しんでいる人は、ぜひ車用スピーカーを純正品から社外品へ交換してみてください。マツダなど一部のメーカーではオプションでBOSEなどの有名カースピーカーを採用していますが、基本的にカースピーカーはコスト削減の対象になりやすい部品です。
そこまで音質にはこだわらない人でも、フロントスピーカーを社外スピーカーに交換するだけで、音質が向上したのがはっきりとわかります。もし、もっと低音を出したいと感じた方は、サブウーファーをセットで装着するのもおすすめです。