フォルクスワーゲン・ザ・ビートルのホイールをドレスアップ!おすすめのアルミはどれ?
フォルクスワーゲン ザ・ビートル(A5型/16C系)は2011年に登場し、日本では2012年4月に発売、2019年7月のメキシコ工場でのファイナルエディション生産をもって全世界での生産が終了しました。日本市場でも2019年で新車販売は終了しているため、ここで紹介する内容は中古車・現オーナー向けのドレスアップガイドです。
丸いシルエットを残しつつワイドローに振った現行型らしい面構成は、間近に立つとフロントフェンダーの張り出しがはっきりと感じられ、純正16インチではややリム幅に対してホイールハウスに余白が残る印象を受けます。社外ホイールに履き替えると、足元の密度が上がってボディの個性がさらに引き立ちます。純正サイズから少し大きめのインチアップサイズまで、VWザ・ビートルにマッチするアルミホイールをピックアップしました。
VWビートルにマッチングするアルミホイールのサイズと選び方
| ホイールピッチ(P.C.D.) | 112mm |
|---|---|
| ホール数 | 5H |
| ハブ径 | 57.1φ(センターボア) |
| 取付方式 | ホイールボルト式(ネジ径M14×ピッチ1.5) |
| リム径 | 16インチ/17インチ/18インチ/19インチが多い |
| リム幅 | 6.5J/7J/7.5J/8Jが多い |
| インセット | 33mm~50mm周辺が多い |
| 純正タイヤサイズ | 「215/60R16」「215/55R17」「235/45R18」「235/40R19」 |
VWザ・ビートル(A5型)に適合するホイールは、PCD112mm・5穴・ハブ径57.1φの組み合わせで、リム径は17インチを中心に16インチから19インチが主流です。リム幅は6.5J~8J、インセットは33mm~50mm周辺の出物が多く、純正タイヤサイズから探す場合は「215/60R16」「215/55R17」「235/45R18」「235/40R19」が基準になります。
ザ・ビートルのインチアップ・社外化で注意したいのは、先代ニュービートル(9C系)とのスペック差です。ニュービートルはPCD100mmの5穴で、2011年デビューのA5型(ザ・ビートル)でPCD112mmへ変更されているため、ニュービートル用ホイールはザ・ビートルに装着できません。中古ホイールを物色する際にここで取り違える事例が多く、購入前に車検証の型式(16CBZ/16CZD/16CPLなど)と適合表を必ず突き合わせるのが確実です。
ホイールセンターの固定はボルト式で、ネジ径M14×ピッチ1.5が共通仕様です。ナット式の国産車から乗り換えたオーナーが見落としがちなのは、社外ホイールに合わせてホイールボルト側も適切な長さ・形状(球面13Rが標準)に揃える必要がある点で、純正と厚みが違う社外ホイールではボルト交換が前提になるケースが多く見られます。
BBSやエンケイ、クリムソン、エアスト、モモなど、ザ・ビートルとの相性が良い人気メーカーから厳選しました。グレード別の純正サイズはBaseが16インチ、Design(マイスター)が17インチ、R-Lineが18インチ、2.0 R-Lineが19インチで、PCDと穴数は112mm/5穴で全グレード共通です。
BBSの象徴である力強いクロススポークが目を引く人気アイテム
BBS LM-R
| リム径 | 19inch |
|---|---|
| リム幅 | 8.5J |
| インセット | 43mm |
| カラー | ダイヤモンドシルバー×シルバーダイヤカット ダイヤモンドブラック×シルバーダイヤカット |
| 値段 | 165,070円/1本~(2026年調べ) |
| 参考 | BBS[ホイールメーカー一覧] |
BBS LM-Rはリムボルトの装飾と立体的なクロススポークが特徴の鍛造2ピースで、間近で見るとリム外周の段差とポリッシュ部分の輝きがはっきりと立ち上がり、ビートルの丸いボディに対して足元だけが鋭く締まる印象を受けます。カラーはダイヤモンドシルバーとダイヤモンドブラックの2タイプが設定されています。
ザ・ビートルへの推奨マッチングは19インチ・8.5J・インセット43mmで、2.0 R-Line(19インチ純正)からのリム幅アップ+インセット詰めに相当します。フェンダーアーチからのツライチ感を狙う購入動機で選ばれるケースが多く、純正235/40R19を流用すれば外径が変わらずスピードメーターやABS制御への影響も最小に抑えられます。
スポーティかつ流麗な印象を与えるBBSのワンピースホイール
BBS RF
| リム径 | 17inch/18inch |
|---|---|
| インセット | 45mm/50mm/51mm |
| リム幅 | 7.5J/8.0J |
| カラー | ダイヤモンドシルバー ダイヤモンドブラック |
| 値段 | 72,510円/1本~(2026年調べ) |
| 参考 | BBS[ホイールメーカー一覧] |
BBS RFは鍛造1ピースのワンピースアルミで、シャープなスポークがリムオーバーデザインで外側まで伸び、目の前にすると同サイズの2ピースよりも面の張りで存在感を出すタイプという印象を受けます。バネ下重量の軽さは加速・制動・ハンドリングのいずれにも効くため、街乗り中心からワインディング走行まで幅広く扱いやすくなります。
ザ・ビートルへの装着は17インチ7.5J+45/50mm、18インチ7.5J+51mm/8.0J+45mmが対応します。Design(マイスター)の純正17インチ・7.0Jから半サイズだけ太らせたい場合や、R-Lineの18インチ・8.0Jをそのまま軽量鍛造に置き換えたい場合に選ばれやすい構成です。
エネルギッシュなY字スポークがかっこいいMLJの人気アルミ
MLJ VENATICIC-72M
| リム径 | 19inch |
|---|---|
| インセット | 35mm/45mm |
| リム幅 | 8.5J |
| カラー | ダイヤカットメタルシルバー ハーフグロスブラック |
| 参考 | MLJ[ホイールメーカー一覧] |
MLJ VENATICIC-72Mは細身のY字スポークが10本ディスクに見える流麗なデザインで、間近で見るとスポークの稜線とリム面のダイヤカットが光を細く引き、ビートルの丸いボディに対して縦方向のラインを強調する効果があります。シルバーとブラックのどちらもボディカラーを選ばず、足回りをスタイリッシュに引き締めます。
ザ・ビートルへの適合は19インチ8.5J+35mm/+45mmの2タイプで、フェンダーから引っ込めたいときは+45mm、ツライチ寄りに仕上げたいときは+35mmが選びやすい構成です。インセット35mmはノーマル車高では干渉しやすくなるため、ローダウン併用前提のドレスアップで選ばれる傾向があります。
マット加工が剛健でたくましい足回りを演出するスポーツアルミ
エンケイ GTC01RR
| リム径 | 18inch |
|---|---|
| インセット | 45mm |
| リム幅 | 8.0J/8.5J |
| カラー | マットダークガンメタリック チタニウムゴールド |
| 値段 | 45,400円/1本~(2026年調べ) |
| 参考 | エンケイ[ホイールメーカー一覧] |
エンケイ GTC01RRは2×6マルチスポーク構造で応力分散に優れ、コーナリング・ブレーキング時のしなりを抑えて安定感を引き上げます。マット加工のスポークは間近で見ると粒子の細かい艶消し感があり、ビートルの艶やかなボディと対比でレーシーな印象を強めます。
ザ・ビートルには18インチ8.0J/8.5Jのインセット45mmが適合し、R-Line(純正18インチ8.0J+48mm)からのリム幅アップ目的で選ばれやすい構成です。実際に履き替えた事例では、純正235/45R18からタイヤ銘柄を変えるだけでロードノイズの聞こえ方が変わるため、ホイール交換と同時にコンフォート系・スポーツ系どちらに振るかをあらかじめ決めておくと失敗が減ります。
ビートルには躍動感のあるツインスポークがかっこいい1ピース鍛造ホイール!
モモ スクリームジェットエボ
| リム径 | 16inch/17inch/18inch |
|---|---|
| インセット | 40mm/45mm/48mm/50mm |
| リム幅 | 7.0J/8.0J |
| カラー | マットアンスラサイトダイヤモンドカット |
| 値段 | 33,000円/1本~(2026年調べ) |
| 参考 | モモ[ホイールメーカー一覧] |
モモ スクリームジェットエボはイタリアブランドらしい躍動感のあるツインスポークで、マットアンスラサイトとダイヤモンドカットの濃淡コントラストが、ボディカラーが明るいビートルでも沈み込まずに足元を引き締めます。
ザ・ビートルには16インチ7.0J+40mm/+48mm、17インチまたは18インチ8.0J+45mm/+50mmが対応し、Base(純正16インチ)からのインチアップ・現状サイズ維持の両方に対応できる柔軟さが選ばれている理由です。
ビートルに合わせるならクリムソンのレトロな個性派ホイールがおすすめ
クリムソン ディーン クロスカントリー
| リム径 | 17inch |
|---|---|
| インセット | 47mm |
| リム幅 | 7.0J |
| カラー | マーガレットホワイト マットブラック バーニッシュグレー |
| 値段 | 36,498円/1本~(2026年調べ) |
| 参考 | クリムソン[ホイールメーカー一覧] |
レトロ可愛いクリムソン ディーン クロスカントリーは、ビートルの丸みを帯びたシルエットと相性のよいクラシック調ディッシュデザインで、センタープレートを外して別売りのセンターキャップに替えると、もう1パターンのデザインに切り替えられます。マーガレットホワイトを白系ボディに合わせて統一感を出す方向と、マットブラックで足元だけ締める方向のどちらでもまとまります。
適合は17インチ7.0J+47mmで、Designマイスター(純正17インチ7.0J+43mm)からインセットだけ4mm引っ込む組み合わせとなり、フェンダー外側に余裕を残した穏やかなドレスアップに向きます。
ビートルにおすすめの2×6マルチスポークで軽量性に優れたエンケイの売れ筋アルミホイール
エンケイ RPF1
| リム径 | 17inch/18inch/19inch |
|---|---|
| インセット | 35mm/48mm |
| リム幅 | 7.5J/8.0J |
| カラー | シルバー マットブラック |
| 値段 | 32,400円/1本~(2026年調べ) |
| 参考 | エンケイ[ホイールメーカー一覧] |
エンケイ RPF1はMAT(Most Advanced Technology)製法による軽量1ピースで、17インチクラスでは1本あたり約7kg台の軽さが武器となり、純正17インチからの履き替えでもバネ下軽量化を体感しやすい構成です。サーキット走行や峠での運転を楽しむオーナーから支持されているのは、デザインの定番感と剛性のバランスです。
ザ・ビートルには17インチまたは18インチ7.5J+48mm、18インチまたは19インチ8.0J+35mmが装着できます。19インチ+35mmはローダウン併用が前提となるサイズで、純正車高ではフェンダー干渉が起きるケースが見られるため、エアサス・ダウンサスとセットで検討するのが現実的です。
極太5スポークがタフでかっこいいマックの人気アイテム
阿部商会 マック シュタッド
| リム径 | 16inch/17inch |
|---|---|
| インセット | 42mm/45mm/49mm/53mm |
| リム幅 | 7.0J/7.5J |
| カラー | シルバー |
| 値段 | 24,552円/1本~(2026年調べ) |
| 参考 | 阿部商会[ホイールメーカー一覧] |
阿部商会のマック シュタッドは欧州車専用設計の輸入ホイールブランドらしく、極太5スポークと大口径風のディスク面でビートルの足元にインパクトを与えます。シルバー単色なので、純正のソリッドカラー・パステル系ボディと合わせると上品にまとまり、輸入車然とした清潔感のあるドレスアップに振れます。
適合サイズは16インチ7.0J+42mm/+53mm、17インチ7.5J+45mm/+49mmが用意されています。Baseグレード(16インチ)からのリム幅アップや、Designからのフェイス変更だけ行いたいケースでも選びやすい構成です。
ビートルのホイールにはエアストの商品をカスタムする人も多い!
ERST GRORA GS105
| リム径 | 19inch |
|---|---|
| インセット | 35mm/45mm |
| リム幅 | 8.5J |
| カラー | マットライトブロンズ ブラックポリッシュ |
| 参考 | エアスト[ホイールメーカー一覧] |
エアスト(ERST)はVW・AUDI・ポルシェ・ボルボなどに特化した日本企画の欧州車向けブランドで、段リム風の太い5本スポーク構成と落ち着いたカラーリングが、純正フィットを重視するビートルオーナーに支持されています。マットライトブロンズはダーク系ボディに合わせるとレトロ感が出て、ブラックポリッシュは白・赤系ボディとのコントラストで足元が締まります。
ザ・ビートルへの適合は19インチ8.5J+35mm/+45mmで、2.0 R-Line(19インチ純正)からのリム幅アップ・フェイス変更を狙った購入動機で選ばれやすい構成です。
個性的な5ホールデザインはVWザ・ビートルにぴったりマッチする!
OZ X-Line ウェーブ
| リム径 | 17inch/18inch |
|---|---|
| インセット | 48mm/50mm |
| リム幅 | 7.5J/8.0J |
| カラー | マットブラックダイヤモンドカット マットグラファイトダイヤモンドカット |
| 参考 | OZ[ホイールメーカー一覧] |
OZ X-Line ウェーブはダイヤモンドカットとマット部分の異素材感、ホイールハウスへ抜ける5ホール構造の組み合わせがハイセンスな1本です。面で塞ぐディスクと違い、ホール越しにブレーキキャリパーやハブが透けて見えるため、純正キャリパーでも視覚的な抜けが出てビートルのコンパクトな足元を軽く見せる効果があります。
ザ・ビートルには17インチ7.5J+50mm、18インチ8.0J+48mmが選ばれます。イタリア・OZブランドらしい都会的な雰囲気はビートルのレトロモダンなキャラクターと噛み合い、純正からの違和感が少ないドレスアップに向きます。
ザ・ビートルでホイールを選ぶときに見落とされやすいポイントとインチアップの実用面
ザ・ビートルのホイール交換で実際に履き替えた事例から指摘されやすいのは、ハブ径57.1φのセンターボアとボルト式取付の組み合わせです。汎用ハブ径のホイールを装着するときはハブリング(センタースペーサー)の使用がほぼ前提となり、これを省くとセンター出しがホイールボルトのテーパーだけに依存してしまうため、高速走行時にステアリングへ微振動が出るケースが見られます。
整備性の観点では、ボルト式は取り外し時にホイールが落下しやすく、純正ボルトと社外ホイールの組み合わせでネジ山かじりが起きやすい傾向があります。社外ホイールに合わせて長さの合ったホイールボルト(純正は球面13R、社外ホイールによっては60度テーパーやR12が指定)に交換するのが確実です。
インチアップで19インチを選ぶ場合、純正19インチが装着される2.0 R-Line以外のグレードでは外径が大きくなりすぎないよう235/40R19クラスを基準に選ぶとスピードメーター誤差を抑えられます。乗り心地の面では、扁平率35~40の超扁平タイヤは段差での突き上げがはっきりと出るため、街乗り中心の用途では純正同等の40~45扁平を維持する方が満足度が高くなります。
長期使用で指摘されやすいのは、ガリ傷リペアと再塗装の相性です。ダイヤモンドカット仕上げのホイールは部分補修で違和感が残りやすく、リム外周を縁石でこする頻度が高いオーナーには、マット単色やソリッドカラーの方が補修費用と仕上がりの両面で扱いやすくなります。
ザ・ビートルのホイール探しに便利な純正タイヤサイズと純正ホイールサイズの一覧表
| グレード | ホイールサイズ | タイヤサイズ | 型式 |
|---|---|---|---|
| ザ・ビートル ベース | 16インチ X 6.5J(+44) | 215/60R16 | 16CBZ |
| ザ・ビートル デザイン | 17インチ X 7.0J(+43) | 215/55R17 | 16CBZ |
| ザ・ビートル Rライン | 18インチ X 8.0J(+48) | 235/45R18 | 16CZD |
| ザ・ビートル2.0 Rライン | 19インチ X 8.0J(+48) | 235/40R19 | 16CPL |
ザ・ビートルは個性的なホイールも難なく履きこなす!
ザ・ビートルは2019年7月をもって生産を終え、世界的にも後継モデルが設定されていない一代限りのモデルとなりました。中古車市場では特別仕様車のマイスターやファイナルエディションを中心に人気が続いており、社外ホイールへ履き替えるオーナーも少なくありません。
BBSやエンケイのスポーツ系で走行性能を引き上げる方向、クリムソン ディーン クロスカントリーやエアスト GRORA GS105のようなクラシック・欧州車調で個性を伸ばす方向、OZ X-Lineで都会的に決める方向と、ザ・ビートルの丸いシルエットはどの系統のデザインも素直に受け止めます。PCD112mm・5穴・ハブ径57.1φ・ボルト式M14×P1.5の組み合わせを基準に、自分のビートルに合う1本をじっくり探してみてください。