アルファロメオ・ステルヴィオは2026年も現行モデルとして販売継続 次期型の登場は2028年の見通し
アルファロメオ初のSUVとして2016年のロサンゼルスオートショーで初公開され、日本には2018年7月に上陸したステルヴィオ。デビューから10年目に入った2026年7月現在も、Stellantisジャパンの正規ディーラーで現行モデルとして販売が続いています。2026年6月1日時点の日本のラインナップは「2.0 TURBO Q4 SPRINT」が8,250,000円、「2.2 TURBO DIESEL Q4 VELOCE」が8,750,000円、「2.0 TURBO Q4 VELOCE」が9,050,000円の3本立てで、これに2.9L V6ツインターボを積む最上位の「クアドリフォリオ」が別枠で用意されます(価格はいずれも経済変動加算額400,000円を含む)。
当初は2026年にEV専用の2代目へバトンタッチすると見られていた後継計画は大きく後ろへずれ込み、現時点では「2028年登場・内燃機関とPHEVも残すマルチパワートレイン」という見立てが有力になっています。ステルヴィオは、アルファロメオの新世代モデルの第2弾であり、世界的知名度を誇るスポーツセダン「ジュリア」から、優れたハンドリング性能と操縦安定性を受け継ぐSUVです。
なお、ステルヴィオの下位にあたるコンパクトクロスオーバーSUVのトナーレは2022年2月にワールドプレミアされ、日本へは同年11月に導入されました。
トナーレのサイドビュー
トナーレのリヤビュー
ここでは、ステルヴィオの現在地と直近の動きを新しい順に追ったうえで、車名の由来や内外装の特徴、圧倒的な走行性を実現するパワートレインの魅力についても取り上げます。
次期ステルヴィオは2028年登場の見通し 現行型は2027年まで販売継続へ
ステルヴィオの後継となる2代目をめぐる計画は、この数年で二転三転しました。もともとは2025年末に発表、2026年に市場投入というスケジュールで、しかもポルシェ・マカン エレクトリックやアルピーヌA390に対抗するBEV専用モデルとして構想されていました。ところが高級EV・スポーツEVの需要が想定を大きく下回ったことで、親会社ステランティスが計画そのものを見直します。
2025年10月には、現行のジュリアとステルヴィオを2027年まで販売継続する方針が示されました。ジョルジオ・プラットフォームを土台とする現行型は、ジュリアが2015年、ステルヴィオが2016年のデビューで、欧州の新しい排出ガス規制や安全基準への対応を考えれば世代交代が近いと見られていただけに、驚きをもって受け止められた判断です。継続にあたっては直列4気筒ガソリンと2.9L V6を残す一方、欧州ではディーゼルが廃止されました(日本仕様は2.2Lディーゼルを継続)。
そして2026年4月には、新型ジュリアとステルヴィオのデビューが2028年になるという見方が示されています。新型はステランティスの「STLAラージ」プラットフォームへ移行し、BEVだけでなく内燃機関とPHEVにも対応するマルチパワートレイン構成へ。内燃機関の冷却性能を確保するためにフロントグリルを広げるなど、ボディの再設計が必要になったことが遅れの一因とされます。ボディサイズは現行より大型化し、空力性能を重視したデザインへ。小型SUV「ジュニア」で導入された分割型ヘッドライトや矢印型リアライトといった新デザイン言語も採り入れられ、EUの規制でフェンダー部へのナンバープレート・オフセット配置が認められなくなったことから、ナンバーはグリル下へ移されると見られています。最上位のクアドリフォリオも継続され、ハイブリッド化されるという見立てです。
アルファロメオのサント・フィチリCEOは、需要がある限り内燃機関車を売り続けると明言しており、BEV一辺倒からの方針転換は明確です。ただし2028年という時期は公式に確定したものではなく、イタリア側からは「ジュリアと新型トナーレの後回しにされた」という見方も出ています。編集部としては、ジョルジオ・プラットフォームの設計年次(2015年)と、ユーロ7への対応コストを考えると、現行型の延命は2027年いっぱいが限界で、2028年登場という線が最も現実的だと見ています。いずれにせよ、2026年7月時点で次期型は公式発表されていません。
ステルヴィオ クアドリフォリオは2025年9月にいったん生産終了 2026年4月に生産再開へ
最上位のクアドリフォリオは、V型6気筒2.9Lツインターボで最高出力510psを絞り出すアルファロメオのフラッグシップです。このクアドリフォリオが、2025年9月にイタリア・カッシーノ工場での生産をいったん終了しました。世代交代を前にした整理と受け止められましたが、その後の計画変更を受けて、2026年4月から同じカッシーノ工場で生産ラインに戻ることが明らかになっています。理由は「アルファロメオのDNAに宿る究極のパフォーマンスを最も重視する顧客の期待に応えるため」とされ、パワートレインは実質的に従来と同じものが載る見込みです。
一度止まったV6ツインターボが1年足らずで復活するのは異例で、ユーロ7を含む規制対応の見通しについては公式に明言されていません。2.9L V6を積む量産SUVそのものが希少になりつつある現状を踏まえると、この復活は「最後のひと区切り」としての意味合いが強いという見方が自然です。
ステルヴィオの日本価格は2026年1月から改定 経済変動加算額を導入
Stellantisジャパンは、急激な円安と製造コスト・物流コストの高騰に対応するため、2026年1月1日より「経済変動加算額」を導入しました。導入当初の加算額はジュリア/ステルヴィオが200,000円(税込)、ジュニア/トナーレが150,000円(税込)で、WEBサイトやプライスリスト上では加算額込みの金額が車両本体価格として表示される仕組みです。
その後、加算額は引き上げられ、2026年6月1日現在の公式サイトでは400,000円が本体価格に含まれる形になっています。同時点でのメーカー希望小売価格は「2.0 TURBO Q4 SPRINT」が8,250,000円、「2.2 TURBO DIESEL Q4 VELOCE」が8,750,000円、「2.0 TURBO Q4 VELOCE」が9,050,000円です。加算額は為替レートや経済情勢に応じて変更される前提とされているため、購入検討時は最新のプライスリストで確認する必要があります。2025年5月の追加時に7,850,000円だったSPRINTが、1年余りで実質40万円上がった計算になります。
ステルヴィオ クアドリフォリオ コレッツィオーネが2026年3月17日に発表 世界63台の頂点
2026年3月17日、Stellantisジャパンは限定車「STELVIO Quadrifoglio Collezione(ステルヴィオ クアドリフォリオ コレッツィオーネ)」を発表しました。メーカー希望小売価格は20,100,000円(税込)。ジュリア クアドリフォリオ コレッツィオーネ(19,630,000円)と合わせて全世界63台という極小の限定生産で、日本にはジュリア11台(左ハンドル7台/右ハンドル4台)とステルヴィオ2台(右ハンドル)が割り当てられました。希少性を踏まえ、2026年3月20日から4月19日まで正規ディーラーで抽選申込を受け付ける方式です。
63台という台数は、市販車に初めてクアドリフォリオが刻まれた1963年の「Giulia Ti Super」の発売年にちなんだもの。最大の特徴は専用色で、2023年に世界33台限定で発売された「33 Stradale」の外装色「Rosso Villa D’Este」を基に再構築した「STELVIO Collezione Red」を新たに起こしています。ジュリア用が黒に迫る濃赤なのに対し、ステルヴィオ用はSUVの力強いプロポーションと調和する明るい赤で、鮮やかな発色が躍動感を印象づけます。
装備はカーボンミラーハウジング、カーボン加飾フロントグリル、ダークSTELVIOロゴ、カーボンセラミックブレーキ、ダークのQ4バッジ、アノダイズドブラック仕上げのブレーキキャリパー(Alfa Romeoロゴは赤文字)など。ヘッドレストにはCollezione刺繍と車両ごとのシリアルナンバー刺繍が入ります。なお、ジュリア側のみエンジンをデュアルインジェクション化して6,500rpmで520hpへ引き上げ、アクラポビッチ製エキゾーストとカーボンルーフを追加していますが、ステルヴィオ コレッツィオーネは従来型エンジンを搭載する点は押さえておきたいところです。
ステルヴィオのリコール情報 2025年6月のブレーキ、2026年2月の車線維持支援
空白期間中、ステルヴィオはジュリアと共通で2件のリコールが届け出られています。
1件目は2025年6月19日届出の制動装置に関するもの。ブレーキペダルにつながるプッシュロッドと、ABSユニットにつながるピストンロッドの締結部について、製造機械の保守管理が不適切だったため締め付けが不十分な個体があり、締結部が緩んでブレーキペダルを踏むと異音が発生。そのまま使い続けると最悪の場合、締結部が外れてブレーキが効かなくなるおそれがあるという重い内容でした。
2件目は2026年2月5日届出で、対象は417台。車線維持支援機能の警告音が鳴らないおそれがあるというものです。いずれもStellantisジャパンから国土交通大臣へ届け出られており、対象かどうかは正規ディーラーまたは公式のリコール検索で確認できます。
限定車「STELVIO INTENSA」が2025年11月26日に12台限定で発売
2025年11月26日、Stellantisジャパンはジュリアとステルヴィオに限定車「INTENSA(インテンサ)」を設定しました。ステルヴィオ INTENSAは全国12台限定で8,900,000円(税込)、ジュリア INTENSAは73台限定で7,500,000円。両車合わせても85台という希少な設定です。イタリア語で“情熱的”を意味する車名にふさわしく、ゴールドのアクセントとタンカラーステッチで上質さを演出しています。
ベースは「2.0 TURBO Q4 VELOCE」で、パワートレインは280ps/400Nmの2.0L直列4気筒ツインスクロールターボ。エクステリアは20インチ ゴールド仕上げ5ホールデザインアルミホイール(255/45R20)、グロスブラックにイタリア三色旗バッジを添えたミラーハウジング、ブラックのホイールアーチ/サイドスカート/リヤバンパーが特徴です。インテリアはタンカラーアクセント入りスポーツレザーシート、INTENSAロゴ入りセンターアームレスト、harman/kardonプレミアムオーディオ(14スピーカー)を採用。加えて、通常はクアドリフォリオ級にしか与えられないALFA™アクティブサスペンションを特別装備し、スポーツ性と快適性を両立させています。ボディカラー別の内訳は、エトナ レッド5台、モントリオール グリーン1台、ブルカノ ブラック6台。モントリオール グリーンがわずか1台という配分が、この限定車の性格をよく物語っています。
ステルヴィオに新グレード「2.0 TURBO Q4 SPRINT」が2025年5月27日に追加 785万円
2025年5月27日、Stellantisジャパンはステルヴィオに新グレード「SPRINT(スプリント)」を追加し、同日から全国のアルファロメオ正規ディーラーで発売しました。当時のメーカー希望小売価格は7,850,000円(税込)で、ヴェローチェより約80万円安い、当時の最廉価グレードという位置づけです。
SPRINTは19インチ5ホイールデザインアルミホイール(235/55R19)を履き、フルLEDマトリクスヘッドライトを標準装備。インテリアにはナチュラルレザーシートとハイグレードオーディオシステム(8スピーカー)を組み合わせます。パワートレインはヴェローチェと同じ最高出力280ps(206kW)/5,250rpm、最大トルク400Nm/2,250rpmの総アルミニウム製ツインスクロールターボで、走りの中身は落としていません。アルファロメオ専用設計のALFA™ LINKサスペンションやカーボンプロペラシャフトも備わります。装備を絞りつつ心臓部を共通化するという割り切りは、10年目に入った現行型を延命させるうえで理にかなった一手だったと言えます。グレード名としてのSPRINTは2020年8月のマイナーチェンジ時にディーゼルで用いられて以来の復活でもありました。
「The Last Call for Design Your Quadrifoglio」を2025年2月7日から実施 ステルヴィオは15台
2025年2月7日、Stellantisジャパンは現行クアドリフォリオにとって最後のカスタマイズプログラムとなる「The Last Call for Design Your Quadrifoglio」の実施を発表し、同年4月28日まで受け付けました。「2.9 V6 BI-TURBO QUADRIFOGLIO」を好みに仕立てられる企画で、限定数はステルヴィオが15台、ジュリアが60台です。
ステルヴィオはルーフ、シート、ブレーキ、ボディカラーの組み合わせで48通り(ジュリアはホイールも選べて96通り)。2024年の第1弾との違いは、それまで限定車「SUPER SPORT」と左ハンドル版でしか選べなかったエトナ レッドがボディカラーに加わった点でした。「ラストコール」の名が示すとおり、この時点では現行クアドリフォリオの終幕が前提とされていたわけですが、前述のとおりその後2026年4月からの生産再開が決まっており、結果的に「最後」ではなくなっています。
限定車「STELVIO TRIBUTO ITALIANO」が2024年10月1日に28台限定で発売
2024年10月1日、ジュリアとステルヴィオに限定車「TRIBUTO ITALIANO(トリブート イタリアーノ)」が設定されました。ステルヴィオの限定数は28台。イタリア本国では両車の最上位モデルとして扱われる仕様で、車名どおりイタリアへの敬意を表した内容です。
共通装備はブラックルーフ、イタリア国旗をあしらったミラーキャップ、ダッシュボード/シート/ドアパネル/センターアームレストのレッドステッチ、フロントヘッドレストのTRIBUTO ITALIANOロゴ刺繍。通常は「2.9 V6 BI-TURBO QUADRIFOGLIO」にしか与えられないALFA™アクティブサスペンションが標準化されている点が最大の見どころです。ステルヴィオにはこれに加えて、フェンダー・サイドシル・リヤバンパーをボディ同色とするボディ同色キットと、21インチ5ホールデザインアルミホイール(ダーク/255/40R21)が与えられました。ボディカラーはアルファ レッド、アルファ ホワイト、モントリオール グリーンの3色展開です。
ステルヴィオ クアドリフォリオの2024年モデルが2024年7月26日に発売 1,430万円
2024年7月26日、Stellantisジャパンはジュリア/ステルヴィオ クアドリフォリオの2024年モデルを全国のアルファロメオ正規ディーラーで販売開始しました。メーカー希望小売価格は「Stelvio Quadrifoglio」が14,300,000円(税込)、ジュリア クアドリフォリオが13,870,000円です。あわせて、成約者先着30名に日本未発売のオフィシャルグッズ(マグカップ、パフォーマンスキャップ)を贈るキャンペーンも実施されました。
中身は2023年11月28日の仕様向上を踏襲したもので、クアドリフォリオとして初採用となるメカニカル・リミテッド・スリップ・ディファレンシャル、12.3インチデジタルクラスターメーター(本グレード専用の「Race」レイアウト付き)、専用のカーボンファイバー3D仕上げインテリアなどが与えられます。V6 2.9Lツインターボの最高出力510psは据え置きです。
限定車「SUPER SPORT」の抽選予約を2024年5月24日に開始 世界175台・日本はわずか2台
2024年5月24日、ジュリア/ステルヴィオ クアドリフォリオの限定車「SUPER SPORT(スーペル スポルト)」の抽選予約受付が始まりました(〜6月19日)。ミッレミリア第2回大会で「6C 1500 Super Sport」が初優勝した伝説的勝利へのオマージュで、全世界175台限定、日本への割り当てはステルヴィオが2台のみ(ブルカノ ブラックとエトナ レッド各1台)という、コレクター向けの設定でした。
ベースは「2.9 V6 BI-TURBO QUADRIFOGLIO」。デザイン部門のチェントロ・スティーレがクアドリフォリオのロゴをブラック基調に再解釈し、フロントグリルとドアミラーにカーボン素材を採用。インテリアはダッシュボード、センターコンソール、ドアパネルにレッドステッチのアクセントを入れた3Dカーボンファイバーを使い、スポーツレザーシート(6ウェイパワー、シートヒーター付き)には専用の赤いロゴステッチとシリアルナンバーが刺繍されました。日本2台という配分は、後の「Quadrifoglio Collezione」(同じくステルヴィオ2台)の先例にもなっています。
限定車「Veloce Superiore」が2024年4月25日に41台限定で発売
2024年4月25日、ジュリアとステルヴィオに限定車「Veloce Superiore(ヴェローチェ スペリオーレ)」が設定されました。限定数は41台。「2.0 TURBO Q4 VELOCE」および「2.2 TURBO DIESEL Q4 VELOCE」をベースに、アルファロメオ純正クラウド型ドライブレコーダーと、アルファロメオのロゴをあしらったNEGRONI(ネグローニ)社製オリジナルレーシングストライプウォレットを特別装備しています。
加えて、購入者にはメーカー保証を2年延長する「Extended Care Plus」が無償付帯され、合計5年の保証となる点が実利的な魅力でした。派手な内外装の変更ではなく、ドラレコと保証という日常使いの安心材料をパッケージした限定車という点で、それまでの「アニヴェルサリオ」「F1 Tributo」系とは毛色の異なる企画です。
カスタマイズプログラム「Design Your Quadrifoglio」を2024年3月8日から実施 ステルヴィオは40通り
2024年3月7日にStellantisジャパンが発表し、同年3月8日から6月30日まで実施されたのが、カスタマイズプログラム「Design Your Quadrifoglio(デザイン ユア クアドリフォリオ)」です。最上位の「2.9 V6 BI-TURBO QUADRIFOGLIO」を好みに仕立てられる企画で、正規ディーラーで受け付けられました。
ステルヴィオで選べたのは、ルーフ(ボディカラー同色/カーボンファイバールーフ)、ブレーキ(標準ディスク/カーボンセラミック製ディスク)、シート(8ウェイパワー・パワーランバー/サイドサポート・ステアリングヒーター付きスポーツレザーシート、またはスパルコ社製カーボンバケットシート)、そしてボディカラー5色(アルファ レッド、ヴェズヴィオ グレー、ブルカノ ブラック、ミザーノ ブルー、モントリオール グリーン)の組み合わせで合計40通り。ジュリアはアルミホイールも2種から選べたため80通りでした。なお、2024年11月7日にも同名プログラムが実施されましたが、そちらはジュリア(左ハンドル)専用でステルヴィオは対象外です。
アルファロメオ特別車モントリオールグリーンのアニヴェルサリオをステルヴィオに21台設定
クアドリフォリオの生誕100周年を祝す特別モデルのアニヴェルサリオ
アルファロメオのクロスオーバーSUVステルヴィオに、クアドリフォリオの100周年を記念する特別モデル「Stelvio Quadrifoglio 100th Anniversario(ステルヴィオ クアドリフォリオ 100th アニヴェルサリオ)」が設定されました。メーカー希望小売価格は14,510,000円(別途、国内輸送費および予備検査代110,000円が必要)で、2023年9月30日から10月29日まで抽選予約が受け付けられました。
アニヴェルサリオの特別装備として、ボディカラーにモントリオールグリーン、インテリアにはレザーとアルカンターラシートを設定。フロントグリルにはカーボンのVヴェゼル、ブレーキキャリパーはゴールド仕上げとし、インストルメントパネルには豪華なゴールドステッチの100周年記念特別ロゴを配しています。搭載エンジンは510PSを発生する2.9L V6ツインターボです。
世界限定100台のうち、日本市場では21台のみ販売する希少モデルでした。
アルファロメオ限定モデルのコンペティツィオーネが42台限定発売
アルファロメオ ステルヴィオに、日本限定特別仕様モデルのコンペティツィオーネが42台設定されました。
ボディカラーはアルファレッドで、ダッシュボードとシートにレッドステッチを採用することでプレミアム感を演出。ハンドリング性能・走行性能・快適性を向上するAlfaアクティブサスペンションを標準装備します。
「Stelvio 2.0 TURBO Q4 COMPETIZIONE(ステルヴィオ 2.0 ターボ Q4 コンペティツィオーネ)」の販売価格は8,480,000円で、2023年8月30日に発表、2023年9月9日から販売が開始されました。
アルファロメオ・ステルヴィオのSport Packageを改良
アルファロメオ・ステルヴィオ「スポーツパッケージ」のエクステリア
アルファロメオはステルヴィオのスポーツパッケージを改良し、2019年12月7日より「Stelvio 2.2 TURBO DIESEL Q4スポーツパッケージ」と「Stelvio 2.0 TURBO Q4スポーツパッケージ」を発売しました。当時の価格はStelvio 2.2 TURBO DIESEL Q4スポーツパッケージが666万円、Stelvio 2.0 TURBO Q4スポーツパッケージが699万円です。
この改良ではブラックルーフレールを追加するほか、ウインドウモールディングをブラックに変更。黒パーツを増やすことで、よりスポーツテイストの強いエクステリアとなりました。
ディーゼルモデルには直列4気筒インタークーラー付きターボエンジン、ガソリンモデルには直列4気筒 マルチエア 16バルブ インタークーラー付きツインスクロールターボを搭載。どちらもトランスミッションは8速ATが設定されます。なお、スポーツパッケージは2021年7月の「ヴェローチェ」追加にともなって在庫限りとなり、現在は設定されていません。
ステルヴィオの2020年モデルはロサンゼルスモーターショー2019での初公開が見送りに
アルファロメオはロサンゼルスモーターショー2019で2020年型ステルヴィオを初公開する予定でしたが、出展そのものが取りやめとなりました。
当時のステルヴィオのガソリン車のパワートレインは、最大出力200hp~280hpの直噴2.0リットル直列4気筒ガソリンターボエンジン。駆動方式は海外市場では4WDとFRがラインナップされていました(日本仕様はQ4=4WDのみ)。
2020年モデルのアルファロメオ・ステルヴィオでは先進運転支援システム(ADAS)を搭載し、部分自動運転レベル2を実現。全速度域に対応する前方衝突警告プラスや渋滞支援システム、レーンキープアシストなどの多彩な装備が用意されました。日本仕様では2020年8月20日のマイナーチェンジで、衝突被害軽減ブレーキとアダプティブクルーズコントロールが全車標準装備となっています。
エクステリアはボディと同色のアピアランスキットを装備し、車体色の新色として「ルナーレホワイト」「アノダイズドブルー」の2色を追加。最上級グレード「クアドリフォリオ」の場合、カーボンファイバー製のグリルやドアミラーカバーが設定されました。
また、2020年版ステルヴィオではステアリングホイールやシフトレバー、センターコンソールなどのインテリアデザインを大きく刷新。運転席前には7型TFTメータークラスターを、ダッシュボードのセンターには自分好みの画面にカスタマイズできる8.8型タッチスクリーンディスプレイを搭載します。
アルファロメオ・ステルヴィオに限定車「F1 Tributo(エフワン・トリビュート)」が登場
アルファロメオ・ステルヴィオ クアドリフォリオ F1 Tributoのエクステリア
ステルヴィオ クアドリフォリオ F1 Tributoの特別装備
アルファロメオのプレミアムSUVステルヴィオの高性能グレード「クアドリフォリオ」に、ホワイト×レッドのボディカラーのF1参戦記念限定車「F1 Tributo」が登場しました。2019年10月11日に発表され、同年11月から限定4台で販売、価格は14,950,000円です。
エンジンは最高出力520PS、最大トルク600Nmを発生させるV型6気筒 DOHC 24バルブインタークーラー付きツインターボを搭載。専用のエンジンチューニングとアクラポヴィッチ製エキゾーストシステムにより、標準の510psから10ps引き上げられています。トランスミッションは8速ATを組み合わせ、カーボンセラミックブレーキシステムも与えられました。
アルファロメオ・ステルヴィオ クアドリフォリオ F1 Tributoのインテリア
ステルヴィオ クアドリフォリオ F1 Tributoの車内はブラックインテリアにレッドステッチをあしらったレーシーな雰囲気です。鮮烈なレッドカラーのシートベルトもアクセントに。シートはカーボンシェル構造で剛性と軽量性を備えるスパルコのバケットシートを採用します。
アルファロメオ・ステルヴィオに限定車「2.0 TURBO Q4 モノクロームエディション」がラインナップ
2019年8月31日から発売するアルファロメオ・ステルヴィオ「2.0 TURBO Q4 モノクロームエディション」
FCAジャパン株式会社が、15台限定で「Stelvio 2.0 TURBO Q4 Monochrome Edition(ステルヴィオ2.0 TURBO Q4 モノクロームエディション)」を2019年8月31日より発売することを発表しました。モノクロームエディションの価格は6,460,000円です。
ブルカノ ブラック メタリック(インテリアカラーはベージュ)
ストロンボリ グレー メタリック(インテリアカラーはチョコレート)
アルファ ホワイト(インテリアカラーはチョコレート)
ボディカラーはブルカノ ブラック メタリック・ストロンボリ グレー メタリック・アルファ ホワイトの3種類。それぞれに専用のインテリアカラーが設定されており、ブルカノ ブラック メタリックにはベージュ、ストロンボリ グレー メタリックとアルファ ホワイトにはチョコレートが用意されています。

ステルヴィオのハイセンスなデザインと高い走行性能を、特別装備をプラスすることでさらに充実度の高い一台に仕上げたモノクロームエディション。
ミラーハウジングやリアスキッドプレート、フロントグリルなど、マットブラック塗装に仕立てたエクステリアパーツに合わせ、足元にはマットブラックのハイパーメッシュデザイン20インチアルミホイールを装備しています。
| 型式 | ABA-94920 |
|---|---|
| ハンドル位置 | 右 |
| 全長 | 4,690mm |
| 全幅 | 1,905mm |
| 全高 | 1,680mm |
| ホイールベース | 2,820mm |
| エンジン種類 | 直列4気筒マルチエア16バルブインタークーラー付きツインスクロールターボ |
| 総排気量 | 1,995cc |
| 最高出力〈kW(PS)/rpm〉 | 206(280)/5,250 |
| 最大トルク〈Nm(kgm)/rpm〉 | 400(40.8)/2,250 |
| 燃料タンク容量 | 64L |
| ラゲッジルーム容量 | 525L |
| 駆動方式 | 4輪駆動 |
| トランスミッション形式 | 電子制御式8速オートマチック |
| 最小回転半径 | 6.0m |
※上表は2019年当時の限定車の数値です。現行の2.0 TURBO Q4系も総排気量1,995cc、最高出力206kW(280PS)/5,250rpm、最大トルク400Nm(40.8kgm)/2,250rpmという数値は共通ですが、ホイールサイズや装備はグレードごとに異なります。
ステルヴィオのフェイスリフトは2022年10月に欧州発表、日本には2023年6月導入 当時の予想はどうなったか
かつて本記事では、南欧州で捉えられたフェイスリフト版プロトタイプのスパイショットをもとに「ワールドプレミアは2021年内の可能性が高い」とお伝えしていました。結論から言えば、この予想は外れています。実際に改良型が欧州で発表されたのは2022年10月27日で、およそ1年のずれが生じました。新型コロナ禍による開発・生産スケジュールの遅れと、ステランティス発足にともなうブランド計画の再編が重なったことが背景にあると見られます。
改良型では、3連のLEDを組み込んだフルLEDアダプティブマトリクスヘッドライトを採用し、リヤのLEDテールライトの内部意匠も刷新。インテリアには12.3インチTFTフルデジタルディスプレイが新採用され、表示はEvolved/Relax/Heritageの3種類を切り替えられるようになりました。日本には2023年6月3日から導入され、「トライローブ」と呼ばれるフロントグリルとテールランプに最新の意匠が施されています(日本仕様はグレード体系の変更なし)。
一方、当時ささやかれていた「マイルドハイブリッドの新設定が濃厚」「レベル3の自動運転技術を搭載するのではないか」という噂は、いずれも現行型では実現していません。パワートレインは2.0L直列4気筒+ZF製8速ATと2.2Lディーゼル、そして2.9L V6のままで、電動化はジョルジオ・プラットフォームの世代交代まで持ち越された格好です。電動化の重荷を次期型(STLAラージ)へまとめて送った、というのが実態と言えるでしょう。
アルファロメオ「ステルヴィオTi」ジュネーブモーターショー2019でワールドプレミア
アルファロメオ「ステルヴィオTi」がジュネーブモーターショー2019でワールドプレミア
アルファロメオがステルヴィオに「Ti」を展開して世界初公開へ
アルファロメオはジュネーブモーターショー2019において、SUV「ステルヴィオ」に高性能グレードの「Ti」を展開し、世界初公開しました。
「Ti」はアルファロメオのスポーツセダン「ジュリア」にも設定するグレードで、Turismo Internazionale(ツーリズモ・インテルナツィオナーレ)の略です。
クラス最高の加速性能を誇り、光沢のあるブラック仕上げの窓周りやマフラー、スポーツブレーキキャリバーと20インチのアルミホイールを装備しています。ダーク仕上げのエンブレムが重厚感をかもし出しています。
日本仕様の「Ti」は2022年4月16日に「2.2 TURBO DIESEL Q4 Ti」として登場し、グレーオークウッドパネルや前席シートヒーター付きナチュラルレザーシートを採用していましたが、その後のグレード整理により現在のラインナップからは外れています(2026年7月時点の日本仕様はSPRINTとVELOCE、そしてクアドリフォリオ)。
| エンジン | 2.0L直列4気筒ガソリンターボエンジン |
|---|---|
| 最大出力 | 280hp |
| 最大トルク | 40.8kgm |
| トランスミッション | 8速AT |
| 駆動方式 | Q4(4WD) |
| 0~100km/h加速 | 5.7秒 |
| 最高速度 | 230km/h |
アルファロメオ「ステルヴィオ」にコモンレール式2.2Lディーゼルを新搭載した「2.2 TURBO DIESEL Q4」が4月6日に日本初導入
ディーゼルエンジンを搭載したステルヴィオのエクステリア
アルファロメオのSUV「ステルヴィオ」に、新しく開発された直列4気筒2.2L直噴ターボディーゼルエンジンを搭載したモデルが日本に初導入されました。
ジョルジオプロジェクトとして開発が進められてきたSUVであるステルヴィオに合わせたチューニングで、最高出力210ps/3,500rpm、最大トルク470Nm/1,750rpmを発生させます。
燃費はWLTCモードで16.0km/Lとなり、同等のガソリンモデルに対して大きく数値を伸ばしました。
装備はガソリンモデルの「2.0 TURBO Q4」と同様です。発売は2019年4月6日、販売価格は617万円でした。欧州では2025年の販売継続決定にともなってディーゼルが廃止されましたが、日本では2026年7月現在も「2.2 TURBO DIESEL Q4 VELOCE」として継続販売されています。
| ヘッドライト | バイキセノン |
|---|---|
| アルミホイール | 18インチ5スポーク |
| Connectシステム | Apple CarPlay/Android Autoに対応 |
| シート | レザー・シートヒーター採用 前席パワーシート |
| その他 | アダプティブクルーズコントロール リヤパーキングカメラ パワーテールゲート |
車名は世界最高のドライビングロード「ステルヴィオ峠」から付けられた
アルファロメオ初のSUV「ステルヴィオ」の車名は、48ものヘアピンカーブが連なる険しい道のりが続き、登坂距離は20kmを超えることから世界最高のドライビングロードと呼ばれる「ステルヴィオ峠」をインスパイアする形で名付けられました。
ステルヴィオ峠は、イタリアとスイスとの国境線近くにある標高2,757mの山脈にあります。ステルヴィオ峠は、ヨーロッパで開催される自転車のロードレースの最高峰グランツールのひとつであるジロ・デ・イタリアに度々登場する事でも有名です。
ステルヴィオのステアリングギア比は、クラストップレベルの12:1を誇ります。また、同車はクイックレスポンス性にも優れているので、ドライバーの思い描くルートを瞬時にサポートする圧倒的なハンドリング性能を実現します。
そのため、ステルヴィオは、急カーブが連続する道のりや、勾配のきつい山岳部に位置する世界最高のドライビングロードであっても、安定感抜群でストレスのない走りを楽しむ事ができます。
ステルヴィオのエクステリア
一目で「ステルヴィオ」とわかる個性的なエクステリア
ステルヴィオのエクステリアは、どんな過酷な自然に置かれていても、存在感を発揮する力強さを備えます。SUVとしてはトップクラスとなるCd値0.32を実現している点も見逃せません。
アルファロメオならではの盾型フロントグリル
アルファロメオのオリジナリティーにあふれるエンブレムと、盾型フロントグリルなどによって構成されるフロントマスクは、スタイリッシュで魅力的です。2023年6月の仕様変更以降は「トライローブ」と呼ばれる最新意匠へと磨き上げられています。
夜でも十分な光量のLEDヘッドライト
ヘッドライトは、暗闇走行時の視界確保に貢献する光量に優れたLED光源を採用します。デザインはブーメランタイプを選択して、シャープさを引き立たせます。現行型は全グレードでフルLEDマトリクスヘッドライトが標準です。
ボデイラインは、アルファロメオのコアなファンをもうならせる躍動感であふれています。2018年の日本導入時、ステルヴィオは外装色・内装色ともに4色設定でした。レッドに仕上がったブレーキキャリパーも特徴的です。
安定感の高い専用20インチアロイホイール
ファーストエディションは、過酷なドライビングロードにおいての安定走行を実現するために、20インチの5ツインスポークアロイホイールを採用していました。現行のヴェローチェは21インチ5ホールデザイン(ダーク/255/40R21)、SPRINTは19インチ(235/55R19)を履きます。
ボディカラーは全4色(2018年の日本導入時)
日本導入時のステルヴィオは、ボディカラーでアルファレッドなどの4色を設定していました。現在はエトナ レッド、モントリオール グリーン、ヴェズヴィオ グレー、ブルカノ ブラックなども選択できます。
アルファレッド
アルファホワイト
ストロンボリグレー
ブルカノブラック
ステルヴィオのインテリア
ステルヴィオのインテリアでは、上質感であふれるプレミアムレザーシートを採用し、ウッドパネルで各パーツを装飾させて、高級サルーンのような雰囲気を与えます。
センターコンソールの装飾はウッドパネルを採用
機能性の高いスライド式のカップホルダー周辺には、ウッドパネル装飾を施し高級感を与えます。
質感高いドアトリムのウッドパネル
ウッドパネル装飾は、ドアトリムやセンターコンソールボックスなどにも施されます。
ステルヴィオのステアリングスイッチ
ステアリングホイールには、多数のスイッチを配置し操作性を高めます。
メディア機能が充実した視認性の高いインフォテインメントシステム
ヴィジュアル的にも優れ、視認性の高いインフォテインメントシステムでは、ナビ機能やメディア機能などが充実します。現行型は8.8インチのタッチディスプレイを備えるConnectシステムを全車標準装備し、ワイヤレスチャージングパッドも用意されます。
ドライバーに分かりやすい配置や文字バランス
メーターパネルは、スピードメーター等の配置、文字のバランスや配色の組み合せを徹底的にこだわります。なお2023年6月の仕様変更以降は、12.3インチのデジタルクラスターメーターへと置き換えられました。
広めのラゲッジルームでアウトドアでも大活躍
アルファロメオは、ステルヴィオでアウトドアを楽しみたいというユーザーをサポートするために、同車にシートアレンジ機能を搭載させます。ラゲッジ容量は525Lです。
シートアレンジ機能を利用すれば、フレキシブルにラゲッジルームを拡げることが出来ます。
シートカラーは全4色(2018年の日本導入時)
日本導入時のステルヴィオのシートカラーは全4色でした。上質感があふれるプレミアムレザーシートに、ステッチ加工を施します。
ブラック
レッド
チョコレート
ベージュ
ステルヴィオも独自の4輪駆動システム「Alfa Romeo Q4」を採用
アルファロメオの新世代モデルであるステルヴィオは、ジュリアと同様にあらゆる路面で抜群の安定性を発揮するアルファロメオ独自の4輪駆動システム「Alfa Romeo Q4」を採用します。
同駆動方式では、AWDのメリットにFRのパフォーマンス性能を組み合わせます。その技術力によって、走行状況に応じて前車軸では50%を、後車軸では100%を上限とする迅速なトルク伝達を行う可変トルク配分システムの構築が可能となります。
トルクの最適配分とステアリングギア比が理想的な値となる事で、ドライバーはどんな過酷な道のりに対しても、理想とするラインをスピーディーに走行できる究極のハンドリング性能を体感できます。日本仕様は一貫してQ4のみで、後輪駆動は設定されません。
ステルヴィオのパワートレインは高性能
ステルヴィオは「最高出力280ps・最大トルク400Nm」をクリアし、環境性能も備える2L直列4気筒ツインスクロールターボエンジンに、8速オートマチックトランスミッションを組み合わせます。
カーボンファィバーやアルミニウムといった軽量素材によって構築されるボディに、高性能なパワートレインを搭載する事で、ステルヴィオの0-100km/hは5.7秒(欧州参考値)と、ミドルクラスのSUVでは圧倒的な加速性を発揮します。
最上位グレードのクアドリフォリオはニュルブルクリンクのタイムレコードを記録
ステルヴィオの最上位グレードであるクアドリフォリオは、V型6気筒2.9Lターボエンジンを搭載し、最高出力は510psをクリアします。
同車のプロトタイプカーは、世界一タフといわれるニュルブルクリンクコースでのタイムアタックで、これまでポルシェの「カイエンターボS」が保持していた、コースレコードを大きく塗り替えた7分51秒7を実現し、当時のミドルクラスSUVの最速タイムを達成しました(2017年)。その後、SUVのニュル最速記録はより高出力のライバルに更新されていますが、車重を抑えたパッケージで叩き出したタイムという点で、いまも語り継がれる記録です。
ステルヴィオのライバルはレクサス「NX」やBMW「X3」など
ステルヴィオのボディサイズは「全長4,690mm×全幅1,905mm×全高1,680mm」であり、ミドルクラスのSUVに分類されます。同車は、高級サルーンのようなインテリア空間を備え、スポーツカーのような魅力的な走りを実現する車です。
ステルヴィオのライバルは、同様の共通項が挙げられるレクサス「NX」やBMW「X3」、メルセデスベンツGLCクラスです。ただし、これらのライバルがいずれも世代交代と電動化を済ませているのに対し、ステルヴィオは2016年設計のジョルジオ・プラットフォームのまま戦っているのが2026年時点の実情です。それでも「12:1のステアリングギア比」「カーボンプロペラシャフト」「2.9L V6ツインターボ」といった、いまの世代の設計思想からは出てきにくい要素が残っている点こそ、ステルヴィオを選ぶ最大の理由になっていると言えるでしょう。
アルプス山中のステルヴィオ峠からネーミングされたアルファロメオ・ステルヴィオのモデルチェンジ遍歴
ステルヴィオはイタリアのアルファロメオが販売するクロスオーバーSUVで、すぐれたハンドリング性能と操縦安定性を「ジュリア」から受け継ぐプレミアムSUVです。2016年のロサンゼルスオートショーで初公開され、2026年7月現在も初代が現行モデルとして販売されています。
アルファロメオ・ステルヴィオ 初代/2017年~(現行)
ステルヴィオの日本導入は2018年6月25日に発表され、7月21日に、限定400台で上質感をさらに高めた特別装備の「ファーストエディション」(689万円)が発売されました。特典として、アルファロメオ誕生108周年と掛け合わせた、108名限定のプライベートコンシェルジュサービスを1年間受けられる「STELVIO 108 CLUB」への応募加入権が与えられます。10月27日にはカタログモデルが発売し、「2.0 TURBO Q4スポーツパッケージ」「2.0 TURBO Q4ラグジュアリーパッケージ」、ベースモデル「2.0 TURBO Q4」がラインナップされます。11月28日にはハイパフォーマンスモデルの「クアドリフォリオ」が追加設定されました。
2019年4月6日、クリーンディーゼルモデルの「2.2 TURBO DIESEL Q4」を追加発売(617万円)。8月31日に限定15台の「2.0 TURBO Q4 モノクロームエディション」(646万円)、11月に限定4台の「クアドリフォリオ F1 Tributo」(1,495万円)を設定。12月7日にはスポーツパッケージを改良しました。
2020年8月20日、マイナーチェンジを実施。衝突被害軽減ブレーキとアダプティブクルーズコントロールが全車標準装備となり、グレード構成の見直しで「2.2 TURBO DIESEL Q4 SPRINT」「2.2 TURBO DIESEL Q4スポーツパッケージ」「2.0 TURBO Q4スポーツパッケージ」「クアドリフォリオ」のラインナップになりました。
2021年7月10日、新グレードの追加により、ラインナップが「2.2 TURBO DIESEL Q4 SPRINT」「2.0 TURBO Q4 VELOCE」「2.2 TURBO DIESEL Q4 VELOCE」「2.9 V6 BI-TURBO QUADRIFOGLIO」になりました(スポーツパッケージは在庫限り)。
2022年4月16日、グレードの再編が行われ、SPRINTに代わる新グレード「2.2 TURBO DIESEL Q4 Ti」を追加。同日、VELOCEとQUADRIFOGLIOも仕様変更されました。7月12日、ミザーノブルー50台・ブルカノブラック30台の限定車「ESTREMA」を発売。10月27日には欧州でフェイスリフト(改良型)が発表され、フルLEDアダプティブマトリクスヘッドライトと12.3インチTFTフルデジタルディスプレイが与えられました。
2023年6月3日、日本でも仕様変更を実施。「トライローブ」と呼ばれるフロントグリルおよびテールランプに最新意匠を施し、フルLEDマトリクスヘッドライトと12.3インチデジタルクラスターメーターを採用しました(限定13台の「2.0 TURBO Q4 Rosso Speciale」も設定)。8月30日発表・9月9日発売で日本限定42台の「2.0 TURBO Q4 COMPETIZIONE」(848万円)を設定。9月30日から、全世界各100台のうち日本へ21台が割り当てられたクアドリフォリオ100周年記念の限定車「Quadrifoglio 100th Anniversario」(1,451万円)の抽選予約受付を開始。11月28日、「2.9 V6 BI-TURBO QUADRIFOGLIO」の仕様を向上し、メカニカルLSDをクアドリフォリオとして初採用しました。
2024年3月8日から6月30日まで、クアドリフォリオのカスタマイズプログラム「Design Your Quadrifoglio」を実施(ステルヴィオは40通り)。4月25日、限定41台の「Veloce Superiore」を発売。5月24日、全世界175台・日本2台の限定車「SUPER SPORT」の抽選予約を開始。7月26日、クアドリフォリオの2024年モデル(1,430万円)を発売。10月1日、限定28台の「TRIBUTO ITALIANO」を発売しました。
2025年2月7日から4月28日まで、現行クアドリフォリオ最後のカスタマイズプログラム「The Last Call for Design Your Quadrifoglio」を実施(ステルヴィオは15台・48通り)。5月27日、新グレード「2.0 TURBO Q4 SPRINT」(785万円)を追加。6月19日にはジュリアと共通で制動装置のリコールを届け出ています。本国では9月にクアドリフォリオがいったん生産終了となり、10月には現行ジュリア/ステルヴィオを2027年まで販売継続する方針が示されました。11月26日、限定12台の「STELVIO INTENSA」(890万円)を発売。
2026年1月1日、「経済変動加算額」の導入にともなう価格改定を実施(クアドリフォリオを除く/導入当初はジュリア・ステルヴィオが20万円、2026年6月1日現在は40万円)。2月5日、車線維持支援機能に関するリコール417台を届け出。3月17日、世界63台限定のうち日本2台となる「STELVIO Quadrifoglio Collezione」(2,010万円)を発表し、3月20日から4月19日まで抽選申込を受け付けました。4月にはクアドリフォリオがカッシーノ工場で生産再開の予定とされ、同月には次期ジュリア/ステルヴィオが2028年登場予定と報じられています。
| アルファロメオ・ステルヴィオのモデル | 販売年表 |
|---|---|
| 初代(現行/日本導入は2018年7月) | 2017年~(2026年7月現在も販売中) |
| 2代目(未発表/2028年登場予定と報じられる) | ― |
10年目のステルヴィオは、ジョルジオ最後の輝きを楽しむ時間に入った

2018年7月21日に限定400台のファースト・エディションで日本での歴史を刻み始めたステルヴィオは、SUV競争のターニングポイントとして語られてきました。その予告は決して外れておらず、0-100km/h加速5.7秒という走行性能と、SUVの常識を裏切るハンドリングは、いまもこのクルマを選ぶ理由であり続けています。
そして2026年7月現在、ステルヴィオは「後継EVに道を譲る一歩手前で立ち止まったクルマ」から、「2027年まで戦い抜くことが決まったクルマ」へと立ち位置を変えました。785万円(当時)で登場したSPRINTによる裾野の拡大、12台のINTENSA、そして世界63台のクアドリフォリオ コレッツィオーネ。この2年半の動きを並べると、ステランティスがジョルジオ・プラットフォーム最後の数年を、限定車と価格レンジの両面から丁寧に使い切ろうとしているのが見えてきます。
次期型が2028年にSTLAラージへ移り、内燃機関とPHEV、そしてBEVを併せ持つマルチパワートレインとして生まれ変わるのであれば、純ガソリン・純ディーゼルで4WDのステルヴィオは、この初代が最後になる可能性が高いと見られます。究極のハンドリング性能を体感できるSUVとしてのステルヴィオを、いまの形で味わえる時間はそれほど長くありません。アルファロメオの技術と情熱を結集させた一つの完成形は、いま静かに終盤戦を迎えています。



















