ボルボ新型ES90

新型ボルボES90が2026年7月8日に発売:初800V・航続720km・世界初の安全装備を解説

新型ボルボES90は、新設計のSPA2アーキテクチャーとソフトウェア・デファインド・カーの思想を採用。OTAで購入後も進化し、800V急速充電は10→80%を約22分で完了します。従来のボルボから何が新しくなったのか、技術面のポイントを詳しく紹介します。

新型ボルボES90が2026年7月8日に発売:初800V・航続720km・世界初の安全装備を解説

ボルボES90の新型情報:2026年7月8日に日本発売、価格979万円から

ボルボ・カー・ジャパンは2026年7月8日、新型EVのフラッグシップ・クロスオーバー「ES90」を日本で発売しました。ボルボ初の800Vテクノロジーや最大720kmの航続距離、世界初の乗員検知システムなど、ブランドの新世代を象徴する技術を数多く採用しています。

この記事では、新型ES90のデザインやインテリア、走行性能、安全性能、そして価格・主要諸元までを、順を追って詳しく解説します。

ボルボ、次世代の電気自動車フラッグシップ「ES90」を日本で発売

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ボルボ・カー・ジャパンは2026年7月8日、新型電気自動車(EV)のフラッグシップ・クロスオーバーである「ES90」を日本国内で発売しました。この新型モデルは、セダンの洗練されたエレガンス、5ドアハッチバックの実用性、そしてSUVの広々とした室内空間と高められた最低地上高を兼ね備えた、従来のカテゴリーに収まらない新しいスタイルを提案しています。ボルボは、ユーザーがパワートレインの制約にとらわれず、自身の価値観に合った一台を選択できるよう、従来型のプラグインハイブリッドと同等の価格帯を実現しました。

ES90は、ボルボの新しい「SPA2アーキテクチャー」を採用し、独自のハードウェアとソフトウェアの統合型技術基盤「スーパーセット・テックスタック(Superset tech stack)」に基づいて開発された次世代のソフトウェア・デファインド・カー(SDV)です。車両の心臓部には、NVIDIAのインテリジェントカー用コアコンピュータ「DRIVE AGX Orin」などを採用した次世代コアコンピューティングシステム「HuginCore」を搭載しました。これにより、安全システム、駆動システム、バッテリーマネージメント、インフォテインメントなどの全機能を統合制御し、OTA(無線アップデート)を通じて購入後も車両の性能や利便性を継続的に向上させることが可能です。

走行性能において、最上位モデルの「Ultra Twin Motor Performance」には、ボルボ初となる800Vテクノロジーと106kWhの大容量バッテリーが搭載され、WLTCモードで720kmの一充電走行距離を実現しています。システム最高出力は合算値で500kW(680ps)、最大トルクは870Nmに達し、0-100km/h加速はわずか4.0秒という力強い動力性能を誇ります。充電性能も大幅に強化されており、DC急速充電を利用すれば10%から80%まで約22分で充電を完了できます。

室内空間は、3,100mmのロングホイールベースを活かし、2列目シートにも非常に広々とした足元スペースを確保した「スカンジナビアン・リビングルーム」のような上質な移動空間が作り上げられました。ダッシュボード中央には14.5インチの大型センターディスプレイが配置され、Googleを搭載した新世代のインフォテインメント・システムにより、ナビゲーションやエンターテインメントへの直感的なアクセスが可能です。また、静粛性にも徹底的にこだわり、これまでのボルボ車で最も静かなキャビンのひとつを実現したことで、25個のスピーカーを備えたBowers & Wilkinsハイフィデリティ・オーディオシステムによる没入感のあるサウンド体験をより一層楽しむことができます。

安全面では、ボルボが長年培ってきた安全思想に基づき、車内外すべての人を守る最先端技術「セーフ・スペース・テクノロジー」を導入しています。特に注目すべきは、車内全体をカバーする60GHzのレーダーセンサーで1mm未満の微細な動きを検知し、人やペットの置き去りを防止する世界初の「オキュパント・センシング(乗員検知システム)」が標準装備された点です。さらに、2台のセンサーがドライバーの視線や頭の動きを検知して注意力散漫や眠気を把握する「ドライバー・アンダスタンディング・システム」など、高度なアクティブセーフティシステムが安全なドライブをサポートします。

日本市場でのラインナップと価格は、後輪駆動モデルの「ES90 Plus Single Motor Extended Range」が979万円、より上級な装備を備えた「ES90 Ultra Single Motor Extended Range」が1,129万円、そして4輪駆動のハイパフォーマンスモデル「ES90 Ultra Twin Motor Performance」が1,229万円となっています。すべてのモデルに、新車登録日から5年間の一般保証とメンテナンスプログラムが無償で付帯されます。

ボルボの新時代を象徴するフラッグシップEV「ES90」の全貌

ボルボ・カーズが世に送り出したES90は、同社が推進する完全電動化への道のりにおいて、新たな頂点に立つフラッグシップEV(電気自動車)サルーンです。この新型モデルは、単なる既存モデルの置き換えではなく、セダンの洗練されたエレガンス、SUVの広々とした室内空間、そして5ドアハッチバックの実用性を一つのパッケージに融合させた、従来のカテゴリーに収まらない「フラッグシップ・クロスオーバー」という新しいスタイルを提案しています。

伝統ある90シリーズの継承とEVへの転換

ES90の系譜を語る上で欠かせないのが、その先代モデルにあたるボルボ・S90の存在です。ボルボは長年、数字の「90」を冠するモデルを自社の最高級ラインナップとして位置づけてきました。ES90は、このプレミアムセダンの伝統を正式に継承しながら、パワートレインを完全に電気へと切り替えたモデルとなります。

ボルボは2017年に「2030年までに全ラインナップをEV化する」という野心的な目標を掲げました。2024年にこの計画は一部修正されましたが、電動化への強い意志に変わりはなく、ES90はEX90やEX30などに続くボルボ第6の電気自動車として、ブランドの電動化戦略を牽引する重要な役割を担っています。

グローバル発表から日本上陸までの歩み

ES90の歴史は、2025年3月5日にスウェーデンのストックホルム近郊にあるアーティペラグ美術館で行われた世界初公開から始まりました。この発表イベントはYouTubeを通じて全世界にライブ配信され、ボルボの次世代を担う旗艦モデルとして大きな注目を集めました。

生産は、中国・四川省の成都にあるボルボ・カーズの工場で行われています。2025年9月4日には欧州市場向けの生産開始が発表され、グローバル展開が本格化しました。日本市場においては、2026年7月8日に待望の発売を迎え、日本のユーザーに向けて新たなプレミアムEVの選択肢が提示されることとなりました。

「ソフトウェア・デファインド・カー」としての本質

ES90を定義する最も重要なコンセプトの一つが、「ソフトウェア・デファインド・カー(SDV)」です。これは、車両の機能や価値の大部分がソフトウェアによって定義され、通信を通じて更新され続けることを意味します。

このコンセプトを実現するために、ES90にはボルボの次世代基盤である「SPA2アーキテクチャー」が採用されました。さらに、独自のハードウェアとソフトウェアを統合する技術基盤「スーパーセット・テックスタック(Superset tech stack)」を導入することで、車両のあらゆる機能を統合制御する仕組みを構築しています。

この設計思想により、ES90はOTA(無線アップデート)を通じて、安全性や利便性、ユーザー体験を購入後も継続的に向上させることが可能となりました。まさに「時間を経るごとに進化するクルマ」として、これまでの自動車の常識を塗り替える存在となっています。

伝統と革新が融合するボルボES90のエクステリア:流麗なシルエットと機能美の極致

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新型EVのフラッグシップとして登場したボルボES90のエクステリアは、「フラッグシップ・クロスオーバー」という新しいスタイルを、より鮮明に体現しています。ボルボの伝統的なデザイン哲学である「スカンジナビアンデザイン」を基盤としながら、最新のテクノロジーによって機能性と美しさを高次元で両立させているのが特徴です。

空力性能を追求した流麗なシルエット

ES90は、ボルボ史上最も優れたエアロダイナミクスを誇る一台です。そのスタイリングには、ボディ表面の凹凸を極限まで減らした「フラッシュサーフェイス・デザイン」が採用されています。

  • シルエット:ボンネットからショルダーラインへと流れる繊細なラインが、クーペのようなシルエットを形作っています。
  • フラッシュサーフェイス:フラッシュマウントされたウィンドウやドアハンドル、グレージング(窓の取り付け)により、空気抵抗を最小限に抑えた気密性の高いボディを実現しました。
  • ノーズとルーフ:フロントには走行風をクリーンに導くボディ同色のシールドを備え、ルーフラインは高級ヨットの構造物のように滑らかに空気を切り裂くデザインとなっています。
  • リアデザイン:ドラッグ(空気抵抗)を低減するために車両後部を絞り込み、リアウィンドウの傾斜とスポイラーの鋭い角度によって、空気の流れを後方へスムーズに逃がす設計がなされています。

象徴的なライティングとディテール

ボルボのアイデンティティは、最新のライティング技術によってさらに強調されています。

  • フロントマスク:ボルボの象徴である「トールハンマー」をモチーフにしたLEDヘッドライトが標準装備されています。上位グレードには、2万個の画素(ピクセル)が路面状況に応じて配光を最適化する「ハイディフィニッション・ピクセルLEDヘッドライト」が採用され、対向車を眩惑することなく夜間の視界を確保します。
  • リアランプ:新しく採用された垂直のC字型LEDリアランプが、ES90独自のリアビューを印象付けています。
  • 実用的なテールゲート:幅広く設計されたパワー操作式のハッチバック・スタイル・テールゲートは、洗練されたデザインを維持しながら、日常の使い勝手から長期の旅行まで対応する高い実用性を提供します。

グレードに応じたトリムとホイール

車両の個性を引き立てるトリムやホイールのデザインにも、細かなこだわりが見られます。

  • 外装トリム:標準ではグロッシーブラックのディテールが採用されていますが、下部ドアモールディングやフロントスポイラー、リアディフューザーにメタリックのアクセントを加える「ブライト(Bright)」トリムも選択可能です。
  • ホイールデザイン:20インチ、21インチ、22インチの3サイズ、合計4種類のホイールデザインが用意されています。多くのデザインで鋭い角度と隠しボルトを採用しており、実際よりも大きく見える視覚的効果と、グロッシーブラックとアルミニウムの美しいコントラストを実現しています。

多彩な表情を見せるボディカラー・バリエーション

ES90には、北欧の自然や風景からインスピレーションを得た、全8色の洗練されたボディカラーがラインナップされています。

  • サンドデューン・メタリック(Sand Dune)
  • オーロラシルバー・メタリック(Aurora Silver)
  • フォレストレイク・メタリック(Forest Lake)
  • クリスタルホワイト・プレミアムメタリック(Crystal White)
  • デニムブルー・メタリック(Denim Blue)
  • マルベリーレッド・メタリック(Mulberry Red)
  • オニキスブラック・メタリック(Onyx Black)
  • ヴェイパーグレー・メタリック(Vapour Grey)

これらのカラーは、流麗なボディラインを際立たせ、オーナーの個性を表現する重要な要素となっています。

ボルボES90のインテリア:北欧の美学と次世代技術が融合した「スカンジナビアン・リビングルーム」

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ボルボの新たなフラッグシップEVである「ES90」のインテリアは、ボルボが長年大切にしてきた「スカンジナビアン・デザイン」のアイデンティティと、最新のデジタル技術が高次元で融合した空間です。ボルボはこの室内空間を「スカンジナビアン・リビングルーム」と定義しており、乗員がストレスから解放され、自宅にいるかのような安らぎを感じられる設計を追求しました。3,100mmという圧倒的なロングホイールベースを最大限に活用し、広大な居住性と、細部までこだわり抜いた本物の素材、そして直感的な操作を可能にするインターフェースが組み合わされています。

圧倒的な開放感をもたらす広大な室内空間

ES90の最大の武器の一つは、3,100mm(3.1m)のロングホイールベースが生み出す、クラス最高レベルの室内空間です。

  • 後席の居住性:この長いホイールベースにより、2列目シートの乗員には「ビジネス・クラス」に匹敵する広々とした足元スペースが提供されます。SUVに近い広さを備えながら、セダン特有の落ち着きを両立させています。
  • パノラマ・ガラスルーフ:車内のほぼ全長をカバーする大型のパノラマ・ガラスルーフが標準装備されており、自然光が降り注ぐ明るい空間を作り出しています。このガラスはUVを最大99.9%カットし、赤外線コーティングによって車内の温度上昇を抑制します。また、上位グレードにはエレクトロクロミック機能が搭載され、ボタン一つでガラスの透明度を調整することが可能です。
  • 収納と実用性:センターコンソールにはスライド式のロールトップカバーを備えたカップホルダーや、照明付きの大型ストレージボックスが配置されています。ラゲッジ容量も442リットル(最大1,445リットル)と十分に確保されています。

次世代のユーザー体験を支えるデジタル・コックピット

ダッシュボードの中央には、車両の全機能を司る14.5インチの大型センターディスプレイが垂直に配置されています。

  • インフォテインメント:Google built-inを標準搭載し、Google マップによるナビゲーションやGoogle アシスタントによる音声操作、Google Play経由でのアプリ追加が可能です。画面は反射を抑えるコーティングが施され、手袋をしたままでも操作可能な高感度設計となっています。
  • ドライバーディスプレイ:ステアリングコラムと一体化した9インチのドライバーディスプレイは、走行状況に合わせて3つの表示モード(Calm、Navi、Surround)を選択でき、必要な情報を最適な形で提供します。さらに、13.2インチの大型ヘッドアップディスプレイが、視線を落とすことなく重要な情報をフロントウィンドウに投影します。
  • HuginCoreによる統合制御:NVIDIAの「DRIVE AGX Orin」を採用した次世代コアコンピューティングシステムが、インフォテインメントから安全機能までを統合管理しており、OTA(無線アップデート)によって購入後もソフトウェアの進化が続きます。

五感を満たす上質な素材とサウンドシステム

ES90のインテリアは、サステナビリティと高級感を両立させた素材選びが特徴です。

  • インテリア素材:レザーフリー素材の「Nordico(ノルディコ)」(リサイクルPETボトルや北欧の森林由来のバイオ素材を使用した新素材)や、責任を持って調達された「テイラード・ウールブレンド」などが用意されています。
  • イルミネーテッド・ウッドパネル:FSC™認証を受けた天然木(ライトアッシュやバーチ)のデコラティブパネルには、木目を透過する繊細なイルミネーションが組み込まれており、夜間には「スターフォール(星降る夜)」のような温かみのあるパターンが浮かび上がります。
  • Bowers & Wilkins サウンドシステム:上位グレードには、25個のスピーカーと1,610Wの出力を誇るBowers & Wilkinsハイフィデリティ・オーディオシステムを搭載しています。Dolby Atmos®による3Dサウンドや、伝説的な「アビー・ロード・スタジオ」の音響を再現するモードにより、これまでにない没入感のある音楽体験を提供します。

究極の快適性を追求したシートと空調

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乗員の快適性を左右するシートや空調システムにも、ボルボの最新技術が投入されています。

  • エルゴノミクス・シート:フロントシートは、体圧を分散させ疲労を軽減する彫刻的な形状をしており、電動での多段階調整に加え、10ポイントのマッサージ機能やベンチレーション機能を備えています。
  • リア・ラウンジアームレスト:上位グレードの後席中央には、天然木で仕上げられた豪華なラウンジアームレストが装備されます。ここには収納ボックスや、自動で展開するカップホルダー、スマートフォン専用スペースが設けられています。
  • 空気清浄システム:「CleanZone」システムが車外の有害物質を監視し、PM2.5を最大95%除去するエアピュリファイヤーが、車内を常にクリーンな状態に保ちます。また、ヒートポンプ機能が標準装備されており、冬場でも航続距離への影響を最小限に抑えながら効率よく暖房を行います。

強靭な動力性能と革新の800V技術:ボルボES90が切り拓く次世代のドライビング

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ボルボの新たなフラッグシップEVである「ES90」は、これまでのボルボ車を超える圧倒的な動力性能と、航続距離の不安を払拭する最新のバッテリー技術を搭載しています。ボルボの次世代EVプラットフォーム「SPA2アーキテクチャー」を基盤に、ボルボ初となる800Vテクノロジーを採用することで、高出力なパフォーマンスと短時間での急速充電を両立させました。単なるラグジュアリーサルーンの枠に留まらず、静粛性と力強さを兼ね備えた、次世代のソフトウェア・デファインド・カー(SDV)にふさわしい走行体験を提供します。

クラス最高峰の出力を誇る3種のパワートレイン

ES90には、ユーザーのライフスタイルや求める走行性能に合わせて3種類の電動パワートレインが用意されています。

  • Ultra Twin Motor Performance(最上位モデル):前後2基のモーターを搭載する4輪駆動(AWD)モデルです。システム合計で最高出力500kW(680ps)最大トルク870Nmという驚異的なパワーを発生し、0-100km/h加速はわずか4.0秒に達します。
  • Twin Motor:同じく4輪駆動モデルで、システム最高出力335kW(456ps)、最大トルク670Nmを発揮します。0-100km/h加速は5.4秒と、十分な加速性能を誇ります。
  • Single Motor Extended Range:後輪駆動(RWD)モデルで、最高出力245kW(333ps)、最大トルク480Nmを発揮します。0-100km/h加速は6.6秒で、日常の走行においてスムーズで余裕のある走りを実現しています。

すべてのモデルで、電気自動車特有の静止状態からの瞬発力とシームレスな加速を楽しむことができます。

ボルボ初の800Vシステムと720kmの長距離航続

ES90の走行性能を支えるもう一つの柱が、革新的なバッテリーと充電技術です。

最上位の「Ultra Twin Motor Performance」および「Twin Motor」には、106kWhの大容量バッテリーが搭載されています。これにより、一充電走行距離はWLTCモードで最大720km(国内審査値)を実現しました。また、ボルボとして初めて採用された800Vテクノロジーにより、最大350kWのDC急速充電に対応します。バッテリー残量10%から80%まで、わずか約22分で充電を完了することが可能です。

効率的な走行を支援する機能として、現在のバッテリー残量や運転スタイルに基づきリアルタイムで航続距離を予測する「レンジ・アシスタント」を搭載しています。さらに、Google マップで急速充電スタンドを目的地に設定すると、到着前にバッテリーを最適な温度に調整する「バッテリー・プリコンディショニング」機能により、冬場や長距離ドライブ時でも常に効率的な充電が行えるよう設計されています。

500回/秒の監視を行う高度なシャシー制御

ES90は、ロングホイールベースを活かした優れた安定性と、洗練された乗り心地を実現しています。

  • サスペンション構造:フロントにはダブルウィッシュボーン式、リアにはインテグラルリンク式を採用し、路面からの衝撃を効果的に吸収しながら正確なハンドリングを提供します。
  • アクティブ・エアサスペンション(FOUR-C):上位グレードに標準装備されるこのシステムは、車両の状態や路面状況、ドライバーの操作を1秒間に500回という超高速でモニタリングします。コーナーでのロールや加減速時のピッチを抑制し、常にフラットで快適な乗り心地を維持します。
  • ドライビング・フローの最適化:アクセルペダルの踏み加減だけで加減速をコントロールできる「ワンペダルドライブ」機能を搭載しており、スムーズなドライビングと効率的な回生ブレーキによるエネルギー回収が可能です。

また、コアコンピューティングシステム「HuginCore」がAIベースでバッテリーマネージメントや駆動システムを統合制御しており、OTA(無線アップデート)を通じて走行アルゴリズムが継続的に洗練されていく点も、ES90の走行性能における大きな特徴となっています。

ボルボES90の安全性能:車内外のすべてを守る「セーフ・スペース・テクノロジー」の進化

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ボルボは「安全は私たちのDNAに組み込まれている」という信念のもと、既存の安全規制や評価基準を遥かに上回る独自の厳格な基準で新型EV「ES90」を開発しました。55年以上にわたる実際の交通事故調査から得られた知見と、最新の高性能コアコンピューティングシステムを融合させた「セーフ・スペース・テクノロジー」を搭載しており、車内の乗員だけでなく車外の人々をも守る、次世代の安全基準を提示しています。

世界初、1mm未満の動きを検知する「乗員検知システム」

ES90に標準装備された世界初の「オキュパント・センシング(乗員検知システム)」は、車内の置き去り事故を防止する画期的な技術です。

  • 超高精度レーダー:天井や荷室に配置された60GHzのレーダーセンサーが、ラゲッジスペースを含む車内全域をカバーします。
  • 微細な検知能力:独自のアルゴリズムにより、寝ている子供の呼吸に伴う胸の動きのような、1mm未満(サブミリメートル)のわずかな動きまで検知可能です。
  • 事故防止の連携:センサーが車内に人やペットの残存を検知すると、ドアのロックを阻止し、センターディスプレイやアプリでドライバーに通知します。さらに、空調システムを自動で作動させ、熱中症や低体温症のリスクを低減する機能も備えています。

ドライバーの「状態」を理解する先進のセンシング技術

車両がドライバーの注意力を把握し、適切なタイミングでサポートを提供する「ドライバー・アンダスタンディング・システム」も標準装備されています。

  • 視線と頭の動きを監視:車内に設置された2台のセンサーが、ドライバーの視線や頭の動きをリアルタイムで検知します。
  • 段階的な介入:脇見や眠気の兆候を検知すると、最初はソフトな警告から始まり、状況に応じて警告を強めていきます。
  • 緊急停止機能:ドライバーが警告に反応しない、あるいは意識を失ったと判断した場合には、車両を安全に自動停止させ、ハザードランプの点灯や緊急通報(eCall)を自動で行います。

360°の危険に対応する衝突回避・被害軽減システム

ES90の周囲には、5個のレーダー、5個のカメラ、12個の超音波センサーが配置されており、高度なセンサー群が死角のない監視を継続します。

  • 衝突回避支援:前方の車両だけでなく、歩行者やサイクリスト、さらに大型動物まで昼夜を問わず検知し、衝突の危険がある場合は自動ブレーキやステアリング操作を支援します。
  • インターセクション・サポート:交差点での右折時に、直進してくる対向車との衝突の危険を検知してブレーキを作動させます。
  • ドア・オープニング・アラート:停車中、後方から接近する自転車や車両を検知し、ドアを開けようとした際に警告を発することで、いわゆる「ドア衝突事故」を防ぎます。

強靭な物理構造とバッテリー保護

万が一の衝突時に乗員を物理的に守る構造も、フラッグシップにふさわしい堅牢さを誇ります。

  • セーフティケージ:高張力鋼板を採用した強靭なセーフティケージが乗員を囲み、衝撃を分散・吸収するクラッシャブルゾーンが周囲を保護します。
  • バッテリーの保護:EV特有の装備として、バッテリー自体も専用の保護ケージに収められており、衝突時の損傷や漏電のリスクを最小限に抑えています。
  • 包括的なエアバッグシステム:フロントやサイド、カーテン状のIC(インフレータブルカーテン)に加え、前席乗員同士の接触を防ぐ「ファーサイド・エアバッグ」など、多層的な保護デバイスが備わっています。

このほか、夜間の視界を劇的に向上させつつ対向車の眩惑を防ぐ「ハイディフィニッション・ピクセルLEDヘッドライト」(上位グレード)や、車線維持をサポートする「パイロット・アシスト」など、あらゆる走行シーンにおいて「事故を起こさない」ための知能と「事故から守る」ための構造が高次元で統合されています。

ボルボES90の価格と主要諸元:フラッグシップにふさわしい圧倒的なスペックと戦略的プライス

ボルボ・カー・ジャパンは2026年7月8日、次世代電気自動車(EV)のフラッグシップ・クロスオーバーである「ES90」を日本国内で発売しました。ラインナップは、後輪駆動(RWD)の「Single Motor Extended Range」が2グレード、そして4輪駆動(AWD)のハイパフォーマンスモデル「Twin Motor Performance」が1グレードの計3タイプで構成されています。ボルボ初の800Vテクノロジーを搭載し、WLTCモードで最大720kmという長い一充電走行距離を実現したほか、最上位モデルでは最高出力500kW(680ps)を誇るなど、ラグジュアリーサルーンとしての資質と圧倒的な走行性能を兼ね備えています。

日本国内仕様のグレード別価格・主要諸元・タイヤサイズ一覧

以下に、日本導入モデルの主要諸元とメーカー希望小売価格をまとめました。全車右ハンドル仕様となり、新車登録日から5年間の一般保証とメンテナンスプログラムが無償で付帯されます。

項目Plus Single Motor Extended RangeUltra Single Motor Extended RangeUltra Twin Motor Performance
車両本体価格(税込)9,790,000円11,290,000円12,290,000円
駆動方式後輪駆動(RWD)後輪駆動(RWD)電子制御AWDシステム
全長 × 全幅 × 全高 (mm)5,000 × 1,940 × 1,5555,000 × 1,940 × 1,5455,000 × 1,940 × 1,545
ホイールベース (mm)3,1003,1003,100
車両重量 (kg)2,3502,3902,560
最高出力 [kW(ps)]245 (333)245 (333)500 (680) ※システム合計
最大トルク [Nm(kgm)]480 (48.9)480 (48.9)870 (88.7) ※システム合計
バッテリー容量 (kWh)9292106
一充電走行距離 (WLTC)665km665km720km
0-100km/h加速6.6秒6.6秒4.0秒
タイヤサイズ(フロント)245/50R20245/45R21255/40R22
タイヤサイズ(リア)275/45R20275/40R21285/35R22
ホイールサイズ(フロント)8.0J × 208.5J × 218.5J × 22
ホイールサイズ(リア)9.0J × 209.0J × 219.5J × 22