スイフトが5代目へフルモデルチェンジ敢行 電動パーキングブレーキ&ブレーキホールド・新型エンジン搭載など使い勝手や走行性能向上など新型スイフトを紹介
スイフトはスズキが販売する世界戦略車で、2023年12月13日にモデルチェンジした5代目モデルも日本だけでなく世界各国の販売地域から注目されています。
5代目スイフトは電動パーキングブレーキ&ブレーキホールドを搭載するなど、装備面が充実しているだけでなく、スズキが開発した新型エンジンのZ12E型を初採用するモデルです。
コクピットの傾斜を4代目モデルよりも強くすることで、スポーツカーのような包まれ感を演出していることや、コンパクトカークラストップレベルの空力性能を実現していることから、ドライバーズカーとして楽しめるモデルです。
5代目に進化した新型スイフトを解説します。
スイフトが7年振りにフルモデルチェンジ 5代目モデルは5ナンバーを維持・新開発エンジンで燃費も良好
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ジャパンモビリティショー2023で公開したスイフトコンセプトが5代目スイフトとして2023年12月13日発売 -
スイフトコンセプト -
スイフトコンセプト -
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スイフトコンセプト
スイフトのモデルチェンジが2023年12月13日に行われ発売。2024年1月17日にはマニュアルミッションの5MTモデルを追加。
今回のモデルチェンジでは5ナンバーボディを継続(全長3,860mm・全幅1,695mm・全高1,500mm)することや、電動パーキングブレーキ&ブレーキホールド装備、2WDモデルにも助手席シートヒーターを追加するなど完成度の高いフルモデルチェンジになっています。
全長 | 3,860mm |
---|---|
全幅 | 1,695mm |
全高 | 1,500-1,525mm |
ホイールベース | 2,450mm |
室内長 | 1,905mm |
室内幅 | 1,425mm |
室内高 | 1,225mm |
最低地上高 | 120-145mm |
最小回転半径 | 4.7-4.8m |
車両重量 | 920-1020kg |
総排気量 | 1,197L |
エンジン型式 | Z12E型 |
エンジン最高出力 | 60kW(82ps)5,700rpm |
エンジン最大トルク | 108Nm(11kgm)4,500rpm |
モーター型式 | WA06D |
モーター最高出力 | 2.3kW(3.1ps)1,100rpm |
モーター最大トルク | 60Nm(6.1kgm)100rpm |
乗車定員 | 5名 |
WLTCモード燃費 | 25.4km/L-22.0km/L |
使用燃料 | 無鉛レギュラーガソリン |
販売価格 | 1,727,000円~2,332,000円 |
5代目スイフトのパワートレインはスズキが新規開発したZ12E型エンジンで、マイルドハイブリッドモデルではWLTCモード燃費で25.4km/Lを達成する高いエコ性能が魅力。
グレードは内燃機関のみのXG、マイルドハイブリッドシステム搭載のHYBRID MX・HYBRID MZの3種類を設定、駆動方式に2WDと4WDを用意するため、降雪地域のユーザーも視野に入れたラインナップ。
5代目スイフトの販売価格は純ガソリンエンジンのベースグレードXGが1,727,000円から1,892,000円、マイルドハイブリッドグレードのHYBRID MXが1,922,800円から2,087,800円、マイルドハイブリッドの上級グレードHYBRID MZが2,167,000円から2,332,000円です。
グレード | ミッション | 駆動方式 | 値段 |
---|---|---|---|
XG | CVT | 2WD(FF) | 1,727,000円~ |
4WD | 1,892,000円~ | ||
HYBRID MX | 5MT | 2WD(FF) | 1,922,800円~ |
CVT | 2WD(FF) | 1,922,800円~ | |
4WD | 2,087,800円~ | ||
HYBRID MZ | 2WD(FF) | 2,167,000円~ | |
4WD | 2,332,000円~ |
プラットフォームは4代目スイフトと同じHEARTECT(ハーテクト)を引き続き採用。
軽量化と高剛性を両立する骨格で、5代目スイフトの走りを支えます。
スイフトのロングホイールベースですが最小回転半径は4.8mのため、運転に自信のない方も取り回しやすいモデルと言えます。
5代目スイフトに新色のフロンティアブルーパールメタリック・クールイエローメタリック追加 2トーンも含めた13パターンのボディカラー
5代目スイフトのボディカラーはモノトーンカラーが9色、2トーンカラーが4色の合計13色のパターンをラインナップ。
スイフトのスポーティな走りに似合う、鮮やかなブルーのフロンティアブルーパールメタリック、爽やかな走りをイメージするクールイエローメタリックなど珍しいカラーも設定します。
5代目スイフトのボディカラー
- フロンティアブルーパールメタリック(44,000円高)
- クールイエローメタリック
- バーニングレッドパールメタリック(44,000円高)
- フレイムオレンジパールメタリック
- キャラバンアイボリーパールメタリック
- ピュアホワイトパール(33,000円高)
- プレミアムシルバーメタリック(33,000円高)
- スターシルバーメタリック
- スーパーブラックパール
- フロンティアブルーパールメタリック×ブラック2トーンルーフ(99,000円高)
- バーニングレッドパールメタリック×ブラック2トーンルーフ(99,000円高)
- クールイエローメタリック×ガンメタリック2トーンルーフ(55,000円高)
- ピュアホワイトパール×ガンメタリック2トーンルーフ(88,000円高)
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フロンティアブルーパールメタリック(44,000円高) -
クールイエローメタリック -
バーニングレッドパールメタリック(44,000円高) -
フレイムオレンジパールメタリック -
キャラバンアイボリーパールメタリック -
ピュアホワイトパール(33,000円高) -
プレミアムシルバーメタリック(33,000円高) -
スターシルバーメタリック -
スーパーブラックパール -
フロンティアブルーパールメタリック×ブラック2トーンルーフ(99,000円高) -
バーニングレッドパールメタリック×ブラック2トーンルーフ(99,000円高) -
クールイエローメタリック×ガンメタリック2トーンルーフ(55,000円高) -
ピュアホワイトパール×ガンメタリック2トーンルーフ(88,000円高)
スイフトの2トーンカラーはルーフとボディが色分けされるタイプで、ブラックルーフとガンメタリックルーフの2種類用意されています。
新色のフロンティアブルーパールメタリックとクールイエローメタリックも2トーンがあり、モノトーンカラーより引き締まったスタイルに見えてきます。
スイフトのインテリアはドライバーが集中できる環境 電動パーキングや助手席シートヒーターなど最新装備も
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5代目スイフトはコックピットの向きを先代モデルより強くすることでスポーツカーのような包まれ感を感じる -
十分な広さでリラックスできる空間が広がる
5代目スイフトはドライバーズファーストを掲げており、チルトステアリング・テレスコピックステアリングをはじめ、細かな設定でドライバーがリラックスできる姿勢を調整可能。
インパネスイッチは先代モデルまで5度コックピットへ向いていましたが、5代目になり8度傾けることで、スポーツモデル並みの包まれ感を味わる仕様になったのも嬉しいポイントです。
スズキのモデルによくみられる運転席のみ設定するシートヒーターについて、新型の5代目スイフトでは4WD駆動・2WD駆動の両方に運転席&助手席シートヒーターを装備。
電動パーキングブレーキとブレーキホールドも搭載し、最先端の装備を搭載する世界戦略車らしいインテリアと装備になっています。
5代目スイフト発表前の噂や先代の4代目スイフト・スイフトスポーツの情報まとめ
5代目スイフトが2023年12月13日に発売。
5代目モデル登場前には、トヨタのストロングハイブリッドを搭載するのではないか、スイフトの派生モデルを追加するのではないか、など様々な噂もありました。
4代目スイフト・スイフトスポーツの情報も交えながら5代目モデル登場前の噂やモデルチェンジ情報などをまとめています。
スイフトとスイフトスポーツが2022年内にマイナーチェンジでグレードやボディカラーを見直し
スイフトとスイフトスポーツが2022年内にマイナーチェンジ(一部改良)を実施予定。
改良内容は、騒音や排ガスの法規対応を中心に、ボディカラーやグレードの見直しを行います。エクステリア・インテリアの変更はなく規模の小さい改良のため、販売価格は最小限の上昇か、据え置きになると考えます。
スイフトは2023年12月にフルモデルチェンジを実施するという噂もあり、パワートレインにはガソリンエンジン・ストロングハイブリッドを廃止して、全てのグレードに48Vマイルドハイブリッドシステムを取り入れるという情報もあります。
スイフトが2020年5月にマイナーチェンジ(一部仕様変更) 安全装備を充実してグレード体系を見直し
スイフトが安全装備やグレード体系を見直すマイナーチェンジ(一部仕様変更)を実施、同時にスイフトスポーツも改良しています。
追加・変更された安全装備について、アダプティブクルーズコントロールが全車速対応にグレードアップ、斜め後方視界をサポートするブラインドスポットモニターや駐車時に便利なリヤパーキングセンサーなどを全車に採用したことです。
2020年5月のマイナーチェンジでスイフトに全車搭載した安全装備
- 後退時ブレーキサポート
- 後方誤発進抑制機能
- リヤパーキングセンサー
- 全車速追従機能付アダプティブクルーズコントロール
- 車線逸脱抑制機能
- 標識認識機能
- 車線変更サポート付ブラインドスポットモニター
- リヤクロストラフィックアラート
グレード体系の見直しも同時に行われ、ガソリンエンジンの「XG」と「RS」、マイルドハイブリッドエンジンの「HYBRID MG」と「HYBRID RS」、ハイブリッドエンジンの「HYBRID SZ」の計5つのグレードで展開。
「RS」と「HYBRID RS」と「HYBRID SZ」には専用のエアロパーツも装備されているため特別感も感じられるグレードになっています。
グレード | 駆動方式 | ミッション | 価格一覧 |
---|---|---|---|
XG | 2WD(FF) | 5MT | 1,535,600円~ |
CVT | 1,540,000円~ | ||
4WD | 1,697,300円~ | ||
RS | 2WD(FF) | 5MT | 1,782,000円~ |
CVT | 1,786,400円~ | ||
4WD | 1,943,700円~ | ||
HYBRID MG | 2WD(FF) | CVT | 1,633,500円~ |
4WD | 1,790,800円~ | ||
HYBRID RS | 2WD(FF) | CVT | 1,879,900円~ |
4WD | 2,037,200円~ | ||
HYBRID SZ | 2WD(FF) | 5AGS | 2,087,800円~ |
その他の仕様変更点として、オーディオ機能を強化するためフロント2ツイーター&リヤ2スピーカーを全車に標準装備、マルチインフォメーションディスプレイにデジタル車速表示をしてドライバーが直感的に見られるようになりました。
オートライトシステムも全車に標準装備することで機能性も向上しています。
スズキ・スイフトの特別仕様車「HYBRID MGリミテッド」が新設定!スイフトXGリミテッドにも新色を追加
2019年11月14日、スズキはスズキ・スイフトの特別仕様車「HYBRID MGリミテッド」を発売しました。HYBRID MGリミテッドのベース車両はXGリミテッドで、ホワイトカラーの2トーンルーフとパールホワイト加飾を設定。爽やかで親しみのあるエクステリアとなっています。
HYBRID MGリミテッドはSRSカーテンエアバッグ・フロントシートSRSサイドエアバッグや予防安全技術「スズキ セーフティ サポート」を標準搭載。国が普及推進している「サポカーSワイド」に認定されており、高い安全性能が評価されています。
駆動方式 | 2WD | 4WD |
---|---|---|
エンジン | 1.2L DOHC吸排気VVT (マイルドハイブリッド) |
|
トランスミッション | CVT | |
価格 | 1,628,000円 | 1,782,000円 |
さらに今回、ベース車両のスイフトXGリミテッドについてもボディカラーを新たに追加。「クラレットレッドメタリック」を、モノトーンとブラック2トーンルーフの2種類用意します。
新型スイフトに2018年10月11日特別仕様車「XRリミテッド」追加
新型スイフトにエアロを装備した特別仕様車「XRリミテッド」を2018年10月11日追加しました。
XGグレードをベースにする特別仕様車XRリミテッドは既存のスイフトとは違う専用エアロパーツを装着した迫力のあるスタイルで一見の価値ありです。またボディカラーには新たに「クラレットレッドメタリック」と「ミネラルグレーメタリック」に加え2トーンルーフ仕様を設定しているため選ぶ楽しみも増えました。
シートにはシルバーステッチをインテリアの各所にチタン調加飾を加えているため、より落ち着いた雰囲気になっています。
また、スズキセーフティサポートやカーテンエアバックとフロントシートエアバックも標準装備、360°見渡せる全方位モニター用カメラパッケージもオプション設定しています。
スイフトのグレード | 駆動 | ミッション | 販売価格 |
---|---|---|---|
特別仕様車 XRリミテッド | 2WD | 5MT | 1,503,360円~ |
2WD | CVT | 1,507,680円~ | |
4WD | CVT | 1,658,880円~ |
新型スイフト「XRリミテッド」の特別装備
- メッキフロントグリル
- RS用エアロフロントバンパー
- RS用エアロリヤバンパー
- サイドアンダースポイラー
- ルーフエンドスポイラー
- LEDサイドターンランプ付ドアミラー
- 本革巻ステアリングホイール
- ステアリングオーディオスイッチ
- チタン調専用ドアアームレストオーナメント
- チタン調専用インパネオーナメント
- チタン調専用コンソールオーナメント
- シルバーステッチRS用ファブリックシート表皮
- 運転席センターアームレスト(CVT車)
- SRSカーテンエアバッグ
- フロントシートSRSサイドエアバッグ
- デュアルセンサーブレーキサポート
- 誤発進抑制機能(CVT車)
- 車線逸脱警報機能
- ふらつき警報機能
- 先行車発進お知らせ機能
- ハイビームアシスト
- アダプティブクルーズコントロール
- リヤシートベルトフォースリミッター
- リヤシートベルトプリテンショナー
- オートライトシステム
- フロントマルチリフレクターハロゲンフォグランプ
- リヤフォグランプ
- リヤディスクブレーキ
- フロント2スピーカー、フロント2ツイーター、リヤ2スピーカー
- リモート電動格納式リモコンドアミラー
- 助手席シートヒーター
- アップグレードパッケージ(142,560円/LEDヘッドランプ/LEDポジションランプ/16インチタイヤ&アルミホイール)
- 全方位モニター用カメラパッケージ(54,000円/フロントカメラ/サイドカメラ/バックカメラ/ステアリングハンズフリースイッチ/USBソケット/GPSアンテナ/TV用ガラスアンテナ)
- ブラック2トーンルーフ(43,200円/ピュアホワイトパール/バーニングレッドパールメタリック/プレミアムシルバーメタリック塗装)
2017年7月にはモーター走行も可能なストロングハイブリッドモデルが登場
従来のマイルドハイブリッドではなく、ソリオと同様のハイブリッドシステムを搭載した「HYBRID SG」、「HYBRID SL」が2017年7月に発売になりました。
マイルドハイブリッドは、モーター発電機がアシストしてエンジン出力を抑えながら走るのに対し、ハイブリッドモデルは、「駆動モーター」と「エンジン」の2つの力で走るので力強い走りが実感できます。また、マイルドハイブリッド車はEV走行が出来ないのですが、ハイブリッドモデルは駆動モーターを搭載しているので、モーターのみのEV走行も可能です。
他にも、燃費は27.4km/Lから32.0km/Lに向上し、同じくスズキのコンパクトハイトワゴン「ソリオ」と並びました。
新型スイフトのエクステリアは重心が低く押し出しの強いフロントグリルが特徴
新型スイフトのエクステリアは、先代からのイメージはそのままに「グリルが大きく」「重心が低く」なりました。後部座席のドアハンドルは、トヨタのC-HRやホンダのヴェゼルと同様にCピラー付近へ移設されていて、クーペのようなスタイリングに仕上がっています。
サイドビューは、Cピラー付近がブラックアウトされていてスッキリとしたスタイリングです。
-
バーニングレッドパールメタリック -
スピーディーブルーメタリック -
ピュアホワイトパール -
スーパーブラックパール -
スターシルバーメタリック(RSシリーズ除く) -
クラッシーブラウンメタリック(RSシリーズ除く) -
ヘリオスゴールドパールメタリック(RSシリーズ除く) -
ネオンブルーメタリック(RSシリーズ除く) -
プレミアムシルバーメタリック(RSシリーズ限定色)
リアビューは、リアランプの形状が変更になりサイズがコンパクトに、クリア部分の面積が少なくなりました。HYBRID RS、RSt、RSの3モデルには、リアフォグランプが標準装備されるので霧が濃い日や吹雪の日に役立ちます。
ボディカラーは全8色展開で、HYBRID RS、RSt、RSの3グレードは5色展開になっています。
全長 | 3,840mm |
---|---|
全幅 | 1,695mm |
全高 | 1,500mm(4WD:1,525mm) |
ホイールベース | 2,450mm |
最低地上高 | 120mm(4WD:145mm) |
車両重量 | 910kg(4WD:970kg) |
乗車定員 | 5人 |
最小回転半径 | 4.8m |
新型スイフトのインテリアは黒を基調にしたスポーティルック
インテリアは黒を基調としたデザインで、フロアシフトを採用しています。メーターも黒を基調としたデザインで、赤いリングに白い針がスポーティな印象を受けます。
エンジン回転数を示すタコメーターや、スピードメーターの他に、アナログの水温計と燃料計が小さく配置されています。最近の車では水温計が省略されているものも多いので、欲しい人にとっては嬉しい装備です。メーターの真ん中には、マルチインフォメーションディスプレイが配置されています。
シート素材はファブリックを使ったシートで、座面と背面がグレイ、その他の部分がブラックのツートンカラーになっています。運転席は全車標準でシートヒーターが装備され、4WD車には助手席側も装備されます。後部座席には、チャイルドシートを固定するアンカーが2名分装備されているので安心して子供も乗せられます。
リアのドアハンドルは、ブラックアウトされたCピラー付近に設置されていて主張しすぎない隠れたデザインになっているのと同時に、2ドアクーペのようなスタイリングに魅せてくれるのでスッキリとしたデザインになっています。
新型スイフトはオプションでデュアルセンサーブレーキサポート搭載
新型スイフトには、単眼カメラとレーザーレーダーを使用した「デュアルセンサーブレーキサポート」が、HYBRID SLと、セーフティパッケージ搭載車に装備されています。車両には約5km/hから100km/h、歩行者には5km/hから60km/hの速度で反応する自動ブレーキ機能が備わっています。
誤発進抑制機能では、シフトレンジがDまたはMの場所にある時、前方に障害物があるにもかかわらずアクセルを踏んだ時にエンジン出力を制御し、急発進・急加速を抑制するシステムです。
車線逸脱警報は、60km/hから100km/hの速度で走行中に走行車線をはみ出そうになった時にブザーで警報を発してくれるシステムで、車線はみだしによる正面衝突などの事故を事前に予防します。
また、車線内であっても蛇行運転でふらついている場合も同様に警報を発してくれ、いねむり運転などを防止してくれるシステムも備わっています。
他には、ヘッドライトのロー/ハイを自動的に切り替えてくれる機能も備わっていて、対向車や先行車のヘッドライトをシステムが検知している時にはロービームに、周りに車がいなくなるとハイビームに自動的に切り替えてくれるので夜間の運転も楽になります。
全方位モニターオプションを装着すると、ナビ画面にバックカメラからの映像だけではなく、フロントカメラ、サイドカメラからの映像も映し、上から車両を見下ろした視点で周囲の状況を確認することができます。サイドビューも確認できるので、路肩へ停める時の幅寄せにも使えます。
新型スイフトは1.2Lデュアルジェットエンジンと1.0Lブースタージェットエンジンを搭載
新型スイフトには、「1.2Lのデュアルジェットエンジン」、「1.0Lのブースタージェットエンジン」の2種類が用意されています。
1.2Lのデュアルジェットエンジンは「HYBRID SL」「HYBRID SG」「HYBRID RS」「HYBRID ML」のハイブリッド・マイルドハイブリッドモデルと、ガソリンエンジンの「RS」「XL」「XG」のモデルに搭載されているエンジンです。最高出力は91PS、最大トルクは118Nmを発揮します。
1.0Lのブースタージェットエンジンは、ガソリン車の「RSt」に搭載されているエンジンで、直列3気筒ですがターボが装備されていて、1,500ccのNAエンジン並みのパワーを引き出します。最高出力は102PS、最大トルクは150Nmあり、1.2Lのデュアルジェットエンジンよりもパワフルです。
新型スイフトの燃費・価格帯
新型スイフトには、「ハイブリッド車」「マイルドハイブリッド車」「ガソリン車」の3つタイプがあり、それぞれ燃費も異なります。さっそく各モデルの燃費と価格を確認しておきましょう。
ハイブリッドシステムを搭載したモデルは2017年7月に販売されたモデルで、標準グレードの「HYBRID SG」、上級グレードの「HYBRID SL」の2種類展開していて、EV走行も可能なモデルです。トランスミッションは5AGS、駆動方式は2WDのみの展開で、燃費は32.0km/Lを記録しています。
グレード | 価格 | 燃費 |
---|---|---|
HYBRID SG | 1,668,600円 | 32.0km/L |
HYBRID SL | 1,949,400円 | 32.0km/L |
マイルドハイブリッドシステムを搭載したモデルはフルモデルチェンジした2017年1月から販売しているモデルで、ハイブリッドシステムを搭載したモデルとは違いEV走行はできませんが、トランスミッションはCVT、駆動方式は2WDだけではなく4WDもラインナップしています。気になる燃費は2WDモデルで27.4km/L、4WDモデルでも25.4km/Lを記録しています。
グレード | 価格 | 燃費 |
---|---|---|
HYBRID ML・2WD | 1.625,400円 | 27.4km/L |
HYBRID ML・2WD セーフティパッケージ | 1,721,520円 | 27.4km/L |
HYBRID ML・4WD | 1,779,840円 | 25.4km/L |
HYBRID ML・4WD セーフティパッケージ | 1,875,960円 | 25.4km/L |
HYBRID RS・2WD | 1,691,280円 | 27.4km/L |
HYBRID RS・2WD セーフティパッケージ | 1,787,400円 | 27.4km/L |
HYBRID RS・4WD | 1,845,720円 | 25.4km/L |
HYBRID RS・4WD セーフティパッケージ | 1,941,840円 | 25.4km/L |
軽快なイメージのあるスイフトのモデルチェンジ遍歴
スイフトはスズキが販売するハッチバック型のコンパクトカーで、初代はワゴンR+のプラットフォームを採用していました。国外では「イグニス」の名称で販売されていました。
スイフト 初代 HT51S型(2000年~2005年)
2000年1月、初代スイフトが登場しました。「SE」「SG」「SX」の4速ATが用意されました。5月にはスズキ創立80周年を記念した特別仕様車「80周年記念車 SGエアロ」を発売しました。9月には新グレード「SE-Z」を発売し、5速MT車が設定されました。
2001年1月、「21世紀記念スペシャル SGエアロⅡ」を発売。
2002年1月、一部改良で「SE-Z」「SG」の2グレードにグレード体系を整理しました。6月、特別仕様車「SF」を発売。
2003年6月、一部改良で内外装の一部を変更。上級グレードの「SG-X」が設定されました。12月には特別仕様車「Lリミテッド」を発売しました。
2004年5月、特別仕様車「LリミテッドⅡ」を発売。
2005年5月、2代目と入れ替わりで販売を終了しました。
スイフト 2代目 ZC11S/ZD11S/ZC21S/ZD21S/ZC71S型(2004年~2010年)
2004年11月、世界戦略車としてフルモデルチェンジで走行性能を向上し、2代目になりました。グレード体系は1.3Lモデルで「XE」「XG」、1.5Lモデルに「XS」が用意されました。
2005年6月、特別仕様車「1.3 XE スタイル」を発売しました。12月、一部改良を実施。
2006年1月、期間限定車「1.3 XGリミテッド」を発売。6月、特別仕様車「1.3 XE スタイル」をバージョンアップ。特別仕様車「1.3 XGリミテッドⅡ」を発売。
2007年5月、マイナーチェンジを実施。新グレードとして「XG Lパッケージ」「スタイル」を追加設定し、ボディカラーの入れ替えも行われました。12月、特別仕様車「XG Eセレクション」を発売しました。
2008年4月、カーシェアリング専用車の生産を開始しました。6月、特別仕様車「スタイル」を発売。
2009年5月、一部改良で燃費性能を向上。「XE」「XS」を廃止しました。
2010年1月、スズキ四輪車国内累計販売台数2,000万台達成を記念した特別仕様車「XG Cセレクション」を発売しました。9月、3代目と入れ替わりで販売を終了しました。
スイフト 3代目 ZC72S/ZD72S型(2010年~2017年)
2010年8月、フルモデルチェンジで3代目スイフトになりました。軽量で高剛性の新プラットフォームを採用しています。グレード体系はベースグレードの「XG」、装備が充実した「XL」、最上級グレードの「XS」のラインナップです。
2011年8月、インド向け仕様車をフルモデルチェンジし、「XGアイドリングストップ」「XLアイドリングストップ」を追加しました。11月、特別仕様車「RS」を発売。
2012年6月、一部解消でシートベルトの仕様を変更。11月、特別仕様車「RS」の一部改良も実施。
2013年7月、マイナーチェンジを実施。
2014年6月、特別仕様車「STYLE」「STYLE-DJE」を発売。「XS」を廃止しました。
2015年11月、仕様変更でボディカラーの入れ替えを行いました。
2017年1月、4代目と入れ替わりのため、販売を終了しました。
スイフト 4代目 ZC13S/ZC43S/ZC53S/ZD53S/ZC83S/ZD83S型(2016年~2023年)
2016年12月、フルモデルチェンジで4代目になりました。グレードは「XG」「XL」「RS」「HYBRID ML」「HYBRID RS」「RSt」のラインナップです。
2017年3月、欧州仕様の販売が開始されました。7月、「HYBRID SG」「HYBRID SL」を追加発売しました。11月、特別仕様車「XGリミテッド」を発売しました。
2018年10月、特別仕様車「XRリミテッド」を発売しました。
2019年5月、仕様変更で「XG」「HYBRID SG」を廃止し、一部特別仕様車をカタロググレードとしました。11月、特別仕様車「HYBRID MGリミテッド」を発売。
2020年5月、一部仕様変更で安全性能を強化。「HYBRID SL」を「HYBRID SZ」に名称を変更。「XL」「RSt」は廃止となりました。
2021年4月、仕様変更で燃費性能を向上。
2022年9月、仕様変更で法規対応を実施し、「HYBRID SZ」を廃止しました。
スイフト 5代目 ZCDDS/ZCEDS/ZDDDS/ZDWDS型(2023年~)
2023年12月、フルモデルチェンジで5代目スイフトになりました。グレード体系は、ガソリン車は「XG」のみ、ハイブリッドでは「HYBRID MX」「HYBRID MZ」となります。
スイフトのモデル | 販売年表 |
---|---|
初代 HT51S型 | 2000年~2005年 |
2代目 ZC11S/ZD11S/ZC21S/ZD21S/ZC71S型 | 2004年~2010年 |
3代目 ZC72S/ZD72S型 | 2010年~2017年 |
4代目 ZC13S/ZC43S/ZC53S/ZD53S/ZC83S/ZD83S型 | 2016年~2023年 |
5代目 ZCDDS/ZCEDS/ZDDDS/ZDWDS型 | 2023年~ |
スズキのコンパクトカー代表であるスイフトの進化は止まらない
スズキのコンパクトハッチバック代表車種ともいえるスイフトは、ハイブリッドシステムを搭載し燃費32.0km/Lを手に入れて更に使いやすい車へと進化しました。自動ブレーキなどの最新安全装備もついて200万円を切る価格帯、税金面も1,200ccクラスでコストパフォーマンスにも優れています。
派生車種のスイフトスポーツもフルモデルチェンジが近いスイフトシリーズの進化は止まりません。