スペイドの内装はグレードごとにどう違う?デザインや装備を徹底解説
トヨタ・スペイド(SPADE)は2012年から販売された4ドアのトールワゴンで、同社のポルテ(2代目)と姉妹車の関係にあたります。低床フロアと電動スライドドアを採用し、乗降性に優れているのが特徴で、車内には開放的な空間が広がっていました。なお、スペイドおよびポルテは2020年12月に生産終了しており、後継車種にはトヨタ・ルーミーが位置づけられています。現在は中古車市場での流通のみとなっています。
スペイドの内装を、コックピットやシートインテリア、ラゲッジルームなどを中心に、特別仕様車「F”Noble collection”」のデザインにも触れながらまとめていきます。中古車購入を検討している方も、グレード別の装備の違いを把握するうえでぜひ参考にしてください。
スペイドのアウトドア仕様「”GLAMPER”(グランパー)」が登場!
2019年10月4日、トヨタ・スペイドに特別仕様車「グランパー」がラインナップされました。「グランパー」というのは「グランピング(キャンピング+グラマラスの造語)を楽しむ人」という意味で、アウトドアシーンにぴったりなスタイルが特徴です。
スペイド・グランパーの内装
スペイド・グランパーの内装は、黒のエクステリアパーツに合わせてブラックの内装カラーを採用。シートにはツイード調ファブリック×合成皮革のコンビシートを設定し、落ち着きのあるコハクカラーがスペイドの車内空間を心地よく演出しています。アウトドア志向のユーザーにとって、標準仕様とは一線を画す個性的な内装が魅力です。
トヨタ・スペイドの一部改良と特別仕様車Fノーブルコレクションの内装
マイナーチェンジで新設定されたトヨタ・スペイド「F Noble collection」はブラック/ブラウンの革調シボ付ルーフフィルムが目をひく外装デザイン
トヨタ・スペイドは2019年7月3日の一部改良で安全性能が大幅に向上しました。Toyota Safety Sense(トヨタ・セーフティ・センス)の機能に昼間の歩行者検知を可能にする「プリクラッシュセーフティ」を採用し、駐車時のペダル踏み間違いによる衝突ダメージを軽減する「インテリジェントクリアランスソナー」をオプション設定しています。また、マルチインフォメーションディスプレイの航続可能距離や燃費情報の視認性も向上しました。
黒で統一されたトヨタ・スペイド「F”Noble collection”」のコックピットとシートデザイン
この一部改良で新設定された特別仕様車F”Noble collection”の内装は、黒で統一した都会的な雰囲気のデザインです。シート表皮はブラックが標準ですが、コハクの設定も用意されていました。メッキ加飾が随所に施され、限定仕様ならではの高級感が感じられます。
トヨタスペイドのコックピットは色遣いがポイント!上級グレードでは質感高いインテリア
Gグレード
Fグレード
Yグレード
Xグレード
特別仕様車のコックピット
グレード間でコックピットを比べると、基本設計は共通ながらエアコン周りのインパネに明確な差があります。最上級グレードのGにはフルオートエアコンとシルバー塗装の専用加飾センタークラスターパネルが標準装備されています。F・Y・Xの3グレードはマニュアルエアコンが標準ですが、メーカーセレクトパッケージを選択することでGグレードと同等の装備を追加できます。特別仕様車「F”Noble collection”」はメッキ加飾が施された高級感あふれるブラックインテリアが特徴で、大人の雰囲気を演出します。
スペイドのステアリングホイール・シフトレバーはグレードごとに本革とウレタンの2種類が設定される
ステアリングホイールとシフトレバーの素材はグレードによって異なります。Gグレードと特別仕様車「F”Noble collection”」には本革巻が採用されており、その他のグレードはウレタン製です。毎日手に触れる部分だけに、上質な本革の質感はドライビングの満足度にも直結します。
センターメーターはメーカーオプションで専用意匠(シルバー加飾付き)に変更できる
スペイドの内装との相性が良いデジタル式センターメーターは、照度を自分好みに調整できます。メーカーオプションでシルバー加飾付きの専用デザインに変更することも可能で、インテリア全体の統一感が増します。
スペイドのGグレードの運転席にはシートヒーターが標準装備となる
冬場に重宝するシートヒーター(快適温熱シート)はGグレードのみ装備されます。運転席は標準装備で、助手席はメーカーオプションで追加可能です。寒冷地での使用が多い方はGグレード一択といえます。
X以外のグレードの場合はバニティのほか照明もついている
バニティ付きサンバイザーは全グレード標準装備です。Xグレード以外には照明も付いているため、夜間でも手軽に身だしなみを確認できます。
スペイドの内装色とシートデザインはグレードによって組み合わせいろいろ!
内装色プラム(Fグレード)
内装色フロマージュ(Fグレード)
スペイドの内装色はプラムとフロマージュの2種類で、YグレードはプラムのみのWebデザインです。G・F・Xグレードはプラムが標準仕様のため、フロマージュを希望する場合は注文時に指定が必要でした。落ち着いた大人の雰囲気のプラムと、明るく柔らかな印象のフロマージュは、どちらもスペイドならではのおしゃれな選択肢です。
Gグレード:ファブリック(トリコット/起毛タイプ)/ブラック
Fグレード:ファブリック(トリコット/撥水タイプ)/ブラック
Yグレード:ファブリック(トリコット)/プラム
Xグレード:ファブリック(ジャージ)/プラム
特別仕様車:ツイード調ファブリック/合成皮革 ブラック(左)コハク(右)
シート生地もグレードごとに異なります。Gはブラックのファブリック(トリコット/起毛タイプ)、Fはブラックまたはフロマージュのファブリック(トリコット/撥水タイプ)、Yはプラムのファブリック(トリコット)、Xはプラムのファブリック(ジャージ)、特別仕様車「F”Noble collection”」はブラックまたはコハクのツイード調ファブリック/合成皮革が設定されていました。撥水タイプはFグレードの特徴的な装備で、子育て中のファミリー層に特に好評でした。
TOYOTAスペイドのラゲッジルームは広々としてユーティリティの高い作り
スペイドのシート間にはウォークスルーを採用し、前後席の行き来がスムーズにできるようになっている
Yグレード(ベンチシート)を除くグレードはウォークスルー仕様で、フロントとリヤシート間の行き来がスムーズに行えます。フロントシートを大きくスライドさせれば、子どもの着替えを立ったまま行えるほどの空間が生まれます。
トライアングルモード
テーブルモード
フリースペースモード
多彩なシートアレンジで用途の幅が広がるトヨタ スぺイド
6:4分割可倒式リヤシートにより、トライアングルモード・テーブルモード・フリースペースモード・ロングラゲッジモードなど多彩なシートアレンジが可能です。乗員スペースを確保しながら長尺物や大きな荷物もスムーズに積載できます。助手席を前方に倒せばドリンク置き場付きの専用テーブルが現れ、ドライブ中の飲食にも便利です。
スぺイドのテールゲートは開口部が大きくオープンするので使いやすい
スペイドのバックドアは開口幅1,040mm×開口高810mmと大開口設計で、サイズの大きな荷物も余裕を持って積み降ろしできます。
2WD
スペイドの荷物スペースの床下には工具入れとして使えるアンダーラゲッジトレイを設置(写真は4WD)
荷室床下には仕切り付きのアンダーラゲッジトレイが設置されており、工具や小物類を整理して収納できます。形状は2WD車と4WD車で異なるため、中古車購入時はどちらの仕様かを確認しておくとよいでしょう。
スペイドはセーフティ・サポートカー該当モデルに認定
プリクラッシュセーフティ・レーンディパーチャーアラート・オートマチックハイビームのオンオフ操作は運転席右側のスイッチで可能
特別仕様車「F”Noble collection”」を含む全グレードがセーフティ・サポートカー該当車です。Toyota Safety Senseによるレーザーレーダー+単眼カメラ方式プリクラッシュセーフティ・レーンディパーチャーアラート・オートマチックハイビームを標準装備しており、あらゆる危険からドライバーと乗員を守ります。先行車発進告知機能やヒルスタートアシストコントロールなどの予防安全システムも装備されており、日常のあらゆるシーンで安心感を提供します。
スペイドのドレスアップにおすすめのカスタムパーツや便利アイテム
カラフルな革巻シフトノブはおしゃれで握り心地も抜群
革巻シフトノブはカシス・ラベンダー・パールホワイト・ブラックの4タイプがラインナップしていました。握り心地がよく操作性も高く、インテリアのワンポイントアクセントとしても人気のアイテムです。
革巻シフトノブと合わせてコーディネートしたいドレスアップトリムとドレスアップパネル
ドレスアップトリムはシフトノブと同じカシス・ラベンダー・パールホワイト・ブラックの4色、ドレスアップパネルはカシスとラベンダーの2色から選べました。革巻シフトノブ・ドレスアップトリム・ドレスアップパネルの3点セットもラインナップしており、カシスとラベンダーの2カラー展開で、統一感のある内装カスタムを手軽に実現できます。
本革巻ステアリングは内装色に合わせてプラムとブラックが用意されている
スペイドGグレード以外の全グレードに対応する本革巻ステアリング。フロマージュの内装色にはプラム、プラムの内装色にはブラックと、インテリアカラーとのコーディネーションにも配慮した設計です。ウレタンステアリングのグレードでも本革の質感を手軽に得られるため、費用対効果の高い内装カスタムアイテムといえます。
手っ取り早くスぺイドの内装をカスタムするなら革調のシートカバーもおすすめ
革調シートカバーはギャザータイプと通常タイプの2種類がありました。通常タイプは内装色フロマージュにベージュ、プラムにブラックが対応(G・Xはブラックのみ)。ブラックのギャザータイプは高級ソファのような風合いが特徴で、スペイドの内装を一段上の質感に引き上げてくれます。
スペイドの内装にはプラムやフロマージュなどのおしゃれなカラーを採用

スペイドの内装色にはプラムやフロマージュなどの洒落たカラーが採用されていました。インパネガーニッシュやシフトノブカバーなどのカスタムパーツにもラベンダーやカシスといったアクセントカラーが豊富に展開されており、ドレスアップの幅が広がります。標準仕様はもちろん、特別仕様車「F”Noble collection”」の上質な内装も大きな魅力でした。標準仕様から特別仕様車の内装に近づけるなら、メーカーオプションでメッキ加飾を追加したり、センターメーターを専用意匠デザインに変更するのも一つの方法です。
スペイドは生産終了となった現在も、中古車市場では根強い人気を持つモデルです。助手席側の大開口電動スライドドア・低床フロア・多彩なシートアレンジといった独自の使い勝手は今もなお魅力的で、ファミリー層や高齢者のいるご家庭を中心に、中古車購入の選択肢として検討されています。後継車種のルーミーは両側スライドドアを採用した小型トールワゴンで、現行の新車ラインナップとして引き続き販売されています。




















