3代目ソリオ/ソリオバンディットのタイヤのおすすめは安全性や経済性の高い低燃費タイヤ
ここでは、スズキのコンパクトハイトワゴンである3代目ソリオとソリオバンディットのハイブリッド車に標準装着されている純正タイヤサイズ、165/65R15に適合するタイヤについてご紹介します。この165/65R15というタイヤサイズは、一般的な乗用車と比較すると流通量が少なく、主要なタイヤメーカー各社は、その多くを低燃費タイヤブランドのラインナップとして展開しています。ソリオやソリオバンディットの優れた燃費性能を維持するためにも、タイヤ選びの際は低燃費タイヤを選択肢の中心に据えることをおすすめします。
また、ソリオとソリオバンディットには、ハイブリッド車が標準装備している「165/65R15 81S」サイズのタイヤのほかに、ガソリン車の「G」グレードが標準装備している「165/70R14 81S」サイズのタイヤも設定されています。ソリオおよびソリオバンディットで快適な走行性能と燃費性能を両立するには、ご自身の車両に合った正しいサイズのタイヤを選ぶことが重要です。
ソリオ/ソリオバンディットの純正タイヤサイズ「165/65R15」に適合するタイヤのおすすめ
純正タイヤサイズ165/65R15は、3代目ソリオとソリオバンディットのハイブリッドシステムを搭載した次の全グレードに標準装備されています。これらのグレードは、ハイブリッドシステムによる高い燃費性能を実現しており、その性能を最大限に引き出すために、タイヤも燃費効率を重視した設計のものが多く選ばれています。
165/65R15を標準装備しているソリオのグレード
- 1.2L ハイブリッド SZ
- 1.2L ハイブリッド MZ
165/65R15を標準装備しているソリオバンディットのグレード
- 1.2L ハイブリッド SV
- 1.2L ハイブリッド MV
ソリオとソリオバンディットには、モーターのみでのEV走行も可能な強力な駆動用モーターを搭載したハイブリッド(フルハイブリッド)システムと、モーターアシストを主体とする小型のモーターを搭載したマイルドハイブリッドシステムの2種類がラインナップされています。以前は両方のシステムが複数のグレードに展開されていましたが、現在はソリオ「SZ」やソリオバンディット「SV」にハイブリッドシステムを、ソリオ「MZ」やソリオバンディット「MV」にマイルドハイブリッドシステムを採用しています。どちらのハイブリッドシステムを搭載したソリオ・ソリオバンディットも、標準タイヤサイズは165/65R15となっています。
ヨコハマ(YOKOHAMA)の「ブルーアース AE-01」は走行時の発熱のコントロールとエネルギーロスの低減により転がり抵抗性能 AAグレードを獲得
YOKOHAMA BluEarth AE-01 165/65R15 81S
| 車種 | ソリオ/ソリオ バンディット |
|---|---|
| メーカー | ヨコハマ |
| ブランド | ブルーアース AE-01 |
| タイヤサイズ | 165/65R15 |
| タイヤ外径 | 595mm |
| タイヤの種類 | 低燃費タイヤ |
| ロードインデックス | 81 |
| 速度記号 | S |
| 低燃費グレード | AA/c |
| 静粛性 | ★★★ |
| 燃費 | ★★★★ |
| 耐久性 | ★★★ |
| 値段 | 7,590円~(2025年調べ) |
ヨコハマタイヤのBluEarth AE-01(ブルーアース エーイーゼロワン)は、高い低燃費タイヤ性能と優れた基本性能を両立したスタンダードな低燃費タイヤです。このタイヤは、特に、日常的なノーマル走行時においてエネルギーロスを抑え、優れた低燃費性能を発揮します。また、緊急時のアクション走行時にはしっかりとした高いグリップ力を発揮する設計を採用しており、安全性も確保しています。BluEarth AE-01は、ナノレベルのブレンド技術によって開発されたコンパウンドを使用することで、低燃費性能、ウェットグリップ性能、そして耐摩耗性能の3つの重要な性能を高次元でバランスさせ、基本性能を向上させています。ソリオやソリオバンディットのようなハイトワゴンにも適した、経済性と安全性を兼ね備えた低燃費タイヤと言えます。
トーヨータイヤ(TOYO TIRES)の「ナノエナジー 3 プラス」の低燃費トレッドコンパウンドがウェットグリップ性能の向上と転がり抵抗の低減を両立
TOYO TIRES NANOENERGY 3 PLUS 165/65R15 81S
| 車種 | ソリオ/ソリオ バンディット |
|---|---|
| メーカー | トーヨータイヤ |
| ブランド | ナノエナジー 3 PLUS |
| タイヤサイズ | 165/65R15 |
| タイヤ外径 | 595mm |
| タイヤの種類 | 低燃費タイヤ |
| ロードインデックス | 81 |
| 速度記号 | S |
| 低燃費グレード | A/b |
| 静粛性 | ★★ |
| 燃費 | ★★★ |
| 耐久性 | ★★★★ |
| 値段 | 6,388円~(2025年調べ) |
トーヨータイヤのNANOENERGY 3 PLUS(ナノエナジー スリープラス)は、低燃費タイヤに求められる高い基本性能を追求したスタンダードなタイヤです。このタイヤは、トーヨータイヤ独自の「ナノバランステクノロジー」を駆使して、コンパウンドをナノレベルで精密に設計しています。この技術により、NANOENERGY 3 PLUSは、雨天時の高いウェットグリップ性能を実現するとともに、低燃費に直結する転がり抵抗の低減、そしてタイヤの長寿命化を実現するロングライフ性能を高いレベルで両立させています。特に、燃費性能や摩耗ライフといった経済性に加えて、安全に関わる重要な要素である優れたウェット性能を高い次元で発揮しますので、ソリオやソリオバンディットのようなコンパクトカーオーナーの方にもおすすめできる、バランスの取れた低燃費タイヤとなっています。
ブリヂストン(BRIDGESTONE)の「プレイズ PXII」は背の高い車特有のふらつきや偏摩耗を抑えて疲れにくい安定した走りとロングライフを実現
BRIDGESTONE Playz PXII 165/65R15 81S
| 車種 | ソリオ/ソリオ バンディット |
|---|---|
| メーカー | ブリヂストン |
| ブランド | プレイズ PXII |
| タイヤサイズ | 165/65R15 |
| タイヤ外径 | 595mm |
| タイヤの種類 | 低燃費タイヤ |
| ロードインデックス | 81 |
| 速度記号 | S |
| 低燃費グレード | A/b |
| 静粛性 | ★★ |
| 燃費 | ★★★ |
| 耐久性 | ★★★★ |
ブリヂストンのPlayz PXII(プレイズ ピーエックスツー)は、ドライバーの「疲れにくさ」を重要な安全性能の一つとして捉えて開発されたプレミアム低燃費タイヤです。ドライバーは、走行中に路面状況の変化や横風などに対応するため、無意識のうちに細かくハンドル操作を行っており、この操作が運転中のストレスとして蓄積されます。Playz PXIIは、トレッドパターンと剛性の最適化により、このハンドルのふらつきを効果的に抑え込むことで、運転中のドライバーの負担や疲れを大幅に軽減します。特に、ソリオのような車高の高いハイトワゴンやトールワゴンは、重心が高いために直進安定性を保つのが難しい傾向がありますが、Playz PXIIはそのふらつきを抑制する設計を採用しており、長距離運転を快適にするタイヤとしてソリオオーナーの方々から高い評価を得ています。このタイヤは、低燃費性能も兼ね備えており、経済的な走行にも貢献します。
ミシュラン(MICHELIN)の「エナジー セイバー +」のワイドな接地面と接地面圧の均一化によりブレーキやハンドリングの際に路面をしっかりグリップ
MICHELIN ENERGY SAVER + 165/65R15 81T
| 車種 | ソリオ/ソリオ バンディット |
|---|---|
| メーカー | ミシュラン |
| ブランド | エナジー セイバー + |
| タイヤサイズ | 165/65R15 |
| タイヤ外径 | 595mm |
| タイヤの種類 | 低燃費タイヤ |
| ロードインデックス | 81 |
| 速度記号 | T |
| 低燃費グレード | A/b |
| 静粛性 | ★★ |
| 燃費 | ★★★ |
| 耐久性 | ★★★★ |
ミシュランのENERGY SAVER +(エナジー セイバー プラス)は、高い安全性と低燃費性能を兼ね備えたプレミアム低燃費タイヤです。このタイヤは、独自の技術により、走行中に路面をしっかりと捉える高いグリップ力を発揮しますので、特にコーナリング時や高速走行におけるブレーキ性能やハンドリング性能の安全性を大きく高めます。また、強力なグリップ性能を維持しながらも、トレッド部の温度上昇を効果的に抑えるコンパウンドを採用している点が特長です。これにより、転がり抵抗を犠牲にすることなく、優れた環境性能、すなわち低燃費性能を最大限に発揮します。ミシュランブランドのタイヤは長寿命であることでも知られており、ソリオやソリオバンディットのようなコンパクトカーに装着することで、安全性、経済性、そして低燃費というタイヤの重要な要素をバランス良く実現します。
ダンロップ(DUNLOP)の「エナセーブ RV504」のブロック剛性を高めることで摩耗に強いロングライフやふらつきを抑えた安定した乗り心地を実現
DUNLOP エナセーブ RV504 165/65R15 81S
| 車種 | ソリオ/ソリオ バンディット |
|---|---|
| メーカー | ダンロップ |
| ブランド | エナセーブ RV504 |
| タイヤサイズ | 165/65R15 |
| タイヤ外径 | 595mm |
| タイヤの種類 | 低燃費タイヤ |
| ロードインデックス | 81 |
| 速度記号 | S |
| 低燃費グレード | AA/c |
| 静粛性 | ★★ |
| 燃費 | ★★★★ |
| 耐久性 | ★★★★ |
ダンロップのエナセーブ RV504(アールブイ ゴーマルヨン)は、ミニバンやトールワゴンといった背の高い車のために開発された専用設計の低燃費タイヤです。このタイヤは、ダンロップ独自の技術を駆使し、発熱しやすいスチレン系材料をタイヤ内部でナノレベルで均一に分散させることで、走行時の無駄な発熱を効果的に抑制します。これにより、高い低燃費性能を示す転がり抵抗性能「AA」のラベリングを獲得しています。さらに、ソリオやミニバンのような重心の高い車に特有のふらつきや、偏摩耗といった課題に対応するため、タイヤの構造剛性を最適化しています。その結果、エナセーブ RV504はロングライフ性能と優れた操縦安定性を大幅に高め、ソリオオーナーに安心で快適な運転を提供します。このタイヤは、経済性、安全性、そして低燃費性能のすべてを求めるトールワゴンユーザーに最適な選択肢です。
ブリヂストン(BRIDGESTONE)の「ネクストリー」はウェット性能・ドライ性能・乗り心地などのタイヤの基本性能を確保しながら偏摩耗にも対応
BRIDGESTONE NEXTRY 165/65R15 81S
| 車種 | ソリオ/ソリオ バンディット |
|---|---|
| メーカー | ブリヂストン |
| ブランド | ネクストリー |
| タイヤサイズ | 165/65R15 |
| タイヤ外径 | 594mm |
| タイヤの種類 | 低燃費タイヤ |
| ロードインデックス | 81 |
| 速度記号 | S |
| 低燃費グレード | A/c |
| 静粛性 | ★★ |
| 燃費 | ★★★ |
| 耐久性 | ★★★ |
ブリヂストンが展開する低燃費タイヤのラインナップにおいて、「エコピア」シリーズが車種別の特性に特化した専用設計の低燃費タイヤであるのに対し、NEXTRY(ネクストリー)は幅広い車種に対応できるように設計された低燃費ベーシックタイヤです。このNEXTRYは、タイヤの最も重要な基本性能、例えばウェットグリップ性能やドライグリップ性能を犠牲にすることなく、低燃費性能を確実に発揮します。また、ブリヂストン独自の技術により、タイヤの寿命を縮める要因となる偏摩耗に特に配慮した設計を施しているため、ロングライフ性能が高く、交換サイクルが長くなります。さらに、比較的低価格帯で提供されていることから、非常に経済的であり、ソリオやソリオバンディットをはじめとするコンパクトカーのオーナー様にとって、燃費とコストのバランスに優れた最適な低燃費タイヤの選択肢の一つとなっています。
ソリオ/ソリオバンディットの純正ホイール・タイヤサイズ一覧
| 車種・仕様・グレード別スペックページ | タイヤサイズ | 車両型式 | ホイールサイズ |
|---|---|---|---|
| 2WD・G・CVT | 165/70R14 | DBA-MA26S | 14インチ X 4.5J(+45) |
| 2WD・G セーフティサポート・CVT | 165/70R14 | DBA-MA26S | 14インチ X 4.5J(+45) |
| 2WD・ハイブリッドMX・CVT | 165/65R15 | DAA-MA36S | 15インチ X 5.0J(+45) |
| 2WD・ハイブリッドMX セーフティサポート・CVT | 165/65R15 | DAA-MA36S | 15インチ X 5.0J(+45) |
| 2WD・ハイブリッドMZ・CVT | 165/65R15 | DBA-MA36S | 15インチ X 5.0J(+45) |
| 2WD・ハイブリッドSX・5AT | 165/65R15 | DAA-MA46S | 15インチ X 5.0J(+45) |
| 2WD・ハイブリッドSZ・5AT | 165/65R15 | DAA-MA46S | 15インチ X 5.0J(+45) |
| 4WD・G・CVT | 165/70R14 | DBA-MA26S | 14インチ X 4.5J(+45) |
| 4WD・G セーフティサポート・CVT | 165/70R14 | DBA-MA26S | 14インチ X 4.5J(+45) |
| 4WD・ハイブリッドMX・CVT | 165/65R15 | DAA-MA36S | 15インチ X 5.0J(+45) |
| 4WD・ハイブリッドMX セーフティサポート・CVT | 165/65R15 | DAA-MA36S | 15インチ X 5.0J(+45) |
| 4WD・ハイブリッドMZ・CVT | 165/65R15 | DAA-MA36S | 15インチ X 5.0J(+45) |
| 車種・仕様・グレード別スペックページ | タイヤサイズ | 車両型式 | ホイールサイズ |
|---|---|---|---|
| 2WD・ハイブリッドMV・CVT | 165/65R15 | DAA-MA36S | 15インチ X 5.0J(+45) |
| 2WD・ハイブリッドSV・5AT | 165/65R15 | DAA-MA46S | 15インチ X 5.0J(+45) |
| 4WD・ハイブリッドMV・CVT | 165/65R15 | DAA-MA36S-FSVP-J | 15インチ X 5.0J(+45) |
ソリオやソリオバンディットにおすすめの低燃費タイヤの選び方
低燃費タイヤとは、日本のタイヤラベリング制度において、転がり抵抗性能の等級がA以上、かつウェットグリップ性能の等級がaからdまでの範囲にあるタイヤのことを指します。ソリオやソリオバンディットのハイブリッド車は、優れた燃費性能が特長ですので、その性能を維持・向上させるためにも、低燃費タイヤを選ぶことは非常に重要です。この低燃費タイヤは、特に低燃費を重視するオーナー様にとって最適な選択肢となります。
転がり抵抗とは、車が走行する方向とは逆の方向にかかる力のことで、タイヤが路面を転がる際に発生するエネルギー損失を表します。転がり抵抗が小さければ小さいほど、ソリオの燃費は向上し、経済的な走行が可能になります。しかし、転がり抵抗を極端に低く抑えると、路面を掴むグリップ力が低下してしまい、特に濡れた路面(ウェット路面)でタイヤが滑りやすくなるという安全性の問題が発生します。そのため、低燃費タイヤを選ぶ際は、この転がり抵抗とグリップ力のバランスが重要になります。
したがって、ソリオやソリオバンディットのタイヤを選ぶ際には、燃費のことだけを優先して転がり抵抗性能が最も高いタイヤ(AAA等級など)を選ぶのも良いですが、安全性を考慮するなら、ウェットグリップ性能が高め(aまたはb等級など)の低燃費タイヤを選択するとより安心です。お客様ご自身の普段の運転環境や走り方から、燃費と安全性のどちらを優先するかを検討し、最適な低燃費タイヤのグレードを選択することをおすすめします。低燃費タイヤの具体的な特性を理解することで、より満足度の高いタイヤ選びが実現します。
低燃費タイヤの特徴については、こちらのエコタイヤのメリットとデメリットをお読みください。低燃費タイヤのグレーディングシステムや燃費の向上について解説しています。
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