樹脂パーツの白ボケは洗車では直らない!コーティング・復活剤で黒くツヤのある未塗装パーツを復活させる方法
バンパーやホイールアーチ、ワイパーカウルなどに使用されている未塗装の樹脂パーツは、紫外線、熱、酸化などの影響により、徐々に白ボケてきます。この白ボケは、洗車では元に戻すことができません。新品同様に完全に修復するのは難しいですが、見た目を大幅に改善する方法はいくつかあります。未塗装パーツのツヤが失われた場合、新品に交換することが最も美しくなりますが、費用や手間がかかります。
樹脂パーツの黒さやツヤを取り戻すには、樹脂パーツ専用の復活剤やコーティング剤を使用するのが効果的です。専用のケミカル製品以外に、メラミンスポンジを使って表面を軽く磨く方法もありますが、復活剤やコーティング剤を使ったほうが、より確実で満足度の高い仕上がりになります。コストを抑えつつ手軽に試したい場合は、目立たない部分でメラミンスポンジを試してから全体に施工すると安全です。ただし、メラミンスポンジは表面を削るため、削りすぎると傷になったり、かえって白っぽく見えたりするリスクがあります。
ここでは、樹脂パーツのツヤを復活剤やコーティング剤で補修する方法と、メラミンスポンジで軽く磨く方法を紹介します。補修剤には紫外線や熱による劣化を抑える成分が含まれている製品もあり、定期的な施工でパーツの寿命を延ばす効果も期待できます。
樹脂パーツの白ボケにカーメイトの「黒樹脂復活プレミアムコート」を使用!新車にも劣化防止効果があります
タイヤハウス周りの未塗装樹脂パーツに復活剤を使用し、黒さを取り戻すと同時に劣化を予防しました。施工した車は新車から6か月が経過していましたが、コーティング剤を塗布すると見た目が黒くなり、少し進行していた劣化が改善されました。
施工手順は、まず洗車で汚れを落とし、水分を完全に拭き取って十分に乾燥させます。その後、樹脂コーティング剤を塗布します。カーメイトの黒樹脂復活プレミアムコートは使い切りタイプのため、袋の封を開けたら1本を使い切るつもりで塗布するのがポイントです。塗布後はムラがないよう均一に伸ばすと、より自然なツヤが得られます。
DIYで施工した黒樹脂復活剤の手順
- 洗車して汚れを落とします
- ウエスで拭きあげて乾燥させます
- 復活剤を付属のスポンジに垂らします
- 少しずつ樹脂パーツからはみ出ないように塗りこんでいきます
- 塗り込み終わったらウエスで拭き取り均一にならします
- パーツ毎に塗りこみ・拭き取りを行っていきます
- 全体に塗りこんだら見回してチェックします
まずは、洗車をして塗布する樹脂パーツの部分をしっかりと拭き上げて乾燥させます。塗布する時に水分が残っていると効果が落ちるため、しっかりと拭き上げておくことが重要です。
コーティング剤を取り出すと銀色のパッケージに入っているため、まずは封をちぎって取り出します。切り込みが入っている部分から開けてチャックになっている部分も開封しコーティング剤を取り出します。
パッケージを開けると黒樹脂復活剤の銀色パッケージ・塗りこむためのスポンジ・拭き取りクロスが見えます。まずは黒樹脂コーティングが入っている容器を取り出し、付属スポンジの黄色い面に数滴垂らして吸い込ませます。
新車の状態から半年経過したホイールアーチの樹脂パーツですが、ほんの少しだけ白ボケています。カーメイトの黒樹脂復活剤は、新車の状態から行うと劣化防止にもなるコーティングとなるため、定期的に施工していくことをおすすめします。
ホイールアーチの樹脂パーツに沿って塗り込んでいきます。車両の状態によってはシミになる可能性もあるため、まずはホイールハウスの内側など目立たない場所に試してから塗布するようにしてください。
樹脂パーツに黒樹脂復活剤を半分塗った状態にしてみました。右側が塗布した部分で、左側が塗っていない部分です。色がハッキリと違うことが分かりますので、全体に塗っていくことで黒々とした樹脂パーツとなります。
この調子でフロントバンパーやリヤバンパー、ホイールアーチにワイパーカウルなど、未塗装樹脂パーツに塗っていくことで、黒さが戻りコーティングもできるため劣化防止にもなります。パッケージには1日かけて乾燥が行われるため、その間は水に濡れないよう気をつけましょう。特にワイパーカウルはウォッシャー液がかかるため注意が必要です。
バンパーやフェンダーの樹脂パーツは復活剤・コーティングで黒く戻せます!洗車・塗り込み・拭き取りの3ステップ
前後バンパーやホイールアーチに使用される樹脂パーツは、年月が経つと主に紫外線による劣化が原因で、徐々に白ボケてきます。これを完全に防ぐことは難しいです。白ボケを確実に無くすには新品交換が最も効果的ですが、費用と手間がかかるため手軽な方法とは言えません。
そこで、樹脂パーツ専用の復活剤やコーティング剤を使ったDIY補修がおすすめです。手順は、まず補修したいパーツをカーシャンプーで洗い汚れを落とし、水分を拭き取って乾燥させます。次にコーティング剤を塗布し、乾燥後に乾拭きで馴染ませると、黒くツヤのある仕上がりになります。定期的に施工することで紫外線による劣化を抑え、長く美しい状態を保つことが可能です。
樹脂パーツコーティング剤のDIY手順
- 補修したいパーツを洗車してキレイにします
- 拭き上げて乾燥させます
- 脱脂シートを使用して油分を除去します(任意)
- コーティング剤をパーツの隅々まで塗り込んでいきます
- 乾燥させたらウエスで乾拭きして馴染ませます
まずはしっかりとコーティング剤の効きを良くするためにも、車を洗車することから始めます。樹脂パーツの部分だけでなく、車全体を洗っておくと細かなキズなども発見することができます。拭きあげを行い乾燥させたら、次に脱脂シートが付属していれば使用して拭き取っておくといいです。洗車では落ちきれないピッチ・タールなどを落とし、コーティング剤のノリを良くしてくれます。
樹脂パーツを拭き上げて乾燥させたら、次にコーティング剤や復活剤を付属のスポンジに取り、樹脂パーツへ塗り込んでいきます。樹脂パーツの隅々まで塗り込んだら乾燥させ、乾拭きして馴染ませたら完了です。スポンジでは入り切らないワイパーカウルの穴などは、綿棒を使って塗り込むといいでしょう。
主に樹脂パーツが使われている箇所
- マッドガード(泥除け)
- 前バンパー
- 後ろバンパー
- ホイールアーチ(フェンダーアーチ)
- ワイパーカウル
- サイドミラー付近
- サイドウィンドウ周り
塗装されていない黒いパーツは樹脂パーツに該当します。新品の状態では黒くツヤがあるため、周囲の塗装パーツと違和感なく馴染みます。しかし使用を重ねるうちに紫外線や熱、酸化の影響で白ボケが進み、樹脂パーツだけ浮いて見えることがあります。気になる場合は、樹脂パーツ専用の復活剤を塗布して黒さとツヤを取り戻すと見た目が整います。
自宅DIYで樹脂パーツの白ボケを直すには復活剤と洗車グッズが必要です
自宅で樹脂復活剤をDIY施工する場合、塗布前に汚れを落とし、下地を整えるための洗車グッズが必要です。樹脂パーツだけでなく車全体を洗浄しておくと、樹脂パーツだけがピカピカで他のボディが汚れているといったアンバランスな仕上がりを防ぐことができます。また、洗浄後は水分を十分に拭き取り、乾燥させてから復活剤を塗布することが重要です。
樹脂パーツ復活剤の自宅DIYで必要になるもの
- ホース
- 洗車バケツ
- カーシャンプー
- 洗車用スポンジ
- 洗車用拭き取りウエス(クロス)
- 樹脂パーツ拭き取り用ウエス(クロス)
- 樹脂パーツ復活剤・コーティング剤
樹脂パーツ復活剤のほかに、最低限必要なものとしてカーシャンプーやバケツなどの洗車グッズがあります。ボディ用の拭き取りウエスと、樹脂パーツにコーティング剤を塗布した後に乾拭きするウエスは、用途ごとに分けるのが望ましいです。
マイクロファイバークロスなら、色違いで数枚セットになっている商品があり、洗車用と樹脂パーツ仕上げ用で色分けするとわかりやすく便利です。どの色を使ったか忘れやすい場合は、油性ペンで用途を記入しておくと安全です。
洗車場で施工する場合は、高圧ガンで水洗いできるため、拭き上げ用のウエスを用意しておくとスムーズです。水気を拭き取り十分に乾燥させた後、樹脂コーティング剤を塗布していきます。施工時はムラにならないよう均一に塗ることがポイントです。
専用の復活剤・コーティング以外にもメラミンスポンジで白化した樹脂パーツを改善可能?表面を軽く削ることで黒い部分が現れる
樹脂パーツ専用の復活剤やコーティング剤を使わずに手軽に補修したい場合、家庭でも使えるメラミンスポンジが有効な場合があります。劣化した樹脂パーツの表面をごく軽く削ることで、劣化した層の下にある元々の黒い部分が現れ、見た目を一時的に改善することができます。
専用の復活剤を使うより安価に施工できますが、効果は限定的で、削りすぎると表面に傷がつく可能性があり、状態によってはかえって白っぽく見える場合もあります。メラミンスポンジはあくまで応急処置の一つとして捉え、確実に満足度の高い仕上がりを求める場合は、専用の樹脂パーツ復活剤やコーティング剤を使用することをおすすめします。
| 項目 | 内容 | 
|---|---|
| 補修方法 | メラミンスポンジで樹脂パーツ表面をごく軽く削ることで、白化した部分を改善し元の黒さを一時的に取り戻すことが可能です。 | 
| 利点 | 専用復活剤やコーティング剤を使用せず、家庭で手軽に安価に施工できます。 | 
| 注意点 | 削りすぎると表面に傷がつく可能性があり、状態によっては白っぽさが残る場合があります。樹脂パーツ自体を削る行為であるため、慎重に行ってください。 | 
| より確実な方法 | 満足度の高い仕上がりと持続性を求める場合は、専用の樹脂パーツ復活剤やコーティング剤の使用が推奨されます。 | 
樹脂パーツの白ボケは保護剤を塗り込み乾拭きするだけで黒くツヤのある状態に復活!新車時からの施工で劣化防止にもなります
樹脂パーツが白く劣化するのは、主に紫外線、熱、酸化などの環境要因によるものです。未塗装部品のため、塗装済みバンパーと比べて白ボケが早く進行します。樹脂パーツ専用の復活剤を塗布することで、新品時の黒さやツヤを取り戻し、見た目を引き締めることができます。
施工手順は「洗車・塗布・拭き上げ」の3ステップで、満足のいく仕上がりになります。白ボケで全体的に締まりのない印象だったパーツが、黒くツヤのある状態に変わることで車全体の印象も若々しくなります。定期的に施工することで紫外線による劣化を抑え、樹脂パーツの寿命を延ばす効果も期待できます。
メラミンスポンジで削ったり、バーナーで加熱して表面を溶かすといった方法は、仕上がりや安全性の面でリスクが高く、一般的には推奨できません。専用の樹脂パーツ復活剤やコーティング剤を使うほうが、安全かつ確実に黒さとツヤを取り戻すことができます。