パッソがマイナーチェンジで質感の高い安全なコンパクトカーに進化
パッソのマイナーチェンジ(一部改良)が2021年4月1日に行われました。パッソはダイハツのブーンをOEM元(ダイハツがトヨタにブーンを提供して、パッソとして販売)にしている、トヨタでは最小クラスのコンパクトカーです。
今回のマイナーチェンジでは安全装備のスマートアシスト3をエントリーグレードから上級グレードまで、全てのグレードに標準装備。安全面を強化して、より楽しくドライブが楽しめるようになっています。
マイナーチェンジ(一部改良)を受けた新型パッソのエクステリア・インテリア・スペックなどを紹介します。
パッソが生産終了へ OEM元のダイハツブーンは2023年にフルモデルチェンジの噂
トヨタの最小コンパクトパッソが2023年9月下旬に販売終了。
エントリーコンパクトはパッソのほかヤリスがあり、価格帯もパッソが1,275,000円から、ヤリスが1,470,000円からと僅かな差しかありませんでした。
プラットフォームや予防安全装備が充実するヤリスを選ぶユーザーが殆どとのことで、パッソの役割が終了したと判断したようです。
パッソのOEM元になるダイハツブーンは継続販売され、2023年頃には3代目へフルモデルチェンジする噂もあり、スズキのスイフトスポーツに対抗するスポーツグレードのGTを追加するという情報もあります。
パッソがスマアシ3を全グレードで標準化するなどの一部改良を実施
一部改良でパッソに追加した新色のターコイズブルーマイカメタリック
パッソが上級グレードにも採用していた安全装備のスマートアシスト3を、エントリーグレードを含む全てのグレードに採用する一部改良を2021年4月1日に実施。
その他にXグレードのリヤガラスにUVカット機能付きのプライバシーガラスを標準化、上級グレードのX Lパッケージにはオーディオクラスターとサイドレジスターリングにシルバーとピアノブラック調の加飾を追加しました。
ボディカラーにはターコイズブルーマイカメタリックを新設定した、モノトーンカラー9色と2トーンカラー4色の全13色をラインナップしています。
新型パッソの販売価格は、1,265,000円~1,903,000円になっています。
グレード | 駆動方式 | 販売価格 |
---|---|---|
X | 2WD | 1,265,000円~ |
4WD | 1,441,000円~ | |
X Lパッケージ | 2WD | 1,375,000円~ |
4WD | 1,551,000円~ | |
MODA | 2WD | 1,562,000円~ |
4WD | 1,738,000円~ | |
MODA Gパッケージ | 2WD | 1,727,000円~ |
4WD | 1,903,000円~ | |
特別仕様車 MODA Charm |
2WD | 1,617,000円~ |
4WD | 1,793,000円~ |
新型パッソにピンクが可愛い特別仕様車MODA Charm(チャーム)を設定
パッソの特別仕様車チャームはおしゃれで可愛いがテーマ
新型パッソのMODAシリーズに特別仕様車Charm(チャーム)を設定して2020年4月7日から発売。ピンクの特別なボティカラー「ジューシーピンクメタリック」が特徴的なおしゃれで快適な可愛い特別仕様車になっています。
ボディカラーはジューシーピンクメタリックの他にもホワイトの2トーンカラーを含む10色展開しているので自分好みの特別なパッソを選ぶことができるでしょう。
パッソCharm(チャーム)はジューシーピンクメタリックを含む10色のボディカラーを用意
パッソ特別仕様車パッソCharm(チャーム)のボディカラー一覧
- ジューシーピンクメタリック
- ダークエメラルドマイカ
- ファイアークォーツレッドメタリック
- パウダリーベージュメタリック
- パールホワイト3(33,000円高)
- ホワイト×ジューシーピンクメタリック(2トーンカラー、55,000円高)
- ブラックマイカメタリック×ダークエメラルドマイカ(2トーンカラー、55,000円高)
- ブラックマイカメタリック×ファイアークォーツレッドメタリック(2トーンカラー、55,000円高)
- ブラックマイカメタリック×パウダリーベージュメタリック(2トーンカラー、55,000円高)
- ブラックマイカメタリック×パールホワイト3(2トーンカラー、77,000円高)
パッソの特別仕様車MODA Charm(チャーム)のシートはグレーとブラック、差し色のオレンジを組み合わせた元気のでる可愛い配色になっています。素材は合皮とファブリックのコンビシートで乗り心地と高級感を両立したセンスの良いおしゃれで可愛い空間になっています。
MODA Charmの室内は合皮とファブリックを組み合わせたシートを採用したおしゃれな空間
運転席にはシートヒーターが標準装備しているので、寒い雨の日など大活躍することでしょう。
その他の装備として、運転が苦手な方に嬉しいパノラミックビューモニターや紫外線をカットするスーパーUVカットパッケージも標準装備しているお得な特別仕様車です。
新型パッソはXシリーズとMODAシリーズで違うエクステリアを採用
新型パッソMODAシリーズのエクステリア ラインの入ったデザインの大きなフロントグリルが特徴
新型パッソXシリーズのエクステリア MODAシリーズと比較すると落ち着いた雰囲気が特徴
マイナーチェンジした新型パッソは大きく分けて2つのグレードが用意されています。1つは旧型から受け継ぐXシリーズと、もう1つが今回のマイナーチェンジで新たに加わったMODAシリーズです。同じパッソとはいえ、エクステリアが大きく違っています。
ボディカラーはモーダシリーズが18色でXシリーズが11色
新型パッソのボディカラーはとても豊富で、マイナーチェンジで追加したモーダシリーズはモノトーンカラー11色+2トーンカラー7色の計18色、Xシリーズはモノトーンカラーのみの11色です。
新たに設定されたのがオレンジのような暖色系カラー「ブリリアントカッパークリスタルマイカ」でモーダシリーズで選択できるオプションカラーになっています。
- ファインブルーマイカメタリック
- ダークエメラルドマイカ
- ファイアークォーツレッドメタリック
- マゼンタベリーマイカメタリック
- ブライトシルバーメタリック
- パウダリーベージュメタリック
- ブラックマイカメタリック
- レモンスカッシュクリスタルメタリック
- プラムブラウンクリスタルマイカ(32,400円高)
- パールホワイト3(32,400円高)
- ブリリアントカッパークリスタルマイカ(32,400円高/モーダシリーズ限定色)
- ホワイト(Xシリーズ限定色)
- ブラックマイカメタリック×ダークエメラルドマイカ(54,000円高/モーダシリーズ限定色)
- ブラックマイカメタリック×ファイアークォーツレッドメタリック(54,000円高/モーダシリーズ限定色)
- ブラックマイカメタリック×マゼンタベリーマイカメタリック(54,000円高/モーダシリーズ限定色)
- ブラックマイカメタリック×パウダリーベージュメタリック(54,000円高/モーダシリーズ限定色)
- ブラックマイカメタリック×ブリリアントカッパークリスタルマイカ(75,600円高/モーダシリーズ限定色)
- ブラックマイカメタリック×パールホワイト3(75,600円高/モーダシリーズ限定色)
- ブラックマイカメタリック×レモンスカッシュクリスタルメタリック(54,000円高/モーダシリーズ限定色)
パッソはファインブルーマイカメタリックやレモンスカッシュクリスタルメタリックやダークエメラルドマイカなど、元気のでる個性的なボディカラーが揃っています。人気のボディカラーはパールホワイト3やブラックマイカメタリックですが、可愛いらしいボディカラーを選ぶのも楽しいです。
MODAシリーズのインテリアはビタミンカラーで元気なイメージ・Xシリーズはシンプルで落ち着いたイメージ
MODAシリーズのインテリアはビタミンカラーのオレンジをアクセントにした元気の出るカラーが特徴
Xシリーズのインテリアはパッソらしいシンプルで飽きのこないカラーが特徴
新型パッソのインテリアはカラーリング以外共通になっています。MODAシリーズの特徴はビビットなオレンジをアクセントにしている元気が出るインテリアになっているためお洒落な女性にもおすすめできるインテリアです。
Xシリーズはグレーのインテリアなのでシンプルを好む方に人気の出そうな配色になっています。
新型パッソの安全装備はダイハツのスマートアシスト3にグレードアップ
パッソはダイハツのブーンがOEM元なので、安全装備もトヨタセーフティセンスではなく「スマートアシスト」を搭載しています。
新型パッソに搭載されたスマートアシスト3はダイハツの最新安全装備で、衝突回避支援ブレーキや、夜間での歩行者を発見するのに役立つオートハイビームなどを搭載しています。従来のスマートアシスト2の機能にプラスして、前後方向の障害物を検知するコーナーセンサーもXシリーズ以外の全てのグレードに標準装備しています。
またオプション装備には360°車両の周りを見渡せるパノラミックビューモニターに対応するパッケージングも用意されています。
安全装備や運転を支援する装備が満載なので運転が苦手な方や、免許を取り立ての方のファーストカーにもおすすめです。
ハイブリッドカーも驚きの新型パッソの燃費はJC08モードで28.0km/L・WLTCモードで21.0km/L
トヨタと言えばハイブリッドカーのプリウスやアクアなどが燃費性能の高い車として有名ですが、新型パッソも燃費性能は負けていません。
パッソのJC08モード燃費は28.0km/Lでアクアの34.4km/Lには及びません。しかしアクアの実燃費は22km/Lから25.0km/Lという情報が多く、またパッソはより実用燃費に近いとされるWLTCモード燃費が21.0km/Lになっているため、アクアにも負けず劣らずの燃費性能と言えるのではないでしょうか。
コンパクトクラスの車を選んでいる方にとって新型パッソの燃費性能は大きなアドバンテージになるでしょう。
全長 | 3,680mm |
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全幅 | 1,665mm |
全高 | 1,525mm |
ホイールベース | 2,490mm |
室内長 | 1,975mm |
室内幅 | 1,420mm |
室内高 | 1,270mm |
車両重量 | 910kg |
最低地上高 | 150mm |
最小回転半径 | 4.6m |
乗車定員 | 5名 |
エンジン種類 | 直列3気筒 |
排気量 | 0.996L |
JC08モード燃費 | 28.0km/L |
WLTCモード燃費 | 21.0km/L |
新型パッソの販売価格はXシリーズが1,177,200円から・MODAシリーズが1,533,600円から
パッソはトヨタ最小クラスのコンパクトカーで、価格はXシリーズで1,177,200円から、MODAシリーズが1,533,600円からになっています。
近年は安全装備が充実するとともに車両価格が上昇傾向で、軽自動車でも2,000,000円台が普通になってきました。そんな中で新型パッソの1,177,200円からという販売価格はとても良心的に感じます。
グレード | 駆動方式 | 販売価格 |
---|---|---|
X | 2WD(FF) | 1,177,200円~ |
4WD | 1,350,000円~ | |
X S | 2WD(FF) | 1,242,000円~ |
4WD | 1,414,800円~ | |
X Lパッケージ S | 2WD(FF) | 1,344,600円~ |
4WD | 1,517,400円~ | |
X Gパッケージ | 2WD(FF) | 1,474,200円~ |
4WD | 1,647,000円~ | |
MODA | 2WD(FF) | 1,533,600円~ |
4WD | 1,706,400円~ | |
MODA Gパッケージ | 2WD(FF) | 1,695,600円~ |
4WD | 1,868,400円~ |
乗りやすく使いやすい人気コンパクトカー「パッソ」のマイナーチェンジ前の画像6枚
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トヨタNo.1の使いやすさを持つ新型パッソがマイナーチェンジで魅力をアップ
トヨタのコンパクトカーと言えばアクアを思い浮かべる方が多いかもしれませんが、お買い得な販売価格とJC08モード燃費28.0km/L(WLTCモード燃費21.0km/L)を達成するコンパクトカーのパッソはハイブリッドカーのアクアにも負けない魅力的な車です。
マイナーチェンジしてエクステリア・インテリアにさらなる上質さをプラスした新型パッソに注目しましょう。