アウトランダーPHEVの内装

アウトランダーPHEVの内装は上質で落ち着いたインテリアと快適で便利な装備が満載

アウトランダーPHEVの内装は高級感のあるエクステリア同様、上質で落ち着いた雰囲気のインテリアやラグジュアリーなシート表皮など、特別感のある内装です。グレードごとに異なるコックピットやシート、便利で快適な装備やシーンに合わせて簡単に切り替えて走れる多彩なモードなどを紹介します。

アウトランダーPHEVの内装は上質で落ち着いたインテリアと快適で便利な装備が満載

2代目アウトランダーPHEVの内装の特徴は?シート・コックピットなど解説

アウトランダーPHEVは2013年より三菱から販売されている4WDプラグインハイブリッドSUVです。PHEV車の販売は日本国内ではプリウスPHVに次ぐ2車種目で、販売以来多くのラリーにも参戦しています。2018年8月23日にはマイナーチェンジを経て外観や内装ともにデザインが変更され、既存の装備についてもグレードアップが図られました。

「遠く未知なる地へ向かう冒険者」という意味を持つ車名の通り、どこまででも駆け抜けていくアウトランダーPHEVの内装を、コックピットやシートインテリア、主要装備等をメインに掘り下げながら解説していきます。

アウトランダーPHEVのコックピットはここに注目!

アウトランダーPHEVの内装モーフィングブラックのインパネやキルティング加工されたシートなど細かなところまで高級感があるアウトランダーPHEVの内装

アウトランダーPHEVのコックピットは、どのグレードもアウトランダーPHEVらしい力強さを感じさせつつ、所々に先進性をプラスしたデザインとなっています(写真はG Premium PackageとS Editionのコックピット)。

アウトランダーPHEVのマルチインフォメーションディスプレイアウトランダーPHEVのエコなイメージにピッタリのマルチインフォメーションディスプレイ

アウトランダーPHEVは2眼のパワーメーターで、全車に共通のマルチインフォメーションディスプレイが搭載されています。エコなイメージの青と緑のイルミネーションが視覚的にも美しく、エンジン出力量やEV出力の増加などの情報をドライバーにわかりやすく表示します。

アウトランダーPHEVのステアリングヒーターステアリングのグリップ部にはヒーターが装備され寒い日の運転も安心

ステアリングにはヒーターをアウトランダーPHEV全車に標準搭載しています。ハンドルを握るのも辛い寒い冬場も快適に運転を楽しめます。

アウトランダーPHEVのコックピットはグレードによって何が違う?

グレードごとの違いに注目すると、インパネやドアトリムオーナメントパネル、センターコンソールのカラーはグレードごとに異なり、S EditionとG Premium Packageはモーフィングブラック、G Plus Package・Gグレード・G Limited Editionはピアノブラック(メーカーオプションでシルバーカーボン調に変更可能)です。

天井のカラーもS EditionとG Premium Packageはブラック、G Plus Package・Gグレード・G Limited Editionはベージュに設定されています。アウトランダーPHEVのSエディションのみ、アクセルペダル/ブレーキペダルにアルミペダルを採用している点も大きな違いでしょう。

アウトランダーPHEVのシートインテリアをグレード別に解説

アウトランダーPHEVのシートデザインは全部で4種類用意されています。上級グレードのS EditionとG Premium Packageには専用シートが設定されており、G Plus Package・Gグレード・G Limited Editionは標準装備にスエード調生地の「グランリュクス」とシートの表面温度をコントロールする機能性素材「クオーレモジュレ」のコンビシートが標準装備となります。コンビシートはメーカーオプションで本革に変更できます。

ダイヤキルティング本革シートはS EditionとG Premium Packageに標準装備

アウトランダーPHEVのダイヤキルティング本革シートアウトランダーPHEVのSエディションとGプレミアムパッケージの内装

黒のダイヤキルティング本革シートはアウトランダーPHEVのS EditionとG Premium Packageの2グレード専用デザインです。背もたれと座面のサイドにさりげなく入ったホワイトカラーのラインがアクセントとなっています。

G Plus Package・G・G Limited Editionはスエードと機能性素材のコンビシートが標準装備

アウトランダーPHEVのスエードと機能性素材のコンビシートアウトランダーPHEVのGプラスパッケージとGとGリミテッドエディションの内装

アウトランダーPHEVのG Plus PackageとGとG Limited Editionの場合、スエード調素材「グランリュクス」と機能性素材「クオーレモジュレ」を組み合わせたコンビシートが標準装備となります。本革シートに負けないレベルの高級感があります。

アウトランダーPHEVの本革シートオプション設定されたGプラスパッケージとGとGリミテッドエディションの本革シートの内装

ブラックの無地の本革シートはG Plus Package・G・G Limited Editionにメーカーオプションで装着できます。本革ならではのリュクスな雰囲気と大人っぽさを兼ね備えた人気のシートインテリアです。

アウトランダーPHEVのライトグレー本革シートGプラスパッケージとGとGリミテッドエディションのもう1つのオプションにあるライトグレー本革の内装

ライトグレーの本革シートも、メーカーオプションでG Plus Package・G・G Limited Editionに装備可能です。ブラックの本革と比べるとナチュラルで明るいイメージとなるので、インテリアをガラリとイメージチェンジしたい方におすすめのメーカーオプションです。

広々使えるアウトランダーPHEVのトランクルーム

アウトランダーPHEVのトランクルームゴルフバックが4つ詰めるトランクルームはキャンプなどのレジャーでも活躍する

アウトランダーPHEVの荷室長は1,740mm、荷室幅が975mm、最大荷室幅が1,305mmです。リアシートは6:4分割可倒式でシートアレンジも自由自在。5名が乗車していても9型ゴルフバッグが4個積めるほどのスペースが確保されています。

アウトランダーPHEVのテールゲートテールゲートは小柄な方に嬉しい装備

テールゲートは運転席のスイッチやリモコンによる操作でも開閉できます。さらに、オープン時に障害物を検知した場合に反転するセーフティ機能がついており、狭い駐車場で荷物を積む際などに重宝します。

運転をより楽しく快適にするスマートフォン連携ディスプレイオーディオ

アウトランダーPHEVのインフォテインメントシステムアンドロイドやアップルのスマートフォンに対応するインフォテインメントシステム

車とスマホを連携し、多彩なサービスを提供するスマートフォン連携ディスプレイオーディオ(SDA)は各グレードにメーカーオプションとして装着可能です。
音楽やラジオ、マルチアラウンドビューモニター等の基本機能のほか、特別機能として充電料金・履歴や走行情報の表示、Apple CarPlayやAndroid Auto、三菱自動車の公式アプリとの連携機能が搭載されています。

Sエディションには電動ガラスサンルーフが標準装備

アウトランダーPHEVの電動ガラスサンルーフアウトランダーPHEVの内装の特徴は最上級グレードのSエディションに電動ガラスサンルーフが標準装備していること

チルト・スライド機能とセーフティ機構のついた電動ガラスサンルーフはアウトランダーPHEVのSエディションに標準装備、G Premium Package・G Plus Package・Gにはメーカーオプションで装着可能です。なお、Sエディションのサンルーフ装着車にはサングラスポケットが付きません。
ルーフレールは全グレードにメーカーオプションで装備できますが、Sエディションはグロスブラック、その他のグレードに装着する場合はシルバーカラーのものとなります。

アウトランダーPHEVの静粛性が最大限に活かされるサウンドシステム

アウトランダーPHEVのプレミアムオーディオプレミアムオーディオメーカーのロックフォード社が提供するサウンドシステムを設定可能

アメリカのメーカーRockford社と共同開発したロックフォードフォズゲート プレミアムサウンドシステムは、音量レベル差を均一化し、自動補正することでよりリアルな音質を乗員に届けます。Sエディション・Gプレミアムパッケージ・Gプラスパッケージ・Gグレードのメーカーオプションとして装着可能です。

純正アクセサリーのスカッフプレートはメタル感がかっこいい

アウトランダーPHEVのスカッフプレート

純正アクセサリーとして用意されているスカッフプレートは、フロント(インナーとアウター)とリアそれぞれ左右6点セットです。質感の高いアルミ調で高級感があります。
なお、アウトランダーのガソリン車の場合はイルミネーションのついたスカッフプレートを選択することができ、夜間の運転の雰囲気を高めてくれます。

アウトランダーPHEVは三菱e-Assistを搭載したサポカーSワイド対象車

アウトランダーPHEVの安全機能

グレードを問わず全車に衝突被害軽減ブレーキシステムや車線逸脱警報システム、オートマチックハイビームなどの先進安全装備を搭載しているアウトランダーPHEVはサポカーSワイドに該当し、高い安全性が認められた車です。

メーカーオプションで装備可能な先進安全システム「後側方車両検知警報システム」や「後退時車両検知警報システム」は、ドアミラーに内蔵されているインジケーターに警告を表示し、ブザー音でドライバーへの注意を喚起します。

アウトランダーPHEVの内装は高級感と無骨さを兼ね備えたデザイン

アウトランダーPHEVの内装

SUVらしい力強いエクステリアのアウトランダーPHEVですが、シート内装にはスエード調生地や本革を採用するなどラグジュアリーな雰囲気も感じられます。アウトランダーPHEV S Editionのような上級グレードに限らず、ベースグレードのGをチョイスしても装備は充実していますが、メーカーオプションや純正アクセサリーを組み合わせることで、内装をより自分好みにカスタムできる部分が多いのも魅力です。
また、アウトランダーPHEVはシートアレンジによって十分な就寝スペースを確保でき、家電を使うにも便利な車中泊向きの車でもあります。EVシフトが加速している現在、その先駆けとしてアウトランダーPHEVのさらなる進化に期待です。