新型S2000が2026年頃に初公開する噂、スペックやエクステリアまとめ
ホンダのオープンスポーツカーS2000の新型が2026年頃に公開される噂があります。1998年に発売し、2009年の販売終了まで、絶大な人気を誇ったS2000の新型には、ホンダファンだけではなくたくさんの人から期待が寄せられています。
そこで、新型S2000のエクステリアや搭載されるエンジン、駆動方式などのスペック、発売日や価格帯などの予想を紹介します。2015年に発売したS660を皮切りにNSXが復活するなど、スポーツカーといえばホンダの復活が予感される新型S2000の情報をまとめました。
2代目S2000は最高出力300psUltiumバッテリーBEVになり2026年までに復活か
S2000の後継モデルの発表時期について、2026年中が有力という噂。
2023年10月にホンダ公式からジャパンモビリティショーの概要が発表されHonda Specialty Sports Concept(スペシャリティ スポーツ コンセプト)をワールドプレミアするとのこと。このモデルがS2000の後継モデルになるという情報もありましたが、S2000の後継モデルではなく「プレリュードコンセプト」として発表されました。
2代目S2000のスペックは最高出力300psを発揮する、GM開発のUltium(アルティウム)という名称のリチウムイオンバッテリーを採用。
2026年には全固定電池の実用化も視野に入るため、ホンダが開発した独自のバッテリーを採用する可能性もあるようです。
S2000のプラットフォームはBEV専用開発のホンダe-アーキテクチャに。
駆動方式はMR(ミッドシップエンジン、後輪駆動)かFR(リヤエンジン、後輪駆動)になるとのこと。
中国市場の東風ホンダが発表したe:NS1を踏襲するデザインを期待されているようで、ヴェゼルのようなワイルドで存在感あるエクステリアになるかもしれません。
ホンダアクセスがS2000の発売20周年を記念した純正アクセサリーを発売!
2020年2月20日、ホンダアクセスはS2000の発売20周年を記念し、純正アクセサリーの予約受付をスタートしました。発売日は2020年6月26日です。
今回登場するのは「フロントエアロバンパー」「スポーツサスペンション」「オーディオリッド(2000個限定)」「クロスメンバーカバー付フロアカーペットマット」「フットライト」「ボディーカバーハーフタイプ」など、”20年目のマイナーモデルチェンジ”をテーマとした新しい純正アクセサリー。
また、ユーザーからの要望が多かった「トランクスポイラー ダックテールタイプ」「リアストレーキ」などS2000販売当時の復刻版アイテムも登場します。
S2000 20周年記念純正アクセサリーの価格リスト
- フロントエアロバンパー(未塗装:プライマー処理済み)・・・96,800円
- スポーツサスペンション(1台分セット/フロント5段階式減衰力調整付/500セット限定)・・・170,500円
- オーディオリッド(2000個限定)・・・8,800円
- フロアカーペットマット(クロスメンバーカバー付)・・・30,800円
- フットライト(LEDホワイトイルミネーション/ドア開閉・スモールランプ連動/運転席/助手席セット・・・13,200円
- ボディーカバーハーフタイプ・・・18,700円
- トランクスポイラー ダックテールタイプ(復刻アイテム・未塗装:プライマー処理済み)・・・46,200円
- リアストレーキ(復刻アイテム・未塗装:プライマー処理済み)・・・33,000円
東京オートサロン2020にS2000の20周年を記念した「S2000 20th Anniversary Prototype」が出展!
2020年1月開催の東京オートサロン2020で、ホンダアクセスがS2000をベースとした「S2000 20th Anniversary Prototype」を出展することが明らかとなりました。
本モデルはS2000が2019年に誕生20周年を迎えたことを記念し、サスペンションにオーディオリッド、エアロバンパーなどの20周年記念アイテムを装着した車両。モデルが誕生して20年という節目となるこのタイミングで、純正パーツだけでなくモデル復活の可能性も期待したいところです。
新型S2000はヘッドライトにLEDを使ったシャープなエクステリア
新型S2000の予想エクステリアは、現代風のシャープなフロントマスクの印象を受けます。ヘッドライトはLEDヘッドライトを採用、導光タイプのLEDポジションランプが搭載されていると予想できます。
リアのエクステリアはどっしりと構えたデザインで、2本出しのデュアルマフラーがスポーティな印象を与えます。テールランプもLEDを使いボディカラーの赤と同調したデザインがカッコよくキマっています。
ボディタイプがブルーの予想エクステリアは、リアにウィングがついています。リップスポイラーには艶消しブラック塗装がされ、よりスポーティな印象を受けます。
いずれの予想エクステリアも2015年に発売したS660を彷彿とさせるエクステリアで、初代S2000と同様に地面に近いアイポイントのワイド&ローな見た目になると考えられます。ボディサイズは、初代S2000よりも少し大きいサイズになると予想し、全長は4,250mm、全幅が1,850mm、全高が1,290mm、ホイールベースが2,400mmになると考えます。
全長 | 4,250mm |
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全幅 | 1,850mm |
全高 | 1,290mm |
ホイールベース | 2,400mm |
エクステリア素材には、初代S2000と同様に軽量化のためボンネットにアルミが使われるなどの工夫もあると予想します。
新型S2000の搭載エンジンはシビックタイプRのターボエンジンで駆動方式はミッドシップ(MR)を採用
新型S2000に搭載されるエンジンは、2017年9月29日に発売されたシビックタイプRに搭載されているエンジン「2,000ccのVTECターボエンジン」をチューニングした最高出力410psのエンジンを採用するでしょう。
型式 | K20C |
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種類 | 直列4気筒VTECターボ |
排気量 | 1,995cc |
最高出力 | 320PS/6,500rpm |
最大トルク | 400Nm/2,500-4,500rpm |
また、1,500ccのガソリンエンジンが搭載になると、将来的にハイブリッドシステムを装備してマイナーチェンジする可能性もあります。CR-Zのようにスポーツ+ハイブリッドのドライバーにとって楽しく、燃費もいい素晴らしい車に進化すると予想します。
型式 | L15C |
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種類 | 直列4気筒VTECターボ |
排気量 | 1,496cc |
最高出力 | 182PS/5,500rpm |
最大トルク | 240/1,900-5,000rpm |
また、新型S2000の駆動方式は、初代S2000のFRではなくS660の流れを汲みMR(エンジンを車両中央に置くミッドシップ方式)の駆動方式に変わると予想します。トランスミッションはシビックタイプRから進化して8速DCTのオートマチックになると考えます。
初代S2000では、6速マニュアルのトランスミッションのみでしたが、今回はスポーティさと楽しさを高めるためにもATトランスミッションのみの設定になることが可能性として高いと思われます。
新型S2000の販売価格は6,000,000円からになると予想
新型S2000の発売日は2026年頃にコンセプト・市販モデルの発表をしたのち、発売すると予想。2023年はジャパンモビリティショーも開催していて、噂になっているS1000と同時に発表され、2026年発売するという情報もありました。
気になる価格帯は、S660が198万円から、S1000は250万円からの予想、シビックタイプRが450万円から、NSXが2,370万円からの価格帯で、新型S2000はシビックタイプRとNSXの間に収まり、600万円の価格帯になると予想します。
ホンダ創立50周年記念企画で発表されたS2000のモデルチェンジ遍歴
S2000はホンダが販売していた2シーターのオープンタイプのスポーツカーです。ホンダ技研工業創立50周年記念の企画で発表されました。S800以来となるFR車で、28年ぶりとなります。2009年1月に生産終了を発表後に注文が相次ぎ、終了予定を過ぎても生産を続けたというエピソードがあります。
S2000 AP1/2型(1999年~2009年)
1999年4月、S2000がデビューしました。AP1型で1グレードのみの展開です。
2000年7月、可変ギアレシオステアリングを搭載した「タイプV」を追加。
2001年9月、マイナーチェンジを実施。「カスタムカラープラン」を導入し、内外装カラーと幌カラーの組み合わせが選択できます。インテリアも変更されています。
2002年10月、内外装が充実した特別仕様車「ジオーレ」を設定しました。
2003年10月のマイナーチェンジではデザインの変更や、乗り心地が向上しました。
2005年11月のマイナーチェンジでAP2型になりました。
2007年10月、マイナーチェンジを実施して2008年モデルとして発表と共に、「タイプS」を設定し、「タイプV」を廃止しました。
2009年9月、販売を終了し、ホンダからFR車が姿を消しました。
S2000のモデル | 販売年表 |
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AP1/2型 | 1999年~2009年 |
新型S2000の発売でSシリーズは3兄弟へ
新型S2000が発売すると、今後発売予想の新型S1000、2015年に発売された軽自動車のS660(2022年に生産終了)と合わせて、Sシリーズが3台出揃うことになります。
日本国内での道路事情に合ったS660、グローバルモデルのライトウェイトスポーツS1000、スポーティなS2000と、趣味に合わせて選び方がたくさんあります。BEVとして復活するNSXも加われば再び「スポーツカーのホンダ」と呼ばれる日が来るのは、そう遠くない未来になりそうです。