日本未導入の名車!三菱パジェロスポーツの日本発売はあるか?
三菱が販売するパジェロスポーツが2025年以降に日本へ導入されるのではないかと噂されています。パジェロスポーツはタイで製造され主にアジアを中心に販売されている三菱の世界戦略車です。日本では販売されていないため、パジェロスポーツを知らない方も多いでしょう。
2017年に入り、日本へ運ばれるパジェロスポーツの画像がSNSで登場するなど、日本発売へ向け着々と準備を進めているのではないかと言われています。サプライズとして2025年に開催されるモーターショーのいずれかに登場し、日本発売を発表する可能性があります。パジェロスポーツのエクステリア、インテリア、スペックなどを紹介し、パジェロスポーツ登場の可能性を考察します。
パジェロスポーツのマイナーチェンジモデルが2024年3月にタイで発売
タイで発売する三菱パジェロスポーツが2024年3月18日にマイナーチェンジを実施。
フロントグリル・バンパーなどを刷新したほか、トランスミッションなども変更。ボディカラーには屋根部分のみ塗装する個性的な2トーンカラーを取り入れるなどフレッシュな印象になりました。
パジェロスポーツは日本でチャレンジャーとして販売していたモデルを系譜にします。
2024年現在、日本ではパジェロがなくなりアウトランダーPHEVが三菱のフラッグシップSUVに該当しており、アウトランダーより大きなボディサイズのパジェロスポーツが三菱のフラッグシップとして復活する可能性も噂されています。
新型パジェロスポーツが発売開始!デザインが洗練され、快適性に磨きがかかる
2019年7月25日、マイナーチェンジした新型パジェロスポーツ(一部地域ではモンテロスポーツ)がタイで発売されました。
新型パジェロスポーツのエクステリアは、発売前に完全な姿がスパイショットされるハプニングがありましたが、三菱の「ダイナミックシールド」を採用し、メッキパーツを効果的に使ったSUVらしい力強さは改めて見ても魅力的です。左右のコンビネーションランプも目を惹き、車幅をよりワイドに見せています。
インテリアは8インチカラー液晶メーターとインチのスマートフォン連携ディスプレイオーディオ(SDA)を採用。アウトランダーPHEVなどにも装備されているスマートフォンとの連携システム「三菱リモートコントロール」を採用し、離れた場所にいてもスマホ操作でドアの施錠などが可能です。
また、ステアリングホイールにも空調コントロールパネルなどをセットし利便性を向上。コンソール下部には新たにアンダートレイを装備したので収納力がアップし、AC電源(150W)も配置しています。
ドアグリップハンドル、シフトノブなども上質な素材を使い、よりラグジュアリーな車内空間となりました。
パワートレインは、2.4リッターMIVECディーゼルターボエンジンに8速ATの組み合わせ。スーパーセレクト4WD-IIを搭載し、駆動力をしっかり路面に伝えて、オフロードモードではエンジン・ブレーキ・トランスミッションを統合制御し、世界のどこでも通用する高い悪路走破性を兼ね備えています。
車線変更時の接触事故を防ぐための「レーンチェンジアシスト(LCA)」や「後退時車両検知警報システム (RCTA)」など、最先端の安全装備も充実。
新型パジェロスポーツは今後は世界90か国以上に展開され、日本への導入も期待されます。
パジェロスポーツのワールドプレミアは2019年7月25日
三菱は、2019年7月25日にメイン市場のタイで新型パジェロスポーツをワールドプレミアしました。
パジェロスポーツは現在海外専売のミッドサイズSUVですが、日本では1996年~2001年まで「チャレンジャー」の車名で販売されていた車です。現在、一部地域では「モンテロスポーツ」の車名で呼ばれており、東南アジアや中東を含めて世界90か国で販売されています。
先行公開されたエクステリア画像からは、現在発売されている3代目パジェロスポーツ同様、三菱のデザインアイコン「ダイナミックシールド」を採用した車となることが見て取れます。
日本では、2019年8月をもってパジェロの生産が終了します。本来、パジェロとパジェロスポーツは、かなり性格の違うクルマではあるのですが、パジェロスポーツはエクステリアのカッコよさに定評があり、日本でも注目度が高いSUVの1つです。
モデルチェンジを期に、もしパジェロスポーツが日本導入となった場合、そのインパクトは絶大です。可能性は低いものの、ワールドプレミアを注視しましょう。
マイナーチェンジする新型パジェロスポーツ
新型パジェロスポーツ(日本ではチャレンジャーという名前で販売)がマイナーチェンジを受け2019年後半に海外で販売。今回はスウェーデンでフェイスリフトを行うパジェロスポーツの新型モデルが撮影されました。
厚いカモフラージュに包まれていてボディラインははっきりしませんが、フロントフェイスは三菱のダイナミックシールドをしっかりと継承しています。現行のパジェロスポーツのエクステリアは評価がとても高いため、基本的にはキープコンセプトになると考えます。
2019年後半に行われたパジェロスポーツのマイナーチェンジに合わせて日本市場に投入するという可能性もあります。
パジェロスポーツに「エリートエディション」登場 豪華装備とブラックアウトしたフロントグリルが特徴
タイの首都バンコクで開催されたモーターエキスポ2018で、三菱の海外専売車パジェロスポーツの高級モデル「パジェロスポーツ エリートエディション」が発表され発売しました。日本では発売されていないモデルですが、三菱のアイデンティティ「ダイナミックシールド」をフロント・サイド・リアに取り入れたモデルで話題になっています。
パジェロスポーツのエリートエディションのタイヤは265/60R18で、ホイールはブラックの専用18インチのアロイホイールを標準装備しています。6本の太いスポーツと繊細なスリムなスポークが交互に配置されるデザインで、艶のあるブラックの色合いもあり、とても高い走破性を感じます。
インテリアにはブラウンカラーのナッパーレザーを採用した、パジェロスポーツの最上級モデルらしい品格をもっています。安全装備は最新のeアシストを採用して安全性も抜群です。パワートレインは既存のパジェロスポーツと同じ2.4L直列4気筒MIVECディーゼルターボエンジンを採用して、最高出力181PS・最大トルク430Nmのパワフルな走行性能を発揮します。
販売価格は2WDモデルが1,459,000バーツ(日本円で約4,991,000円)、4WDモデルが1,574,000バーツ(日本円で約5,394,000円)です。オプションの2トーンカラー「ホワイトパール×ブラックマイカ」は20000バーツ(日本円で約68,500円)になっています。
パジェロスポーツ エリートエディションはタイ専売モデルで日本導入は発表されていませんが、ホンダのCR-VやトヨタのRAV4など海外から展開する例もあるため、パジェロスポーツがいつか日本導入する可能性もあると考えます。
海外専売車のパジェロスポーツだが日本では「チャレンジャー」の名前で販売されていた
三菱が海外で販売するミドルクラスSUVがパジェロスポーツです。1996年から2001年まで日本で販売されていたチャレンジャーが、現在のパジェロスポーツにあたります。日本販売は終了しましたが海外販売は続けられ、2008年には2代目へ、2016年には3代目へフルモデルチェンジしています。
需要がある7人乗り仕様、故障が少なく信頼できるクオリティ、未舗装路でも走れる高い走破性など、アジア地域で人気になる理由は挙げるときりがありません。海外で絶大な人気を持つトヨタのランドクルーザーと同じラダーフレーム構造を持つことも、パジェロスポーツの強みでしょう。
新型パジェロスポーツのエクステリアは迫力の「ダイナミックシールド」が特徴
2016年にフルモデルチェンジを果たした新型パジェロスポーツは、日本で導入されているアウトランダーに似たエクステリアへと進化しました。
三菱のグローバルデザイン「ダイナミックシールド」を大胆に採用したフロントマスクは、大柄なパジェロスポーツとマッチして、見るものを圧倒する大迫力となっています。
フロントの中央にかけて絞ったようなフロントデザインは、ミドルサイズSUVの大きさを感じさせないシャープな印象となっています。ヘッドライトとフロントフォグランプを立体的に表現する視覚効果もあるのでスポーティーなイメージを感じさせます。
リヤはシームレスなデザインを採用しているためスッキリした印象となっています。リヤには縦に伸びるLEDコンビネーションランプが装備され、夜間の視認性も十分に確保されています。
新型パジェロスポーツのホイールには16インチと18インチのアルミホイールが用意されています。18インチのホイールは2種類あり全部で3種類のホイールを選ぶことができます。
※16インチアルミホイール
※18インチアルミホイール
※ブラック塗装された18インチアルミホイール
パジェロスポーツの躍動感があるボディに似合うカラーが全7色設定
パジェロスポーツのボディカラーはパジェロの新色で登場したディープブロンズメタリックを含めた全7色で展開します。
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スターリングシルバーメタリック -
ディープブロンズメタリック -
ミディアムレッドマイカ -
ディープブルーマイカ -
チタニウムグレーメタリック -
ホワイトパール -
ブラックマイカ
本格的なクロスカントリー4WDのパジェロは車体をシャープに見せるスターリングシルバーメタリックや大きく見せ膨張色のホワイトパールなどが人気です。ブラックマイカなどダーク系も購入者が多い人気カラーです。
新型パジェロスポーツのインテリアはシルバー加飾と高級感のある本革シートが特徴
アジアを中心に販売しているパジェロスポーツは内装にもこだわりを感じます。
センターコンソールを中心にそえ、両サイドのシルバー加飾が一体感を生み出します。グローブボックスの周りはシンプルに、ステアリングにはフロントフェイスのダイナミックシールドを凝縮したデザインとなっています。
ブラックとベージュの高級本革シート、ブラックとベージュの撥水加工シート、ブラックのファブリックシートの合計5種類のシートを用意しています。アウトドアを趣味としている方は撥水加工シートが便利に使えそうです。
ブラックの高級本革シートの表皮です。キメ細かい最高級本革を使用しているので滑らかな手触りを感じられます。
7人乗り設定のあるパジェロスポーツの後席を倒すと広大なラゲッジルームが広がります。家族でおでかけする時も、普段お買い物する時も十分な荷室を確保できます。車中泊にも適した車で大人2人でも余裕のスペースとなっています。
センターメーターにはハイコントラストのマルチインフォメーションディスプレイを搭載しています。燃費情報や車両情報など、必要とする情報を視界移動することなく確認できます。
パジェロスポーツには最新の電動パーキングブレーキが採用されています。停車時もブレーキを保持してくれるブレーキホールド機能もあります。
スマートフォンを置けるコンソールです。スマートフォンは今ではなくてはならない必需品です。必要な時にバッテリーが無い!なんてことを防げる充電しながら置けるスペースです。
日本車でもまだ導入が進んでいない電動パーキングブレーキや豊富な収納スペースを確保している最先端SUVがパジェロスポーツです。豪華さと便利さを融合させた、かゆい所に手が届いた車といえます。
3列シート7人乗り仕様の新型パジェロスポーツのスペック
パジェロスポーツはSUVでは貴重な7人乗り仕様のある車です。日本車で言えばトヨタのランドクルーザー、プラド、三菱のパジェロ、アウトランダー、日産のエクストレイル、2017年12月に販売される新型車のマツダCX-8などがあります。
これらの車種はサイズも似ているためパジェロスポーツが日本導入された際、強力なライバルとなります。
2016年にフルモデルチェンジを果たした新型パジェロスポーツのボディサイズ、パワートレインなど気になるスペックを紹介します。
全長 | 4,785mm |
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全幅 | 1,815mm |
全高 | 1,800mm |
車両重量 | 1,900kg |
ホイールベース | 2,800mm |
最小回転半径 | 5.6m |
最低地上高 | 218mm |
エンジン | 直列4気筒2.4L MIVECディーゼルターボ |
総排気量 | 2.442cc |
最高出力 | 181PS/3500rpm |
最大トルク | 430Nm/2500rpm |
乗車定員 | 7名 |
ボディカラー | 全7色 |
新型パジェロスポーツが日本導入される可能性と時期
現在海外専売モデルとなっているパジェロスポーツは2017年以降日本で目撃される機会が増えています。これは日本導入の可能性を示唆しているのかもしれません。しかし日本導入の可能性は低いと考察します。なぜなら日本にはパジェロとアウトランダーがあるからです。
特にアウトランダーは車格も同じで7人乗り設定もあり、加えてダイナミックシールドを採用しているためエクステリアも似ています。パジェロスポーツはタイで製造しているため、逆輸入するコストを考えると「アウトランダーを売りたい」と考えるはずです。
しかし三菱がパジェロスポーツの販売に踏切る場合はいつになるのか、それは2025年以降に行われる国内外のいずれかのモーターショーで発表される可能性が高いです。
その後は発表と同時期の2025年以降に日本で販売されることになるでしょう。
アウトランダーにはないパジェロスポーツの強みはディーゼルエンジンを搭載していることです。海外で販売しているディーゼルモデルのみ日本で販売する可能性もあるかもしれません。
海外では「チャレンジャー」の名称で販売されているパジェロスポーツのモデルチェンジ遍歴
パジェロスポーツは三菱が販売していたミッドサイズSUVで、現在は海外専売車として「チャレンジャー」の名称で販売されていました。現在は世界各国で、「パジェロスポーツ」「モンテロスポーツ」の名称で販売されています。
パジェロスポーツ 初代 K94/96/99W/94・97WG型(1996年~2011年)
1996年7月、2代目パジェロロングをベースとした「パジェロスポーツ(チャレンジャー)」が発売を開始しました。背面タイヤを装備していないモデルで、グレードは「S」「Z」「X」「XR」のラインナップです。
1997年8月、マイナーチェンジを実施。エンジンの変更と、ATを5速ATに変更しました。
1998年8月の一部改良では、装備を充実し、従来の4WD方式からセンターデフ付フルタイム4WDに変更しました。
1999年6月、マイナーチェンジで外観を一新。グレードが整理され、「X」「XR」のみに。
2001年6月、日本向けの販売を終了しました。
2003年、アメリカでの販売を終了しました。
2011年、輸出専用車としていた「パジェロスポーツ」の生産を終了しました。
パジェロスポーツ 2代目(2008年~2016年)
2008年8月、トライトンをベースとした新型「パジェロスポーツ」がモスクワ国際モーターショーでワールドプレミアされました。日本での発売はありませんでした。
9月、タイ仕様の2WDモデルと4WDモデルを公開。
2016年、3代目と入れ替わりのため、販売を終了しました。
パジェロスポーツ 3代目(2015年~)
2015年8月、タイでフルモデルチェンジが発表され、ダイナミックシールドを採用した3代目になりました。安全性能が強化されています。約90ヵ国で販売予定。
2019年7月、タイで大幅改良モデルを公開、販売が開始されました。進化したダイナミックシールドを採用したデザインで装備も充実。安全性能も強化されました。
2021年2月、継続して2代目を販売していたインドネシアでも、3代目パジェロスポーツにフルモデルチェンジしました。
パジェロスポーツのモデル | 販売年表 |
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初代 K94/96/99W/94・97WG型 | 1996年~2011年 |
2代目 | 2007年~2016年 |
3代目 | 2015年~ |
パジェロスポーツはサプライズ発表の可能性もある
燃費不正問題により評価が下火となった三菱はルノー、日産と提携することにより業績をV字回復しました。
東京モーターショー2017では話題の新型SUVエクリプスクロスをお披露目し、得意のEVとAIの技術を結集したコンセプトカー「MITSUBISHI e-EVOLUTION CONCEPT」を発表しました。
世界戦略車パジェロスポーツも2025年以降、日本導入がサプライズで発表される可能性があります。三菱とパジェロスポーツの今後の動向に注目しましょう!